JPH0988865A - 摩擦再生ポンプ - Google Patents
摩擦再生ポンプInfo
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- JPH0988865A JPH0988865A JP25139395A JP25139395A JPH0988865A JP H0988865 A JPH0988865 A JP H0988865A JP 25139395 A JP25139395 A JP 25139395A JP 25139395 A JP25139395 A JP 25139395A JP H0988865 A JPH0988865 A JP H0988865A
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- JP
- Japan
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- impeller
- casing
- fuel
- groove
- outer body
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インペラの回転時、インペラとインペラを収
納するケーシングの接触抵抗を低減すると共に、流入さ
れる燃料の洩れを防止する摩擦再生ポンプを提供するこ
と。 【解決手段】 摩擦再生ポンプPのケーシング16はア
ウタボディ17、インナボディ18、隔壁プレート19
を備えて構成されている。インペラ20Aはアウタボデ
ィ17と隔壁プレート19間に配設され、インペラ20
Bはインナボディ18と隔壁プレート19間に配設され
ている。アウタボディ17の内側面の凹部22に、アウ
タボディ17の中心に対して同心状の溝23aが形成さ
れ、溝23aと、溝23a間の山部23bが細めに形成
されている。また、隔壁プレート19の左側面に、隔壁
プレート19の中心に対して同心状の溝32aが形成さ
れ、溝32aと、溝32a間の山部32bが細めに形成
されている、
納するケーシングの接触抵抗を低減すると共に、流入さ
れる燃料の洩れを防止する摩擦再生ポンプを提供するこ
と。 【解決手段】 摩擦再生ポンプPのケーシング16はア
ウタボディ17、インナボディ18、隔壁プレート19
を備えて構成されている。インペラ20Aはアウタボデ
ィ17と隔壁プレート19間に配設され、インペラ20
Bはインナボディ18と隔壁プレート19間に配設され
ている。アウタボディ17の内側面の凹部22に、アウ
タボディ17の中心に対して同心状の溝23aが形成さ
れ、溝23aと、溝23a間の山部23bが細めに形成
されている。また、隔壁プレート19の左側面に、隔壁
プレート19の中心に対して同心状の溝32aが形成さ
れ、溝32aと、溝32a間の山部32bが細めに形成
されている、
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の燃料ポ
ンプ等に使用される摩擦再生ポンプに関し、更に詳しく
は、インペラとケーシングの接触抵抗を低減することに
関する。
ンプ等に使用される摩擦再生ポンプに関し、更に詳しく
は、インペラとケーシングの接触抵抗を低減することに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、摩擦再生ポンプP1は図5、6に
示されるように、ケーシング2内に円形のインペラ1が
配設され、インペラ1の外周には複数の羽板3と、羽板
3間に羽溝4が形成されている。図5はインペラ1とケ
ーシング2の関係を示す断面図あり、インペラ1の側面
とケーシング2の左側面は平面に形成され、流入側(図
中右側)における、インペラ1とケーシング2との隙間
5は非常に僅かに形成されている。そして、インペラ1
を回転することによって、流入側から供給された流体は
高圧の流体となり、流路6を通って流出側に吐出される
ように構成されている。
示されるように、ケーシング2内に円形のインペラ1が
配設され、インペラ1の外周には複数の羽板3と、羽板
3間に羽溝4が形成されている。図5はインペラ1とケ
ーシング2の関係を示す断面図あり、インペラ1の側面
とケーシング2の左側面は平面に形成され、流入側(図
中右側)における、インペラ1とケーシング2との隙間
5は非常に僅かに形成されている。そして、インペラ1
を回転することによって、流入側から供給された流体は
高圧の流体となり、流路6を通って流出側に吐出される
ように構成されている。
【0003】しかし、流入側のインペラ1とケーシング
2の隙間5は非常に小さく形成されているので、高圧の
流体がインペラ1を図中、左側から右側の方向に押圧す
ると、インペラ1が右方向に押しつけられるので、イン
ペラ1とケーシング2との接触抵抗が大きくなる。ま
た、図6は図5におけるA視を示すものであり、ケーシ
ング2の内側面を表している。流入口7から供給された
燃料L1は流路6を通り流出口8に流出されるが、燃料
L1の一部はインペラ1とケーシング2間に形成される
隙間5により内部に洩れ流入口7に戻ってしまう。
2の隙間5は非常に小さく形成されているので、高圧の
流体がインペラ1を図中、左側から右側の方向に押圧す
ると、インペラ1が右方向に押しつけられるので、イン
ペラ1とケーシング2との接触抵抗が大きくなる。ま
た、図6は図5におけるA視を示すものであり、ケーシ
ング2の内側面を表している。流入口7から供給された
燃料L1は流路6を通り流出口8に流出されるが、燃料
L1の一部はインペラ1とケーシング2間に形成される
隙間5により内部に洩れ流入口7に戻ってしまう。
【0004】実開昭59−168593号に示されてい
る摩擦再生ポンプP2は、燃料がケーシング12内に漏
れることを防止するために提案されたもので、インペラ
11とケーシング12との間にライナーリング13が装
着されていて、インペラ11とライナーリング13間の
隙間に、プラスチック製の突起14を円周方向又は半径
方向に複数個設けるようにしたものである。
る摩擦再生ポンプP2は、燃料がケーシング12内に漏
れることを防止するために提案されたもので、インペラ
11とケーシング12との間にライナーリング13が装
着されていて、インペラ11とライナーリング13間の
隙間に、プラスチック製の突起14を円周方向又は半径
方向に複数個設けるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開昭59−
168593号に提案されている従来の摩擦再生ポンプ
においても、圧力差による接触抵抗が増加し、その結果
電流値が増大してしまう。
168593号に提案されている従来の摩擦再生ポンプ
においても、圧力差による接触抵抗が増加し、その結果
電流値が増大してしまう。
【0006】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、インペラとケーシングの接触抵抗を低減するとと
もに、燃料の漏れを防止できる摩擦再生ポンプを提供す
ることを目的とする。
あり、インペラとケーシングの接触抵抗を低減するとと
もに、燃料の漏れを防止できる摩擦再生ポンプを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる摩擦
再生ポンプでは、インペラとケーシングの接触抵抗を低
減し、燃料の漏れを防止するために、複数の羽板と羽溝
が外周に形成されたインペラを有し、前記インペラを回
転することにより、高圧の燃料を吐出する摩擦再生ポン
プにおいて、前記インペラが収納されているケーシング
の流入側内側面に複数の溝が形成されることを特徴とす
るものである。
再生ポンプでは、インペラとケーシングの接触抵抗を低
減し、燃料の漏れを防止するために、複数の羽板と羽溝
が外周に形成されたインペラを有し、前記インペラを回
転することにより、高圧の燃料を吐出する摩擦再生ポン
プにおいて、前記インペラが収納されているケーシング
の流入側内側面に複数の溝が形成されることを特徴とす
るものである。
【0008】また、前記溝が、同心円状に形成され、前
記溝と、前記溝間の山部が細目に形成されるものであれ
ば好ましい。
記溝と、前記溝間の山部が細目に形成されるものであれ
ば好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0010】本実施の形態で説明する摩擦再生ポンプP
は図1〜4に示されるように、自動車用燃料ポンプとし
て使用されるものであり、ポンプ本体15とモータ部4
1とを備えて構成され、ポンプ本体15のケーシング1
6内に2枚のインペラ20(20A、20B)が並設さ
れる二段式の摩擦再生ポンプである ポンプ本体15のケーシング16は、アウタボディ1
7、インナボディ18、及びアウタボディ17とインナ
ボディ18との間に配設される隔壁プレート19とを備
えて構成される。これらのアウタボディ17・インナボ
ディ18・隔壁プレート19は、さらに、モータ部41
から延びる略円筒状のカバー42に覆われている。
は図1〜4に示されるように、自動車用燃料ポンプとし
て使用されるものであり、ポンプ本体15とモータ部4
1とを備えて構成され、ポンプ本体15のケーシング1
6内に2枚のインペラ20(20A、20B)が並設さ
れる二段式の摩擦再生ポンプである ポンプ本体15のケーシング16は、アウタボディ1
7、インナボディ18、及びアウタボディ17とインナ
ボディ18との間に配設される隔壁プレート19とを備
えて構成される。これらのアウタボディ17・インナボ
ディ18・隔壁プレート19は、さらに、モータ部41
から延びる略円筒状のカバー42に覆われている。
【0011】そして、アウタボディ17と隔壁プレート
19との間に、第1インペラ20Aが配設され、隔壁プ
レート19とインナボディ18との間に、第2インペラ
20Bが配設されている。
19との間に、第1インペラ20Aが配設され、隔壁プ
レート19とインナボディ18との間に、第2インペラ
20Bが配設されている。
【0012】アウタボディ17には外周縁付近の外面
(右側面)にニップル21が形成されると共に、内面側
に、第1インペラ20Aが収納される凹部22が形成さ
れ、凹部22の端面に、図2〜4に示されるような、ア
ウタボディ17の中心に対して複数の同心円状の細目の
溝23a(約0.2mm幅程度)が形成されている。そ
して、同心円状の溝23aの間に形成される山部23b
の幅は約0.05mm程度に小さく形成される。また、
インペラ20Aの右側端面とアウタボディ17の凹部2
2の端面には僅かな隙間S1が形成され、インペラ20
Aの左側面と隔壁プレート19の右側面との間には、隙
間S1より少し大きめの隙間S2が形成されている。
(右側面)にニップル21が形成されると共に、内面側
に、第1インペラ20Aが収納される凹部22が形成さ
れ、凹部22の端面に、図2〜4に示されるような、ア
ウタボディ17の中心に対して複数の同心円状の細目の
溝23a(約0.2mm幅程度)が形成されている。そ
して、同心円状の溝23aの間に形成される山部23b
の幅は約0.05mm程度に小さく形成される。また、
インペラ20Aの右側端面とアウタボディ17の凹部2
2の端面には僅かな隙間S1が形成され、インペラ20
Aの左側面と隔壁プレート19の右側面との間には、隙
間S1より少し大きめの隙間S2が形成されている。
【0013】さらに、凹部22の周縁には、第1インペ
ラ20Aの外周縁付近を覆うように配設され後述する凹
部29とで流体流路37(37A)を形成する略円環状
の凹部25が形成されている。凹部25の一端には消音
用の段差凹部25aが形成され、他端にはニップル21
と一致する位置に、燃料Lを流体流路37Aに流入させ
る流入口26が形成されている。さらに、凹部22の中
央には、モータ部41の後述するロータ46の駆動軸4
7を配置させる凹部27が形成されている。
ラ20Aの外周縁付近を覆うように配設され後述する凹
部29とで流体流路37(37A)を形成する略円環状
の凹部25が形成されている。凹部25の一端には消音
用の段差凹部25aが形成され、他端にはニップル21
と一致する位置に、燃料Lを流体流路37Aに流入させ
る流入口26が形成されている。さらに、凹部22の中
央には、モータ部41の後述するロータ46の駆動軸4
7を配置させる凹部27が形成されている。
【0014】隔壁プレート19には、中央に、駆動軸4
7を挿通させる貫通穴28が形成され、右側面外周縁付
近には、第1インペラ20Aの外周縁付近を覆うよう
に、アウタボディ17の凹部25と対向する略円環状の
凹部29が形成されている。また、隔壁プレート19の
左側面外周縁付近には、第2インペラ20Bの外周縁付
近を覆うように配置され、後述するインナボディ18の
凹部35とで流体流路37(37B)を形成する略円環
状の凹部30が形成されている。そして、凹部29、3
0の端部には、隔壁プレート19を貫通する流出流入口
31が形成されている。この流出流入口31は、第1イ
ンペラ20Aの第1流体流路37A側では、燃料Lの流
出口となり、第2インペラ20Bの第2流体流路37B
側では、燃料Lの流入口となる。また、隔壁プレート1
9の第2インペラ20Bと対応する面(左側面)には、
前述のアウタボディ17に形成される溝23aと同様の
複数の溝32a(約0.2mm幅程度)が、隔壁プレー
ト19の中心に対して同心円状に細目に形成されてい
る。そして、溝32a間に形成される山部32bの幅は
約0.05mm程度に小さく形成される。また、インペ
ラ20Bの右側面と隔壁プレート19の左側面との間に
は僅かな隙間S3が形成され、インペラ20Bの左側面
とインナボディ18の右側面との間には、隙間S3より
少し大きめの隙間S4が形成されている。
7を挿通させる貫通穴28が形成され、右側面外周縁付
近には、第1インペラ20Aの外周縁付近を覆うよう
に、アウタボディ17の凹部25と対向する略円環状の
凹部29が形成されている。また、隔壁プレート19の
左側面外周縁付近には、第2インペラ20Bの外周縁付
近を覆うように配置され、後述するインナボディ18の
凹部35とで流体流路37(37B)を形成する略円環
状の凹部30が形成されている。そして、凹部29、3
0の端部には、隔壁プレート19を貫通する流出流入口
31が形成されている。この流出流入口31は、第1イ
ンペラ20Aの第1流体流路37A側では、燃料Lの流
出口となり、第2インペラ20Bの第2流体流路37B
側では、燃料Lの流入口となる。また、隔壁プレート1
9の第2インペラ20Bと対応する面(左側面)には、
前述のアウタボディ17に形成される溝23aと同様の
複数の溝32a(約0.2mm幅程度)が、隔壁プレー
ト19の中心に対して同心円状に細目に形成されてい
る。そして、溝32a間に形成される山部32bの幅は
約0.05mm程度に小さく形成される。また、インペ
ラ20Bの右側面と隔壁プレート19の左側面との間に
は僅かな隙間S3が形成され、インペラ20Bの左側面
とインナボディ18の右側面との間には、隙間S3より
少し大きめの隙間S4が形成されている。
【0015】インナボディ18には中央に、駆動軸47
を挿通させる貫通穴33が形成され、右側面には、第2
インペラ20Bを収納する凹部34が形成され、凹部3
4の周縁には、第2インペラ20Bの外周付近を覆うよ
うに配置され隔壁プレート19の凹部30と対向する略
円環状の凹部35が形成されている。そして凹部35の
端部には、インナボディ18を貫通する流出口36が形
成されている。
を挿通させる貫通穴33が形成され、右側面には、第2
インペラ20Bを収納する凹部34が形成され、凹部3
4の周縁には、第2インペラ20Bの外周付近を覆うよ
うに配置され隔壁プレート19の凹部30と対向する略
円環状の凹部35が形成されている。そして凹部35の
端部には、インナボディ18を貫通する流出口36が形
成されている。
【0016】なお、燃料Lは、流入口26から流体流路
37A、流出流入口31、流体流路37Bを通り、流出
口36に流れるようになっているが、流入口26、流出
流入口31、流出口36の位置は、実際には一致してい
るものではなく、それぞれ、ずれた位置に形成されてい
る。
37A、流出流入口31、流体流路37Bを通り、流出
口36に流れるようになっているが、流入口26、流出
流入口31、流出口36の位置は、実際には一致してい
るものではなく、それぞれ、ずれた位置に形成されてい
る。
【0017】2枚のインペラ20(20A・20B)
は、それぞれ、略円板状として、中央には、ロータ46
の駆動軸47を嵌合させるように、異形の組み付け穴3
8が穿設され、外周縁の両端面には、略放射状に形成さ
れる複数の羽板39と羽板39間に配置される複数の羽
溝40と、が形成されて構成されている。なお、両端面
に配置される羽板39は、相互にずれて配置されてい
る。
は、それぞれ、略円板状として、中央には、ロータ46
の駆動軸47を嵌合させるように、異形の組み付け穴3
8が穿設され、外周縁の両端面には、略放射状に形成さ
れる複数の羽板39と羽板39間に配置される複数の羽
溝40と、が形成されて構成されている。なお、両端面
に配置される羽板39は、相互にずれて配置されてい
る。
【0018】モータ部41は、略円筒状のカバー42
と、アウタボディ43と、ポンプ本体15のインナボデ
ィ18を含むケーシング44内に、ロータ46を配置さ
せ、ロータ46の周囲にカバー42に固定される複数の
マグネット48を配置させ、さらに、ロータ46を回転
させるための、図示しないコンミュテータ・ブラシ・チ
ョークコイル等を備えて構成されている。
と、アウタボディ43と、ポンプ本体15のインナボデ
ィ18を含むケーシング44内に、ロータ46を配置さ
せ、ロータ46の周囲にカバー42に固定される複数の
マグネット48を配置させ、さらに、ロータ46を回転
させるための、図示しないコンミュテータ・ブラシ・チ
ョークコイル等を備えて構成されている。
【0019】そして、このモータ部41では、ポンプ本
体15の流出口36からの燃料Lをロータ46の周囲を
通過させて、チェックバルブ49を備えたニップル50
から排出させるように構成されている。
体15の流出口36からの燃料Lをロータ46の周囲を
通過させて、チェックバルブ49を備えたニップル50
から排出させるように構成されている。
【0020】また、ロータ46の両側には前述の駆動軸
47と支持軸51が形成され、軸受け52、53を介し
てケーシング44内に支持される。
47と支持軸51が形成され、軸受け52、53を介し
てケーシング44内に支持される。
【0021】上記のように構成された摩擦再生ポンプP
では、モータ部41に通電されてロータ46が回転駆動
され、駆動軸47に固着されたインペラ20A・20B
が回転すると、燃料Lが、ポンプ本体15のニップル2
1を経て、第1流体流路37Aに流入する。
では、モータ部41に通電されてロータ46が回転駆動
され、駆動軸47に固着されたインペラ20A・20B
が回転すると、燃料Lが、ポンプ本体15のニップル2
1を経て、第1流体流路37Aに流入する。
【0022】そして、第1インペラ20Aが回転するこ
とにより、第1インペラ20Aの羽板39周囲の第1流
体流路37Aにおいて、燃料Lが流入口26から流出流
入口31を経て第2流体流路37B内に流入することに
なる。
とにより、第1インペラ20Aの羽板39周囲の第1流
体流路37Aにおいて、燃料Lが流入口26から流出流
入口31を経て第2流体流路37B内に流入することに
なる。
【0023】さらに、第2インペラ20Bが回転するこ
とにより、第2インペラ20Bの羽板39周囲の第2流
体流路37Bにおいて、燃料Lが、流出流入口31から
流出口36を経て、モータ部41内に流入し、モータ部
41では、ロータ46の周囲を経てニップル50から燃
料がLが吐出することとなる。
とにより、第2インペラ20Bの羽板39周囲の第2流
体流路37Bにおいて、燃料Lが、流出流入口31から
流出口36を経て、モータ部41内に流入し、モータ部
41では、ロータ46の周囲を経てニップル50から燃
料がLが吐出することとなる。
【0024】そして、各インペラ20A・20Bの回転
時には、インペラ20A・20Bの羽溝40内の燃料が
インペラ20の回転方向後方の羽板39によって、遠心
力を付与されて、流体流路37A・37Bの燃料に合流
されるため、高圧となり、吐出圧を高めることになる。
時には、インペラ20A・20Bの羽溝40内の燃料が
インペラ20の回転方向後方の羽板39によって、遠心
力を付与されて、流体流路37A・37Bの燃料に合流
されるため、高圧となり、吐出圧を高めることになる。
【0025】この際、インペラ20Aとアウタボディ1
7間、インペラ20Aと隔壁プレート19間には僅かな
隙間S1、S2が形成されているため、燃料Lは流体流
路37Aを含むインペラ20Aの周囲に流れ込み、イン
ペラ20Aの側面からインペラ20Aを押圧し、インペ
ラ20Aをアウタボディ17の凹部22の端面に押し付
けようとする。しかし、アウタボディ17の凹部22の
端面には細目の溝23aが同心円状に形成され、溝23
a間に形成される山部23bの幅が小さいため、インペ
ラ20Aの側面との接触面積が極めて小さくなる。その
ため、インペラ20Aとアウタボディとの接触抵抗は従
来に比べて、極めて小さくなっている。さらに、アウタ
ボディ17に形成された、細目で、同心円状の溝23
a、山部23bの構成はラビリンスパッキンとしての役
目も同時に果たすことになり、アウタボディ17内から
流入口26へ流れようとする燃料Lの洩れ防止になる。
7間、インペラ20Aと隔壁プレート19間には僅かな
隙間S1、S2が形成されているため、燃料Lは流体流
路37Aを含むインペラ20Aの周囲に流れ込み、イン
ペラ20Aの側面からインペラ20Aを押圧し、インペ
ラ20Aをアウタボディ17の凹部22の端面に押し付
けようとする。しかし、アウタボディ17の凹部22の
端面には細目の溝23aが同心円状に形成され、溝23
a間に形成される山部23bの幅が小さいため、インペ
ラ20Aの側面との接触面積が極めて小さくなる。その
ため、インペラ20Aとアウタボディとの接触抵抗は従
来に比べて、極めて小さくなっている。さらに、アウタ
ボディ17に形成された、細目で、同心円状の溝23
a、山部23bの構成はラビリンスパッキンとしての役
目も同時に果たすことになり、アウタボディ17内から
流入口26へ流れようとする燃料Lの洩れ防止になる。
【0026】インペラ20Bと隔壁プレート19間、イ
ンペラ20Bとインナボディ18間にも隙間S3、S4
が形成され、隔壁プレート19に形成された溝部32a
により、上述と同様の作用がされ、インペラ20Bと隔
壁プレート19間に発生する接触抵抗が小さくなり、燃
料の洩れ防止にもつながる。
ンペラ20Bとインナボディ18間にも隙間S3、S4
が形成され、隔壁プレート19に形成された溝部32a
により、上述と同様の作用がされ、インペラ20Bと隔
壁プレート19間に発生する接触抵抗が小さくなり、燃
料の洩れ防止にもつながる。
【0027】なお、アウタボディ17に形成される溝2
3a、山部23bは、アウタボディ17に直接加工して
もよく、また溝23a、山部23bが形成されるプレー
トをアウタボディ17の内側に取りつけるようにしても
よい。隔壁プレート19に形成される溝32a、山部3
2bも同様である。
3a、山部23bは、アウタボディ17に直接加工して
もよく、また溝23a、山部23bが形成されるプレー
トをアウタボディ17の内側に取りつけるようにしても
よい。隔壁プレート19に形成される溝32a、山部3
2bも同様である。
【0028】また、溝の形状は、アウタボディ17ある
いは隔壁プレート19の中心に対して同心状に形成した
が、水平方向に直線状に形成してもよい。
いは隔壁プレート19の中心に対して同心状に形成した
が、水平方向に直線状に形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明の摩擦再生ポンプ
においては、インペラを収納するケーシングの流入側の
内側面に、複数の溝を形成するので、高圧の燃料によ
り、インペラをケーシング面に押圧しようとしてもその
接触抵抗は小さく、インペラ回転時における負荷は小さ
いため電流値は小さくなる。
においては、インペラを収納するケーシングの流入側の
内側面に、複数の溝を形成するので、高圧の燃料によ
り、インペラをケーシング面に押圧しようとしてもその
接触抵抗は小さく、インペラ回転時における負荷は小さ
いため電流値は小さくなる。
【0030】また、ケーシング内側面に形成される溝が
ケーシングの中心に対して同心円状に形成され、前記溝
と、前記溝間の山部が細目に形成されるので、ラビリン
スパッキンの役目をし、流入される燃料が流入口に向か
って洩れることは極めて少なくなる。
ケーシングの中心に対して同心円状に形成され、前記溝
と、前記溝間の山部が細目に形成されるので、ラビリン
スパッキンの役目をし、流入される燃料が流入口に向か
って洩れることは極めて少なくなる。
【図1】本発明の一実施例の摩擦再生ポンプの断面図
【図2】ケーシングとインペラの関係を示す図
【図3】溝の詳細を示す拡大図
【図4】図3におけるB矢視図
【図5】従来のウエスコト式ポンプのケーシングとイン
ペラの関係を示す図
ペラの関係を示す図
【図6】図5におけるA矢視図
【図7】従来の別の摩擦再生ポンプ
15…ポンプ本体 16…ケーシング 17…アウタボディ 19…隔壁プレート 20…インペラ 23a、32a…溝 P…摩擦再生ポンプ L…燃料 23b、32b…山部 39…羽板 40…羽溝
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の羽板と羽溝が外周に形成されたイ
ンペラを有し、前記インペラを回転することにより、高
圧の燃料を吐出する摩擦再生ポンプにおいて、前記イン
ペラが収納されているケーシングの流入側内側面に複数
の溝が形成されることを特徴とする摩擦再生ポンプ。 - 【請求項2】 前記溝が、同心円状に形成され、前記溝
と、前記溝間の山部が細目に形成されることを特徴とす
る請求項1記載の摩擦再生ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25139395A JPH0988865A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 摩擦再生ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25139395A JPH0988865A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 摩擦再生ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988865A true JPH0988865A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17222183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25139395A Withdrawn JPH0988865A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 摩擦再生ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988865A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146764A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Nidec Sankyo Corp | 渦流ポンプ |
JPWO2018073861A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2019-08-08 | 住友電気工業株式会社 | 空気ばね及び台車 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25139395A patent/JPH0988865A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146764A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Nidec Sankyo Corp | 渦流ポンプ |
JPWO2018073861A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2019-08-08 | 住友電気工業株式会社 | 空気ばね及び台車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |