JPH0988133A - 配管ユニットおよびパイプスペースへの配管ユニット組付方法 - Google Patents

配管ユニットおよびパイプスペースへの配管ユニット組付方法

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JPH0988133A
JPH0988133A JP25139095A JP25139095A JPH0988133A JP H0988133 A JPH0988133 A JP H0988133A JP 25139095 A JP25139095 A JP 25139095A JP 25139095 A JP25139095 A JP 25139095A JP H0988133 A JPH0988133 A JP H0988133A
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pipe
unit
piping
gas
space
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JP25139095A
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Yoshio Fukushima
芳雄 福島
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JDC Corp
Zenitaka Corp
Maeda Corp
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JDC Corp
Zenitaka Corp
Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物のパイプスペースに対しユニットとして
配管類等を格納・引出し自在とすることにより、施工品
質の向上、作業の簡素化並びに労力の軽減、作業能率の
向上、施工工事費の節減が図れると共に、竣工後におけ
る給水・ガス竪配管の更新やメンテナンスの際の工事期
間の短縮、住人の不便さの解消および更新工事費の節減
が図れるようにする。 【解決手段】 建物のパイプスペース(PS)に縦設さ
れる給水・ガスの竪配管(11,12)に対し取り付け
・取り外しが自在で、かつ、建物の住戸内に至る二次側
配管(31,32,33)に対し取り付け・取り外しが
自在な給水配管15およびガス配管18と、水道メータ
ー16、ガスメーター19および給湯器17と、積算電
力計20およびその他の必要機器を、ユニットフレーム
26に組み付ける。このように構成した配管ユニット3
0を、パイプスペース(PS)に対し床面(3)上で格
納・引出し自在に組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅等の建物
のパイプスペースに縦設される給水・ガス等の竪配管に
接続する配管ユニットと、その配管ユニットのパイプス
ペースに対する組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅においては、給水・ガス等の各
種配管用のパイプシャフトを形成して、そのパイプシャ
フトに給水・ガスの竪配管や電線および電話線等を縦設
し、各住戸毎に側方へ開口して設けられるパイプスペー
スに、前記竪配管に接続する給水配管およびガス配管、
分岐バルブ、ガスコック、減圧バルブ、水道メーター、
ガスメーター、各住戸への二次側バルブ、給湯器、積算
電力計、電灯・電話・テレビアンテナ幹線などの配管お
よび配線を集中して設置している。そして、各住戸内
に、二次側の給水配管、ガス配管、電灯・電話・テレビ
アンテナ配線などを取り入れており、従来の施工におい
ては、作業現場で、配管・配線材料を切断・加工して、
その組立を行っていた。
【0003】さらに、パイプスペースは、スペースが狭
くて通常は三方が壁で囲まれているため、作業能率が大
変悪く、配管・配線の接続作業に多大な労力を要するも
のとなっており、また、スペースが狭いことから、水
道、ガス、電気の各工事が一時期に作業できず、各々の
工事の手待ちが発生し、特に、完成間際の突貫工事が発
生しやすいものとなっていた。なお、集合住宅の平面形
態は多種多様であり、パイプシャフトの大きさも規格等
により一律に決まっているわけではなく多様であり、パ
イプシャフト内の配管も多様で、各種の建物で共通部材
が必ずしも使用できるものではないため、作業能率が悪
く、工事費の増大を招いていた。
【0004】また、パイプスペースにおける配管・配線
の接続作業において、従来は、躯体工事完了後から点検
ドアを取り付けるなどの仕上げ工事までの間に作業を行
う必要があり、建築工事の工程に影響を受けるものとな
っていた。そして、建物の竣工後、経年によるパイプシ
ャフト内の給水・ガスの竪配管の更新(新品との交換)
に際しては、各パイプスペースで分岐以降の配管、バル
ブ類などを取り外してから、パイプシャフト内から竪配
管を搬出する煩雑な作業が必要となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】次に、以上のような従
来の技術による問題点を列挙する。 集合住宅のパイプシャフト内の給水・ガス竪配管から
の分岐配管、分岐バルブ、ガスコック、減圧バルブ、水
道メーター、ガスメーター、二次側バルブ、給湯器、積
算電力計およびその他の必要機器などの加工、組立およ
び取付に要する煩雑な作業並びに多大な労力を要してい
た。 パイプスペースが狭いことに起因する水道、ガス、電
気工事の手待ちなど作業能率が悪かった。
【0006】集合住宅の多種多様な平面形態に対応し
たパイプシャフトのバリエーションおよびそのパイプシ
ャフト内配管の多様なレイアウトに伴って、各種の建物
で共通部材が使用できない作業能率の悪さおよび工事費
が増大していた。 パイプスペースにおける配管・配線の接続作業は、躯
体工事完了後から点検ドアを取り付けるなどの仕上げ工
事までの間に行う必要があるため、建築工事の工程に影
響を受けていた。 建物の竣工後、経年によるパイプシャフト内の給水・
ガスの竪配管の更新に伴う工事作業量の多さ、工事期間
の長期化に伴う住人の不便さ、更新工事に多大な費用を
要していた。
【0007】そこで、本発明の目的は、建物のパイプス
ペースに対しユニットとして配管類等を格納・引出し自
在とすることにより、施工品質の向上、作業の簡素化並
びに労力の軽減、作業能率の向上、施工工事費の節減が
図れると共に、竣工後における給水・ガス竪配管の更新
やメンテナンスの際の工事期間の短縮、住人の不便さの
解消および更新工事費の節減が図れるようにした配管ユ
ニットを提供することにある。そして、本発明は、この
ような配管ユニットのパイプスペースへの取付構造を提
供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、建物のパイプスペースに縦設さ
れる給水・ガスの竪配管に対し取り付け・取り外しが自
在で、かつ、前記建物の住戸内に至る二次側配管に対し
取り付け・取り外しが自在な給水配管およびガス配管
と、水道メーター、ガスメーターおよび給湯器とを、前
記パイプスペースに対し床面上で格納・引出しが自在な
ユニットフレームに組み付けてなる構成、の配管ユニッ
トを特徴としている。
【0009】このように、パイプスペースに対し床面上
で格納・引出し自在なユニットフレームに、給水・ガス
竪配管と二次側配管とに対しそれぞれ取り付け・取り外
し自在な給水配管およびガス配管と、水道メーター、ガ
スメーターおよび給湯器とを組み付けた配管ユニットな
ので、パイプスペースに対し配管類をユニットとして格
納したり、引出したりできる。ユニットの加工・組立は
作業環境の良い工場で行うので、従って、パイプスペー
スでの配管類の施工品質を向上でき、作業の簡素化並び
に労力を軽減でき、作業能率も向上でき、施工工事費を
節減できる。さらに、給水・ガス竪配管の更新やメンテ
ナンスの際の工事期間を短縮して、住人の不便さを解消
すると共に、更新工事費も節減できる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の配管ユニットであって、前記ユニットフレームに
は、さらに、積算電力計およびその他の必要機器が組み
付けられている構成、を特徴としている。このように、
積算電力計およびその他の必要機器をさらにユニットフ
レームに組み付けた配管ユニットなので、パイプスペー
スに対し配管類に加えて積算電力計およびその他の必要
機器をもユニットとして格納したり、引出したりでき
る。従って、施工効率をさらに向上できる。
【0011】そして、請求項3記載の発明は、パイプス
ペースへの配管ユニット組付方法であって、給水・ガス
の竪配管が縦設されるパイプスペースを有する建物に、
請求項1または2記載の前記配管ユニットを格納可能と
する開口部を床面から形成し、この開口部より前記パイ
プスペースに対し前記配管ユニットを前記床面上から格
納・引出し自在に組み付けるようにした構成、を特徴と
している。
【0012】このように、請求項1または2記載の配管
ユニットを、床面上から開口部よりパイプスペースに格
納・引出し自在に組み付けるようにした構造なので、パ
イプスペースに対し配管ユニットを床面上で容易に格納
したり、引出したりできる。
【0013】なお、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のパイプスペースへの配管ユニット組付方法におい
て、前記パイプスペースの床面あるいは架台の上に前記
ユニットフレームを載せる、前記パイプスペースの上部
の架台に前記ユニットフレームの上部を係合して吊下げ
る、前記パイプスペースの両側部に設けたスライドレー
ルに前記ユニットフレームの両側部に設けたスライドガ
イドを係合する、前記パイプスペースの一側部に設けた
スライドレールに前記ユニットフレームの一側部に縦軸
回りに回動するヒンジを介して設けたスライドガイドを
係合する、前記パイプスペースの床面あるいは架台の上
に前記ユニットフレームの下面に設けた車輪を転動させ
て載せる、の何れかによって、前記パイプスペースに対
し前記配管ユニットを格納・引出し自在に組み付けるよ
うにした構成、を特徴としている。
【0014】このように、パイプスペースの床面あるい
は架台の上にユニットフレームを載せたり、パイプスペ
ースの上部の架台にユニットフレームの上部を係合して
吊下げたり、パイプスペースの両側部に設けたスライド
レールにユニットフレームの両側部に設けたスライドガ
イドを係合したり、パイプスペースの一側部に設けたス
ライドレールにユニットフレームの一側部に縦軸回りに
回動するヒンジを介して設けたスライドガイドを係合し
たり、パイプスペースの床面あるいは架台の上にユニッ
トフレームの下面に設けた車輪を転動させて載せたりす
ることで、配管ユニットを床面上でパイプスペースに格
納・引出し自在に組み付けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る配管ユニッ
トと、その配管ユニットのパイプスペースに対する組付
方法の実施の各形態例を図1から図24に基づいて説明
する。先ず、図1は本発明を適用する一例としての建物
のパイプスペース内の配管および機器配置構造を示した
概略正面図であり、図中、PSはパイプスペース、1は
パイプスペース周壁、2はパイプスペース開口部、3は
床面、11は給水竪配管、12はガス竪配管、13は給
水竪配管分岐バルブ、14はガス竪配管分岐バルブ(ガ
スコック)、15は給水配管、16は水道メーター、1
7は給湯器、18はガス配管、19はガスメーター、2
0は積算電力計、21は給水二次側配管接続部、22は
給湯二次側配管接続部、23はガス二次側配管接続部、
24は給水分岐配管取り外し用ユニオンジョイント、2
5はガス分岐配管取り外し用ユニオンジョイントであ
る。
【0016】即ち、集合住宅の建物のパイプシャフト内
の左右には、図示のように、給水竪配管11とガス竪配
管12が縦設されていて、各住戸毎のパイプスペースP
Sは、そのパイプスペース周壁1により三方を囲まれて
前面がパイプスペース開口部2となっており、このパイ
プスペース開口部2は床面3から開口している。このパ
イプスペースPS内において、図示右側の給水竪配管1
1から手前側に給水竪配管分岐バルブ13が設けられ、
図示左側のガス竪配管12からガス竪配管分岐バルブで
あるガスコック14が設けられている。なお、給水竪配
管分岐バルブ13には、給水配管15、水道メーター1
6および給湯器17が接続され、また、ガスコック14
には、ガス配管18およびガスメーター19が接続され
ており、ガス配管18は給湯器17に接続されている。
【0017】図示例では、パイプスペースPSの上部に
おいて、給湯器17が図示右側に配置されて、図示左側
に積算電力計20が配置されている。そして、給湯器1
7の下方部において、給水管15からの給水二次側配管
接続部21が設けられると共に、給水管15の給湯器1
7の戻りからの給湯二次側配管接続部22が設けられ、
さらに、ガス配管18からのガス二次側配管接続部23
が設けられている。なお、前記給水竪配管分岐バルブ1
3に対する前記給水配管15の接続は、給水分岐配管取
り外し用ユニオンジョイント24を介して行われ、ま
た、前記ガスコック14に対する前記ガス配管18の接
続は、ガス分岐配管取り外し用ユニオンジョイント25
を介して行われる。ここで、パイプスペースPS内に
は、以上の各種配管および機器の他、図示しないが、給
水減圧バルブ、二次側バルブ、さらに、電灯幹線、電話
幹線、テレビ幹線の配線スペースおよび電話端子台、テ
レビ、アンプの分配器の配置スペース等、その他の必要
機器も配設される。
【0018】本発明は、以下に詳細に説明する実施の各
形態例のように、以上のような集合住宅のパイプスペー
スPS内の給水・ガス竪配管分岐バルブ13,14以降
で、給水、給湯、ガスの二次側配管取り合い点21,2
2,23の間に設備される給水配管15、減圧バルブ、
水道メーター16、二次側バルブ、給湯器17、ガス配
管18、ガスメーター19、ガスコック、積算電力計2
0およびその他の各種必要機器等を、工場内でフレーム
に組み付けてユニット化するものである。そして、その
ユニットを、建築現場の建物のパイプシャフトPS内の
給水・ガス竪配管11,12施工完了後に搬入して、パ
イプスペースPSへの据え付けを行い、現場での煩雑な
作業を軽減するものである。
【0019】ここで、パイプスペースPSへのユニット
の据え付けに伴う配管接続作業において、給水・ガス竪
配管分岐バルブ13,14および給水、給湯、ガスの二
次側配管取り合い点21,22,23には、その取り付
け・取り外しを容易にするために、フレキシブルジョイ
ントやユニオンジョイントおよびこれに類するワンタッ
チジョイント等を設けて行うものである(図示例ではユ
ニオンジョイント)。また、これは、施工後の経年によ
る給水・ガス竪配管11,12の更新やメンテナンスに
対しても有効である。なお、取り外しを行わない場合に
は、取り外しを行わずにパイプスペースPSから搬出で
きるように、ユニオンジョイントおよびこれに類するワ
ンタッチジョイント等に加えて、フレキシブルジョイン
トや撓み配管など十分な余長を設けるようにするもので
ある。
【0020】そして、配管ユニットは、作業スペースが
十分にあり、天候に左右されない作業環境の良い工場に
おいて加工組立を行うものであり、組立完了後に作業現
場に搬入し、パイプシャフトPS内に据え付け、竪配管
11,12からの分岐バルブ13,14および二次側取
り合い点21,22,23の接続を行うだけで、作業が
完了できるものである。また、配管ユニットのフレーム
をパイプスペース内に取り付ける方法としては、以下に
列挙する(ア)から(オ)の方法が挙げられる。 (ア)フレームの脚をパイプスペースの床面あるいは架
台の上に固定する方法。 (イ)パイプスペース上部に備えられた金物にフレーム
を吊り下げて固定する方法。 (ウ)フレームに設けられた凸部を持つスライドガイド
を、パイプスペース内に設けられた凹部を持つスライド
レールにはめ込み、滑り込ませて固定する方法。 (エ)フレームに設けられたスライドガイドとパイプス
ペースの一方の壁に設けられた蝶番付きの引出し回転滑
り架台により、フレーム全体を扉のように回転させて滑
り込ませて固定する方法。 (オ)フレームの脚にキャスターを取り付け、前面開口
部よりパイプスペース内に滑られて搬入し、取り付けを
行う方法。 次に、本発明の第1の実施の形態例について説明する。
【0021】<第1の実施の形態例>図2は本発明の第
1の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面図
で、図3はその概略側面図であり、図示のように、縦長
の方形枠状のユニットフレーム26に、前記給水・ガス
竪配管分岐バルブ13,14以降で、給水、給湯、ガス
の二次側配管取り合い点(前記給水二次側配管接続部、
給湯二次側配管接続部、ガス二次側配管接続部)21,
22,23の間に設備される給水配管15、減圧バル
ブ、水道メーター16、二次側バルブ、給湯器17、ガ
ス配管18、ガスメーター19、ガスコック、積算電力
計20およびその他の各種必要機器が、工場にて予め組
み付けられて、配管ユニット30が構成される。なお、
ユニットフレーム26の下部には、安定性の良い脚部2
7が備えられている。
【0022】以上の配管ユニット30を建物に搬入し
て、パイプスペースPSの手前の床面3から、図4に示
すように、パイプスペース周壁1の左右の壁面に設けた
架台34,34の上にユニットフレーム26の脚部27
を載せて押し込で固定することで、配管ユニット30の
パイプスペースPS内への据え付けが容易に行える。そ
して、給水竪配管分岐バルブ13に対して給水分岐配管
取り外し用ユニオンジョイント24を介して給水配管1
5を接続すると共に、ガスコック14に対してガス分岐
配管取り外し用ユニオンジョイント25を介してガス配
管18を接続する。さらに、給水管15からの二次側配
管取り合い点21に給水二次側配管31を接続すると共
に、給水管15の給湯器17の戻りからの二次側配管取
り合い点22に給湯二次側配管32を接続し、また、ガ
ス配管18からの二次側配管取り合い点23にガス二次
側配管33を接続する。
【0023】また、竣工後においても、パイプスペース
PS内の給水・ガス縦配管11,12の更新あるいはメ
ンテナンスを行う場合には、パイプスペースPS内の縦
配管11,12からの分岐バルブ13,14および二次
側配管取り合い点21,22,23の取り外しを行うだ
けで、図5に示したように、パイプスペースPSからの
配管ユニット30の引出しを容易に行うことができる。
【0024】以上のような配管ユニット30は、作業ス
ペースが十分にあり、天候に左右されない作業環境の良
い工場において加工組立が行えるものであり、組立完了
後に作業現場に搬入して、パイプスペースPS内に据え
付け、竪配管11,12からの分岐バルブ13,14お
よび二次側配管取り合い点21,22,23の接続を行
うだけで、作業が完了するものである。従って、次に列
挙する利点が得られる。 パイプシャフトPS内の給水・ガス竪配管分岐バルブ
13,14以降の減圧バルブ、水道メーター16、二次
側バルブ、給湯器17、ガスメーター19、ガスコッ
ク、積算電力計20およびその他の各種必要機器などの
加工、組立および取付に従来要していたような煩雑な作
業並びに多大な労力を軽減することができる。
【0025】工場で加工、組立を行うため、工程管
理、労務管理が確実に行え、他の工程に影響されずに作
業ができることから、手待ちなどが無くなり、作業能率
を向上させることができる。 配管および機器の配置が必要最小寸法の基本モジュー
ルで組み立てられており、かつ、分岐バルブ以降をユニ
ット30としているため、集合住宅のパイプスペースP
Sの形態に多く見られる廊下に面した壁内埋め込み型や
住戸入口通路に面して設けられるアルコーブ型に対して
も同一共通ユニットで対応可能である。従って、多種多
様なパターンを製作する必要がなく、工事費の削減が図
れる。
【0026】ユニットフレーム26に給水・ガス竪配
管分岐バルブ13,14以降の減圧バルブ、水道メータ
ー16、二次側バルブ、給湯器17、ガスメーター1
9、ガスコック、積算電力計20および給水、給湯、ガ
ス、暖房用温水配管の住戸内へ至る二次側配管31,3
2,33における取り合い点21,22,23の間の設
備が組み付けられているため、建築仕上げ工事完了後で
も搬入据え付けが行え、建築工事に影響を受けることは
ない。即ち、建物躯体工事、建築工事完了後に搬入・据
え付けができる建築工事分離工法を採用することができ
る。 施工後の経年による給水・ガス竪配管11,12の更
新に際しては、施工時の逆の作業、即ち、給水・ガス竪
配管11,12の分岐バルブ13,14および二次側配
管31,32,33の取り合い点21,22,23を取
り外す場合、あるいは取り外さない場合でも、ユニット
フレーム26の固定を取り外し、そのユニットフレーム
26をパイプスペースPS内から搬出することで、従来
行われていた分岐配管以降の分解および再加工組立を行
うことなしに、竪配管11,12の更新を行うことがで
きる。 2住戸で1つのパイプスペースPSを共有するタイプ
においても、本発明の配管ユニット30を2列に設置す
ることによって、同様に対応可能である。あるいは、2
住戸用の2連ユニットにても対応可能である。従って、
工事期間を短縮できるため、住人の不便さの解消が図
れ、更新工事費を節減することができる。
【0027】<第2の実施の形態例>図6は本発明の第
2の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面図
で、図7はその概略側面図であり、ユニットフレーム2
6を吊下げ式とした点が前記第1の実施の形態例と異な
るだけで、他は前記第1の実施の形態例と同様である。
即ち、図示のように、ユニットフレーム26の上端に吊
下げ用係合部28を形成して、図8および図9に示した
ように、パイプスペースPSの上部には、そのパイプス
ペース周壁1の左右壁面間に吊下げ用架台35を架設す
る。
【0028】従って、パイプスペースPSの手前の床面
3から、図8に示すように、パイプスペースPS上部の
吊下げ用架台35に、ユニットフレーム26上端の吊下
げ用係合部28を係合させて吊下げ状態とすることで、
パイプスペースPSに配管ユニット30を格納できる。
また、竣工後は、図9に示すように、パイプスペースP
S上部の吊下げ用架台35から、ユニットフレーム26
上端の吊下げ用係合部28を外して、手前の床面3に配
管ユニット30を引き出せる。この結果、以上の第2の
実施の形態例の組付方法によっても、前述した第1の実
施の形態例と同様の利点が得られる。
【0029】<第3の実施の形態例>図10は本発明の
第3の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面
図で、図11はその概略側面図であり、ユニットフレー
ム26をレールを用いたスライド式とした点が前記第1
の実施の形態例と異なるだけで、他は前記第1の実施の
形態例と同様である。即ち、図示のように、ユニットフ
レーム26の左右両側面に、前後方向に延びる上下二段
のスライドガイド29,29,29,29をそれぞれ固
設して備えて、図12および図13に示したように、パ
イプスペースPS内には、そのパイプスペース周壁1の
左右両壁面に、スライドガイド29,29,29,29
がはめ込みにより各々係合する凹部を有する上下二段の
スライドレール36,36,36,36をそれぞれ固設
して備える。
【0030】従って、パイプスペースPSの手前の床面
3から、図12に示すように、パイプスペースPSの左
右のスライドレール36,36,…の凹部に、ユニット
フレーム26の左右のスライドガイド29,29,…を
はめ込みによりそれぞれ係合させて押し込むことで、パ
イプスペースPSに配管ユニット30を格納できる。ま
た、竣工後は、図13に示すように、パイプスペースP
Sのスライドレール36,36,…に沿ってユニットフ
レーム26のスライドガイド29,29,…をスライド
させて、手前の床面3に配管ユニット30を引き出せ
る。この結果、以上の第3の実施の形態例の組付方法に
よっても、前述した第1の実施の形態例と同様の利点が
得られる。なお、据え付け後は、ユニットフレーム26
の脚部27と、予め設けられた架台34の隙間をライナ
ー等で調整し、用意されたアンカーボルト穴にボルトを
差し込んで固定する(図10参照)。
【0031】<第4の実施の形態例>図14は本発明の
第4の実施の形態例に係るパイプスペースへの配管ユニ
ット組付方法を示す要部縦断正面図であり、さらに、ボ
ールを用いたスライド式とした点が前記第3の実施の形
態例と異なるだけで、他は前記第3の実施の形態例と同
様である。即ち、図示のように、パイプスペースPSの
左右のスライドレール36,36,…の凹部において、
ユニットフレーム26の左右のスライドガイド29,2
9,…との間に、滑りを良くする小剛球によるボール3
7,37,37,37,…をそれぞれ介設している。
【0032】従って、パイプスペースPSへの配管ユニ
ット30の格納や、パイプスペースPSからの配管ユニ
ット30の引出しの際において、スライドレール36,
36,…に対するスライドガイド29,29,…の滑り
がボール37,37,37,37,…の転動により良好
になされる。この結果、以上の第4の実施の形態例の組
付方法によっても、前述した第1の実施の形態例と同様
の利点が得られる。
【0033】<第5の実施の形態例>図15は本発明の
第5の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面
図で、図16はその概略側面図であり、ユニットフレー
ム26を回転およびスライド式とした点が前記第1の実
施の形態例と異なるだけで、他は前記第1の実施の形態
例と同様である。即ち、図示のように、ユニットフレー
ム26の図示右側面に前後方向に延びる上下二段のスラ
イドガイド29,29が備えられており、この上下二段
のスライドガイド29,29は前端部の縦軸回りに回動
するヒンジ38,38を各々介して、ユニットフレーム
26の図示右側面に固設したベースプレート39,39
にそれぞれ連結されている。
【0034】また、図17および図18に示したよう
に、パイプスペースPS内には、そのパイプスペース周
壁1の図示右壁面に、スライドガイド29,29がはめ
込みにより各々係合する凹部を有する上下二段のスライ
ドレール36,36を固設して備える。なお、パイプス
ペース周壁1の図示左壁面には、前記床面3とほぼ面一
に架台40が固設して備えられる。
【0035】従って、パイプスペースPSの手前の床面
3から、図17に示すように、パイプスペースPSの右
側のスライドレール36,36の凹部に、ユニットフレ
ーム26の右側のスライドガイド29,29をそれぞれ
係合させて押し込むことで、パイプスペースPSの左側
の架台40の上に、ユニットフレーム26の脚部27が
載った状態となって、パイプスペースPSに配管ユニッ
ト30を格納できる。また、竣工後は、図18に示すよ
うに、パイプスペースPSのスライドレール36,36
に沿ってユニットフレーム26のスライドガイド29,
29をスライドさせて、手前の床面3側に配管ユニット
30を引き出してから、ヒンジ38,38の廻りに配管
ユニット30を手前側に回転させられる。この結果、以
上の第5の実施の形態例の組付方法によっても、前述し
た第1の実施の形態例と同様の利点が得られる。
【0036】<第6の実施の形態例>図19は本発明の
第6の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面
図で、図20はその配管ユニットの引出し時を仮想線で
併せて示した要部横断平面図であり、さらに、ボールを
用いたスライド式とした点が前記第5の実施の形態例と
異なるだけで、他は前記第5の実施の形態例とほぼ同様
である。即ち、図19に示したように、パイプスペース
PSの右側のスライドレール36,36の凹部におい
て、ユニットフレーム26の右側のスライドガイド2
9,29との間に、前記第4の実施の形態例と同様に、
滑りを良くする小剛球によるボール37,37,…をそ
れぞれ介設している。
【0037】従って、パイプスペースPSへの配管ユニ
ット30の格納や、パイプスペースPSからの配管ユニ
ット30の引出しの際において、スライドレール36,
36に対するスライドガイド29,29の滑りがボール
37,37,…の転動により良好になされる。また、配
管ユニット30を手前側に引き出した状態では、図20
に仮想線で示したように、ヒンジ38の廻りに配管ユニ
ット30を自由に回転させられる。この結果、以上の第
6の実施の形態例の組付方法によっても、前述した第1
の実施の形態例と同様の利点が得られる。なお、このよ
うな第6の実施の形態例では、図19に示したように、
ユニットフレーム26の適所を、パイプスペースPSの
左側に設けた架台40の上に載せるようにしている。ま
た、据え付け後は、ライナー等で調整してユニットフレ
ーム26と架台40の隙間をなくし、予め用意されたボ
ルトを差し込んでナットにより固定する。
【0038】<第7の実施の形態例>図21は本発明の
第7の実施の形態例に係る配管ユニットを示す概略正面
図で、図22はその概略側面図であり、ユニットフレー
ム26をキャスター移動式とした点が前記第1の実施の
形態例と異なるだけで、他は前記第1の実施の形態例と
同様である。即ち、図示のように、ユニットフレーム2
6の脚部27の下面左右にキャスター(車輪)41,4
1,41,41を形成して、図23および図24に示し
たように、パイプスペースPSの下部には、そのパイプ
スペース周壁1の左右壁面に、前記第1の実施の形態と
同様に、前記床面3とほぼ面一の架台34,34をそれ
ぞれ架設する。
【0039】従って、パイプスペースPSの手前の床面
3をユニットフレーム26下のキャスター41,41,
41,41により滑らせて、図23に示すように、パイ
プスペースPSの下部左右の架台34,34にキャスタ
ー41,41,41,41をそれぞれ乗り上げさせてユ
ニットフレーム26を、例えば、予め用意された周壁の
固定用金物にボルト等で固定状態とすることで、パイプ
スペースPSに配管ユニット30を容易に格納できる。
また、竣工後は、図24に示すように、パイプスペース
PSの下部左右の架台34,34からキャスター41,
41,41,41により滑らせながらユニットフレーム
26を手前に引っ張ることで、手前の床面3に配管ユニ
ット30を容易に引き出せる。この結果、以上の第7の
実施の形態例の組付方法によっても、前述した第1の実
施の形態例と同様の利点が得られる。
【0040】以上の通り、本発明の配管ユニット30
は、工場において加工組立を行い、組立完了後に作業現
場に搬入し、パイプスペースPS内に据え付け、竪配管
11,12からの分岐バルブ13,14および二次側取
り合い点21,22,23の接続を行うだけで、作業を
完了することによって、施工品質の向上、従来現場
で行われていたパイプシャフト内の給水・ガス竪配管分
岐バルブ以降の減圧バルブ、水道メーター、二次側バル
ブ、給湯器、ガスメーター、ガスコック、積算電力計お
よびその他の必要機器などの加工、組立および取付に要
する煩雑な作業並びに多大な労力の軽減、作業現場に
おける手待ちなどが無くなり、作業効率の向上、多様
なパイプシャフトの形態に対し基本モジュールの共通ユ
ニットで取付可能なため、多様なパターンを製作する必
要がなく、工事費の削減、竣工後におけるパイプスペ
ースPS内の給水・ガス竪配管11,12の更新あるい
はメンテナンスに伴う工事期間の短縮、住人の不便さの
解消、および更新工事費の節減を図ることができる。
【0041】つまり、本発明の配管ユニット30は、工
場において加工組立を行い、組立完了後に作業現場に搬
入し、パイプスペースPS内に据え付け、竪配管11,
12からの分岐バルブ13,14および二次側取り合い
点21,22,23の接続を行うだけで、作業を完了す
るため、集合住宅の作業現場で従来行われていたパイプ
スペースPSでの施工に比較して、次に列挙する優れた
効果が得られる。 作業スペースが十分にあり、天候に左右されない作業
環境の良い工場において加工組立を行うため、作業現場
において配管などを加工して組み立てていた従来の方法
に比べて施工品質の向上が図れる。
【0042】工場で加工・組立を行うため、工程管
理、労務管理が確実に行え、他の工程に影響されずに作
業できることから、手待ちなどがなくなり、作業効率を
向上させることができる。 従来現場で行われていたパイプシャフト内の給水・ガ
ス竪配管分岐バルブ以降の減圧バルブ、水道メーター、
二次側バルブ、給湯器、ガスメーター、ガスコック、積
算電力計およびその他の必要機器などの加工、組立およ
び取付に要する煩雑な作業並びに多大な労力の軽減が図
れる。
【0043】集合住宅の多様な平面形態に対応したパ
イプシャフトのバリエーションおよびパイプシャフト内
配管の多様なレイアウトに対しても、配管および機器の
配置が必要最小寸法の基本モジュールで組み立てられて
おり、かつ、分岐バルブ以降をユニットとしているた
め、集合住宅のパイプシャフトの形態に多くみられる廊
下に面した壁内埋め込み型や住戸入り口通路に面して設
けられるアルコーブ型に対し同一の共通ユニットで取り
付けが可能で、多様なパターンを製作する必要がなく、
工事費の削減を図ることができる。 施工後の経年による給水・ガス竪配管11,12の更
新に際しては、施工時の逆の作業、即ち、給水・ガス竪
配管11,12の分岐バルブ13,14および二次側配
管の取り合い点21,22,23を取り外す場合、ある
いは取り外さない場合でも、ユニットフレーム26の固
定を取り外し、そのユニットフレーム26をパイプスペ
ースPS内から搬出することで、従来行われていた分岐
配管以降の分解および再加工組立を行うことなしに、竪
配管11,12の更新を行うことができる。従って、工
事期間を短縮できるため、住人の不便さの解消が図れ、
更新工事費を節減することができる。
【0044】なお、本発明は、以上の実施の各形態例の
みに限定されるものではなく、その他、具体的な細部構
造等について適宜に変更可能であることは勿論である。
例えば、パイプスペースへのユニットフレームの固定に
ついては、ボルトナットを用いたりする等、任意の手段
を採用し得る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る配管ユニットによれば、パイプスペースに対し床面上
で格納・引出し自在なユニットフレームに、給水・ガス
竪配管と二次側配管とに対しそれぞれ取り付け・取り外
し自在な給水配管およびガス配管と、水道メーター、ガ
スメーターおよび給湯器とを組み付けたため、パイプス
ペースに対し配管類をユニットとして格納したり、引出
したりすることができる。従って、パイプスペースでの
配管類の施工品質を向上することができ、また、作業の
簡素化並びに労力を軽減することができ、併せて作業能
率も向上することができ、その結果、施工工事費を節減
することができる。さらに、給水・ガス竪配管の更新や
メンテナンスの際の工事期間を短縮することができると
共に、住人の不便さを解消することができ、その結果、
更新工事費も節減することができる。
【0046】また、請求項2記載の発明に係る配管ユニ
ットによれば、積算電力計およびその他の必要機器をさ
らにユニットフレームに組み付けたため、パイプスペー
スに対し配管類に加えて積算電力計およびその他の必要
機器をもユニットとして格納したり、引出したりするこ
とができる。従って、請求項1記載の発明により得られ
る効果に加えて、施工効率をさらに向上することができ
る。
【0047】そして、請求項3記載の発明に係るパイプ
スペースへの配管ユニット組付方法によれば、請求項1
または2記載の配管ユニットを、床面上から開口部より
パイプスペースに格納・引出し自在に組み付けるように
したため、パイプスペースに対し配管ユニットを床面上
で容易に格納したり、引出したりすることができる。
【0048】また、請求項4記載の発明に係るパイプス
ペースへの配管ユニット組付方法によれば、ユニットフ
レームを、パイプスペースの床面あるいは架台の上に載
せたり、パイプスペースの上部の架台に吊下げたり、パ
イプスペースの両側部のスライドレールにスライドガイ
ドを係合したり、パイプスペースの一側部のスライドレ
ールに縦軸回りに回動するヒンジを有するスライドガイ
ドを係合したり、パイプスペースの床面あるいは架台の
上に車輪を転動させて載せたりすることによって、請求
項3記載の発明のように、配管ユニットを床面上でパイ
プスペースに格納・引出し自在に組み付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する一例としての建物のパイプス
ペース内の配管および機器配置構造を示した概略正面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例に係る配管ユニッ
トを示す概略正面図である。
【図3】図2の配管ユニットの概略側面図である。
【図4】図1の配管ユニットのパイプスペースへの格納
時を示すもので、パイプスペース周壁を破断して示した
概略平面図である。
【図5】図1の配管ユニットのパイプスペースからの引
出し時を示すもので、図4と同様の概略平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例に係る配管ユニッ
トを示す概略正面図である。
【図7】図6の配管ユニットの概略側面図である。
【図8】図6の配管ユニットのパイプスペースへの格納
時を示すもので、パイプスペース周壁を破断して示した
概略平面図である。
【図9】図6の配管ユニットのパイプスペースからの引
出し時を示すもので、図8と同様の概略平面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態例に係る配管ユニ
ットを示す概略正面図である。
【図11】図10の配管ユニットの概略側面図である。
【図12】図10の配管ユニットのパイプスペースへの
格納時を示すもので、パイプスペース周壁を破断して示
した概略平面図である。
【図13】図10の配管ユニットのパイプスペースから
の引出し時を示すもので、図12と同様の概略平面図で
ある。
【図14】本発明の第4の実施の形態例に係るパイプス
ペースへの配管ユニット組付方法を示す要部縦断正面図
である。
【図15】本発明の第5の実施の形態例に係る配管ユニ
ットを示す概略正面図である。
【図16】図15の配管ユニットの概略側面図である。
【図17】図15の配管ユニットのパイプスペースへの
格納時を示すもので、パイプスペース周壁を破断して示
した概略平面図である。
【図18】図15の配管ユニットのパイプスペースから
の引出し時を示すもので、図17と同様の概略平面図で
ある。
【図19】本発明の第6の実施の形態例に係るパイプス
ペースへの配管ユニット組付方法を示す要部縦断正面図
である。
【図20】図19の組付方法による配管ユニットの引出
し時を仮想線で併せて示した要部横断平面図である。
【図21】本発明の第7の実施の形態例に係る配管ユニ
ットを示す概略正面図である。
【図22】図21の配管ユニットの概略側面図である。
【図23】図21の配管ユニットのパイプスペースへの
格納時を示すもので、パイプスペース周壁を破断して示
した概略平面図である。
【図24】図21の配管ユニットのパイプスペースから
の引出し時を示すもので、図23と同様の概略平面図で
ある。
【符号の説明】
PS パイプスペース 1 パイプスペース周壁 2 パイプスペース開口部 3 床面 11 給水竪配管 12 ガス竪配管 13 給水竪配管分岐バルブ 14 ガス竪配管分岐バルブ(ガスコック) 15 給水配管 16 水道メーター 17 給湯器 18 ガス配管 19 ガスメーター 20 積算電力計 21 給水二次側配管接続部 22 給湯二次側配管接続部 23 ガス二次側配管接続部 24 給水分岐配管取り外し用ユニオンジョイント 25 ガス分岐配管取り外し用ユニオンジョイント 26 ユニットフレーム 27 脚部 28 吊下げ用係合部 29 スライドガイド 30 配管ユニット 31 給水二次側配管 32 給湯二次側配管 33 ガス二次側配管 34 架台 35 吊下げ用架台 36 スライドレール 37 ボール 38 ヒンジ 39 ベースプレート 40 架台 41 キャスター(車輪)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のパイプスペースに縦設される給水
    ・ガスの竪配管に対し取り付け・取り外しが自在で、か
    つ、前記建物の住戸内に至る二次側配管に対し取り付け
    ・取り外しが自在な給水配管およびガス配管と、 水道メーター、ガスメーターおよび給湯器とを、 前記パイプスペースに対し床面上で格納・引出しが自在
    なユニットフレームに組み付けてなること、を特徴とす
    る配管ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ユニットフレームには、さらに、積
    算電力計およびその他の必要機器が組み付けられている
    こと、を特徴とする請求項1記載の配管ユニット。
  3. 【請求項3】 給水・ガスの竪配管が縦設されるパイプ
    スペースを有する建物に、請求項1または2記載の前記
    配管ユニットを格納可能とする開口部を床面から形成
    し、 この開口部より前記パイプスペースに対し前記配管ユニ
    ットを前記床面上から格納・引出し自在に組み付けるこ
    と、を特徴とするパイプスペースへの配管ユニット組付
    方法。
  4. 【請求項4】 前記パイプスペースの床面あるいは架台
    の上に前記ユニットフレームを載せる、 前記パイプスペースの上部の架台に前記ユニットフレー
    ムの上部を係合して吊下げる、 前記パイプスペースの両側部に設けたスライドレールに
    前記ユニットフレームの両側部に設けたスライドガイド
    を係合する、 前記パイプスペースの一側部に設けたスライドレールに
    前記ユニットフレームの一側部に縦軸回りに回動するヒ
    ンジを介して設けたスライドガイドを係合する、 前記パイプスペースの床面あるいは架台の上に前記ユニ
    ットフレームの下面に設けた車輪を転動させて載せる、 の何れかによって、 前記パイプスペースに対し前記配管ユニットを格納・引
    出し自在に組み付けること、を特徴とする請求項3記載
    のパイプスペースへの配管ユニット組付方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100448605B1 (ko) * 2001-07-26 2004-09-13 린나이코리아 주식회사 급탕기용 거치대
FR2971530A1 (fr) * 2011-02-16 2012-08-17 Nexilis Unite d'equipements de batiment rassemblant des appareils ou organes de fourniture de fluides

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100448605B1 (ko) * 2001-07-26 2004-09-13 린나이코리아 주식회사 급탕기용 거치대
FR2971530A1 (fr) * 2011-02-16 2012-08-17 Nexilis Unite d'equipements de batiment rassemblant des appareils ou organes de fourniture de fluides
WO2012110713A1 (fr) 2011-02-16 2012-08-23 Nexilis Unité d'équipements de bâtiment

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