JPH0981823A - コイン処理装置 - Google Patents

コイン処理装置

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JPH0981823A
JPH0981823A JP24127695A JP24127695A JPH0981823A JP H0981823 A JPH0981823 A JP H0981823A JP 24127695 A JP24127695 A JP 24127695A JP 24127695 A JP24127695 A JP 24127695A JP H0981823 A JPH0981823 A JP H0981823A
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JP
Japan
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coin
coins
type
magnetic sensor
sensor
Prior art date
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Application number
JP24127695A
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English (en)
Inventor
Koji Noda
浩司 野田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬貨の搬送幅方向全域に亘って検出能力を有
し、しかも、機体振動などに影響されず、検出精度の向
上と安定化が図れる磁気センサおよび光学センサを備
え、メンテナンス性の良好なコイン処理装置を提供す
る。 【解決手段】硬貨の入金処理および出金処理を行なうコ
イン処理装置において、硬貨の真偽や種類などを識別す
る鑑査部のセンサ構成は、硬貨Cを強制的に搬送する搬
送ベルト5を挟んでその搬送幅方向に沿って設けられ、
搬送幅方向の一方に搬送ベルト5入出用の開放部21a
を有するほぼコの字形に形成された光学センサ21、同
じく搬送幅方向の一方に搬送ベルト5入出用の開放部2
2aを有するほぼコの字形に形成された磁気センサ2
2、および、これら光学センサ21と磁気センサ22が
一体的に固定され、それらを被装着部に対して着脱する
ためのベース部材23によって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、銀行な
どの金融機関における現金自動預出金機などに搭載さ
れ、硬貨の入金処理および出金処理を自動的に行なう循
環式のコイン処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、銀行などの金融機関で
は、現金自動預出金機に硬貨の入出金処理を自動的に行
なう循環式のコイン処理装置を搭載し、硬貨の入出金処
理をも可能としたものが開発されている。この種のコイ
ン処理装置は、入金時には、入金硬貨を受入れて真偽や
金種の識別を行ない、金種別金庫にそれぞれ収納し、出
金時には、この金種別金庫から必要な金種の硬貨を取出
し、真偽や金種の識別を行なった後、払出すようになっ
ている。
【0003】このようなコイン処理装置では、硬貨を搬
送ベルトで搬送面に押し付けながら強制的に搬送するた
めの強制搬送手段を有していて、この強制搬送手段に対
して、搬送される硬貨の真偽や金種の識別を行なうため
の鑑査部が設けられている。この鑑査部は、硬貨の材質
を磁気的に検出するための磁気センサと、硬貨の外径を
光学的に検出するための光学センサとから構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、鑑査
部に搬送ベルトなどの強制搬送手段を備えたコイン処理
装置では、上記搬送ベルトが上方に着脱開閉式となって
いる場合が多く、そのため、磁気センサおよび光学セン
サとも、搬送ベルトの上方に開放部を設けたり、あるい
は、搬送ベルトを間にして、上部ユニットと下部ユニッ
トとに分離し、両ユニットで着脱可能な分離形として、
復帰ばね付きヒンジで一方のユニットを開閉自在にした
り、両ユニットをねじ止め固定する方式となっている。
【0005】しかし、センサの搬送ベルト上方に開放部
を設ける方式では、開放部での検出能力が極端に悪化す
るため、硬貨が一定の位置を通過しない場合、出力変動
が大きくなり、検出精度を悪化させるという問題があっ
た。
【0006】一方、着脱方式の場合、復帰ばね付きヒン
ジでは、機体の振動などにより、磁気センサのギャップ
が変動したり、光学センサの焦点が変動し、検出精度を
悪化させるという問題があった。また、ねじ止め固定方
式では、ねじ止めの位置精度が問題となり、しかも、固
定する工数が増えるなど、メンテナンス性が悪いという
問題があった。
【0007】そこで、本発明は、コインの搬送幅方向全
域に亘って検出能力を有し、しかも、機体振動などに影
響されず、検出精度の向上と安定化が図れる磁気センサ
および、あるいは光学センサを備え、メンテナンス性の
良好なコイン処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコイン処理装置
は、コインを搬送しながら少なくともその種類を識別
し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処理装置に
おいて、処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段
と、この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送
する搬送手段と、この搬送手段を挟んでその幅方向に沿
って設けられ、前記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段
入出用の開放部を有したほぼコの字形に形成され、前記
搬送されるコインを磁気的に検出する磁気センサと、こ
の磁気センサと一体化され、前記磁気センサを被装着部
に対して着脱するための着脱手段と、前記磁気センサの
出力に基づき前記搬送されるコインの少なくとも種類を
識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基づき
前記搬送されるコインを種類ごとに選別する選別手段と
を具備している。
【0009】また、本発明のコイン処理装置は、コイン
を搬送しながら少なくともその種類を識別し、前記コイ
ンを種類ごとに選別するコイン処理装置において、処理
すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、この繰出
し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する搬送手段
と、この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に
沿って設けられ、励磁用の1次コイルが巻装された1次
コアと、この1次コアと対向する前記搬送手段の他方側
に設けられ、前記1次コイルにより電磁誘導される2次
コイルが巻装された2次コアと、これら1次コアおよび
2次コアをほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段
の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセン
サ本体とからなる磁気センサと、この磁気センサと一体
化され、前記磁気センサを被装着部に対して着脱するた
めの着脱手段と、前記磁気センサの2次コイルから得ら
れる出力に基づき前記搬送されるコインの少なくとも種
類を識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基
づき前記搬送されるコインを種類ごとに選別する選別手
段とを具備している。
【0010】また、本発明のコイン処理装置は、コイン
を搬送しながら少なくともその種類を識別し、前記コイ
ンを種類ごとに選別するコイン処理装置において、処理
すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、この繰出
し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する搬送手段
と、この搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けら
れ、前記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開
放部を有したほぼコの字形に形成され、前記搬送される
コインを光学的に検出する光学センサと、この光学セン
サと一体化され、前記光学センサを被装着部に対して着
脱するための着脱手段と、前記光学センサの出力に基づ
き前記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識
別手段と、この識別手段の識別結果に基づき前記搬送さ
れるコインを種類ごとに選別する選別手段とを具備して
いる。
【0011】また、本発明のコイン処理装置は、コイン
を搬送しながら少なくともその種類を識別し、前記コイ
ンを種類ごとに選別するコイン処理装置において、処理
すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、この繰出
し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する搬送手段
と、この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に
沿って設けられた光源と、この光源と対向する前記搬送
手段の他方側に設けられ、前記光源からの光を受光して
電気信号に変換する光電変換部と、これら光源および光
電変換部をほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段
の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセン
サ本体とからなる光学センサと、この光学センサと一体
化され、前記光学センサを被装着部に対して着脱するた
めの着脱手段と、前記光学センサの光電変換部から得ら
れる出力に基づき前記搬送されるコインの少なくとも種
類を識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基
づき前記搬送されるコインを種類ごとに選別する選別手
段とを具備している。
【0012】また、本発明のコイン処理装置は、コイン
を搬送しながら少なくともその種類を識別し、前記コイ
ンを種類ごとに選別するコイン処理装置において、処理
すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、この繰出
し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する搬送手段
と、この搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けら
れ、前記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開
放部を有したほぼコの字形に形成され、前記搬送される
コインを磁気的に検出する磁気センサと、前記搬送手段
を挟んでその幅方向に沿って設けられ、前記搬送手段の
幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有したほぼコ
の字形に形成され、前記搬送されるコインを光学的に検
出する光学センサと、前記磁気センサおよび前記光学セ
ンサを一体に固定し、前記磁気センサおよび前記光学セ
ンサを被装着部に対して着脱するための着脱手段と、前
記磁気センサおよび前記光学センサの各出力に基づき前
記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識別手
段と、この識別手段の識別結果に基づき前記搬送される
コインを種類ごとに選別する選別手段とを具備してい
る。
【0013】さらに、本発明のコイン処理装置は、コイ
ンを搬送しながら少なくともその種類を識別し、前記コ
インを種類ごとに選別するコイン処理装置において、処
理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、この繰
出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する搬送手
段と、この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向
に沿って設けられ、励磁用の1次コイルが巻装された1
次コアと、この1次コアと対向する前記搬送手段の他方
側に設けられ、前記1次コイルにより電磁誘導される2
次コイルが巻装された2次コアと、これら1次コアおよ
び2次コアをほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手
段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセ
ンサ本体とからなる磁気センサと、前記搬送手段の一方
側で、前記搬送手段の幅方向に沿って設けられた光源
と、この光源と対向する前記搬送手段の他方側に設けら
れ、前記光源からの光を受光して電気信号に変換する光
電変換部と、これら光源および光電変換部をほぼコの字
形に固定し、かつ、前記搬送手段の幅方向の一方に搬送
手段入出用の開放部を有するセンサ本体とからなる光学
センサと、前記磁気センサおよび前記光学センサを一体
に固定し、前記磁気センサおよび前記光学センサを被装
着部に対して着脱するための着脱手段と、前記磁気セン
サの2次コイルから得られる出力および前記光学センサ
の光電変換部から得られる出力に基づき前記搬送される
コインの少なくとも種類を識別する識別手段と、この識
別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコインを種類
ごとに選別する選別手段とを具備している。
【0014】上記手段によれば、磁気センサおよび光学
センサともに、コインの搬送幅方向全域が有効検出エリ
アとなるため、搬送幅方向に対する出力分布が連続とな
り、検出精度が向上するとともに、コインの搬送位置の
ばらつきに対しても検出精度は安定化される。
【0015】また、磁気センサおよび光学センサとも
に、コインの搬送手段に対してセンサ上方と下方とが一
体に固定されているため、機体振動による磁気ギャッ
プ、光学焦点の変動はなく、検出精度は安定化される。
【0016】さらに、メンテナンスを行なう場合(磁気
センサ、光学センサの着脱時)、センサ部の開閉なしに
着脱できるため、センサの上下への開閉機構、上下固定
時の固定、位置決め部材などが不要であり、比較的安価
に構成できるとともに、メンテナンス性に優れている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係
るコイン処理装置の構成を概略的に示すものである。こ
のコイン処理装置は、たとえば、銀行などの金融機関に
おける現金自動預出金機などに搭載され、硬貨の入金処
理および出金処理を自動的に行なう循環式のコイン処理
装置である。
【0018】図2において、1は入出金口としての受皿
で、入金時には、装置外部から処理すべき各種混合した
複数金種の硬貨が投入され、出金時には、装置外部へ払
出す各種混合した複数金種の硬貨が放出される。受皿1
は、硬貨が投入されると、回転することにより受入れた
硬貨を下方に位置する繰出部2に落下させる。繰出部2
は、受皿1から落下された硬貨を1枚ずつ繰出し、搬送
路3に送る。
【0019】搬送路3は、繰出部2からの硬貨を搬送面
4上に搬送ベルト5によって押し付けながら強制的に搬
送し、鑑査部6へ送る。鑑査部6は、後述する識別処理
により、搬送されてくる硬貨の真偽や種類などを識別す
る。
【0020】鑑査部6を通過した硬貨は、再び搬送路3
によって強制的に搬送され、選別部7へ送られる。選別
部7は、搬送路3によって搬送される硬貨を鑑査部6の
識別結果に基づき金種別に選別する。選別部7は、たと
えば、硬貨の各金種に対応した複数のシャッタ8,…に
よって構成されていて、これらシャッタ8,…を選択的
に開閉駆動することにより、硬貨を選別するようになっ
ている。
【0021】選別部7によって選別された硬貨は、その
下部に設けられた一時保留部9に保留され、たとえば、
取引が成立したとき、その一時保留された硬貨を、その
下部に設けられた金種別金庫10内に投入するようにな
っている。
【0022】以上は入金処理に際しての説明であるが、
出金処理に際しては、金種別金庫10から硬貨を取出し
て払出す。すなわち、金種別金庫10から取出機構11
によって取出された硬貨は、横搬送路12によって図中
右側へ搬送され、さらに、縦搬送路13によって繰出部
2へ搬送されるようになっている。
【0023】繰出部2に搬送された硬貨は、繰出部2か
ら鑑査部6および選別部7を通り、搬送路3の最後部に
設けられたリジェクトゲート14から横搬送路15を介
して縦搬送路16へと搬送され、縦搬送路16により受
皿1に放出されるようになっている。なお、17は補充
硬貨を収納する係員金庫、18はオーバフローした硬貨
を収納するオーバフロー金庫である。
【0024】図1は、鑑査部6のセンサ構成例を概略的
に示すものである。鑑査部6のセンサ構成は、硬貨Cを
強制的に搬送する搬送ベルト5を挟んでその搬送幅方向
に沿って設けられ、搬送幅方向の一方に搬送ベルト5入
出用の開放部21aを有するほぼコの字形に形成された
光学センサ21、同じく搬送幅方向の一方に搬送ベルト
5入出用の開放部22aを有するほぼコの字形に形成さ
れた磁気センサ22、および、これら光学センサ21と
磁気センサ22が一体的に固定され、それらを被装着部
に対して着脱するための着脱手段としてのベース部材2
3によって構成されている。
【0025】すなわち、光学センサ21および磁気セン
サ22は、搬送路3の幅方向の一方に開放部21a,2
2aを有し、搬送路3の下方部と上方部とがコの字形に
固定形成されてなるとともに、被装着部に対して取付け
るためのねじ取付穴24などが設けられたベース部材2
3に、上記光学センサ21および磁気センサ22が一体
的に取付けられ、鑑査部6として一体となっている。そ
して、光学センサ21および磁気センサ22の中央開口
部に搬送ベルト5が配設されている。
【0026】このような構成により、たとえば、メンテ
ナンスを行なう場合は、上記したように一体となった鑑
査部6を着脱することで対応できる。すなわち、鑑査部
6は,前述したように、硬貨Cを強制的に搬送する搬送
ベルト5を有する搬送路3に配設されるため、着脱時に
は、搬送ベルト5を中央開口部へと通してやる必要があ
る。本鑑査部6では、搬送路3の幅方向の一方が開放部
21a,22aによって開放されているため、光学セン
サ21および磁気センサ22自身を分離着脱することな
く着脱できる。
【0027】次に、図3を用いて光学センサ21の構成
について説明する。光学センサ21は、搬送路3の上方
の搬送路幅方向に配設された光源としてのLED(発光
ダイオード)アレイ31、LEDアレイ31が取付けら
れたプリント配線基板32、および、LEDアレイ31
からの光を搬送面4に導くためのスリット33と、搬送
路3を挟んで下方にスリット33と相対向して配設され
たスリット34、スリット34からの光を集光する集光
レンズ(セルフォックスレンズなど)35、集光レンズ
35で集光された光を受光するCCD形のラインセンサ
36、および、ラインセンサ36が取付けられたプリン
ト配線基板37と、これらをコの字形に一体的に支持す
るとともに、搬送路幅方向の一方に開放部21aを有す
るセンサ本体38(ベース部材23に相当)とによって
構成されている。
【0028】ここに、上記スリット34、集光レンズ3
5、および、ラインセンサ36は、LEDアレイ31か
らの光を電気信号に変換する光電変換部を構成してい
る。このような構成の光学センサ21では、搬送ベルト
5で強制搬送される硬貨Cの通過により、LEDアレイ
31からの光が遮られて生じる影の長さを測定すること
により、硬貨Cの直径を検出する。
【0029】このような構成の光学センサ21によれ
ば、搬送路3の幅方向全域が有効検出エリアとなるた
め、硬貨Cの通過位置による検出精度のばらつきは発生
しない。また、センサ上方と下方とが一体固定化されて
いるため、硬貨Cの搬送に伴う振動、他の機械的なモジ
ュール動作に伴う振動が発生しても、光学焦点は固定さ
れているため、検出精度に影響を及ぼさない。
【0030】次に、図4を用いて磁気センサ22の第1
の実施の形態について説明する。本磁気センサ22は、
搬送路3の下方の搬送路幅方向に配設された幅広の1次
コア41、および、1次コア41に巻装された励磁用の
1次コイル42と、搬送路3を挟んで上方に1次コア4
1と相対向して配設された幅広の2次コア43、およ
び、2次コア43に巻装され、1次コイル42から電磁
誘導される2次コイル44と、これらをコの字形に一体
的に支持するとともに、搬送路幅方向の一方に開放部2
2aを有するセンサ本体45とによって構成されてい
る。
【0031】なお、1次コイル42は、正弦波発振器4
8からの正弦波信号によって励磁されるようになってい
る。このような構成の磁気センサ22によれば、、搬送
路3の幅方向全域が有効検出エリアとなっており、搬送
路3の幅方向に対してセンサ出力特性が連続したカーブ
となるため、硬貨Cの搬送位置のばらつきに対して検出
精度を大きく悪化させることがない。また、前述したよ
うな機械的な振動に対しても、磁気ギャップが一定であ
るため、検出精度は常に安定している。
【0032】図5は、鑑査部6の第1の実施の形態に係
る電気回路を示すものである。まず、磁気センサ22の
系統について述べる。2次コイル44の出力は、増幅器
(たとえば、差動増幅器)51で増幅された後、コンデ
ンサなどからなる直流成分カット回路52で直流成分が
カットされ、全波整流回路53で全波整流され、ローパ
スフィルタ54で平滑され、演算回路55に入力され
る。演算回路55は、たとえば、 Vout =anp*(Vref −V54) なる演算処理を行ない、その演算結果Vout をA/D変
換器56のチャンネル1に入力する。ここに、上記V54
はローパスフィルタ54の出力、Vref は基準値、an
pは定数である。
【0033】また、ローパスフィルタ54の出力は、直
接、A/D変換器56にも入力される。すなわち、ロー
パスフィルタ54の出力はA/D変換器56のチャンネ
ル0に入力される。
【0034】A/D変換器56は、後述するCPU58
で制御されるマルチプレクサ57によってチャンネルの
切換制御が行なわれることにより、ローパスフィルタ5
4、および、演算回路55の各出力をそれぞれデジタル
信号に変換するようになっている。
【0035】なお、A/D変換器56のチャンネル0の
入力信号レベルは、増幅器51の増幅率が調整可能とな
っているため、あらかじめ所定値に設定されている。ま
た、A/D変換器56のチャンネル1の入力信号レベル
は、センサ上に硬貨がない状態で「0」となるように演
算回路55の出力が調整されている。
【0036】A/D変換器56の出力は、磁気センサ2
2の出力データとしてCPU(セントラル・プロセッシ
ング・ユニット)58に入力される。CPU58は、硬
貨の識別時、マルチプレクサ57を介してA/D変換器
56のチャンネル1を選択することにより、磁気センサ
22の出力を読込み(サンプリングし)、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)59に順次記憶する。
【0037】また、CPU58は、増幅器51の増幅率
を調整する際、マルチプレクサ57を介してA/D変換
器56のチャンネル0を選択することにより、磁気セン
サ22の2次コイル44の出力を読込み、増幅率の調整
制御を行なうようになっている。
【0038】CPU58には、CPU58の制御プログ
ラム、および、硬貨の金種ごとに磁気的材質、外径など
の判定基準値データをテーブルの形で記憶しているRO
M(リード・オンリ・メモリ)60、および、硬貨の外
径を検出するためのカウントを行なうカウンタ部61が
接続されている。
【0039】さらに、CPU58には、信号処理部62
を介して前記ラインセンサ36の出力が入力されてい
る。これにより、CPU58は、ラインセンサ36の出
力に基づき、光学的な硬貨の外径の検出処理を行なうよ
うになっている。
【0040】なお、CPU58は、硬貨の種類や真偽な
どの識別処理、増幅器の増幅率調整制御の外、その識別
結果に基づくコイン処理装置の各種アクチュエータの制
御処理など、制御系全体の制御を行なうようになってい
る。
【0041】次に、上記のような構成において鑑査部6
の動作を説明する。まず、光センサ21による硬貨の外
径検出処理について説明する。ラインセンサ36の出力
信号は、硬貨Cによる遮光部はハイレベル、光入射部は
ローレベルとなる信号が1走査ごとに出力される。そこ
で、遮光部のみハイレベルとなる信号と、ラインセンサ
36の1画素に相当する基準クロックパルスとの論理積
を求めて、1画素ごとに対応した外径検出パルスを生成
し、この外径検出パルスをカウンタ部61でカウントす
ることにより、硬貨Cの外径をラインセンサ36の1走
査ごとに検出し、それを逐次比較することにより、その
最大値をRAM59に記憶する。ここで、各硬貨の搬送
に伴うカウンタ部61のカウント出力は図6に示すよう
になる。
【0042】次に、磁気センサ22の出力処理について
説明する。磁気センサ22の2次コイル44の出力は、
増幅器51で増幅された後、直流成分カット回路52で
直流成分がカットされ、全波整流回路53で全波整流さ
れ、ローパスフィルタ54で平滑されたのち演算回路5
5に入力され、ここにおいて前述した下記式の演算処理
が行なわれる。
【0043】Vout =anp*(Vref −V54) この演算出力Vout は、A/D変換器56でデジタル値
に変換されたのち、CPU58に入力される。CPU5
8は、A/D変換器56の出力を所定間隔でサンプリン
グして、逐次比較することにより最大値(ピーク値)を
検出し、RAM59に記憶する。ここで、各硬貨の搬送
に伴う演算出力Vout の波形は、図7に示すようになだ
らかな山形状となる。
【0044】磁気センサ22の出力は、磁束の積分値で
あるため、上記したようになだらかな山形状となり、ピ
ーク値検出は容易である。周知のように、検出原理は、
交番磁界に対して硬貨表面に生じる渦電流量を比較する
ものであり、渦電流量は硬貨の材料の導電率で決定さ
れ、導電率の小さい白銅硬貨は小さく、導電率の大きい
アルミニューム硬貨、および青銅硬貨は大きくなる。し
たがって、導電率の大きい硬貨ほど、本磁気センサ22
の出力は大きくなる。
【0045】こうして、外径の最大値(外径検出の最大
値)、および、磁気センサ22の出力の最大値(材質検
出の最大値)がそれぞれ検出されて、RAM59に記憶
されると、CPU58は、あらかじめROM60にテー
ブルの形で記憶されている各種判定基準値データと、R
AM59に記憶された各最大値とをそれぞれ比較するこ
とにより、それぞれどの範囲に属しているかを判定し、
それらの判定結果に基づき硬貨Cの種類や真偽などの識
別を行なう。
【0046】次に、図8を用いて磁気センサ22の第2
の実施の形態について説明する。本磁気センサ22は、
1次コア41に対して、さらにもう1つの2次コイル
(第2の2次コイル)46を巻装したものである。この
場合の鑑査部6の電気回路は図10に示すようになる。
【0047】すなわち、第2の2次コイル46の出力
は、第1の2次コイル44と同様に、増幅器63で増幅
された後、直流成分カット回路64で直流成分がカット
され、全波整流回路65で全波整流され、ローパスフィ
ルタ66で平滑され、演算回路55およびA/D変換器
56にそれぞれ入力される。演算回路55は、たとえ
ば、 Vout =(anp1 *V54)−(anp2 *V66) なる演算処理を行ない、その演算結果Vout をA/D変
換器56に入力する。ここに、上記V54はローパスフィ
ルタ54の出力、V66はローパスフィルタ66の出力、
anp1 ,anp2 は定数である。
【0048】次に、図9を用いて磁気センサ22の第3
の実施の形態について説明する。本磁気センサ22は、
搬送路3側の上面中央部に凸部47を有する凸形の1次
コア41を用いたものであり、その他は第2の実施の形
態と同様である。また、鑑査部6の電気回路も第2の実
施の形態と同様である。
【0049】ここに、凸部47のない平坦な1次コア4
1を用いた磁気センサ22の搬送路3の幅方向に対する
磁束密度の分布を図11に示す。図11から明らかなよ
うに、磁束の分布は、コア両端部で最も強く、中央部に
行くにしたがって徐々に弱くなっていく。
【0050】そこで、本例のように、1次コア41を凸
形とすることにより、搬送中央部の磁気ギャップを短く
して、磁束密度の低下を防いでいる。したがって、凸形
でない平坦コアに比べて、硬貨Cの搬送位置に対する出
力のばらつきを更に小さくできる。
【0051】以上説明したような鑑査部6の構成であれ
ば、光学センサ21および磁気センサ22ともに、硬貨
の搬送路3の幅方向全域が有効検出エリアとなるため、
搬送路幅方向に対する出力分布が連続となり、検出精度
が向上するとともに、硬貨の搬送位置のばらつきに対し
ても検出精度は安定している。
【0052】また、この種の鑑査部が取付けられるユニ
ットでは、機械的モジュールの搬送、繰り出し、集積な
どに伴う振動が必ず発生し、場合によっては、相当大き
い振動となる。しかし、本実施の形態では、光学センサ
21および磁気センサ22ともに、搬送路3に対してセ
ンサ上方と下方とが一体に固定されているため、振動に
よる光学焦点、磁気ギャップの変動はなく、検出精度は
安定している。つまり、こうしたユニットに適したセン
サ構造であると言える。
【0053】さらに、メンテナンスを行なう場合(ユニ
ットからの鑑査部6の着脱時)、従来のようなセンサ部
の開閉なしに着脱できるため、センサの上下への開閉機
構、上下固定時の固定、位置決め部材が不要であり、比
較的安価に構成できるとともに、メンテナンス性に優れ
ている。
【0054】なお、前記実施の形態では、硬貨の入出金
処理を行なうコイン処理装置に適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、たと
えば、メダルを種類ごとに選別するコイン処理装置など
にも同様に適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、コ
インの搬送幅方向全域に亘って検出能力を有し、しか
も、機体振動などに影響されず、検出精度の向上と安定
化が図れる磁気センサおよび光学センサを備え、メンテ
ナンス性の良好なコイン処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコイン処理装置に用
いる鑑査部の構成を概略的に示すもので、(a)図は上
面図、(b)図は側面図、(c)図は正面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るコイン処理装置を概
略的に示す構成図。
【図3】鑑査部における光学センサの概略構成図。
【図4】鑑査部における磁気センサの第1の実施の形態
を示す概略構成図。
【図5】鑑査部の第1の実施の形態に係る電気回路の構
成を示すブロック図。
【図6】各硬貨の搬送に伴う外径検出用カウンタ部のカ
ウント出力を示すグラフ。
【図7】各硬貨の搬送に伴う磁気センサの出力波形を示
す図。
【図8】鑑査部における磁気センサの第2の実施の形態
を示す概略構成図。
【図9】鑑査部における磁気センサの第3の実施の形態
を示す概略構成図。
【図10】鑑査部の第2,第3の実施の形態に係る電気
回路の構成を示すブロック図。
【図11】平坦な1次コアを用いた磁気センサの搬送路
幅方向に対する磁束密度の分布を示す図。
【符号の説明】
C……硬貨(コイン)、2……繰出部、3……搬送路、
4……搬送面、5……搬送ベルト、6……鑑査部、7…
…選別部、9……一時保留部、10……金種別金庫、1
1……取出機構、12,13,15,16……搬送路、
21……光学センサ、22……磁気センサ、21a,2
2a……開放部、23……ベース部材、24……ねじ取
付穴、31……LEDアレイ(光源)、36……ライン
センサ(光電変換素子)、41……1次コア、42……
1次コイル、43……2次コア、44,46……2次コ
イル、45……センサ本体、47……凸部、55……演
算回路、56……A/D変換器、58……CPU、59
……RAM、60……ROM、61……カウンタ部、6
2……信号処理部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けられ、前
    記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を
    有したほぼコの字形に形成され、前記搬送されるコイン
    を磁気的に検出する磁気センサと、 この磁気センサと一体化され、前記磁気センサを被装着
    部に対して着脱するための着脱手段と、 前記磁気センサの出力に基づき前記搬送されるコインの
    少なくとも種類を識別する識別手段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
  2. 【請求項2】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に沿っ
    て設けられ、励磁用の1次コイルが巻装された1次コア
    と、この1次コアと対向する前記搬送手段の他方側に設
    けられ、前記1次コイルにより電磁誘導される2次コイ
    ルが巻装された2次コアと、これら1次コアおよび2次
    コアをほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段の幅
    方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセンサ本
    体とからなる磁気センサと、 この磁気センサと一体化され、前記磁気センサを被装着
    部に対して着脱するための着脱手段と、 前記磁気センサの2次コイルから得られる出力に基づき
    前記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識別
    手段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
  3. 【請求項3】 前記1次コアに前記1次コイルにより電
    磁誘導されるもう1つの2次コイルが巻装されており、
    前記識別手段は、前記2つの2次コイルの各出力に基づ
    き前記搬送されるコインの少なくとも種類を識別するこ
    とを特徴とする請求項2記載のコイン処理装置。
  4. 【請求項4】 前記1次コアおよび2次コアの少なくと
    もいずれか一方を凸形に形成したことを特徴とする請求
    項2記載のコイン処理装置。
  5. 【請求項5】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けられ、前
    記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を
    有したほぼコの字形に形成され、前記搬送されるコイン
    を光学的に検出する光学センサと、 この光学センサと一体化され、前記光学センサを被装着
    部に対して着脱するための着脱手段と、 前記光学センサの出力に基づき前記搬送されるコインの
    少なくとも種類を識別する識別手段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
  6. 【請求項6】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に沿っ
    て設けられた光源と、この光源と対向する前記搬送手段
    の他方側に設けられ、前記光源からの光を受光して電気
    信号に変換する光電変換部と、これら光源および光電変
    換部をほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段の幅
    方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセンサ本
    体とからなる光学センサと、 この光学センサと一体化され、前記光学センサを被装着
    部に対して着脱するための着脱手段と、 前記光学センサの光電変換部から得られる出力に基づき
    前記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識別
    手段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
  7. 【請求項7】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けられ、前
    記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を
    有したほぼコの字形に形成され、前記搬送されるコイン
    を磁気的に検出する磁気センサと、 前記搬送手段を挟んでその幅方向に沿って設けられ、前
    記搬送手段の幅方向の一方に搬送手段入出用の開放部を
    有したほぼコの字形に形成され、前記搬送されるコイン
    を光学的に検出する光学センサと、 前記磁気センサおよび前記光学センサを一体に固定し、
    前記磁気センサおよび前記光学センサを被装着部に対し
    て着脱するための着脱手段と、 前記磁気センサおよび前記光学センサの各出力に基づき
    前記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識別
    手段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
  8. 【請求項8】 コインを搬送しながら少なくともその種
    類を識別し、前記コインを種類ごとに選別するコイン処
    理装置において、 処理すべきコインを1枚ずつ繰出す繰出し手段と、 この繰出し手段で繰出されたコインを1枚ずつ搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に沿っ
    て設けられ、励磁用の1次コイルが巻装された1次コア
    と、この1次コアと対向する前記搬送手段の他方側に設
    けられ、前記1次コイルにより電磁誘導される2次コイ
    ルが巻装された2次コアと、これら1次コアおよび2次
    コアをほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段の幅
    方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセンサ本
    体とからなる磁気センサと、 前記搬送手段の一方側で、前記搬送手段の幅方向に沿っ
    て設けられた光源と、この光源と対向する前記搬送手段
    の他方側に設けられ、前記光源からの光を受光して電気
    信号に変換する光電変換部と、これら光源および光電変
    換部をほぼコの字形に固定し、かつ、前記搬送手段の幅
    方向の一方に搬送手段入出用の開放部を有するセンサ本
    体とからなる光学センサと、 前記磁気センサおよび前記光学センサを一体に固定し、
    前記磁気センサおよび前記光学センサを被装着部に対し
    て着脱するための着脱手段と、 前記磁気センサの2次コイルから得られる出力および前
    記光学センサの光電変換部から得られる出力に基づき前
    記搬送されるコインの少なくとも種類を識別する識別手
    段と、 この識別手段の識別結果に基づき前記搬送されるコイン
    を種類ごとに選別する選別手段と、 を具備したことを特徴とするコイン処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015729A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類識別装置
JP2009112559A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Omron Corp メダル通過検知センサ及び遊技機の投入メダル選別装置
JP2017111706A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 媒体識別装置
CN108097605A (zh) * 2017-12-19 2018-06-01 无锡其宏包装材料厂 一种自动分类装置

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