JPH0983433A - 信号伝達回路のドリフト補正方式 - Google Patents
信号伝達回路のドリフト補正方式Info
- Publication number
- JPH0983433A JPH0983433A JP7241278A JP24127895A JPH0983433A JP H0983433 A JPH0983433 A JP H0983433A JP 7241278 A JP7241278 A JP 7241278A JP 24127895 A JP24127895 A JP 24127895A JP H0983433 A JPH0983433 A JP H0983433A
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- Japan
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- signal
- drift
- circuit
- drive
- transmission
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号伝達回路の伝達特性ドリフトに追随する
駆動回路の可変範囲に限界があっても、ドリフト追随を
その可変範囲内で行うことができるようにする。 【解決手段】 信号伝達回路31の出力の一部を信号分
岐器33で分岐し、ドリフト検出回路34で分岐信号か
らドリフトを検出し、バイアス制御回路35で検出ドリ
フトを補正するようにバイアス回路36の駆動信号に対
するバイアス出力を制御する。このとき、バイアス監視
回路37でバイアス出力を監視して駆動信号の可変範囲
を越える場合には、信号伝達回路31の伝達特性が駆動
信号に対して周期性を有することを利用して、バイアス
制御回路35に対して駆動信号が伝達特性の一周期分シ
フトするように制御させる。但し、シフト処理によって
信号の品質劣化を生じないように、ブランキング検出回
路38で信号分岐器33の出力からブランキング期間を
検出し、この期間にシフト処理を行うようにする。
駆動回路の可変範囲に限界があっても、ドリフト追随を
その可変範囲内で行うことができるようにする。 【解決手段】 信号伝達回路31の出力の一部を信号分
岐器33で分岐し、ドリフト検出回路34で分岐信号か
らドリフトを検出し、バイアス制御回路35で検出ドリ
フトを補正するようにバイアス回路36の駆動信号に対
するバイアス出力を制御する。このとき、バイアス監視
回路37でバイアス出力を監視して駆動信号の可変範囲
を越える場合には、信号伝達回路31の伝達特性が駆動
信号に対して周期性を有することを利用して、バイアス
制御回路35に対して駆動信号が伝達特性の一周期分シ
フトするように制御させる。但し、シフト処理によって
信号の品質劣化を生じないように、ブランキング検出回
路38で信号分岐器33の出力からブランキング期間を
検出し、この期間にシフト処理を行うようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像などのブラン
キング期間を有する(データ)信号を伝達するシステ
ム、特に光伝送システムなどにおいて、伝達特性が環境
変化や経年変化に伴ってドリフトする信号伝達回路のド
リフト補正方式に関する。
キング期間を有する(データ)信号を伝達するシステ
ム、特に光伝送システムなどにおいて、伝達特性が環境
変化や経年変化に伴ってドリフトする信号伝達回路のド
リフト補正方式に関する。
【0002】
【従来の技術】信号伝達回路として、波長多重光伝送シ
ステムにおいて信号変調された各波長の多重光から必要
な波長光を選択するファイバファブリペロー(FFP)
波長可変光フィルタを例にして、図8から図10を参照
して第1の従来例の構成と問題点を説明する。
ステムにおいて信号変調された各波長の多重光から必要
な波長光を選択するファイバファブリペロー(FFP)
波長可変光フィルタを例にして、図8から図10を参照
して第1の従来例の構成と問題点を説明する。
【0003】図8はその構成を示すもので、FFP波長
可変光フィルタ11は波長多重光入力から駆動電圧に応
じた特定波長の光信号だけを抽出する。この光フィルタ
11で抽出された光信号は光分岐器12で一部分岐さ
れ、光/電気変換回路13で電気信号に変換されてドリ
フト検出回路14に入力される。
可変光フィルタ11は波長多重光入力から駆動電圧に応
じた特定波長の光信号だけを抽出する。この光フィルタ
11で抽出された光信号は光分岐器12で一部分岐さ
れ、光/電気変換回路13で電気信号に変換されてドリ
フト検出回路14に入力される。
【0004】このドリフト検出回路14は、例えば透過
光のパワーピークをモニタして波長のドリフトを検出す
るもので、その検出結果は駆動電圧制御回路15に送ら
れる。この駆動電圧制御回路15はドリフト量に相当す
るバイアス値を求めて駆動回路16に与え、この駆動回
路16で発生される光フィルタ11の駆動電圧値を制御
するものである。
光のパワーピークをモニタして波長のドリフトを検出す
るもので、その検出結果は駆動電圧制御回路15に送ら
れる。この駆動電圧制御回路15はドリフト量に相当す
るバイアス値を求めて駆動回路16に与え、この駆動回
路16で発生される光フィルタ11の駆動電圧値を制御
するものである。
【0005】FFP波長可変光フィルタ11の動作と特
性を図9に示す。この光フィルタ11は、同図に示すよ
うに、印加する駆動電圧Vによって透過する光波長を制
御することができ、波長多重された光信号の中から必要
な波長λA の光信号だけを選択することができる。
性を図9に示す。この光フィルタ11は、同図に示すよ
うに、印加する駆動電圧Vによって透過する光波長を制
御することができ、波長多重された光信号の中から必要
な波長λA の光信号だけを選択することができる。
【0006】ここで、上記光フィルタ11は、光共振器
の構造から、同図に示すように周期的な特性を有する。
同一駆動電圧に対応する透過波長の周期は、一般に自由
スペクトル間隔(FSR:Free Spectral Range )と呼
ばれている。すなわち、任意透過波長に対応していた駆
動電圧Vを大きくしていくと、ある電圧VFSR で再び初
めの任意透過波長が得られる。
の構造から、同図に示すように周期的な特性を有する。
同一駆動電圧に対応する透過波長の周期は、一般に自由
スペクトル間隔(FSR:Free Spectral Range )と呼
ばれている。すなわち、任意透過波長に対応していた駆
動電圧Vを大きくしていくと、ある電圧VFSR で再び初
めの任意透過波長が得られる。
【0007】ところで、FFP波長可変光フィルタに環
境変化や経年変化があると、この透過波長特性は同図A
からBのようにドリフトする性質を有し、そのままの駆
動電圧Vでは透過波長特性のドリフトに伴って透過波長
がλA からλB に変動し、偏差Δλが生じてしまう問題
がある。
境変化や経年変化があると、この透過波長特性は同図A
からBのようにドリフトする性質を有し、そのままの駆
動電圧Vでは透過波長特性のドリフトに伴って透過波長
がλA からλB に変動し、偏差Δλが生じてしまう問題
がある。
【0008】そこで、この問題を回避するため、図8に
示す第1の従来例では、光フィルタ11の出力の一部を
取り出して電気信号に変換し、任意の手法によってドリ
フトを検出し、その検出信号によってドリフトに追随す
るように駆動電圧を制御している。このドリフト補正方
式は一般によく使用されている。
示す第1の従来例では、光フィルタ11の出力の一部を
取り出して電気信号に変換し、任意の手法によってドリ
フトを検出し、その検出信号によってドリフトに追随す
るように駆動電圧を制御している。このドリフト補正方
式は一般によく使用されている。
【0009】このようなドリフト補正を行うことによ
り、図10に示すように、透過波長特性のドリフトA→
B→Cに伴ってFFP波長可変光フィルタ11の駆動電
圧をVA →VB →VC と変化追随させれば、透過波長を
λA =λB =λC と一定に保つことができる。
り、図10に示すように、透過波長特性のドリフトA→
B→Cに伴ってFFP波長可変光フィルタ11の駆動電
圧をVA →VB →VC と変化追随させれば、透過波長を
λA =λB =λC と一定に保つことができる。
【0010】しかし、一般的に駆動回路16は、その回
路構成上、同図に示すような最大駆動電圧Vmax の制限
を有し、これによって駆動電圧可変範囲が決定されてい
る。したがって、もしも透過波長特性のドリフトが同図
Dのように可変範囲以上に大きくなると、駆動電圧はこ
のドリフトに追随できず、透過波長はλD となり、
(D)のような偏差Δλを持つことになる。これは必要
な波長選択ができないというシステム全体の不稼働(シ
ステムダウン)につながるような問題となってしまう。
路構成上、同図に示すような最大駆動電圧Vmax の制限
を有し、これによって駆動電圧可変範囲が決定されてい
る。したがって、もしも透過波長特性のドリフトが同図
Dのように可変範囲以上に大きくなると、駆動電圧はこ
のドリフトに追随できず、透過波長はλD となり、
(D)のような偏差Δλを持つことになる。これは必要
な波長選択ができないというシステム全体の不稼働(シ
ステムダウン)につながるような問題となってしまう。
【0011】この問題を解決するためには、駆動回路の
駆動電圧範囲を大きくすればよいが、技術的またはコス
トを含む現実的な限度がある。また、FFP波長可変光
フィルタそのもののドリフト特性を抑圧すればよいが、
これも技術的な限界がある。
駆動電圧範囲を大きくすればよいが、技術的またはコス
トを含む現実的な限度がある。また、FFP波長可変光
フィルタそのもののドリフト特性を抑圧すればよいが、
これも技術的な限界がある。
【0012】次に、信号伝達回路として、光伝送システ
ムにおいて電気変調信号によって光入力信号を強度変調
して伝送するマッハツェンダー(MZ)型光強度変調器
を例にして、図11から図13を参照して第2の従来例
の構成と問題点を説明する。
ムにおいて電気変調信号によって光入力信号を強度変調
して伝送するマッハツェンダー(MZ)型光強度変調器
を例にして、図11から図13を参照して第2の従来例
の構成と問題点を説明する。
【0013】図11はその構成を示すもので、MZ型光
強度変調器21は変調信号により変調された駆動回路2
2からの駆動電圧に応じて所定波長の光入力を変調出力
する。この光強度変調器21から出力される変調光は光
分岐器23で一部分岐され、光/電気変換回路24で電
気信号に変換されてDCドリフト検出回路25に入力さ
れる。
強度変調器21は変調信号により変調された駆動回路2
2からの駆動電圧に応じて所定波長の光入力を変調出力
する。この光強度変調器21から出力される変調光は光
分岐器23で一部分岐され、光/電気変換回路24で電
気信号に変換されてDCドリフト検出回路25に入力さ
れる。
【0014】このDCドリフト検出回路25は、例えば
入力信号を平滑してそのDC成分の変化からDCドリフ
ト量を検出するもので、その検出結果はDCバイアス制
御回路26に送られる。このDCバイアス制御回路26
はDCドリフト量に相当するバイアス値を求めてDCバ
イアス回路27に与え、このDCバイアス回路27で発
生される駆動回路22に対するDCバイアス電圧値を制
御するものである。
入力信号を平滑してそのDC成分の変化からDCドリフ
ト量を検出するもので、その検出結果はDCバイアス制
御回路26に送られる。このDCバイアス制御回路26
はDCドリフト量に相当するバイアス値を求めてDCバ
イアス回路27に与え、このDCバイアス回路27で発
生される駆動回路22に対するDCバイアス電圧値を制
御するものである。
【0015】MZ型光強度変調器21の動作と特性を図
11に示す。この光強度変調器21は、同図に示すよう
に、印加するDCバイアス電圧Vによって変調信号の動
作点を光出力特性Aの最適点に制御することができ、入
力された電気変調信号に応じて光入力を変調光出力
(A)のように最適化することができる。
11に示す。この光強度変調器21は、同図に示すよう
に、印加するDCバイアス電圧Vによって変調信号の動
作点を光出力特性Aの最適点に制御することができ、入
力された電気変調信号に応じて光入力を変調光出力
(A)のように最適化することができる。
【0016】ここで、上記光強度変調器21は、同図に
示すように周期的な光出力特性を有する。MZ型光強度
変調器21で入力光の位相を半波長だけ変調するバイア
ス電圧は、一般に半波長電圧Vπと称されている。すな
わち、任意動作点を提供するDCバイアス電圧Vを大き
くしていくと、4Vπの電圧変化で再び初めの任意動作
点となる。
示すように周期的な光出力特性を有する。MZ型光強度
変調器21で入力光の位相を半波長だけ変調するバイア
ス電圧は、一般に半波長電圧Vπと称されている。すな
わち、任意動作点を提供するDCバイアス電圧Vを大き
くしていくと、4Vπの電圧変化で再び初めの任意動作
点となる。
【0017】ところで、MZ型光強度変調器に環境変化
や経年変化があると、この光出力特性は同図AからBの
ようにドリフトする性質を有し、そのままのDCバイア
ス電圧Vでは光出力特性のドリフトに伴って変調光出力
がBのように歪んでしまう問題がある。
や経年変化があると、この光出力特性は同図AからBの
ようにドリフトする性質を有し、そのままのDCバイア
ス電圧Vでは光出力特性のドリフトに伴って変調光出力
がBのように歪んでしまう問題がある。
【0018】そこで、上記問題を解決するため、図11
に示す第2の従来例では、MZ型光強度変調器21の出
力の一部を取り出して電気信号に変換し、任意の手法に
よってDCドリフトを検出し、その検出信号によってド
リフトに追随するようにDCバイアス電圧を制御してい
る。このドリフト補正方式も一般的によく使用されてい
る。
に示す第2の従来例では、MZ型光強度変調器21の出
力の一部を取り出して電気信号に変換し、任意の手法に
よってDCドリフトを検出し、その検出信号によってド
リフトに追随するようにDCバイアス電圧を制御してい
る。このドリフト補正方式も一般的によく使用されてい
る。
【0019】このようなドリフト補正を行うことによ
り、図13に示すように、光出力特性のドリフトA→B
→Cに伴ってMZ型光強度変調器21のDCバイアス電
圧VをVA →VB →VC と変化追随させれば、変調光出
力(A,B,C)はA=B=Cと歪みなく一定に保つこ
とができる。
り、図13に示すように、光出力特性のドリフトA→B
→Cに伴ってMZ型光強度変調器21のDCバイアス電
圧VをVA →VB →VC と変化追随させれば、変調光出
力(A,B,C)はA=B=Cと歪みなく一定に保つこ
とができる。
【0020】しかし、一般的に駆動回路22は、その回
路構成上、同図に示すような最大DCバイアス電圧Vma
x の制限を有し、これによってDCバイアス可変範囲が
決定されている。したがって、もしも光出力特性のドリ
フトが同図Dに示すように可変範囲以上に大きくなる
と、DCバイアス電圧VD はこのドリフトに追随でき
ず、変調光出力は(D)のように再び歪むことになる。
これは必要な伝送品質を保持できないというシステム全
体のシステムダウンにつながるような問題となってしま
う。
路構成上、同図に示すような最大DCバイアス電圧Vma
x の制限を有し、これによってDCバイアス可変範囲が
決定されている。したがって、もしも光出力特性のドリ
フトが同図Dに示すように可変範囲以上に大きくなる
と、DCバイアス電圧VD はこのドリフトに追随でき
ず、変調光出力は(D)のように再び歪むことになる。
これは必要な伝送品質を保持できないというシステム全
体のシステムダウンにつながるような問題となってしま
う。
【0021】この問題を解決するためには、駆動回路の
DCバイアス範囲を大きくすればよいが、技術的または
コストを含む現実的な限界がある。また、MZ型光強度
変調器そのもののドリフト特性を抑圧すればよく、現在
有効な方法も検討されているが、長期的にこれを補償す
るのには限界があり、コスト高も招いてしまう。
DCバイアス範囲を大きくすればよいが、技術的または
コストを含む現実的な限界がある。また、MZ型光強度
変調器そのもののドリフト特性を抑圧すればよく、現在
有効な方法も検討されているが、長期的にこれを補償す
るのには限界があり、コスト高も招いてしまう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の信号伝達回路のドリフト補正方式では、伝達特性ドリ
フトに追随する駆動回路に可変範囲の限界があるため、
その可変範囲を越えるようなドリフトが発生すると、も
はや追随不能となってシステムダウンにつながるような
問題を生じてしまう。
の信号伝達回路のドリフト補正方式では、伝達特性ドリ
フトに追随する駆動回路に可変範囲の限界があるため、
その可変範囲を越えるようなドリフトが発生すると、も
はや追随不能となってシステムダウンにつながるような
問題を生じてしまう。
【0023】本発明の課題は、上記の問題を解決し、信
号伝達回路の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路の可
変範囲に限界があっても、ドリフト追随をその可変範囲
内で行うことができ、これによってシステムダウンにつ
ながるような問題を回避し、信頼性の高い信号伝送シス
テムを構築できる信号伝達回路のドリフト補正方式を提
供することにある。
号伝達回路の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路の可
変範囲に限界があっても、ドリフト追随をその可変範囲
内で行うことができ、これによってシステムダウンにつ
ながるような問題を回避し、信頼性の高い信号伝送シス
テムを構築できる信号伝達回路のドリフト補正方式を提
供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る信号伝達回路のドリフト補正方式は、 (1)伝送信号に与える伝達特性を駆動信号に応じて制
御可能で、前記駆動信号の変化に対応して前記伝達特性
が周期性を有する信号伝達回路に用いられ、前記伝達特
性のドリフトを補正する方式であって、前記信号伝達回
路に与える駆動信号を発生する駆動回路と、前記信号伝
達回路のドリフトを検出するドリフト検出手段と、この
手段で検出されたドリフトを補正する制御信号を生成し
て前記駆動回路に供給することで前記伝達特性のドリフ
トを補正する駆動信号制御手段と、前記駆動信号制御手
段から出力される制御信号を監視して当該制御手段によ
る前記駆動信号の可変範囲を越えることを予測判断する
制御信号監視手段とを具備し、前記駆動信号制御手段
は、前記制御信号監視手段で制御信号が駆動信号の可変
範囲を越えると判断されたとき、前記駆動信号を前記伝
達特性の一周期分シフトさせる機能を有することを特徴
とする。
明に係る信号伝達回路のドリフト補正方式は、 (1)伝送信号に与える伝達特性を駆動信号に応じて制
御可能で、前記駆動信号の変化に対応して前記伝達特性
が周期性を有する信号伝達回路に用いられ、前記伝達特
性のドリフトを補正する方式であって、前記信号伝達回
路に与える駆動信号を発生する駆動回路と、前記信号伝
達回路のドリフトを検出するドリフト検出手段と、この
手段で検出されたドリフトを補正する制御信号を生成し
て前記駆動回路に供給することで前記伝達特性のドリフ
トを補正する駆動信号制御手段と、前記駆動信号制御手
段から出力される制御信号を監視して当該制御手段によ
る前記駆動信号の可変範囲を越えることを予測判断する
制御信号監視手段とを具備し、前記駆動信号制御手段
は、前記制御信号監視手段で制御信号が駆動信号の可変
範囲を越えると判断されたとき、前記駆動信号を前記伝
達特性の一周期分シフトさせる機能を有することを特徴
とする。
【0025】(2)(1)の構成において、前記ドリフ
ト検出手段は、前記信号伝達回路の出力信号の一部を分
岐する信号分岐手段を備え、この信号分岐手段で分岐さ
れた信号からドリフトを検出することを特徴とする。
ト検出手段は、前記信号伝達回路の出力信号の一部を分
岐する信号分岐手段を備え、この信号分岐手段で分岐さ
れた信号からドリフトを検出することを特徴とする。
【0026】(3)(1)の構成において、さらに、前
記伝送信号からブランキング期間を検出するブランキン
グ検出手段を備え、前記駆動信号制御手段は、前記ブラ
ンキング検出手段で検出されるブランキング期間に前記
駆動信号のシフト処理を行うことを特徴とする。
記伝送信号からブランキング期間を検出するブランキン
グ検出手段を備え、前記駆動信号制御手段は、前記ブラ
ンキング検出手段で検出されるブランキング期間に前記
駆動信号のシフト処理を行うことを特徴とする。
【0027】(4)また、(1)の構成において、さら
に、前記駆動信号監視手段で制御信号が駆動信号の可変
範囲を越えると判断されたとき、前記伝送信号からブラ
ンキング期間を検出するブランキング検出手段を備え、
前記駆動信号制御手段は、前記ブランキング検出手段の
ブランキング検出結果に基づいて前記駆動信号のシフト
処理を行うことを特徴とする。
に、前記駆動信号監視手段で制御信号が駆動信号の可変
範囲を越えると判断されたとき、前記伝送信号からブラ
ンキング期間を検出するブランキング検出手段を備え、
前記駆動信号制御手段は、前記ブランキング検出手段の
ブランキング検出結果に基づいて前記駆動信号のシフト
処理を行うことを特徴とする。
【0028】すなわち、(1)の構成による信号伝達回
路のドリフト補正方式では、信号伝達回路の特性に周期
性があることを利用し、駆動信号の可変範囲を越えるよ
うなドリフトがあった場合に、駆動信号を伝達特性の一
周期分シフトさせることで、ドリフト追随をその可変範
囲内で行えるようにしている。
路のドリフト補正方式では、信号伝達回路の特性に周期
性があることを利用し、駆動信号の可変範囲を越えるよ
うなドリフトがあった場合に、駆動信号を伝達特性の一
周期分シフトさせることで、ドリフト追随をその可変範
囲内で行えるようにしている。
【0029】(2)の構成では、前記信号伝達回路の出
力信号の一部を分岐し、この分岐信号からドリフトを検
出することで、ドリフト検出による出力信号の劣化を防
止するようにしている。
力信号の一部を分岐し、この分岐信号からドリフトを検
出することで、ドリフト検出による出力信号の劣化を防
止するようにしている。
【0030】(3)、(4)の構成では、伝送信号のブ
ランキング期間を利用し、このブランキング期間を検出
して、この期間に駆動信号のシフト処理を行うことで、
シフト処理に伴う信号の品質劣化を防止するようにして
いる。
ランキング期間を利用し、このブランキング期間を検出
して、この期間に駆動信号のシフト処理を行うことで、
シフト処理に伴う信号の品質劣化を防止するようにして
いる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は第1の実施
形態として、任意の信号伝達回路を備える信号伝送シス
テムに本発明に係るドリフト補正方式を適用した場合の
構成を示すもので、信号伝達回路31は駆動回路32か
らの駆動信号に応じて入力信号に所定の伝達特性を与え
る。この信号伝達回路31から出力される信号は信号分
岐器33で一部分岐されてドリフト検出回路34に入力
される。
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は第1の実施
形態として、任意の信号伝達回路を備える信号伝送シス
テムに本発明に係るドリフト補正方式を適用した場合の
構成を示すもので、信号伝達回路31は駆動回路32か
らの駆動信号に応じて入力信号に所定の伝達特性を与え
る。この信号伝達回路31から出力される信号は信号分
岐器33で一部分岐されてドリフト検出回路34に入力
される。
【0032】このドリフト検出回路34は、所定の手法
により入力信号からドリフト量を検出し、その検出時に
バイアス制御回路35に対して検出したドリフト量を与
える。
により入力信号からドリフト量を検出し、その検出時に
バイアス制御回路35に対して検出したドリフト量を与
える。
【0033】バイアス制御回路35は、与えられたドリ
フト量に相当するバイアス値を求めてバイアス回路36
に与え、このバイアス回路36で発生されるバイアス電
圧値を制御する。バイアス回路36から出力されるバイ
アス電圧は駆動回路32に供給されると共に、バイアス
監視回路37にも供給される。
フト量に相当するバイアス値を求めてバイアス回路36
に与え、このバイアス回路36で発生されるバイアス電
圧値を制御する。バイアス回路36から出力されるバイ
アス電圧は駆動回路32に供給されると共に、バイアス
監視回路37にも供給される。
【0034】このバイアス監視回路37は入力バイアス
電圧が閾値レベルを越えるか否かを監視し、閾値レベル
を越えたとき、バイアス切替命令を発生する。このバイ
アス切替命令はバイアス制御回路35に送られる。
電圧が閾値レベルを越えるか否かを監視し、閾値レベル
を越えたとき、バイアス切替命令を発生する。このバイ
アス切替命令はバイアス制御回路35に送られる。
【0035】一方、信号分岐器33で分岐された信号は
ブランキング検出回路38にも供給される。このブラン
キング検出回路38は入力信号からブランキング期間を
検出するもので、ブランキング期間検出時にはバイアス
切替命令を発生する。このバイアス切替命令もバイアス
制御回路35に送られる。
ブランキング検出回路38にも供給される。このブラン
キング検出回路38は入力信号からブランキング期間を
検出するもので、ブランキング期間検出時にはバイアス
切替命令を発生する。このバイアス切替命令もバイアス
制御回路35に送られる。
【0036】バイアス制御回路35は、通常はドリフト
追随命令のみで動作するが、バイアス監視回路37及び
ブランキング検出回路38から同時にバイアス切替命令
が与えられるとき、バイアス値をFSR相当だけシフト
する機能を有する。
追随命令のみで動作するが、バイアス監視回路37及び
ブランキング検出回路38から同時にバイアス切替命令
が与えられるとき、バイアス値をFSR相当だけシフト
する機能を有する。
【0037】すなわち、上記構成では、駆動回路32を
介して印加するバイアス電圧によって信号伝達回路31
の動作点をその信号伝達特性の最適点に制御することが
できる。このような信号伝達回路に環境変化や経年変化
があると、その特性はドリフトする性質を有し、そのま
まのバイアス電圧では特性のドリフトに伴って出力が歪
んでしまう。このため、信号伝達回路31の出力の一部
を取り出して、任意の手法によってドリフトを検出し、
その検出結果によってドリフトに追随するようにバイア
ス電圧を制御している。
介して印加するバイアス電圧によって信号伝達回路31
の動作点をその信号伝達特性の最適点に制御することが
できる。このような信号伝達回路に環境変化や経年変化
があると、その特性はドリフトする性質を有し、そのま
まのバイアス電圧では特性のドリフトに伴って出力が歪
んでしまう。このため、信号伝達回路31の出力の一部
を取り出して、任意の手法によってドリフトを検出し、
その検出結果によってドリフトに追随するようにバイア
ス電圧を制御している。
【0038】しかしながら、信号伝達回路31の特性を
制御する駆動回路32にはその回路構成上、駆動信号の
最大値の制限によって可変範囲が決定されてしまう。こ
のため、その可変範囲以上のドリフトが生じた場合には
対処できない。そこで、本実施形態の構成では、上記信
号伝達回路31に周期的な信号伝達特性を有することを
利用し、バイアス監視回路37でバイアス値が閾値を越
えた時点でバイアス制御回路35にバイアス切替命令を
与え、FSR相当分のバイアス切替を行わせ、動作点を
許容範囲に収めるようにしている。
制御する駆動回路32にはその回路構成上、駆動信号の
最大値の制限によって可変範囲が決定されてしまう。こ
のため、その可変範囲以上のドリフトが生じた場合には
対処できない。そこで、本実施形態の構成では、上記信
号伝達回路31に周期的な信号伝達特性を有することを
利用し、バイアス監視回路37でバイアス値が閾値を越
えた時点でバイアス制御回路35にバイアス切替命令を
与え、FSR相当分のバイアス切替を行わせ、動作点を
許容範囲に収めるようにしている。
【0039】但し、バイアス切替を行うと、出力信号が
とぎれたりノイズが入ったりして信号の品質劣化を招
く。そこで、ブランキング検出回路38により出力信号
のブランキング期間を検出し、その検出タイミングでバ
イアス切替を指示する。
とぎれたりノイズが入ったりして信号の品質劣化を招
く。そこで、ブランキング検出回路38により出力信号
のブランキング期間を検出し、その検出タイミングでバ
イアス切替を指示する。
【0040】したがって、上記構成によれば、信号伝達
回路31の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路32の
可変範囲を越えるようなドリフトがあっても、出力の無
信号時にバイアス値をFSR相当分シフトしているの
で、ドリフト追随をその可変範囲内で行うことができ
る。
回路31の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路32の
可変範囲を越えるようなドリフトがあっても、出力の無
信号時にバイアス値をFSR相当分シフトしているの
で、ドリフト追随をその可変範囲内で行うことができ
る。
【0041】図2は第2の実施形態として、任意の信号
伝達回路を備える信号伝送システムに本発明に係るドリ
フト補正方式を適用した場合の構成を示すものである。
尚、図2において、図1と同一部分には同一符号を付し
て示し、ここでは重複した説明を省略する。
伝達回路を備える信号伝送システムに本発明に係るドリ
フト補正方式を適用した場合の構成を示すものである。
尚、図2において、図1と同一部分には同一符号を付し
て示し、ここでは重複した説明を省略する。
【0042】すなわち、図1に示した第1の実施形態の
構成では、バイアス制御回路35でバイアス監視回路3
7とブランキング検出回路38から同時にバイアス切替
命令が出力されたことを検出してバイアス切替を行うよ
うにした。
構成では、バイアス制御回路35でバイアス監視回路3
7とブランキング検出回路38から同時にバイアス切替
命令が出力されたことを検出してバイアス切替を行うよ
うにした。
【0043】これに対し、第2の実施形態では、バイア
ス監視回路37からバイアス回路36の出力が閾値を越
えた時点でブランキング検出命令を出力させてブランキ
ング検出回路38を起動し、この回路38で出力信号の
ブランキング検出により発生されるバイアス切替命令の
みで、バイアス制御回路35のバイアス切替を行うよう
にしている。この構成によっても、第1の実施形態と同
様の効果を得ることができる。
ス監視回路37からバイアス回路36の出力が閾値を越
えた時点でブランキング検出命令を出力させてブランキ
ング検出回路38を起動し、この回路38で出力信号の
ブランキング検出により発生されるバイアス切替命令の
みで、バイアス制御回路35のバイアス切替を行うよう
にしている。この構成によっても、第1の実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0044】図3は第3の実施形態として、信号伝達回
路にFFP波長可変光フィルタを用いた光伝送システム
に本発明に係るドリフト補正方式を適用した場合の構成
を示すものである。尚、図3において、図8と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは重複した説明を省
略する。
路にFFP波長可変光フィルタを用いた光伝送システム
に本発明に係るドリフト補正方式を適用した場合の構成
を示すものである。尚、図3において、図8と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは重複した説明を省
略する。
【0045】本実施形態の構成は、図8に示した回路構
成に、さらに駆動回路16から出力される駆動電圧が閾
値を越えるか否かを検出する駆動電圧監視回路17と、
光/電気変換回路13の出力信号からブランキング期間
を検出するブランキング検出回路18を加え、駆動電圧
制御回路15において、駆動電圧監視回路17及びブラ
ンキング検出回路18の両検出結果から、駆動電圧の可
変範囲を越えるドリフトが発生したとき、ブランキング
期間に駆動電圧をFSR相当分シフトする制御を行うよ
うにしたものである。
成に、さらに駆動回路16から出力される駆動電圧が閾
値を越えるか否かを検出する駆動電圧監視回路17と、
光/電気変換回路13の出力信号からブランキング期間
を検出するブランキング検出回路18を加え、駆動電圧
制御回路15において、駆動電圧監視回路17及びブラ
ンキング検出回路18の両検出結果から、駆動電圧の可
変範囲を越えるドリフトが発生したとき、ブランキング
期間に駆動電圧をFSR相当分シフトする制御を行うよ
うにしたものである。
【0046】上記の制御動作を図4及び図5を参照して
具体的に説明する。図4はFFP波長可変光フィルタ1
1の動作と特性を示すもので、この光フィルタ11は、
同図に示すように、印加する駆動電圧Vによって透過す
る光波長を制御することができ、波長多重された光信号
の中から必要な波長λA の光信号だけを選択することが
できる。その透過波長特性は、前述したように周期性
(FSR)を有する。
具体的に説明する。図4はFFP波長可変光フィルタ1
1の動作と特性を示すもので、この光フィルタ11は、
同図に示すように、印加する駆動電圧Vによって透過す
る光波長を制御することができ、波長多重された光信号
の中から必要な波長λA の光信号だけを選択することが
できる。その透過波長特性は、前述したように周期性
(FSR)を有する。
【0047】ここで、FFP波長可変光フィルタ11に
環境変化や経年変化があり、透過波長特性が同図Aから
Bのようにドリフトすると、そのままの駆動電圧Vでは
透過波長特性のドリフトに伴って透過波長がλA からλ
B に変動し、偏差Δλが生じてしまう。そこで、光フィ
ルタ11の出力の一部を取り出して電気信号に変換し、
任意の手法によってドリフトを検出し、その検出信号に
よってドリフトに追随するように駆動電圧を制御してい
る。
環境変化や経年変化があり、透過波長特性が同図Aから
Bのようにドリフトすると、そのままの駆動電圧Vでは
透過波長特性のドリフトに伴って透過波長がλA からλ
B に変動し、偏差Δλが生じてしまう。そこで、光フィ
ルタ11の出力の一部を取り出して電気信号に変換し、
任意の手法によってドリフトを検出し、その検出信号に
よってドリフトに追随するように駆動電圧を制御してい
る。
【0048】また、これとは別に、ドリフト検出回路1
4の構成としては、波長可変光フィルタ11のファブリ
ペロー共振器を構成する共振器長で決定される透過波長
を表す静電容量などのパラメータを測定し、このパラメ
ータから波長可変光フィルタの透過波長特性のドリフト
を検出することでドリフトを検出し、その検出信号によ
ってドリフトに追随するように駆動電圧を制御する方式
もある。
4の構成としては、波長可変光フィルタ11のファブリ
ペロー共振器を構成する共振器長で決定される透過波長
を表す静電容量などのパラメータを測定し、このパラメ
ータから波長可変光フィルタの透過波長特性のドリフト
を検出することでドリフトを検出し、その検出信号によ
ってドリフトに追随するように駆動電圧を制御する方式
もある。
【0049】このようなドリフト補正を行うことによ
り、透過波長特性のドリフトA→B→Cに伴ってFFP
波長可変光フィルタ11の駆動電圧をVA →VB →VC
と変化追随させれば、透過波長をλA =λB =λC と一
定に保つことができる。
り、透過波長特性のドリフトA→B→Cに伴ってFFP
波長可変光フィルタ11の駆動電圧をVA →VB →VC
と変化追随させれば、透過波長をλA =λB =λC と一
定に保つことができる。
【0050】一方、駆動回路16は前述のように最大駆
動電圧Vmax の制限を有し、これによって駆動電圧可変
範囲が決定されている。したがって、もしも透過波長特
性のドリフトが同図Dのように可変範囲以上に大きくな
ると、駆動電圧はこのドリフトに追随できなくなる。
動電圧Vmax の制限を有し、これによって駆動電圧可変
範囲が決定されている。したがって、もしも透過波長特
性のドリフトが同図Dのように可変範囲以上に大きくな
ると、駆動電圧はこのドリフトに追随できなくなる。
【0051】そこで、上記の構成では、図4に示す透過
波長特性がCまたはDのようにドリフトして追随駆動電
圧が可変範囲を越える場合を考慮して、駆動電圧監視回
路17に対し、予め駆動電圧が可変範囲を越えないよう
な閾値Vth(図ではVth=Vmax )を設定しておき、駆
動電圧が閾値Vthを越えた場合に、駆動電圧制御回路1
5に駆動電圧切替命令を与える。
波長特性がCまたはDのようにドリフトして追随駆動電
圧が可変範囲を越える場合を考慮して、駆動電圧監視回
路17に対し、予め駆動電圧が可変範囲を越えないよう
な閾値Vth(図ではVth=Vmax )を設定しておき、駆
動電圧が閾値Vthを越えた場合に、駆動電圧制御回路1
5に駆動電圧切替命令を与える。
【0052】この命令を受けた駆動電圧制御回路15
は、予め既知のFSR相当分VFSR だけ駆動電圧をその
可変範囲内にシフトする。具体的には、駆動電圧VをV
thよりVFSR 分だけ変動させた値に切り替えて、C,D
からC′,D′のように一周期分だけ透過波長特性を変
化させる。
は、予め既知のFSR相当分VFSR だけ駆動電圧をその
可変範囲内にシフトする。具体的には、駆動電圧VをV
thよりVFSR 分だけ変動させた値に切り替えて、C,D
からC′,D′のように一周期分だけ透過波長特性を変
化させる。
【0053】例えば、図4において、駆動電圧VがVC
=Vmax =Vthとなると、駆動電圧切替命令により、そ
の駆動電圧VはVFSR だけシフトしてVC ′の値に切り
替わる。これにより、ドリフトが駆動電圧可変範囲を越
えるときも、同図に示すように、透過波長はλA =λB
=λC =λD と一定に保たれる。
=Vmax =Vthとなると、駆動電圧切替命令により、そ
の駆動電圧VはVFSR だけシフトしてVC ′の値に切り
替わる。これにより、ドリフトが駆動電圧可変範囲を越
えるときも、同図に示すように、透過波長はλA =λB
=λC =λD と一定に保たれる。
【0054】但し、前述のように、駆動電圧を光出力中
に切り替えると、その出力がとぎれたりノイズが乗った
りする。そこで、上記構成では、光電変換出力からブラ
ンキング期間を検出するブランキング検出回路18を設
け、この回路18でブランキング期間が検出されている
ときのみ駆動電圧の切替動作が行われるようにしてい
る。
に切り替えると、その出力がとぎれたりノイズが乗った
りする。そこで、上記構成では、光電変換出力からブラ
ンキング期間を検出するブランキング検出回路18を設
け、この回路18でブランキング期間が検出されている
ときのみ駆動電圧の切替動作が行われるようにしてい
る。
【0055】例えば、バーストデータでは図5(a)に
示すような空白期間を備え、映像信号では図5(b)に
示すような垂直ブランキング期間を備えている。このよ
うな期間を上記ブランキング検出回路18で検出し、そ
の検出時に駆動電圧切替命令を駆動電圧制御回路15に
与えるようにすれば、その期間に駆動電圧の切替動作が
行われるようになり、伝送信号の品質劣化を生じること
はない。
示すような空白期間を備え、映像信号では図5(b)に
示すような垂直ブランキング期間を備えている。このよ
うな期間を上記ブランキング検出回路18で検出し、そ
の検出時に駆動電圧切替命令を駆動電圧制御回路15に
与えるようにすれば、その期間に駆動電圧の切替動作が
行われるようになり、伝送信号の品質劣化を生じること
はない。
【0056】尚、上記実施形態において、第2の実施形
態と同様に、駆動電圧監視回路17の検出出力によりブ
ランキング検出回路18を起動し、このブランキング検
出回路18のブランキング検出出力で駆動電圧切替処理
を行うようにしてもよいことは勿論である。
態と同様に、駆動電圧監視回路17の検出出力によりブ
ランキング検出回路18を起動し、このブランキング検
出回路18のブランキング検出出力で駆動電圧切替処理
を行うようにしてもよいことは勿論である。
【0057】図6は第4の実施形態として、信号伝達回
路にMZ型光強度変調器を用いた光伝送システムに本発
明に係るドリフト補正方式を適用した場合の構成を示す
ものである。尚、図6において、図11と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは重複した説明を省略す
る。
路にMZ型光強度変調器を用いた光伝送システムに本発
明に係るドリフト補正方式を適用した場合の構成を示す
ものである。尚、図6において、図11と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは重複した説明を省略す
る。
【0058】本実施形態の構成は、図11に示した回路
構成に、さらにDCバイアス回路27から出力されるD
Cバイアス値が閾値を越えるか否かを検出するDCバイ
アス監視回路28と、変調信号を一部分岐する信号分岐
器29と、分岐された変調信号からブランキング期間を
検出するブランキング検出回路30を加え、DCバイア
ス制御回路26において、DCバイアス監視回路28及
びブランキング検出回路30の両検出結果から、DCバ
イアス電圧の可変範囲を越えるドリフトが発生したと
き、ブランキング期間にDCバイアス電圧をFSR相当
分シフトする制御を行うようにしたものである。
構成に、さらにDCバイアス回路27から出力されるD
Cバイアス値が閾値を越えるか否かを検出するDCバイ
アス監視回路28と、変調信号を一部分岐する信号分岐
器29と、分岐された変調信号からブランキング期間を
検出するブランキング検出回路30を加え、DCバイア
ス制御回路26において、DCバイアス監視回路28及
びブランキング検出回路30の両検出結果から、DCバ
イアス電圧の可変範囲を越えるドリフトが発生したと
き、ブランキング期間にDCバイアス電圧をFSR相当
分シフトする制御を行うようにしたものである。
【0059】上記の制御動作を図7を参照して具体的に
説明する。図7はMZ型光強度変調器21の動作と特性
を示すもので、この光強度変調器21は、同図に示すよ
うに、印加するDCバイアス電圧Vによって変調信号の
動作点を光出力特性Aの最適点に制御することができ、
入力された電気変調信号に応じて光入力を変調光出力
(A)のように最適化することができる。その光出力特
性は、前述したように周期性を有する。
説明する。図7はMZ型光強度変調器21の動作と特性
を示すもので、この光強度変調器21は、同図に示すよ
うに、印加するDCバイアス電圧Vによって変調信号の
動作点を光出力特性Aの最適点に制御することができ、
入力された電気変調信号に応じて光入力を変調光出力
(A)のように最適化することができる。その光出力特
性は、前述したように周期性を有する。
【0060】ここで、上記光強度変調器21に環境変化
や経年変化があり、光出力特性は同図AからBのように
ドリフトすると、そのままのDCバイアス電圧Vでは光
出力特性のドリフトに伴って変調光出力が歪んでしま
う。そこで、MZ型光強度変調器21の出力の一部を取
り出して電気信号に変換し、任意の手法によってDCド
リフトを検出し、その検出信号によってドリフトに追随
するようにDCバイアス電圧を制御している。
や経年変化があり、光出力特性は同図AからBのように
ドリフトすると、そのままのDCバイアス電圧Vでは光
出力特性のドリフトに伴って変調光出力が歪んでしま
う。そこで、MZ型光強度変調器21の出力の一部を取
り出して電気信号に変換し、任意の手法によってDCド
リフトを検出し、その検出信号によってドリフトに追随
するようにDCバイアス電圧を制御している。
【0061】このようなドリフト補正を行うことによ
り、光出力特性のドリフトA→B→Cに伴ってMZ型光
強度変調器21のDCバイアス電圧VをVA →VB →V
C と変化追随させれば、変調光出力(A,B,C)をA
=B=Cと歪みなく一定に保つことができる。
り、光出力特性のドリフトA→B→Cに伴ってMZ型光
強度変調器21のDCバイアス電圧VをVA →VB →V
C と変化追随させれば、変調光出力(A,B,C)をA
=B=Cと歪みなく一定に保つことができる。
【0062】一方、駆動回路22は前述のように最大D
Cバイアス電圧Vmax の制限を有し、これによってDC
バイアス可変範囲が決定されている。したがって、もし
も光出力特性のドリフトが同図Dに示すように可変範囲
以上に大きくなると、DCバイアス電圧VD はこのドリ
フトに追随できなくなる。
Cバイアス電圧Vmax の制限を有し、これによってDC
バイアス可変範囲が決定されている。したがって、もし
も光出力特性のドリフトが同図Dに示すように可変範囲
以上に大きくなると、DCバイアス電圧VD はこのドリ
フトに追随できなくなる。
【0063】そこで、上記の構成では、図7に示す光出
力特性がCまたはDのようにドリフトして追随DCバイ
アス電圧が可変範囲を越える場合を考慮して、DCバイ
アス監視回路28に対し、予めDCバイアス電圧が可変
範囲を越えないような閾値Vth(図ではVth=Vmax )
を設定しておき、DCバイアス電圧が閾値Vthを越えた
場合に、DCバイアス制御回路26にDCバイアス電圧
切替命令を与える。
力特性がCまたはDのようにドリフトして追随DCバイ
アス電圧が可変範囲を越える場合を考慮して、DCバイ
アス監視回路28に対し、予めDCバイアス電圧が可変
範囲を越えないような閾値Vth(図ではVth=Vmax )
を設定しておき、DCバイアス電圧が閾値Vthを越えた
場合に、DCバイアス制御回路26にDCバイアス電圧
切替命令を与える。
【0064】この命令を受けたDCバイアス制御回路2
6は、予め既知の半波長電圧Vπの2n倍だけDCバイ
アスをその可変範囲内にシフトする。具体的には、DC
バイアス電圧Vを閾値電圧Vthより2Vπまたは4Vπ
分だけ変動させた値に切り替えて、半周期または一周期
分だけ光出力特性を変化させる。
6は、予め既知の半波長電圧Vπの2n倍だけDCバイ
アスをその可変範囲内にシフトする。具体的には、DC
バイアス電圧Vを閾値電圧Vthより2Vπまたは4Vπ
分だけ変動させた値に切り替えて、半周期または一周期
分だけ光出力特性を変化させる。
【0065】例えば、図7において、CDバイアス電圧
VがVC =Vmax =Vthとなると、DCバイアス電圧切
替命令により、そのDCバイアス電圧Vは2Vπまたは
4VπだけシフトしてVC ′またはVC ”の値に切り替
わり、光出力特性が半周期分または1周期分シフトされ
る。これにより、ドリフトがDCバイアス電圧可変範囲
を越えるときも、同図に示すように、動作点は最適値に
保持されて、変調光出力はA=B=C=Dと一定に保た
れる。
VがVC =Vmax =Vthとなると、DCバイアス電圧切
替命令により、そのDCバイアス電圧Vは2Vπまたは
4VπだけシフトしてVC ′またはVC ”の値に切り替
わり、光出力特性が半周期分または1周期分シフトされ
る。これにより、ドリフトがDCバイアス電圧可変範囲
を越えるときも、同図に示すように、動作点は最適値に
保持されて、変調光出力はA=B=C=Dと一定に保た
れる。
【0066】但し、前述のように、DCバイアス電圧を
光出力中に切り替えると、その出力がとぎれたりノイズ
が乗ったりする。そこで、上記構成では、信号分岐器2
9により変調信号の一部を分岐し、ブランキング検出回
路30で分岐された変調信号からブランキング期間を検
出し、その検出期間内でDCバイアス電圧の切替動作が
行われるようにしている。
光出力中に切り替えると、その出力がとぎれたりノイズ
が乗ったりする。そこで、上記構成では、信号分岐器2
9により変調信号の一部を分岐し、ブランキング検出回
路30で分岐された変調信号からブランキング期間を検
出し、その検出期間内でDCバイアス電圧の切替動作が
行われるようにしている。
【0067】尚、上記実施形態において、第2の実施形
態と同様に、DCバイアス監視回路29の検出出力によ
りブランキング検出回路30を起動し、このブランキン
グ検出回路30のブランキング検出出力でDCバイアス
電圧の切替処理を行うようにしてもよいことは勿論であ
る。
態と同様に、DCバイアス監視回路29の検出出力によ
りブランキング検出回路30を起動し、このブランキン
グ検出回路30のブランキング検出出力でDCバイアス
電圧の切替処理を行うようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、信号
伝達回路の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路やバイ
アス回路の可変範囲に限界があっても、ドリフト追随を
その可変範囲内で行うことができ、これによってシステ
ムダウンにつながるような問題を回避し、信頼性の高い
信号伝送システムを構築できる信号伝達回路のドリフト
補正方式を提供することができる。
伝達回路の伝達特性ドリフトに追随する駆動回路やバイ
アス回路の可変範囲に限界があっても、ドリフト追随を
その可変範囲内で行うことができ、これによってシステ
ムダウンにつながるような問題を回避し、信頼性の高い
信号伝送システムを構築できる信号伝達回路のドリフト
補正方式を提供することができる。
【図1】本発明に係るドリフト補正方式を適用した信号
伝送システムの第1の実施形態の構成を示す回路図。
伝送システムの第1の実施形態の構成を示す回路図。
【図2】本発明に係るドリフト補正方式を適用した信号
伝送システムの第2の実施形態の構成を示す回路図。
伝送システムの第2の実施形態の構成を示す回路図。
【図3】本発明に係るドリフト補正方式を適用した光伝
送システム(信号伝達回路がFFP波長可変光フィルタ
の場合)の第3の実施形態の構成を示す回路図。
送システム(信号伝達回路がFFP波長可変光フィルタ
の場合)の第3の実施形態の構成を示す回路図。
【図4】第3の実施形態の動作を説明するためにFFP
波長可変光フィルタの透過波長特性を示す特性図。
波長可変光フィルタの透過波長特性を示す特性図。
【図5】第3の実施形態の動作を説明するために種々の
伝送信号のブランキングを示す波形図。
伝送信号のブランキングを示す波形図。
【図6】本発明に係るドリフト補正方式を適用した光伝
送システム(信号伝達回路がMZ型光強度変調器の場
合)の第4の実施形態の構成を示す回路図。
送システム(信号伝達回路がMZ型光強度変調器の場
合)の第4の実施形態の構成を示す回路図。
【図7】第4の実施形態の動作を説明するためにMZ型
光強度変調器の光出力特性を示す特性図。
光強度変調器の光出力特性を示す特性図。
【図8】従来のドリフト補正方式を適用した光伝送シス
テム(信号電圧回路がFFP波長可変光フィルタの場
合)の構成を示す回路図。
テム(信号電圧回路がFFP波長可変光フィルタの場
合)の構成を示す回路図。
【図9】図8に示すシステムに用いるFFP波長可変光
フィルタの透過波長特性を示す特性図。
フィルタの透過波長特性を示す特性図。
【図10】図8に示すシステムのドリフト補正動作を説
明するためにFFP波長可変光フィルタの透過波長特性
を示す特性図。
明するためにFFP波長可変光フィルタの透過波長特性
を示す特性図。
【図11】従来のドリフト補正方式を適用した光伝送シ
ステム(信号伝達回路がMZ型光強度変調器の場合)の
構成を示す回路図。
ステム(信号伝達回路がMZ型光強度変調器の場合)の
構成を示す回路図。
【図12】図11に示すシステムに用いるMZ型光強度
変調器の光出力特性を示す特性図。
変調器の光出力特性を示す特性図。
【図13】図11に示すシステムのドリフト補正動作を
説明するためにMZ型光強度変調器の光出力特性を示す
特性図。
説明するためにMZ型光強度変調器の光出力特性を示す
特性図。
11…ファイバファブリペロー波長可変光フィルタ 12…光分岐器 13…光/電気変換回路 14…ドリフト検出回路 15…駆動電圧制御回路 16…駆動回路 17…駆動電圧監視回路 18…ブランキング検出回路 21…マッハツェンダー型光強度変調器 22…駆動回路 23…光分岐器 24…光/電気変換回路 25…DCドリフト検出回路 26…DCバイアス制御回路 27…DCバイアス回路 28…DCバイアス監視回路 29…信号分岐器 30…ブランキング検出回路 31…信号伝達回路 32…駆動回路 33…信号分岐器 34…ドリフト検出回路 35…バイアス制御回路 36…バイアス回路 37…バイアス監視回路 38…ブランキング検出回路
Claims (11)
- 【請求項1】伝送信号に与える伝達特性を駆動信号に応
じて制御可能で、前記駆動信号の変化に対応して前記伝
達特性が周期性を有する信号伝達回路に用いられ、前記
伝達特性のドリフトを補正する信号伝達回路のドリフト
補正方式において、 前記信号伝達回路に与える駆動信号を発生する駆動回路
と、 前記信号伝達回路のドリフトを検出するドリフト検出手
段と、 この手段で検出されたドリフトを補正する制御信号を生
成して前記駆動回路に供給することで前記伝達特性のド
リフトを補正する駆動信号制御手段と、 前記駆動信号制御手段から出力される制御信号を監視し
て当該制御手段による前記駆動信号の可変範囲を越える
ことを予測判断する制御信号監視手段とを具備し、 前記駆動信号制御手段は、前記制御信号監視手段で制御
信号が駆動信号の可変範囲を越えると判断されたとき、
前記駆動信号を前記伝達特性の一周期分シフトさせる機
能を有することを特徴とする信号伝達回路のドリフト補
正方式。 - 【請求項2】前記ドリフト検出手段は、前記信号伝達回
路の出力信号の一部を分岐する信号分岐手段を備え、こ
の信号分岐手段で分岐された信号からドリフトを検出す
ることを特徴とする請求項1記載の信号伝達回路のドリ
フト補正方式。 - 【請求項3】さらに、前記伝送信号からブランキング期
間を検出するブランキング検出手段を備え、 前記駆動信号制御手段は、前記ブランキング検出手段で
検出されるブランキング期間に前記駆動信号のシフト処
理を行うことを特徴とする請求項1記載の信号伝達回路
のドリフト補正方式。 - 【請求項4】さらに、前記駆動信号監視手段で制御信号
が駆動信号の可変範囲を越えると判断されたとき、前記
伝送信号からブランキング期間を検出するブランキング
検出手段を備え、 前記駆動信号制御手段は、前記ブランキング検出手段の
ブランキング検出結果に基づいて前記駆動信号のシフト
処理を行うことを特徴とする請求項1記載の信号伝達回
路のドリフト補正方式。 - 【請求項5】前記伝送信号が一定周期で空白期間を有す
るバーストデータであるとき、前記ブランキング検出手
段は、前記バーストデータの空白期間を検出することを
特徴とする請求項3及び4いずれか一方記載の信号伝達
回路のドリフト補正方式。 - 【請求項6】前記伝送信号が一定周期で垂直、水平ブラ
ンキング期間を有する映像信号であるとき、前記ブラン
キング検出手段は、前記映像信号の垂直または水平ブラ
ンキング期間を検出することを特徴とする請求項3及び
4いずれか一方記載の信号伝達回路のドリフト補正方
式。 - 【請求項7】前記信号伝達回路が光信号から任意の波長
の光信号を抽出する波長可変光フィルタであって、当該
光フィルタが前記駆動信号に応じて光透過波長特性を変
化させるものであるとき、 前記駆動信号制御手段は、前記制御信号監視手段で制御
信号が駆動信号の可変範囲を越えると判断されたとき、
前記駆動信号を前記光透過波長特性の自由スペクトル間
隔の整数倍シフトさせることを特徴とする請求項1記載
の信号伝達回路のドリフト補正方式。 - 【請求項8】前記波長可変光フィルタは、ファイバファ
ブリペロー波長可変光フィルタであることを特徴とする
請求項7記載の信号伝達回路のドリフト補正方式。 - 【請求項9】前記波長可変光フィルタがファイバファブ
リペロー波長可変光フィルタであるとき、 前記ドリフト検出手段は、ファブリペロー共振器を構成
する共振器長で決定される透過波長を表すパラメータを
測定し、このパラメータから波長可変光フィルタの透過
波長特性のドリフトを検出することを特徴とする請求項
7記載の信号伝達回路のドリフト補正方式。 - 【請求項10】前記信号伝達回路が搬送光の光強度を変
調された駆動信号に応じて変調する光強度変調器であっ
て、当該光強度変調器が前記駆動信号に応じて光出力特
性を変化させるものであるとき、 前記駆動信号制御手段は、前記制御信号監視手段で制御
信号が駆動信号の可変範囲を越えると判断されたとき、
前記駆動信号を前記光出力特性の半波長電圧の偶数倍相
当分シフトさせることを特徴とする請求項1記載の信号
伝達回路のドリフト補正方式。 - 【請求項11】前記光強度変調器は、マッハツェンダー
型であることを特徴とする請求項10記載の信号伝達回
路のドリフト補正方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241278A JPH0983433A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 信号伝達回路のドリフト補正方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241278A JPH0983433A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 信号伝達回路のドリフト補正方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0983433A true JPH0983433A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17071886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7241278A Pending JPH0983433A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 信号伝達回路のドリフト補正方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0983433A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-09-20 JP JP7241278A patent/JPH0983433A/ja active Pending
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