JPH0981577A - 情報提示方法 - Google Patents

情報提示方法

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JPH0981577A
JPH0981577A JP7231126A JP23112695A JPH0981577A JP H0981577 A JPH0981577 A JP H0981577A JP 7231126 A JP7231126 A JP 7231126A JP 23112695 A JP23112695 A JP 23112695A JP H0981577 A JPH0981577 A JP H0981577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク上に分散した蓄積情報へアクセス
する場合に,ユーザがよくアクセスする情報を効率よく
引き出せるようにし,また人気のある情報,最新情報,
よく更新されている情報等を効率よく引き出せるように
する。 【解決手段】ネットワーク上に分散して存在する蓄積情
報へのユーザのアクセス履歴を収集し,記録しておく。
その記録を利用して蓄積情報に対応する3次元CGオブ
ジェクトを仮想空間上に配置する。この配置は,例えば
特定のユーザまたは複数のユーザの散策の履歴を,空間
依存配置関数によって反映したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ネットワーク上に
分散する蓄積情報へのユーザのアクセス履歴を収集,蓄
積し,それを3次元コンピュータグラフィックス(以
下,CGと略す)上に表示する情報提示方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来,ネットワーク上に分散されていた
情報をアクセスする際に,予め用意された論理的ハイパ
ーリンクをたどることを行っていた。
【0003】または,情報提供者によって付けられたキ
ーワードをもとに情報へのアクセスを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って,ハイパーリン
クが予め決められているため,情報散策が固定化してし
まい,また,静的なハイパーリンクのみで情報が提示さ
れているため,情報自身の変化が分からないという問題
があった。
【0005】さらに,ある人が決めたキーワードでは,
それ以外の人にとっては情報を引き出しづらいことがあ
るという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め,本発明は,以下の手段を用いることを特徴とする。
【0007】(1)計算機内のメモリ上に構築される仮
想空間上において,ネットワークにつながれた計算機の
記憶装置に蓄えられる蓄積情報をネットワークを利用し
て自分の使う計算機のメモリに取り込む過程と,現在参
照している蓄積情報に論理的につながっている蓄積情報
を,現在参照している蓄積情報のハイパーリンク元とし
て付加情報に蓄積する過程とを有する。
【0008】(2)計算機内のメモリ上に構築される仮
想空間上において,上記(1)のメモリに取り込んだ蓄
積情報に対応した3次元CGオブジェクトを計算機内の
メモリ上に生成する過程と,メモリ上の仮想空間の座標
系を利用して上記の3次元CGオブジェクトを配置,お
よび,表示する過程とを有する。
【0009】(3)計算機のメモリ上に構築される仮想
空間において,計算機に付属するマウスデバイスを利用
して,上記(1)の3次元CGオブジェクトの位置へ仮
想空間内の視点を移動する過程と,マウスデバイスのス
イッチを利用して,マウスポインタがさす3次元CGオ
ブジェクトを選択する過程と,上記の選択された3次元
CGオブジェクトに対応する蓄積情報を,ネットワーク
を利用して自分の計算機のメモリに取り込み,ディスプ
レイ上にその蓄積情報を表示する過程とを有する。
【0010】(4)ネットワークを利用して蓄積情報に
アクセスする際に,アクセス時の自分の計算機のメモリ
上にある情報,および,アクセスした蓄積情報に関する
付加情報を,ユーザのアクセス過程を示す情報(アクセ
ス履歴)として,自分の計算機の記憶装置に収集できる
過程を有する。
【0011】(5)計算機内のメモリ上に構築される仮
想空間上において,上記(4)のアクセス履歴を入力と
して,各々の3次元CGオブジェクトの仮想空間上の座
標を配置関数で計算する過程と,ハイパーリンクに基づ
き3次元CGオブジェクトの仮想空間上の座標を配置関
数で計算する過程と,上記の計算された座標位置に,3
次元CGオブジェクトを移動する過程とを有する。
【0012】(6)計算機内のメモリ上に構築される仮
想空間上において,計算機の内部クロックを用いて計時
し,一定時間ごとに,3次元CGオブジェクトの仮想空
間上の座標を上記(5)の配置関数で計算する過程と,
上記の一定時間ごとの計算法を利用して,蓄積情報への
アクセスにより生じるアクセス履歴の内容の変化を,計
算機の内部クロックを使って計時された一定時間ごと
に,仮想空間内の3次元CGオブジェクトの位置を更新
する過程と,この配置によりユーザのアクセス履歴の内
容の一部を満たす3次元CGオブジェクトを仮想空間情
報の一点から計算された距離だけ離れるように配置する
過程とを有する。
【0013】(7)計算機内のメモリ上に構築される仮
想空間上において,3次元CGオブジェクトの座標を計
算する配置関数のうち,アクセス履歴を利用する配置関
数(空間依存配置関数)を複数用意し,それぞれ別の仮
想空間に割り当てておく過程と,上記の割り当てた仮想
空間をユーザが選択する過程と,上記の選択に対応し,
配置関数で計算された座標にしたがって,3次元CGオ
ブジェクトの配置を変える過程とを有する。
【0014】以上のように,本発明では,ネットワーク
上に分散して存在する蓄積情報へのユーザのアクセス履
歴を計算機に記録し,その記録を利用して蓄積情報に対
応する3次元CGオブジェクトを仮想空間上に配置す
る。この配置方法は,ユーザ自身の散策の履歴を反映し
ながら,動的にユーザの情報散策に適した空間が構築で
き,ユーザの情報散策を支援する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図面
により詳細に説明する。図1は,本発明の処理を行う基
本的な構成の装置例を示すブロック図である。ユーザと
の入出力を行う仮想空間情報表示装置1,蓄積情報への
アクセスを実現する情報アクセス装置2,ユーザの情報
散策過程を記録するアクセス履歴収集装置3,仮想空間
上のオブジェクトに蓄積情報を作り直す情報オブジェク
ト生成装置4,ユーザのアクセス履歴を反映させて情報
オブジェクトを配置する情報配置装置5から構成され
る。
【0016】図2は情報オブジェクト生成装置4の処理
の流れを示す図,図3は蓄積情報の属性解釈規則の例を
示す図である。本発明では,蓄積情報に対応した情報オ
ブジェクトを仮想空間に生成し表示する形式をとる。図
2に示すように,ネットワークで獲得される蓄積情報や
記憶装置にあるアクセス情報を入力し(ステップS
1),それらの情報について,例えば図3に示すような
蓄積情報の属性解釈規則により属性を解釈する(ステッ
プS2)。その結果,立方体や球などの3次元CGオブ
ジェクトを用いて情報オブジェクトをメモリ上に生成す
る(ステップS3)。
【0017】図3の属性解釈規則では,例えば,蓄積情
報の種類がハイパーテキストであれば緑菱形,画像であ
れば立方体,未定義であれば赤玉というように,情報の
種類と,3次元CGオブジェクトとを対応づけている。
【0018】図4は,ユーザの散策過程の際に収集する
情報の例を示す図である。図4では,User2がハイ
パーリンクをたどりobject−1にアクセスした例
を示す。このアクセスの前では,object−1は,
user10と,user9にアクセスされており合計
12回アクセスされていることが,記憶装置上のアクセ
ス情報からわかる。アクセス履歴収集装置3は,今回の
user2のアクセスで,object−1のアクセス
情報にuser2を登録し,アクセス回数を13回に
し,記憶装置上にあるobject−1のアクセス情報
を更新する。
【0019】図5は,情報オブジェクトの初期配置の処
理の流れを示す図である。本情報提示装置では,記憶装
置に記憶されているアクセス情報を取り出し,前述した
情報オブジェクト生成装置4の処理の流れに従って,3
次元CGを用いてメモリ上に情報オブジェクトを生成す
る。この情報オブジェクトの仮想空間上の初期配置の処
理の流れを,図5に示す。
【0020】最初にメモリ上に生成された情報オブジェ
クトを,仮想空間上の座標の原点に配置する(ステップ
S11)。次からは,前に配置された情報オブジェクト
から距離hだけ離して配置する。この配置操作を,メモ
リ上の全ての情報オブジェクトが仮想空間に配置される
まで繰り返す(ステップS12,S13)。
【0021】図6は,情報配置装置5の処理の流れを示
す図である。まず,仮想空間内に配置されている情報オ
ブジェクトの中から一つを選び出す(ステップS2
1)。この情報オブジェクトに対し,空間依存配置関数
を用いて,情報オブジェクトの座標を計算する(ステッ
プS22)。次に,仮想空間内において,その座標位置
に情報オブジェクトを移動する(ステップS23)。そ
の次には,選ばれた情報オブジェクトがハイパーリンク
を持つかどうかを調べる(ステップS24)。持ってい
なかった場合には,他の情報オブジェクトに対し,ステ
ップS21以降の処理を始めから適応する。ハイパーリ
ンクがあった場合,ハイパーリンク用配置関数を計算
し,情報オブジェクトの仮想空間内の座標を出す(ステ
ップS25)。その座標位置に情報オブジェクトを配置
する(ステップS26)。
【0022】次に,配置関数により配置を変えた情報オ
ブジェクトの座標から,他の情報オブジェクトの座標ま
での距離を調べ,距離が2h以下かどうかを調べる(ス
テップS27)。距離が2h以下でない場合には,他の
情報オブジェクトに対し,ステップS21以降の処理を
始めから適応する。2h以下であった場合には,その情
報オブジェクトに対し斥力関数を計算して,仮想空間内
の座標を算出し(ステップS28),その位置に情報オ
ブジェクトを配置する(ステップS29)。
【0023】この処理の流れを,メモリ上の全ての情報
オブジェクトに対し適応する。この処理は,計算機の内
部クロックを用いて計時し,一定時間ごとに行う。図7
は,情報オブジェクトの配置過程の例を示す図である。
【0024】図7(A)〜(D)は,図5に示す情報オ
ブジェクトの初期配置の処理の流れに従った配置の例を
示している。メモリ上に生成された情報オブジェクト
は,距離hだけ離して配置されている。
【0025】図7(E)は,情報オブジェクト間に張ら
れているハイパーリンクを示している。次に,図6に示
す情報配置装置5の処理手法でこの配置を変える。情報
オブジェクトa,b間には,次のハイパーリンク用配置
関数Δrが適応される(r=|↑a−↑b|)。
【0026】 Δr=H(↑a,↑b)=−2A(r−h) ハイパーリンク用配置関数は,情報オブジェクトa,b
のポテンシャル関数h(↑a,↑b)=A(r−h)2
−B(ただし,r=|↑a−↑b|)の最急降下の方向
となっている。ここで,↑a,↑bは,各々オブジェク
トa,bの位置ベクトルを表す。
【0027】この関数を用いて,情報オブジェクトa,
bの距離rをr+Δrに更新する。この更新を繰り返す
ことにより,最急降下法によって,最終的には,図7
(F)に示すようにハイパーリンクでつながれた情報オ
ブジェクトは,距離h付近に互いに近づきあう。
【0028】情報配置装置5の配置処理における斥力関
数Δrは, Δr=G(↑a,↑b)=C/r2 となっている(r=|↑a−↑b|)。この配置関数
は,情報オブジェクトa,bの評価関数g(↑a,↑
b)=C/r(ただし,r=|↑a−↑b|)の最急降
下の方向となっている。
【0029】r+Δrの計算により,図7(F)に示す
ように,ハイパーリンクでつながれていない情報オブジ
ェクト同士は,離れることになる。図8は,仮想空間が
持つ空間依存配置関数の例を示す図である。
【0030】さらに,図8に示すような空間依存配置関
数を用いて,情報オブジェクトを配置することもでき
る。例えば,空間依存配置関数は,ユーザ情報U,キー
ワード情報K,アクセス頻度(ユーザ別)F,アクセス
総合順位N,アクセス順位(期間限定)Mの5種類あ
る。
【0031】ここで,ユーザ情報U依存配置関数は, USER(name,a)=TRUEのとき, U(a,↑a)=−2A(r−u) USER(name,a)=FALSEのとき, U(a,↑a)=C/r2 となっている。ここで,USER(name,a)は,
情報オブジェクトaがユーザnameによってアクセス
されていた場合,TRUEの値を持ち,そうでない場合
には,FALSEを値に持つ。また,r=|↑a|であ
る。↑aは,aの位置ベクトルを表す。
【0032】この配置関数を選択した仮想空間では,同
じユーザにアクセスされた情報オブジェクトが,最急降
下法により,仮想空間内の座標の原点から一定距離uの
位置へ集まってくることになる。また,情報オブジェク
ト同士は,互いに情報オブジェクトの配置過程で説明し
た斥力関数で互いに反発しあうため放射上に配置される
ことになる。
【0033】キーワードK依存配置関数は, Key(word,a)=TRUEのとき, K(a,↑a)=−2A(r−k) Key(word,a)=FALSEのとき, K(a,↑a)=C/r2 となっている。ここで,Key(word,a)は,情
報オブジェクトが,キーワードwordを持っていた場
合,TRUEの値を持ち,そうでない場合には,FAL
SEを値に持つ。また,r=|↑a|である。
【0034】この配置関数を選択した仮想空間では,同
じキーワードを持つ情報オブジェクトが,最急降下法に
より,仮想空間内の座標の原点から一定距離k離れた位
置に集まってくることになる。また,情報オブジェクト
同士は,情報オブジェクトの配置過程で説明した斥力関
数で互いに反発しあう。
【0035】アクセス頻度F依存配置関数は, USER(name,a,times)=TRUEの
とき, F(a,↑a,times)=−2(r−f/time
s) USER(name,a,times)=FALSE
のとき, F(a,↑a,times)=C/r2 となっている。ここで,USER(name,a,ti
mes)は,情報オブジェクトaが,ユーザnameに
よってアクセスされていた場合で,かつ,times>
0の時,TRUEの値を持ち,そうでない場合には,F
ALSEを値に持つ。また,r=|↑a|である。ti
mesは,計算機の内部クロックによって計時された期
間Tにおいてユーザnameがアクセスした回数であ
る。fは,オブジェクトの広がりを決めるパラメタであ
る。
【0036】この配置関数を選択した仮想空間では,ユ
ーザnameによりアクセスされた回数が最も多い情報
オブジェクトが,仮想空間内の座標の原点に最も近く配
置されることになる。また,アクセス回数が少ないほど
原点から遠くに配置されることになる。情報オブジェク
ト同士は,情報オブジェクトの配置過程で説明した斥力
関数で互いに反発しあう。
【0037】アクセス総合順位N依存配置関数は,アク
セス頻度F依存配置関数がユーザ別のアクセス頻度に応
じて情報オブジェクトの配置を決めるための関数である
のに対し,全ユーザのアクセス総合順位によって情報オ
ブジェクトの配置を決めるための関数である。また,ア
クセス順位M依存配置関数は,ユーザの限定された特定
の期間についてのアクセス頻度の順位によって情報オブ
ジェクトの配置を決めるための関数である。関数の形式
は,前述したアクセス頻度F依存配置関数とほぼ同様で
ある。
【0038】図9は,マルチユーザの場合において,ユ
ーザ名を利用して,3次元CGオブジェクトを並べ変え
た場合の例を説明する図である。図9(A)では,ユー
ザ1,ユーザ2,ユーザ3,ユーザ4,ユーザ5によ
り,情報オブジェクトがアクセスされた過程を表してい
る。
【0039】図9(B)は,ユーザ情報U依存配置関数
を選択した結果,情報オブジェクトの配置が変わった例
を示している。選択したユーザは,ユーザ3である。よ
って,配置関数は,USER(3,a)=TRUEとな
るオブジェクトaに対し,U(a,↑a)=−2A(r
−u)が選択される。また,USER(3,b)=FA
LSEとなるオブジェクトbに対し,U(b,↑b)=
C/r2 となり,斥力が働く。
【0040】これらの配置関数において,最急降下法に
より,求まる距離の最小値はuとなり,ユーザ3にアク
セスされた情報は,原点からuだけ離れた位置に集ま
り,そうでない情報は,原点から遠ざかろうとするよう
に配置される。
【0041】図10は,あるユーザのアクセス頻度を利
用して,3次元CGオブジェクトを並べ変えた場合の例
を説明する図である。図10(A)では,あるユーザが
1,2,3,4,5の順番で情報オブジェクトを散策し
た軌跡を表している。
【0042】図10(A)に対し,アクセス頻度F依存
配置関数を選択して,情報オブジェクトを再配置する
と,結果は図10(B)に示すようになる。図10
(B)では,3回アクセスした情報オブジェクト(黒の
矩形)が原点の近くに配置され,また,2回アクセスし
た情報オブジェクト(ハッチングを施した矩形)がその
次に近くの位置に配置され,1回アクセスした情報オブ
ジェクト(白の矩形が)がさらにその外側に配置されて
いる。
【0043】以上のように計算機のメモリ上に構築され
た仮想空間において,計算機に付属するマウスデバイス
を利用して,3次元CGオブジェクトの位置へ仮想空間
内の視点を移動し,マウスデバイスのスイッチを利用し
て,マウスポインタがさす3次元CGオブジェクトを選
択することができる。そして,選択した3次元CGオブ
ジェクトに対応する蓄積情報を,ネットワークを利用し
て自分の計算機のメモリに取り込み,ディスプレイ上に
その蓄積情報を表示することができる。
【0044】
【実施例】図11は,キーワードを利用して,3次元C
Gオブジェクトを並べ変えた実施例を示す。
【0045】ここで図11(A)は,キーワードがつい
た情報オブジェクトが仮想空間内に配置されている状態
を表している。この図11(A)に示す配置に対し,キ
ーワードK依存配置関数を用いて,キーワード「MM
(マルチメディア)」を選択した場合の情報オブジェク
ト配置の例が,図11(B)に示す配置である。
【0046】キーワード「MM(マルチメディア)」を
持つ情報オブジェクト,つまりKey(MM,a)=T
RUEであるオブジェクトaは,K(a,↑a)=−2
A(r−k)が配置関数として選ばれる。Key(M
M,b)=FALSEである「MM(マルチメディ
ア)」以外の情報オブジェクトbは,K(b,↑b)=
C/r2 となり,斥力が働く。
【0047】これらの配置関数において,最急降下法に
より,求まる距離の最小値はkとなり,キーワード「M
M(マルチメディア)」を持つ情報は,原点から一定距
離kだけ離れた位置に集まり,そうでない情報は,原点
から遠ざかろうとするように配置される。
【0048】図12は,あるユーザのアクセス頻度を利
用して,3次元CGオブジェクトを並べ変えた場合の実
施例を示す。図12(A)は,情報オブジェクト配置と
ユーザが散策した軌跡を示す図である。図中の0,1,
2,3,4は,一人のユーザがアクセスした時間を表し
ており,それぞれの曲線は,ユーザが散策した軌跡を表
している。
【0049】図12(A)に対し,アクセス頻度F依存
配置関数を選択した場合の情報オブジェクト配置の例
が,図12(B)の配置である。ただし,図12(B)
では,時刻1以降(T≧1)を対象にしている。各情報
オブジェクトにふられている数字は,図12(A)で,
ユーザがアクセスした回数を表す。ここで,アクセス時
刻0は期間Tに入らないので,この配置関数の対象とは
なっていない。
【0050】3回アクセスした情報オブジェクトaは,
F(a,↑a,3)=−2(r−(f/3))となり,
2回は,F(b,↑b,2)=−2(r−(f/2))
となり,1回は,F(c,↑c,1)=−2(r−f)
となる。また,0回は,F(d,↑d,0)=C/r2
となり,斥力が働く。よって,最急降下法により,求ま
る距離の最小値は,3回(f/3)<2回(f/2)<
1回(f/1)<0回となり,よくアクセスされた情報
オブジェクトが原点に集まり,あまりアクセスされない
オブジェクトが外側に配置される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
ネットワーク上に分散した蓄積情報へのユーザのアクセ
ス履歴を集め,この情報を利用して,仮想空間内に蓄積
情報を構造化し,表示することにより,ユーザが,良く
アクセスする情報を効率良く引き出すことができるよう
になる。
【0052】また,上記のアクセス過程の情報を複数の
ユーザから集め,この情報を利用して仮想空間内に蓄積
情報を構造化し,表示することにより,大衆に人気のあ
る情報や,最新情報,良く更新されている情報を効率良
く引き出すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現する基本的な構成の装置例を示す
ブロック図である。
【図2】情報オブジェクト生成装置の処理の流れを示す
図である。
【図3】蓄積情報の属性解釈規則の例を示す図である。
【図4】ユーザの散策過程の際に収集する情報の例を示
す図である。
【図5】情報オブジェクトの初期配置の処理の流れを示
す図である。
【図6】情報配置装置の処理の流れを示す図である。
【図7】情報オブジェクトの配置過程の例を示す図であ
る。
【図8】仮想空間が持つ空間依存配置関数の例を示す図
である。
【図9】マルチユーザの場合にユーザ名を利用して,3
次元CGオブジェクトを並べ変えた例を説明する図であ
る。
【図10】あるユーザのアクセス頻度を利用して,3次
元CGオブジェクトを並べ変えた例を説明する図であ
る。
【図11】キーワードを利用して,3次元CGオブジェ
クトを並べ変えた実施例を示す図である。
【図12】あるユーザのアクセス頻度を利用して,3次
元CGオブジェクトを並べ変えた実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 仮想空間情報表示装置 2 情報アクセス装置 3 アクセス履歴収集装置 4 情報オブジェクト生成装置 5 情報配置装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元コンピュータグラフィックス上に
    映像を表示する方法であって,ネットワークにつながれ
    た情報処理装置に,複数の情報と,該情報と論理的につ
    ながった情報が存在することを示すハイパーリンク識別
    子と,該情報がネットワークに接続された端末装置によ
    ってアクセスされた時のユーザ名およびアクセス頻度
    と,該情報を表現するキーワードとを蓄積し,端末装置
    が前記情報処理装置にアクセスし,情報の一覧提示を要
    求した時には,空間依存配置関数による計算と,前記ハ
    イパーリンク識別子に基づくハイパーリンク関数による
    計算と,斥力関数による計算を行い,端末装置内に形成
    される仮想空間上に該複数の蓄積情報のオブジェクトを
    配置することを特徴とする情報提示方法。
  2. 【請求項2】 3次元コンピュータグラフィックス上に
    映像を表示する方法であって,ネットワークにつながれ
    た情報処理装置に,複数の情報と,該情報と論理的につ
    ながった情報が存在することを示すハイパーリンク識別
    子と,該情報がネットワークに接続された端末装置によ
    ってアクセスされた時のユーザ名およびアクセス頻度
    と,該情報を表現するキーワードとを蓄積し,請求項1
    記載の処理の後,ユーザ情報,キーワード,ユーザ別の
    アクセス頻度,アクセス総合順位,またはある期間にお
    けるアクセス順位のいずれかに依存して定められた配置
    関数に基づき端末装置内に形成される仮想空間上に該蓄
    積情報のオブジェクトを再配置することを特徴とする情
    報提示方法。
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