JPH0982145A - 直冷電力ケーブル - Google Patents

直冷電力ケーブル

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JPH0982145A
JPH0982145A JP7258161A JP25816195A JPH0982145A JP H0982145 A JPH0982145 A JP H0982145A JP 7258161 A JP7258161 A JP 7258161A JP 25816195 A JP25816195 A JP 25816195A JP H0982145 A JPH0982145 A JP H0982145A
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cable
power cable
cooling
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Takayuki Kawai
隆之 川井
Tatsuya Nagata
達也 永田
Tadashi Fuku
唯志 福
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Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
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Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/42Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction
    • H01B7/421Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction for heat dissipation
    • H01B7/423Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction for heat dissipation using a cooling fluid

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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの曲げ径の制限が少なく、冷却効果
が大きい直冷電力ケーブルを提供すること。 【解決手段】 ケーブル芯の外周に遮水シース5,防食
層6を形成し、その外周に、インターロック管等、内部
に冷却媒体通路を有し、かつ、透水性の管壁を有する可
撓性金属管7を複数本、縦て添えまたは螺旋巻きする。
その外側には、外部水密パイプ9を被覆して、防食層6
と外部水密パイプ9との間に空間部8を形成する。その
ような可撓性金属管7に水等の冷却媒体を流すと、冷却
媒体が可撓性金属管7から流れ出して空間部8内にも行
き渡る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブルの送
電容量を増加させるため、ケーブルを直接冷却するよう
にした直冷電力ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルを冷却する方式として
は、大別して、ケーブルと冷却媒体とを直接接触させて
冷却を行う直接冷却タイプと、ケーブルが敷設される地
下のトンネル(洞道)内に冷却管を配設し、周囲の空気
を介して冷却する間接冷却タイプとがある。
【0003】その内、直接冷却タイプは、効率的に冷却
できるという利点がある。その直接冷却タイプの一方式
として、水等の冷媒を通す冷却管内部にケーブルを引き
入れたものがある。しかし、その方式のものは、冷却管
とケーブルとが一体化されていないため、種々の不都合
がある。例えば、製造した長尺のケーブルをドラム巻き
する際に、内部のケーブルを引っ張りながらドラム巻き
を行う必要があるが、ケーブルが冷却管の内部にあるた
め掴むことができなかったり、通電時の熱膨張により、
ケーブルが冷却管と別の挙動を示して、両者間に過大な
機械力や変形が発生したりして好ましくない。そこで、
そのような問題が生じないように、ケーブルの外周に多
数本の小口径の冷却管を螺旋状に巻き付けて、ケーブル
と冷却管とを一体的に形成したものが開発されている
(例えば、実開昭56−101825号公報参照)。
【0004】図6は、ケーブルの外周に多数本の冷却管
を螺旋状に巻き付けて形成した、従来の直冷電力ケーブ
ルを示す図である。図6において、1は導体、2は内部
導電層、3はプラスチック絶縁体、4は外部導電層、1
0は遮蔽層、11は金属管、12は防食層である。導体
1,プラスチック絶縁体3,遮蔽層10等よりなるケー
ブル芯の外周に、小口径の金属管11を多数本、適当な
ピッチで螺旋巻きし、その上に防食層12を形成する。
そして、各金属管11の内部に冷却水を流して、ケーブ
ル本体の冷却を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術には、金属管11の曲げ剛性が大きく、ケ
ーブルの曲げ径が制限されるという問題点があった。ま
た、金属管11とケーブル本体との接触面積が小さいた
め、冷却効果が小さいという問題点もあった。
【0006】本発明は、そのような問題点を解決し、ケ
ーブルの曲げ径の制限が少なく、冷却効果が大きい直冷
電力ケーブルを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の直冷電力ケーブルでは、ケーブル芯の外周
に遮水シースを形成し、その外側に、管壁が透水性で、
内部に冷却媒体を流す可撓性金属管を設け、さらに、そ
の外側を外部水密パイプで覆うこととした。また、前記
可撓性金属管としては、断面略S字状の金属テープを、
両端縁が互いにかみ合うようにして螺旋状に成形したイ
ンターロック管を用いることとした。また、前記可撓性
金属管は、上下2層に対向させた断面略C字状の金属テ
ープを、両端縁が互いにかみ合うようにして螺旋状に成
形した螺旋管を用いることとした。また、前記可撓性金
属管は、断面を矩形とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の一
形態を示す図である。符号1〜4は、図6のものに対応
し、5は遮水シース、6は防食層、7は可撓性金属管、
8は空間部、9は外部水密パイプである。
【0009】導体1,内部導電層2,プラスチック絶縁
体3,外部導電層4の外周にアルミニウム,ステンレ
ス,鉛等の金属より成る遮水シース5を形成し、その上
をポリエチレン,ポリ塩化ビニル等のプラスチックより
成る防食層6で被覆する。そして、防食層6の外周に曲
げ剛性が小さく、しかも管壁が透水性を有している可撓
性金属管7を複数本螺旋状に巻き付けている。その上を
外部水密パイプ9で被覆して、防食層6と外部水密パイ
プ9との間に密閉された空間部8を形成している。
【0010】可撓性金属管7の中に水等の冷却媒体を流
すと、可撓性金属管7の管壁が透水性を有しているた
め、冷却媒体は空間部8内に流れ出してその中も流れ
る。そのようにして冷却媒体が可撓性金属管7の内外に
行き渡って、ケーブル本体の外周全体を冷やすため、大
きな冷却効果が得られる。また、可撓性金属管7は、曲
げ剛性が小さく可撓性を有しているため、ケーブルの曲
げ径があまり制限されない。
【0011】次に、可撓性金属管7について説明する。
図2は、インターロック型の可撓性金属管を示してい
る。このように、断面略S字状の金属テープを螺旋状に
成形し、両端縁を互いにかみ合わせたインターロック型
の可撓性金属管は、インターロック部の慴動が可能であ
り、ケーブル本体が曲げを受ける際にも曲げ歪みを充分
に吸収することができる。また、インターロック部は、
水密性がないため、管内部から冷却媒体が流れ出して、
ケーブル本体の表面の空間部8内に充分にいきわたらせ
ることができる。
【0012】さらに、可撓性金属管7としては、図3に
示すような、矩形断面可撓性金属管7を用いることもで
きる。矩形断面可撓性金属管7は、図4に示すように、
断面が角形S字状の金属テープを、両端縁を互いにかみ
合わせながら角形螺旋状に卷回して成形する。このよう
に、可撓性金属管7を矩形断面とした場合には、直冷電
力ケーブルが側圧を受けた際の可撓性金属管7の位置ず
れが起きにくくなると共に、表面の凹凸を小さくするこ
とができる。しかも、冷却媒体の通路を大きくとること
ができるため、さらに大きな冷却効果が得られる。
【0013】さらにまた、可撓性金属管7としては、図
5に示すような、断面略C字状の金属テープを上下2層
対向させて、両端縁を互いにかみ合わせながら丸形また
は角形の螺旋状に卷回して成形したものを用いることも
できる。その他、単に平形の金属テープを卷回したもの
とか、波付け金属管の管壁に多数の孔をあけて透水性を
確保したもの等、可撓性があってしかも透水性の管壁構
造を有するものであれば、いずれのものでも用いること
ができる。
【0014】可撓性金属管7の材質としては、冷却媒体
による腐食等の問題がなく、加工性が良好なものが望ま
しく、例えば、ステンレス鋼,銅または銅合金等を用い
ることができる。
【0015】なお、上記の例では、可撓性金属管7をケ
ーブル本体に螺旋巻きしたが、単にケーブル本体に縦て
添えするだけでもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の直冷電力ケー
ブルによれば、冷却管をケーブル本体と一体構造にする
ことができる。その結果、冷却管をケーブルの通電時の
発熱によるケーブル本体の熱膨張と同一の挙動をさせる
ことができ、両者間に過大な機械力あるいは変形を発生
することがない。また、可撓性金属管の曲げ剛性が小さ
いため、ケーブルの曲げ径の制限が少なくなる。さら
に、可撓性金属管の周囲には冷却媒体が浸透するため、
大きな冷却効果が得られる。
【0017】また、請求項2,3記載の直冷電力ケーブ
ルによれば、金属テープ両端縁のかみ合わせ部で慴動が
可能であり、そこから冷却媒体をよく通すと共に、ケー
ブル本体が曲げを受けた際に、その曲げ歪みを充分に吸
収することができる。
【0018】また、請求項4記載の直冷電力ケーブルに
よれば、可撓性金属管を矩形断面としたことにより、直
冷電力ケーブルが側圧を受けた際の位置の変動が少なく
なると共に、表面の凹凸を小さくすることができる。し
かも、冷却媒体の通路を大きくとることができるため、
さらに大きな冷却効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す図
【図2】 インターロック型の可撓性金属管を示す図
【図3】 矩形断面可撓性金属管を用いた場合を示す図
【図4】 矩形断面可撓性金属管の一例を示す図
【図5】 可撓金属管の他の例を示す図
【図6】 従来の直冷電力ケーブルを示す図
【符号の説明】
1 導体 2 内部導電層 3 プラスチック絶縁体 4 外部導電体 5 遮水シース 6 防食層 7 可撓性金属管 8 空間部 9 外部水密パイプ 10 金属管 11 防食層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福 唯志 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル芯の外周に遮水シース(5) を形
    成し、その外側に、管壁が透水性で、内部に冷却媒体を
    流す可撓性金属管(7) を設け、さらに、その外側を外部
    水密パイプ(9) で覆ったことを特徴とする直冷電力ケー
    ブル。
  2. 【請求項2】 前記可撓性金属管(7) は、断面略S字状
    の金属テープを、両端縁が互いにかみ合うようにして螺
    旋状に成形したインターロック管であることを特徴とす
    る請求項1記載の直冷電力ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記可撓性金属管(7) は、上下2層に対
    向させた断面略C字状の金属テープを、両端縁が互いに
    かみ合うようにして螺旋状に成形した螺旋管であること
    を特徴とする請求項1記載の直冷電力ケーブル。
  4. 【請求項4】 前記可撓性金属管(7) は、断面が矩形で
    あることを特徴とする請求項1,2または3記載の直冷
    電力ケーブル。
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