JPH0989822A - 磁性流体の寿命監視方法 - Google Patents

磁性流体の寿命監視方法

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JPH0989822A
JPH0989822A JP7244320A JP24432095A JPH0989822A JP H0989822 A JPH0989822 A JP H0989822A JP 7244320 A JP7244320 A JP 7244320A JP 24432095 A JP24432095 A JP 24432095A JP H0989822 A JPH0989822 A JP H0989822A
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fluid
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JP7244320A
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English (en)
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Osamu Tanaka
修 田中
Makoto Mikami
誠 三上
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Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
Original Assignee
Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁性流体シール装置の磁性流体の寿命を正確に
予測すること。 【解決手段】ハウジング1側に磁性体からなる複数個の
ポールブロック2を嵌め込み、当該各ポールブロックの
間に軸方向に磁化された永久磁石3を挟み込み、磁性体
からなる回転する軸4とポールブロック2を跨いで磁気
回路5を形成し、ポールブロック2の軸に相対する方を
エッジ状にし、かつ磁性体の性質を有する磁性流体6を
エッジ先端と軸4との隙間に注入することにより、磁力
によって磁性流体6を集積して隙間を塞ぎ、軸4とハウ
ジング1の空間とを分離する磁性流体シール装置におけ
る磁性流体6の寿命を監視する方法において、磁性流体
シール装置のポールブロック2の温度、若しくは軸4表
面近傍の温度を測定して、磁性流体6の温度を監視する
ことにより、磁性流体6の寿命を監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性流体シール装
置に用いられる磁性流体の寿命を監視する方法に係り、
特に磁性流体の寿命を正確に予測できるようにした磁性
流体の寿命監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁性流体シールは、液体と固体
の接触によるシールで、高い気密性を有することから、
回転機の防塵もしくは真空シール等として用いられる。
しかしながら、この磁性流体シールは、比較的新しいタ
イプのシールであることから、その寿命評価について
は、一般に、磁性流体単体、すなわちシャーレ等に磁性
流体を入れて試験評価した特性を基に、使用環境、使用
時間が決定されている。
【0003】図6は、この種の一般的な磁性流体シール
装置の構成例を示す概要図である。図6において、ハウ
ジング1側には、2個の円盤状の磁性体からなるポール
ブロック2と称されるものが嵌め込まれている。また、
この2個のポールブロック2の間には、円筒状の永久磁
石3が挟み込まれており、この永久磁石3は軸方向に磁
化されている。
【0004】一方、回転する軸4も磁性体からなるた
め、図6に示すような磁気回路5が、軸4とポールブロ
ック2を跨いで形成される。また、ポールブロック2の
軸4に相対する方をエッジ状にすることにより、その部
分で磁力が大きくなるようにしてある。そして、磁性体
の性質を有する磁性流体6を、エッジ先端と軸4との隙
間に注入すると、磁力によって磁性流体6がリング状に
集積してこの隙間を塞ぎ、軸4とハウジング1の空間A
と空間Bを完全に分離するようになっている。
【0005】ところで、最近では、このような磁性流体
シールは、高速回転体、磁径の大きい場合等、DN値
(直径と回転数との積)が高いものにも用いられるよう
になってきている。そして、このようにDN値が大きい
場合には、せん断力や撹はん等による磁性流体6の温度
上昇に伴なう磁性流体6の基油の枯渇化(寿命)を十分
に考慮する必要がある。
【0006】しかしながら、上記のような高速回転体の
磁性流体シール装置として使用する場合には、磁性流体
6の寿命は、磁性流体6単体のみの評価では完全には把
握することができない。
【0007】特に、枯渇化の影響は、磁性流体6の温度
上昇に顕著に現われ、磁性流体6の寿命を決定する重要
な要因となることから、常時監視する必要があるが、現
在のところ、そのための有効な監視方法がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
磁性流体シール装置においては、磁性流体の寿命を監視
する有効な方法がないという問題があった。本発明の目
的は、磁性流体シール装置の磁性流体の温度、トルク
値、真空シールの場合は真空室の真空度を測定してその
状態を監視することにより、磁性流体の寿命を正確に予
測することが可能な磁性流体の寿命監視方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、ハウジング
側に磁性体からなる複数個のポールブロックを嵌め込
み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化された永
久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸とポール
ブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブロックの
軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の性質を有
する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入すること
により、磁力によって磁性流体を集積して隙間を塞ぎ、
軸とハウジングの空間とを分離する磁性流体シール装置
における磁性流体の寿命を監視する方法において、磁性
流体シール装置のポールブロックの温度、若しくは軸表
面近傍の温度を測定して、磁性流体の温度を監視するこ
とにより、磁性流体の寿命を監視するようにしている。
【0010】また、請求項2に対応する発明では、ハウ
ジング側に磁性体からなる複数個のポールブロックを嵌
め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化され
た永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸とポ
ールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブロッ
クの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の性質
を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入する
ことにより、磁力によって磁性流体を集積して隙間を塞
ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する磁性流体シール
装置における磁性流体の寿命を監視する方法において、
磁性流体シール装置の磁性流体の粘性によって発生する
トルク値を測定して監視することにより、磁性流体の寿
命を監視するようにしている。
【0011】さらに、請求項3に対応する発明では、ハ
ウジング側に磁性体からなる複数個のポールブロックを
嵌め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化さ
れた永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸と
ポールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブロ
ックの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の性
質を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入す
ることにより、磁力によって磁性流体を集積して隙間を
塞ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する磁性流体シー
ル装置における磁性流体の寿命を監視する方法におい
て、磁性流体シール装置のポールブロックの温度、若し
くは軸表面近傍の温度を測定すると共に、磁性流体シー
ル装置の磁性流体の粘性によって発生するトルク値を測
定して、磁性流体の温度を監視すると共にトルク値を監
視することにより、磁性流体の寿命を総合的に監視する
ようにしている。
【0012】一方、請求項4に対応する発明では、上記
請求項1または請求項3に対応する発明の磁性流体の寿
命監視方法において、ポールブロックの温度、若しくは
軸表面近傍の温度の、短期的または長期的に発生する温
度変化の状態と発生頻度を監視するようにしている。
【0013】また、請求項5に対応する発明では、上記
請求項2または請求項3に対応する発明の磁性流体の寿
命監視方法において、トルク値の、短期的または長期的
に発生するトルク値変化の状態と発生頻度を監視するよ
うにしている。
【0014】さらに、請求項6に対応する発明では、上
記請求項2または請求項3に対応する発明の磁性流体の
寿命監視方法において、トルク値の減少状態を監視する
ようにしている。
【0015】一方、請求項7に対応する発明では、ハウ
ジング側に磁性体からなる複数個のポールブロックを嵌
め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化され
た永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸とポ
ールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブロッ
クの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の性質
を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入する
ことにより、磁力によって磁性流体を集積して隙間を塞
ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する真空シール用の
磁性流体シール装置における磁性流体の寿命を監視する
方法において、磁性流体シール装置の真空室の真空度を
測定して監視することにより、磁性流体の寿命を監視す
るようにしている。
【0016】また、請求項8に対応する発明では、上記
請求項7に対応する発明の磁性流体の寿命監視方法にお
いて、真空度の変動状態を監視するようにしている。従
って、請求項1および請求項4に対応する発明の磁性流
体の寿命監視方法においては、ポールブロックの温度、
若しくは軸表面近傍の温度を測定して、磁性流体の温度
を推測することにより、磁性流体に、短期的、または長
期的に発生する温度変化の状態と発生頻度を監視するこ
とが可能となり、磁性流体の寿命を正確に予測すること
ができる。
【0017】また、請求項2、請求項5、および請求項
6に対応する発明の磁性流体の寿命監視方法において
は、磁性流体の粘性によって発生するトルク値を測定し
て監視することにより、短期的、または長期的に発生す
るトルク値変動の状態と発生頻度を監視することが可能
となり、磁性流体の寿命を正確に予測することができ
る。
【0018】さらに、請求項3乃至請求項6に対応する
発明の磁性流体の寿命監視方法においては、ポールブロ
ックの温度、若しくは軸表面近傍の温度を測定して、磁
性流体の温度を推測すると共に、磁性流体の粘性によっ
て発生するトルク値を測定して監視することにより、磁
性流体に、短期的、または長期的に発生する温度変化の
状態と発生頻度を監視すると共に、短期的、または長期
的に発生するトルク値変動の状態と発生頻度を監視する
ことが可能となり、磁性流体の寿命を総合的により一層
正確に予測することができる。
【0019】さらにまた、請求項7および請求項8に対
応する発明の磁性流体の寿命監視方法においては、真空
室の真空度を測定して、その変動状態を監視することに
より、磁性流体の寿命を正確に予測することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明では、前述した磁性流体シ
ール装置のポールブロックの温度、若しくは軸表面近傍
の温度、またトルクを測定し、その状態を監視すること
により、磁性流体の寿命を予測する。さらに、真空シー
ルの場合には、真空室の真空度を測定して監視すること
により、磁性流体の寿命を予測する。
【0021】より具体的には、磁性流体シール装置のポ
ールブロック、若しくは軸表面近傍に熱電対を埋設する
等の方法によりポールブロックの温度、若しくは軸表面
近傍の温度を測定して、磁性流体の温度を推定し、また
ハウジングにトルク変換器等を取り付けてトルク値を測
定するものである。さらに、真空シールの場合には、真
空室に真空計を取り付けて真空度を測定するものであ
る。
【0022】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態による磁性流体
の寿命監視方法を実現するための磁性流体シール装置の
構成例を示す概要図であり、図6と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0023】すなわち、本実施形態の磁性流体シール装
置では、図1に示すように、ポールブロック2に熱電対
7を埋設することにより、ポールブロック2の温度を測
定して、磁性流体6の温度を推定するようにしている。
【0024】若しくは、軸4を中空にして軸4表面近傍
に熱電対7を埋設することにより、スリップリング等を
介して軸4表面近傍の温度を測定して、磁性流体6の温
度を推定するようにしている。
【0025】なお、この場合には、事前に解析等によ
り、ポールブロック2、軸4表面近傍の温度分布を把握
し、正確な磁性流体6の温度予測しておく必要がある。
次に、以上のように構成した本実施形態の磁性流体シー
ル装置における磁性流体の寿命監視方法について説明す
る。
【0026】本実施形態の磁性流体6の寿命監視方法で
は、ポールブロック2、若しくは軸4表面近傍に埋設さ
れた熱電対7により、ポールブロック2の温度、若しく
は軸4表面近傍の温度を測定して、磁性流体6の温度を
推定し、磁性流体6の温度を監視することにより、磁性
流体6の寿命を監視する。
【0027】この場合、ポールブロック2の温度、若し
くは軸4表面近傍の温度から推定された磁性流体6の温
度の、短期的または長期的に発生する温度変化の状態と
発生頻度を監視するようにする。
【0028】すなわち、図3に示すように、磁性流体の
特に真空シールに用いられる磁性流体シール装置のポー
ルブロック2温度、軸4表面近傍温度は、突発的にスパ
イク状の温度変化が見られることが、実験により明らか
になった。
【0029】ここで、このスパイク状のポークピース2
温度、軸4表面近傍温度変化の現われる頻度は、磁性流
体6の寿命後期に高くなることから、この現象を監視す
ることにより、磁性流体6の寿命を予測することが可能
となる。
【0030】また、図4に示すように、緩やかにポール
ブロック2温度、軸4表面近傍温度が上昇し、ある一定
時間経過した後に元の温度に緩やかに復帰するといった
現象が、実験により確認された。
【0031】ここで、この長期的な温度変化は、磁性流
体6の寿命後期にその発生周期が短くなることから、こ
の現象を監視することにより、磁性流体6の寿命を予測
することが可能となる。
【0032】なお、上記短期的な温度変動は、長期的な
温度変化の上に載って発生することから、これらを総合
的に判断することにより、より一層正確な磁性流体6の
寿命の予測が可能となる。
【0033】さらに、磁性流体6をシール部に補給する
場合、本実施形態の方法を用いることにより、磁性流体
6の補給時期(間隔)を決定することが可能となる。す
なわち、温度計測では、短期的または長期的な温度変動
の発生頻度が高くなった場合が、磁性流体6の補給の目
安となる。
【0034】上述したように、本実施形態では、ハウジ
ング1側に磁性体からなる2個のポールブロック2を嵌
め込み、この各ポールブロック2の間に軸方向に磁化さ
れた永久磁石3を挟み込み、磁性体からなる回転する軸
4とポールブロック2を跨いで磁気回路5を形成し、ポ
ールブロック2の軸4に相対する方をエッジ状にし、か
つ磁性体の性質を有する磁性流体6をエッジ先端と軸4
との隙間に注入することにより、磁力によって磁性流体
6を集積して隙間を塞ぎ、軸4とハウジング1の空間A
と空間Bとを分離する磁性流体シール装置における磁性
流体6の寿命を監視するに際して、磁性流体シール装置
のポールブロック2の温度、若しくは軸4表面近傍の温
度を測定して、磁性流体6の温度を監視する、すなわち
ポールブロック2の温度、若しくは軸4表面近傍の温度
の、短期的または長期的に発生する温度変化の状態と発
生頻度を監視することにより、磁性流体6の寿命を監視
するようにしたものである。
【0035】従って、磁性流体6に、短期的、または長
期的に発生する温度変化の状態と発生頻度を監視して、
磁性流体6の寿命を正確に予測することが可能となる。 (第2の実施形態)図2は、本実施形態による磁性流体
の寿命監視方法を実現するための磁性流体シール装置の
構成例を示す概要図であり、図6と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0036】すなわち、本実施形態の磁性流体シール装
置では、図2に示すように、ハウジング1にトルク変換
器8を取り付けることにより、磁性流体6の粘性によっ
て発生するトルク値を測定するようにしている。
【0037】次に、以上のように構成した本実施形態の
磁性流体シール装置における磁性流体の寿命監視方法に
ついて説明する。本実施形態の磁性流体6の寿命監視方
法では、ハウジング1に取り付けられたトルク変換器8
により、磁性流体6の粘性によって発生するトルク値を
測定し、磁性流体6のトルク値を監視することにより、
磁性流体6の寿命を監視する。
【0038】この場合、磁性流体6のトルク値の、短期
的または長期的に発生するトルク値変化の状態と発生頻
度を監視するようにする。すなわち、図3に示すよう
に、磁性流体シール装置のトルク値は、突発的にスパイ
ク状のトルク値変化が見られることが、実験により明ら
かになった。
【0039】ここで、このスパイク状のトルク値変化の
現われる頻度は、磁性流体6の寿命後期に高くなること
から、この現象を監視することにより、磁性流体6の寿
命を予測することが可能となる。
【0040】また、図4に示すように、緩やかにトルク
値が上昇し、ある一定時間経過した後に元の温度に緩や
かに復帰するといった現象が、実験により確認された。
ここで、この長期的なトルク値変化は、磁性流体6の寿
命後期にその発生周期が短くなることから、この現象を
監視することにより、磁性流体6の寿命を予測すること
が可能となる。
【0041】なお、上記短期的なトルク値変動は、長期
的なトルク値変化の上に載って発生することから、これ
らを総合的に判断することにより、より一層正確な磁性
流体6の寿命の予測が可能となる。
【0042】また、磁性流体シール装置のトルク値は、
運転初期時には高い値を示すが、徐々に低下する傾向を
示しながら安定する。そして、さらに運転を続けると、
トルク値は降下し続け、やがてある値をもって寿命とな
る。よって、このトルク値の減少状態を監視することに
より、磁性流体6の寿命を予測することが可能となる。
【0043】さらに、磁性流体6をシール部に補給する
場合、本実施形態の方法を用いることにより、磁性流体
6の補給時期(間隔)を決定することが可能となる。す
なわち、トルク値計測では、短期的または長期的なトル
ク値変動の発生頻度が高くなった場合、あるいはトルク
値がある設定値よりも減少した場合が、磁性流体6の補
給の目安となる。
【0044】上述したように、本実施形態では、ハウジ
ング1側に磁性体からなる2個のポールブロック2を嵌
め込み、この各ポールブロック2の間に軸方向に磁化さ
れた永久磁石3を挟み込み、磁性体からなる回転する軸
4とポールブロック2を跨いで磁気回路5を形成し、ポ
ールブロック2の軸4に相対する方をエッジ状にし、か
つ磁性体の性質を有する磁性流体6をエッジ先端と軸4
との隙間に注入することにより、磁力によって磁性流体
6を集積して隙間を塞ぎ、軸4とハウジング1の空間A
と空間Bとを分離する磁性流体シール装置における磁性
流体6の寿命を監視するに際して、磁性流体シール装置
の磁性流体6の粘性によって発生するトルク値を測定し
て、磁性流体6のトルク値を監視する、すなわちトルク
値の短期的または長期的に発生するトルク値変化の状態
と発生頻度を監視することにより、磁性流体6の寿命を
監視するようにしたものである。
【0045】従って、磁性流体6に、短期的、または長
期的に発生するトルク値変化の状態と発生頻度を監視し
て、磁性流体6の寿命を正確に予測することが可能とな
る。 (第3の実施形態)図2は、本実施形態による磁性流体
の寿命監視方法を実現するための真空シール用の磁性流
体シール装置の構成例を示す概要図であり、図6と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0046】すなわち、本実施形態の磁性流体シール装
置では、図2に示すように、真空室に真空計9を取り付
けることにより、真空度を測定するようにしている。次
に、以上のように構成した本実施形態の真空シール用の
磁性流体シール装置における磁性流体の寿命監視方法に
ついて説明する。
【0047】本実施形態の磁性流体6の寿命監視方法で
は、真空室に取り付けられた真空計9により、真空度を
測定し、真空室の真空度を監視することにより、磁性流
体6の寿命を監視する。
【0048】この場合、真空室の真空度の変動状態を監
視するようにする。すなわち、図5に示すように、磁性
流体シール装置の真空室の真空度は、真空引き開始直後
から徐々によくなり、磁性流体6の寿命後期になると、
真空度が微少変動する。また、磁性流体6の寿命末期に
なると、微少変動中に瞬間的に真空度が著しく悪くなる
現象が見られる。よって、この現象を監視することによ
り、磁性流体6の寿命を予測することが可能となる。
【0049】さらに、磁性流体6をシール部に補給する
場合、本実施形態の方法を用いることにより、磁性流体
6の補給時期(間隔)を決定することが可能となる。す
なわち、真空度計測では、真空度の微少変動が見られる
ようになった場合が、磁性流体6の補給の目安となる。
【0050】上述したように、本実施形態では、ハウジ
ング1側に磁性体からなる2個のポールブロック2を嵌
め込み、この各ポールブロック2の間に軸方向に磁化さ
れた永久磁石3を挟み込み、磁性体からなる回転する軸
4とポールブロック2を跨いで磁気回路5を形成し、ポ
ールブロック2の軸4に相対する方をエッジ状にし、か
つ磁性体の性質を有する磁性流体6をエッジ先端と軸4
との隙間に注入することにより、磁力によって磁性流体
6を集積して隙間を塞ぎ、軸4とハウジング1の空間A
と空間Bとを分離する真空シール用の磁性流体シール装
置における磁性流体6の寿命を監視するに際して、磁性
流体シール装置の真空室の真空度を測定して監視する、
すなわち真空度の変動状態を監視することにより、磁性
流体6の寿命を監視するようにしたものである。
【0051】従って、磁性流体シール装置の真空室の真
空度の変動状態を監視して、磁性流体6の寿命を正確に
予測することが可能となる。 (他の実施形態) (a)上記各実施形態では、磁性流体シール装置の、ポ
ールブロック2の温度、若しくは軸4表面近傍の温度を
測定するか、磁性流体6の粘性によって発生するトルク
値を測定するか、真空室の真空度を測定して、その状態
を監視することにより、磁性流体6の寿命を監視する場
合について説明したが、これに限らず、これらの温度測
定、トルク値測定、真空度測定を適宜組み合わせて、各
々の測定の結果から総合的に磁性流体6の寿命を判断す
ることにより、より一層正確な磁性流体6の寿命予測が
可能となる。
【0052】(b)上記各実施形態において、仮にも
し、トルク値か、ポールブロック2温度、若しくは軸4
表面近傍温度のいずれか一方のみしか測定できないよう
な場合でも、図4に示すような、トルク値とポールブロ
ック2温度との相互関係から、トルク値からポールブロ
ック2温度を、またポールブロック2温度、若しくは軸
4表面近傍温度からトルク値を推測することが可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に対応す
る発明によれば、ハウジング側に磁性体からなる複数個
のポールブロックを嵌め込み、当該各ポールブロックの
間に軸方向に磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体か
らなる回転する軸とポールブロックを跨いで磁気回路を
形成し、ポールブロックの軸に相対する方をエッジ状に
し、かつ磁性体の性質を有する磁性流体をエッジ先端と
軸との隙間に注入することにより、磁力によって磁性流
体を集積して隙間を塞ぎ、軸とハウジングの空間とを分
離する磁性流体シール装置における磁性流体の寿命を監
視する方法において、磁性流体シール装置のポールブロ
ックの温度、若しくは軸表面近傍の温度を測定して、磁
性流体の温度を監視することにより、磁性流体の寿命を
監視するようにしたので、磁性流体の寿命を正確に予測
することが可能な磁性流体の寿命監視方法が提供でき
る。
【0054】また、請求項2に対応する発明によれば、
ハウジング側に磁性体からなる複数個のポールブロック
を嵌め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化
された永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸
とポールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブ
ロックの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の
性質を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入
することにより、磁力によって磁性流体を集積して隙間
を塞ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する磁性流体シ
ール装置における磁性流体の寿命を監視する方法におい
て、磁性流体シール装置の磁性流体の粘性によって発生
するトルク値を測定して監視することにより、磁性流体
の寿命を監視するようにしたので、磁性流体の寿命を正
確に予測することが可能な磁性流体の寿命監視方法が提
供できる。
【0055】さらに、請求項3に対応する発明によれ
ば、ハウジング側に磁性体からなる複数個のポールブロ
ックを嵌め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に
磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転す
る軸とポールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポー
ルブロックの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性
体の性質を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に
注入することにより、磁力によって磁性流体を集積して
隙間を塞ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する磁性流
体シール装置における磁性流体の寿命を監視する方法に
おいて、磁性流体シール装置のポールブロックの温度、
若しくは軸表面近傍の温度を測定すると共に、磁性流体
シール装置の磁性流体の粘性によって発生するトルク値
を測定して、磁性流体の温度を監視すると共にトルク値
を監視することにより、磁性流体の寿命を総合的に監視
するようにしたので、磁性流体の寿命を総合的により一
層正確に予測することが可能な磁性流体の寿命監視方法
が提供できる。
【0056】一方、請求項4に対応する発明によれば、
上記請求項1または請求項3に対応する発明の磁性流体
の寿命監視方法において、ポールブロックの温度、若し
くは軸表面近傍の温度の、短期的または長期的に発生す
る温度変化の状態と発生頻度を監視するようにしたの
で、磁性流体の寿命を正確に予測することが可能な磁性
流体の寿命監視方法が提供できる。
【0057】また、請求項5に対応する発明によれば、
上記請求項2または請求項3に対応する発明の磁性流体
の寿命監視方法において、トルク値の、短期的または長
期的に発生するトルク値変化の状態と発生頻度を監視す
るようにしたので、磁性流体の寿命を正確に予測するこ
とが可能な磁性流体の寿命監視方法が提供できる。
【0058】さらに、請求項6に対応する発明によれ
ば、上記請求項2または請求項3に対応する発明の磁性
流体の寿命監視方法において、トルク値の減少状態を監
視するようにしたので、磁性流体の寿命を正確に予測す
ることが可能な磁性流体の寿命監視方法が提供できる。
【0059】一方、請求項7に対応する発明によれば、
ハウジング側に磁性体からなる複数個のポールブロック
を嵌め込み、当該各ポールブロックの間に軸方向に磁化
された永久磁石を挟み込み、磁性体からなる回転する軸
とポールブロックを跨いで磁気回路を形成し、ポールブ
ロックの軸に相対する方をエッジ状にし、かつ磁性体の
性質を有する磁性流体をエッジ先端と軸との隙間に注入
することにより、磁力によって磁性流体を集積して隙間
を塞ぎ、軸とハウジングの空間とを分離する真空シール
用の磁性流体シール装置における磁性流体の寿命を監視
する方法において、磁性流体シール装置の真空室の真空
度を測定して監視することにより、磁性流体の寿命を監
視するようにしたので、磁性流体の寿命を正確に予測す
ることが可能な磁性流体の寿命監視方法が提供できる。
【0060】また、請求項8に対応する発明によれば、
上記請求項7に対応する発明の磁性流体の寿命監視方法
において、真空度の変動状態を監視するようにしたの
で、磁性流体の寿命を正確に予測することが可能な磁性
流体の寿命監視方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁性流体の寿命監視方法を実現す
るための磁性流体シール装置の第1の実施形態を示す概
要図。
【図2】本発明による磁性流体の寿命監視方法を実現す
るための磁性流体シール装置のの第2および第3の実施
形態を示す概要図。
【図3】同第1および第2の実施形態におけるポールブ
ロック温度、およびトルク値の測定結果の一例(短期変
動)を示す特性図。
【図4】同第1および第2の実施形態におけるポールブ
ロック温度、およびトルク値の測定結果の一例(長期変
動)を示す特性図。
【図5】同第3の実施形態における真空室の真空度の測
定結果の一例を示す特性図。
【図6】一般的な磁性流体シール装置の構成例を示す概
要図。
【符号の説明】
1…ハウジング、 2…ポールブロック、 3…永久磁石、 4…軸、 5…磁気回路、 6…磁性流体、 7…熱電対、 8…トルク変換器、 9…真空計。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング側に磁性体からなる複数個の
    ポールブロックを嵌め込み、当該各ポールブロックの間
    に軸方向に磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体から
    なる回転する軸と前記ポールブロックを跨いで磁気回路
    を形成し、前記ポールブロックの軸に相対する方をエッ
    ジ状にし、かつ磁性体の性質を有する磁性流体を前記エ
    ッジ先端と軸との隙間に注入することにより、磁力によ
    って前記磁性流体を集積して前記隙間を塞ぎ、前記軸と
    ハウジングの空間とを分離する磁性流体シール装置にお
    ける前記磁性流体の寿命を監視する方法において、 前記磁性流体シール装置のポールブロックの温度、若し
    くは前記軸表面近傍の温度を測定して、前記磁性流体の
    温度を監視することにより、前記磁性流体の寿命を監視
    するようにしたことを特徴とする磁性流体の寿命監視方
    法。
  2. 【請求項2】 ハウジング側に磁性体からなる複数個の
    ポールブロックを嵌め込み、当該各ポールブロックの間
    に軸方向に磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体から
    なる回転する軸と前記ポールブロックを跨いで磁気回路
    を形成し、前記ポールブロックの軸に相対する方をエッ
    ジ状にし、かつ磁性体の性質を有する磁性流体を前記エ
    ッジ先端と軸との隙間に注入することにより、磁力によ
    って前記磁性流体を集積して前記隙間を塞ぎ、前記軸と
    ハウジングの空間とを分離する磁性流体シール装置にお
    ける前記磁性流体の寿命を監視する方法において、 前記磁性流体シール装置の磁性流体の粘性によって発生
    するトルク値を測定して監視することにより、前記磁性
    流体の寿命を監視するようにしたことを特徴とする磁性
    流体の寿命監視方法。
  3. 【請求項3】 ハウジング側に磁性体からなる複数個の
    ポールブロックを嵌め込み、当該各ポールブロックの間
    に軸方向に磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体から
    なる回転する軸と前記ポールブロックを跨いで磁気回路
    を形成し、前記ポールブロックの軸に相対する方をエッ
    ジ状にし、かつ磁性体の性質を有する磁性流体を前記エ
    ッジ先端と軸との隙間に注入することにより、磁力によ
    って前記磁性流体を集積して前記隙間を塞ぎ、前記軸と
    ハウジングの空間とを分離する磁性流体シール装置にお
    ける前記磁性流体の寿命を監視する方法において、 前記磁性流体シール装置のポールブロックの温度、若し
    くは前記軸表面近傍の温度を測定すると共に、前記磁性
    流体シール装置の磁性流体の粘性によって発生するトル
    ク値を測定して、前記磁性流体の温度を監視すると共に
    トルク値を監視することにより、前記磁性流体の寿命を
    総合的に監視するようにしたことを特徴とする磁性流体
    の寿命監視方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または請求項3に記載の磁
    性流体の寿命監視方法において、 前記ポールブロックの温度、若しくは前記軸表面近傍の
    温度の、短期的または長期的に発生する温度変化の状態
    と発生頻度を監視するようにしたことを特徴とする磁性
    流体の寿命監視方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項2または請求項3に記載の磁
    性流体の寿命監視方法において、 前記トルク値の、短期的または長期的に発生するトルク
    値変化の状態と発生頻度を監視するようにしたことを特
    徴とする磁性流体の寿命監視方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項2または請求項3に記載の磁
    性流体の寿命監視方法において、 前記トルク値の減少状態を監視するようにしたことを特
    徴とする磁性流体の寿命監視方法。
  7. 【請求項7】 ハウジング側に磁性体からなる複数個の
    ポールブロックを嵌め込み、当該各ポールブロックの間
    に軸方向に磁化された永久磁石を挟み込み、磁性体から
    なる回転する軸と前記ポールブロックを跨いで磁気回路
    を形成し、前記ポールブロックの軸に相対する方をエッ
    ジ状にし、かつ磁性体の性質を有する磁性流体を前記エ
    ッジ先端と軸との隙間に注入することにより、磁力によ
    って前記磁性流体を集積して前記隙間を塞ぎ、前記軸と
    ハウジングの空間とを分離する真空シール用の磁性流体
    シール装置における前記磁性流体の寿命を監視する方法
    において、 前記磁性流体シール装置の真空室の真空度を測定して監
    視することにより、前記磁性流体の寿命を監視するよう
    にしたことを特徴とする磁性流体の寿命監視方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の磁性流体の寿命監
    視方法において、 前記真空度の変動状態を監視するようにしたことを特徴
    とする磁性流体の寿命監視方法。
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