JPH0986644A - 被処理物の向き設定装置および方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】被処理物（直方体を有する物）となる廃冷蔵庫
等を取り扱う廃棄物処理施設等において、前処理として
被処理物の向き設定作業を、従来人手による回転作業か
ら自動化を目指した本発明の装置を導入する事により、
安定した処理能力の発揮及び遠隔監視による作業員の安
全性確保を目的とした被処理物の向き設定装置を提供す
る。 【構成】被処理物１は供給コンベア１０より撮像寸法演
算用カメラ２１a等によって水平方向に回転する。水平
方向に回転した後、押出装置２３により被処理物１を押
出し垂直回転用コンベア３０に搬送する。予め上記手法
により被処理物１を認識する事により垂直回転角度(−
９０度、０度、９０度、１８０度）及び同一方向になる
よう設定する。この設定に基づき、垂直回転及び後工程
の垂直回転用コンベア３０、３１にて搬送行い次工程の
処理施設等に供給出来る。 【効果】被処理物の向き設定の自動化により、作業量の
労力削減と遠隔監視とから作業の安全性確保を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、対象となる廃家電品の
（冷蔵庫、エアコン、洗濯機、電子レンジ等）形状が直
方体を有する廃家電品に利用出来る。被処理物を同一方
向にするため水平方向と垂直方向をコンベア等で回転さ
せる。従って各々のリサイクル処理方法に合わせた前処
理工程として利用できる。

【０００２】

【従来の技術】従来、廃冷蔵庫等の直方体に近い物の回
転はリサイクル業者等による人手作業が一般的である。
ところが人手による被処理物の回転作業は、冷蔵庫等が
重量物で有るため多くの労力と時間を費やさなければな
らない。また、被処理物の回転作業は手足等をつめたり
落としたり作業者の危険性が考えられ、作業環境にも問
題がある。この種の従来技術としては特開平５−１４７
０４０公報が挙げられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年、一般廃棄物及び
産業廃棄物の排出量が増大する傾向にある。廃冷蔵庫、
廃エアコン等の被処理物（直方体を有する物）の排出量
も増大している。それに対応する処理設備或いはリサイ
クル処理施設の稼働率向上が要求される中、現状行われ
ている人手による被処理物の回転作業は、冷蔵庫等が重
量物で有るため多くの労力と時間を費やさなければなら
ない。また、被処理物の回転作業は手足等をつめたり落
としたり作業者の危険性が考えられ、安定した処理能力
及び安全面に於いて期待できない。

【０００４】本発明の目的は、上記課題を解決すると共
に廃冷蔵庫、廃エアコン等被処理物の向き設定装置の自
動化を図る事により、作業員の削減と遠隔監視による安
全性の確保を目的としたシステムを提供するにある。

【０００５】本発明の他の目的は、廃棄物のリサイクル
処理等を自動的に行う場合に適した向き設定装置および
方法を提供するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】発明の被処理物の向き設
定装置および方法では、例えば、被処理物を搬送する第
１、第２および第３のコンベアが設けられる。これらの
コンベアに対して以下の設定手段が設けられる。

【０００７】（１）第１および第２のコンベアとの間に
設けられ、第１のコンベアより搬送された被処理物の水
平面上での向きを揃えて第２のコンベアに送出する第１
の向き設定手段。

【０００８】（２）第２のコンベアの後端に対して第３
のコンベアの前端が低下するように第３のコンベアを回
転させて、上記第２のコンベアの後端と上記第３のコン
ベアの前端との間に生じる段差により上記被処理物に垂
直面上での回転を生じさせる第２の向き設定手段。

【０００９】（３）第１および第２のコンベアとの間に
設けられた載置台と、この載置台を水平回転させる水平
回転駆動部と、水平回転により水平面上での向きが揃え
られた被処理物を第２のコンベアに送出する押出手段と
からなる第１の向き設定手段。

【００１０】更に、以下の手段が設けられてもよい。

【００１１】（４）載置台に載置された被処理物の向き
を検出手段。

【００１２】（５）検出手段の検出結果に応じて載置台
の回転角度を設定する水平回転角度設定手段。

【００１３】（６）第２のコンベアの後端に対して第３
のコンベアの前端が低下するように第３のコンベアを回
転させて、第２のコンベアの後端と第３のコンベアの前
端との間に生じる段差により被処理物に垂直面上での回
転を生じさせる第２の向き設定手段。

【００１４】（７）検出結果に応じて第３のコンベアの
回転角度を設定する垂直角度設定手段。

【００１５】（８）第１の向き設定手段は、被処理物の
長手方向を上記コンベアの搬送方向と一致させ、第２の
向き設定手段は、被処理物の前面を所定の向きに設定す
る手段。

【００１６】（９）上記（８）において第３のコンベア
の回転角度は上記被処理物に生じる垂直面上での回転角
度が０度のときは０度、被処理物に生じる垂直面上での
回転角度が９０度のときは第１の角度、被処理物に生じ
る垂直面上での回転角度が１８０度のときは第１の角度
と同様また、再度被処理物を９０度回転を繰り返すこと
によって１８０度とする設定手段。

【００１７】（１０）上記（９）において第３のコンベ
アは回転角度に応じて、第２のコンベア側に移動される
ように制御する手段。

【００１８】

【作用】本発明の被処理物の向き設定装置および方法で
は、第１、第２および第３のコンベア、載置台、押出手
段、制御手段からなるシステムによって、被処理物を認
識する事により垂直回転角度(−９０度、０度、９０
度、１８０度）及び同一方向になるよう設定することが
可能である。

【００１９】また、人手作業を中心とした上記被処理物
の向き設定装置および方法にも応用が可能である。その
一例を図８に示す。被処理物はセンサー等により形状、
大きさおよび向き等を解析し、そのデーターを基に水平
方向、垂直方向の向きを支援するシステムである。

【００２０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は被処理物の向き設定ステップを含むリサイ
クル処理のフロー図であり、図２は被処理物の向き設定
装置の一例を示す側面図である。トラック等で運ばれて
きた廃家電品（ステップ１０１）は荷降され（ステップ
１０３）、テレビ、冷蔵庫等の機器種類に応じて分けら
れる（ステップ１０５）。このように分けられた、例え
ば大型冷蔵庫類は向き設定のステップ１０７によりその
向き（載置姿勢）が一定に揃えられ、その後各処理（冷
媒フロン抜取り（ステップ１０９）、金属塊分離（ステ
ップ１１１）、破砕（ステップ１１３およびステップ１
１５）、選別（ステップ１１７）、有価物回収（ステッ
プ１１９）、ダスト処理（ステップ１２１）が行われ
る。

【００２１】本被処理物の設定装置は、被処理物（形状
が直方体の物）１を搬送する供給コンベア１０から、ロ
ードセル付ターンテーブル２０に被処理物１を供給す
る。供給された被処理物１は手動又は画像処理制御する
ことにより水平方向に回転する。水平方向に回転した
後、押出装置２３により被処理物１を押出し垂直回転用
コンベア３０に搬送する。予め上記手法により被処理物
１を認識する事により垂直回転角度(−９０度、０度、
９０度、１８０度）及び同一方向になるよう設定する。
この設定に基づき、垂直回転及び後工程の垂直回転用コ
ンベア３０、３１にて搬送行う。この詳細については図
３〜図６に於いて詳述する。

【００２２】図３に示すように、被処理物１を同一方向
に向きを設定するイメージ図であり、被処理物１の回転
角度を９０度、−９０度で水平方向、垂直方向を回転し
た場合の一例である。

【００２３】図４は被処理物１の回転角度を０度で垂直
回転した場合（無回転）のフロー図である。ロードセル
付ターンテーブル２０により被処理物１の重量を測定す
る。同時に水平方向の回転を手動又は撮像寸法演算用カ
メラ２１aによって測定し被処理物１の寸法データから
手動又は自動制御にて演算させ水平面を検出する。ロー
ドセル付ターンテーブル２０を手動又は自動搬送しなが
ら水平回転し押出装置２２側に移動する。また人手作業
により搬送を妨げる電源コード類を被処理物１から切断
する（工程１）。水平回転した被処理物１は載置状態設
定用カメラ２１bによって載置状態を撮像し、押出装置
垂直用油圧シリンダ２２a押出装置水平用油圧シリンダ
２２bからなる押出装置２２より被処理物１を垂直回転
用コンベア３０に押出する。予め寸法データより演算さ
せ垂直面を検出する。垂直回転用コンベア３０から垂直
回転用コンベア３１に上記手法判断結果よりそのまま垂
直方向に回転を行わず次工程の処理施設等に供給する
（工程２）。

【００２４】図５は被処理物１を垂直方向に９０度垂直
回転した場合のフロー図である。以下、垂直向き設定装
置に特化して説明する。撮像寸法演算用カメラ２１a等
によって水平方向回転した被処理物１は垂直回転用コン
ベア３０に搬送され手動又は寸法データより演算させ垂
直面回転角度を９０度に認識する（工程１）。被処理物
１は垂直回転用コンベア３０から垂直回転用コンベア３
１に搬送する際垂直回転用コンベア３１の中心より仰角
α（例えば１５度）になるよう垂直回転用シリンダ３１
a〜dを設定し垂直回転用コンベア３０の後端と垂直回転
用コンベア３１の前端との間にを段差が生じる（工程
２）。更に被処理物１を水平移動し垂直回転用コンベア
３０と垂直回転用コンベア３１間の隙間をなくす。垂直
面上で回転を生じる被処理物１は垂直回転用コンベア３
１に落下する（工程３）。垂直回転用コンベア３１を逆
回転させることにより被処理物１は９０度垂直回転する
（工程４）。次に垂直回転用コンベア３１を順方向に回
転させる（工程５）。水平移動しながら元の垂直位置戻
し次工程の処理施設等に供給する。（工程６）。

【００２５】図６、図７は被処理物１を垂直方向に１８
０度垂直回転した場合のフロー図である。撮像寸法演算
用カメラ２１a等によって水平方向回転された被処理物
１は垂直回転用垂直回転用コンベア３０に搬送され手動
又は寸法データより演算させ垂直面回転角度を１８０度
に認識する（工程１）。被処理物１は垂直回転用垂直回
転用コンベア３０から垂直回転用コンベア３１に搬送す
る際垂直回転用コンベア３１の中心より上記図４と同様
に仰角α（例えば１５度）になるよう垂直回転用シリン
ダ３１a〜dを設定し垂直回転用垂直回転用コンベア３０
の後端と垂直回転用コンベア３１の前端との間に段差が
生じる（工程２）。更に垂直回転用コンベア３１を水平
移動し垂直回転用垂直回転用コンベア３０と垂直回転用
コンベア３１間の隙間をなくす。垂直面上で回転を生じ
る被処理物１は垂直回転用コンベア３１に落下する（工
程３）。垂直回転用コンベア３１を逆回転させることに
より被処理物１が９０度垂直回転する（工程４）。次に
垂直回転用コンベア３１を順方向に回転させる（工程
５）。水平移動しながらもとの垂直位置戻す（工程
６）。次に被処理物１は垂直回転用コンベア３１から垂
直回転用垂直回転用コンベア３０に逆搬送する（工程
７）。更に工程１〜６を繰り返す事により工程８〜１２
のように作用をし次工程の処理施設等に供給する。

【００２６】図８、図９は被処理物１を垂直方向に−９
０度垂直回転した場合のフロー図である。水平方向回転
された被処理物１は垂直回転用垂直回転用コンベア３０
に搬送され手動又は画像処理により垂直回転角度を−９
０度に認識する（工程１）。被処理物１は垂直回転用垂
直回転用コンベア３０から垂直回転用コンベア３１にそ
のまま搬送する（工程２）。被処理物１は垂直回転用コ
ンベア３１から垂直回転用垂直回転用コンベア３０に逆
搬送する際垂直回転用コンベア３０の中心より仰角β
（例えば−１５度）になるよう垂直回転用シリンダ３０
a〜dを設定し垂直回転用コンベア３０の後端と垂直回転
用コンベア３１の前端との間に段差が生じる（工程
３）。更に垂直回転用コンベア３０を水平移動し垂直回
転用コンベア３０と垂直回転用コンベア３１間の隙間を
なくす。垂直回転用コンベア３１を逆回転させ垂直面上
で回転を生じる被処理物１は垂直回転用コンベア３０に
落下する（工程４）。垂直回転用コンベア３０を正回転
させることにより被処理物１は−９０度垂直回転する
（工程５）。次に垂直回転用コンベア３０を逆回転させ
る（工程６）。押出装置２３側に水平方向移動しながら
垂直回転用コンベア３０を元の位置に戻す（工程７）。
被処理物１は垂直回転用コンベア３０から垂直回転用コ
ンベア３１に供給し他の垂直回転と同様、次工程の処理
施設等に供給する（工程８）。

【００２７】図１０は、垂直回転は自動制御方式である
が、水平回転が作業者の手動によりなされる場合の向き
設定装置の一例を示すブロック図である。廃冷蔵庫等の
被処理物１は、手動操作されるターンテーブル２０１に
より水平面上での向きが定められ、垂直回転を行うコン
ベア組２０３に移載される。移載された被処理物１はカ
メラ２０５により撮像される。撮像に得られた画像デー
タは解析装置２０７により被処理物１の形状、大きさ、
向き等が検出され、支援装置２０９はこの検出結果およ
び作業者により向き設定スイッチ２１１に入力される向
き設定信号（９０°回転、−９０°回転等）に対応して
コンベア組２０３の動作を制御する制御信号を発生し、
コンベア組２０３を動作制御する。

【００２８】

【発明の効果】本発明によれば、直方体を有する披処理
物は本発明の装置により、被処理物の向き設定の自動化
を図る事により、作業員の削減と遠隔監視による安全性
確保出来るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】リサイクル処理の全体フロー図である。

【図２】本発明による被処理物の向き設定装置の一実施
例を示す側面図である。

【図３】（Ａ），（Ｂ）は、本発明による回転の原理を
説明するためのイメージ図である。

【図４】（Ａ），（Ｂ）は、図２に示す装置により被処
理物１の回転角度を０度で垂直回転した場合（無回転）
の回転前後の状態を示す側面図である。

【図５】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に９
０度垂直回転した場合の状態変化を示す要部側面図であ
る。

【図６】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に１
８０度垂直回転した場合の前半の状態変化を示す要部側
面図である。

【図７】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に１
８０度垂直回転した場合の後半の状態変化を示す要部側
面図である。

【図８】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に−
９０度垂直回転した場合の工程１から工程６までの状態
変化を示す要部側面図である。

【図９】（Ｇ）〜（Ｈ）は、被処理物１を垂直方向に−
９０度垂直回転した場合の工程７および工程８までの状
態変化を示す要部側面図である。

【図１０】本発明による被処理物の向き設定装置の他の
実施例を示す概念図である。

【符号の説明】

１…被処理物、２２a…押出装置垂直用油圧シリンダ、
１０…供給コンベア、２２b…押出装置水平用油圧シリ
ンダ、２０…ロードセル付ターンテーブル、３０…垂直
回転用コンベア、２１a…撮像寸法演算用カメラ、３０a
〜d…垂直回転用シリンダ、２１b…載置状態設定用カメ
ラ、３１…垂直回転用コンベア、２２…押出装置、３１
a〜d…垂直回転用シリンダ。

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年１月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】リサイクル処理の全体フロー図である。

【図２】本発明による被処理物の向き設定装置の一実施
例を示す側面図である。

【図３】（Ａ），（Ｂ）は、本発明による回転の原理を
説明するためのイメージ図である。

【図４】（Ａ），（Ｂ）は、図２に示す装置により被処
理物１の回転角度を０度で垂直回転した場合（無回転）
の回転前後の状態を示す側面図である。

【図５】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に９
０度垂直回転した場合の状態変化を示す要部側面図であ
る。

【図６】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に１
８０度垂直回転した場合の前半の状態変化を示す要部側
面図である。

【図７】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に１
８０度垂直回転した場合の後半の状態変化を示す要部側
面図である。

【図８】（Ａ）〜（Ｆ）は、被処理物１を垂直方向に−
９０度垂直回転した場合の工程１から工程６までの状態
変化を示す要部側面図である。

【図９】（Ａ）〜（Ｂ）は、被処理物１を垂直方向に−
９０度垂直回転した場合の工程７および工程８までの状
態変化を示す要部側面図である。

【図１０】本発明による被処理物の向き設定装置の他の
実施例を示す概念図である。

【符号の説明】 １…被処理物、２２a…押出装置垂直用油圧シリンダ、
１０…供給コンベア、２２b…押出装置水平用油圧シリ
ンダ、２０…ロードセル付ターンテーブル、３０…垂直
回転用コンベア、２１a…撮像寸法演算用カメラ、３０a
〜d…垂直回転用シリンダ、２１b…載置状態設定用カメ
ラ、３１…垂直回転用コンベア、２２…押出装置、３１
a〜d…垂直回転用シリンダ。

フロントページの続き (72)発明者 山本 裕一 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 根本 武 東京都千代田区三崎町２−９−18 株式会 社日立システムテクノロジー内 (72)発明者 舘 隆広 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 長谷川 勉 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 福本 千尋 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 高村 義之 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 林 政克 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】被処理物をリサイクル処理する処理部と、
   上記被処理物を上記処理部に搬入する搬入手段と、上記
   搬入手段と上記処理部との間に設けれれ、上記搬入手段
   から移載された被処理物の向きを変更する向き可変手段
   と、上記搬入手段によって搬送状態にある被処理物の大
   きさと向きとを検出する検出手段と、検出手段による検
   出結果に応じて上記向き可変手段による被処理物向きの
   変更を制御し、上記処理部に搬入されるときの上記被処
   理物の向きを予め定められた向きにする制御手段とから
   なることを特徴とする被処理物の姿勢設定装置。
2. 【請求項２】被処理物をリサイクル処理する処理部の入
   口に、投入される被処理物の向きを制御信号に応じて変
   更する向き可変手段を設け、上記向き可変手段により変
   更された後の被処理物の向きが所定の向きとなる信号を
   上記制御信号として上記向き可変手段に与えることを特
   徴とする被処理物の姿勢設定方法。
3. 【請求項３】請求項２記載の被処理物の姿勢設定方法に
   おいて、上記処理部に対して搬送状態にある被処理物の
   大きさと向きとを検出し、検出された大きさおよび向き
   と上記所定の向きとの比較により上記制御信号を発生す
   ることを特徴とする請求項２記載の被処理物の姿勢設定
   方法。
4. 【請求項４】被処理物を搬送する第１、第２および第３
   のコンベアと、 上記第１および第２のコンベアとの間に設けられ、上記
   第１のコンベアより搬送された上記被処理物の水平面上
   での向きを揃えて上記第２のコンベアに送出する第１の
   向き設定手段と、 上記第２のコンベアの後端に対して上記第３のコンベア
   の前端が低下するように上記第３のコンベアを回転させ
   て、上記第２のコンベアの後端と上記第３のコンベアの
   前端との間に生じる段差により上記被処理物に垂直面上
   での回転を生じさせる第２の向き設定手段ととからなる
   ことを特徴とする被処理物の向き設定装置。
5. 【請求項５】被処理物を搬送する第１、第２および第３
   のコンベアと、 上記第１および第２のコンベアとの間に設けられた載置
   台と、この載置台を水平回転させる水平回転駆動部と、
   水平回転により水平面上での向きが揃えられた上記被処
   理物を上記第２のコンベアに送出する押出手段とからな
   る第１の向き設定手段と、 上記載置台に載置された上記被処理物の向きを検出手段
   と、 この検出手段の検出結果に応じて上記載置台の回転角度
   を設定する水平回転角度設定手段と、 上記第２のコンベアの後端に対して上記第３のコンベア
   の前端が低下するように上記第３のコンベアを回転させ
   て、上記第２のコンベアの後端と上記第３のコンベアの
   前端との間に生じる段差により上記被処理物に垂直面上
   での回転を生じさせる第２の向き設定手段と、 上記検出結果に応じて上記第３のコンベアの回転角度を
   設定する垂直角度設定手段と、とからなることを特徴と
   する被処理物の向き設定装置。
6. 【請求項６】上記第１の向き設定手段は、上記被処理物
   の長手方向を上記コンベアの搬送方向と一致させ、 上記第２の向き設定手段は、上記被処理物の前面を所定
   の向きに設定することを特徴とする請求項２記載の被処
   理物の向き設定装置。
7. 【請求項７】上記第３のコンベアの回転角度は上記被処
   理物に生じる垂直面上での回転角度が０度のときは０
   度、上記被処理物に生じる垂直面上での回転角度が９０
   度のときは第１の角度、上記被処理物に生じる垂直面上
   での回転角度が１８０度のときは第１の角度と同様ま
   た、再度上記被処理物を９０度回転を繰り返すことによ
   って１８０度とする。とからなることを特徴とする被処
   理物の向き設定装置。ことを特徴とする請求項６記載の
   被処理物の向き設定装置。
8. 【請求項８】上記第３のコンベアは回転角度に応じて、
   上記第２のコンベア側に移動されることを特徴とする請
   求項７記載の被処理物の向き設定装置。