JPH0981880A - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JPH0981880A
JPH0981880A JP23726895A JP23726895A JPH0981880A JP H0981880 A JPH0981880 A JP H0981880A JP 23726895 A JP23726895 A JP 23726895A JP 23726895 A JP23726895 A JP 23726895A JP H0981880 A JPH0981880 A JP H0981880A
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Shinya Ishibashi
伸也 石橋
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測結果を外部装置に出力するための信号線
の本数を少なくできると共に、信号線が長くなっても計
測結果を正確に伝送し得る計測装置を提供する。 【解決手段】 計測装置1を、計測対象物の電気特性を
計測して計測データを計測値用メモリ36に記憶する計
測機能部3と、計測データを通信用のシリアルデータに
変換して、通信ネットワークを形成する伝送線9に送信
するネットワーク機能部5と、計測値用メモリ36内の
計測データを送信データとしてネットワーク機能部5の
データメモリ44に転送するインタフェース部7とから
構成する。この結果、計測装置1は、通信機能を有する
他の入出力機器と共に、伝送線9に接続されたPC(フ゜ロ
ク゛ラマフ゛ルコントローラ)との間でデータ通信が可能となり、PC
接続用の信号線を減らすことができる。また、送受信回
路40を平衡型通信インタフェースにすれば、伝送線が
長くなっても計測結果を精度よく伝送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測データを所定
の外部装置に出力可能な計測装置に関し、特に、生産工
場等において生産ラインを流れる仕掛品を検査して、そ
の検査結果を、生産ラインを集中制御するコントローラ
に出力するのに好適な計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産工場では、工場内の自動化・
省力化を図るために、仕掛品を流す生産ラインに沿って
所定の計測装置を配置し、各計測装置により所定の治具
を介して仕掛品の電気特性(抵抗,電圧,電流等)を自
動で計測し、その計測結果を、工場内の各種製造機器を
集中制御するコントローラに出力するようにされてい
る。
【0003】また、コントローラには、通常、例えば図
7に示す如く、キーボード,外部記憶装置,ディスプレ
イ等の周辺機器52との間でデータの入出力を行うこと
により、プログラムの書き換えやデータの読み出しが可
能なプログラマブルコントローラ(以下、単にPCとい
う)60が使用される。
【0004】そして、PC60は、CPUからなる演算
部62a,ROM及びRAMからなるプログラム記憶部
62b,RAMからなるデータ記憶部62c等を備え、
周辺機器52との間でデータの入出力が可能なマイコン
コンピュータ(以下、CPU部という)62を中心に構
成されており、基本的には、更に、工場内の各部に設け
られたリミットスイッチや押しボタンスイッチ等の各種
入力機器54からの信号や、図示しない計測装置にて計
測した仕掛品の動作状況を表わす計測データ等を取り込
むための入力部64、工場内の各種製造機器に設けられ
たソレノイドバルブ,電磁接触器や、各種動作状況を表
示するランプ等の各種出力機器56に駆動用の制御信号
を出力するための出力部66、及びこれら各部に電源供
給を行う電源部68を設けることにより構成される。
【0005】また、計測装置には、GPIB通信機能や
RS−232C通信機能を備えた計測装置があるため、
これらの計測装置から計測データを取り込むために、P
C60に、更に、GPIB管理部70,RS−232C
管理部72を設けるとか、入力部64や出力部66に接
続された入力機器或は出力機器以外の入出力機器に、伝
送線を介して通信ネットワーク(所謂LAN)を構築す
るネットワーク機能を持たせ、PC60に、これら入出
力機器との間で伝送線を介してデータの入出力を行うた
めのネットワーク管理部74を設けることも考えられて
いる。
【0006】即ち、汎用の計測装置には、 計測データを2進化10進表示のBCDコード(bi
nary coded decimal notation )に変換して出力可能な
BCDコード出力部を備えたもの。 標準的なパラレル・インタフェースであるGPIB
通信機能(general purpose inteaface bus:IEEE
488とも呼ばれる) を有するGPIBインタフェー
スを備えたもの。
【0007】 米国EIAのRS−232C規格に準
拠したRS−232C通信機能を有するRS−232C
インタフェースを備えたもの。 の3種類の計測装置がある。このため、上記の計測装
置の各出力端子を入力端子(PCの入力端子は、通常、
入力部1ユニット当たり32点である)に各々接続する
ことにより、BCDコードを取り込み可能な上記入力部
64以外にも、PC60に、GPIB管理部70,RS
−232C管理部72を設けて、図8に示す如く、上記
或はの計測装置からも計測データを取り込むことが
できるように構成するとか、PC60に、更に、伝送線
58aを介して通信ネットワークを形成可能な入出力機
器58との間でデータ通信を行うためのネットワーク管
理部74を設けて、入力部64及び出力部66に接続さ
れる信号線の数を減らし、工場等の施設内での配線を簡
素化することが考えられているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記3種類
の計測装置の内、BCDコードを出力可能なの計測装
置においては、出力端子各部のレベルを、TTLやCM
OS素子等からなる出力回路を介してHigh/Low に切り
換えることにより、複数の出力端子からBCDコードを
出力するようにされているため、計測装置とPCとを接
続する信号線の本数が多く、誤配線を招き易いとか、信
号線を介して計測装置からPCに至る間に各信号線の電
圧レベルが低下するため、計測装置とPCとの間の距離
を長くすると、計測データを良好に伝達することができ
ず、PC側での計測誤差が大きくなるといった問題があ
った。また、GPIBインタフェースを備えたの計測
装置においても、インタフェースがパラレル・インタフ
ェースであるため、同様の問題があった。
【0009】一方、RS−232Cインタフェースを備
えたの計測装置においては、シリアル通信を行うもの
であるため、信号線の本数は少なく、こうした問題は小
さいものの、RS−232Cインタフェースは、接続機
器が1対1の通信を実現するものであるため、PCに接
続する計測装置の数が増えると、それに対応してPC側
でもRS−232C管理部に設けるインタフェースの数
を増やし、また各計測装置とRS−232C管理部とを
接続する信号線の数を増やさなければならず、配線が複
雑になり、誤配線を招き易くなるといった問題がある。
【0010】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、PC等のコントローラに計測データを出力するに
当たって、そのデータ出力のための信号線の本数を少な
くでき、しかもその信号線の距離が長くなっても計測デ
ータを正確に伝送し得る計測装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、計測データを一
時的に記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された計
測データを外部装置に出力するデータ出力手段と、を備
えた計測装置において、前記データ出力手段が、前記外
部装置に接続されて通信ネットワークを形成する伝送線
に接続可能で、該伝送線を介して前記外部装置との間で
シリアルデータを送受信する通信手段と、該通信手段に
より前記外部装置からの計測データ要求指令が受信され
ると、前記記憶手段に記憶された計測データを通信用の
シリアルデータに変換して、前記通信手段から前記伝送
線を介して前記外部装置に送信させる通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】このように、本発明の計測装置において
は、通信ネットワークを形成する伝送線を介して、計測
データを出力すべき外部装置との間でシリアルデータを
送受信する通信手段が備えられ、この通信手段により、
外部装置からの計測データ要求指令が受信されると、通
信制御手段が、記憶手段に記憶された計測データを通信
用のシリアルデータに変換して、通信手段から伝送線を
介して外部装置に送信させる。つまり、本発明の計測装
置は、通信手段により、外部装置や他の機器と共に、伝
送線を介して、通信ネットワークを構築できるようにさ
れており、外部装置側からの計測データの要求に従い計
測データを送信する。
【0013】このため、本発明の計測装置によれば、当
該装置が接続される前記PC等の外部装置に前述のネッ
トワーク管理部を設けておけば、他の機器と共に、一つ
の伝送線を介して、外部装置に接続できる。従って、外
部装置に複数の計測装置を接続する場合であっても、各
計測装置を外部装置に個々に接続する必要はなく、複数
の計測装置間で一つの伝送線を共用して、計測データの
送信を行うことができ、外部装置との接続を極めて簡単
に行うことができる。また、通信手段は、シリアルデー
タ通信を行う通信ネットワークを構築するものであり、
BCDコードやGPIB等のパラレルデータを送信する
従来装置のように、外部装置と計測装置を接続する信号
線の本数が多くなることもないので、誤配線の発生も防
止できる。
【0014】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の通信装置において、前記伝送線は平衡型通信線
からなり、前記通信手段は該平衡型通信線を用いたデー
タ通信が可能な通信インタフェースからなることを特徴
とする。即ち、請求項2に記載の計測装置においては、
伝送線にツイストペアケーブル等の平衡型通信線を用い
て、外部装置との間でデータ通信を行うように構成され
ている。
【0015】このため、本発明によれば、計測装置が、
計測データを出力すべき外部装置から遠く離れた位置に
配置され、伝送線の距離が長くなるような場合であって
も、伝送線を流れる伝送信号のレベルが小さくなって通
信精度が低下することはなく、外部装置に対して計測デ
ータを正確に伝送できるようになる。
【0016】なお、こうした平衡型通信線を用いたデー
タ通信を行う通信インタフェースとしては、米国EIA
のRS−422規格,同じくRS−485規格等に準拠
した通信インタフェースを使用することができ、またそ
の通信プロトコルには、高能率のデータ伝送を可能と
し、かつ特定の符号体系に依存しない伝送制御手順であ
る、国際標準化機構(ISO)にて国際規格が整備され
たHDLC手順(ハイレベルデータリンク制御手順:hi
gh level data link control procedure)を利用でき
る。
【0017】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の計測装置において、前記外部装置
は、前記計測データを一つのパラメータとして、所定の
施設に配置された各種アクチュエータを集中制御するコ
ントローラからなり、前記制御装置は、該施設内に分散
配置されて所定の制御対象の動作状況を計測する計測装
置であることを特徴とする。つまり、請求項3に記載の
計測装置は、コントローラにより所定の施設に配置され
た各種アクチュエータを集中制御する制御システムの一
部を構成しており、この制御システム内にて、所定の制
御対象の動作状況を計測し、その計測結果を、コントロ
ーラからの指令に従い伝送線を介してコントローラに送
信する。
【0018】従って、本発明の計測装置によれば、コン
トローラとの配線を容易に行うことができると共に、コ
ントローラ側にて計測データの収集を行う際には、伝送
線に接続された全ての計測装置に対して、計測データの
要求指令を順に送信することにより、各計測装置から計
測データを順次出力させることができ、コントローラ側
での計測データの収集を極めて簡単に行うことができる
ようになる。このため、例えば、前述のように、生産工
場において生産ラインを流れる仕掛品の検査を行うのに
使用すれば、その検査を簡単かつ正確に行うことが可能
になり、製品の生産性を向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面と
共に説明する。図1は、実施例の計測装置1の構成を表
わすブロック図である。本実施例の計測装置1は、所定
の製品を生産する工場において、生産途中の仕掛品を流
す生産ラインに沿って任意の位置に配置され、所定の治
具を介して仕掛品の電気特性(電気抵抗,電圧,電流)
を計測して、その計測結果を、工場内の各種製造機器を
集中制御するプログラマブルコントローラ(PC)10
(図2参照)に出力するためのものであり、図1に示す
如く、計測器としての機能を実現する計測機能部3と、
計測結果を、PC10に接続されて通信ネットワークを
形成する伝送線9上に送信するネットワーク機能部5
と、これら各部を接続するインタフェース部7とから構
成されている。
【0020】そして、計測機能部3には、仕掛品の電気
特定を計測する計測部32と、その計測した抵抗値,電
圧値,電流値等の計測値をデジタルデータに変換して取
り込むA/D変換部34と、計測値(計測データ)を一
時的に記憶しておくための計測値用メモリ36と、A/
D変換部34から取り込んだ計測値に基づき、最適な計
測値が得られるように計測部32のダイナミックレンジ
を制御したり、その制御結果に従いA/D変換した計測
値を実際の電気特性を表わす値に補正し、これを計測デ
ータとして計測値用メモリ36に格納する、CPUから
なる計測演算部38と、が備えられ、計測値用メモリ3
6に格納された計測データを、インタフェース部7を介
して、ネットワーク機能部5に転送できるようにされて
いる。
【0021】一方、ネットワーク機能部5には、伝送線
9に接続され、伝送線9を介して、PC10からの送信
データを受信したり、PC10に計測データを送信した
りするための、通信手段としての送受信回路40と、外
部操作により当該計測装置1のアドレスを設定するため
のアドレス設定部42と、送信データ及び受信データを
記憶するデータメモリ44と、データメモリ44へのデ
ータの格納状態を表わすメモリ情報を記憶するデータメ
モリ用情報メモリ46と、データメモリ44に記憶され
た送信データを、データメモリ用情報メモリ46に記憶
されたメモリ情報に従って読み出し、送受信回路40か
らPC10に送信させたり、送受信回路40にて受信さ
れたデータのうち、PC10から当該計測装置1に対し
て送信されてきた受信データを、データメモリ用情報メ
モリ46に記憶されたメモリ情報に従い、データメモリ
44に格納する送受信制御を実行する、CPUからなる
送受信制御回路48と、送受信制御回路48が送受信制
御実行時に送信データや受信データを一時格納するため
のバッファメモリ49と、が備えられている。
【0022】また、データメモリ44及びデータメモリ
用情報メモリ46は、送受信制御回路48及びインタフ
ェース部7のいずれからも、データの読出し及び書込み
が可能であり、インタフェース部7は、データメモリ用
情報メモリ46に記憶された情報に従って、計測値用メ
モリ36内の計測データを読み出し、これを送信データ
として、データメモリ44に書込む処理を実行する。な
お、インタフェース部7は、CPUからなる。
【0023】ここで、データメモリ用情報メモリ46に
記憶されるメモリ情報は、図3(a)に示す如く、デー
タメモリ44に記憶する全データの数(全項目数),各
データ毎に付与した番号(データNo.),そのデータ
が送信データであるか受信データであるかを表わす送信
・受信識別コード,各データを格納したデータメモリ4
4内での先頭のアドレス(格納アドレス),及び各デー
タが何バイトのデータであるかを表わすデータ長からな
り、送受信制御回路48及びインタフェース部7が、デ
ータメモリ44に対してデータを読み書きする際には、
このメモリ情報からデータメモリ44のどこをアクセス
すればよいのかを確認する。
【0024】また、送受信回路40は、平衡型電気的イ
ンタフェースである前述のRS−422規格,或はRS
−485規格に準拠した通信インタフェースからなり、
送受信回路40とPC10とを接続する伝送線9には、
平衡型通信線であるツイストペアケーブルが使用され
る。
【0025】次に、上記のように構成された本実施例の
計測装置1が伝送線9を介して接続されるPC10は、
従来の技術の項にて説明した従来のPC60(図7,図
8参照)と略同様に構成されている。即ち、PC10
は、図2に示す如く、演算部12,入力部14,GPI
B管理部16,RS−232C管理部18,ネットワー
ク管理部20,電源部22等から構成されている。
【0026】そして、本実施例の計測装置1は、ネット
ワーク機能を有する他の入出力機器26と共に、伝送線
9を介して、PC10のネットワーク管理部20に接続
され、ネットワーク管理部20を介してPC10側から
送信されてくる計測データの要求指令に従い、計測デー
タを返送する。
【0027】また、このように伝送線9に接続される計
測装置1及び入出力機器26は、PC10のネットワー
ク管理部20と共に通信ネットワークを構成するが、本
実施例では、このネットワーク内でデータ通信を行う通
信プロトコルには、前述のHDLC手順が使用され、こ
れら各部が送受信する通信データには、HDLC手順に
従って、例えば図4に示す如く、フラグ・シーケンス
「0111110」,アドレス部(8ビット),制御部
(8ビット),情報部(任意のビット数),フレーム検
査シーケンス(16ビット),フラグ・シーケンス「0
111110」からなるフレームフォーマットに則った
通信データが使用される。
【0028】つまり、ネットワーク機能部5において、
送受信制御回路48は、送信データをこのフレームフォ
ーマットに則って送信用のシリアルデータに変換して、
送受信回路40に出力し、送受信回路40にて受信され
た受信データをこのフレームフォーマットに則って解析
し、自己に対して送信されてきた情報のみを受信データ
として抽出する。
【0029】なお、上記計測装置1と共に伝送線9に接
続される入出力機器26は、例えば、生産ラインに沿っ
て配設されたロボット等の一つの製造機器毎に設けら
れ、この製造機器に備えられたスイッチ類(リミットス
イッチ,押ボタンスイッチ等)からの検出信号を取り込
んでPC10に送信したり、その製造機器に設けられた
アクチュエータをPC10からの制御指令に従い駆動制
御するためのものである。
【0030】そして、この入出力機器26は、図5に示
す如く、入出力機器としての機能を実現する入出力機能
部27と、ネットワーク機能部28と、インタフェース
部29とから構成されるが、これら各部の内、ネットワ
ーク機能部28及びインタフェース部29は、計測装置
1に設けられたネットワーク機能部5及びインタフェー
ス部7と全く同様に構成され、計測装置1とは、入出力
機能部27が異なるだけである。
【0031】つまり、入出力機器26は、図1に示した
計測装置1において、計測機能部3に代えて、スイッチ
類からの検出信号を取り込む入力部27aと、アクチュ
エータの駆動回路に対して駆動信号を出力する出力部2
7bと、入力部27aから入力された入力データや出力
部27bから駆動回路に出力する駆動信号の出力データ
を記憶するための入出力用メモリ27cと、入力部27
aから入力した入力データを入出力用メモリ27cに格
納したり、ネットワーク機能部28にて受信され、イン
タフェース部29が入出力用メモリ27cに転送してき
た受信データを出力データとして読み込み、これを出力
部27bに出力して、出力部27bにて駆動信号に変換
してアクチュエータの駆動回路に出力させる、CPUか
らなる入出力演算部27dとからなる入出力機能部2
7、を設けた構成となっている。
【0032】但し、入出力機器26は、スイッチ類から
の検出信号をPC10側に送信するだけでなく、PC1
0から送信されてきたデータに従い、アクチュエータを
駆動するものであるため、ネットワーク機能部28及び
インタフェース部29の動作は、計測装置1とは若干異
なる。つまり、ネットワーク機能部28においては、デ
ータメモリに記憶された検出データを送信用のシリアル
データに変換して送受信回路から送信するだけでなく、
送受信回路にて受信された受信データをデータメモリに
書込み、またインタフェース部29は、入出力用メモリ
27c内の検出データをネットワーク機能部5内のデー
タメモリに書込むだけでなく、ネットワーク機能部5内
のデータメモリに格納された受信データを、入出力用メ
モリ27cに書込む。
【0033】次に、上記のように伝送線9を介して接続
された計測装置1,PC10のネットワーク管理部2
0,入出力機器26がデータ通信を行う際の動作につい
て説明する。なお、以下の説明では、伝送線9に計測装
置1及び入出力機器26が夫々1個接続されているもの
とする。
【0034】まず、計測装置1において、計測部32で
計測された電気抵抗値,電圧値,及び電流値は、計測演
算部38の動作によって、計測値用メモリ36に格納さ
れる。そしてインタフェース部7は、その記憶された計
測データを、データメモリ用情報メモリ46に格納され
たメモリ情報に従い、データメモリ44に書込む。
【0035】計測装置1は、計測データをPC10に送
信するものであり、受信データを記憶する必要はないた
め、データメモリ用情報メモリ46に格納されるメモリ
情報は、全項目数に計測データの数(この場合、計測デ
ータが電気抵抗値,電圧値,電流値の3種類であるので
3となる)が設定され、更に、図3(b)に例示する如
く、各計測データ毎に、データNo.,送信・受信識別
コード,格納アドレス,データ長が設定されたデータと
なる。なお、図3(b)において、送信・受信識別コー
ドは「S」と記載されているが、これはそのデータが送
信データであることを表わす。
【0036】また、入出力機器26において、スイッチ
類からの検出信号は、入出力演算部27dの動作によっ
て、検出データとして入出力用メモリ27cに格納され
る。そしてインタフェース部29は、その記憶された計
測データを、ネットワーク機能部28内のデータメモリ
用情報メモリに格納されたメモリ情報に従い、データメ
モリに書込む。また、ネットワーク機能部28側では、
送受信制御回路の動作によって、データメモリに受信デ
ータが格納されるため、インタフェース部29は、その
受信データを、データメモリ用情報メモリに格納された
メモリ情報に従い、入出力用メモリ27cに書込む。
【0037】そして、こうした動作を行うためにデータ
メモリ用情報メモリに格納されるメモリ情報は、例え
ば、入出力機器26に接続されたスイッチ類及びアクチ
ュエータが夫々1個であるとすると、全項目数に検出デ
ータ及び受信データの数である「2」が設定され、更
に、図3(c)に例示する如く、これら各データ毎に、
データNo.,送信・受信識別コード,格納アドレス,
データ長が設定されたデータとなる。なお、図3(c)
において、送信・受信識別コードの「R」は、そのデー
タが受信データであることを表わす。
【0038】一方、データ通信は、PC10のネットワ
ーク管理部20が計測装置1或は入出力機器26に対し
て所定のデータを送信することにより実行される。以
下、このデータ通信の手順を、通信ネットワーク内での
信号の流れを表わす図6に沿って説明する。
【0039】(1) まず、ネットワーク管理部20が、計
測装置1に対してメモリ情報の読み出し指令を送信す
る。なお、このときの通信データは、図4に示したフレ
ームのアドレス部に計測装置1のアドレスを設定し、制
御部にメモリ情報の読み出しを表わすコードを設定した
ものとなる。
【0040】(2) こうして、ネットワーク管理部20か
ら、計測装置1に対するメモリ情報の読み出し指令を表
わすデータが送信されると、計測装置1は、送受信回路
40にて受信した受信データのフレームのアドレス部の
値と、アドレス設定部42に予め設定されている自己の
アドレスとが一致したかどうかを判断することにより、
その受信データが自己に対するデータであることを認識
し、更に、受信データのフレームの解析して、メモリ情
報の読み出し指令を認識する。そして、この指令に従
い、データメモリ用情報メモリ46から、図3(b)に
示したメモリ情報を読み出し、これを受信データのフレ
ームの情報部にセットすることにより、送信用のシリア
ルデータを生成し、ネットワーク管理部20へ送信す
る。この結果、ネットワーク管理部20側では、このデ
ータを受信することにより、計測装置1にどのような計
測データが記憶されているのかを認識できる。
【0041】(3) 次に、ネットワーク管理部20は、入
出力機器26に対してメモリ情報の読み出し指令を送信
する。なお、このときの通信データは、図4に示したフ
レームのアドレス部に入出力機器26のアドレスを設定
し、制御部にメモリ情報の読み出しを表わすコードを設
定したものとなる。
【0042】(4) こうして、ネットワーク管理部20か
ら、入出力機器26に対するメモリ情報の読み出し指令
を表わすデータが送信されると、入出力機器26は、上
記(2) で説明した計測装置1の動作と同様の動作によっ
て、受信データからメモリ情報の読み出し指令を認識
し、この指令に従い、データメモリ用情報メモリから図
3(c)に示したメモリ情報を読み出し、これを受信デ
ータのフレームの情報部にセットすることにより、送信
用のシリアルデータを生成し、ネットワーク管理部20
へ送信する。この結果、ネットワーク管理部20側で
は、このデータを受信することにより、入出力機器26
にどのような検出データが記憶され、またアクチュエー
タ駆動のためにどのような制御データを送信すべきであ
るのかを認識できる。
【0043】(5) 次に、ネットワーク管理部20は、計
測装置1に対して計測データの読み出し指令を送信す
る。なお、このときの通信データは、図4に示したフレ
ームのアドレス部に計測装置1のアドレスを設定し、制
御部に計測データの読み出しを表わすコードを設定した
ものとなる。
【0044】(6) こうして、ネットワーク管理部20か
ら、計測装置1に対する計測データの読み出し指令を表
わすデータが送信されると、計測装置1は、上記(2) で
説明した動作と同様の動作によって、受信データから計
測データの読み出し指令を認識し、この指令に従い、デ
ータメモリ44から計測データ(電気抵抗値,電圧値,
電流値)を読み出し、これを受信データのフレームの情
報部にセットすることにより、送信用のシリアルデータ
を生成し、ネットワーク管理部20へ送信する。この結
果、ネットワーク管理部20側では、このデータを受信
することにより、計測装置1にて計測された最新の計測
値を検出できる。
【0045】(7) 次に、ネットワーク管理部20は、入
出力機器26に対して検出データの読み出し指令を送信
する。なお、このときの通信データは、図4に示したフ
レームのアドレス部に入出力機器26のアドレスを設定
し、制御部に検出データの読み出しを表わすコードを設
定したものとなる。
【0046】(8) こうして、ネットワーク管理部20か
ら、入出力機器26に対する検出データの読み出し指令
を表わすデータが送信されると、入出力機器26は、上
記と同様の手順で、その受信データから検出データの読
み出し指令を認識し、この指令に従い、データメモリ4
4から検出データ(スイッチのオン/オフ状態)を読み
出し、これを受信データのフレームの情報部にセットす
ることにより、送信用のシリアルデータを生成し、ネッ
トワーク管理部20へ送信する。この結果、ネットワー
ク管理部20側では、このデータを受信することによ
り、入出力機器26のスイッチのオン/オフ状態を検出
できる。
【0047】(9) 次に、ネットワーク管理部20は、入
出力機器26に対して、アクチュエータ駆動のための制
御データを出力する。なお、このときの通信データは、
図4に示したフレームのアドレス部に入出力機器26の
アドレスを設定し、制御部に制御データの書込みを表わ
すコードを設定し、情報部に制御データをセットしたも
のとなる。
【0048】(10)こうして、ネットワーク管理部20か
ら、入出力機器26に対して制御データ及びその書込み
指令を表わすデータが送信されると、入出力機器26
は、上記と同様の手順で、その受信データから制御デー
タの書込み指令を認識し、この指令に従い、受信データ
のフレームの情報部にセットされた制御データを、ネッ
トワーク機能部28内のデータメモリに書込む。する
と、インタフェース部29が、このデータメモリに書込
まれた制御データを入出力機能部27の入出力用メモリ
27cに書込み、入出力機能部27内では、入出力演算
部27dが入出力用メモリ27cから制御データを読み
出して、出力部27bからその制御データに対応した駆
動信号を出力させる。この結果、入出力機器26に接続
されたアクチュエータは、PC10からの制御データに
従い駆動制御されることになる。
【0049】こうして、上記(1) 〜(10)の一連の通信動
作が終了すると、その後は、上記(5) から(10)の通信動
作が繰返し実行される。その結果、計測装置1にて計測
された電気抵抗値,電圧値,電流値等の計測値、及び入
出力機器26の検出データは、所定時間毎に繰返しPC
10に取り込まれ、またPC10側にて設定された制御
データも、所定時間毎に繰返し入出力機器26に取り込
まれることになる。
【0050】なお、上記説明では、伝送線9に接続され
る計測装置1及び入出力機器26は夫々1個であるもの
として説明したが、伝送線9には、計測装置1及び入出
力機器26を、前記フレームのアドレス部に設定可能な
数だけ接続可能であり、計測装置1及び入出力機器26
を多数接続できる。そして、伝送線9に接続される機器
の数が増えても、各機器毎に上記通信動作を行えばよい
ので、PC10は、各機器に対するデータの入出力を容
易に行うことができる。
【0051】以上説明したように、本実施例では、計測
装置1に通信ネットワークにてデータ通信を実行するた
めのネットワーク機能部5を設け、このネットワーク機
能部5を、PC10と他の入出力機器26とを結んで通
信ネットワークを形成する伝送線9に接続することによ
り、計測装置1が、PC10との間で、通信ネットワー
クを介して、データの送受信を行うようにされている。
【0052】この結果、本実施例によれば、計測装置1
にて得られた計測データをPC10に出力するに当たっ
て、従来のように、計測装置とPCとを多数の信号線を
用いて1対1で接続する必要はなく、複数の計測装置或
は他の入出力機器との間で一つの伝送線を共用できるの
で、PC10と計測装置1との接続を極めて簡単に行う
ことができ、誤配線の発生も抑制できる。
【0053】また、特に本実施例では、送受信回路40
が、平衡型電気的インタフェースからなり、伝送線9に
は、ツイストペアケーブルが使用されるため、PC10
と計測装置1との間の距離が長くなっても、通信精度が
大きく低下するようなことはなく、PC10に対して計
測データを正確に伝送できる。従って、PC10側で
は、計測装置1からの計測データの収集を、簡単かつ正
確に行うことができるようになり、生産ラインを流れる
仕掛品の状態を正確に把握して、異常発生時等には速や
かに対応でき、製品の生産性を向上することができる。
【0054】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様をとることができる。例えば、上記実施例で
は、PCを用いて生産ラインの制御を行う制御システム
に用いられる計測装置について説明したが、本発明の計
測装置は、通信相手である外部装置がPC10のネット
ワーク管理部の動作を実現可能な装置であれば、汎用の
パーソナルコンピュータであっても、所定の施設を管理
する専用のコンピュータであっても、適用できる。
【0055】また、上記実施例では、計測装置1を、実
際に計測を行う計測機能部3と、データ通信のためのネ
ットワーク機能部5と、これらを接続するインタフェー
ス部7とに分け、インタフェース部7が、計測機能部3
にて得られた計測データをネットワーク機能部5に順次
転送するものとして説明したが、例えば、こうしたイン
タフェース部7の機能を、ネットワーク機能部5内の送
受信制御回路48、或は計測機能部3内の計測演算部3
8に持たせれば、インタフェース部7を設ける必要がな
くなり、装置構成を簡素化できる。また、例えば、ネッ
トワーク機能部5内の送受信制御回路48、及び計測機
能部3内の計測演算部38の機能を、一つのCPUにて
実現するようにすれば、計測装置1の構成をより簡素化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の計測装置の構成を表わすブロック図
である。
【図2】 PC,計測装置,入出力機器からなる実施例
の生産ラインの制御システムの構成を説明する説明図で
ある。
【図3】 実施例のデータメモリ用情報メモリに記憶さ
れるメモリ情報の構成及びその具体例を表わす説明図で
ある。
【図4】 実施例の通信ネットワークにて送受信される
通信データのフレームフォーマットを説明する説明図で
ある。
【図5】 実施例の入出力機器の構成を表わすブロック
図である。
【図6】 実施例の通信ネットワークにおけるデータ通
信の手順を説明する説明図である。
【図7】 PCの構成を表わすブロック図である。
【図8】 従来のPCと計測装置との接続状態を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1…計測装置、3…計測機能部(32…計測部,34…
A/D変換部,36…計測値用メモリ,38…計測演算
部)、5…ネットワーク機能部(40…送受信回路,4
2…アドレス設定部,44…データメモリ,46…デー
タメモリ用情報メモリ,48…送受信制御回路,49…
バッファメモリ)、7…インタフェース部、9…伝送
線、10…PC(プログラマブルコントローラ)、12
…演算部、14…入力部、16…GPIB管理部、18
…RS−232C管理部、20…ネットワーク管理部、
26…入出力機器、27…入出力機能部(27a…入力
部,27b…出力部,27c…入出力用メモリ,27d
…入出力演算部)、28…ネットワーク機能部、29…
インタフェース部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測データを一時的に記憶する記憶手段
    と、該記憶手段に記憶された計測データを外部装置に出
    力するデータ出力手段と、を備えた計測装置において、 前記データ出力手段が、 前記外部装置に接続されて通信ネットワークを形成する
    伝送線に接続可能で、 該伝送線を介して前記外部装置との間でシリアルデータ
    を送受信する通信手段と、 該通信手段により前記外部装置からの計測データ要求指
    令が受信されると、前記記憶手段に記憶された計測デー
    タを通信用のシリアルデータに変換して、前記通信手段
    から前記伝送線を介して前記外部装置に送信させる通信
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする計測装置。
  2. 【請求項2】 前記伝送線は平衡型通信線からなり、前
    記通信手段は該平衡型通信線を用いたデータ通信が可能
    な通信インタフェースからなることを特徴とする請求項
    1に記載の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記外部装置は、前記計測データを一つ
    のパラメータとして、所定の施設に配置された各種アク
    チュエータを集中制御するコントローラからなり、前記
    制御装置は、該施設内に分散配置されて所定の制御対象
    の動作状況を計測する計測装置であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の計測装置。
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