JPH0984519A - 自動洗浄装置付き食品等製品製造装置 - Google Patents

自動洗浄装置付き食品等製品製造装置

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JPH0984519A
JPH0984519A JP26936495A JP26936495A JPH0984519A JP H0984519 A JPH0984519 A JP H0984519A JP 26936495 A JP26936495 A JP 26936495A JP 26936495 A JP26936495 A JP 26936495A JP H0984519 A JPH0984519 A JP H0984519A
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JP
Japan
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water
product
food
fresh water
cleaning device
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Application number
JP26936495A
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English (en)
Inventor
Susumu Onodera
進 小野寺
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Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄時間を短縮でき且つ使用清水の無駄を解
消できる新規の自動洗浄装置付き食品等製品製造装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 液状・クリーム状等の食品や薬品、その
他の同状製品の製造に使用するサニタリー機器等から成
る製品製造装置本体に当該製品製造装置本体を自動洗浄
できる状態で自動洗浄装置を設けた自動洗浄装置付き食
品等製品製造装置において、自動洗浄装置の清水の入口
点の清水とすすぎの終点の洗浄用水との電気伝導度、濁
度、屈折率、散乱光率、吸光率、ペーハー、イオン濃
度、比抵抗のうちの一つ以上を比較することで節水を可
能とする節水コントローラを以て自動洗浄装置を制御す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミルク、コ−ヒ−、飲
み薬などのような液状・クリーム状等食品や薬品、その
他の同状製品の製造に使用するサニタリー機器等から成
る製品製造装置本体に当該製品製造装置本体を自動洗浄
できる状態で自動洗浄装置を設けた自動洗浄装置付き食
品等製品製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品製造に使用するサニタリー機器は製
品製造の直後に洗浄装置を用いて製造時に付着した物質
を取り除き常に清潔に保つことが必要である。この必要
性を満すために洗浄装置は洗剤タンク、送液ポンプ、加
熱装置及び洗剤溶液を自動的に切換える自動弁等で構成
されている。
【0003】そして、この洗浄装置において、製品から
清水、洗剤から洗剤、洗剤から清水の切換えは実装置
(プラント)において試運転調整時に切換え時間を実測
しその時間を設定しており、また最終の洗剤から清水の
切換えは洗剤の残留がないことをすすぎ水をサンプリン
グし定性分析し確認する等の方法にて行っている。これ
らの作業は非常に煩雑で且つ設定時間は安全のための余
裕時間を加味するので試運転オペレーターの経験により
必ずしも同一時間とはならなく、また同時に製品の種
類、製造時間、洗剤の種類、温度・流量等の処理条件に
よって洗浄条件も異なるので現実には最も長い時間に調
整する。このため洗浄時間が長くなりかつ使用する清水
の無駄も多くなる等の不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄時間を
短縮でき且つ使用清水(リンス水)の無駄を解消できる
新規の自動洗浄装置付き食品等製品製造装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、液状・クリーム状等の食品や薬品、その他
の同状製品の製造に使用するサニタリー機器等から成る
製品製造装置本体に当該製品製造装置本体を自動洗浄で
きる状態で自動洗浄装置を設けた自動洗浄装置付き食品
等製品製造装置において、自動洗浄装置の清水の入口点
の清水とすすぎの終点の洗浄用水との電気伝導度、濁
度、屈折率、散乱光率、吸光率、ペーハー、イオン濃
度、比抵抗のうちの一つ以上を比較することで節水を可
能とする節水コントローラを以て自動洗浄装置を制御す
るようにしたものであり、そして、液状・クリーム状等
の食品や薬品、その他の同状製品の製造に使用するサニ
タリー機器等から成る製品製造装置本体に当該製品製造
装置本体を自動洗浄できる状態で自動洗浄装置を設けた
自動洗浄装置付き食品等製品製造装置において、すすぎ
前の清水とすすぎ後の清水との電気伝導度、濁度、屈折
率、散乱光率、吸光率、ペーハー、イオン濃度、比抵抗
のうちの一つ以上を比較しその値が一致したところで洗
浄を終了することで節水を可能とする節水コントローラ
を以て自動洗浄装置を制御するようにしたものである。
【0006】
【実施例】より高い品質の製品を製造するためCIP
(自動定置洗浄装置)による洗浄の重要性は既に明らか
にされたいるが、実際の食品等製品の製造装置(プラン
ト)においては改善すべき事項が残されている。特に機
器の汚れを完全に取り除くこと、取り除いた汚れを清水
によりリンスをすることが重要である。すすぎを自動化
することにより次のような改善が可能になる。 すすぎ時間を合理的に設定することができ、すすぎ
の終点を管理することが可能である。 すすぎの終点を管理することにより、リンス水の無
駄をなくすことができる。 現場試運転において、すすぎ時間の調整作業が短縮
できる。
【0007】図1に示す実施例は、サニタリー機器等か
ら成る製品製造装置本体(被洗浄物)1に対して当該製
品製造装置本体1を自動洗浄できる状態で自動定置洗浄
装置(CIP)2を連結し、清水の入口点3とすすぎの
終点4における清水と洗浄用水との電気伝導度を比較す
ることで節水を可能とする節水コントローラ5を以て上
記の自動定置洗浄装置2を制御するようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】上記の実施例は、従来の方法である一定時間の
洗浄方式を根本的に見直し、洗浄理論に基づき合理的に
洗浄およびすすぎを行う方法である。この実施例の清水
を使用するステップの切換えは下記の(A)製品から清
水、(B)洗剤から洗剤、(C)洗剤から清水の3種類
が存在する。 (A) 製品から清水の切換え これは製造終了後、配管及び機械内部に残留した製品を
清水にて押し出す工程である。押し出される液体濃度は
(1)製品濃度が一定の部分、(2)製品と清水が混合
し製品濃度が急激に減少する、(3)デッドスペース等
に滞留した製品が流出し濃度がゆるやかに減少する、
(4)配管や機器の接液表面に強く吸着した製品がすす
ぎ落とされ濃度がさらにゆるやかに減少する、以上4種
類の傾きをもった曲線にて示される。ここでは(1)、
(2)の液体は回収し、再度製品として用いることも可
能である。(3)、(4)の液体はほとんど水であって
含まれる製品はわずかであるので再利用するのは無駄で
ある。そこで、(2)の工程後次のステップに移行する
ことで無駄な清水を節約できる。 (B) 洗剤から洗剤の切換え これは前記(A)の工程終了後アルカリ洗剤で洗浄し、
一旦アルカリ洗剤を回収し更に酸洗剤で洗浄する工程で
ある。この場合も前記(A)と同様(1)洗剤濃度が一
定の部分、(2)洗剤と清水が混合し洗剤濃度が急激に
減少する、(3)デッドスペース等に滞留した洗剤が流
出し濃度がゆるやかに減少する、(4)配管や機器の接
液表面に強く吸着した洗剤がすすぎ落とされ濃度がさら
にゆるやかに減少する、以上4種類の傾きをもった曲線
にて示される。ここでも(1)、(2)の洗剤は回収
し、再利用することが可能である。(3)、(4)の液
体はほとんど水であって含まれる洗剤はわずかであるの
で再利用するのは無駄である。そこで、(B)の工程後
次のステップに移行することで無駄な清水を節約でき
る。 (C) 洗剤から清水の切換え これは洗浄プログラムの最後のステップで洗浄機構は前
記(B)と同様である。ただし、洗浄後配管や機器接液
部表面に洗剤および汚れが残留することはゆるされな
い。したがってこれらのすべてを除去するためには
(4)の工程が終了するまで清水で完全にすすがねばな
らない。そして洗剤濃度が完全にゼロになるのを確認し
終了させるべきである。洗剤濃度がゼロであることの確
認方法として、すすぎ水の電気伝導度を測定するのが低
コストで簡便である。時間に対する電気伝導度の傾きが
ゼロになる時点を洗浄の終点とすることですすぎを終了
させれば無駄な清水を消費することがなくなる。更にす
すぎ前の清水とすすぎ後の清水の電気伝導度を比較しそ
の値が一致したところを洗浄の終点とさせてもよい。こ
れらを組み合せれば更に安全性が増し実際の使用に役立
つ。このようにして前記(A)(B)の場合は適切な濃
度の値を設定し、(C)の場合は洗剤濃度がゼロで自動
的に終了させることにより、現在無駄に消費している清
水を節約することが可能である。更にこの節水さらには
排水の量も節約でき環境保護にたいしても有効な手段と
なる。
【0009】また、節水コントローラを導入することに
よるメリットを述べると次の通りである。 1.洗浄の終点の性格な判定 従来では洗浄の終点の性格な判断が出来なかったが、節
水コントローラの使用によりCIP洗浄毎に終点を判断
し自動的に洗浄を終了させることができる。 2.すすぎの無駄の消滅 水すすぎは安全性に配慮し必要以上行う傾向があった
が、節水コントローラの使用によりこの無駄を消滅する
事が可能である。 3.洗浄時間の短縮 節水コントローラの使用によりCIP洗浄が最短時間で
終了するので、プロセス運転時間の増大、オペレータの
作業時間の低減が可能である。 4.ユーザーによる洗浄管理 節水コントローラの使用によりCIP洗浄パターン、洗
浄時間について試運転時データと比較することができる
ので、プラント納入後ユーザーにて洗浄状態を管理する
ことが可能である。 5.既設CIP設備の診断、改善提案 既設CIPシステムに節水コントローラを組み込むこと
によりCIPプログラムの良否が判定でき、ユーザーに
対する改善提案を行うことができる。 6.設計、試運転の合理化 すすぎ時間の設定は設計者が過去の経験に基づきCIP
のライン毎に設定し、試運転調整時に再設定していた
が、節水コントローラの使用によりこれらの作業が不要
となり且つ設計者によるバラツキをなくすことができ
る。 7.社内設計機器の洗浄評価 サニタリー機器の開発において、節水コントローラの使
用によりCIP洗浄性能の評価にも利用可能である。 8.メリット計算 節水コントローラの導入によりユーザーが得られるメリ
ットを試算すると次のようになる。 試算条件 CIP時間 30分 すすぎ流量 20m3 /h 消滅時間 5分 CIPライン数 5ライン 水道料金 590円/m3 CIP回数 1回/日ライン 電気料金 17.5円/kwh 節水料 20m3 /h×5分/60分×5ライン×20日/月×12 月/年=2,000m3 /年 水道代 2,000m3 /年×590円/m3 =1,180,000 円/年 節電量 10kwh×5分/60分×5ライン×20日/月×12月 /年=1,000kwh/年 電気代 1,000kwh/年×17.5円/kwh=17,500 円/年 節約費用 1,180,000円/年+17,500円/年 =1,197,500円/年 以上の条件の場合、年間約120万円のコストダウンに
寄与することが可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る自動洗浄装置付き食品等製
品製造装置によるときには、すすぎ時間を合理的に設定
することができ、すすぎの終点を管理することができ、
すすぎの終点を管理することによりリンス水(清水)の
無駄をなくすることができ、また現場試運転においてす
すぎ時間の調整作業が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図である。
【符号の説明】
1 製品製造装置本体 2 自動定置洗浄装置 3 清水の入口点 4 すすぎの終点 5 節水コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状・クリーム状等の食品や薬品、その
    他の同状製品の製造に使用するサニタリー機器等から成
    る製品製造装置本体に当該製品製造装置本体を自動洗浄
    できる状態で自動洗浄装置を設けた自動洗浄装置付き食
    品等製品製造装置において、自動洗浄装置の清水の入口
    点の清水とすすぎの終点の洗浄用水との電気伝導度、濁
    度、屈折率、散乱光率、吸光率、ペーハー、イオン濃
    度、比抵抗のうちの一つ以上を比較することで節水を可
    能とする節水コントローラを以て自動洗浄装置を制御す
    るようにしたことを特徴とする自動洗浄装置付き食品等
    製品製造装置。
  2. 【請求項2】 液状・クリーム状等の食品や薬品、その
    他の製品の製造に使用するサニタリー機器等から成る製
    品製造装置本体に当該製品製造装置本体を自動洗浄でき
    る状態で自動洗浄装置を設けた自動洗浄装置付き食品等
    製品製造装置において、すすぎ前の清水とすすぎ後の清
    水との電気伝導度、濁度、屈折率、散乱光率、吸光率、
    ペーハー、イオン濃度、比抵抗のうちの一つ以上を比較
    しその値が一致したところで洗浄を終了することで節水
    を可能とする節水コントローラを以て自動洗浄装置を制
    御するようにしたことを特徴とする自動洗浄装置付き食
    品等製品製造装置。
JP26936495A 1995-09-22 1995-09-22 自動洗浄装置付き食品等製品製造装置 Pending JPH0984519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006032731A1 (en) * 2004-09-22 2006-03-30 Tampereen Teollisuussähkö Oy Method of washing processing apparatus
FR2923737A1 (fr) * 2007-11-16 2009-05-22 Imeca Process Soc Par Actions Procede et dispositif de lavage d'une installation de production alimentaire, pharmaceutique, cosmetique ou similaire.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2923737A1 (fr) * 2007-11-16 2009-05-22 Imeca Process Soc Par Actions Procede et dispositif de lavage d'une installation de production alimentaire, pharmaceutique, cosmetique ou similaire.
WO2009068824A3 (fr) * 2007-11-16 2009-07-30 Imeca Process Procede et dispositif de lavage d'une installation de production alimentaire, pharmaceutique, cosmetique ou similaire.

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