JPH0981481A - 符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法 - Google Patents

符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法

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JPH0981481A
JPH0981481A JP23418395A JP23418395A JPH0981481A JP H0981481 A JPH0981481 A JP H0981481A JP 23418395 A JP23418395 A JP 23418395A JP 23418395 A JP23418395 A JP 23418395A JP H0981481 A JPH0981481 A JP H0981481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化/復号化装置において、通信回線およ
び受信側の端末装置の稼働効率を低下させることなく、
正常に動作しない復号化ツール及び復号化アルゴリズム
を送信側から再送することを可能とする符号化/復号化
装置のプログラムダウンロード方式を提供する。 【解決手段】 符号化側から送信された復号化ツールを
用いて符号化情報を復号化する符号化/復号化装置のプ
ログラムダウンロード方法において、符号化側から復号
化ツール(復号化アルゴリズム)と共にこのツールの動
作試験を行うテストルーチンを復号化側に送信し、復号
化側でこのテストルーチンに基づきツール(復号化アル
ゴリズム)の良否を判定し、否の場合には送信側に再送
を要求して、次のツールの動作試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ等の符
号化/復号化装置に関し、より詳細には、符号化装置か
ら符号化情報とともにその情報を復号化する手段である
アルゴリズムを構成するツールを送信し、復号化装置で
受信したツールをアルゴリズムとして再構成し、受信し
た符号化情報の復号化を行うような符号化/復号化装置
のプログラムダウンロード方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN(Integrated Services
Digital Network:サービス総合ディジタル網)の普及
により新しい通信サービスとして画像通信サービスが実
現されている。テレビ電話やテレビ会議システム等がそ
の例である。また、PHSやFPLMTSに代表される
無線伝送網の発展に伴い、更なるサービスの高度化、多
様化、可搬化への要求が急速に高まっている。一般に、
テレビ電話やテレビ会議システムのように、画像情報を
伝送する場合においては、画像の情報量が膨大なのに対
して、伝送に用いる回線の回線速度やコストの点から、
伝送する画像の情報量を圧縮符号化し、情報量を少なく
して伝送する事が必要となってくる。画像情報を圧縮す
る符号化方式としては静止画像符号化方式としてJPE
G(Joint Photographic coding Experts Group)、動
画像符号化方式としてH.261、蓄積用動画像符号化
方式としてMPEG1(Moving Picture Coding Expert
Group)、MPEG2がすでに国際標準化されている。
さらに64kbps以下の超低ビットレートでの符号化
方式としてMPEG4の標準化活動が進められている。
MPEG4によれば、多種多様なアプリケーションに柔
軟に対応でき、かつ各アプリケーションに対して最適な
方式で符号化できるために、既存のJPEG、H.26
1、MPEG1、MPEG2符号化方式のようにアルゴ
リズムに従って符号化を行う方式ではなく、符号器の各
ツール(変換器、量子化器、逆変換器、逆量子化器等)
を多数用意して、それらの適当な組み合わせによって符
号化を行う方式であることが必要である。
【0003】図5(a)は、H.261に準拠して画像
データを符号化(圧縮)した符号化情報のデータ列の構
造を表す概念図である。同図(a)に示す動きベクトル
情報、DCT係数、量子化ステップ等の各符号化情報デ
ータ(符号なし)は、符号器において固定された符号化
アルゴリズムに基づいて符号化(圧縮)された画像情報
データであり、復号器は、この符号化アルゴリズムに対
応して固定された復号化アルゴリズムを備えて、受信し
た各符号化情報データを復号する。
【0004】図5(b)は、MPEG4等のアルゴリズ
ムがフレキシブルな符号化方式を用いて画像データを符
号化(圧縮)した符号化情報のデータ列の構造を表す概
念図である。同図(b)に示す符号化情報のデータ列
は、動きベクトル情報2、変数係数4、動きベクトル情
報6、変換係数8および量子化ステップ10等の符号化
(圧縮)された画像情報データと、これら画像情報デー
タのそれぞれを復号する動き補償ツール1、逆変換ツー
ル3、動き補償ツール5、逆変換ツール7および量子化
ツール9等のツール情報から構成されている。この場
合、動き補償ツール1等の各ツール情報は、それぞれ複
数種類のツール情報の中から選択することができ、各ツ
ール情報の組み合わせを自由に選択することができるも
のとなっている。このため、符号器は、画像情報データ
と併せて符号化に使用したツール情報を復号器に送信
し、復号器は、受信した画像情報データを復号するにあ
たって、符号器から送信されたツール情報を用いて符号
化された画像情報データを復号するものとなっている。
【0005】これらの符号化/復号化処理を実現する方
法として、専用のハードウェアおよびソフトウェアを実
装して実現する方法と、汎用演算器とコンパイラを用い
て適当なソフトウェアを実行することにより実現する方
法とがある。先ず、専用のハードウェアおよびソフトウ
ェアを実装して符号化処理を実現する方法について説明
する。図6は、H.261に準拠して図5(a)に示す
符号化情報データを生成する符号器の構成を表すブロッ
ク図である。図6において、符号器は、符号化制御を行
う符号化制御部11、DCT変換を行う変換部12、変
換部12で変換された係数の量子化を行う量子化部1
3、量子化部13で量子化された係数の逆量子化を行う
逆量子化部14、逆DCT変換を行う逆変換部15、メ
モリ16、ループ内フィルタ17から構成されている。
なお、メモリ16は動き補償フレーム間予測の際に用い
る動き補償用可変遅延機能を有するメモリであり、フィ
ルタ17はマクロブロックごとにon/offできるル
ープ内フィルタである。
【0006】図5(a)に示す符号化情報データを生成
する符号化アルゴリズムを専用のハードウェアおよびソ
フトウェアで実現する場合、このアルゴリズムを構成す
る各ツールの機能は、図6に示す符号化制御部11、変
換部12、量子化部13、逆量子化部14、逆変換部1
5、動き補償用遅延機能をもつメモリ16、ループフィ
ルタ17のそれぞれの専用のハードウェアおよびソフト
ウェアにより実現される。図7は、H.261に準拠し
て符号化した符号化情報データを復号する復号器の構成
を表すブロック図である。この復号器は、図6に示した
符号器を構成する構成要素を共用して構成されたものと
なっており、図6に示す符号器を構成する構成要素と同
一物には同一符号を付す。すなわち、図7において、1
4は逆量子化部、15は逆変換部、16は動き補償用可
変遅延機能をもつメモリ、17はループ内フィルタであ
る。図6に示す符号器で符号化された符号化情報データ
は、逆量子化部14で逆量子化され、さらに逆変換部1
5で逆DCT変換されて復号される。なお、メモリ16
およびループ内フィルタ17は、動き補償予測符号化デ
ータを復号する場合に使用されるものである。
【0007】上述したようなH.261等の固定された
アルゴリズムで符号化を行う方式を用いて、数種類のア
ルゴリズムを処理する場合、それぞれのアルゴリズムを
実現するハードウェアおよびソフトウェアを個別に必要
とする。図8は、動画像をH.261に準拠し、静止画
像をJPEGに準拠して符号化する符号器の構造を表す
ブロック図である。例えば、一つの端末で、動画像を
H.261に準拠して符号化し、静止画像をJPEGに
準拠して符号化する場合、符号器は図8に示すような構
成となり、H.261符号器20およびJPEG符号器
21の両方を独立に備えるものとなる。図8において、
H.261符号器20およびJPEG符号器21は、そ
れぞれ動画像データおよび静止画像データを入力し、圧
縮データである符号化情報データを出力する。
【0008】また、図5(b)に示す符号化情報データ
を生成するアルゴリズムを専用のハードウェアおよびソ
フトウェアで実現する場合、このアルゴリズムを実現す
る符号器は、図6に示す符号器の回路ブロック18の構
成を図9に示す構成とすることにより実現される。すな
わち、この場合、符号器は、変換部12、量子化部1
3、逆量子化部14、逆変換部15の各ツールをそれぞ
れ複数種類有するものとなり、それぞれのツール(図9
に示す変換器ツールA〜X、量子化器ツールA〜X、逆
量子化器ツールA〜X、逆変換器ツールA〜X)から必
要とするツールを選択して符号化処理を行う。
【0009】また、図5(b)に示す符号化情報データ
を復号する復号器は、図7に示す復号器を構成する回路
ブロック19を図9に示す回路ブロック22の構成に置
き換えることにより実現される。すなわち、この場合、
復号器は、逆量子化部14、逆変換部15の各ツールを
それぞれ複数種類有するものとなり、それぞれのツール
(図9に示す逆量子化器ツールA〜X、逆変換器ツール
A〜X)から必要とするツールを選択して復号化処理を
行う。この復号化処理において、図5(b)に示す動き
補償ツール1、逆変換ツール3、動き補償ツール5、逆
変換ツール7および量子化ツール9の各ツール情報は制
御部23に送信され、また、これら各ツール情報の後に
続く動きベクトル情報2、変換係数4、動きベクトル情
報6、変換係数8の各画像情報データは、それぞれの画
像情報データを処理する各ツールへ送信される。このと
き、制御部23は、それぞれのツール情報からどのツー
ル(図9に示す逆量子化器ツールA〜X,逆変換器ツー
ルA〜X)を使用するかの選択を行い、各画像情報デー
タは制御部23で選択されたツールで処理されて復号さ
れる。
【0010】次に、汎用演算器とコンパイラを用いて適
当なソフトウェアを実行することにより復号化処理を実
現する方法について説明する。以下に、図5(b)に示
す構造を有する符号化情報データを復号する場合につい
て、図10を参照して説明する。図10は、汎用演算処
理部24とコンパイラ25から構成された復号器の構造
を表すブロック図である。図5(b)に示す動き補償ツ
ール1、逆変換ツール3、動き補償ツール5、変換ツー
ル7、量子化ツール9等の各ツール情報はコンパイラ2
5に与えられ、コンパイラ25は、汎用演算処理部24
の動作を制御するための処理プログラムを生成する。ま
た、これらツール情報の後に続く動きベクトル情報2、
変換係数4、動きベクトル情報6、変換係数8、量子化
ステップ10の各画像情報データは、汎用演算処理部2
4に与えられる。そして、コンパイラ25により生成さ
れた処理プログラムにしたがって、汎用演算処理部24
は、ツール情報の後に続く符号化された画像情報データ
を処理して、この画像情報データを復号し、復号化デー
タを生成する。
【0011】ここで、符号器から送信する各ツール情報
は、ツールの種類を示す情報だけでなく、ツールの処理
手順そのものを記述したツール本体を含めることによ
り、必要とするツールが復号化装置側に予め備わってい
ない場合であっても、受信した画像情報データの復号処
理が可能となる。
【0012】しかしながら、ツール本体を伝送して、こ
の伝送されたツール本体を用いて画像情報データを復号
する場合、伝送誤りがあると、受信したツール本体が正
常に動作しないことがある。特に、無線伝送網を利用し
たデータ伝送の場合、一般に誤り率が高くなる。ツール
本体の情報データのように処理手順自体を記述したデー
タに誤りが生じると、システムのデータ処理そのものが
正常に実行されないばかりか、場合によってはシステム
全体に致命的な動作不良を招く場合がある。
【0013】このような事態を防ぐために、一般に、パ
リティを伝送データに付加することにより、受信したデ
ータに誤りがないかどうかを判定する方法がとられてい
る。すなわち、ある伝送ブロック単位にパリティを付加
し、このパリティとデータ本体を演算した結果に基づい
て、受信側で受信データに誤りがあるか否かを判定す
る。受信側で誤り無しと判定した場合には受信成功を返
送し、誤りありと判定した場合には受信失敗を返送す
る。送信側は、受信成功を受信した場合には次のブロッ
クを送信し、受信失敗を受信した場合には現在のブロッ
クを再送するという手順を、各伝送ブロック毎に繰り返
すものとなっている。
【0014】図11は、従来の復号化装置における誤り
判定の動作アルゴリズムを説明するためのフローチャー
トであり、図5(b)に示す構造のデータ列を受信して
誤り判定をする場合のものである。先ず、符号化情報デ
ータを受信すると、この符号化情報データに含まれてい
るツール1に誤りがないかを判定する(ステップS
1)。この判定の結果、誤りがある場合には(ステップ
S1,No)、送信側にツール1の再送要求を出し(ス
テップS2)、再送データを待つ。ツール1に誤りがな
い場合には(ステップS1,Yes)、ツール2に誤り
がないかを判定する(ステップS3)。この判定の結
果、誤りがある場合には(ステップS3,No)、送信
側にツール2の再送要求を出し(ステップS4)、再送
データを待つ。ツール2に誤りがない場合には(ステッ
プS3,Yes)、ツール1および2を用いて、受信し
た符号化情報データの復号処理を実行し(ステップS
5)、次の符号化情報データの入力を待つ。
【0015】次の符号化情報データを受信すると、この
符号化情報データに含まれるツール3に誤りがないかを
判定する(ステップS6)。この判定の結果、誤りがあ
る場合には(ステップS6,No)、送信側にツール3
の再送要求を出し(ステップS7)、再送データを待
つ。ツール3に誤りがない場合には(ステップS6,Y
es)、ツール4に誤りがないかを判定する(ステップ
S8)。この判定の結果、誤りがある場合には(ステッ
プS8,No)、送信側にツール4の再送要求を出し
(ステップS9)、再送データを待つ。ツール4に誤り
がない場合には(ステップS8,Yes)、ツール5に
誤りがないかを判定する(ステップS10)。この判定
の結果、誤りがある場合には(ステップS10,N
o)、送信側にツール5の再送要求を出し(ステップS
11)、再送データを待つ。ツール5に誤りがない場合
には(ステップ10,Yes)、ツール3、4および5
を用いて、受信した符号化情報データの復号処理を実行
し(ステップS12)、次の符号化情報データの入力を
待つ。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した誤
り判定のアルゴリズムによると、誤りが検出されたツー
ルがひとつでも存在すると、他のツールが正常であって
も、正常なツールを用いた復号化処理は実行されず、す
べてのツールで誤りが検出されなくなるまで、復号化処
理は行われない。また、例えば、受信した符号化情報デ
ータに含まれるツール1の中のある伝送ブロックで誤り
を検出した場合(ステップS1,No)、ツール1の再
送手順(ステップS2)を完了し、再送されたツールに
ついて再び誤り判定をし(ステップS1)、ツール1が
正常に受信さたと判定されるまで、符号器側から次の伝
送ブロック(ツール2)は送信されないこととなる。こ
のため、再送手順の回数が増えると、受信側の稼働効率
が著しく低下し、また、通信伝送路の使用効率が低下す
るという問題があった。さらに、ツールの伝送が正常に
なされても、それが受信側で正常に動作するかどうか
は、送信端末及び受信端末では判定できないという問題
もあった。
【0017】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、復号化ツール及びアルゴリズムが正常に
動作するか否かを受信側(復号器側)で判定し、通信伝
送路および受信側の端末装置の稼働効率を低下させるこ
となく、復号器側で正常に動作しないと判定された復号
化ツール及びアルゴリズムを送信側から再送することを
可能とする符号化/復号化装置のプログラムダウンロー
ド方式を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1記載の
発明にかかる符号化/復号化装置のプログラムダウンロ
ード方法は、符号化側が、符号化情報と共に前記符号化
情報を復号化するアルゴリズムを構成するツールを復号
化側に送信し、前記復号化側が、前記ツールから前記ア
ルゴリズムを再構成し、再構成された前記アルゴリズム
を用いて受信した前記符号化情報を復号化する符号化/
復号化装置のプログラムダウンロード方法において、前
記符号化側から前記ツールと共に前記アルゴリズムの動
作試験を行うテストルーチンを前記復号化側に送信し、
前記復号化側で前記テストルーチンに基づき前記動作試
験をし、前記動作試験の結果に基づき前記復号化側で再
構成された前記アルゴリズムが正常に動作するか否かの
判定をする。
【0019】請求項2記載の発明にかかる符号化/復号
化装置のプログラムダウンロード方法は、請求項1記載
の符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法に
おいて、テストルーチンが、アルゴリズムを構成するツ
ール毎にテスト項目を備え、復号化側は、前記アルゴリ
ズムの動作試験を前記テスト項目に基づき前記ツール毎
に行い、前記動作試験の結果に基づき前記復号化側で再
構成された前記アルゴリズムが正常に動作するか否かの
判定を前記ツール毎に行なう。
【0020】請求項3記載の発明にかかる符号化/復号
化装置のプログラムダウンロード方法は、請求項1記載
の符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法に
おいて、テストルーチンをツール毎に備え、復号化側
が、前記ツール毎に備えられた前記テストルーチンに基
づき前記ツール毎に動作試験をし、前記動作試験の結果
に基づき前記復号化側で再構成された前記アルゴリズム
が正常に動作するか否かの判定を前記ツール毎に行う。
【0021】請求項4記載の発明にかかる符号化/復号
化装置のプログラムダウンロード方法は、請求項1記載
の符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法に
おいて、復号化側が、正常に動作しないと判定されたア
ルゴリズムを構成するツールの再送を符号化側に要求
し、前記符号化側が、前記要求に基づき前記復号化側で
正常に動作しないと判定されたツールを復号化側に再送
する。
【0022】請求項5記載の発明にかかる符号化/復号
化装置のプログラムダウンロード方法は、請求項1記載
の符号化/復号化装置のプログラムダウンロード方法に
おいて、復号化側が、正常に動作すると判定されたツー
ルを用いて、前記判定の後直ちに前記ツールが処理対象
とする符号化情報を復号化する手順を実行する。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。図1は、本発明のプログラ
ムダウンロード方法によるMPEG4等のフレキシブル
な符号化方式に従う符号化情報データ列の構成の一例を
表す概念図である。同図に示す符号化情報データは、復
号化アルゴリズムの動作試験を行うためのプログラムル
ーチンであるテストルーチン31と、これに続く動き補
償ツール32a、逆変換ツール32b、逆量子化ツール
32c等のツール情報と、動きベクトル情報33a、変
換係数33b、量子化ステップ33c等の画像情報デー
タとにより構成されている。このテストルーチン31
は、各ツール毎のテスト項目を備えており、このテスト
項目に基づいて復号化アルゴリズムを構成するツール情
報32a〜32cの動作試験を行うことにより、これら
ツール情報32a〜32cから構成される復号化アルゴ
リズムの動作試験を復号器側において行うことができる
ものとなっている。
【0024】図2は、図1に示した構造を有する符号化
情報データを復号化するアルゴリズムを説明するための
フローチャートである。先ず、復号化アルゴリズムを構
成するツール情報32a〜32cの全ての受信を完了し
たら、テストルーチン31に基づいて各ツール32a〜
32cの動作試験を順次行い、その都度、動作試験の結
果を判定する。以下に詳述する。先ず、受信した符号化
情報データに含まれているテストルーチン31に基づい
て、復号化アルゴリズムテストが実行される(ステップ
S21)。次に、各ツールの動作試験に移行し、ツール
32aの動作試験を実行して判定する(ステップS2
2)。この判定で、ツール32aの動作が正常と判定さ
れた場合には(ステップS22,Yes)、ツール32
aによる動きベクトル情報33aの復号化を実行して
(ステップS24)、ツール32bの動作試験に移行す
る。また、この判定で、ツール32aの動作に異常があ
ると判定された場合には(ステップS22,No)、送
信側にツール32aの再送を要求した後、直ちに、ツー
ル32bの動作試験に移行する。
【0025】次に、ツール32bの動作試験を実行して
判定する(ステップS25)。この判定で、ツール32
bの動作が正常と判定された場合には(ステップS2
5,Yes)、ツール32bによる変換係数情報33b
の復号化を実行して(ステップS27)、ツール32c
の動作試験に移行する。また、この判定で、ツール32
bの動作に異常があると判定された場合には(ステップ
S25,No)、送信側にツール32bの再送を要求し
た後、直ちに、ツール32cの動作試験に移行する。次
に、ツール32cの動作試験を実行して判定する(ステ
ップS28)。この判定で、ツール32cの動作が正常
と判定された場合には(ステップS28,Yes)、ツ
ール32cによる量子化ステップ情報33cの復号化を
実行して(ステップS30)、次の符号化情報データの
受信を待つ。また、この判定で、ツール32cの動作に
異常があると判定された場合には(ステップS28,N
o)、送信側にツール32cの再送を要求した後、次の
符号化情報データの受信を待つ。
【0026】上述したツールの動作試験の結果、正常な
動作をしないと判定されたツールに関しては、符号器側
に再送要求を行ない(ステップS23,26,29)、
その後、直ちに次のツールの動作試験に移行する。動作
テストが正常に終了した場合は、そのツールが処理対象
とする画像情報データの復号を開始する(ステップS2
4,27,30)。例えば、ツール32aの動作テスト
結果が異常と判定された場合、復号器は符号器側にツー
ル32aの再送要求を行う(ステップS23)。符号器
側でツール32aの再送手順が実行される間に、復号器
側ではツール32bの動作試験を実行し、この試験結果
を判定する(ステップS25)。
【0027】これに対して、図11に示す従来例では、
復号器側がツール1の伝送ブロック内で誤りを検出した
場合、符号器側はこの伝送ブロックの再送手順を実行す
るが(ステップS2)、この再送手順が完了するまで次
のブロックの伝送が行われないため、誤りが多い伝送路
を使用する場合は、復号器側の処理効率が低下すると共
に、復号器側において受信した符号化情報データの復号
処理の開始が遅れることになる。以上、説明したよう
に、本発明の第1の実施の形態では、ツールの動作試験
を行うためのテストルーチンをツールと共に送信するこ
とにより、復号器側で各ツールの動作試験を行うことが
可能となる。さらに、この動作試験の結果、動作異常と
判断されたツールの再送手順が符号器側で実行されてい
る間に、復号器側では次のツールの動作試験が実行され
るので、復号器と通信伝送路の稼働効率を上げることが
できる。
【0028】(第2の実施の形態)図3は、本発明のプ
ログラムダウンロード方法によるMPEG4等のフレキ
シブルな符号化方式に従う符号化情報データ列の他の構
成の一例を表す概念図である。各ツール42a〜42c
には、それぞれテストルーチン41a〜41cが個別に
備えられ、受信側の復号器でツール毎の動作試験を独立
に行うことができるものとなっている。図4は、図3に
示した構造を有する符号化情報データを復号化するアル
ゴリズムを説明するためのフローチャートである。符号
化情報データに含まれるツール情報を受信すると、直ち
に、受信したツール情報に備えられたテストルーチンに
基づいて、そのツールの動作試験を実行し、動作を判定
する(ステップS31,35,39)。この判定の結
果、動作が異常と判定された場合には、そのツールの再
送を符号器側に要求し(ステップS33,37,4
1)、動作が正常と判定された場合は、そのツールを用
いて、そのツールに処理が割り当てられたデータの復号
化を実行する(ステップS34,38,42)。すなわ
ち、本実施の形態においては、各ツール単位で動作試験
を実行し、ツール単位で再送手順が実行されるものとな
っている。
【0029】以下に詳述する。先ず、受信した符号化情
報データに含まれるツール42aの動作試験を実行し
て、この試験結果を判定する(ステップS31)。この
判定の結果、動作が正常と判断された場合、このツール
を用いて復号処理を実行して(ステップS34)、ツー
ル42bの動作試験に移行する。また、異常と判断され
た場合、ツール42aの再送を送信側に要求した後(ス
テップS33)、直ちに、ツール42bの動作試験に移
行する。以下、同様に、ツール42bおよび42cの動
作試験を行い、その試験結果により、送信側に該当する
ツールの再送を要求する。正常に動作するツールは、直
ちに復号処理に使用される。一連のツールの動作試験と
復号処理が実行された後に、再送されたツールの動作試
験を行う。そして、この再動作試験において、正常に動
作しないと判定されたツールは再度、再送を要求する一
方、正常に動作すると判定されたツールは、これを用い
て復号処理が実行される。動作試験で動作が異常と判定
されるツールが存在する限り、復号器側は符号器側に、
繰り返し再送を要求する。また、符号器側においてこの
再送手順が実行されている間に、復号器側では動作が正
常と判断されたツールを用いた復号処理が実行される。
以上、説明したように、第2の実施の形態では、第1の
実施の形態と同様に、動作異常と判断されたツールの再
送手順が符号器側で実行されている間に、復号器側で
は、次のツールの動作試験を実行することができるの
で、復号器と通信伝送路の稼働効率を上げることがで
き、さらに、ツール毎にテストルーチンを備えることに
より、ツール単位で動作試験を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると以下のような効果がある。 (1)符号器側から、符号化情報データを復号する手段
であるアルゴリズムを構成するツールを送信する際に、
アルゴリズムの動作試験を行うためのテストルーチンを
同時に送信することによって、復号器側において、受信
した復号化アルゴリズムが復号器側で正常に動作するか
否かの判定が可能となる。 (2)復号化アルゴリズムのテストルーチンが、復号化
アルゴリズムを構成する各ツール毎のテスト項目を備え
ることによって、復号化アルゴリズムを構成するツール
毎に、復号器側で正常に動作するか否かの判定が可能と
なる。 (3)復号化アルゴリズムを構成するツール毎にテスト
ルーチンを備えることによって、ツール毎に独立に動作
試験を行うことができ、復号器において受信したツール
が復号器側で正常に動作するか否かの判定をツール毎に
独立に行うことが可能となる。 (4)動作異常と判定されたツールの再送により、復号
器は正常なツールを入手することができ、復号器におい
て、このツールを用いることにより復号処理に誤りが生
じないようにすることが可能となる。 (5)復号器側における動作試験の結果、正常に動作す
るツールに関しては、このツールが処理対象とする符号
化情報データ(画像情報データ)の復号処理を直ちに開
始することにより、復号器と通信伝送路の稼働効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のプログラムダウン
ロード方法にかかる伝送データ列の構成を説明するため
の概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のプログラムダウン
ロード方法にかかる復号器の動作アルゴリズムを説明す
るためのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のプログラムダウン
ロード方式にかかる伝送データ列の構成を説明するため
の概念図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のプログラムダウン
ロード方法にかかる復号器の動作アルゴリズムを説明す
るためのフローチャートである。
【図5】(a)は、H.261に準拠して画像データを
符号化(圧縮)した符号化情報のデータ列の構造を表す
概念図である。(b)は、MPEG4等のアルゴリズム
がフレキシブルな符号化方式を用いて画像データを符号
化(圧縮)した符号化情報のデータ列の構造を表す概念
図である。
【図6】H.261に準拠した符号器の構成を表すブロ
ック図である。
【図7】H.261に準拠した復号器の構成を表すブロ
ック図である。
【図8】複数のアルゴリズムを備えた符号器の構成を表
すブロック図である。
【図9】専用のハードウェア及びソフトウェアを用いて
実現された復号器の構成を表すブロック図である。
【図10】汎用演算処理部とコンパイラを用いて実現さ
れた復号器の構成を表すブロック図である。
【図11】復号器の動作アルゴリズムを説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
31,41a〜41c テストルーチン 32a,42a 動き補償ツール 32b,42b 逆変換ツール 32c,42c 逆量子化ツール 33a,43a 動きベクトル情報 33b,43b 変換係数 33c,43c 量子化ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化側は、符号化情報と共に前記符号
    化情報を復号化するアルゴリズムを構成するツールを復
    号化側に送信し、前記復号化側は、前記ツールから前記
    アルゴリズムを再構成し、再構成された前記アルゴリズ
    ムを用いて受信した前記符号化情報を復号化する符号化
    /復号化装置のプログラムダウンロード方法において、 前記符号化側から前記ツールと共に前記アルゴリズムの
    動作試験を行うテストルーチンを前記復号化側に送信
    し、前記復号化側で前記テストルーチンに基づき前記動
    作試験をし、前記動作試験の結果に基づき前記復号化側
    で再構成された前記アルゴリズムが正常に動作するか否
    かの判定をすることを特徴とする符号化/復号化装置の
    プログラムダウンロード方法。
  2. 【請求項2】 テストルーチンは、アルゴリズムを構成
    するツール毎にテスト項目を備え、復号化側は、前記ア
    ルゴリズムの動作試験を前記テスト項目に基づき前記ツ
    ール毎に行い、前記動作試験の結果に基づき前記復号化
    側で再構成された前記アルゴリズムが正常に動作するか
    否かの判定を前記ツール毎に行なうことを特徴とする請
    求項1記載の符号化/復号化装置のプログラムダウンロ
    ード方法。
  3. 【請求項3】 テストルーチンをツール毎に備え、復号
    化側は、前記ツール毎に備えられた前記テストルーチン
    に基づき前記ツール毎に動作試験をし、前記動作試験の
    結果に基づき前記復号化側で再構成された前記アルゴリ
    ズムが正常に動作するか否かの判定を前記ツール毎に行
    うことを特徴とする請求項1記載の符号化/復号化装置
    のプログラムダウンロード方法。
  4. 【請求項4】 復号化側は、正常に動作しないと判定さ
    れたアルゴリズムを構成するツールの再送を符号化側に
    要求し、前記符号化側は、前記要求に基づき前記復号化
    側で正常に動作しないと判定されたツールを復号化側に
    再送することを特徴とする請求項1記載の符号化/復号
    化装置のプログラムダウンロード方法。
  5. 【請求項5】 復号化側は、正常に動作すると判定され
    たツールを用いて、前記判定の後直ちに前記ツールが処
    理対象とする符号化情報を復号化する手順を実行するこ
    とを特徴とする請求項1記載の符号化/復号化装置のプ
    ログラムダウンロード方法。
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