JPH0984004A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0984004A
JPH0984004A JP23167495A JP23167495A JPH0984004A JP H0984004 A JPH0984004 A JP H0984004A JP 23167495 A JP23167495 A JP 23167495A JP 23167495 A JP23167495 A JP 23167495A JP H0984004 A JPH0984004 A JP H0984004A
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豊彦 吉田
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Image Processing (AREA)
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画データの伸張処理を行なう従来の専用LS
I は伸張処理のアルゴリズムに従って多くの演算器を集
積した構成を採用しているため、ハードウェアの規模が
大きく、価格も高価であり、それらはいずれも専用LSI
として構成されていて他の用途には使用できないため、
画像データの種類に比例した種類のLSI を開発する必要
が生じ、使用目的に柔軟に対応できないという問題があ
った。 【解決手段】 逆離散型コサイン変換等のような比較的
複雑な演算を多く含む部分は並列処理可能な第1,第2
マイクロプロセッサ10,11で処理し、フレーム間予測符
号化画像の処理のための他フレームデータの読み出し等
のような比較的単純ではあるがメモリを頻繁にアクセス
する処理及び可変長符号化された画素値のデコード処理
等のような比較的単純ではあるが並列化が本質的に困難
な処理はブロックローダ15, VLCデコーダ14を用いてハ
ードウェアで処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮された画像デー
タを伸張する画像処理装置に関する。特に、画像データ
の伸張処理の内の演算を多く含む部分を汎用マイクロプ
ロセッサがソフトウェアで処理し、メモリからのデータ
読み出しを多く含む処理を専用回路がハードウェアで処
理することにより、汎用マイクロプロセッサと専用回路
とが協調動作して効率よく画像データを伸張する画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データは非常に大きいデータである
ため、それを蓄積したり、あるいは通信する際にはディ
ジタルデータに符号化し、更に圧縮して扱う場合が多
い。特に、動画像の符号化及び圧縮に関しては従来既に
多くの研究がなされており、国際標準化機構によりMPEG
(Moving Picture Experts Group)等の標準となる画像デ
ータのフォーマットが定められている。
【0003】MPEG標準として定められた動画データに代
表される圧縮された画像データから元の画像データを再
現するためにはデータの伸張処理が必要である。そのよ
うな目的で、これまでにHyundai Electronics America
社のHDM8211M, 三菱電機株式会社のM65771FP及びM65770
FP等の種々の動画データ伸張処理用LSI の開発がなされ
てきた。たとえば、HDM8211Mに関しては文献Dave Bursk
y, "Single Chip Performs Both Audio and Video Deco
ding," Elecronic Design, April 3, 1995 に記述され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの動画
データの伸張処理を行なう従来の専用LSI は伸張処理の
アルゴリズムに従って多くの演算器を集積した構成を採
用しているため、ハードウェアの規模が大きく、価格も
高価であった。また、それらはいずれも専用LSIとして
構成されていて他の用途には使用できないため、画像デ
ータの種類に比例した種類のLSI を開発する必要が生じ
る等、使用目的に柔軟に対応できないという問題があっ
た。
【0005】このような問題を解決するために、専用ハ
ードウェアを用いず、汎用マイクロプロセッサにいくつ
かのMPEG画像データ処理専用の命令を追加することによ
り、ソフトウェアで画像データの伸張処理を行なう試み
もなされている。このような試みに関してはたとえば文
献Ruby B. Lee, "Acceleratring Multimedia with Enha
nced Microprocessors," IEEE Micro, pp. 22-32, Apri
l 1995. に記述されている。しかし、汎用プロセッサの
演算性能あるいはメモリアクセス速度に比べて、MPEG標
準の画像データの伸張処理の負荷は過大であり、従来の
ソフトウェア処理では低品質の動画データの伸張処理あ
るいは非実時間の伸張処理は可能ではあるものの、高品
質の動画データの実時間伸張処理は不可能であった。
【0006】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、ソフトウェア処理を行なう汎用マイク
ロプロセッサとハードウェア処理を行なう周辺回路とを
協調動作させることにより、MPEGに代表される画像デー
タの伸張処理を効率的に行なうことが可能であり、且つ
製造コストの面でも比較的安価な画像処理装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は端的には、逆離散型コサイン変換等のような比較的
複雑な演算を多く含む部分は並列処理可能な高性能汎用
プロセッサを用いてソフトウェアで処理し、フレーム間
予測符号化画像の処理のための他フレームデータの読み
出し等のような比較的単純な処理内容ではあるがメモリ
を頻繁にアクセスする処理及び可変長符号化された画素
値のデコード処理等のような比較的単純な演算ではある
が並列化が本質的に困難な処理は専用の周辺回路を用い
てハードウェアで処理し、ソフトウェア処理を行なう汎
用マイクロプロセッサとハードウェア処理を行なう周辺
回路とを協調動作させるような構成を採っている。
【0008】本発明に係る画像処理装置の第1の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに
記述された複数の命令をデコードして実行することによ
りプログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果を
メモリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメ
モリに接続しており、複数の可変長符号からなるデータ
をメモリから読み出して複数の固定長符号からなるデー
タにデコードし、デコード結果のデータをプロセッサ部
へ出力する可変長符号デコード部とを備えている。
【0009】この第1の発明では、可変長符号デコード
部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画像
データである第1のデータをメモリから読み出してデコ
ードし、そのデコード結果としての固定長符号からなる
第2の種類の画像データである第2のデータをプロセッ
サ部へ出力し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに
従って、可変長符号デコード部から出力された第2のデ
ータを第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
画像データである第3のデータに変換処理し、その処理
結果の第3のデータをメモリに書き込む。
【0010】本発明に係る画像処理装置の第2の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
とを有し、プログラムに記述された複数の命令に従って
第1のメモリ及び第2のメモリからデータを読み出して
所定の演算を行ない、その演算結果を第1のメモリに書
き込むプロセッサ部と、第1のメモリ及び第2のメモリ
に接続しており、複数の可変長符号からなるデータを第
1のメモリから読み出して複数の固定長符号からなるデ
ータにデコードし、デコード結果のデータを第2のメモ
リへ出力する可変長符号デコード部とを備えている。
【0011】この第2の発明では、可変長符号デコード
部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画像
データである第1のデータを第1のメモリから読み出し
てデコードし、そのデコード結果としての固定長符号か
らなる第2の種類の画像データである第2のデータを第
2のメモリに書き込み、プロセッサ部が、画像処理プロ
グラムに従って、第2のデータを第2のメモリから読み
出して第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
画像データである第3のデータに変換処理し、その処理
結果の第3のデータを第1のメモリに書き込む。
【0012】本発明に係る画像処理装置の第3の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに
記述された複数の命令をデコードして実行することによ
りプログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果を
メモリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメ
モリに接続しており、複数の固定長符号からなるデータ
をメモリから読み出してプロセッサ部へ出力するデータ
ロード部とを備えている。
【0013】この第3の発明では、データロード部が、
複数の固定長符号からなる画像データである第1のデー
タをメモリから読み出してプロセッサ部へ出力し、プロ
セッサ部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類
の画像データである第2のデータをメモリから読み出し
て固定長符号からなる第2の種類の画像データである第
3のデータにデコード処理し、その処理結果の第3のデ
ータを第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
画像データである第4のデータに変換処理し、その処理
結果の第4のデータとデータロード部から出力された第
1のデータとの所定の演算を行ない、その演算結果の第
5のデータをメモリに書き込む。
【0014】本発明に係る画像処理装置の第4の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
とを有し、プログラムに記述された複数の命令に従って
第1のメモリ及び第2のメモリからデータを読み出して
所定の演算を行ない、その演算結果を第1のメモリに書
き込むプロセッサ部と、第1のメモリ及び第2のメモリ
に接続しており、複数の固定長符号からなるデータを第
1のメモリから読み出して第2のメモリへ出力するデー
タロード部とを備えている。
【0015】この第4の発明では、データロード部が、
画像データである第1のデータを第1のメモリから読み
出して第2のメモリへ出力し、プロセッサ部が、画像処
理プログラムに従って、可変長符号にエンコードされた
第1の種類の画像データである第2のデータを第1のメ
モリから読み出して固定長符号からなる第2の種類の画
像データである第3のデータにデコード処理し、その処
理結果の第3のデータを第2の種類の画像データとは異
なる第3の種類の画像データである第4のデータに変換
処理し、第1のデータを第2のメモリから読み出して第
4のデータとの所定の演算を行ない、その演算結果の第
5のデータを第1のメモリに書き込む。
【0016】本発明に係る画像処理装置の第5の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに
記述された複数の命令をデコードして実行することによ
りプログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果を
メモリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメ
モリに接続しており、データ読み出し部とデータ読み出
し部に接続した加算部と加算部に接続したデータ書き込
み部とを有し、データ読み出し部が複数の固定長符号か
らなるデータをメモリから読み出し、加算部がデータ読
み出し部が読み出した2個の符号を加算し、データ書き
込み部が加算部による加算結果のデータをプロセッサ部
へ出力するデータロード部とを備えている。
【0017】この第5の発明では、データロード部が、
複数の固定長符号からなる画像データである第1のデー
タをメモリから読み出してその隣接符号間の加算を行な
い、その加算結果である第2のデータをプロセッサ部へ
出力し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに従っ
て、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画像デ
ータである第3のデータをメモリから読み出して固定長
符号からなる第2の種類の画像データである第4のデー
タにデコード処理し、その処理結果の第4のデータを第
2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デー
タである第5のデータに変換処理し、その処理結果の第
5のデータとデータロード部から出力された第2のデー
タとの所定の演算を行ない、その演算結果の第6のデー
タをメモリに書き込む。
【0018】本発明に係る画像処理装置の第6の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
を有し、プログラムに記述された複数の命令に従って第
1のメモリと第2のメモリからデータを読み出して所定
の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を書き込むプ
ロセッサ部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続し
ており、データ読み出し部とデータ読み出し部に接続し
た加算部と加算部に接続したデータ書き込み部とを有
し、データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデー
タを第1のメモリから読み出し、加算部がデータ読み出
し部が読み出した2個の符号を加算し、データ書き込み
部が加算部による加算結果のデータを第2のメモリへ出
力するデータロード部とを備えている。
【0019】この第6の発明では、データロード部が、
複数の固定長符号からなる画像データである第1のデー
タを第1のメモリから読み出してその隣接符号間の加算
を行ない、その加算結果である第2のデータを第2のメ
モリへ出力し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに
従って、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第3のデータを第1のメモリから読み出
して固定長符号からなる第2の種類の画像データである
第4のデータにデコード処理し、その処理結果の第4の
データを第2の種類の画像データとは異なる第3の種類
の画像データである第5のデータに変換処理し、第2の
データを第2のメモリから読み出し、第2のデータと第
5のデータとの所定の演算を行ない、その演算結果の第
6のデータを第1のメモリに書き込む。
【0020】本発明に係る画像処理装置の第7の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
を有し、プログラムに記述された複数の命令に従って第
1のメモリと第2のメモリからデータを読み出して所定
の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を書き込むプ
ロセッサ部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続し
ており、データ読み出し部とデータ読み出し部に接続し
た加算部と加算部に接続したデータ書き込み部とを有
し、データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデー
タを第1のメモリから読み出し、加算部がデータ読み出
し部が読み出した2個の符号を加算し、データ書き込み
部が加算部による加算結果のデータを第2のメモリへ出
力するか、またはデータ読み出し部が複数の固定長符号
からなるデータを第1のメモリから読み出してビット幅
を拡張し、データ書き込み部がビット幅を拡張されたデ
ータを第2のメモリへ出力するデータロード部とを備え
ている。
【0021】この第7の発明では、データロード部が、
第1の部分画像を処理する場合は、複数の第1の固定長
符号からなる画像データである第1のデータを第1のメ
モリから読み出し、第1のデータの隣接符号間の加算を
行ない、その加算結果である第2の固定長符号からなる
第2のデータを第2のメモリへ出力し、第2の部分画像
を処理する場合は、複数の第1の固定長符号からなる画
像データである第3のデータを第1のメモリから読み出
し、第3のデータの各符号のビット幅を拡張し、第2の
固定長符号からなる第4のデータを第2のメモリへ出力
し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに従って、可
変長符号にエンコードされた第1の種類の画像データで
ある第5のデータを第1のメモリから読み出して固定長
符号からなる第2の種類の画像データである第6のデー
タにデコード処理し、その処理結果の第6のデータを第
2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デー
タである第7のデータに変換処理し、第2のデータまた
は第4のデータを第2のメモリから読み出し、読み出し
たデータと第7のデータとの所定の演算を行ない、その
演算結果の第8のデータを第1のメモリに書き込む。
【0022】本発明に係る画像処理装置の第8の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに
記述された複数の命令をデコードして実行することによ
りプログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果を
メモリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメ
モリに接続しており、複数の可変長符号からなるデータ
をメモリから読み出して複数の固定長符号からなるデー
タにデコードし、デコード結果のデータをプロセッサ部
へ出力する可変長符号デコード部と、プロセッサ部及び
メモリに接続しており、複数の固定長符号からなるデー
タをメモリから読み出してプロセッサ部へ出力するデー
タロード部とを備えている。
【0023】この第8の発明では、可変長符号デコード
部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画像
データである第1のデータをメモリから読み出してデコ
ードし、そのデコード結果としての固定長符号からなる
第2の種類の画像データである第2のデータをプロセッ
サ部へ出力し、データロード部が、複数の固定長符号か
らなる画像データである第3のデータをメモリから読み
出してプロセッサ部へ出力し、プロセッサ部が、画像処
理プログラムに従って、可変長符号デコード部から出力
された第2のデータを第2の種類の画像データとは異な
る第3の種類の画像データである第4のデータに変換処
理し、その処理結果の第4のデータとデータロード部か
ら出力された第3のデータとの所定の演算を行ない、そ
の演算結果の第5のデータをメモリに書き込む。
【0024】本発明に係る画像処理装置の第9の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
を有し、プログラムに記述された複数の命令に従って第
2のメモリからデータを読み出して所定の演算を行な
い、第1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部
と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続しており、複
数の可変長符号からなるデータを第1のメモリから読み
出して複数の固定長符号からなるデータにデコードし、
デコード結果のデータを第2のメモリへ出力する可変長
符号デコード部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接
続しており、複数の固定長符号からなるデータを第1の
メモリから読み出して第2のメモリへ出力するデータロ
ード部とを備えている。
【0025】この第9の発明では、可変長符号デコード
部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画像
データである第1のデータを第1のメモリから読み出し
てデコードし、そのデコード結果としての固定長符号か
らなる第2の種類の画像データである第2のデータを第
2のメモリに書き込み、データロード部が、画像データ
である第3のデータを第1のメモリから読み出して第2
のメモリへ出力し、プロセッサ部が、画像処理プログラ
ムに従って、第2のデータを第2のメモリから読み出し
て第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像
データである第4のデータに変換処理し、第3のデータ
を第2のメモリから読み出して第4のデータとの所定の
演算を行ない、その演算結果の第5のデータを第1のメ
モリに書き込む。
【0026】本発明に係る画像処理装置の第10の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする第1の命令デ
コーダと、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演
算を行なう演算回路を含むと共に第1の命令デコーダに
接続していて第1の命令デコーダの出力に従って命令を
実行する第1の命令実行部を有し、プログラムに記述さ
れた複数の命令に従って第2のメモリからデータを読み
出して所定の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を
書き込む第1のプロセッサ部と、第1のメモリ及び第1
のメモリとも第2のメモリとも異なる第3のメモリに接
続しており、命令をデコードする第2の命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に第2の命令デコーダに接続し
ていて第2の命令デコーダの出力に従って命令を実行す
る第2の命令実行部を有し、プログラムに記述された複
数の命令に従って第3のメモリからデータを読み出して
所定の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を書き込
む第2のプロセッサ部と、第1のメモリ,第2のメモリ
及び第3のメモリに接続しており、複数の可変長符号か
らなるデータを第1のメモリから読み出して複数の固定
長符号からなるデータにデコードし、デコード結果のデ
ータを第2及び第3のメモリへ出力する可変長符号デコ
ード部と、第1のメモリ,第2のメモリ及び第3のメモ
リに接続しており、複数の固定長符号からなるデータを
第1のメモリから読み出して第2及び第3のメモリへ出
力するデータロード部とを備えている。
【0027】この第10の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータと第2のデータとを第1の
メモリから読み出してデコードし、第1のデータのデコ
ード結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像
データである第3のデータを第2のメモリに、第2のデ
ータのデコード結果としての第2の種類の画像データで
ある第4のデータを第3のメモリにそれぞれ書き込み、
データロード部が、画像データである第5のデータと第
6のデータとを第1のメモリからを読み出し、第5のデ
ータを第2のメモリへ、第6のデータを第3のメモリへ
それぞれ出力し、第1のプロセッサ部が、画像処理プロ
グラムに従って、第3のデータを第2のメモリから読み
出して第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
画像データである第7のデータに変換処理し、第5のデ
ータを第2のメモリから読み出して第7のデータとの所
定の演算を行ない、その演算結果の第8のデータを第1
のメモリに書き込み、第2のプロセッサ部が、画像処理
プログラムに従って、第4のデータを第3のメモリから
読み出して第3の種類の画像データである第9のデータ
に変換処理し、第6のデータを第3のメモリから読み出
して第9のデータとの所定の演算を行ない、その演算結
果の第10のデータを第1のメモリに書き込む。
【0028】本発明に係る画像処理装置の第11の発明
は、第10の発明において、第1のプロセッサ部及び第
2のプロセッサ部に接続しており、画像処理プログラム
の命令を記憶する第4のメモリを備えている。
【0029】この第11の発明では、第4のメモリが第
1のプロセッサ部及び第2のプロセッサ部に命令を並列
に供給することにより、第1のプロセッサ部及び第2の
プロセッサ部が並列に動作する。
【0030】本発明に係る画像処理装置の第12の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記
述された複数の命令をデコードして実行することにより
プログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果をメ
モリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメモ
リに接続しており、複数の可変長符号からなるデータを
メモリから読み出して複数の固定長符号からなるデータ
にデコードし、デコード結果のデータをプロセッサ部へ
出力する可変長符号デコード部と、プロセッサ部及びメ
モリに接続しており、データ読み出し部とデータ読み出
し部に接続した加算部と加算部に接続したデータ書き込
み部とを有し、データ読み出し部が複数の固定長符号か
らなるデータをメモリから読み出し、加算部がデータ読
み出し部が読み出した2個の符号を加算し、データ書き
込み部が加算部による加算結果のデータをプロセッサ部
へ出力するデータロード部とを備えている。
【0031】この第12の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータをメモリから読み出してデ
コードし、そのデコード結果としての固定長符号からな
る第2の種類の画像データである第2のデータをプロセ
ッサ部へ出力し、データロード部が、複数の固定長符号
からなる画像データである第3のデータをメモリから読
み出し、第3のデータの隣接符号間の加算を行ない、そ
の加算結果である第4のデータをプロセッサ部へ出力
し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに従って、可
変長符号デコード部から出力された第2のデータを第2
の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像データ
である第5のデータに変換処理し、その処理結果の第5
のデータとデータロード部から出力された第4のデータ
との所定の演算を行ない、その演算結果の第6のデータ
をメモリに書き込む。
【0032】本発明に係る画像処理装置の第13の発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続していて
命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
を有し、プログラムに記述された複数の命令に従って第
2のメモリからデータを読み出して所定の演算を行な
い、第1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部
と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続しており、複
数の可変長符号からなるデータを第1のメモリから読み
出して複数の固定長符号からなるデータにデコードし、
デコード結果のデータを第2のメモリへ出力する可変長
符号デコード部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接
続しており、データ読み出し部とデータ読み出し部に接
続した加算部と加算部に接続したデータ書き込み部とを
有し、データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデ
ータを第1のメモリから読み出し、加算部がデータ読み
出し部が読み出した2個の符号を加算し、データ書き込
み部が加算部による加算結果のデータを第2のメモリへ
出力するデータロード部とを備えている。
【0033】この第13の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータを第1のメモリから読み出
してデコードし、そのデコード結果としての固定長符号
からなる第2の種類の画像データである第2のデータを
第2のメモリに書き込み、データロード部が、複数の固
定長符号からなる画像データである第3のデータを第1
のメモリから読み出してその隣接符号間の加算を行な
い、その加算結果である第4のデータを第2のメモリへ
出力し、プロセッサ部が、画像処理プログラムに従っ
て、第2のデータを第2のメモリから読み出して第2の
種類の画像データとは異なる第3の種類の画像データで
ある第5のデータに変換処理し、第4のデータを第2の
メモリから読み出し、第4のデータと第5のデータとの
所定の演算を行ない、その演算結果の第6のデータを第
1のメモリに書き込む。
【0034】本発明に係る画像処理装置の第14発明
は、第1のメモリ及び第1のメモリとは異なる第2のメ
モリに接続しており、命令をデコードする第1の命令デ
コーダと、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演
算を行なう演算回路を含むと共に第1の命令デコーダに
接続していて第1の命令デコーダの出力に従って命令を
実行する第1の命令実行部を有し、プログラムに記述さ
れた複数の命令に従って第2のメモリからデータを読み
出して所定の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を
書き込む第1のプロセッサ部と、第1のメモリ及び第1
のメモリとも第2のメモリとも異なる第3のメモリに接
続しており、命令をデコードする第2の命令デコーダ
と、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行
なう演算回路を含むと共に第2の命令デコーダに接続し
ていて第2の命令デコーダの出力に従って命令を実行す
る第2の命令実行部を有し、プログラムに記述された複
数の命令に従って第3のメモリからデータを読み出して
所定の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を書き込
む第2のプロセッサ部と、第1のメモリ,第2のメモリ
及び第3のメモリに接続しており、複数の可変長符号か
らなるデータを第1のメモリから読み出して複数の固定
長符号からなるデータにデコードし、デコード結果のデ
ータを第2及び第3のメモリへ出力する可変長符号デコ
ード部と、第1のメモリ,第2のメモリ及び第3のメモ
リに接続しており、データ読み出し部とデータ読み出し
部に接続した加算部と加算部に接続したデータ書き込み
部とを有し、データ読み出し部が複数の固定長符号から
なるデータを第1のメモリから読み出し、加算部がデー
タ読み出し部が読み出した2個の符号を加算し、データ
書き込み部が加算部による加算結果のデータを第2のメ
モリ及び第3のメモリへ出力するデータロード部とを備
えている。
【0035】この第14の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータと第2のデータとを第1の
メモリから読み出してデコードし、第1のデータのデコ
ード結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像
データである第3のデータを第2のメモリに、第2のデ
ータのデコード結果としての第2の種類の画像データで
ある第4のデータを第3のメモリにそれぞれ書き込み、
データロード部が、複数の固定長符号からなる画像デー
タである第5のデータと第6のデータとを第1のメモリ
から読み出し、第5のデータの隣接符号間の加算を行な
い、その加算結果である第7のデータを第2のメモリへ
出力し、第6のデータの隣接符号間の加算を行ない、そ
の加算結果である第8のデータを第3のメモリへ出力
し、第1のプロセッサ部が、画像処理プログラムに従っ
て、第3のデータを第2のメモリから読み出して第2の
種類の画像データとは異なる第3の種類の画像データで
ある第9のデータに変換処理し、第7のデータを第2の
メモリから読み出して第9のデータとの所定の演算を行
ない、その演算結果の第10のデータを第1のメモリに
書き込み、第2のプロセッサ部が、画像処理プログラム
に従って、第4のデータを第3のメモリから読み出して
第3の種類の画像データである第11のデータに変換処
理し、第8のデータを第3のメモリから読み出して第1
1のデータとの所定の演算を行ない、その演算結果の第
12のデータを第1のメモリに書き込む。
【0036】本発明に係る画像処理装置の第15の発明
は、上述の第14の発明において、第1のプロセッサ部
及び第2のプロセッサ部に接続しており、画像処理プロ
グラムの命令を記憶する第4のメモリを備えている。
【0037】この第15の発明では、第4のメモリが第
1のプロセッサ部及び第2のプロセッサ部に命令を並列
に供給することにより、第1のプロセッサ部及び第2の
プロセッサ部が並列に動作する。
【0038】本発明に係る画像処理装置の第16の発明
は、第1のメモリ,第1のメモリとは異なる第2のメモ
リ及び読み出し専用メモリに接続しており、命令をデコ
ードする命令デコーダと、データを記憶する複数のレジ
スタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に命令デ
コーダに接続していて命令デコーダの出力に従って命令
を実行する命令実行部を有し、読み出し専用メモリに保
持されたプログラムに記述された複数の命令に従って第
2のメモリからデータを読み出して所定の演算を行な
い、第1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部
と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続しており、複
数の可変長符号からなるデータを第1のメモリから読み
出して複数の固定長符号からなるデータにデコードし、
デコード結果のデータを第2のメモリへ出力する可変長
符号デコード部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接
続しており、複数の固定長符号からなるデータを第1の
メモリから読み出して第2のメモリへ出力するデータロ
ード部とを備えている。
【0039】この第16の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータを第1のメモリから読み出
してデコードし、そのデコード結果としての固定長符号
からなる第2の種類の画像データである第2のデータを
第2のメモリに書き込み、データロード部が、画像デー
タである第3のデータを第1のメモリから読み出して第
2のメモリへ出力し、プロセッサ部が、読み出し専用メ
モリに保持された画像処理プログラムに従って、第2の
データを第2のメモリから読み出して第2の種類の画像
データとは異なる第3の種類の画像データである第4の
データに変換処理し、第3のデータを第2のメモリから
読み出して第4のデータとの所定の演算を行ない、その
演算結果の第5のデータを第1のメモリに書き込む。
【0040】本発明に係る画像処理装置の第17の発明
は、メモリに接続しており、メモリに格納されている命
令をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複
数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共
に命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従
って命令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記
述された複数の命令をデコードして実行することにより
プログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果をメ
モリへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及び可変
長符号入力部に接続しており、可変長符号入力部を介し
て外部から入力された複数の可変長符号からなるデータ
を複数の固定長符号からなるデータにデコードし、デコ
ード結果のデータをプロセッサ部へ出力する可変長符号
デコード部とを備えている。
【0041】この第17の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号入力部から出力された可変長符号に
エンコードされた第1の種類の画像データである第1の
データをデコードし、そのデコード結果としての固定長
符号からなる第2の種類の画像データである第2のデー
タをプロセッサ部へ出力し、プロセッサ部が、画像処理
プログラムに従って、可変長符号デコード部から出力さ
れた第2のデータを第2の種類の画像データとは異なる
第3の種類の画像データである第3のデータに変換処理
し、その処理結果の第3のデータをメモリに書き込む。
【0042】本発明に係る画像処理装置の第18の発明
は、メモリ及び可変長符号入力部に接続しており、命令
をデコードする命令デコーダと、データを記憶する複数
のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に
命令デコーダに接続していて命令デコーダの出力に従っ
て命令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記述
された複数の命令をデコードして実行することによりプ
ログラムに従ったデータ処理を行ない、処理結果をメモ
リへ出力するプロセッサ部と、プロセッサ部及びメモリ
に接続しており、複数の固定長符号からなるデータをメ
モリから読み出してプロセッサ部へ出力するデータロー
ド部とを備えている。
【0043】この第18の発明では、データロード部
が、複数の固定長符号からなる画像データである第1の
データをメモリから読み出してプロセッサ部へ出力し、
プロセッサ部が、画像処理プログラムに従って、可変長
符号入力部を介して外部から入力された可変長符号にエ
ンコードされた第1の種類の画像データである第2のデ
ータを固定長符号からなる第2の種類の画像データであ
る第3のデータにデコード処理し、その処理結果の第3
のデータを第2の種類の画像データとは異なる第3の種
類の画像データである第4のデータに変換処理し、デー
タロード部から出力された第1のデータと第4のデータ
との所定の演算を行ない、その演算結果の第5のデータ
をメモリに書き込む。
【0044】本発明に係る画像処理装置の第19の発明
は、第1のメモリ,第1のメモリとは異なる第2及び第
3のメモリに接続しており、命令をデコードする命令デ
コーダと、データを記憶する複数のレジスタ及び算術演
算を行なう演算回路を含むと共に命令デコーダに接続し
ていて命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令
実行部を有し、プログラムに記述された複数の命令に従
って第2及び第3のメモリからデータを読み出して所定
の演算を行ない、第1のメモリに演算結果を書き込むプ
ロセッサ部と、第1のメモリ及び第2のメモリに接続し
ており、複数の可変長符号からなるデータを第1のメモ
リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
コードし、デコード結果のデータを第2のメモリへ出力
する可変長符号デコード部と、第1のメモリ及び第3の
メモリに接続しており、複数の固定長符号からなるデー
タを第1のメモリから読み出し、第3のメモリへ出力す
るデータロード部とを備えている。
【0045】この第19の発明では、可変長符号デコー
ド部が、可変長符号にエンコードされた第1の種類の画
像データである第1のデータを第1のメモリから読み出
してデコードし、そのデコード結果としての固定長符号
からなる第2の種類の画像データである第2のデータを
第2のメモリに書き込み、データロード部が、画像デー
タである第3のデータを第1のメモリから読み出して第
3のメモリへ出力し、プロセッサ部が、画像処理プログ
ラムに従って、第2のデータを第2のメモリから読み出
して第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画
像データである第4のデータに変換処理し、第3のデー
タを第3のメモリから読み出して第4のデータとの所定
の演算を行ない、その演算結果の第5のデータを第1の
メモリに書き込む。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。
【0047】〔実施の形態1〕 (1) 「全体構成」 図1に本発明の画像処理装置の実施の形態1の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図1において参照符号1で示されている部分が本発
明の画像処理装置が構築されているチップであり、複数
のDRAMチップで構成される外部メモリ2にデータバス3
及びアドレスバス4等を介して接続されている。
【0048】本発明の画像処理装置は、1ブロックが8
×8=64個の画素からなり、1フレームが90×60= 5,4
00個のブロックからなる圧縮された画像データを1秒間
に30フレーム伸張処理するMPEG標準のビデオデータと、
そのビデオデータに付属するオーディオデータ及びデコ
ードシステムの動作に関するシステムデータの三種類の
データを主として処理する。
【0049】本発明の画像処理装置の中心となる演算処
理部は第1のプロセッサ部としての第1マイクロプロセ
ッサ10と第2のプロセッサ部としての第2マイクロプロ
セッサ11とで構成されており、これらの第1マイクロプ
ロセッサ10及び第2マイクロプロセッサ11がマルチプロ
セッサ手法に従って負荷分散を行なうことにより、高効
率で画像データを処理する。
【0050】参照符号12は第1のメモリとしての第1高
速メモリを、参照符号13は第2のメモリとしての第2高
速メモリをそれぞれ示している。第1高速メモリ12はバ
ス24を介して第1マイクロプロセッサ10と、第2高速メ
モリ13はバス25を介して第2マイクロプロセッサ11とそ
れぞれ接続しており、各マイクロプロセッサ10, 11のロ
ーカルメモリとして動作する。
【0051】参照符号14は可変長符号デコード部として
の VLC(Variable Length Code:可変長符号) デコーダを
示している。この VLCデコーダ14は、前述の64個の画素
からなるブロックの可変長符号化された各画像データを
64個の固定長画素データを要素とする配列にデコード
し、デコード結果を内部バス20を介して高速メモリ12,1
3へ出力する。
【0052】参照符号15はデータロード部としてのブロ
ックローダを示している。このブロックローダ15は、フ
ーム間予測技法に従って、差分データを加算する対象と
なる隣接フレームのブロックを外部メモリ2から読み出
して内部バス20を介して高速メモリ12, 13へ出力する。
なお、 VLCデコーダ14及びブロックローダ15は高速メモ
リ12, 13と内部バス20により接続されており、内部バス
20のバス権を相互に調停して高速メモリ12, 13にデータ
を書き込む。なお、内部バス20はアドレスバス(IDアス)
とデータバス (IDバス) とにより構成されている。
【0053】参照符号16は第1, 第2マイクロプロセッ
サ10, 11により共通使用される命令キャッシュである。
この命令キャッシュ16は、外部メモリ2から外部バス21
を介してフェッチした命令をキャッシングし、第1, 第
2マイクロプロセッサ10, 11それぞれに命令を供給す
る。また、命令キャッシュ16は第1, 第2マイクロプロ
セッサ10, 11に同一の命令を同時に供給することも、い
ずれか一方のマイクロプロセッサ10または11のみに命令
を供給することも可能である。なお、外部バス21は、ア
ドレスバス (EAバス) とデータバス (EDバス) とにより
構成されており、、本発明の画像処理装置と外部メモリ
2との間を接続している。
【0054】参照符号17は画像表示回路であり、伸張処
理が終了した画像データを外部バス21を介して外部メモ
リ2から読み出し、バス28を介して外部へ出力する。参
照符号18はシリアル入力回路であり、外部からシリアル
信号線27を介して入力された圧縮画像のシリアルデータ
をパラレルデータに変換し、外部バス21を介して外部メ
モリ2に書き込む。従って、たとえばシリアル信号線27
は外部アンテナあるいはディジタルビデオディスク(DV
D) 再生装置の出力ラインと接続されており、バス28は
CRTディスプレイ等の画像表示装置と接続されている。
【0055】なお、第1, 第2マイクロプロセッサ10,
11、 VLCデコーダ14、ブロックローダ15、命令キャッシ
ュ16、画像表示回路17及びシリアル入力回路18は外部バ
ス21のバス権を調停して外部メモリ2をアクセスする。
【0056】参照符号19は外部バス21のアドレスバス
(EAバス) と外部メモリ2との間に備えられたDRAMコン
トローラであり、外部バス21へ出力されたアドレスをDR
AMの行アドレスと列アドレスとに変換して外部メモリ2
をアクセスするために備えられている。
【0057】(2) 「マイクロプロセッサ」 次に、第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11について説
明するが、両者は同一の構成を有する。本第1の実施の
形態では、画像処理プログラムの実行中に第1マイクロ
プロセッサ10のみが動作する期間と、第2マイクロプロ
セッサ11のみが動作する期間と、両マイクロプロセッサ
10, 11が共に動作する期間とがあるが、両マイクロプロ
セッサ10, 11の命令、レジスタ構成及びハードウェア機
能は基本的に同一であるので、ここでは第1マイクロプ
ロセッサ10についてのみ説明するが、その説明はそのま
ま第2マイクロプロセッサ11にもあてはまる。
【0058】(2.1) 「命令セットとレジスタ」 図2の模式図にマイクロプロセッサ10の命令フォーマッ
トを示す。マイクロプロセッサ10の命令フォーマットに
は、一つの命令で二つの演算を指示する2演算命令のフ
ォーマット101 と、一つの命令で一つの演算を指示する
1演算命令のフォーマット102 とがある。
【0059】2演算命令のフォーマット101 には、各1
ビットのフィールド103 及びフィールド104 からなるフ
ォーマットフィールドと、二つの演算フィールド106, 1
07と、各演算フィールド106, 107に一つずつ付属する3
ビットの実行条件フィールド105 とが含まれる。また、
1演算命令のフォーマット102 には、各1ビットのフィ
ールド103 及びフィールド104 からなるフォーマットフ
ィールドと、フィールド108 及びフィールド109 からな
る演算フィールドと、一方の演算フィールド108 のみに
付属する3ビットの実行条件フィールド105 とが含まれ
る。
【0060】図3はフォーマットフィールド103 及び10
4 の内容の詳細を示す模式図である。フォーマットフィ
ールドの値FMが”00”である場合、この命令は2演算命
令であり、演算フィールド106 で指示されたoperation
_0 の演算がデコード直後のクロックサイクルに実行さ
れ、演算フィールド107 で指示されたoperation _1の
演算がoperation _0 の演算に対して1クロックサイク
ル遅れて実行されることを意味している。
【0061】フォーマットフィールドの値FMが”01”で
ある場合、この命令は2演算命令であり、演算フィール
ド106 で指示されたoperation _0 の演算と演算フィー
ルド107 で指示されたoperation _1 の演算とがデコー
ド直後のクロックサイクルで並列に実行されることを意
味している。
【0062】フォーマットフィールドの値FMが”10”で
ある場合、この命令は2演算命令であり、演算フィール
ド107 で指示されたoperation _1 の演算がデコード直
後のクロックサイクルに実行され、演算フィールド106
で指示されたoperation _0の演算がoperation _1 の
演算に対して1クロックサイクル遅れて実行されること
を意味している。
【0063】フォーマットフィールドの値FMが”11”で
ある場合、この命令は1演算命令であり、108 及び109
からなる演算フィールドで指示された一つの演算がデコ
ード直後のクロックサイクルに実行されることを意味し
ている。
【0064】図4は実行条件フィールド105 の内容の詳
細を示す模式図である。実行条件フィールド105 は、後
述するマイクロプロセッサ10の状態フラグF0及びF1の値
に依存して、演算フィールド106, 107でそれぞれ示され
たoperation _0 の演算及びoperation _1 の演算、更
には演算フィールド108 及び109 で示された演算が有効
であるか無効であるかを定める。ここで、演算が有効で
あるとは、演算結果がレジスタ, メモリ, フラグに反映
され、その演算により定義された動作結果が残ることを
意味する。また、演算が無効であるとは、演算結果がレ
ジスタ, メモリ, フラグに反映されず、定められた演算
の種類には拘わらずにその演算により無効演算(NOP:no
operation)と同様の結果がレジスタあるいはフラグに残
ることを意味する。
【0065】実行条件フィールド105 の値CCが”000 ”
である場合、演算はフラグF0, F1の値に拘わらずに常に
有効である。実行条件フィールド105 の値CCが”001 ”
である場合、演算はF1の値には拘わらずF0が”10”であ
る場合にのみ有効である。実行条件フィールド105 の値
CCが”010 ”である場合、演算はF0が”10”であり且つ
F1が”10”である場合にのみ有効である。実行条件フィ
ールド105 の値CCが”011 ”である場合、演算はF0が”
10”であり且つF1が”11”である場合にのみ有効であ
る。実行条件フィールド105 の値CCが”101 ”である場
合、演算はF1の値に拘わらずF0が”10”である場合にの
み有効である。実行条件フィールド105 の値CCが”110
”である場合、演算はF0が”11”であり且つF1が”1
0”である場合にのみ有効である。実行条件フィールド1
05 の値CCが”111 ”である場合、演算はF0が”11”で
あり且つF1が”11”である場合にのみ有効である。実行
条件フィールド105 の値CCが”100 ”である場合の動作
は未定義であり、この値が命令で用いられることはな
い。
【0066】図5は28ビットで表現される短型の演算フ
ィールド106, 107と58ビットで表現される長型の演算フ
ィールド(108 及び109 で構成)のビット構成例を示す
模式図である。短型の演算フィールドには三種類のフォ
ーマット111, 112, 113 があり、長型の演算フィールド
には一種類のフォーマット114 のみがある。
【0067】フォーマット111 は演算内容を指定するフ
ィールド115 及び117 と、レジスタ番号または6ビット
の即値を指定するフィールド121 と、レジスタの番号を
指定する二つのフィールド122, 123とで構成される。こ
のフォーマット111 の演算には、レジスタ間及びレジス
タと即値の算術演算, 論理演算, シフト演算, ビット演
算、あるいはレジスタ間接アドレッシングのメモリアク
セス演算, ジャンプ演算等が含まれる。
【0068】フォーマット112 は16ビット長のデータの
レジスタ間演算のためのフォーマットであり、演算内容
を指定するフィールド116 と、レジスタの番号を指定す
る三つのフィールド122, 123及び124 と、各レジスタ番
号修飾情報118, 120とで構成される。マイクロプロセッ
サ10は後述するように32ビット長の汎用レジスタを64個
備えている (図6参照) 。16ビットデータは各汎用レジ
スタの上位側または下位側の16ビットに格納される。こ
のため、レジスタ上の16ビット長のオペランド位置を特
定するためにレジスタ番号と上位または下位の格納位置
を示す1ビット修飾情報とがそれぞれに必要になる。レ
ジスタ番号修飾情報118 及び120 は合計3ビットのフィ
ールドであり、このために使用される。このフォーマッ
ト112 は16ビットで表現される画像データを扱う演算に
おいて多用される。
【0069】フォーマット113 は分岐命令のためのフォ
ーマットであり、演算内容を指定するフィールド115 及
び117 と、分岐変位のフィールド125 とで構成される。
このフォーマット113 の演算には分岐命令とサブルーチ
ン分岐命令とが含まれる。
【0070】フォーマット114 は32ビットの分岐変位ま
たは即値を必要とする演算のためのフォーマットであ
り、演算の内容を指定するフィールド115 と、三つのレ
ジスタの番号を指定するフィールド122, 123及び124
と、分岐変位または即値を指定するフィールド126 とで
構成される。このフォーマット114 の演算には複雑な算
術演算, 大きな即値を用いる算術演算, 大きなディスプ
レースメント付きレジスタ間接アドレッシングのメモリ
アクセス演算, 大きな分岐変位の分岐演算, 絶対番地へ
のジャンプ演算等が含まれる。
【0071】図6はマイクロプロセッサ10のレジスタ構
成例を示す模式図である。マイクロプロセッサ10にはR0
乃至R63 の64本の32ビット長の汎用レジスタ130 と、6
本の32ビット長の制御レジスタ140 と、2本の64ビット
長のアキュムレータ136 とが備えられている。制御レジ
スタ140 には、プロセッサ状態語(PSW)134と、プログラ
ムカウンタ(PC)135 と、その他の各種の専用レジスタと
が含まれる。
【0072】フォーマット112 の演算では64本の汎用レ
ジスタ130 のそれぞれの上位16ビットと下位16ビットと
を別々にアクセス可能である。また、2本のアキュムレ
ータ136 はそれぞれ上位32ビットと下位32ビットとを別
々にアクセス可能である。汎用レジスタ(R0)131 はその
内容が読み出された場合には常に”0”であり、書き込
みは無視される。汎用レジスタ(R63) はスタックポイン
タ(SPI) であり、 PSW134 のSMフィールドの値に依存し
てユーザスタックポインタ(SPU)132または割り込みスタ
ックポインタ(SPI)133のいずれかが動作する。
【0073】図7は PSW134 の詳細な内容を示す模式図
である。 PSW134 の上位16ビットのフィールド142 に
は、スタックポインタを切り替えるSNフィールド, アド
レス変換動作の有無を制御するATフィールド, デバッグ
機構の動作を制御するDBフィールド, 外部割り込みの受
け付け動作を制御する IMASKフィールドが含まれる。下
位16ビットのフィールド143 はフラグフィールドであ
る。フラグフィールド143には8個のフラグがあり、そ
の内のF0フラグ144 とF1フラグ145 とは演算の有効/無
効を制御する。各フラグの値は比較演算あるいは算術演
算の結果に依存して変化するほか、フラグ初期化演算で
初期化される場合、あるいはフラグ値書き込み演算で任
意の値をフラグフィールド143 に書き込むことにより変
化する場合がある。また、フラグ値読み出し演算でフラ
グフィールド143 の値を読み出すことも可能である。
【0074】(2.2) 「ハードウェア構成」 本発明の画像処理装置の実施の形態1のマイクロプロセ
ッサ10の全体の構成例を図8のブロック図に示す。
【0075】図8において、参照符号163 はマイクロプ
ロセッサ10を外部バス21, 命令キャッシュ16及び高速メ
モリ12と接続するバスインタフェイス部である。バスイ
ンタフェイス部163 はマイクロプロセッサ10内部では、
IAバス及びBDバスを介して命令フェッチ部161 と、また
OAバス及びBDバスを介してオペランドアクセス部162と
それぞれ接続している。
【0076】命令フェッチ部161 は、命令をバスインタ
フェイス部163 を介して命令キャッシュ16あるいは外部
メモリ2からフェッチし、64ビットのIIバスを経由して
命令マッパ150 へ送る。また、オペランドアクセス部16
2 は、データをバスインタフェイス部163 を介して高速
メモリ12または外部メモリ2からフェッチしてメモリア
クセス部159 へ送り、あるいはメモリアクセス部159 か
ら送られてきたデータをバスインタフェイス部163 を介
して高速メモリ12または外部メモリ2に書き込む。
【0077】命令マッパ150 は命令フェッチ部161 から
送られてきた64ビットの命令をそれに含まれるフォーマ
ットフィールド103 と104 とに従って演算フィールドに
分解し、指定された順序で命令デコーダ170 へ転送す
る。この際、命令マッパ150 は演算の種類に応じて各演
算フィールドを四つのデコーダ151, 152, 153 及び154
の内の対応するデコーダへ再配置して転送する。
【0078】命令デコーダ170 は、ジャンプ演算, 分岐
演算の演算コードをデコードするデコーダであるPCD 15
1 と、算術演算, シフト演算等の汎用レジスタにあるオ
ペランドに関する演算の演算コードをデコードするデコ
ーダであるIAD 152 及びIBD153 と、メモリアクセス演
算の演算コードをデコードするデコーダであるMD 154と
で構成される。これらのデコーダ151, 152, 153 及び15
4 によるデコード結果は制御回路155 に与えられる。制
御回路155 には PSW134 が含まれており、命令デコーダ
170 の各デコーダによるデコード結果と PSW134 の内容
とに従って演算部180 を制御する。
【0079】演算部180 は命令デコーダ170 の四つのデ
コーダ151, 152, 153 及び154 に対応してPC部156 と、
2部分からなる整数演算部160 と、メモリアクセス部15
9 との計4ブロックで構成される。
【0080】PC部156 には前述のプログラムカウンタ13
5 あるいは図示されていない加算器が備えられている。
PC部156 は、有効なジャンプ演算または分岐演算を含ま
ない命令が実行された場合には、その命令のPC値に”
8”を加えることにより次に実行すべき命令の PC 値を
計算し、ジャンプ演算あるいは分岐演算が実行された場
合には、その命令のPC値に分岐変位を加算するか、また
は演算で指定されたアドレッシングモードに従う計算を
行なうことによりジャンプ先命令のPC値を計算する。
【0081】整数演算部160 には前述の7ポートの汎用
レジスタ130,制御レジスタ140 及びアキュムレータ136
と、後述するバレルシフタ,ALU及び乗算器が備えられて
おり、整数演算を並列に実行する二つの整数演算機構で
あるIA部157 とIB部158 とで構成されている。なお、PC
部150 と整数演算部160 のIA部157 及びIB部158 とはそ
れぞれ他と独立に動作するが、必要に応じてSバス, D
バスを経由して相互にデータを送受信する場合もある。
【0082】メモリアクセス部159 は整数演算部160 の
IA部157 またはIB部158 と協調して動作し、オペランド
アクセス部162 との間でデータを送受信する。
【0083】なお、演算部180 と命令フェッチ部161 あ
るいはオペランドアクセス部162 との間はJAバス, AAバ
ス及びDDバスで結合されており、それぞれ演算部180 と
命令アドレス, データアドレス及びデータを送受信す
る。
【0084】図9は整数演算部160 の詳細な構成例を示
すブロック図であり、整数演算部160 とメモリアクセス
部159 との間の接続関係が併せて示されている。整数演
算部160 は、レジスタファイル166 と二つの演算部167
及び168 とで構成されている。
【0085】レジスタファイル166 には前述の図6に示
されている汎用レジスタ130,制御レジスタ140 及びアキ
ュムレータ136 が含まれており、IA部157 とIB部158 と
で共有される。また、演算部167 はIA部157 に、演算部
168 はIB部158 にそれぞれ含まれる。換言すれば、IA部
157 は演算部167 とレジスタファイル166 とで、IB部15
8 は演算部168 とレジスタファイル166 とでそれぞれ構
成されている。
【0086】レジスタファイル166 内の汎用レジスタ13
0 と演算部167 及び168 とはそれぞれ3本のバスで結合
されており、独立に二つの演算が実行可能に構成されて
いる。また、汎用レジスタ130 はもう1本のバスでメモ
リアクセス部159 と結合している。演算部167 にはALU
167A, バレルシフタ167B及び乗算器167Mが、演算部168
にはALU 168A, バレルシフタ168B及び乗算器168Mがそれ
ぞれ備えられている。また、図示されてはいないが、ア
キュムレータ136 の一つは演算部167 に、もう一つが演
算部168 に備えられており、それぞれ乗算器167M, 168M
による乗算の結果を蓄積加算または蓄積減算して保持す
る。
【0087】(3) 「ブロックローダ」 図10はブロックローダ15の詳細な構成例を示すブロック
図である。
【0088】図10において、参照符号171 は入力データ
キューを示している。入力データキュー171 は外部メモ
リ2から8バイトまたは9バイトのデータを整置された
4バイト毎に読み込んでバッファリングし、1バイト毎
に出力する。但し、入力データキュー171 が外部メモリ
2から1回に読み込むデータの長さはそのデータの先頭
番地が4バイト境界に対してどのような位置にあるかに
依存する。
【0089】参照符号172 はラッチであり、入力データ
キュー171 から現在出力されているデータの1回前に出
力された1バイトのデータを保持する。
【0090】参照符号173 はオフセットアドレス格納用
のレジスタ(Offset)であり、8×8の画素データをブロ
ック単位に外部メモリ2からロードするために、第n行
の画素データの読み込み後に第(n+1) 行の画素データを
読み込むために必要なオフセットアドレスを格納する。
【0091】参照符号174 は、高速メモリ12または13に
画素データを書き込む際のアドレスを保持するためのレ
ジスタ(IAR) であり、4アドレス単位のインクリメント
機能を有する。このレジスタ174 が保持するアドレスは
内部バス20のIAバスへ出力される。参照符号175 は、外
部メモリ2から画素データを読み出す際のアドレスを保
持するためのレジスタ(EAR) であり、4アドレス単位の
インクリメント機能を有する。このレジスタ175 が保持
するアドレスは外部バス21のEAバスへ出力される。
【0092】参照符号176 は加算器であり、入力データ
キュー171 から出力されているデータとラッチ172 に保
持されているデータとを加算して出力データキュー177
に書き込むか、またはレジスタ173 と175 との値を加算
してレジスタ175 に書き込む動作を行なう。出力データ
キュー177 は、加算器176 から出力される2個の16ビッ
トデータをバッファリングして4バイト毎に高速メモリ
12または13へ出力する。
【0093】なお、上述の入力データキュー171,レジス
タ173, 174及び175 は外部バス21のEDバスからの入力経
路を有する。入力データキュー171,ラッチ172,レジスタ
173及び175 は加算器1761への出力経路を有する。な
お、入力データキュー171 はラッチ172 への出力をも有
する。更に、加算器176 はレジスタ175 及び出力データ
キュー177 への出力経路を有する。
【0094】ところで、MPEG標準の動画処理では、フレ
ーム間予測のための予測データとして他フレームの整数
画素単位のデータを扱う場合と、半画素単位のデータを
扱う場合とがある。整数画素単位のデータを扱う場合
は、入力データキュー171 から出力されているデータと
ラッチ172 に保持されているデータとを加算器176 で加
算する処理は不必要であり、入力データキュー171 から
出力されている8ビットのデータが加算器176 で16ビッ
トにゼロ拡張されて出力データキュー177 に書き込まれ
る。
【0095】一方、半画素単位のデータを扱う場合は、
入力データキュー171 から出力されている8ビットの画
素値とラッチ172 から出力されている8ビットの画素値
とが加算器176 で加算されて隣接2画素値の和として16
ビットのデータが出力データキュー177 に書き込まれ
る。このため、ブロックローダ15内では予測データの1
画素が常時16ビットで表現され、出力データキュー177
は予測データが半画素単位のデータであるか、または整
数画素単位のデータであるかには拘わらず、常に1画素
が16ビットであり且つブロックの各行が8個のデータで
構成されるデータを高速メモリ12または13に書き込む。
【0096】(4) 「MPEG標準の動画データ処理例」 以下に本発明の画像処理装置による動画データ処理につ
いて説明するが、それに先立って、MPEG標準の動画デー
タの処理 (原画像の圧縮符号化処理及びその再生のため
の伸張処理) の概要について説明する。
【0097】(4.1) 「MPEG標準の動画データ処理の概
要」 本発明の画像処理装置は動画像を圧縮符号化して得られ
た符号化データを伸張処理する装置であるが、符号化デ
ータは基本的には外部からバス28を介して入力される。
このような動画データの圧縮符号化手法としては、主と
して以下の三種類の手法が利用される。第1は画面内相
関による圧縮であり、同一フレーム内の各画素間の相関
関係が利用される。第2は画面間相関関係による圧縮で
あり、フレーム間の対応する画素のデータの差分が利用
される。フレーム間で対応する画素相互の差分のデータ
は生のデータに比してバラツキが非常に小さくなる。第
3は符号の出現確率の偏りによる圧縮であり、可変長符
号(VLC:Variable Length Code)が利用される。これは、
第2の要素により得られた差分のデータ(コード)を対
象として行なわれ、具体的には出現確率が高いデータの
コードに対しては短いビット長のコードを割り当て、出
現確率が低いデータのコードに対しては長いビット長の
コードを割り当てることにより、データ量を圧縮する。
【0098】まず、第1の画面内相関関係を利用する手
法について説明する。図11(a) に示されているように、
たとえば 352×288 画素で構成される1フレームの原画
像をそれぞれが8×8=64画素のブロックに分割し、そ
の一つを取り出す。なお、64個の画素はa1 〜a64にて
示されており、それぞれの画素値はこの時点ではランダ
ムである。そして、この図11(a) に示されている8×8
=64画素のブロックに対して画面内相関関係による圧縮
が行なわれる。具体的には、図11(a) に示されている原
画像をまずDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイ
ン変換) 変換する。
【0099】自然画像は一般的に、ある正方形の領域に
対して所謂直交変換処理を行なうと、領域全体が一様な
画素値を有する平均的な画像から始まって除々に精細な
画像へ順に分解される。このようにして得られた精細さ
が異なる複数の画像の内、より精細なことを周波数が高
いと言う。従って、自然画像は低周波数項 (平均的な画
像) から順に高周波数項へと分解された複数の画像を重
ね合わせて表現されていることになる。
【0100】上述のような直交変換の一種として、MPEG
標準では前述のDCT を採用している。このような DCT変
換が行なわれた後の画像は、変換前にはランダムに分布
していた画素値が変換後には低周波数側の項に大きな値
が集中するという特性がある。従って、そのような DCT
変換後の画像データから高周波数項を除けばデータを圧
縮することが可能である。具体的には、図11(a) に示さ
れている原画像を DCT変換すると図11(b) に示されてい
るような、それぞれの画素の係数b1 〜b64が低周波数
項から高周波数項へジグザグ状に配列された画像データ
が得られる。
【0101】次に、 DCT変換により得られた画像データ
の個々の画素の係数をある除数Dで除算して剰余を丸め
ることにより量子化して1フレームの画像データそのも
のが圧縮される。具体的には、図11(b) に示されている
DCT変換後の画像データを量子化すると、前述のように
それぞれの画素の係数b1 〜b64が低周波数項側から高
周波数項側へジグザグに配列されているため、ある除数
Dで除算して剰余を丸めると、図11(c) に示されている
ように、各画素の商としては低周波数項側のc 1 〜c5
までのみが得られ、他の画素の商は全て”0”になるよ
うな画像データが得られる。この図11(c) に示されてい
る量子化後の画像データの内の値が”0”の画素に関す
るデータを圧縮することが可能である。
【0102】このようにして圧縮された画像データは、
上述と逆の処理を行なうことにより、即ちまず図11(c)
に示されている画像データに量子化の際の除数Dを乗算
することにより、図12(d) に示されているような、各画
素の係数b’1 〜b’5 が復元された逆量子化画像デー
タが得られる。次に、この逆量子化画像データを逆DCT
変換すれば、図12(e) に示されているような、各画素値
がa’1 〜a’64で表されるほぼ原画像に近い再生画像
が得られる。
【0103】次に、画面間相関関係を利用した第2の圧
縮手法について説明する。画像が全く別の画像に切り替
わる場合は別として、一般的には時系列上で隣接するフ
レーム間で対応する画素相互の差分のデータは生のデー
タに比してバラツキが非常に小さくなる。従って、1フ
レーム前の各画素のデータとの差分のデータを上述の画
面内相関関係を利用した圧縮手法に利用すれば、更に圧
縮効率が向上する。また更に、そのような差分データを
以下に説明する第3の手法である可変長符号を利用して
表現すれば、より一層のデータ圧縮が可能になる。
【0104】第3の圧縮手法は符号の出現確率の偏りに
よる圧縮であり、可変長符号(VLC:Variable Length Cod
e)が利用される。
【0105】MPEG標準では、主として上述の三種類のデ
ータ圧縮手法を利用して動画像圧縮を行なうことにより
可変長符号を生成し、この可変長符号を送信したり、あ
るいは記録媒体に記録する。従って、そのようなデータ
の再生、換言すれば圧縮符号化データを伸張処理するに
は上述の処理とは逆の処理、即ち可変長符号化された圧
縮符号化データをデコードする可変長符号のデコード
(復号) 処理, フレーム間で対応する画素間のデータへ
の差分の加算, 量子化の際の除数を乗算することによる
逆量子化処理, 逆量子化処理により得られたデータの逆
DCT 変換等が必要であり、それらの処理を行なうことに
より、ほぼ原画像に近い再生画像が得られる。
【0106】(4.2) 「本発明の画像処理装置によるMPEG
標準の動画データ処理例」 MPEG標準で扱われる符号化データは大きく分けて、デコ
ーダシステムの動作に関するシステムデータと、ビデオ
に関するビデオデータと、オーディオに関するオーディ
オデータとの三種類である。従って、MPEG標準のデータ
をすべてデコードするデコードシステムではこれら三種
類のデータの全てをデコードする必要がある。
【0107】ところで、これらの三種類のデータをデコ
ード処理する場合の負荷を比較するとビデオデータのデ
コード処理の負荷が非常に大きく、他の二種類のデータ
のデコード処理の負荷はビデオデータのデコードの負荷
に比べると非常に小さい。また、ビデオデータには、8
×8画素単位のブロックデータである本来の画像データ
と、各ブロック単位のデータの修飾情報及び複数のブロ
ックデータで一つのフレームデータを構成するための修
飾情報等の付加データとが含まれる。そして、付加デー
タのデコード処理の負荷はブロックデータのデコード処
理の負荷に比べると非常に小さい。
【0108】従って、本発明の画像処理装置の実施の形
態1では、ブロックデータ以外のデータのデコード処理
は第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11によりソフトウ
ェア処理のみで対処するように構成されている。なお、
8×8画素単位のブロックデータのデコード処理は図13
のフローチャートに示されているアルゴリズムに従って
第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11とその周辺回路と
が協調して行なう。以下、図13のフローチャートに示さ
れている処理の流れを詳しく説明する。
【0109】たとえば、外部アンテナにより受信された
可変長符号に符号化された入力ブロックデータはシリア
ル信号線27から本発明の画像処理装置のチップ1にシリ
アルに入力され、シリアル入力回路18により32ビット単
位のパラレルデータに変換され、更に外部バス21を介し
て外部メモリ2に書き込まれてバッファリングされる
(ステップS11)。
【0110】次に、外部メモリ2に書き込まれているデ
ータを VLCデコーダ14が外部バス21を介して読み込み
(ステップS12)、1画素が8ビットの固定長データにデ
コードする(ステップS13)。この VLCデコーダ14による
デコード結果の内の第1マイクロプロセッサ10が処理す
るブロックのデータは高速メモリ12に、第2マイクロプ
ロセッサ11が処理するブロックのデータは高速メモリ13
にそれぞれ書き込まれる。
【0111】このようにして固定長データにデコードさ
れたブロック単位の画素データは第1マイクロプロセッ
サ10により第1高速メモリ12から、第2マイクロプロセ
ッサ11により第2高速メモリ13からそれぞれ読み出され
て両マイクロプロセッサ10,11においてそれぞれ逆量子
化処理 (ステップS14)が並列に行なわれる。ステップS1
4 での逆量子化処理では各画素データに二つの数が乗算
されることにより、インデックス値がジグザグ順に付与
されたマトリクスのブロックがn行×m列の画素がイン
デックス値(8n+m)となるような標準的なインデクス順の
マトリクスのブロックに変換される。
【0112】逆量子化されたブロック単位の画素データ
は第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11の汎用レジスタ
130 内にそれぞれ保持され、次に行なわれるステップS1
5 での逆DCT 処理の際に使用される。このステップS15
での逆DCT 処理では、第1,第2マイクロプロセッサ10,
11がそれぞれの担当する8×8画素からなる2次元の
ブロックが8点の1次元逆DCT 高速アルゴリズムを使用
して高速に変換処理される。
【0113】なお、1次元高速逆DCT アルゴリズムにつ
いてはたとえば文献C. Loeffler, A. Ligtenberg, and
G. Moschytz: "Practical Fast I-DCT Algorithms with
11Multiplications," Proc. Int'l Conf. on Acoustic
s, Speech , and Signal Processing 1989 (ICASSP'8
9), pp. 988-991. に詳細な記述がある。
【0114】次に、逆DCT 処理された画素データに対し
て予測データとの加算を行なうか否かがブロックの修飾
情報に従って決定される(ステップS16)。この判断は、
現在処理しているブロックのデータが隣接フレームとの
差分データであるか否かに従う。具体的には、現在処理
しているブロックのデータが隣接フレームとの差分デー
タである場合には予測データとの加算を行なう必要があ
る。
【0115】ステップS16 において予測データとの加算
を行なうと決定された場合、ブロックローダ15は外部メ
モリ2から隣接フレームの予測対象ブロックのデータを
読み出し (ステップS17)、第1高速メモリ12には第1マ
イクロプロセッサ10が使用する予測対象ブロックのデー
タを、第2高速メモリ13には第2マイクロプロセッサ11
が使用する予測対象ブロックのデータをそれぞれ書き込
む。
【0116】なお、MPEG標準の動画データでは予測デー
タとの加算の必要性はブロックデータ6個毎に付加され
る修飾情報により示される。このため、ブロックローダ
15による予測対象ブロックデータの読み込みは図13に示
されている各ブロックデータのデコード処理開始と同時
に始めることが可能である。従って、第1, 第2マイク
ロプロセッサ10, 11によるステップS14 での逆量子化処
理とステップS15 での逆DCT 処理とが行なわれている間
に、ブロックローダ15によるステップS17 での予測デー
タの読み込み処理が並列に実行可能である。
【0117】次に、第1, 第2マイクロプロセッサ10,
11がそれぞれ第1, 第2高速メモリ12, 13から予測デー
タを読み出し、それぞれの逆DCT 処理後のデータと加算
し(ステップS18)、加算結果をデコード済みデータとし
て外部メモリ2に書き込む(ステップS19)。
【0118】なお、前述のステップS16 の処理において
予測データとの加算を行なわないと決定された場合は、
上述のステップS19 へ直接処理が進められる。この場
合、第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11はそれぞれの
逆DCT 処理済み画素データをそのままデコード処理済み
データとして、外部メモリ2に書き込む。
【0119】第1, 第2マイクロプロセッサ10, 11によ
る逆量子化処理 (ステップS14), 逆DCT 処理 (ステップ
S15)及び予測データとの加算処理 (ステップS18)では、
両マイクロプロセッサ10, 11が扱うブロックデータは異
なるが処理内容は全く同一であるため、両マイクロプロ
セッサ10, 11が命令キャッシュ16から入力された同一の
命令を並列に実行することにより処理可能である。デコ
ード済みデータの外部メモリ2への書き込み処理 (ステ
ップS19)では、両マイクロプロセッサ10, 11が共に外部
バス21を介して外部メモリ2へのデータの書き込みを行
なうため、両マイクロプロセッサ10, 11は異なる時間に
外部メモリ2をアクセスする。
【0120】外部メモリ2に書き込まれたデコード済み
データはフレーム単位で画像表示回路17により読み出さ
れ、バス28を介して外部へ出力される (ステップS20)。
従って、バス28が画像表示装置の入力ラインに接続され
ていれば、画像表示装置に動画像が表示される。
【0121】以上のような図13に示されている処理の
内、ステップS11 の処理はシリアル入力回路18により行
なわれる。ステップS12 及びS13 の処理は VLCデコーダ
14により行なわれる。ステップS17 の処理はブロックロ
ーダ15により行なわれる。ステップS14, S15, S16, S18
及びS19 の処理はマイクロプロセッサ10及び11により行
なわれる。ステップS20 の処理は画像出力回路17により
行なわれる。
【0122】MPEG標準の動画処理では1フレームあたり
それぞれが64画素で構成される 5,400個ものブロック
データを処理するため、シリアル入力回路18, VLCデコ
ーダ14, ブロックローダ15, マイクロプロセッサ10及び
11の4種類のハードウェアが並列に動作してパイプライ
ン処理の原理に基づいて多数のブロックデータを次々に
処理する。また、両マイクロプロセッサ10及び11で行な
われるステップS14 〜S20 の処理の間にはそれぞれの処
理間のブロックデータの受け渡しが汎用レジスタ130 を
介して行なわれ、途中の演算結果をメモリに書き込む必
要なしに処理が進められる。
【0123】(5) 「効果」 以上に詳述した実施の形態1においては、本発明の画像
処理装置を構成する四つのハードウェア、即ち VLCデコ
ーダ14, ブロックローダ15及び二つのマイクロプロセッ
サ10, 11が協調動作して動画データを処理するため、高
速な画像処理が行なわれる。具体的には、外部メモリ2
からのデータの読み出し量が多く、しかも並列処理が困
難な可変長符号のデコード処理を VLCデコーダ14が担当
してハードウェア処理し、また外部メモリ2からのデー
タ読み出し量が非常に多い予測データの読み出し処理を
ブロックローダ15が担当してハードウェア処理し、複雑
ではあるが並列演算が可能なデータ変換処理を二つのマ
イクロプロセッサ10, 11が担当してソフトウェア処理す
る。
【0124】また、上述の実施の形態1では、図10に示
されているように、ブロックローダ15は、加算器176 が
備えられていることにより画素データの加算機能を有し
ている。このため、半画素単位の予測データをブロック
ローダ15が外部メモリ2から読み出す処理を行なう際に
は、外部メモリ2から読み出された各行が9個の要素か
らなるブロックデータの隣接要素間の加算を行なって各
行が8個の要素からなるブロックデータに変換するの
で、半画素単位の予測データを処理する場合にもVLCデ
コーダ14, ブロックローダ15及び二つのマイクロプロセ
ッサ10及び11が高速で効率のよい画像処理を行なうこと
が可能である。
【0125】また、上述の実施の形態1では、 VLCデコ
ーダ14及びブロックローダ15と二つのマイクロプロセッ
サ10及び11それぞれとの間には中間処理データをバッフ
ァリングする高速メモリ12, 13が備えられている。この
ため、 VLCデコーダ14とブロックローダ15とが共通の高
速メモリ12, 13に二つのマイクロプロセッサ10, 11が将
来必要とするそれぞれのデータを事前に書き込んでおく
ことが可能である。従って、両マイクロプロセッサ10,
11は必要とするデータを必要とする時点で高速メモリ1
2, 13からそれぞれ高速に読み出すことが可能である。
【0126】また、上述の実施の形態1では、図10に示
されているように、ブロックローダ15は、入力データキ
ュー171 から出力されている8ビットのデータが加算器
176で16ビットにゼロ拡張されて出力データキュー177
に書き込まれるという画素データのゼロ拡張機能を有す
る。従って、整数画素単位の予測データをブロックロー
ダ15が外部メモリ2から読み出す処理を行なう場合に
は、外部メモリ2から読み出された各要素が8ビットで
各行が8個の要素からなるブロックデータの各要素が16
ビットにゼロ拡張されることにより16ビットの要素8個
に変換されて高速メモリ12及び13に書き込まれる。ま
た、半画素単位の予測データをブロックローダ15が外部
メモリ2から読み出す処理を行なう場合には、外部メモ
リ2から読み出された各要素が8ビットで各行が9個の
要素からなるブロックデータの隣接要素間の加算が行な
われて16ビットの要素8個に変換されて高速メモリ12及
び13に書き込まれる。このため、両マイクロプロセッサ
10, 11は整数画素単位の予測データを処理する場合と半
画素単位の予測データを処理する場合とでそれぞれ同一
フォーマットのデータを高速メモリ12, 13から読み出し
て処理することになるため、高速且つ高効率に画像処理
を行なうことが可能である。
【0127】また、上述の第1の実施の形態では、両マ
イクロプロセッサ10, 11が共通の命令キャッシュ16から
同一の命令を並列に読み出して画像処理プログラムを実
行する。このため、二つのマイクロプロセッサ10, 11が
画像処理プログラムの多くの部分でプログラムを共有す
ることが可能であり、二つのマイクロプロセッサ10,11
が独立に命令キャッシュを備える場合に比して命令を保
持するためのメモリ容量が小さくなる。
【0128】〔実施の形態2〕 (1) 「全体構成」 図14に本発明の画像処理装置の実施の形態2の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図14において参照符号5で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の実施の形態1
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0129】本実施の形態2の画像処理装置は、前述の
図1に示されている実施の形態1の画像処理装置に備え
られているマイクロプロセッサ10, 11に代えて、それら
の処理速度の2倍の処理速度を有する一つのマイクロプ
ロセッサ30を備え、それに伴って高速メモリも参照符号
12にて示されている一つのみを備えている。更に、本実
施の形態2では、前述の実施の形態1において二つのプ
ロセッサ10, 11に命令を供給していた命令キャッシュ16
をマイクロプロセッサ30専用の命令キャッシュ29に置き
換えている。なお、高速メモリ12とマイクロプロセッサ
30との間はバス24により接続されている。
【0130】前述の実施の形態1の画像処理装置におい
ては、負荷分散のために二つのマイクロプロセッサ10,
11が備えられていたが、本実施の形態2の画像処理装置
に備えられているマイクロプロセッサ30の性能がそれら
の少なくとも2倍であればマイクロプロセッサは一つの
みで済み、従って実施の形態1の画像処理装置において
備えられていた二つの高速メモリ12, 13も一つのみを備
えていればよいことになる。
【0131】本発明の画像処理装置の実施の形態2のマ
イクロプロセッサ30の全体構成を図15のブロック図に示
す。なお、マイクロプロセッサ30の命令セット及びレジ
スタ構成は前述の実施の形態1のマイクロプロセッサ10
(11)と同様である。
【0132】本実施の形態2の画像処理装置のマイクロ
プロセッサ30と前述の実施の形態1の画像処理装置のマ
イクロプロセッサ10との相違はバスインタフェイス部16
3 及び命令フェッチ部164 の接続に関する部分のみであ
る。マイクロプロセッサ30の命令フェッチ部164 は、命
令のアドレスに従って命令キャッシュ29をアクセスする
か、またはバスインタフェイス部163 を介して外部メモ
リ2をアクセスするかを決定し、命令キャッシュ29また
は外部メモリ2から命令をフェッチする。このため、マ
イクロプロセッサ30の命令フェッチ部164 は命令キャッ
シュ29から命令を直接読み込む経路を有し、バスインタ
フェイス部163 は命令キャッシュ29から命令を読み込む
経路を有していない。
【0133】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本第2の実施の形態の画像処理装置がMPEG標準の動画デ
ータを処理する場合、8×8画素単位のブロックデータ
をデコードする処理以外の処理は前述の実施の形態1の
場合と全く同様である。ブロックデータのデコード処理
の手順も図13に示されている実施の形態1の手順と基本
的に同様である。異なる点は、図13に示されているステ
ップS14, S15, S16, S18及びS19 の各処理を実施の形態
1では二つのマイクロプロセッサ10, 11が行なっていた
代わりに本実施の形態2では一つのマイクロプロセッサ
30が行なう点のみである。
【0134】(3) 「効果」 以上に詳述した実施の形態2においては、本発明の画像
処理装置を構成する三つのハードウェア、即ち VLCデコ
ーダ14, ブロックローダ15及びマイクロプロセッサ30が
協調動作して動画データを処理するため、高速な画像処
理が行なわれる。具体的には、外部メモリ2からのデー
タ読み出し量が多く、しかも並列処理が困難な可変長符
号のデコード処理を VLCデコーダ14が担当してハードウ
ェア処理し、また外部メモリ2からのデータ読み出し量
が非常に多い予測データの読み出し処理をブロックロー
ダ15が担当してハードウェア処理し、データ変換処理を
マイクロプロセッサ30が担当してソフトウェア処理す
る。
【0135】また、上述の実施の形態2では、 VLCデコ
ーダ14及びブロックローダ15とマイクロプロセッサ30と
の間には中間処理データをバッファリングする高速メモ
リ12が備えられている。このため、 VLCデコーダ14とブ
ロックローダ15とが高速メモリ12にマイクロプロセッサ
30が将来必要とするデータを事前に書き込んでおくこと
が可能である。従って、マイクロプロセッサ30は必要と
するデータを必要とする時点で高速メモリ12から高速に
読み出すことが可能である。
【0136】なお、本実施の形態2においては、ブロッ
クローダ15の構成は図10に示されている実施の形態1の
それと同様であるので、ブロックローダ15が画素データ
の加算機能を有していること、及び画素データのゼロ拡
張機能を有していることも同様であり、それによる効果
も同様であることは言うまでもない。
【0137】〔実施の形態3〕 (1) 「全体構成」 図16に本発明の画像処理装置の実施の形態3の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図16において参照符号6で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0138】本実施の形態3の画像処理装置は、前述の
図14に示されている実施の形態2の画像処理装置からブ
ロックローダ15を取り除いた構成を採っている。このた
め、本実施の形態3の画像処理装置のマイクロプロセッ
サ30は、予測データを外部メモリ2から直接読み出す必
要があり、従って実施の形態2の画像処理装置のマイク
ロプロセッサ30よりも更に高速に動作する必要がある
が、ブロックローダ15が必要とするハードウェア量が削
減される。但し、外部メモリ2からの予測データの読み
出しはマイクロプロセッサ30がソフトウェアで処理する
ため、新たな機能をマイクロプロセッサ30に付加する必
要なはい。
【0139】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態3の画像処理装置がMPEG標準の動画データ
を処理する場合、8×8画素単位のブロックデータのデ
コード以外の処理は前述の実施の形態1の場合と全く同
様である。ブロックデータのデコード処理の手順も図13
に示されている実施の形態1の手順と基本的に同様であ
る。異なる点は、図13に示されているステップS14, S1
5, S16, S18及びS19 の各処理を二つのマイクロプロセ
ッサ10, 11が行なう代わりに一つのマイクロプロセッサ
30が行なう点と、ステップS17 の処理をブロックローダ
15がハードウェア処理で行なう代わりにマイクロプロセ
ッサ30がソフトウェア処理で行なう点のみである。
【0140】(3) 「効果」 以上に詳述した実施の形態3においては、本発明の画像
処理装置を構成する二つのハードウェア、即ち VLCデコ
ーダ14及びマイクロプロセッサ30が協調動作して動画デ
ータを処理するため、高速な画像処理が行なわれる。具
体的には、外部メモリ2からのデータ読み出し量が多
く、しかも並列処理が困難な可変長符号のデコード処理
を VLCデコーダ14が担当してハードウェア処理し、また
データ変換処理と外部メモリ2からの予測データの読み
出し処理とをマイクロプロセッサ30が担当してソフトウ
ェア処理する。
【0141】また、上述の実施の形態3では、 VLCデコ
ーダ14とマイクロプロセッサ30との間には中間処理デー
タをバッファリングする高速メモリ12が備えられてい
る。このため、 VLCデコーダ14が高速メモリ12にマイク
ロプロセッサ30が将来必要とするデータを事前に書き込
んでおくことが可能である。従って、マイクロプロセッ
サ30は必要とするデータを必要とする時点で高速メモリ
12から高速に読み出すことが可能である。
【0142】〔実施の形態4〕 (1) 「全体構成」 図17に本発明の画像処理装置の実施の形態4の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図17において参照符号7で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0143】本実施の形態4の画像処理装置は、前述の
図14に示されている実施の形態2の画像処理装置から V
LCデコーダ14を取り除いた構成を採っている。このた
め、本実施の形態4の画像処理装置のマイクロプロセッ
サ30は、外部メモリ2から可変長符号データを直接読み
出して1画素が8ビットの固定長データにデコードする
必要があり、従って実施の形態2の画像処理装置のマイ
クロプロセッサ30よりも更に高速に動作する必要がある
が、 VLCデコーダ14が必要とするハードウェア量が削減
される。但し、可変長符号のデコードはマイクロプロセ
ッサ30がソフトウェアで処理するため、新たな機能をマ
イクロプロセッサ30に付加する必要なはい。
【0144】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態4の画像処理装置がMPEG標準の動画データ
を処理する場合、8×8画素単位のブロックデータのデ
コード以外の処理は前述の実施の形態1の場合と全く同
様である。ブロックデータのデコード処理の手順も図13
に示されている実施の形態1の手順と基本的に同様であ
る。異なる点は、図13に示されているステップS14, S1
5, S16, S18及びS19 の各処理を二つのマイクロプロセ
ッサ10, 11が行なう代わりに一つのマイクロプロセッサ
30が行なう点と、ステップS12 とS13 との両処理を VLC
デコーダ14が行なう代わりにマイクロプロセッサ30が行
なう点のみである。
【0145】(3) 「効果」 以上に詳述した実施の形態4においては、本発明の画像
処理装置を構成する二つのハードウェア、即ちブロック
ローダ15及びマイクロプロセッサ30が協調動作して動画
データを処理するため、高速な画像処理が行なわれる。
具体的には、外部メモリ2からのデータ読み出し量が非
常に多い予測データの読み出し処理をブロックローダ15
が担当してハードウェア処理し、データ変換処理と可変
長符号のデコード処理とをマイクロプロセッサ30が担当
してソフトウェア処理する。
【0146】また、上述の実施の形態4では、ブロック
ローダ15とマイクロプロセッサ30との間には中間処理デ
ータをバッファリングする高速メモリ12が備えられてい
る。このため、ブロックローダ15が高速メモリ12にマイ
クロプロセッサ30が将来必要とするデータを事前に書き
込んでおくことが可能である。従って、マイクロプロセ
ッサ30は必要とするデータを必要とする時点で高速メモ
リ12から高速に読み出すことが可能である。
【0147】なお、本実施の形態4においては、ブロッ
クローダ15の構成は図10に示されている実施の形態1の
それと同様であるので、ブロックローダ15が画素データ
の加算機能を有していること、及び画素データのゼロ拡
張機能を有していることも同様であり、それによる効果
も同様であることは言うまでもない。
【0148】〔実施の形態5〕 (1) 「全体構成」 図18に本発明の画像処理装置の実施の形態5の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図18において参照符号8で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0149】本実施の形態5の画像処理装置は、前述の
図1に示されている実施の形態1の画像処理装置の命令
キャッシュ16を命令ROM 31に置き換えた構成を採ってい
る。命令ROM 31には第1, 第2マイクロプロセッサ10,
11が実行するプログラムの内の図13に示されているステ
ップS14, S15, S16, S18及びS19 の各処理に関する部分
等のような特に高速処理する必要がある部分が格納され
ている。命令ROM 31は第1マイクロプロセッサ10または
第2マイクロプロセッサ11の内のいずれか一方のみに命
令を供給することも、両マイクロプロセッサ10, 11に同
一の命令を並列に供給することも可能である。また、両
マイクロプロセッサ10, 11は命令ROM 31のほかに外部メ
モリ2からも命令をフェッチして実行する。
【0150】なお、本発明の画像処理装置の実施の形態
5の両マイクロプロセッサ10, 11はバスインタフェイス
部163 の外部との接続関係を除いて図8に示されている
実施の形態1の場合と同一の構成を有しており、またそ
の命令セット及びレジスタ構成も前述の実施の形態1の
場合と同様である。相違点は、命令キャッシュ16が命令
ROM 31と置換されたことに伴って、バスインタフェイス
部163 が外部バス21,第1高速メモリ12及び命令ROM 31
と接続されていることである。従って、バスインタフェ
イス部163 は命令のアドレスに従って命令ROM 31をアク
セスするか、または外部メモリ2をアクセスするかを決
定し、命令ROM 31または外部メモリ2から命令をフェッ
チする。
【0151】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態5の画像処理装置がMPEG標準の動画データ
を処理する場合、8×8画素単位のブロックデータのデ
コード以外の処理は前述の実施の形態1の場合と全く同
様である。ブロックデータのデコード処理も実施の形態
1の手順とほとんど同様である。異なる点は、両マイク
ロプロセッサ10, 11が命令のアドレスに依存して命令RO
M 31または外部メモリ2のいずれかから命令をフェッチ
する点のみである。図13に示されているステップS14, S
15, S16 及びS18 の各処理では、二つのマイクロプロセ
ッサ10, 11が命令ROM 31から供給された同一の命令を並
列に実行する。
【0152】(3) 「効果」 本実施の形態5では、二つのマイクロプロセッサ10, 11
が共通の命令ROM 31から同一の命令を並列に読み出して
画像処理プログラムを実行する。このため、両マイクロ
プロセッサ10, 11が画像処理プログラムの多くの部分で
プログラムを共有でき、それぞれが独立して命令ROM を
備える場合に比して命令を保持するメモリ容量を削減す
ることが可能になる。
【0153】〔実施の形態6〕 (1) 「全体構成」 図19に本発明の画像処理装置の実施の形態6の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図19において参照符号9で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0154】本実施の形態6の画像処理装置は、前述の
図14に示されている実施の形態2の画像処理装置の命令
キャッシュ29を命令ROM 32に置き換えた構成を採ってい
る。命令ROM 32にはマイクロプロセッサ30が実行するプ
ログラムの内の図13に示されているステップS14, S15,
S16, S18及びS19 の各処理に関する部分等のような特に
高速処理する必要がある部分が記憶されている。マイク
ロプロセッサ30は命令ROM 32または外部メモリ2から命
令をフェッチして実行する。
【0155】なお、本発明の画像処理装置の実施の形態
6のマイクロプロセッサ30は命令フェッチ部164 の接続
関係を除いて図15に示されている実施の形態2の場合と
同一の構成を有しており、またその命令セット及びレジ
スタ構成も前述の実施の形態2の場合と同様である。相
違点は、命令キャッシュ16が命令ROM 32と置換されたこ
とに伴って、命令フェッチ部164 が命令キャッシュ29で
はなくて命令ROM 32と接続されている点である。従っ
て、命令フェッチ部164 は、命令のアドレスに従って命
令ROM 32をアクセスするか、またはバスインタフェイス
部163 を介して外部メモリ2をアクセスするかを決定
し、命令ROM 32または外部メモリ2から命令をフェッチ
する。
【0156】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態6の画像処理装置がMPEG標準の動画データ
を処理する場合、8×8画素単位のブロックデータのデ
コード以外の処理は前述の実施の形態1の場合と全く同
様である。ブロックデータのデコード処理の手順も図13
に示されている実施の形態1の手順と基本的に同様であ
る。異なる点は、図13に示されているステップS14, S1
5, S16, S18及びS19 の各処理を二つのマイクロプロセ
ッサ10, 11が行なう代わりに一つのマイクロプロセッサ
30が行なう点と、命令をそのアドレスに依存して命令RO
M 32または外部メモリ2からフェッチする点のみであ
る。
【0157】(3) 「効果」 本実施の形態6では、マイクロプロセッサ30が特に高速
処理する必要がある命令を、命令キャッシュよりも単位
面積当たりの記憶容量が大きくしかも命令キャッシュと
アクセス速度が同等の命令ROM 32から読み出して画像処
理プログラムを実行するので、命令キャッシュを用いる
場合に比べてチップ上での専有面積が小さな画像処理装
置を実現できる。
【0158】〔実施の形態7〕 (1) 「全体構成」 図20に本発明の画像処理装置の実施の形態7の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図20において参照符号35で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0159】本実施の形態7の画像処理装置は、前述の
図19に示されている実施の形態6の画像処理装置に第4
のメモリとしてのメモリ33を追加すると共に、その出力
信号を VLCデコーダ14に入力するためのバス34を備えた
構成を採っている。具体的には、メモリ33はシリアル入
力回路18の出力信号である可変長符号のデータを入力し
てバッファリングし、このメモリ33にバッファリングさ
れたデータを VLCデコーダ14がバス34を介して読み出す
ように構成されている。即ち、シリアル入力回路18から
画像処理装置のチップ35内へ入力された可変長符号の信
号を外部メモリ2にバッファリングする代わりにメモリ
33にバッファリングするように構成されている。
【0160】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態7の画像処理装置がMPEG標準の動画データ
を処理する場合の動作は前述の実施の形態6の手順とほ
とんど同様である。異なる点は、図13に示されているス
テップS11 に相当する処理で可変長符号が外部メモリ2
の代わりにメモリ33に書き込まれ、ステップS12 に相当
する処理で可変長符号が外部メモリ2の代わりにメモリ
33から読み出される点のみである。
【0161】(3) 「効果」 本実施の形態7では、可変長符号をバッファリングする
専用のメモリ33を備えたため、シリアル入力回路18及び
VLCデコーダ14が外部メモリ2をアクセスする必要がな
くなり、外部バス21を介した外部メモリ2のアクセス権
制御が実施の形態6の場合に比してより単純になる。
【0162】〔実施の形態8〕 (1) 「全体構成」 図21に本発明の画像処理装置の実施の形態8の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図21において参照符号36で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0163】本実施の形態8の画像処理装置36は、前述
の図17に示されている VLCデコーダ14が備えられていな
い構成の実施の形態4の画像処理装置に上述の実施の形
態7と同様のメモリ33及びバス34を追加した構成を採っ
ている。但し、本実施の形態8では VLCデコーダ14が備
えられていないため、バス34はメモリ33とマイクロプロ
セッサ30とを直接接続している。具体的には、メモリ33
はシリアル入力回路18の出力信号である可変長符号のデ
ータを入力してバッファリングし、このメモリ33にバッ
ファリングされたデータをマイクロプロセッサ30がバス
34を介して直接読み出すように構成されている。
【0164】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態8の画像処理装置36がMPEG標準の動画デー
タを処理する場合の動作は前述の実施の形態4の手順と
ほとんど同様である。異なる点は、図13に示されている
ステップS11 に相当する処理で可変長符号が外部メモリ
2の代わりにメモリ33に書き込まれ、ステップS12 に相
当する処理で可変長符号が外部メモリ2の代わりにメモ
リ33から読み出される点のみである。
【0165】(3) 「効果」 本実施の形態8では、可変長符号をバッファリングする
専用のメモリ33を設けたため、シリアル入力回路18が外
部メモリ2をアクセスする必要がなく、外部バス21を介
した外部メモリ2のアクセス権制御を実施の形態3の場
合よりも単純にできる。
【0166】〔実施の形態9〕 (1) 「全体構成」 図22に本発明の画像処理装置の実施の形態9の一構成例
をメモリに接続したシステムのブロック図を示す。な
お、図22において参照符号40で示されている部分が本発
明の画像処理装置のチップであり、前述の各実施の形態
と同様に、複数のDRAMチップで構成される外部メモリ2
にデータバス3及びアドレスバス4等を介して接続され
ている。
【0167】本実施の形態9の画像処理装置は、前述の
図19に示されている実施の形態6の画像処理装置に備え
られている高速メモリ12に加えて更に VLCデコーダ14専
用の第3のメモリとしての高速メモリ37を追加した構成
を採っている。なお、高速メモリ37と VLCデコーダ14と
の間はバス39にて、マイクロプロセッサ30との間はバス
38にてそれぞれ接続されている。従って、 VLCデコーダ
14とブロックローダ15とがそれぞれ独立の高速メモリ37
と12とを介してデータをマイクロプロセッサ30へ転送す
ることが可能になっている。具体的には、 VLCデコーダ
14は外部メモリ2からフェッチした可変長符号を1画素
が8ビットの固定長データにデコードしてバス39を介し
て高速メモリ37に書き込むように構成されている。一
方、マイクロプロセッサ30はバス38を介して高速メモリ
37からこの固定長データを読み出す。また、ブロックロ
ーダ15は外部メモリ2から読み出した予測データを内部
バス20を介して高速メモリ12に書き込む。マイクロプロ
セッサ30はバス24を介してこの予測データをメモリ12か
ら読み出す。
【0168】(2) 「MPEG標準の動画処理例」 本実施の形態9の画像処理装置9がMPEG標準の動画デー
タを処理する場合の動作は前述の実施の形態6の手順と
ほとんど同様である。異なる点は、図13に示されている
ステップS13 とS17 とに相当する処理の結果がそれぞれ
独立した高速メモリ37及び12に書き込まれることと、ス
テップS13 とS18 とに相当する処理でそれぞれ独立する
高速メモリ37及び12からデータが読み出される点のみで
ある。
【0169】(3) 「効果」 本実施の形態9では、 VLCデコーダ14とブロックローダ
15とがそれそれ独立した高速メモリ37と12とを介してデ
ータをマイクロプロセッサ30へ転送するため、実施の形
態6の画像処理装置で必要であった内部バス20のアクセ
ス権制御を考慮することなしに、高速メモリ37及び12へ
のデータの書き込みが行なえると共に、高速メモリ12,
37への書き込み制御が単純になる。
【0170】〔他の実施の形態〕上述の実施の形態1〜
9ではいずれも、高速メモリ12あるいは13を介して VLC
デコーダ14あるいはブロックローダ15からマイクロプロ
セッサ10, 11あるいは30にデータを受け渡すように構成
されているが、マイクロプロセッサがレジスタ上にデー
タをプリフェッチする機能を有している場合には高速メ
モリ12, 13が備えられていなくとも同様に動画データの
処理が可能である。
【0171】また、上述の実施の形態1, 2, 4〜9で
はいずれも、ブロックローダ15が整数画素単位の予測デ
ータを扱う場合に外部メモリ2から読み出した8ビット
の画素値を16ビットの画素値にゼロ拡張して高速メモリ
12あるいは13に書き込む構成を採っているが、整数画素
単位の予測データを扱う場合には、外部メモリ2から読
み出した8ビットの画素値を8ビットの画素値のまま高
速メモリ12あるいは13へ書き込むように構成することも
勿論可能である。
【0172】また、上述の実施の形態1, 2, 4〜9で
はいずれも、ブロックローダ15がブロックデータのロー
ド時に同一行内の隣接画素値のみを加算するように構成
されているが、ブロックローダ15に1行分の画素データ
の全てを保持するレジスタを設けて隣接行間の画素値を
加算する機能を付加すすることにより、ブロックデータ
のロードに際して隣接行間の画素値を加算したり、ある
いは縦横隣接4点の画素値を加算するようにしてもよ
い。
【0173】また、上述の実施の形態5〜7, 9ではい
ずれも、マイクロプロセッサ10, 11あるいは30が命令を
命令ROM 31, 32あるいは外部メモリ2からフェッチして
実行するように構成されているが、命令ROM 31, 32に画
像処理に必要な全てのプログラムを格納させた場合に
は、マイクロプロセッサ10, 11あるいは30が外部メモリ
2から命令をフェッチする必要はない。
【0174】また、上述の実施の形態1〜6ではいずれ
も、シリアル信号線27から可変長符号化データが入力さ
れ、処理済みデータをバス28を介して外部の画像表示装
置へ出力するように構成されているが、予め外部メモリ
2に格納されている可変長符号化データを処理して処理
済みデータを再度外部メモリ2に書き戻す場合は、それ
ぞれの実施の形態においてシリアル入力回路18及び画像
表示回路17が備えられていなくてもよい。
【0175】また、DRAMコントローラが外部メモリ2に
含まれている場合、あるいは外部メモリ2がDRAM以外の
メモリで構成される場合には、各実施の形態の画像処理
装置にDRAMコントローラ19が備えられている必要はな
い。
【0176】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明の画像処理装
置の各実施の形態によれば、必要な処理の内の可変長符
号のデコード及びフレーム間予測データの読み出し等の
ような、大容量のメモリからのデータの読み出し量は多
いが演算内容は比較的単純な処理を VLCデコーダ及び/
又はブロックローダ等の専用の回路がハードウェア処理
し、逆離散型コサイン変換等のような複雑な演算を多く
含む処理をマイクロプロセッサがソフトウェア処理す
る。
【0177】換言すれば、本発明の画像処理装置の各実
施の形態によれば、専用ハードウェアとマイクロプロセ
ッサとが協調してパイプライン的に画像データを処理す
るため、全体のハードウェア規模を抑制することが可能
になり、比較的低速な大容量メモリを用いても処理速度
を高速化することが可能になり、従って安価で高性能な
画像処理装置が実現される。
【0178】また、本発明の画像処理装置の各実施の形
態では、複雑な演算処理をマイクロプロセッサでソフト
ウェア処理しているため、MPEG標準に限定されることな
く、他の画像処理方式にも適用可能であり、それぞれの
方式に対応してソフトウェアを変更することにより柔軟
に対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の実施の形態1の一構
成例をメモリに接続したシステムのブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
の命令フォーマットを示す模式図である。
【図3】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
の命令のフォーマットフィールドの内容の詳細を示す模
式図である。
【図4】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
の命令の実行条件フィールドの内容の詳細を示す模式図
である。
【図5】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
の演算フィールドのビット構成例を示す模式図である。
【図6】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
のレジスタ構成例を示す模式図である。
【図7】 本発明の画像処理装置のマイクロプロセッサ
のプロセッサ状態語の内容を示す模式図である。
【図8】 本発明の画像処理装置の実施の形態1のマイ
クロプロセッサの全体の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】 本発明の画像処理装置の実施の形態1のマイ
クロプロセッサの整数演算部の構成例を示すブロック図
である。
【図10】 本発明の画像処理装置の実施の形態1のマ
イクロプロセッサのブロックローダの構成例を示すブロ
ック図である。
【図11】 動画像の圧縮符号化処理の概略を説明する
ための模式図である。
【図12】 圧縮符号化された動画像データの伸張処理
の概略を説明するための模式図である。
【図13】 本発明の画像処理装置の実施の形態1のマ
イクロプロセッサがMPEG標準の画像データを処理する場
合のアルゴリズムの一部であるブロックデータによる処
理手順を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の画像処理装置の実施の形態2の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図15】 本発明の画像処理装置の実施の形態2のマ
イクロプロセッサの全体の構成例を示すブロック図であ
る。
【図16】 本発明の画像処理装置の実施の形態3の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図17】 本発明の画像処理装置の実施の形態4の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図18】 本発明の画像処理装置の実施の形態5の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図19】 本発明の画像処理装置の実施の形態6の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図20】 本発明の画像処理装置の実施の形態7の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図21】 本発明の画像処理装置の実施の形態8の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【図22】 本発明の画像処理装置の実施の形態9の一
構成例をメモリに接続したシステムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 外部メモリ、10 第1マイクロプロセッサ、11 第
2マイクロプロセッサ、12 第1高速メモリ、13 第2
高速メモリ、14 VLC(可変長符号) デコーダ、15 ブロ
ックローダ、16 命令キャッシュ、17 画像比較回路、
18 シリアル入力回路、33 メモリ、170 命令デコー
ダ、166 レジスタファイル、167 演算部、168 演算部、
160 整数演算部。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに接続しており、前記メモリに格
    納されている命令をデコードする命令デコーダと、デー
    タを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算
    回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
    とを有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の可変長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て複数の固定長符号からなるデータにデコードし、デコ
    ード結果のデータを前記プロセッサ部へ出力する可変長
    符号デコード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記メモリから読み出してデコードし、そのデコード結果
    としての固定長符号からなる第2の種類の画像データで
    ある第2のデータを前記プロセッサ部へ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記可変長符号デコード部から出力された前記第2のデー
    タを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類
    の画像データである第3のデータに変換処理し、その処
    理結果の前記第3のデータを前記メモリに書き込むべく
    なしてあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 第1のメモリ及び前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコードす
    る命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ及
    び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デコ
    ーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って命
    令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに記述さ
    れた複数の命令に従って前記第1のメモリ及び前記第2
    のメモリからデータを読み出して所定の演算を行ない、
    その演算結果を前記第1のメモリに書き込むプロセッサ
    部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の可変長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
    コードし、デコード結果のデータを前記第2のメモリへ
    出力する可変長符号デコード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記第1のメモリから読み出してデコードし、そのデコー
    ド結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第2のデータを前記第2のメモリに書き込
    み、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記第2のデータを前記第2のメモリから読み出して前記
    第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デ
    ータである第3のデータに変換処理し、その処理結果の
    前記第3のデータを前記第1のメモリに書き込むべくな
    してあることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 メモリに接続しており、前記メモリに格
    納されている命令をデコードする命令デコーダと、デー
    タを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算
    回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
    とを有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の固定長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て前記プロセッサ部へ出力するデータロード部とを備
    え、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第1のデータを前記メモリから読み出して
    前記プロセッサ部へ出力し、 前記プロセッサ部は、可変長符号にエンコードされた第
    1の種類の画像データである第2のデータを前記メモリ
    から読み出して固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第3のデータにデコード処理し、その処理結
    果の前記第3のデータを前記第2の種類の画像データと
    は異なる第3の種類の画像データである第4のデータに
    変換処理し、その処理結果の前記第4のデータと前記デ
    ータロード部から出力された前記第1のデータとの所定
    の演算を行ない、その演算結果の第5のデータを前記メ
    モリに書き込むべくなしてあることを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 第1のメモリ及び前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコードす
    る命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ及
    び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デコ
    ーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って命
    令を実行する命令実行部とを有し、プログラムに記述さ
    れた複数の命令に従って前記第1のメモリ及び前記第2
    のメモリからデータを読み出して所定の演算を行ない、
    その演算結果を前記第1のメモリに書き込むプロセッサ
    部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の固定長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して前記第2のメモリへ出力するデータロ
    ード部とを備え、 前記データロード部は、画像データである第1のデータ
    を前記第1のメモリから読み出して前記第2のメモリへ
    出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、可
    変長符号にエンコードされた第1の種類の画像データで
    ある第2のデータを前記第1のメモリから読み出して固
    定長符号からなる第2の種類の画像データである第3の
    データにデコード処理し、その処理結果の前記第3のデ
    ータを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種
    類の画像データである第4のデータに変換処理し、前記
    第1のデータを前記第2のメモリから読み出して前記第
    4のデータとの所定の演算を行ない、その演算結果の第
    5のデータを前記第1のメモリに書き込むべくなしてあ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 メモリに接続しており、前記メモリに格
    納されている命令をデコードする命令デコーダと、デー
    タを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算
    回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
    とを有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、デー
    タ読み出し部と前記データ読み出し部に接続した加算部
    と前記加算部に接続したデータ書き込み部とを有し、前
    記データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデータ
    を前記メモリから読み出し、前記加算部が前記データ読
    み出し部が読み出した2個の符号を加算し、前記データ
    書き込み部が前記加算部による加算結果のデータを前記
    プロセッサ部へ出力するデータロード部とを備え、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第1のデータを前記メモリから読み出して
    その隣接符号間の加算を行ない、その加算結果である第
    2のデータを前記プロセッサ部へ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、可
    変長符号にエンコードされた第1の種類の画像データで
    ある第3のデータを前記メモリから読み出して固定長符
    号からなる第2の種類の画像データである第4のデータ
    にデコード処理し、その処理結果の前記第4のデータを
    前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画
    像データである第5のデータに変換処理し、その処理結
    果の前記第5のデータと前記データロード部から出力さ
    れた前記第2のデータとの所定の演算を行ない、その演
    算結果の第6のデータを前記メモリに書き込むべくなし
    てあることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 第1のメモリ及び前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコードす
    る命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ及
    び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デコ
    ーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って命
    令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記述され
    た複数の命令に従って前記第1のメモリと前記第2のメ
    モリからデータを読み出して所定の演算を行ない、前記
    第1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、データ読み出し部と前記データ読み出し部に接続し
    た加算部と前記加算部に接続したデータ書き込み部とを
    有し、前記データ読み出し部が複数の固定長符号からな
    るデータを前記第1のメモリから読み出し、前記加算部
    が前記データ読み出し部が読み出した2個の符号を加算
    し、前記データ書き込み部が前記加算部による加算結果
    のデータを前記第2のメモリへ出力するデータロード部
    とを備え、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第1のデータを前記第1のメモリから読み
    出してその隣接符号間の加算を行ない、その加算結果で
    ある第2のデータを前記第2のメモリへ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、可
    変長符号にエンコードされた第1の種類の画像データで
    ある第3のデータを前記第1のメモリから読み出して固
    定長符号からなる第2の種類の画像データである第4の
    データにデコード処理し、その処理結果の前記第4のデ
    ータを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種
    類の画像データである第5のデータに変換処理し、前記
    第2のデータを前記第2のメモリから読み出し、前記第
    2のデータと前記第5のデータとの所定の演算を行な
    い、その演算結果の第6のデータを前記第1のメモリに
    書き込むべくなしてあることを特徴とする画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 第1のメモリ及び前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコードす
    る命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ及
    び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デコ
    ーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って命
    令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記述され
    た複数の命令に従って前記第1のメモリと前記第2のメ
    モリからデータを読み出して所定の演算を行ない、前記
    第1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、データ読み出し部と前記データ読み出し部に接続し
    た加算部と前記加算部に接続したデータ書き込み部とを
    有し、前記データ読み出し部が複数の固定長符号からな
    るデータを前記第1のメモリから読み出し、前記加算部
    が前記データ読み出し部が読み出した2個の符号を加算
    し、前記データ書き込み部が前記加算部による加算結果
    のデータを前記第2のメモリへ出力するか、または前記
    データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデータを
    前記第1のメモリから読み出してビット幅を拡張し、前
    記データ書き込み部がビット幅を拡張されたデータを前
    記第2のメモリへ出力するデータロード部とを備え、 前記データロード部は、第1の部分画像を処理する場合
    は、複数の第1の固定長符号からなる画像データである
    第1のデータを前記第1のメモリから読み出し、前記第
    1のデータの隣接符号間の加算を行ない、その加算結果
    である第2の固定長符号からなる第2のデータを前記第
    2のメモリへ出力し、第2の部分画像を処理する場合
    は、複数の第1の固定長符号からなる画像データである
    第3のデータを前記第1のメモリから読み出し、前記第
    3のデータの各符号のビット幅を拡張し、前記第2の固
    定長符号からなる第4のデータを前記第2のメモリへ出
    力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、可
    変長符号にエンコードされた第1の種類の画像データで
    ある第5のデータを前記第1のメモリから読み出して固
    定長符号からなる第2の種類の画像データである第6の
    データにデコード処理し、その処理結果の前記第6のデ
    ータを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種
    類の画像データである第7のデータに変換処理し、前記
    第2のデータまたは前記第4のデータを前記第2のメモ
    リから読み出し、読み出したデータと前記第7のデータ
    との所定の演算を行ない、その演算結果の第8のデータ
    を前記第1のメモリに書き込むべくなしてあることを特
    徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 メモリに接続しており、前記メモリに格
    納されている命令をデコードする命令デコーダと、デー
    タを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算
    回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部
    とを有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の可変長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て複数の固定長符号からなるデータにデコードし、デコ
    ード結果のデータを前記プロセッサ部へ出力する可変長
    符号デコード部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の固定長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て前記プロセッサ部へ出力するデータロード部とを備
    え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記メモリから読み出してデコードし、そのデコード結果
    としての固定長符号からなる第2の種類の画像データで
    ある第2のデータを前記プロセッサ部へ出力し、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第3のデータを前記メモリから読み出して
    前記プロセッサ部へ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記可変長符号デコード部から出力された前記第2のデー
    タを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類
    の画像データである第4のデータに変換処理し、その処
    理結果の前記第4のデータと前記データロード部から出
    力された前記第3のデータとの所定の演算を行ない、そ
    の演算結果の第5のデータを前記メモリに書き込むべく
    なしてあることを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 第1のメモリ及び前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコードす
    る命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ及
    び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デコ
    ーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って命
    令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記述され
    た複数の命令に従って前記第2のメモリからデータを読
    み出して所定の演算を行ない、前記第1のメモリに演算
    結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の可変長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
    コードし、デコード結果のデータを前記第2のメモリへ
    出力する可変長符号デコード部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の固定長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して前記第2のメモリへ出力するデータロ
    ード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記第1のメモリから読み出してデコードし、そのデコー
    ド結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第2のデータを前記第2のメモリに書き込
    み、 前記データロード部は、画像データである第3のデータ
    を前記第1のメモリから読み出して前記第2のメモリへ
    出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記第2のデータを前記第2のメモリから読み出して前記
    第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デ
    ータである第4のデータに変換処理し、前記第3のデー
    タを前記第2のメモリから読み出して前記第4のデータ
    との所定の演算を行ない、その演算結果の第5のデータ
    を前記第1のメモリに書き込むべくなしてあることを特
    徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 第1のメモリ及び前記第1のメモリと
    は異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコード
    する第1の命令デコーダと、データを記憶する複数のレ
    ジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記
    第1の命令デコーダに接続していて前記第1の命令デコ
    ーダの出力に従って命令を実行する第1の命令実行部を
    有し、プログラムに記述された複数の命令に従って前記
    第2のメモリからデータを読み出して所定の演算を行な
    い、前記第1のメモリに演算結果を書き込む第1のプロ
    セッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第1のメモリとも前記第2の
    メモリとも異なる第3のメモリに接続しており、命令を
    デコードする第2の命令デコーダと、データを記憶する
    複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと
    共に前記第2の命令デコーダに接続していて前記第2の
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する第2の命令
    実行部を有し、プログラムに記述された複数の命令に従
    って前記第3のメモリからデータを読み出して所定の演
    算を行ない、前記第1のメモリに演算結果を書き込む第
    2のプロセッサ部と、 前記第1のメモリ,前記第2のメモリ及び前記第3のメ
    モリに接続しており、複数の可変長符号からなるデータ
    を前記第1のメモリから読み出して複数の固定長符号か
    らなるデータにデコードし、デコード結果のデータを前
    記第2及び第3のメモリへ出力する可変長符号デコード
    部と、 前記第1のメモリ,前記第2のメモリ及び前記第3のメ
    モリに接続しており、複数の固定長符号からなるデータ
    を前記第1のメモリから読み出して前記第2及び第3の
    メモリへ出力するデータロード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータと第
    2のデータとを前記第1のメモリから読み出してデコー
    ドし、前記第1のデータのデコード結果としての固定長
    符号からなる第2の種類の画像データである第3のデー
    タを前記第2のメモリに、前記第2のデータのデコード
    結果としての前記第2の種類の画像データである第4の
    データを前記第3のメモリにそれぞれ書き込み、 前記データロード部は、画像データである第5のデータ
    と第6のデータとを前記第1のメモリからを読み出し、
    前記第5のデータを前記第2のメモリへ、前記第6のデ
    ータを前記第3のメモリへそれぞれ出力し、 前記第1のプロセッサ部は、画像処理プログラムに従っ
    て、前記第3のデータを前記第2のメモリから読み出し
    て前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
    画像データである第7のデータに変換処理し、前記第5
    のデータを前記第2のメモリから読み出して前記第7の
    データとの所定の演算を行ない、その演算結果の第8の
    データを前記第1のメモリに書き込み、 前記第2のプロセッサ部は、画像処理プログラムに従っ
    て、前記第4のデータを前記第3のメモリから読み出し
    て前記第3の種類の画像データである第9のデータに変
    換処理し、前記第6のデータを前記第3のメモリから読
    み出して前記第9のデータとの所定の演算を行ない、そ
    の演算結果の第10のデータを前記第1のメモリに書き
    込むべくなしてあることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 第1のプロセッサ部及び第2のプロセ
    ッサ部に接続しており、画像処理プログラムの命令を記
    憶する第4のメモリを備え、 前記第4のメモリが前記第1のプロセッサ部及び前記第
    2のプロセッサ部に命令を並列に供給することにより、
    前記第1のプロセッサ部及び前記第2のプロセッサ部が
    並列に動作することを特徴とする請求項10に記載の画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 メモリに接続しており、前記メモリに
    格納されている命令をデコードする命令デコーダと、デ
    ータを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演
    算回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前
    記命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行
    部を有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の可変長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て複数の固定長符号からなるデータにデコードし、デコ
    ード結果のデータを前記プロセッサ部へ出力する可変長
    符号デコード部と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、デー
    タ読み出し部と前記データ読み出し部に接続した加算部
    と前記加算部に接続したデータ書き込み部とを有し、前
    記データ読み出し部が複数の固定長符号からなるデータ
    を前記メモリから読み出し、前記加算部が前記データ読
    み出し部が読み出した2個の符号を加算し、前記データ
    書き込み部が前記加算部による加算結果のデータを前記
    プロセッサ部へ出力するデータロード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記メモリから読み出してデコードし、そのデコード結果
    としての固定長符号からなる第2の種類の画像データで
    ある第2のデータを前記プロセッサ部へ出力し、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第3のデータを前記メモリから読み出し、
    前記第3のデータの隣接符号間の加算を行ない、その加
    算結果である第4のデータを前記プロセッサ部へ出力
    し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記可変長符号デコード部から出力された前記第2のデー
    タを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類
    の画像データである第5のデータに変換処理し、その処
    理結果の前記第5のデータと前記データロード部から出
    力された前記第4のデータとの所定の演算を行ない、そ
    の演算結果の第6のデータを前記メモリに書き込むべく
    なしてあることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 第1のメモリ及び前記第1のメモリと
    は異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコード
    する命令デコーダと、データを記憶する複数のレジスタ
    及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記命令デ
    コーダに接続していて前記命令デコーダの出力に従って
    命令を実行する命令実行部を有し、プログラムに記述さ
    れた複数の命令に従って前記第2のメモリからデータを
    読み出して所定の演算を行ない、前記第1のメモリに演
    算結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の可変長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
    コードし、デコード結果のデータを前記第2のメモリへ
    出力する可変長符号デコード部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、データ読み出し部と前記データ読み出し部に接続し
    た加算部と前記加算部に接続したデータ書き込み部とを
    有し、前記データ読み出し部が複数の固定長符号からな
    るデータを前記第1のメモリから読み出し、前記加算部
    が前記データ読み出し部が読み出した2個の符号を加算
    し、前記データ書き込み部が前記加算部による加算結果
    のデータを前記第2のメモリへ出力するデータロード部
    とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記第1のメモリから読み出してデコードし、そのデコー
    ド結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第2のデータを前記第2のメモリに書き込
    み、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第3のデータを前記第1のメモリから読み
    出してその隣接符号間の加算を行ない、その加算結果で
    ある第4のデータを前記第2のメモリへ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記第2のデータを前記第2のメモリから読み出して前記
    第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デ
    ータである第5のデータに変換処理し、前記第4のデー
    タを前記第2のメモリから読み出し、前記第4のデータ
    と前記第5のデータとの所定の演算を行ない、その演算
    結果の第6のデータを前記第1のメモリに書き込むべく
    なしてあることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 第1のメモリ及び前記第1のメモリと
    は異なる第2のメモリに接続しており、命令をデコード
    する第1の命令デコーダと、データを記憶する複数のレ
    ジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記
    第1の命令デコーダに接続していて前記第1の命令デコ
    ーダの出力に従って命令を実行する第1の命令実行部を
    有し、プログラムに記述された複数の命令に従って前記
    第2のメモリからデータを読み出して所定の演算を行な
    い、前記第1のメモリに演算結果を書き込む第1のプロ
    セッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第1のメモリとも前記第2の
    メモリとも異なる第3のメモリに接続しており、命令を
    デコードする第2の命令デコーダと、データを記憶する
    複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと
    共に前記第2の命令デコーダに接続していて前記第2の
    命令デコーダの出力に従って命令を実行する第2の命令
    実行部を有し、プログラムに記述された複数の命令に従
    って前記第3のメモリからデータを読み出して所定の演
    算を行ない、前記第1のメモリに演算結果を書き込む第
    2のプロセッサ部と、 前記第1のメモリ,前記第2のメモリ及び前記第3のメ
    モリに接続しており、複数の可変長符号からなるデータ
    を前記第1のメモリから読み出して複数の固定長符号か
    らなるデータにデコードし、デコード結果のデータを前
    記第2及び第3のメモリへ出力する可変長符号デコード
    部と、 前記第1のメモリ,前記第2のメモリ及び前記第3のメ
    モリに接続しており、データ読み出し部と前記データ読
    み出し部に接続した加算部と前記加算部に接続したデー
    タ書き込み部とを有し、前記データ読み出し部が複数の
    固定長符号からなるデータを前記第1のメモリから読み
    出し、前記加算部が前記データ読み出し部が読み出した
    2個の符号を加算し、前記データ書き込み部が前記加算
    部による加算結果のデータを前記第2のメモリ及び前記
    第3のメモリへ出力するデータロード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータと第
    2のデータとを前記第1のメモリから読み出してデコー
    ドし、前記第1のデータのデコード結果としての固定長
    符号からなる第2の種類の画像データである第3のデー
    タを前記第2のメモリに、前記第2のデータのデコード
    結果としての前記第2の種類の画像データである第4の
    データを前記第3のメモリにそれぞれ書き込み、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第5のデータと第6のデータとを前記第1
    のメモリから読み出し、第5のデータの隣接符号間の加
    算を行ない、その加算結果である第7のデータを前記第
    2のメモリへ出力し、第6のデータの隣接符号間の加算
    を行ない、その加算結果である第8のデータを前記第3
    のメモリへ出力し、 前記第1のプロセッサ部は、画像処理プログラムに従っ
    て、前記第3のデータを前記第2のメモリから読み出し
    て前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の
    画像データである第9のデータに変換処理し、前記第7
    のデータを前記第2のメモリから読み出して前記第9の
    データとの所定の演算を行ない、その演算結果の第10
    のデータを前記第1のメモリに書き込み、 前記第2のプロセッサ部は、画像処理プログラムに従っ
    て、前記第4のデータを前記第3のメモリから読み出し
    て前記第3の種類の画像データである第11のデータに
    変換処理し、前記第8のデータを前記第3のメモリから
    読み出して前記第11のデータとの所定の演算を行な
    い、その演算結果の第12のデータを前記第1のメモリ
    に書き込むべくなしてあることを特徴とする画像処理装
    置。
  15. 【請求項15】 第1のプロセッサ部及び第2のプロセ
    ッサ部に接続しており、画像処理プログラムの命令を記
    憶する第4のメモリを備え、 前記第4のメモリが前記第1のプロセッサ部及び前記第
    2のプロセッサ部に命令を並列に供給することにより、
    前記第1のプロセッサ部及び前記第2のプロセッサ部が
    並列に動作することを特徴とする請求項14に記載の画
    像処理装置。
  16. 【請求項16】 第1のメモリ,前記第1のメモリとは
    異なる第2のメモリ及び読み出し専用メモリに接続して
    おり、命令をデコードする命令デコーダと、データを記
    憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路を
    含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記命令デ
    コーダの出力に従って命令を実行する命令実行部を有
    し、前記読み出し専用メモリに保持されたプログラムに
    記述された複数の命令に従って前記第2のメモリからデ
    ータを読み出して所定の演算を行ない、前記第1のメモ
    リに演算結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の可変長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
    コードし、デコード結果のデータを前記第2のメモリへ
    出力する可変長符号デコード部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の固定長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して前記第2のメモリへ出力するデータロ
    ード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記第1のメモリから読み出してデコードし、そのデコー
    ド結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第2のデータを前記第2のメモリに書き込
    み、 前記データロード部は、画像データである第3のデータ
    を前記第1のメモリから読み出して前記第2のメモリへ
    出力し、 前記プロセッサ部は、前記読み出し専用メモリに保持さ
    れた画像処理プログラムに従って、前記第2のデータを
    前記第2のメモリから読み出して前記第2の種類の画像
    データとは異なる第3の種類の画像データである第4の
    データに変換処理し、前記第3のデータを前記第2のメ
    モリから読み出して前記第4のデータとの所定の演算を
    行ない、その演算結果の第5のデータを前記第1のメモ
    リに書き込むべくなしてあることを特徴とする画像処理
    装置。
  17. 【請求項17】 メモリに接続しており、前記メモリに
    格納されている命令をデコードする命令デコーダと、デ
    ータを記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演
    算回路を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前
    記命令デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行
    部を有し、プログラムに記述された複数の命令をデコー
    ドして実行することによりプログラムに従ったデータ処
    理を行ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッ
    サ部と、 前記プロセッサ部及び可変長符号入力部に接続してお
    り、前記可変長符号入力部を介して外部から入力された
    複数の可変長符号からなるデータを複数の固定長符号か
    らなるデータにデコードし、デコード結果のデータを前
    記プロセッサ部へ出力する可変長符号デコード部とを備
    え、 前記可変長符号デコード部は、前記可変長符号入力部か
    ら出力された可変長符号にエンコードされた第1の種類
    の画像データである第1のデータをデコードし、そのデ
    コード結果としての固定長符号からなる第2の種類の画
    像データである第2のデータを前記プロセッサ部へ出力
    し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記可変長符号デコード部から出力された前記第2のデー
    タを前記第2の種類の画像データとは異なる第3の種類
    の画像データである第3のデータに変換処理し、その処
    理結果の前記第3のデータを前記メモリに書き込むべく
    なしてあることことを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 メモリ及び可変長符号入力部に接続し
    ており、命令をデコードする命令デコーダと、データを
    記憶する複数のレジスタ及び算術演算を行なう演算回路
    を含むと共に前記命令デコーダに接続していて前記命令
    デコーダの出力に従って命令を実行する命令実行部を有
    し、プログラムに記述された複数の命令をデコードして
    実行することによりプログラムに従ったデータ処理を行
    ない、処理結果を前記メモリへ出力するプロセッサ部
    と、 前記プロセッサ部及び前記メモリに接続しており、複数
    の固定長符号からなるデータを前記メモリから読み出し
    て前記プロセッサ部へ出力するデータロード部とを備
    え、 前記データロード部は、複数の固定長符号からなる画像
    データである第1のデータを前記メモリから読み出して
    前記プロセッサ部へ出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、可
    変長符号入力部を介して外部から入力された可変長符号
    にエンコードされた第1の種類の画像データである第2
    のデータを固定長符号からなる第2の種類の画像データ
    である第3のデータにデコード処理し、その処理結果の
    前記第3のデータを前記第2の種類の画像データとは異
    なる第3の種類の画像データである第4のデータに変換
    処理し、前記データロード部から出力された前記第1の
    データと前記第4のデータとの所定の演算を行ない、そ
    の演算結果の第5のデータを前記メモリに書き込むべく
    なしてあることを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】 第1のメモリ,前記第1のメモリとは
    異なる第2及び第3のメモリに接続しており、命令をデ
    コードする命令デコーダと、データを記憶する複数のレ
    ジスタ及び算術演算を行なう演算回路を含むと共に前記
    命令デコーダに接続していて前記命令デコーダの出力に
    従って命令を実行する命令実行部を有し、プログラムに
    記述された複数の命令に従って前記第2及び第3のメモ
    リからデータを読み出して所定の演算を行ない、前記第
    1のメモリに演算結果を書き込むプロセッサ部と、 前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに接続してお
    り、複数の可変長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出して複数の固定長符号からなるデータにデ
    コードし、デコード結果のデータを前記第2のメモリへ
    出力する可変長符号デコード部と、 前記第1のメモリ及び前記第3のメモリに接続してお
    り、複数の固定長符号からなるデータを前記第1のメモ
    リから読み出し、前記第3のメモリへ出力するデータロ
    ード部とを備え、 前記可変長符号デコード部は、可変長符号にエンコード
    された第1の種類の画像データである第1のデータを前
    記第1のメモリから読み出してデコードし、そのデコー
    ド結果としての固定長符号からなる第2の種類の画像デ
    ータである第2のデータを前記第2のメモリに書き込
    み、 前記データロード部は、画像データである第3のデータ
    を前記第1のメモリから読み出して前記第3のメモリへ
    出力し、 前記プロセッサ部は、画像処理プログラムに従って、前
    記第2のデータを前記第2のメモリから読み出して前記
    第2の種類の画像データとは異なる第3の種類の画像デ
    ータである第4のデータに変換処理し、前記第3のデー
    タを前記第3のメモリから読み出して前記第4のデータ
    との所定の演算を行ない、その演算結果の第5のデータ
    を前記第1のメモリに書き込むべくなしてあることを特
    徴とする画像処理装置。
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