JPH0983634A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Publication number
JPH0983634A
JPH0983634A JP23936295A JP23936295A JPH0983634A JP H0983634 A JPH0983634 A JP H0983634A JP 23936295 A JP23936295 A JP 23936295A JP 23936295 A JP23936295 A JP 23936295A JP H0983634 A JPH0983634 A JP H0983634A
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JP
Japan
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incoming call
automatic
line
call
extension
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Pending
Application number
JP23936295A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Aoki
真 青木
Toshio Yasunaka
敏男 安中
Hiroyuki Suzuki
弘之 鈴木
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内線着信、外線着信ごとの着信音を識別し、
内線着信、外線着信ごとの両方に留守番モード時などの
自動着信オンの制御を可能にし、その使用の利便性の向
上を図る。 【解決手段】 留守番電話機22bでは、自動着信オン
・オフ設定部41、呼出音信号設定部51から自動着信
制御部40に対して内線着信又は外線着信ごとの両方
に、自動着信オンの留守番モード、又は、自動着信オフ
の通常通話モードを設定する。設定された内線着信又は
外線着信に、留守番モードが設定されている場合、自動
着信制御部40が、その内線着信又は外線着信の呼出音
信号を識別し、かつ、留守番モードの設定を識別して自
動着信オンを制御する。さらに応答メッセージ再生部4
8を制御し、ここで再生した応答メッセージをPBX2
1から送出し、外線相手先からの用件メッセージを用件
メッセージ録音部49を制御して録音し、以降に再生し
て聴取する。通常通話モードの設定では、その内線着信
又は外線着信に対する通話を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構内交換機(PB
X)などからの外線着信、内線着信に対する留守番応答
などの自動着信オン・オフを制御する電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の電話装置の構成を示すブ
ロック図である。この従来例は多数の局線及び電話端末
を収容するPBXを装備する比較的大規模な電話交換シ
ステム、又は、複数の局線や電話端末を収容する比較的
小規模の宅内交換機を装備する電話交換システムであ
る。
【0003】図5において、この例は局線、内線の交換
処理を行うPBX1と、このPBX1を通じて内線通
話、外線通話を行う留守番電話機2bを含む電話端末2
a…2nとを有している。PBX1は、局線が接続され
る局線(ライン)回路3a,3b…3nと、このPBX
1を通じて内線通話や外線通話を行う留守番電話機2b
を含む電話端末2a…2nが接続される内線(トラン
ク)回路4a,4b…4nと、局線回路3a…3nと内
線回路4a…4nとを切り替えて内線接続や外線接続、
かつ、保留などを切り替えるための交換回路5とが設け
られている。
【0004】また、局線回路3a…3n、内線回路4a
…4n及び交換回路5に対する内線接続、外線接続にか
かる制御を行う。例えば、呼出音信号の送出、外線発信
規制制御等を制御し、図示しないメモリ、制御部及び入
力設定操作部などを有する制御装置6を有している。留
守番電話機2bはPBX1からの外線着信及び内線着信
に対して留守番モードの自動着信オンを自動的に切り替
える制御を行うための自動着信制御部10と、この自動
着信制御部10に対して留守番モードの自動着信のオン
・オフ、すなわち、留守番モード、又は、通常通話モー
ドを使用者が設定するための自動着信オン・オフ設定部
11とを有している。
【0005】さらに、PBX1からの呼出音信号で鳴動
し、その呼出音を吹鳴するスピーカなどのリンガ12
と、内線、局線を選択する図示しないボタンスイッチ及
び、このボタンスイッチに内蔵される発光ダイオード
(LED)、電話番号を入力するためのテンキー及び、
用件メッセージの再生指示等の各種の機能を選択する機
能キー等を有するキー部13とが設けられている。
【0006】また、受話信号、送話信号を増幅し、か
つ、側音処理などを行う通話回路14と、この通話回路
14と接続されて通話を行うためのマイクロホン15
a、スピーカ15bを有するハンドセット15と、録音
テープ再生装置や固体記憶素子(ICメモリ)を用い、
自動着信制御部10に接続されて、留守番モード時に予
め録音している応答メッセージを再生して送出する応答
メッセージ再生部18と、録音テープ再生装置や固体記
憶素子(ICメモリ)を用い、自動着信制御部10に接
続されて留守番モード時に、相手先の用件メッセージを
録音し、かつ、再生時に用件メッセージを音声出力する
スピーカ19aを備えた用件メッセージ録音部19とを
有している。
【0007】次に、この従来例の動作について説明す
る。PBX1では局線からの外線着信を局線回路3a…
3nが処理し、また、内線回路4a…4nが、ここに接
続された留守番電話機2bなどの電話端末2a…2nか
らの内線発信や外線発信を処理する。この処理では、制
御装置6が局線回路3a…3n及び内線回路4a…4n
を制御し、かつ、交換回路5を切り替えて、内線発信、
外線発信及び保留等を制御している。さらに、制御装置
6が内線接続、外線接続の呼出音信号の送出を制御し、
かつ、予めメモリなどに記憶している外線発信規制制御
などに基づいた制御を行っている。
【0008】留守番電話機2bでは自動着信オン・オフ
設定部11から使用者が自動着信制御部10に対して自
動着信オンの留守番モード、又は、自動着信オフの通常
通話モードを設定する。通常通話モードで、PBX1か
らの内線着信又は外線着信ごとに異なる呼出音信号が自
動着信制御部10を通じてリンガ12に出力されて、そ
の呼出音で鳴動する。この着信に対して、使用者がキー
部13の内線又は局線キーを押下する。
【0009】この押下信号をPBX1が受信し、局線回
路3a…3n、内線回路4a…4n及び交換回路5の接
続切替えを制御装置6が制御して、その内線又は局線と
の接続を行い、ハンドセット15のマイクロホン15a
及びスピーカ15bを通じて、接続相手先との通話が行
われる。留守番電話機2bでの留守番モード時には、使
用者が自動着信オン・オフ設定部11から自動着信制御
部10に対して自動着信オンを設定している。
【0010】ここで自動着信オンの留守番モードが設定
され、かつ、外線着信、内線着信があると自動着信制御
部10が、応答メッセージ再生部18を制御して、再生
した留守である旨、及び、用件メッセージの送話を促す
応答メッセージをPBX1の内線回路4a…4n及び局
線回路3a…3nを通じて局線の相手先に送出する。ま
た、相手先からの用件メッセージを用件メッセージ録音
部19を制御して録音する。この後は、キー部13から
用件メッセージの再生を指示し、用件メッセージ録音部
19で録音している用件メッセージを再生して、スピー
カ19aを通じて使用者が聴取する。
【0011】また、留守番電話機2bから内線発信又は
外線発信を行う場合、キー部13で局線を選択して発呼
し、自動着信制御部10、PBX1を通じて内線又は局
線を補足する。その後に入力される内線番号又は電話番
号(選択信号)によって、補足した内線又は局線、交換
局を通じて、発呼した相手先とハンドセット15を通じ
て通話が行われる。
【0012】このように従来例の電話装置でも、PBX
1を通じた内線着信及び外線着信の両方を区別せずに留
守番モードが設定され、その自動着信オンが制御され、
用件メッセージを録音し、その再生が行われる。このよ
うな着信制御に対する改善提案として、特開平4−24
8740号公報「電話機」、特開平5−130208号
公報「留守番電話機」を挙げることが出来る。特開平4
−248740号及び特開平5−130208号の公報
例では、自動的に外線着信又は内線着信を識別し、その
外線着信又は内線着信に対応した、内容が相違する個々
の応答メッセージを送出している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の前者の電話装置では、PBX1を通じた内
線着信及び外線着信の両方を区別することなく、その留
守番モードでの自動着信オンが制御されるものである。
すなわち、内線着信の呼出音信号(内線着信音信号)又
は外線着信の呼出音信号(外線着信音信号)を識別し
て、それぞれの内線着信又は外線着信ごととに、留守番
モード時の自動着信オンの制御が出来ない。したがっ
て、録音している用件メッセージを後で再生した際に、
その用件が内線を通じた相手先からの用件か、又は、外
線を通じた相手先からの用件かが迅速に判明しないとい
う不都合がある。
【0014】後者の公報例は、外線着信又は内線着信に
対応した内容が相違する個々の応答メッセージを送出す
るのみであり、例えば、内線着信又は外線着信の両方に
対する留守番モードなどでの自動着信オンの制御が出来
ない。換言すれば、いずれも使い勝手が悪いという欠点
がある。本発明は、このような従来の技術における欠点
を解決するものであり、内線着信又は外線着信を区別し
た両方に対する留守番モード時などの自動着信オンの制
御を可能にして、内線又は外線を通じた用件が迅速に判
明し、その使用の利便性が向上し、かつ、汎用的な電話
機や留守番電話機を使用して、その汎用性が向上する電
話装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
に、本発明の電話装置は、着信音信号識別部が回線から
の複数の着信音信号を識別する。また、着信音信号設定
部で着信音信号識別部が識別する複数の着信音信号中の
一つ又は組み合わせを設定し、かつ、自動着信オン・オ
フ設定部によって回線に対する自動着信のオン・オフを
設定し、この設定後に自動着信制御部が着信音信号識別
部が着信音信号設定部によって設定された一つ又は組み
合わせの着信音信号を識別し、かつ、この識別した着信
音信号に対して自動着信オン・オフ設定部で自動着信オ
ンが設定されている際に、この自動着信オンを制御し、
送受信部が回線を通じた接続先との情報の送受信を行
う。
【0016】また、本発明の電話装置は、着信音信号識
別部が構内交換機に接続され、この構内交換機からの内
線着信及び外線着信の呼出音信号を、複数の着信音信号
として識別している。さらに、本発明の電話装置は、送
受信部として、回線を通じた接続先へ留守番動作におけ
る送信情報の応答メッセージを送出する応答メッセージ
送出部と、回線を通じた接続先からの留守番動作におけ
る受信情報の用件メッセージを録音し、かつ、再生する
用件メッセージ録音部とを備えている。
【0017】また、本発明の電話装置は、回線を通じた
接続先と通話を行うための少なくとも、呼出音を吹鳴す
る鳴動部、電話番号を入力し着信及び発信を設定するキ
ー部、送話信号及び受話信号を処理する通話回路、送話
用のマイクロホン及び受話用のスピーカからなる通話手
段を備えるものである。さらに、本発明の電話装置は、
前記の通話手段に代えて、自動着信制御部に接続する電
話機を用いている。
【0018】さらにまた、本発明の電話装置は、前記の
応答メッセージ送出部、用件メッセージ録音部及び前記
通話手段に代えて、自動着信制御部に接続する留守番電
話機を用いている。このような本発明の電話装置は、構
内交換機からの内線着信及び外線着信の呼出音信号の一
方を識別し、又は複数の回線をグループ化(組み合わ
せ)した一方を識別し、この識別した着信音信号に対す
る自動着信オンが設定されている際に、その自動着信オ
ンを制御して、回線を通じた接続先に留守番動作におけ
る応答メッセージなどの情報を送出し、また、留守番動
作における用件メッセージの情報を録音している。した
がって、複数の回線のそれぞれ、例えば、内線着信又は
外線着信ごとの両方に対して、留守番モード時などの自
動着信オンの制御が可能になり、複数の回線のそれぞれ
の回線を通じた相手先の用件が迅速に判明する。
【0019】また、本発明の電話装置は、通話手段とし
て汎用の電話機を用いている。又は、通話手段及び応答
メッセージ送出部、用件メッセージ録音部として留守番
電話機を用いているので、本体装置が小型化され、か
つ、市販の電話機、留守番電話器を利用できることか
ら、その装置の汎用性が向上することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電話装置の実施形
態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の電
話装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、この例は、局線、内線の交換処理を行う
PBX21と、このPBX21を通じて内線通話、外線
通話を行う留守番電話機22bを含む電話端末22a…
22nとを有している。
【0021】PBX21は、局線に接続されて、着信検
出、回線補足のための直流ループ閉結などを処理する局
線(トランク)回路23a,23b…23nと、このP
BX21を通じて内線通話や外線通話(局線通話)を行
う留守番電話機22bを含む電話端末22a…22nが
接続される内線(ライン)回路24a,24b…24n
と、局線回路23a…23nと内線回路24a…24n
とを切り替えて内線接続や外線接続と共に、各種の処理
に伴うシグナル音信号、例えば、呼出音信号(内線着信
音信号、外線着信音信号)の送出及び保留などを切り替
える交換回路25とが設けられている。
【0022】また、局線回路23a…23n、内線回路
24a…24n及び交換回路25を切り替えて内線接
続、外線接続にかかる制御、例えば、内線接続、外線接
続の呼出音信号の送出、外線発信規制制御、保留等を制
御し、図示しないメモリ、制御部及び入力設定操作部な
どを有する制御装置26を有している。留守番電話機2
2bはPBX21からの外線着信又は内線着信に対して
留守番モードに対する着信オンを自動的に切り替える制
御を行うための自動着信制御部40と、この自動着信制
御部40に対し、自動着信オンの留守番モード、又は、
自動着信オフの通常通話モードを使用者が設定するため
の自動着信オン・オフ設定部41とを有している。
【0023】さらに、PBX21からの呼出音信号で鳴
動し、その呼出音を吹鳴するスピーカなどのリンガ(請
求項における鳴動部に対応する)42と、図示しない内
線、局線を選択するボタンスイッチ及び、このボタンス
イッチに内蔵される発光ダイオード(LED)、電話番
号を入力するためのテンキー及び、留守番モード設定、
用件メッセージの再生指示の各種の機能を選択する機能
キー等を有するキー部43とが設けられている。
【0024】また、受話信号、送話信号を増幅し、か
つ、側音処理などを行う通話回路44と、この通話回路
44と接続され、内線又は外線の通話を行うためのマイ
クロホン45a、スピーカ45bを有するハンドセット
45と、録音テープ再生装置や固体記憶素子(ICメモ
リ)を用い、自動着信制御部40に接続されて留守番モ
ード時に、予め録音している応答メッセージを再生して
送出する応答メッセージ再生部48と、録音テープ再生
装置や固体記憶素子(ICメモリ)を用い、自動着信制
御部40に接続されて、自動着信をオンに制御する留守
番モード時に、相手先の用件メッセージを録音し、か
つ、再生時に用件メッセージを音声出力するスピーカ4
9aを備えた用件メッセージ録音部49とを有してい
る。
【0025】さらに、自動着信制御部40での内線着信
又は外線着信を、それぞれの呼出音信号に基づいて識別
するための呼出音識別部50と、自動着信制御部40及
び呼出音識別部50に対して内線着信又は外線着信のそ
れぞれの呼出音信号を識別して自動着信制御部40が自
動着信オン・オフを制御するための設定を行う呼出音信
号設定部51とが設けられている。
【0026】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図2は、この留守番電話機22bの制御動作の
処理手順を示すフローチャートである。図1及び図2に
おいて、留守番電話機22bでは、予めステップS10
で使用者が自動着信オン・オフ設定部41から自動着信
制御部40に対して自動着信オンである留守番モード、
又は、自動着信オフである通常通話モードを設定する。
また、ステップS11によって使用者が呼出音信号設定
部51から自動着信制御部40及び呼出音識別部50に
対して内線着信又は外線着信を、それぞれの呼出音信
号、例えば、周波数や、その断続間隔が異なる内線着信
音信号又は外線着信音信号を識別して自動着信オンを制
御するための設定が行われる。
【0027】この設定によって、留守番電話機22bで
は、内線着信、外線着信のそれぞれに留守番モード、又
は、通常通話モードが設定されて、その動作を行うこと
になる。特に内線着信、外線着信を区別した、その両方
で留守番モードの自動着信オンを制御できることにな
る。PBX21では局線回路23a…23nが外線着信
を検出し、この検出信号を制御装置26に送出する。制
御装置26は交換回路25を制御して局線回路23a…
23n及び内線回路24a…24nとの接続を切り替え
て、留守番電話機22bを含む電話端末22a…22n
に外線着信の呼出音信号を送出する。
【0028】また、電話端末22a…22nが内線発呼
した内線着信時は、この内線着信を局線回路23a…2
3nが検出する。この検出信号を制御装置26に送出
し、制御装置26が交換回路25を制御して内線回路2
4a…24nを切り替えて、呼び出し先の電話端末22
a…22nに内線呼出音信号を送出する。また、自動着
信制御部40は、ステップS12で、PBX21を通じ
た着信又は、この留守番電話機22bによる発信か否か
を判断しており、発信の場合(Yes)、ステップS1
3で内線発信又は外線発信か否かを判断する。外線発信
の場合(Yes)、ステップS14によって自動着信制
御部40はPBX21を通じた外線発信を行う。この留
守番電話機22bからの外線発信では、使用者がキー部
43の局線キーを押下する。この押下信号が自動着信制
御部40を通じてPBX21に送出され、内線回路24
a…24nを通じて制御装置26が取り込む。制御装置
26が内線回路24a…24n、交換回路25及び局線
回路23a…23nを制御する。すなわち、局線回路2
3a…23nが直流ループ閉結などを処理して回線を補
足し、その後に留守番電話機22bからの電話番号信号
(選択信号)を局線から送出し、交換局を通じて相手先
との接続が行われる。この際、制御装置26は予め設定
された指定時刻の間で外線発信を規制する制御などを行
っている。その終話によってPBX21の制御装置26
が交換回路25を開放する。
【0029】また、ステップS13で内線発信の場合
(No)、ステップS15によって、例えば、留守番電
話機22bに対する内線着信を内線回路24a…24n
が検出し、制御装置26が、その内線呼出音信号を留守
番電話機22bに送出する。留守番電話機22bの使用
者が、例えば、LEDが点滅するキー部43の内線キー
を押下する。この押下信号が自動着信制御部40を通じ
てPBX21の内線回路24a…24nで検出されて制
御装置26で取り込み、制御装置26が内線回路24a
…24n、交換回路25を制御して接続した電話端末2
2a…22nの間で内線通話が行われる。その終話によ
って制御装置26が交換回路25を開放する制御を行
う。
【0030】ステップS12で着信の場合(No)、ス
テップS16で自動着信制御部40が内線着信又は外線
着信か否かを判断する。この判断は自動着信制御部40
が、呼出音信号を呼出音識別部50に設定されている内
線着信の呼出音信号か、又は、外線着信の呼出音信号で
あるかを識別して行う。この識別は内線着信又は外線着
信を、それぞれの呼出音信号、例えば、周波数や、その
断続間隔が異なる呼出音信号を判別して行う。
【0031】ステップS16で内線着信の呼出音信号の
場合(No)、次にステップS17によって、内線着信
における留守番モード、又は、通常通話モードの設定を
判断している。ここで自動着信オフの通常通話モードの
場合(Yes)、ステップS18で、自動着信オフの通
常通話モードにおける内線通話を行う。すなわち、PB
X21からの内線着信の呼出音信号が自動着信制御部4
0を通じてリンガ42に出力され、リンガ42が鳴動し
て内線着信の呼出音を吹鳴する。この後に使用者がキー
部43の内線キーを押下する。
【0032】この押下信号をPBX21が受信し、制御
装置26が内線回路24a…24n、交換回路25の切
替え接続を制御して、その内線発呼した電話端末22a
…22nとの内線接続を行い、ハンドセット45のマイ
クロホン45a及びスピーカ45bを通じて接続した内
線相手先との通話を行う。その終話によってPBX21
の制御装置26が交換回路25を開放する。この内線通
話の終了の後はステップS12に戻って、以降の処理手
順を繰り返す。
【0033】ステップS16で外線着信の呼出音信号の
場合(Yes)、ステップS19によって、外線着信に
おける自動着信オンの留守番モード、又は、自動着信オ
フの通常通話モードの設定を判断している。ここで通常
通話モードの場合(Yes)、ステップS20で、PB
X21からの外線着信の呼出音信号が自動着信制御部4
0を通じてリンガ42に出力されて鳴動し、この後に使
用者がキー部43の内線キーを押下する。この押下信号
をPBX21が受信し、制御装置26が局線回路23a
…23n、内線回路24a…24n、交換回路25の切
替え接続を制御して、その局線との外線接続を行い、ハ
ンドセット45通じて、局線、交換局を通じて接続した
外線相手先との通話を行う。この外線通話の終了の後は
ステップS12に戻って、以降の処理手順を繰り返す。
【0034】ステップS17及びステップS19で留守
番モードの場合(No)、ステップS21によって自動
着信制御部40が、応答メッセージ再生部48を制御
し、再生した留守である旨及び用件メッセージの送話を
促す応答メッセージをPBX21の内線回路24a…2
4n及び局線回路23a…23nを通じて局線の相手先
に送出する。
【0035】また、ステップS22によって、外線相手
先からの用件メッセージを用件メッセージ録音部49を
制御して録音する。この後は、ステップS23によって
キー部43から用件メッセージの再生を指示して、用件
メッセージ録音部49で録音している用件メッセージを
再生し、スピーカ49aを通じて使用者が聴取する。こ
のように、この第1実施形態では、内線着信又は外線着
信などの呼出音信号を、その周波数や、その断続間隔に
基づいて呼出音識別部50が識別し、外線着信の呼出音
に対して自動着信制御部40が留守番モードにおける自
動着信オンの制御を行っている。換言すれば、内線着信
又は外線着信ごとに、自動着信オンの留守番モード、又
は、自動着信オフの通常通話モードの設定が自由に出来
るようしになる。
【0036】具体例を挙げると、会社の営業日は留守番
モードの自動着信オンの設定を行わない。そして、留守
番電話機22bの使用者が不在になる場合は呼出音信号
設定部51から内線呼出音信号を自動着信制御部40に
設定し、かつ、自動着信オン・オフ設定部41から留守
番モードの自動着信オンの制御に設定して、留守番応答
を行うようにする。また、会社の休業日は外線着信に対
する留守番モードの自動着信オンを設定する。また、休
日は出勤などを考慮し、必要に応じた設定を行う。
【0037】このように内線着信又は外線着信を区別し
た両方に対して、留守番モード時などの自動着信オンの
制御が可能になり、内線又は外線を通じた用件が迅速に
判明し、その使用の利便性が向上することになる。次
に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態
では汎用的な電話機を使用している。
【0038】図3は本発明の電話装置の第2実施形態の
構成を示すブロック図である。図3において、図1中の
留守番電話機22bに対応した着信制御装置60が設け
られている。この着信制御装置60には、図1に示した
留守番電話機22b中のリンガ42、キー部43、通話
回路44が設けられていない。着信制御装置60中の自
動着信制御部40に図1中の留守番電話機22bと同様
の図示しないリンガ、キー部及び通話回路を内蔵し、か
つ、ハンドセットを備えた汎用的な電話機53が接続さ
れている。
【0039】また、電話機53には、自動着信制御部4
0との間での呼出音信号、送話信号、受話信号等の入出
力信号を処理する入出力信号処理部を備えるのが一般的
である。なお、PBX21、電話端末22a…22nの
接続構成も図1に示す第1実施形態と同様である。次
に、この第2実施形態の動作について説明する。
【0040】この第2実施形態も第1実施形態と同様に
動作するが、電話機53における図示しないリンガで、
その呼出音が鳴動し、さらに、キー部で内線発信、着信
や外線発信、着信や、電話番号の入力等を行う。また、
着信制御装置60中の自動着信オン・オフ設定部41及
び呼出音信号設定部51による設定動作は第1実施形態
と同様である。さらに、呼出音識別部50の動作、及
び、留守番モード時における応答メッセージ再生部48
からの応答メッセージの送出と、用件メッセージ録音部
49での用件メッセージの再生動作も第1実施形態と同
様である。
【0041】さらに、内線着信又は外線着信などの呼出
音を呼出音識別部50で識別し、その呼出音に対して自
動着信制御部40が留守番モードにおける自動着信オン
を制御する動作、すなわち、内線着信又は外線着信ごと
に、自動着信オンの留守番モード、又は、自動着信オフ
の通常通話モードの設定を可能する動作も第1実施形態
と同様である。
【0042】このように、この第2実施形態では、汎用
的な電話機53を用いて、第1実施形態と同様の動作が
行われ、着信制御装置60を小型化できると共に、市販
の電話機を着信制御装置60に接続できるため、着信制
御装置60の汎用性が向上する。 次に、第3実施形態
について説明する。この第3実施形態では汎用的な留守
番電話機を利用している。
【0043】図4は本発明の電話装置の第3実施形態の
構成を示すブロック図である。図4において、この第3
実施形態は、図1中の留守番電話機22bに対応した着
信制御装置61が設けられている。この着信制御装置6
1には、図1中の留守番電話機22bに設けられていた
リンガ42、キー部43、通話回路44、応答メッセー
ジ再生部48、用件メッセージ録音部49、スピーカ4
9aを内蔵していない。この着信制御装置61中の自動
着信制御部40に汎用的な留守番電話機55が接続され
ている。
【0044】この留守番電話機55は、図1中の留守番
電話機22bと同様に図示しないリンガ、キー部、通話
回路を内蔵し、かつ、ハンドセットと共に、応答メッセ
ージ再生部56と、用件メッセージ録音部57及び音声
再生用のスピーカ57aを有している。また、この留守
番電話機55には、自動着信制御部40との間で呼出音
信号、送話信号、受話信号等の入出力信号を処理する入
出力信号処理部を備えるのが一般的である。なお、PB
X21、電話端末22a…22nの接続構成も図1に示
す第1実施形態と同様の構成である。なお、着信制御装
置61には着信呼出音信号で鳴動するリンガ58が設け
られている。
【0045】次に、この第3実施形態の動作について説
明する。この第3実施形態も第1実施形態と同様に動作
するが、内線着信又は外線着信での、その呼出音を着信
制御装置61のリンガ58や留守番電話機55における
リンガで鳴動する。留守番電話機55におけるキー部で
内線発信、着信や外線発信、着信や、電話番号の入力等
を行う。また、留守番電話機55での留守番モード時に
おける応答メッセージ再生部56からの応答メッセージ
の送出と、用件メッセージ録音部57での再生動作にお
ける用件メッセージのスピーカ57aからの音声出力動
作も第1実施形態と同様である。
【0046】さらに、自動着信のオン・オフ制御動作も
第1実施形態と同様である。すなわち、内線着信又は外
線着信などの呼出音を周波数や断続間隔に基づいて呼出
音識別部50で識別し、その呼出音に対して自動着信制
御部40が自動着信オンの留守番モード、又は、自動着
信オフの通常通話モードを制御する動作も第1実施形態
と同様である。
【0047】このように、この第3実施形態では、汎用
的な留守番電話機55を用いて、第1実施形態と同様の
動作が行われるため、着信制御装置61を、さらに小型
化できると共に、市販の留守番電話機を着信制御装置6
1に接続できるため、着信制御装置61の汎用性が、さ
らに向上することになる。なお、この第1実施形態から
第3実施形態では、PBX21を通じた内線着信又は外
線着信の呼出音を区別して、その留守番モードの自動着
信オンを制御しているが、PBX21を用いない他の種
別の複数の回線の着信にも、そのまま適用できる。例え
ば、呼出音が相違する複数の専用線に対する自動着信オ
ン・オフの制御を行うようにも出来る。
【0048】また、この第1実施形態から第3実施形態
では、内線着信又は外線着信の二つの例をもって説明し
たが、呼出音が異なる三つ以上の着信を、それぞれ識別
して自動着信オン・オフ制御を行うようにも出来る。さ
らに呼び出し音が同一の二つ以上の回線のグループ着信
や、呼び出し音が異なる二つ以上のグループ着信をまと
めて識別して、自動着信オンの制御を行うようにも出来
る。
【0049】さらに、この第1実施形態から第3実施形
態では、留守番モードによる応答メッセージの送出と、
用件メッセージの録音、再生について説明したが、他の
情報を送出し、かつ、受信記録する自動着信制御装置と
しても利用できる。例えば、データ伝送のモデムにも応
用可能である。この場合も内線着信又は外線着信を区別
した両方に対する自動着信オンの制御が可能になる。
【0050】さらに、G3ファクシミリ伝送に用いる通
信制御装置(NCU)に代えて、そのファクシミリ装置
の自動受信にも応用が可能である。すなわち、内線着信
又は外線着信を区別した両方に対して、自動着信オンの
制御が可能になる。この場合、自動着信制御部40がフ
ァクシミリ伝送におけるトレーニング信号を識別するよ
うにすれば良い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電話装置によれば、構内交換機からの内線着信及び外
線着信の着信音信号を識別した一方、又は複数の回線グ
ループ化した、その一方に対する自動着信オンが設定さ
れている際に、その自動着信オンを制御して、回線を通
じた接続先に留守番動作における応答メッセージを送出
し、また、留守番動作における用件メッセージを録音し
ているため、複数の回線のそれぞれ、例えば、内線着信
又は外線着信の両方に対して、留守番モード時などの自
動着信オンの制御が可能になり、複数の回線のそれぞれ
の回線を通じた用件が迅速に判明し、その使用の利便性
を向上できるようになる。
【0052】また、本発明の電話装置によれば、汎用の
電話機を用いて、また、通話手段及び応答メッセージ送
出部、用件メッセージ録音部として留守番電話機を用い
ているため、本体装置が小型化され、かつ、市販の電話
機、留守番電話器を利用できることから、その汎用性を
向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話装置の第1実施形態の構成を示す
ブロック図
【図2】図1中の留守番電話機の制御動作の処理手順を
示すフローチャート
【図3】第2実施形態の構成を示すブロック図
【図4】第3実施形態の構成を示すブロック図
【図5】従来例の電話装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
21:PBX 22b:留守番電話機 22a…22n:電話端末 26:制御装置 40:自動着信制御部 41:自動着信オン・オフ設定部 43:キー部 44:通話回路 45:ハンドセット 48,56:応答メッセージ再生部 49,57:用件メッセージ録音部 50:呼出音識別部 51:呼出音信号設定部 53:電話機 55:留守番電話機 60,61:着信制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線からの複数の着信音信号を識別する着
    信音信号識別部と、 前記着信音信号識別部が識別する複数の着信音信号中の
    一つ又は組み合わせを設定する着信音信号設定部と、 前記回線に対する自動着信のオン・オフを設定するため
    の自動着信オン・オフ設定部と、 前記着信音信号識別部が前記着信音信号設定部によって
    設定された一つ又は組み合わせの着信音信号を識別し、
    かつ、この識別した着信音信号に対して前記自動着信オ
    ン・オフ設定部で自動着信オンが設定されている際に、
    この自動着信オンを制御する自動着信制御部と、 前記自動着信制御部が自動着信オンを制御した際に回線
    を通じた接続先との情報の送受信を行う送受信部と、 を備えることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電話装置に於いて、前記着
    信音信号識別部が構内交換機に接続され、この構内交換
    機からの内線着信及び外線着信の呼出音信号を、複数の
    着信音信号として識別することを特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電話装置に於いて、前記送
    受信部として、 回線を通じた接続先へ留守番動作における送信情報の応
    答メッセージを送出する応答メッセージ送出部と、 前記回線を通じた接続先からの留守番動作における受信
    情報の用件メッセージを録音し、かつ、再生する用件メ
    ッセージ録音部と、 を有することを特徴とする電話装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電話装置に於いて、回線を
    通じた接続先と通話を行うための少なくとも、呼出音を
    吹鳴する鳴動部、電話番号を入力し着信及び発信を設定
    するキー部、送話信号及び受話信号を処理する通話回
    路、送話用のマイクロホン及び受話用のスピーカからな
    る通話手段を備えることを特徴とする電話装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電話装置に於いて、前記通
    話手段として、自動着信制御部に接続する電話機を用い
    ることを特徴とする電話装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の電話装置に於いて、前記応
    答メッセージ送出部及び用件メッセージ録音部として自
    動着信制御部に接続する留守番電話機を用いることを特
    徴とする電話装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の電話装置に於いて、前記通
    話手段として、自動着信制御部に接続する留守番電話機
    を用いることを特徴とする電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100422925B1 (ko) * 1999-06-02 2004-03-12 엘지전자 주식회사 사설 교환 시스템의 자동 응답장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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