JPH0981778A - モデリング装置およびモデリング方法 - Google Patents

モデリング装置およびモデリング方法

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JPH0981778A
JPH0981778A JP7235846A JP23584695A JPH0981778A JP H0981778 A JPH0981778 A JP H0981778A JP 7235846 A JP7235846 A JP 7235846A JP 23584695 A JP23584695 A JP 23584695A JP H0981778 A JPH0981778 A JP H0981778A
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JP7235846A
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English (en)
Inventor
Minoru Yagi
稔 八木
Mutsumi Watanabe
睦 渡辺
Kazunori Onoguchi
一則 小野口
Hiroshi Hattori
寛 服部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3次元コンピュータグラフィクスや移動ロボッ
ト制御などで利用される環境モデルを自動的に作成する
装置を得ること。 【解決手段】視覚センサを用いて距離、形状、表面属性
などの3次元情報を測定する3次元属性情報入力部1
と、入力された3次元情報を管理し環境モデル記述を作
成する環境モデル処理部2と、環境モデル処理部に記憶
されたモデル記述に基づき環境の特定位置での人工映像
を作成する映像作成部3と、人工映像作成結果とこれに
対応する位置における実画像を比較することにより環境
モデル記述の修正を行う解析・検証部4とから構成さ
れ、解析・検証部は、人工映像の実画像上での位置を補
正する位置補正部と、補正された画像と実画像との比較
を行う画像比較部と、比較結果に基づいてモデルを変更
するモデル変更部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、3次元C
ADや3次元コンピュータグラフィクス、移動ロボット
制御等で必要となる環境内物体の位置や表面などの情報
を自動的に獲得し、環境モデルを作成するモデリング装
置およびモデリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業部品などの設計を支援するた
めの装置である3次元CADシステム、そして、3次元
コンピュータグラフィクスを用いた映像作成、及び知能
移動ロボットのニーズが、急速に高まっている。これら
の技術においては、設計、またはコンピュータグラフィ
クス表示を行う対象、またはロボットが移動する環境の
幾何形状、表面属性、及び必要であれば動きのデータを
計算機に入力することが必要である(この過程をモデリ
ングと呼び、計算機内部に表現された数値データをモデ
ルと呼ぶ)が、この部分の作成は自動化ができないため
に現在、人手により多くの時間と手間をかけて行ってい
る。従って、モデリングの自動化をはかる技術の開発が
嘱望されている。
【0003】ところで最近、3次元CADシステムへの
適用のために、レンジファインダと呼ばれる距離画像装
置を用いて、呈示した対象の形状の自動入力を行うこと
ができるようにしたシステムが提案されている。また、
従来より、テレビ実画像から直接対象の3次元情報を抽
出する手法として、複数台のカメラを用い3角測量の原
理を利用したステレオ法や、1台のカメラで焦点距離を
変化させて得た画像系列を解析し3次元情報を得る技術
などの研究が活発に行われている。
【0004】一般に、映像を作成するためには、対象の
形状とその表面のテクスチャが必要であるが、レンジフ
ァインダを用いた形状の入力では、対象の表面テクスチ
ャと形状との対応を別の方法で得なければならず、位置
関係を測定したレンジファインダとカメラの併用が必要
となる。そのため、システムコストや制作が高くなる。
【0005】一方、画像を用いれば形状の入力と同時に
対応を得ることができ、コストが軽減される利点があ
る。
【0006】これらの技術をモデリングに適用した例と
して、例えば臨場感通信や会議を想定し、ステレオ視の
技術を用いて人間の顔の形状を自動入力する研究が行わ
れている。また、屋内を移動するロボットに、超音波セ
ンサや複数台のカメラを搭載して、移動する空間の概略
の記述を自動作成する研究も行われている。
【0007】ところで、一視点から見たデータを用いて
作成されたモデルは誤りや欠落を含み、十分な精度が得
られない。そのため、多視点からのデータを統合してモ
デリングを行う。そして、多視点で撮影した画像を用い
てモデルの誤りを発見し、修正を行う方法としては画像
中のエッジを用いる方法が研究されているが、照明の位
置や方向、カメラの露光、対象表面の反射状態によって
エッジが安定して得られず、また、類似エッジの識別が
困難であるといった問題を抱えている。
【0008】そこで本件発明者らはモデルから人工映像
を作成し、実画像との輝度値の比較によってモデルの誤
りを発見、修正する技術を提案した(特願平5‐248
992号及び特願平6‐148400号参照)。
【0009】この提案による方法においては、ある視点
で撮影した実画像からモデルを作成する。そして、別の
視点で撮影した実画像と、その視点で撮影することをシ
ミュレートして前記モデルから作成した人工映像とを比
較することで、前記モデルの検証を行うが、人工映像と
実画像では視点やカメラモデルに含まれる誤差があるた
めに、正しく比較を行うためには画像上での位置補正が
必要となる。
【0010】補正位置を求める問題は人工映像をテンプ
レートとしたテンプレートマッチングによる解決法が考
えられ、SSDA法(Sequential Similarity Detectio
n Algorithm )などが研究されてきた。しかし、従来の
マッチング法はテンプレートが対象とする画像よりも小
さく、テンプレート全体が対象画像内に含まれるような
位置を求める方法であるが、人工映像と実画像では視野
が異なっているために、必ずしも人工映像が実画像内に
含まれるとは限らず、一部がはみ出す場合も多々生じる
ため、従来の方法を適用できなかった。また、実画像で
は自動露光調節機能などにより、人工映像とは画像全体
の明るさが異なるため、そのままの輝度値では正しい比
較を行えなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】モデリング、すなわ
ち、計算機処理に用いるために、表示を行う対象の形
状、表面属性、及び必要あれば動きといったデータを作
成する処理を自動化するための試みが種々なされてい
る。
【0012】例えば、ステレオ視の技術を用いて得た画
像より対象の形状を抽出して数値データ化するといった
具合であるが、一視点から見たデータを用いて作成され
たモデルは誤りや欠落を含み、十分な精度が得られない
ことから、多視点からのデータを統合してモデリングを
行う。
【0013】そして、多視点で撮影した画像を用いてモ
デルの誤りを発見し、修正を行い、モデルを得るといっ
た具合である。この修正にあたっては、画像中のエッジ
を用いるようにするが、照明の位置や方向、カメラの露
光、対象表面の反射状態によってエッジが安定して得ら
れず、また、類似エッジの識別が困難であるといった問
題があり、なかなか旨くゆかない。
【0014】一方、ある実画像からモデルを作成し、こ
のモデルから別の視点より見た場合の人工映像を作成し
て、当該別の視点から見た実画像との輝度値の比較によ
ってモデルの誤りを発見、修正する技術がある。この方
法においては、ある視点で撮影した実画像からモデルを
作成し、また、別の視点で撮影した実画像と、その視点
で撮影することをシミュレートして、前記モデルから作
成した人工映像とを比較することで、モデルの検証を行
うが、人工映像と実画像では視点やカメラモデルに含ま
れる誤差があるために、正しく比較を行うためには画像
上での位置補正が必要となる。
【0015】しかし、この位置補正には旨い方法がな
く、大きなネックとなっている。また、実画像と人工映
像とを比較するが、実画像では自動露光調節機能などに
より、人工映像とは画像全体の明るさが異なるため、そ
のままの輝度値では正しい比較を行えない。
【0016】従って、この位置補正の問題と、実画像に
対する人工映像の比較処理の問題を解消する技術の開発
が待たれる。
【0017】そこで、本発明の目的とするところは、前
記の位置補正を可能にし、また、実画像に対する人工映
像の比較処理が精度良く行なえるようにして実用的なモ
デリングを自動的に行えるようにしたモデリング装置お
よびモデリング方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、視覚セ
ンサを用いて構成され、モデリング対象の距離、形状、
表面属性などの3次元情報を測定する3次元属性情報入
力手段と、この3次元属性情報入力手段にて得られた前
記3次元情報を含む3次元情報を管理し、環境モデル記
述を作成する環境モデル処理手段と、前記環境モデル処
理手段にて作成されたモデル記述に基づき、環境の特定
位置での人工映像を作成する映像作成手段と、人工映像
作成結果とこれに対応する位置における実画像を比較す
ることにより得た情報に基づいて前記環境モデル処理手
段の作成した環境モデル記述を修正する解析・検証手段
とを備える。
【0019】また、モデリング方法として、実画像から
得たモデルをもとに、このモデルから得た所望の視点で
の人工映像を求め、また、この人工映像と同じ視点から
見た実画像を得ると共に、設定した位置補正対応に位置
を補正してこれらの人工映像と実画像のずれを除去した
後、これら人工映像と実画像との重複する領域での差異
を評価し、その結果に応じて前記モデルを修正する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のモデリング装置は、環境
モデルの作成において、3次元属性情報入力手段がテレ
ビカメラ、超音波などの視覚センサを用いて、距離、形
状、表面属性などの3次元情報を測定し、環境モデル処
理手段が入力された3次元情報を管理し環境モデル記述
を作成し、映像作成手段が環境モデル処理部に記憶され
たモデル記述に基づき、環境の特定位置での人工映像を
作成し、解析・検証手段が人工映像作成結果とこれに対
応する位置における画像を比較することにより環境モデ
ル記述の変更を行い、観測制御手段が3次元属性情報の
入力制御を行う。特に、解析・検証手段を構成する位置
補正手段が人工映像と実画像との重複する領域の画素の
規格化を行い、差異を求めて補正位置を算出し、画像比
較手段が人工映像と補正位置とを用いて実画像と比較す
るための画像を作成し、モデル表面の変更面を求め、モ
デル変更手段がモデルの表面を変更する。
【0021】この結果、生成した環境モデル記述に基づ
く人工映像と、実画像とを比較するに際して、両者の位
置を合わせるための位置補正を可能にし、また、人工映
像、実画像各々の領域内の画素値を規格化することで実
画像に対する人工映像の比較処理が精度良く行なえるよ
うになり、この比較結果に基づいて、環境モデル記述の
修正を精度良く行えるようになって実用的なモデリング
を自動的に行えるようになる。
【0022】(具体例)以下、本発明の具体例について
図面を参照して説明する。
【0023】位置測定装置を図面に基づいて説明する。
【0024】図1は、本発明による環境モデル入力装置
のブロック図である。図において、1は3次元属性情報
入力部、2は環境モデル処理部、3は映像作成部、4は
解析・検証部、5は観測制御部である。
【0025】これらのうち、3次元属性情報入力部1
は、入力対象の3次元属性情報を得るための装置であ
り、この3次元属性情報入力部1は、超音波センサやテ
レビカメラなど3次元距離情報を計測するための手段
(3次元距離情報計測手段)と、色、模様などの表面属
性を入力するためのテレビカメラなどの手段(表面属性
取得手段)よりなるものであって、これら手段を環境に
存在する対象の属性に応じ、複数種類備えた構成を採
り、現在位置での3次元属性情報を得てこれを環境モデ
ル処理部2へ転送するものである。
【0026】環境モデル処理部2では、この現在位置の
入力と過去に蓄積された3次元環境データ、及び環境内
部に存在する対象物のデータを用いて、環境モデル記述
の作成を行う。
【0027】映像作成部3は、この環境モデル記述から
コンピュータグラフィクスを利用して人工映像を作成処
理するものであり、この作成された人工映像を解析・検
証部4に入力し、また、図示しないディスプレイ等に与
えて表示に供する。
【0028】解析・検証部4は、映像作成部3から入力
された人工映像と、3次元属性情報入力部1で得られた
現在位置での実画像を比較することにより、3次元距離
入力の欠落、誤差による記述の誤り部分を検出するもの
であり、また、記述の誤り部分を検出した場合には、環
境モデル処理部2に格納された環境モデル記述の修正処
理を行うといった機能を有するものである。
【0029】観測制御部5は、3次元属性情報入力部1
を移動制御するものである。
【0030】このような構成の本装置は、3次元属性情
報入力部1は、テレビカメラ、超音波などの視覚センサ
による3次元距離情報計測手段やテレビカメラなどの視
覚センサによる表面属性(テクスチャ情報)取得手段を
備えており、これら手段により本装置が現在位置するポ
イントからの見た入力対象の3次元属性情報(3次元距
離情報や色、模様などの表面属性)を得る。この現在位
置での3次元属性情報は環境モデル処理部2へ送られ、
環境モデル処理部2では、この現在位置の入力と過去に
蓄積された3次元環境データ、及び環境内部に存在する
対象物のデータを用いて、環境モデル記述の作成処理を
行う。
【0031】この作成された環境モデル記述は映像作成
部3に与えられ、映像作成部3は、この環境モデル記述
からコンピュータグラフィクスを利用して人工映像を作
成処理し、その作成した人工映像のデータを解析・検証
部4に入力し、また、ディスプレイに送って表示する。
【0032】解析・検証部4では、映像作成部3から入
力された人工映像と3次元属性情報入力部1で得られた
現在位置での実画像を比較することにより、3次元距離
入力の欠落、誤差による記述の誤り部分を検出する。そ
して、解析・検証部4では、この検出結果に基づき、前
記環境モデル処理部2の環境モデル記述の修正処理を行
う。
【0033】これにより、前記環境モデル処理部2の作
成処理した環境モデル記述は実画像に基づいた修正が施
された精度の高いものとなり、精度の高いモデルが生成
されたことになる。
【0034】観測位置を変える場合は、観測制御部5の
制御のもとに、3次元属性情報入力部1の位置を移動制
御させることになる。
【0035】この結果、生成した環境モデル記述に基づ
く人工映像と、実画像とを比較するに際して、両者の位
置を合わせるための位置補正が可能で、実画像に対する
人工映像の比較処理が精度良く行なえるようになり、こ
の比較結果に基づいて、環境モデル記述の修正を精度良
く行えるようになって実用的なモデリングを自動的に行
えるようになる。
【0036】本発明においては、実画像から得たモデル
を元に、このモデルから得た所望の視点での人工映像を
求め、また、この人工映像と同じ視点から見た実画像を
得ると共に、設定した位置補正対応に位置を補正してこ
れらの人工映像と実画像が重なるようにした上で、これ
ら人工映像と実画像との重複する領域での差異を評価す
る。この評価には、例えば、重複する領域の一致してい
る画素数と重複する領域全体の画素数との比という面積
への依存が弱い評価要素を用い、また、人工映像と実画
像の重複する領域において、各画素の輝度値を、予測さ
れる輝度値分布に基づいて規格化した後に、評価値算出
に用いるため画像全体の明るさの変化に対応することに
より、人工映像と実画像の位置補正の算出を正しく行う
ことができるようにし、人工映像と実画像の相違部分を
適確に抽出できるようにして、精度良くモデルの修正が
できるようにしている。
【0037】この処理の多くは解析・検証部4において
なされるようにしており、従って、次に、本発明の重要
な部分である解析・検証部4のさらに詳しい説明をす
る。
【0038】図2に示す如く、本発明の装置における解
析・検証部4は、位置補正部6と、画像比較部7と、モ
デル変更部8とから構成される。
【0039】これらのうち、位置補正部6は、映像作成
部3で作成されて入力された人工映像と、3次元属性情
報入力部1で得た実画像との位置のずれを補正処理する
ものであり、画像比較部7は位置補正部6により位置補
正済みの人工映像と実画像との比較を行うと共に、相違
領域を検出するものであり、モデル変更部8はこの検出
された相違領域の情報に基づき、前記環境モデル処理部
2の作成処理した環境モデル記述の修正処理(モデル変
更)を行うものである。
【0040】このような構成の解析・検証部4において
は、映像作成部3から入力された人工映像と実画像との
位置補正を位置補正部6が行い、この位置補正済みの人
工映像と実画像との比較を画像比較部7が行う。そし
て、この比較により画像比較部7は人工映像と実画像と
の相違領域を検出する。この検出結果に基づき、モデル
変更部8は環境モデル処理部2の作成処理した環境モデ
ル記述の変更を行う。
【0041】これにより、前記環境モデル処理部2の作
成処理した環境モデル記述は実画像に基づいた修正が施
された精度の高いものとなり、精度の高いモデルが生成
されたことになる。
【0042】以上、解析・検証部4の各構成要素の大ま
かな処理の様子を説明したが、つぎにモデルを多面体と
して、解析・検証部4における位置補正部6での位置補
正処理例を具体的に説明する。
【0043】《人工映像と実画像が濃淡画像である場合
での位置補正処理例》図3に人工映像と実画像が濃淡画
像(モノクローム画像)である場合での位置補正部6に
おける位置補正処理例の流れを示す。
【0044】位置補正部6は、映像作成部3で作成され
て入力された人工映像と、3次元属性情報入力部1で得
た実画像との位置のずれを補正処理するものであるが、
図3の処理を順を追って説明すると、まずステップa‐
1においてモノクロームの人工映像とモノクロームの実
画像が当該位置補正部6に入力される。
【0045】図4と図5に人工映像と実画像の例を示
す。人工映像は図4に示す如きのものであり、実画像は
図5に示す如きのものである。
【0046】このような人工映像と実画像が入力される
と、つぎに人工映像を移動させる初期位置と、移動範囲
と画素の一致を判定するための閾値を、人手により設定
する(ステップa‐2)。
【0047】当該初期位置と閾値が設定されたならば、
ステップa‐3で当該初期位置に基づいて人工映像を移
動させて初期位置に配置し、人工映像と重複するカメラ
画像の領域を抽出する。以後、人工映像の位置をテンプ
レート位置、重複する人工映像の領域をテンプレート領
域、実画像の領域を対応領域と呼ぶ。
【0048】こうしてテンプレート位置、テンプレート
領域、対応領域が得られたならば、つぎにステップa‐
4でテンプレート領域と対応領域の輝度値を用いて後の
補正位置判定に用いるための評価値を算出する。
【0049】ステップa‐5では、全ての移動領域で評
価値を算出したかどうかを調べ、その結果、算出してい
る場合は最小の評価値を与える位置を補正位置として終
了し、算出していない場合はステップa‐3からの処理
を繰り返す。
【0050】[濃淡画像の場合の評価値の算出手順]図
6に前記ステップa‐4で求める評価値の算出手順を示
す。
【0051】濃淡画像の場合の評価値の算出手順を、図
6に従って説明すると、同じ土俵上で評価できるように
するために人工映像、実画像各々の領域内の画素値を規
格化するための処理として、まず、ステップb‐1でテ
ンプレート領域の輝度値の平均値<T>と標準偏差σT
を算出する。そして次に、ステップb‐2に移り、ここ
で式1を用いてテンプレート領域の各輝度値{Tij:i
=1,2,…,WT ;j=1,2,…,HT }を規格化
し、
【数1】
【0052】次にステップb‐5で、対応する規格化テ
ンプレート輝度値と規格化対応領域輝度値との差を求
め、この求めた差を前述のステップa‐2で定めた閾値
と比較し、当該差が閾値以上であるものとそうでないも
のとに分ける。ここで、当該差が閾値以上である場合を
対応領域、またはテンプレート領域での不一致画素と呼
ぶことにする。
【0053】この処理が終わると、つぎにステップb‐
6の処理に移り、ここで、不一致画素の数を数え、対応
領域、またはテンプレート領域の面積との比を算出す
る。この比を不一致画素数比と呼ぶ。
【0054】ステップb‐6の処理が終わると、つぎに
ステップb‐7の処理に移り、ここで、最小不一致画素
数比が設定されている場合は、不一致画素数比と比較
し、その結果、最小不一致画素数比よりも大きい場合は
ステップb‐8に移り、ここで評価値を極めて大きい値
に設定する。ここで定める極めて大きい値とは、任意の
大きな値であれば良く、定数であっても良く、あるいは
適当な計算により求めるものであっても良い。
【0055】一方、ステップb‐7での比較の結果、小
さい場合、または最小不一致画素数比が設定されていな
い場合には、全ての対応領域内の画素で前記の処理を行
っていれば(全ての対応領域内の画素について前記の処
理済みのときは)、ステップb‐9に移る。
【0056】そして、当該ステップb‐9の処理におい
ては、最後に算出された不一致画素数比を最小不一致画
素数比として記憶し、人工映像の移動位置を記憶し、評
価値に不一致画素数比を設定し、終了する。未処理の画
素があれば、未処理の画素についてステップb‐4以下
を実行する。
【0057】または、別の例として次のようにする手法
もある。すなわち、ステップb‐5の処理が終わると、
ステップb‐6で、不一致画素について規格化テンプレ
ート画素値と規格対応領域輝度値との差の総和を求め、
これと対応領域またはテンプレート領域の面積との比
(平均不一致輝度値比)を算出する。
【0058】ステップb‐7で、最小平均不一致輝度値
比が設定されている場合は、平均不一致輝度値比と比較
し、最小平均不一致輝度値比よりも大きい場合はステッ
プb‐8で評価値を極めて大きい値に設定する。
【0059】ステップb‐7での比較の結果、小さい場
合、または最小平均不一致輝度値比が設定されていない
場合、全ての対応領域内の画素で前記の処理を行ってい
れば、ステップb‐9で最後に算出された平均不一致輝
度値比を最小平均不一致輝度値比として記憶し、人工映
像の移動位置を記憶し、評価値に平均不一致輝度値比を
設定し、終了する。
【0060】未処理の画素があれば、未処理の画素につ
いてステップb‐4以下を実行する。
【0061】以上が、濃淡画像の場合の評価値の算出手
順の例である。
【0062】《人工映像と、実画像がカラーの場合での
位置補正処理例》次に、人工映像と実画像がカラーの場
合での位置補正処理例を説明する。以下では、カラーを
RGB値で表す。
【0063】図7に位置補正部6の処理の流れを示す。
図7に従って説明すると、まず、ステップa‐1′にお
いてカラーの人工映像とカラーの実画像が当該位置補正
部6に入力される。
【0064】このような人工映像と実画像が入力される
と、つぎに人工映像を移動させる初期位置と、移動範囲
と画素の一致を判定するための閾値を、人手により設定
する(ステップa‐2′)。この人手による設定は人工
映像と実画像をディスプレイに表示してこれを見て行う
ようにすると良い。
【0065】当該初期位置と閾値が設定されたならば、
ステップa‐3′で当該初期位置に基づいて人工映像を
移動させて初期位置に配置し、人工映像と重複するカメ
ラ画像の領域を抽出する。以後、人工映像の位置をテン
プレート位置、重複する人工映像の領域をテンプレート
領域、実画像の領域を対応領域と呼ぶ。
【0066】こうしてテンプレート位置、テンプレート
領域、対応領域が得られたならば、つぎにステップa‐
4′でテンプレート領域と対応領域のRGB値を用いて
後の補正位置判定に用いる評価値を算出する。
【0067】ステップa‐5′では、全ての移動領域で
評価値を算出したかどうかを調べ、算出している場合は
最小の評価値を与える位置を補正位置として終了し、算
出していない場合はステップa‐3′から繰り返す。
【0068】[カラー画像の場合の評価値の算出手順]
図8にステップa‐4′で求める評価値の算出手順を示
す。図に従って説明すると、まず、ステップb‐1′で
テンプレート領域のRGB値のそれぞれの平均値{<T
c >:c=R,G,B}と標準偏差{σTc:c=R,
G,B}を算出する。ステップb‐2′で式3を用いて
テンプレート領域の各RGB値{Tcij :c=R,G,
B;i=1,2,…,WT ;j=1,2,…,HT }を
規格化し、
【数2】
【0069】ステップb‐3′で、対応領域のRGB値
を用いてそれぞれの平均値{<Ic>:c=R,G,
B}と標準偏差{σIc:c=R,G,B}を算出する。
ステップb‐4′で式4を用いて対応領域の各画素{I
cij :c=R,G,B;i=1,2,…,WI ;j=
1,2,…,HI}を規格化し、
【数3】
【0070】ここでWI 、HI は対応領域の幅と高さで
あり、WI =WT 、HI =HT である。
【0071】
【数4】
【0072】ステップb‐5′で、対応する規格化テン
プレートカラー値と規格化対応領域カラー値との差を求
め、ステップa‐2′で決められた閾値と比較し、当該
差が閾値以上であるものとそうでないものとに分ける。
ここで、上述同様に当該差が閾値以上である場合を対応
領域、またはテンプレート領域での不一致画素と呼ぶこ
とにする。
【0073】この処理が終わると、つぎにステップb‐
6′の処理に移り、ここで、不一致画素の数を数え、対
応領域、またはテンプレート領域の面積との比(不一致
画素数比)を算出する。
【0074】この処理が終わると、つぎにステップb‐
7′の処理に移り、ここで、最小不一致画素数比が設定
されている場合は、不一致画素数比と比較し、その結
果、最小不一致画素数比よりも大きい場合はステップb
‐8′に移り、ここで評価値を極めて大きい値に設定す
る。ここで定める極めて大きい値とは、任意の大きな値
であれば良く、定数であっても良く、あるいは適当な計
算により求めるものであっても良い。
【0075】ステップb‐7′での比較の結果、小さい
場合、または最小不一致画素数比が設定されていない場
合、全ての対応領域内の画素について前記の処理が済ん
でいるならば、ステップb‐9′の処理に移る。
【0076】そして、当該ステップb‐9′の処理にお
いては、最後に算出された不一致画素数比を最小不一致
画素数比として記憶し、人工映像の移動位置を記憶し、
評価値に不一致画素数比を設定し、終了する。未処理の
画素があれば、未処理の画素についてステップb‐4′
以下を実行する。
【0077】ステップb‐5′での処理の後、次のよう
にする手法もある。 [A] すなわち、ステップb‐6′で、不一致画素に
ついて規格化テンプレートカラー値と規格対応領域カラ
ー値とのRGB毎の差の総和を求め、これらRGB毎の
差の総和と、対応領域またはテンプレート領域の面積と
の比をそれぞれ求める。そして、これらの比の積(平均
不一致カラー値比)を算出する。
【0078】ステップb‐7′で、最小平均不一致カラ
ー値比が設定されている場合は、平均不一致カラー値比
と比較し、その結果、最小平均不一致カラー値比よりも
大きい場合はステップb‐8′で評価値を極めて大きい
値に設定する。
【0079】ステップb‐7′での比較の結果、小さい
場合、または最小平均不一致カラー値比が設定されてい
ない場合、全ての対応領域内の画素で前記の処理を行っ
ていれば、ステップb‐9′で最後に算出された平均不
一致カラー値比を最小平均不一致カラー値比として記憶
し、人工映像の移動位置を記憶し、評価値に平均不一致
カラー値比を設定し、終了する。未処理の画素があれ
ば、未処理の画素についてステップb‐4′以下を実行
する。
【0080】また、別の手法として、ステップb‐5′
での処理の後、次のようにする手法もある。 [B] すなわち、ステップb‐6′で、不一致画素に
ついて規格化テンプレートカラー値と規格対応領域カラ
ー値とのRGB毎の差の総和を求め、これらRGB毎の
差の総和と、対応領域またはテンプレート領域の面積と
の比をそれぞれ算出する。そして、これらの比の和であ
る平均不一致カラー値比を求める。
【0081】ステップb‐7′で、最小平均不一致カラ
ー値比が設定されている場合は、平均不一致カラー値比
と比較し、その結果、最小平均不一致カラー値比よりも
大きい場合はステップb‐8′に移る。ステップb‐
8′では評価値を極めて大きい値に設定する。ここで定
める極めて大きい値とは、任意の大きな値であれば良
く、定数であっても良く、あるいは適当な計算により求
めるものであっても良い。
【0082】一方、ステップb‐7′での比較の結果、
小さい場合、または最小平均不一致カラー値比が設定さ
れていない場合、全ての対応領域内の画素で前記の処理
が済んでいるときには、ステップb‐9′に移る。
【0083】ステップb‐9′の処理においては、最後
に算出された平均不一致カラー値比を最小平均不一致カ
ラー値比として記憶し、人工映像の移動位置を記憶し、
評価値に平均不一致カラー値比を設定し、終了する。未
処理の画素があれば、未処理の画素についてステップb
‐4′以下を実行する。
【0084】以上が、カラー画像の場合の評価値の算出
手順の例である。
【0085】《画像比較部7での処理》解析・検証部4
における画像比較部7は、位置補正部6により位置補正
済みの人工映像と実画像との比較を行うと共に、相違領
域を検出するものである。この画像比較部7での処理の
流れを図9に示す。図に従って説明すると、まず、位置
補正部6で算出された補正位置と人工映像とが画像比較
部7に入力されると(ステップd‐1)、ステップd‐
2の処理に移り、ここで人工映像の画像を補正位置へ移
動させた画像を生成する。この画像を比較用画像と呼
ぶ。
【0086】図10に、図4の人工映像から、不一致画
素数比を用いて算出した補正位置に来るように補正して
生成した比較用画像を示す。
【0087】以上が位置補正処理である。
【0088】位置補正により比較用画像が得られたなら
ば、つぎにステップd‐3の処理に移り、ここで前記比
較用画像と実画像との対応する画素について輝度値の差
を検出し、差を輝度値とする差画像を生成する。
【0089】差画像が得られたならば、つぎにステップ
d‐4の処理に移り、ここで前記差画像の各輝度値を予
め設定しておいた閾値と比較し、その結果、閾値よりも
大きい場合は“1”、閾値以下の場合は“0”に二値化
する。二値化された画像を二値画像と呼ぶ。
【0090】図11に、このようにして図10の比較用
画像と図5の実画像とから得られた二値画像を示す。
【0091】二値画像が得られたならば、つぎにステッ
プd‐5の処理に移り、ここで前記二値画像の輝度値が
“1”の画素と視点とを結ぶ直線を算出し、この直線と
交わるモデルの平面があれば抽出し、平面を示す情報
(“モデルの平面を示す情報”)を得る。そして、この
平面を示す情報を解析・検証部4の構成要素であるモデ
ル変更部8に入力する。以上が、画像比較部7での処理
である。
【0092】こうして、“モデルの平面を示す情報”が
求められ、モデル変更部8に渡されると、当該モデル変
更部8ではこの“モデルの平面を示す情報”を用いて、
該当する平面をモデルから除去する。すなわち、環境モ
デル処理部2の作成処理した環境モデル記述の中から、
モデル変更部8ではこの“モデルの平面を示す情報”を
用いて、該当する平面の記述を除去する(モデル変
更)。
【0093】これにより、前記環境モデル処理部2の作
成処理した環境モデル記述は実画像に基づいた修正が施
された精度の高いものとなり、精度の高いモデルが生成
されたことになる。
【0094】この結果、生成した環境モデル記述に基づ
く人工映像と、実画像とを比較するに際して、両者の位
置を合わせるための位置補正を可能にし、また、人工映
像、実画像各々の領域内の画素値を規格化することで実
画像に対する人工映像の比較処理が精度良く行なえるよ
うになり、この比較結果に基づいて、環境モデル記述の
修正を精度良く行えるようになって実用的なモデリング
を自動的に行えるようになる。
【0095】なお、カラーの人工映像と実画像では、カ
ラーをHSV値やYIQ値などRGB値以外で表しても
良く、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて種々変形
して実施できる。
【0096】以上説明したように、本発明は、3次元コ
ンピュータグラフィクスや移動ロボット制御などで利用
される環境モデルを自動的に作成するために、実画像か
ら得たモデルをもとに、このモデルから得た所望の視点
での人工映像を求め、また、この人工映像と同じ視点か
ら見た実画像を得ると共に、設定した位置補正対応に位
置を補正してこれらの人工映像と実画像のずれを除去し
た後、これら人工映像と実画像との重複する領域での差
異を評価し、重複する領域の一致している画素数と重複
する領域全体の画素数との比に基づく評価値を得、ま
た、人工映像と実画像の重複する領域において、各画素
の輝度値を、予測される輝度値分布に基づいて規格化す
ることにより、人工映像と実画像とのずれに基づく移動
すべき位置を演算し、これらの人工映像と実画像のずれ
を除去した後、これら人工映像と実画像との重複する領
域での差異を評価し、その結果に応じて前記モデルを修
正するようにしたものである。
【0097】特に、環境モデルの検証及び変更する解析
・検証手段においては、位置補正手段により人工映像と
実画像との重複する領域の画素の規格化を行い、差異を
求めて補正位置を算出し、画像比較手段が人工映像と補
正位置とを用いて実画像と比較するための画像を作成
し、モデル表面の変更面を求め、これに基づいてモデル
変更手段によりモデルの表面を変更する。
【0098】本発明では、実画像から得たモデルを元
に、このモデルから得た所望の視点での人工映像を求
め、また、この人工映像と同じ視点から見た実画像を得
ると共に、設定した位置補正対応に位置を補正してこれ
らの人工映像と実画像が重なるようにした上で、これら
人工映像と実画像との重複する領域での差異を評価する
が、この評価には重複する領域の一致している画素数と
重複する領域全体の画素数との比という面積への依存が
弱い評価要素を評価値として用いるようにしており、ま
た、人工映像と実画像の重複する領域において、各画素
の輝度値を、予測される輝度値分布に基づいて規格化し
た後に、評価値算出に用いるようにしたため、画像全体
の明るさの変化に対応することができるようになり、従
って、人工映像と実画像の位置補正の算出を正しく行う
ことが可能になり、両画像間での不一致部分を正しく抽
出して、モデル修正に反映することができるようにな
る。
【0099】ゆえに本発明は、3次元コンピュータグラ
フィクスや移動ロボット制御などで利用される環境モデ
ルを自動的にしかも精度良く作成することができる。
【0100】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のモデリ
ング装置によれば、環境モデルの作成において、3次元
属性情報入力手段がテレビカメラ、超音波などの視覚セ
ンサを用いて、距離、形状、表面属性などの3次元情報
を測定し、環境モデル処理手段が、これらを含め、入力
された3次元情報を管理し、これに基づいて環境モデル
記述を作成し、映像作成手段が環境モデル処理部に記憶
されたモデル記述に基づき、環境の特定位置での人工映
像を作成し、解析・検証手段が人工映像作成結果とこれ
に対応する位置における画像を比較することにより環境
モデル記述の変更を行い、観測制御手段が3次元属性情
報の入力制御を行うようにしたものであり、特に、解析
・検証手段を構成する位置補正手段が人工映像と実画像
との重複する領域の画素の規格化を行い、差異を求めて
補正位置を算出し、画像比較手段が人工映像と補正位置
とを用いて実画像と比較するための画像を作成し、モデ
ル表面の変更面を求め、これに基づいてモデル変更手段
がモデルの表面を変更するかたちで環境モデル記述を修
正することにより、モデルを修正するので、人工映像の
大きさや、画像全体の明るさの差異に影響されることな
く、人工映像と実画像の位置補正の算出を正しく行うこ
とができて、信頼性を以て差異部分の抽出ができ、精度
良くモデルを修正して、3次元コンピュータグラフィク
スや移動ロボット制御などで利用される環境モデルを自
動的にしかも精度良く作成することができるようになる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明システムの概略的な構成を示すブロック図。
【図2】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明システムにおける解析・検証部の概略的な構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明システムにおける解析・検証部の有する位置補正
部の処理の流れを示す図。
【図4】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明で用いる人工画像の例を示す図。
【図5】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明で用いる実画像の例を示す図。
【図6】本発明の具体例を説明するための図であって、
人工画像と実画像が濃淡画像の場合での本発明システム
における位置補正部6の評価値算出手順を示す図。
【図7】本発明の具体例を説明するための図であって、
人工画像と実画像がカラー画像の場合での本発明システ
ムにおける位置補正部の処理の流れを示す図。
【図8】本発明の具体例を説明するための図であって、
人工画像と実画像がカラー画像の場合での本発明システ
ムにおける位置補正部6の評価値算出手順を示す図。
【図9】本発明の具体例を説明するための図であって、
本発明システムにおける解析・検証部の有する画像比較
部の処理の流れを示す図。
【図10】本発明の具体例を説明するための図であっ
て、本発明で用いる比較用画像の例を示す図。
【図11】本発明の具体例を説明するための図であっ
て、本発明で用いる二値画像の例を示す図。
【符号の説明】
1…3次元属性情報入力部 2…環境モデル処理部 3…映像作成部 4…解析・検証部 5…観測制御部 6…位置補正部 7…画像比較部 8…モデル変更部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】本発明で用いる人口画像の例を示すものであっ
て、ディスプレイ画面に表示した場合の中間調画像の写
真。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】本発明で用いる実画像の例を示すものであっ
て、ディスプレイ画面に表示した場合の中間調画像の写
真。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】本発明で用いる比較用画像の例を示すもので
あって、ディスプレイ画面に表示した場合の中間調画像
の写真。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】本発明で用いる二値画像の例を示すものであ
って、ディスプレイ画面に表示した場合の中間調画像の
写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 寛 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番30号 株式会社東芝関西支社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚センサを用いて構成され、少なくと
    もモデリング対象の距離、形状、表面属性の3次元情報
    を測定する3次元属性情報入力手段と、 この3次元属性情報入力手段にて得られた前記3次元情
    報を含む3次元情報を管理し、環境モデル記述を作成す
    る環境モデル処理手段と、 前記環境モデル処理手段にて作成されたモデル記述に基
    づき、環境の特定位置での人工映像を作成する映像作成
    手段と、 人工映像作成結果とこれに対応する位置における実画像
    を比較することにより得た情報に基づいて前記環境モデ
    ル処理手段の作成した環境モデル記述を修正する解析・
    検証手段と、を備えることを特徴とするモデリング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記解析・検証手段は、人工映像の実画
    像上での位置を補正する位置補正手段と、この位置補正
    手段により補正された画像と実画像との比較を行う画像
    比較手段と、前記環境モデル処理手段の作成した環境モ
    デル記述を、前記画像比較手段による比較結果に基づ
    き、修正するモデル変更手段とを具備することを特徴と
    する請求項1記載のモデリング装置。
  3. 【請求項3】 前記位置補正手段は、人工映像の実画像
    上での補正位置を算出する際に、人工映像と実画像との
    重複する領域において、領域内の画素値の分布に基づい
    て、人工映像、実画像各々の領域内の画素値を規格化す
    ることを特徴とする請求項2記載のモデリング装置。
  4. 【請求項4】 前記位置補正手段は、前記の重複する領
    域において濃淡の人工映像と実画像各々の輝度値の平均
    値と標準偏差を算出し、各々の画像において重複する領
    域内の画素の輝度値から各々の平均値を引き、各々の標
    準偏差で除算することにより規格化することを特徴とす
    る請求項3記載のモデリング装置。
  5. 【請求項5】 前記位置補正手段は、人工映像の実画像
    上での補正位置を算出する際に、人工映像と実画像との
    重複する領域において、一致していると判定した画素の
    数と重複する領域内の全画素数との比を算出し、この比
    が最小となる位置を補正位置とすることを特徴とする請
    求項2記載の環境モデル入力装置。
  6. 【請求項6】 前記位置補正手段は、濃淡の人工映像と
    実画像との重複する領域内の画素について、輝度値の差
    があらかじめ設定した閾値以下となる場合に一致してい
    ると判定することを特徴とする請求項5記載のモデリン
    グ装置。
  7. 【請求項7】 前記位置補正手段は、濃淡の人工映像の
    実画像上での補正位置を算出する際に、人工映像と実画
    像との重複する領域において、規格化された輝度値を用
    いて一致していると判定した画素の数と重複する領域内
    の全画素数との比を算出し、この比が最小となる位置を
    補正位置とすることを特徴とする請求項3記載のモデリ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 前記位置補正手段は、濃淡の人工映像と
    実画像との重複する領域内の画素について、規格化され
    た輝度値の差があらかじめ設定した閾値以下となる場合
    に一致していると判定することを特徴とする請求項7記
    載のモデリング装置。
  9. 【請求項9】 前記位置補正手段は、濃淡の人工映像の
    実画像上での補正位置を算出する際に、人工映像と実画
    像との重複する領域において、規格化された輝度値を用
    いて一致していると判定した画素についての前記の輝度
    値の差の総和と重複する領域内の全画素数との比を算出
    し、この比が最小となる位置を補正位置とすることを特
    徴とする請求項3記載のモデリング装置。
  10. 【請求項10】 前記位置補正手段は、前記の重複する
    領域においてカラーの人工映像と実画像各々について、
    RGB値またはYIQ値などの色を表す値の平均値と標
    準偏差を算出し、各々の画像において重複する領域内の
    画素の色を表す値から各々の平均値を引き、各々の標準
    偏差で除算することにより規格化することを特徴とする
    請求項3記載のモデリング装置。
  11. 【請求項11】 前記位置補正手段は、カラーの人工映
    像と実画像との重複する領域内の画素について、RGB
    値,YIQ値などの色を表す値の差があらかじめ設定し
    た閾値以下となる場合に一致していると判定することを
    特徴とする請求項5記載のモデリング装置。
  12. 【請求項12】 前記位置補正手段は、カラーの人工映
    像の実画像上での補正位置を算出する際に、人工映像と
    実画像との重複する領域において、色を表す規格化され
    た値を用いて一致していると判定した画素の数と重複す
    る領域内の全画素数との比を算出し、この比が最小とな
    る位置を補正位置とすることを特徴とする請求項3記載
    のモデリング装置。
  13. 【請求項13】 前記位置補正手段は、カラーの人工映
    像と実画像との重複する領域内の画素について、色を表
    す規格化された値の差があらかじめ設定した閾値以下と
    なる場合に一致していると判定することを特徴とする請
    求項12記載のモデリング装置。
  14. 【請求項14】 前記位置補正手段は、カラーの人工映
    像の実画像上での補正位置を算出する際に、人工映像と
    実画像との重複する領域において、色を表す規格化され
    た値を用いて一致していると判定した画素についての前
    記の色を表す値の差の総和と重複する領域内の全画素数
    との比を各色について算出し、この比の積が最小となる
    位置を補正位置とすることを特徴とする請求項3記載の
    モデリング装置。
  15. 【請求項15】 前記位置補正手段は、カラーの人工映
    像の実画像上での補正位置を算出する際に、人工映像と
    実画像との重複する領域において、色を表す規格化され
    た値を用いて一致していると判定した画素についての前
    記の色を表す値の差の総和と重複する領域内の全画素数
    との比を各色について算出し、この比の和が最小となる
    位置を補正位置とすることを特徴とする請求項3記載の
    モデリング装置。
  16. 【請求項16】 実画像から得たモデルをもとに、この
    モデルから得た所望の視点での人工映像を求め、また、
    この人工映像と同じ視点から見た実画像を得ると共に、
    設定した位置補正対応に位置を補正してこれらの人工映
    像と実画像のずれを除去した後、これら人工映像と実画
    像との重複する領域での差異を評価し、その結果に応じ
    て前記モデルを修正することを特徴とするモデリング方
    法。
  17. 【請求項17】 実画像から得たモデルをもとに、この
    モデルから得た所望の視点での人工映像を求め、また、
    この人工映像と同じ視点から見た実画像を得ると共に、
    設定した位置補正対応に位置を補正してこれらの人工映
    像と実画像のずれを除去した後、これら人工映像と実画
    像との重複する領域での差異を評価し、重複する領域の
    一致している画素数と重複する領域全体の画素数との比
    に基づく評価値を得、また、人工映像と実画像の重複す
    る領域において、各画素の輝度値を、予測される輝度値
    分布に基づいて規格化することにより、人工映像と実画
    像とのずれに基づく移動すべき位置を演算し、これらの
    人工映像と実画像のずれを除去した後、これら人工映像
    と実画像との重複する領域での差異を評価し、その結果
    に応じて前記モデルを修正することを特徴とするモデリ
    ング方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2358540B (en) * 2000-01-21 2004-03-31 Canon Kk Method and apparatus for generating model data from camera images
US6972759B2 (en) 2001-07-11 2005-12-06 Hitachi, Ltd. Image matching device
US6980690B1 (en) 2000-01-20 2005-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

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