JPH0985803A - エラストマ押出し装置 - Google Patents

エラストマ押出し装置

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JPH0985803A
JPH0985803A JP8180742A JP18074296A JPH0985803A JP H0985803 A JPH0985803 A JP H0985803A JP 8180742 A JP8180742 A JP 8180742A JP 18074296 A JP18074296 A JP 18074296A JP H0985803 A JPH0985803 A JP H0985803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッド側から受ける流過抵抗を大巾に減じると
ともに、従来の装置に比して小さな押出し力によって押
出し成形することができ、薄厚のエラストマ製品であっ
ても精度よく、かつエラストマの層間分離を招くことな
く強度の安定性を保持した高品質の製品を形成しうる。 【解決手段】複数の押出し機本体2A、2Bが連結され
るヘッド基体3と、このヘッド基体3との間で押出し空
間Aを形成するローラ4とからなり、前記ヘッド基体3
は、各押出し機本体2A、2Bからのエラストマ材料E
A、EBが通りかつ前記押出し空間Aでそれぞれ途切れ
て開口する開口部9A、9Bを有する複数の個別流路6
A、6Bを具える。前記押出し空間Aは、各開口部9
A、9Bからのエラストマ材料EA、EBが重なり材料
EFとなって前記ローラとともに回転方向に進むユニフ
ォーム室17と、このユニフォーム室17に連なりかつ
断面高さを減じることによって重なり材料EFを実質的
な最終断面形状に成形する仕上げ室16とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の押出し機を
用いて多層に成形されるエラストマ製品を精度よく成形
でき、特に厚さ5mm以下の薄厚の製品の成形に対して
好適に利用しうるエラストマ押出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】異なる物性を有する複数のエラストマ材
料を重ね合わせて多層のエラストマ製品を成形するに
は、複数の押出し機を並列した多重押出し装置が用いら
れる。
【0003】このような多重押出し機は、従来、例えば
特開昭61−291115号公報に開示される如く、複
数の押出し機の各ヘッドから押出されるエラストマ材料
を1つのノズルに集約しかつ吐出され複数層の帯状体を
連続して成形するよう構成されている。
【0004】しかし、前記構成の装置を用いて形成した
場合、例えば空気入りタイヤのインナーゴム等の薄厚の
エラストマ製品を成形した場合には、押出し成形された
エラストマ製品の寸法、精度を確保することが困難であ
るという問題がある。
【0005】他方、特公平6−22848号公報には、
図12に示す如く、前記装置の押出し端にカレンダーロ
ールを設け、このカレンダーロールによって製品の精
度、特に厚み精度を向上させる装置を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この装置においては、
各押出し機から押出される各エラストマ材料E1、E2
が、ダイの途中に設ける合流点Pで合流し重なり合って
押し進む合流流路Fを具えるとともに、合流流路Fの下
流には、ヘッドHとローラROとの間の小間隙からなる
仕上げ室Gを形成している。
【0007】しかしながら、合流流路Fにあっては、2
つのエラストマE1、E2は略同じ速度で進むのである
が、前記仕上げ室Gにおいては、下のエラストマ材料E
2はローラR0に接触しているため、このローラR0の
回転に引きずられ上のエラストマE1の速度V1に比べ
て速い速度V2で送られることとなる。
【0008】特に合流流路Fと仕上げ室Gとが直結した
際には、仕上げ室Gの入り口付近で流れ方向が急激に変
化するとともに、仕上げ室Gの断面積が狭くなるためヘ
ッドHから受ける流過抵抗が大となる。このため、速度
差がさらに大となって、2つのエラストマE1、E2の
層間に歪が生じ、押出された製品の寸法に狂いが生じ易
くなる。又この装置では、流過抵抗が大となるため、エ
ラストマを仕上げ室Gから押し出すために比較的高い圧
力を付加する必要があるが、この装置内外の圧力差が高
い分、エラストマは押し出された後の膨張量を増し、製
品精度をさらに損ねることとなる。
【0009】本発明は、各個別流路を押出し空間で開口
させ、ローラの影響下の基でエラストマ材料の重ね合わ
せを行うとともに、開口部と仕上げ室との間にこの重な
り材料が通るユニフォーム室を介在させることを基本と
して、エラストマの層間の歪を抑制しつつさらにヘッド
側から受ける流過抵抗を大巾に減じることができ、薄厚
のエラストマ製品であっても精度よく、かつエラストマ
の層間分離を招くことなく強度の安定性を保持した高品
質の製品を形成しうるエラストマ押出し装置の提供を目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のエラストマ押出
し装置は、エラストマ材料を押出す複数の押出し機本体
が連結されるヘッド基体と、このヘッド基体との間で押
出し空間を形成する外周面を有しかつ被動されて回転す
るローラとからなり、前記ヘッド基体は、各押出し機本
体から押出されるエラストマ材料が個別に通りかつ前記
押出し空間で途切れて開口する開口部を有する複数の個
別流路を具えるとともに、前記押出し空間は、前記各開
口部から流出するエラストマ材料が重ねられた重なり材
料となって前記ローラとともに回転方向に進むユニフォ
ーム室と、このユニフォーム室に連なりかつユニフォー
ム室より断面高さを減じることによって重なり材料を実
質的な最終断面形状に成形する仕上げ室とを具えること
を特徴としている。
【0011】なお前記ユニフォーム室は、各開口部のう
ち仕上げ室に最も近い側の開口部の回転方向側の端縁か
ら仕上げ室まで、ほぼ一定の断面形状を有してのびる主
部を具えることが好ましい。又主部の長さLを、該主部
の断面高さTの少なくとも1.5倍とすることが好まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜9においてエラストマ押
出し装置1は、エラストマ材料EA、EBを押出す複数
の、本例では2組の第1、第2の押出し機本体2A、2
Bと、これらの押出し機本体2A、2Bが連結されるヘ
ッド基体3と、このヘッド基体3との間で小間隙を隔て
て配することによって、押出し空間Aを形成しうる外周
面4Sを有するローラ4とからなる。
【0013】2つの押出し機本体2A、2Bは、夫々略
同様に構成され、図1に示す如く、垂直面内で斜めに交
差して配されるとともに、各先端を前記ヘッド基体3に
固定している。各押出し機本体2A、2Bは、投入口2
1から投入されるエラストマ材料EA、EBを電動機M
により減速機を介して駆動されるスクリュー軸23の回
転によって混練、溶融させるとともにヘッド基体3に向
かって送り出す周知の構成を具える。
【0014】ヘッド基体3は、前記押出し機本体2A、
2Bが取付く基台部11と、基台部11の先端に、取付
け、取外し自在に取付きかつ前記ローラ4の外周面4S
との間で前記押出し空間Aを形成するダイ金具12とか
らなる。
【0015】又前記ヘッド基体3には、図3に示すよう
に、各押出し機2A、2Bから押出されるエラストマ材
料EA、EBを個別に通す個別流路6A、6Bが形成さ
れる。この個別流路6A、6Bは、それぞれ独立して前
記基台部11及びダイ金具12を貫通してのび、又その
前端には、前記押出し空間Aで途切れて開口する開口部
9A、9Bを形成している。
【0016】又前記押出し空間Aは、前記各開口部9
A、9Bから流出するエラストマ材料EA、EBが重な
り合う重なり材料EFとなって前記ローラ4とともに回
転方向(押出方向)に進むユニフォーム室17と、この
ユニフォーム室17に連なりかつ前記重なり材料EFを
実質的な最終断面形状に成形する仕上げ室16とを具え
る。この仕上げ室16は、前記ダイ金具12とローラ4
の外周面4Sとの間で形成される小間隔部分であって、
本例では、回転方向に向かって断面高さを減じる斜面状
の絞り部16Aの前端に、製品形状を決定する押出し端
10を具えている。なお図4は、押出し空間Aにおけ
る、エラストマ材料の流れ状態を示している。
【0017】又前記ダイ金具12は、前記個別流路6
A、6Bと前記ユニフォーム室17とを形成するダイ本
体14、及び前記仕上げ室16を形成する仕上げダイ1
5から構成され、本実施例では、前記ヘッド基体3の基
台部11に、ダイ本体14及び仕上げダイ15をともに
係止する押え金具32を設けている。
【0018】前記押え金具32は、図2に示すように、
基台部11に固着されたシリンダー31のロッドの先端
に取付けられ、このロッドの伸縮により、押え金具32
を進退させることが出来る。ロッドの伸長により押え金
具32は、仕上げダイ15及びダイ本体14の各外向き
面に当接し、該仕上げダイ15及びダイ本体14をとも
に係止することができる。又ロッドを半縮少することに
より、仕上げダイ15のみ取外すことが出来る。さらに
前記ロッドを全縮少することによって、ダイ本体14
を、仕上げダイ15とともに取外すことが可能となる。
【0019】又前記ローラ4は、図7に示すように、押
出し空間Aの軸方向の最大巾Wをこえる長さを有する円
柱部を具え、ダイ金具12との間隙を一定に保ってい
る。なお本実施例では、前記円柱部は、ローラ4の略全
域に亘って設けられており、従ってローラ4は直円柱状
をなす。前記ローラ4は、本実施例では、図1において
時計と反対方向、即ち左廻りの向きに駆動されて回転す
る。
【0020】又前記押出し空間Aのユニフォーム室17
は、前記開口部9A、9Bのうち、前記仕上げ室16に
最も近い側の開口部、本例では開口部9Aと前記仕上げ
室16との間に、主部18を形成している。より詳しく
は、主部18は、前述の如く、開口部9Aの回転方向側
の端縁e1から絞り部16Aまでの間に形成され、その
全長に亘りほぼ一定の断面形状を有している。
【0021】又ユニフォーム室17では、前記開口部9
Aの反対側の端縁e2が、各エラストマ材料EA、EB
が合流する合流点Pを形成している。なお本例では、前
記開口部9A、9B間に間隔を有することによって、ユ
ニフォーム室17は、この合流点Pと開口部9Bとの間
に、開口部9Bと主部18を接続する導路30を設けて
いる。
【0022】従って、第1、第2の押出し機2A、2B
から押出される各エラストマ材料EA、EBは、各個別
流路6A、6Bを通って開口部9A、9Bから押出し空
間Aに流入するとともに、前記ユニフォーム室17内の
合流点Pで合流し、しかる後、前記主部18を重なり材
料EFの状態で進み、エラストマ仕上げ室16において
最終成形された後エラストマ製品EGを形成する。
【0023】ここで本実施例におけるエラストマ製品E
Gは、図9に示す如く、物性が異なる2種類のエラスト
マ材料を重ね合わせて形成されたタイヤ用部材、例えば
インナーゴムであり、その最大厚さToを約2.0mmと
した薄厚帯状の弾性体である。
【0024】第1の押出し機本体2Aによって上層材R
を、第2の押出し機本体2Bによって下層材Sをそれぞ
れ成形する。なお上層材Rに比して下層材Sの容積が大
である時には、第2の押出し機本体2Bのスクリュー軸
23を第1の押出機2Aのそれよりも大とする。
【0025】個別流路6A、6Bにおいては、下流に向
かって流路の断面形状を変化させ、各エラストマ材料E
A、EBがこの個別流路6A、6Bを通る間、粗成形さ
れている。
【0026】なお図8(A)、(B)、(C)に、各流
路におけるエラストマ材料の断面形状の変化を示す。
【0027】図8(A)は、ダイ本体14の入口部分で
の断面形状を示す。ここでは、各エラストマ材料EA、
EBは、偏平矩形断面に形成されており、ダイ本体14
中を通る間に更に絞られる。
【0028】図8(B)は、導路30を流過する時のエ
ラストマ材料EBの断面形状を示す。この導路30にお
いては、製品に占めるエラストマ材料EA、EBの厚み
の比率を考慮して設定される断面形状、即ち製品内での
エラストマEBの断面形状に似た形状に予成形される。
なおこの予成形は、合流点Pより上流側であれば、合流
点P、導路30内、開口部9B、及び個別流路6Bの先
端近傍の何れの位置で行うことができる。
【0029】図8(C)は、主部18における重なり材
料EFの断面形状を示す。前記合流点Pにおいて、導路
30を流れるエラストマ材料EBは、第1の個別流路6
Aを流れるエラストマ材料EAと合流して一体となる。
なおエラストマ材料EAの断面形状も、合流点P上流
側、例えば開口部9A、及び個別流路6Aの先端近傍に
おいて予成形された後、合体する。
【0030】このように、本願のエラストマ押出し装置
1は、前記導路30を通ることによってローラ4から運
動性を与えられたエラストマ材料EBの上に、予成形さ
れたエラストマ材料EAを載置して重なり材料EFを形
成する。即ちローラ4の影響下の基でエラストマ材料を
合体させるため、従来の如く、予めヘッド基体内で合体
させた重なり材料EFを、ローラ4の影響下におくもの
に比べて、層間Qに発生する歪みを抑制できる。
【0031】しかもユニフォーム室17では、ほぼ一定
の断面形状を有しているため、ヘッド基体3から受ける
流過抵抗が緩和されて、各エラストマ材料EA、EBの
送り速度も略同一となり、さらには仕上げ室16の入り
口付近での流れ方向の変化も防止できるため、重なり材
料EFが安定した状態で仕上げ室16に入って行くこと
となり、層間Qの歪をより一層抑制できる。
【0032】又ローラ4による引張力が、ユニフォーム
室17の長さ全体に亘って適正に作用し、これが押出し
力として機能する。その結果、装置の内圧を低く抑えな
がら、エラストマを押出し端10から容易に押し出すこ
とが可能となる。またこの内圧の低減によって、エラス
トマ製品EGは、押出し端10から押出された後の、減
圧に基づく膨張が減じられる。従って、この膨張に起因
する形状変化も少なく、寸法精度、接合力等にさらに優
れた高品質のエラストマ製品EGを形成しうる。又、こ
の内圧の低減は、内部温度の低下にも役立ち、ゴム焼け
の発生を防止でき、材料の特性を良好な状態に保持で
き、エラストマ製品の寸法安定性の向上に結び付く。
【0033】又本実施例では、前記ユニフォーム室17
の主部18の長さLを、前記主部18の断面高さTの
1.5以上としており、重なり材料EFに対しての有効
な引張力を発揮している。1.5倍未満では、なかには
前記効果を発揮できないことがある。又前記長さLの上
限は150mm以下であることが好ましい。それをこえて
大きくなれば、前記効果のさらなる向上が見込まれず、
又ヘッド基体3が大型となり、コスト高を招き、かつ作
業性が悪化する。より好ましくは100mm以下である。
なお主部18の断面形状が、製品形状に準じた非矩形状
をなすときには、主部18の断面形状における最大高さ
をもって断面高さTとする。
【0034】又本例では、仕上げダイ15の押出し端1
0での形状において、図7に示すように、巾方向両側部
に、薄肉部βを介して膨らみ部αを形成している。
【0035】エラストマ材料は、前記仕上げダイ15を
通過することによって、図9に一点鎖線で示す膨らみ部
α、α及び薄肉部β、βを含めた形状に押出された後、
薄肉部βをナイフ等の刃具を用いて切断することにより
エラストマ製品EGの巾寸法を精度よく形成することが
出来る。
【0036】膨らみ部αの巾寸法Wαは5〜25mmが好
ましく、5mm未満では膨らみ部αを除去する際に切れや
すくなり、又25mmをこえると除去されるエラストマが
増えかつ押出し時のエラストマ材料EA、EBの重量が
増すなど作業性に不利となる。
【0037】又薄肉部βの厚みtβは切断の容易性を配
慮し、2.5mm以下とするのが好ましい。なお、膨らみ
部αの高さtαは1.5tβ〜5.0tβが好ましく、
1.5tβ未満では除去する際に膨らみ部αが切れやす
く、又5.0tβをこえると、エラストマ材料の歩留り
が増し又作業性が低下する。
【0038】なお、本願では、ローラ4による引張力が
適正に作用し、エラストマの仕上げ室16の通過が容易
となるため、図10に示すように、仕上げ室16の絞り
部16Aを、急斜面若しくは段差として形成しても良
い。
【0039】又図11に、個別流路6A、6Bの他の実
施例を示す。図において、第1、第2の個別流路6A、
6Bは、間隔を有することなく合流点Pで隣接してお
り、導路30を排除している。係る場合にも、個別流路
6Bのエラストマ材料EBは、少なくとも距離35だけ
エラストマ材料EAより先行してローラ4に接触するた
め運動性が与えられ、ローラ4の影響下の基でのエラス
トマ材料の合体が行われる。
【0040】
【発明の効果】叙上の如く本発明のエラストマ押出し装
置は、押出し空間にユニフォーム室を設けしかもローラ
の影響下の基でのエラストマ材料の合体が行われるた
め、層間Qの歪を抑制しつつさらにヘッド側から受ける
流過抵抗を大巾に減じうる。又、従来の装置に比して小
さな押出し力によって押出し成形することができ、薄厚
のエラストマ製品であっても精度よく、かつエラストマ
の層間分離を招くことなく強度の安定性を保持した高品
質の製品を形成しうる。従って、特に厚さ5mm以下の
タイヤ部材など薄厚のエラストマ製品の加工に対して好
適に採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部断面正面図であ
る。
【図2】そのヘッド基体とローラとを示す断面図であ
る。
【図3】各流路及び押出し空間を示す断面図である。
【図4】各流路及び押出し空間を、エラストマ材料とと
もに示す断面図である。
【図5】プリフォーマダイを示す斜視図である。
【図6】そのユニフォーム室を示す断面図である。
【図7】その仕上室を示す斜視図である。
【図8】(A)は個別流路内でのエラストマ材料の断面
形状を示す断面図である。(B)は合流流路内でのエラ
ストマ材料の断面形状を示す断面図である。(C)はユ
ニフォーム室内でのエラストマ材料の断面形状を示す断
面図である。
【図9】本装置を用いて成形されたエラストマ製品を示
す断面図である。
【図10】仕上げ室の他の実施例を示す断面図である。
【図11】個別流路の他の実施例を示す断面図である。
【図12】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
2A、2B 押出し機本体 3 ヘッド基体 4 ローラ 4S 外周面 6A、6B 個別流路 9A、9B 開口部 10 押出し端 11 基台部 12 ダイ金具 14 ダイ本体 15 仕上げダイ 16 仕上げ室 17 ユニフォーム室 18 ユニフォーム室の主部 A 押出し空間 EA、EB エラストマ材料 EF 重なり材料 L 長さ P 合流点 T 断面高さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エラストマ材料を押出す複数の押出し機本
    体が連結されるヘッド基体と、このヘッド基体との間で
    押出し空間を形成する外周面を有しかつ被動されて回転
    するローラとからなり、 前記ヘッド基体は、各押出し機本体から押出されるエラ
    ストマ材料が個別に通りかつ前記押出し空間で途切れて
    開口する開口部を有する複数の個別流路を具えるととも
    に、 前記押出し空間は、前記各開口部から流出するエラスト
    マ材料が重ねられた重なり材料となって前記ローラとと
    もに回転方向に進むユニフォーム室と、このユニフォー
    ム室に連なりかつユニフォーム室より断面高さを減じる
    ことによって重なり材料を実質的な最終断面形状に成形
    する仕上げ室とを具えることを特徴とするエラストマ押
    出し装置。
  2. 【請求項2】前記ユニフォーム室は、各個別流路の開口
    部のうち前記仕上げ室に最も近い側の開口部の回転方向
    側の端縁から仕上げ室まで、ほぼ一定の断面形状を有し
    てのびる主部を具えることを特徴とする請求項1記載の
    エラストマ押出し装置。
  3. 【請求項3】前記ユニフォーム室の主部は、この主部の
    断面高さTの少なくとも1.5倍の長さLを有すること
    を特徴とする請求項2記載のエラストマ押出し装置。
  4. 【請求項4】前記ヘッド基体は、前記押出し機を連結す
    る基台部、及び前記ローラの外周面との間でユニフォー
    ム室と仕上げ室とを形成するダイ金具からなることを特
    徴とする請求項1又は2記載のエラストマ押出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002504455A (ja) * 1998-02-26 2002-02-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン−ミシュラン エ コムパニー 導電性タイヤ、および導電性を有するセクションの押出し成形装置
JP2002504454A (ja) * 1998-02-26 2002-02-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン−ミシュラン エ コムパニー 導電性タイヤ、および導電性インサートを備えたセクションの押出し成形装置

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JP2002504455A (ja) * 1998-02-26 2002-02-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン−ミシュラン エ コムパニー 導電性タイヤ、および導電性を有するセクションの押出し成形装置
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