JPH0988872A - ターボ真空ポンプ - Google Patents

ターボ真空ポンプ

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Publication number
JPH0988872A
JPH0988872A JP23807095A JP23807095A JPH0988872A JP H0988872 A JPH0988872 A JP H0988872A JP 23807095 A JP23807095 A JP 23807095A JP 23807095 A JP23807095 A JP 23807095A JP H0988872 A JPH0988872 A JP H0988872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
pump stage
compression pump
centrifugal
core plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP23807095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Mase
正弘 真瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0988872A publication Critical patent/JPH0988872A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】遠心圧縮ポンプ段13は、前面に回転方向に対
して内向きの羽根を複数個有し、回転軸12に取り付け
られたオープン羽根車13Aと、ハウジング11内壁に
取り付けられ、かつ羽根車13Aの裏面(羽根を設けな
い面)と対向する面に回転方向に対して内向きの羽根を
複数個設けた固定円板13Bとを配置して構成される。
円周流圧縮ポンプ段14は、回転軸12に取り付けら
れ、外周面に複数個の羽根を放射状に設けた羽根車14
Aと、ハウジング11内壁に取り付けられ、羽根車14
Aの表面(羽根を設けている面)と対向する面にU字状
の溝を有する固定円板14Bとを交互に配置して構成さ
れる。 【効果】オープン羽根車の遠心力による反りを小さく抑
え、羽根車と固定円板の隙間の拡大も抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ真空ポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気口を大気圧としたドライター
ボ真空ポンプは、特公平3−7039 号公報に記載されてい
るものが知られている。この真空ポンプの構造を、図4
から図7により説明する。この真空ポンプは、吸気口1
1A及び排気口11Bを有するハウジング11と、この
ハウジング内に軸受21を介して回転自在に支持された
回転軸12と、吸気口11A側から排気口11B側に至
る間のハウジング11内に順次配設された遠心圧縮ポン
プ段13及び円周流圧縮ポンプ段14とを備えている。
回転軸12はこれに連結したモータ15により駆動され
るようになっている。遠心圧縮ポンプ段のオープン形羽
根車13Aは円板状の心板の片面に、羽根16がついて
いる。羽根16のついたオープン形羽根車13A前面で
は中心軸から外周方向へ、オープン形羽根車13A後面
では固定円板13Bの羽根17との相互作用で外周から
中心のほうへと分子ドラッグポンプ作用で気体を圧縮す
る。遠心圧縮ポンプ段13で圧縮された気体は、円周流
圧縮ポンプ段で更に圧縮されて排気口11Bから大気に
排気される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の特公平3−7
039 号公報に記載の真空ポンプはターボ形で、図4の吸
気口11Aから吸入された気体は、遠心圧縮ポンプ段1
3の分子ドラッグ作用で圧縮されて分子流から粘性流に
かわり、円周流圧縮ポンプ段14で大気圧まで圧縮され
て排気口11Bから排気される。ターボ形の真空ポンプ
は、その排気原理から高回転で運転される。径が大きく
平板円板の片面にのみ羽根16がついている遠心圧縮ポ
ンプ段オープン形羽根車13Aは、定格の高速回転時
は、羽根にかかる遠心力によって心板の羽根16のつい
た面の伸びが後面よりも大きく、心板は後面側に反った
状態で運転される。オープン形羽根車13Aは漏れ流量
を少なくするために、前後面ともに固定円板13Bと細
隙を保つ必要があるが、静止時に対して運転時に羽根車
13Aの心板が反るという変形を生じると、あらかじめ
変形代を加えて隙間を設定しなければならないので隙間
が大きくなってしまい、遠心圧縮ポンプ段の性能が悪く
なってしまうという問題があった。特にオープン形羽根
車13A前面外周側隙間が大きくなることを防止するこ
とが困難であった。
【0004】本発明の目的は、運転時の心板の反りを少
なくして、オープン形羽根車前後面の隙間を小さく保て
るようにし、良好な性能のターボ真空ポンプを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の真空ポンプでは、オープン形羽根車の心
板を後傾させて、あるいはオープン形羽根車心板の後面
に環状の部材を設けて、心板付根より外側の羽根車部材
の断面重心が、心板付根板厚中心の半径方向延長上にあ
るようにしたものである。
【0006】
【作用】高速の定格運転状態で、径が大きい遠心圧縮ポ
ンプ段オープン形羽根車は遠心力により変形するが、心
板付根より外側の羽根車部材の断面重心が、心板付根板
厚中心の半径方向延長上にあるので、羽根車の心板の前
後への反りが小さく抑えられ、半径方向への伸びが主な
変形となる。遠心圧縮ポンプ段は、半径方向へは厳しい
細隙はもたないので、半径方向への変形は問題となら
ず、心板の反りが小さいことにより、性能に大きな影響
を与える羽根車前後の隙間を小さく設定することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明による真空ポンプの全体構造を示す
もので、図1で、この真空ポンプは、吸気口11A及び
排気口11Bを有するハウジング11と、このハウジン
グ11内に軸受21を介して回転自在に支持された回転
軸12と、吸気口11A側から排気口11B側に至る間
のハウジング11内に順次配設された遠心圧縮ポンプ段
13及び円周流圧縮ポンプ段14とを備え、回転軸12
はこれに連結したモータ15により駆動される。
【0008】遠心圧縮ポンプ段13は、前面に回転方向
に対して内向きの羽根を複数個有し、回転軸12に取り
付けられたオープン羽根車13Aと、ハウジング11内
壁に取り付けられ、かつ羽根車13Aの裏面(羽根を設
けない面)と対向する面に回転方向に対して内向きの羽
根を複数個設けた固定円板13Bとを配置して構成され
る。
【0009】円周流圧縮ポンプ段14は、回転軸12に
取り付けられ、外周面に複数個の羽根を放射状に設けた
羽根車14Aと、ハウジング11内壁に取り付けられ、
羽根車14Aの表面(羽根を設けている面)と対向する
面にU字状の溝を有する固定円板14Bとを交互に配置
して構成される。
【0010】次に本実施例の作用について説明する。
【0011】ポンプ運転初期の過渡状態では、ポンプ内
部は全体が大気圧に近い高い圧力下にあり、気体の流れ
は粘性流となるので、遠心圧縮ポンプ段13は遠心圧縮
機として働く。ポンプ回転数が上昇し、円周流圧縮ポン
プ段14の圧縮比が大きくなって、円周流圧縮ポンプ段
の入口の圧力が十分に低くなった状態では、遠心圧縮ポ
ンプ段13は、ジーグバーン分子ポンプとして働く。本
実施例は、真空から大気圧まで非常に大きな圧縮比を必
要とするが、本実施例の圧縮比は羽根車と固定円板間の
漏れ流れひいては羽根車と固定円板間の隙間に大きく影
響され、隙間が広がると圧縮比が低下する。径が大きい
オープン形羽根車13Aは特に遠心力により変形しやす
いが、図2のように羽根車の心板を後方へ傾けて心板付
根板厚中心と心板付根より外側の部分の断面重心が心板
付根板厚中心の半径方向延長上にあるようにしたことに
より、オープン形羽根車13Aの遠心力による反りを小
さく抑え、羽根車と固定円板の隙間の拡大も抑えること
ができて圧縮比の高い遠心圧縮ポンプ段13を形成する
ことができる。遠心圧縮ポンプ段13と円周流圧縮ポン
プ段14の段数及びポンプ回転数は、定常運転状態で、
両段の境の圧力が粘性流と中間流の切り替わり点、すな
わち数Torrになるように設定する。
【0012】図3は図1の実施例の遠心圧縮ポンプ段の
別の実施例で、オープン形羽根車の心板の後面に環状の
部材を設け、羽根車の心板付根より外側の部分の断面重
心が心板付根板厚中心の半径方向延長上にあるようにし
たことにより、オープン形羽根車13Aの遠心力による
反りを小さく抑え、羽根車と固定円板の隙間の拡大も抑
えることができて圧縮比の高い遠心圧縮ポンプ段13を
形成することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、遠心圧縮ポンプ段のオ
ープン羽根車の心板付根より外側の部分の断面重心が心
板付根板厚中心の半径方向延長上にあるようにしたこと
により、オープン羽根車の遠心力による反りを小さく抑
え、羽根車と固定円板の隙間の拡大も抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】図1に示した実施例の遠心圧縮ポンプ段の説明
図。
【図3】遠心圧縮ポンプ段の別の実施例の説明図。
【図4】従来の真空ポンプの縦断面図。
【図5】従来の真空ポンプの遠心圧縮ポンプ段の縦断面
図。
【図6】図5のIII−III矢視図。
【図7】図6のIV−IV矢視図。
【符号の説明】
11…ハウジング、11A…吸気口、11B…排気口、
12…回転軸、13…遠心圧縮ポンプ段、13A…オー
プン形羽根車、13B…固定円板、14…円周流圧縮ポ
ンプ段、16,17…羽根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口及び排気口を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に支持された回転軸と、前
    記回転軸に支持された遠心オープン形羽根車と、前記ハ
    ウジング内に前記羽根車とともに遠心圧縮ポンプ段を形
    成する固定円板とを有し、この遠心圧縮ポンプ段の排気
    口側に円周流圧縮ポンプ段が配設され、前記吸気口から
    吸入した気体を排気口から大気に排気するターボ真空ポ
    ンプにおいて、 遠心圧縮ポンプ段のオープン形羽根車の心板を後傾させ
    て、羽根車の心板付根より外側の部分の断面重心が、心
    板付根板厚中心の半径方向延長上にあるようにしたこと
    を特徴とするターボ真空ポンプ。
JP23807095A 1995-09-18 1995-09-18 ターボ真空ポンプ Pending JPH0988872A (ja)

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JP23807095A JPH0988872A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ターボ真空ポンプ

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JP23807095A JPH0988872A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ターボ真空ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH0988872A true JPH0988872A (ja) 1997-03-31

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JP23807095A Pending JPH0988872A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ターボ真空ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1205667A2 (de) * 2000-11-13 2002-05-15 Pfeiffer Vacuum GmbH Gasreibungspumpe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1205667A2 (de) * 2000-11-13 2002-05-15 Pfeiffer Vacuum GmbH Gasreibungspumpe
EP1205667A3 (de) * 2000-11-13 2002-11-20 Pfeiffer Vacuum GmbH Gasreibungspumpe

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