JP3306270B2 - データ復号装置 - Google Patents

データ復号装置

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JP3306270B2
JP3306270B2 JP26412795A JP26412795A JP3306270B2 JP 3306270 B2 JP3306270 B2 JP 3306270B2 JP 26412795 A JP26412795 A JP 26412795A JP 26412795 A JP26412795 A JP 26412795A JP 3306270 B2 JP3306270 B2 JP 3306270B2
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号等の情報
を符号化して送信するデータ符号化装置及び、符号化情
報を復号するデータ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ISDN(Integrated Services Di
gital Network:サービス総合ディジタル網)の普及に
より新しい通信サービスとして画像通信サービスが実現
されている。テレビ電話やテレビ会議システム等がその
例である。また、PHSやFPLMTSに代表される無
線伝送網の発展に伴い、更なるサービスの高度化、多様
化、可搬化への要求が急速に高まっている。
【0003】一般にテレビ電話やテレビ会議システムの
ように、画像情報を伝送する場合においては、画像の情
報量が膨大なのに対して、伝送に用いる回線の回線速度
やコストの点から、伝送する画像の情報量を圧縮符号化
し、情報量を少なくして伝送する事が必要となってく
る。
【0004】画像情報を圧縮する符号化方式としては静
止画像符号化方式としてJPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group)、動画像符号化方式として
H.261、蓄積用動画像符号化方式としてMPEG
(Moving Picture Coding ExpertGroup)1、MPEG
2がすでに国際標準化されている。さらに64kbps
以下の超低ビットレートでの符号化方式としてMPEG
4の標準化活動が進められている。
【0005】MPEG4では、多種多様なアプリケーシ
ョンに柔軟に対応でき、かつ各アプリケーションに対し
て最適な方式で符号化できるために、既存のJPEG、
H.261、MPEG1、MPEG2符号化方式のよう
にアルゴリズムに従って符号化を行う方式ではなく、符
号化器の各ツール(変換器、量子化器、逆変換器、逆量
子化器等)を多数用意して、それらの適当な組み合わせ
によって符号化を行う方式であることが必要である。
【0006】図11(a)は、H.261で符号化した
符号化出力情報のデータ列であり、同図(b)は、アル
ゴリズムがフレキシブルな符号化方式で符号化した符号
化出力情報のデータ列である。図11の(b)の場合、
符号化器の各ツールの組み合わせが自由選択可能である
ため、どのツールを使用して符号化を行ったかというツ
ールに関する情報を符号化出力情報と合わせて送信する
必要がある。図11で、動き補償ツールA、逆変換ツー
ルB、動き補償ツールC、逆変換ツールD、量子化ツー
ルEがツール情報で、それに続く動きベクトル情報10
1、変換係数102、動きベクトル情報103、変換係
数104、量子化ステップ105が処理されたデータで
ある。
【0007】図12は、H.261に従う従来の符号化
復号化装置の一例を示すブロック図である。この符号化
復号化装置は、装置全体を制御する制御部106と、H
261に従って符号化する符号化器107と、H261
で符号化された情報を復号化する復号化器108と、ツ
ール情報を記憶するメモリからなるツール蓄積部109
とを備える構成である。
【0008】これらの符号化アルゴリズムを実現するた
めの構成を考えると専用のハードウェアやソフトウェア
を実装することにより実現する方法と、汎用演算器で適
当なソフトウェアを実行することにより実現する方法と
が考えられる。図13は、符号化器107のブロック図
である。この符号化器107は、符号化制御を行う符号
化制御部111、DCT変換を行う変換部112、変換
部で変換された係数の量子化を行う量子化部113、量
子化された係数の逆量子化を行う逆量子化部114、逆
DCT変換を行う逆変換部115、動き補償フレーム間
予測の際に用いる動き補償用可変遅延機能をもつメモリ
116、マクロブロックごとにon/offできるルー
プ内フィルタ117から構成される。このアルゴリズム
を専用のハードウェアおよびソフトウェアで実現する場
合、各ツールである符号化制御部111、変換部11
2、量子化部113、逆量子化部114、逆変換部11
5、動き補償用遅延機能を持つメモリ116、ループフ
ィルタ117はそれぞれ専用のハードウェアおよびソフ
トウェアを有することになる。
【0009】図14に、この復号化器108のブロック
図を示す。H.261の復号化器108は、図13の符
号化器107に含まれている部分であり、それが復号化
の機能を有する。この復号化器108は、逆量子化部1
14、逆変換部115、(動き補償用可変遅延機能をも
つ)メモリ116、ループ内フィルタ117で構成され
る。符号化されたデータは、逆量子化部114で逆量子
化され、逆変換部115で逆DCT変換されて復号され
る。メモリ116およびループ内フィルタ117は動き
補償予測符号化データを復号する場合に使用する。
【0010】JPEG、H.261、MPEG1、MP
EG2等の一定のアルゴリズムで符号化を行う方式で数
種類のアルゴリズムを処理させようとすると、それぞれ
のアルゴリズムを実現するハードウェアおよびソフトウ
ェアが必要となる。一つの端末で、例えばH.261で
動画像を、JPEGで静止画像を符号化する場合、図1
5のような構成になる。すなわち、この符号化器は、
H.261符号化器120と、JPEG符号化器121
とで構成される。
【0011】同様に、専用のハードウェアおよびソフト
ウェアで図11(b)のフレキシブルな符号化アルゴリ
ズムを実現させると、H.261での変換部、量子化
部、逆量子化部、逆変換部の各ツールが数種類あること
になる。従って、図13に示す変換部112、量子化部
113、逆量子化部114、逆変換部115からなる符
号化部118が図16に示す各ツールによる構成とな
る。復号化器の構成は、図14に示す逆量子化部114
と逆変換部115からなる復号部119が図16の復号
部122のツール構成になる。
【0012】動作としては、図11(b)に示す動き補
償ツールA、逆変換ツールB、動き補償ツールC、逆変
換ツールD、量子化ツールE等のツール情報は制御部1
20へ、その後に続くデータである動きベクトル情報1
01、変換係数102、動きベクトル情報103、変換
係数104はそれぞれの各ツールへ送信される。制御部
123では、それぞれのツール情報からどのツールを使
用するかの選択制御を行い、各データは制御部123で
選択されたツールで処理され復号されることになる。
【0013】しかし、この方法では、各ツールごとに専
用のハードウェアー及びソフトウェアーを用意しなけれ
ばならず、復号化器の規模が大きくなってしまう。ま
た、復号化器が用意していないツールで処理されたデー
タを受信した場合、復号できなくなってしまう。これを
解決するためには、受信したパーツをコンパイルして処
理プログラムを生成し、汎用演算処理部で復号化する場
合が考えられる。
【0014】図11(b)に示す情報を、汎用演算処理
部とコンパイラで復号する場合、図17に示す復号化器
を用いる。図11(b)に示す動き補償ツールA、逆変
換ツールB、動き補償ツールC、変換ツールD、量子化
ツールE等のツール情報はコンパイラ125へ送信さ
れ、その後に続く各データである動きベクトル情報10
1、変換係数102、動きベクトル情報103、変換係
数104、量子化ステップ105は、汎用演算処理部1
24へ送信される。コンパイラ125では汎用演算処理
部124のための処理プログラムを生成し、次に送信さ
れてくるデータを汎用演算処理部124にて処理を行い
復号化されることになる。さらに、一度生成された処理
プログラムは保存され、次の復号化のときに再利用され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】復号化装置における、
あるアルゴリズムを処理する処理能力が、符号化側の要
求するアルゴリズムを構成する各ツールの処理能力の総
和よりも低い場合、符号化側から送られてきたツールを
復号化側で蓄積しても復号化側の処理能力が低いため
に、受信したデータの復号化が正確に行えず、ツール蓄
積部のメモリも無駄に消費してしまうという問題があっ
た。
【0016】また、従来の符号化装置及び復号装置
は、符号化側で使用したツールと復号化側で保存してい
るツールの比較を行う際に、ツール自体の比較を行わな
ければならず、その処理に非常に多くの時間がかかると
いう問題点があった。
【0017】新しいアルゴリズムを用いて符号化情報を
復号する場合、そのアルゴリズムを構成するツールがす
でに格納されているツールと同じ場合でも、再度ツール
を受信しなければならず、その送受信にかかる時間もか
なり大きいという問題点があった。
【0018】本発明の目的は、受信した符号化情報を同
時に受信したツールにより復号化する場合に、ツールに
対応した情報で比較することにより最適なツールを選択
することができ、短時間で効率よく復号化できるデータ
符号化装置及びデータ復号装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
各ツールの適当な組み合わせによって構成された圧縮
号化アルゴリズムを用いて圧縮符号化した圧縮符号化デ
ータを復号するデータ復号装置であって、前記圧縮符号
化データとともに、該圧縮符号化データの先頭に付加さ
れた、該圧縮符号化データを復号する復号アルゴリズム
を構成するために必要なツールを示す情報を、データ符
号化装置より入力する入力手段と、ツールを格納する格
納手段と、前記格納されたツールから、前記圧縮符号化
データの先頭に付加されたツールを示す情報のみを用い
て、前記入力されたツールを示す情報に対応するツール
を選択する選択手段と、前記選択されたツールを組み合
わせて、復号アルゴリズムを構成した後、該復号アルゴ
リズムを用いて、前記入力される圧縮符号化データを復
号する復号手段とを備え、前記ツールを示す情報は、前
記画像データの圧縮符号化に使用したツールに対応し
て、各ツール単位に指定することを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記データ復号装置にお
いて、前記入力されたツールを示す情報に基づいて、前
記復号アルゴリズムを構成するために必要なツールが前
記格納手段に格納されているかを判別し、前記データ符
号化装置に対して、前記格納手段に格納されていないツ
ールの送信を要求する要求手段を備え、前記入力手段
は、前記データ符号化装置より、前記送信を要求したツ
ールを受信し、前記復号手段は、前記受信したツールを
使用して、復号アルゴリズムを構成し、該復号アルゴリ
ズムにより、前記入力された圧縮符号化データを復号す
ることを特徴とする。
【0021】また、本発明は、画像データを各ツールの
適当な組み合わせによって構成された符号化アルゴリズ
ムを用いて符号化した符号化データを復号するデータ復
号装置であって、前記符号化データとともに、該符号化
データの先頭に付加された、該符号化データを復号する
復号アルゴリズムを構成するために必要なツールを示す
情報、及び該復号アルゴリズムを構成するツールを使用
した復号処理を行うのに必要とされる処理負荷を示す情
報を入力する入力手段と、ツールを格納する格納手段
と、前記格納されたツールから、前記符号化データの先
頭に付加されたツールを示す情報のみを用いて、前記入
力されたツールを示す情報に対応するツールを選択する
選択手段と、前記入力されたツールの処理を行うのに必
要とされる処理負荷を示す情報に基づいて、前記選択さ
れたツールを組み合わせて構成される復号アルゴリズム
の処理を行うのに必要とされる処理負荷の総和を求め、
復号装置における復号処理能力と比較する比較手段と、
前記復号装置における復号処理能力が、前記選択された
ツールを組み合わせて構成される復号アルゴリズムの処
理を行うのに必要とされる処理負荷の総和よりも大きい
場合、前記選択されたツールを組み合わせて、復号アル
ゴリズムを構成した後、該復号アルゴリズムを用いて、
前記入力される符号化データを復号する復号手段とを備
えたことを特徴とする。前記ツールを使用した復号処理
を行うのに必要とされる処理負荷を示す情報は、数値化
されたデータであることが好ましい。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。以下、実施の形態では、
符号化側と復号側の両方の機能を備える符号化復号化装
置を例に説明を行うが、本発明はこのように両方を機能
を備えることを必須の要件とするものではなく、データ
符号化装置或いはデータ復号装置として構成することも
可能であることはいうまでもない。 (第1実施形態) 図1は、本発明に係る符号化復号化装置の第1実施形態
を示すためのブロック図である。この符号化復号化装置
は、制御部11、符号化器12、応答制御部13、復号
化器14、ツール蓄積制御部15、ツール蓄積部16、
符号化処理能力値蓄積部17、符号化処理能力値蓄積部
18、能力値比較器19を備える。
【0025】制御部11は、装置全体を制御する部分で
あり、予めアルゴリズムを構成する各ツール単位での復
号化器14の処理能力値の総和を、復号化処理能力値と
して復号化処理能力値蓄積部18に蓄積しておく。ツー
ル単位での復号化器14の処理能力値は数値化されてい
る。符号化器12は、各ツール単位にそのツールの処理
に必要な処理能力値を数値化して付加し、相手装置に送
信する。
【0026】ここで、ツールの能力の数値化は、基準と
なる処理及びその処理を行うのに必要とされる処理能力
を設定し、それと他の処理との処理負荷及び処理能力を
比較することにより行う。
【0027】符号化器12は、送信する度に数値化する
のではなく、ツールの作成者あるいは選択者があらかじ
め処理負荷等から設定する。数値化された能力は、制御
部11から応答制御部に送られ、符号化データやツール
情報と多重化されて送信される。
【0028】復号化器14で受信した符号化処理能力値
はアルゴリズムを構成する各ツール単位で符号化処理能
力値蓄積部17に蓄積される。復号処理能力値蓄積部1
8の出力とアルゴリズムを構成するツールの処理能力値
の総和はともに能力値比較部19に入力される。
【0029】能力値比較部19では、それぞれの値を比
較して、受信したツールを使用したアルゴリズムの処理
が自装置で可能かどうかの判別を行う。判別は簡易な大
小比較回路で行うことができる。もし処理能力値の比較
から、処理が可能と判別されれば、許可信号をツール蓄
積制御部15に送り、ツール蓄積部16に受信したツー
ルを蓄積し、以後受信したデータの復号化に使用する。
【0030】もし処理能力値の比較からツールを蓄積し
たとしても復号処理能力が低く、処理が不可能と判別さ
れれば、受信したツールは不要なので蓄積不可信号をツ
ール蓄積制御部15に送り、ツール蓄積部16には蓄積
しない。同時に、応答制御部31に受信したツールをダ
ウンロードして処理が可能かどうかの確認を送信する指
示を送る。
【0031】通常、アルゴリズムを構成するツールの種
別が規定されているような符号化方式のもとでは、通信
の初期の段階においてお互いの復号化能力を交換し、相
手の復号化能力を得た上でデータの符号化および送信を
開始することができる。しかし、符号化側から符号化情
報とともに、その情報を復号する手段であるアルゴリズ
ムを構成するツールを同時に送信する方式の場合、選択
するツールの種別により復号処理の負荷が著しく変化す
るため、このような能力交換では、厳密に相手装置の復
号能力を予め得ることは、簡単ではないと考えられる。
よってこのように、新たなツールを受信する毎に、能力
値の比較を行い、処理可能かどうかの判別結果を相手装
置に送信する。
【0032】図2は、本発明の動作例を表すための説明
図である。符号化装置20と復号化装置21の動作につ
いて説明する。この符号化装置20と復号化装置21
は、図1に示した符号化復号化装置であり、それぞれ符
号化装置と復号化装置として機能するものである。
【0033】最初に、符号化装置20からツールaおよ
び、ツールaの処理に必要な符号化能力値Caを相手に
送信したとする。復号化装置21では送られてきたツー
ルの処理能力値Caを符号化処理能力値蓄積部17に蓄
積する。アルゴリズムを構成するツールの能力値は各ツ
ール毎に蓄積するため、Ca以外の能力値の総和をCz
とすると、Ca+CzがCaの能力値を持ったツールを
使用するアルゴリズムを処理するのに必要な能力値とな
る。
【0034】この値と、予め復号化装置21において設
定された復号化能力値Crとを比較することによりCa
+Cz≦Crならば、新たに受信したツールaが復号化
側で使用可能と判別できる。使用可能ならば受信したツ
ールをダウンロードし、相手装置にダウンロード完了応
答を送信する。これにより符号化装置20では送信した
ツールを使用したデータの送信が可能であることが判別
できる。
【0035】次に符号化装置20からツールbおよび、
ツールbの処理に必要な符号化能力値Cbを相手に送信
したとする。復号化装置21では送られてきたツールの
処理能力値Cbを符号化処理能力値蓄積部17に蓄積す
る。上記した動作例と同様に、Cb+CzがCbの能力
値を持ったツールを使用するアルゴリズムを処理するの
に必要な能力値となる。
【0036】この値と、予め設定された復号能力値Cr
とを比較することによりCb+Cz>Crならば、新た
に受信したツールが復号側で使用不可と判別できる。そ
の場合に受信したツールのダウンロードは実行せず、相
手装置にダウンロードエラー応答を送信する。これによ
り符号化装置20では送信したツールを使用したデータ
の送信が不可であることが判別できる。よって、符号化
装置20では新たな別のツールを送信し直すか、以前に
送信したツールaを使用したデータを送信することによ
り、データの復号化が可能となる。
【0037】こうして、ツール対応情報をツールによる
処理能力とし、復号化処理範囲内に収まるツールを選択
することで、効率のよい復号化処理が可能となる。この
場合、処理能力値を数値化して送信することにより、能
力比較が素早く効率的に行うことができる。さらに、処
理能力により受信ツールが使用可能か否かを判別してか
ら、使用の場合にのみツールをダウンロードするので、
送受信にかかる処理時間を短縮することができる。
【0038】(第2実施形態)図3は、本発明に係る符
号化復号化装置の第2実施形態におけるツールの管理の
例を示している。図3に示すように、各ツールに固有の
キーを付ける。例えば、キーをAa01とし、それに対
応するツールを整数画素精度動き補償とするように、す
べてのツールに対応したキーが設定されており、これに
よって各ツールが判別できるようになっている。
【0039】図4は、このキーの設定の例を示してい
る。例えば、キーは、図4に示すように、大分類(動き
補償予測、DCT変換等)をアルファベット大文字、小
分類(整数画素精度、半画素精度等)をアルファベット
小文字、バージョンを数字2文字で表される。
【0040】図5は、本発明に係る符号化復号化装置の
第2実施形態の符号化装置のブロック図である。この符
号化装置は、装置全体を制御する制御部31、各ツール
を格納しておくツール格納部33、各キーに対応するツ
ールの処理プログラムが前記ツール格納部33のどこに
格納されているかを記憶しておくキーテーブル32、前
記ツール格納部からツールの処理プログラムを読み出し
て実行する処理演算部34、前記処理演算部34で使用
するワークメモリ35、外部との通信を行うネットワー
クインタフェース36を備えている。
【0041】図6は本発明に係る符号化復号化装置の第
2実施形態の復号化装置のブロック図である。この復号
化装置は、装置全体を制御する制御部41、受信したキ
ーを一時的に保存するキーバッファ47、ツールを格納
しておくツール格納部43、各キーに対応するツールの
処理プログラムが前記ツール格納部43のどこに格納さ
れているかを記憶しておくキーテーブル42、前記ツー
ル格納部43からツールの処理プログラムを読み出して
実行する処理演算部44、前記処理演算部44で使用す
るワークメモリ45、外部との通信を行うネットワーク
インタフェース46である。
【0042】図7は図5の符号化装置のツール格納部3
3および図6の復号化装置のツール格納部43におけ
る、各ツールの格納状態の例を表している。また、図8
は図5のキーテーブル32および図6のキーテーブル4
2における各キーとそのキーに対応するツールのツール
格納部33,43における格納場所との対応付けの例を
示したものである。
【0043】図5の符号化装置と図6の復号化装置は、
図9のように、それぞれネットワークインタフェース3
6、46によってISDNや無線網などの様々なネット
ワークに接続される。
【0044】図10は、前記図5の符号化装置と前記図
6の復号化装置が図7のように接続されたときの通信手
順の例を示すフローチャートである。まず、符号化装置
において使用するアルゴリズムとそれを構成するツール
を決定する(ステップS1)。そして、その各ツールの
キーを復号化装置に送信する(ステップS2)。復号化
装置はそのキーを受信し、そのキーをキーバッファ47
に取り込む(ステップT1)。そして、キーバッファ4
7に取り込まれたキーをキーテーブル42に照らし合わ
せ(ステップT2)、登録していない場合はツール転送
要求とともにそれらのキーを符号化装置に送信する(ス
テップT3)。符号化装置は、そのキーに対応するツー
ルの処理プログラムを復号化装置に送信する(ステップ
S4)。復号化装置はそのツールの処理プログラムをツ
ール格納部43に格納し、その格納アドレスとキーをキ
ーテーブル42に登録する(ステップT5)。そして、
キーテーブル42を参照しながらツール格納部43から
ツールを演算部44に転送する(ステップT6)。その
後、復号化装置は符号化装置に符号化データ転送要求を
送信し(ステップT7)、それを受信した符号化装置は
符号化データを復号化装置に送信する(ステップS5,
S6)、復号化装置は符号化データを受信して(ステッ
プT8)、復号化する(ステップT9)。符号化装置は
すべて符号化データの送信終了したとき、符号化データ
送信終了信号を復号化装置に送信し(ステップS7,S
8)、復号化装置がその信号を受信した時点で(ステッ
プT10)、通信が終了する。
【0045】こうして、ツールに固有のキーを用いるこ
とにより、キーを比較することにより、簡単に対応する
ツールを比較選択することができ、処理時間を短縮する
ことができる。さらに、キーを用いて復号化装置に同じ
ツールがあるかを判別し、ない場合にのみ、ツールを転
送することにより、送受信かかる処理時間を短縮でき
る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、ツールを示す情報は、
復号アルゴリズムを構成するために必要なツールを各ツ
ール毎に指定するものであり、このツールを示す情報に
対応するツールを比較選択するので、復号化処理が効率
よく、短時間で処理が可能となる。また、復号アルゴリ
ズムを構成するツールを使用した復号処理を行うのに必
要とされる処理負荷を示す情報に基いて、復号アルゴリ
ズムの処理が自装置で可能かを判別することができる。
【0047】また、ツールを示す情報を比較することに
より、ツール自体の比較をする必要がなく、素早いツー
ルの選択処理が可能となる。特に、ツールを示す情報
ツール固有のキーとすることで、ツール格納手段のツー
ルを比較選択する処理が短時間で効率的に行える。
【0048】また、前記入力されたツールを示す情報に
基づいて、前記復号アルゴリズムを構成するツールが前
記格納手段に格納されているかを判別し、前記データ符
号化装置に対して、前記格納手段に格納されていないツ
ールの送信を要求する要求手段と、前記データ符号化装
置より、前記送信を要求したツールを受信する入力手段
とを備えたことで、ツールを受信する必要がある場合の
み、相手側の符号化装置にその情報を送信してもらうこ
とができ、送受信にかかる時間を短縮して、処理を効率
的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号化復号化装置の第1実施形態
を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の符号化復号化装置の動作を示す
説明図である。
【図3】キーに対応するツールの1例を示す説明図であ
る。
【図4】キーの一例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る符号化復号化装置の第2実施形態
の符号化装置を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る符号化復号化装置の第2実施形態
の復号化装置を示すブロック図である。
【図7】符号化装置及び復号化装置のツール格納部にお
ける各ツールの格納状態の一例を示す説明図である。
【図8】符号化装置及び復号化装置のキーテーブルの格
納状態を示す説明図である。
【図9】符号化装置及び復号化装置のネットワーク接続
の説明図である。
【図10】符号化装置と復号化装置を接続した場合の通
信手順を示すフローチャートである。
【図11】従来の符号化復号化装置の符号化出力情報の
データ列を示す説明図である。
【図12】従来の符号化復号化装置を示すブロック図で
ある。
【図13】図12の符号化復号化装置の符号化器を示す
ブロック図である。
【図14】図12の符号化復号化装置の復号化器を示す
ブロック図である。
【図15】H.261とJPEGで符号化する符号化器
を示すブロック図である。
【図16】復号化器の各ツールを示すブロック図であ
る。
【図17】コンパイラによる処理を行う復号化器を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 符号化 13 応答制御部 14 復号化器 15 ツール蓄積制御部 16 ツール蓄積部 17 符号化処理能力値蓄積部 18 復号化処理能力値蓄積部 19 能力値比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H03M 7/30 H04N 1/41 - 1/419

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを各ツールの適当な組み合わ
    せによって構成された圧縮符号化アルゴリズムを用いて
    圧縮符号化した圧縮符号化データを復号するデータ復号
    装置であって、 前記圧縮符号化データとともに、該圧縮符号化データの
    先頭に付加された、該圧縮符号化データを復号する復号
    アルゴリズムを構成するために必要なツールを示す情報
    を、データ符号化装置より入力する入力手段と、 ツールを格納する格納手段と、 前記格納されたツールから、前記圧縮符号化データの先
    頭に付加されたツールを示す情報のみを用いて、前記入
    力されたツールを示す情報に対応するツールを選択する
    選択手段と、 前記選択されたツールを組み合わせて、復号アルゴリズ
    ムを構成した後、該復号アルゴリズムを用いて、前記入
    力される圧縮符号化データを復号する復号手段とを備
    え、 前記ツールを示す情報は、前記画像データの圧縮符号化
    に使用したツールに対応して、各ツール単位に指定する
    ことを特徴とするデータ復号装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のデータ復号装置に
    おいて、 前記入力されたツールを示す情報に基づいて、前記復号
    アルゴリズムを構成するために必要なツールが前記格納
    手段に格納されているかを判別し、前記データ符号化装
    置に対して、前記格納手段に格納されていないツールの
    送信を要求する要求手段を備え、 前記入力手段は、前記データ符号化装置より、前記送信
    を要求したツールを受信し、 前記復号手段は、前記受信したツールを使用して、復号
    アルゴリズムを構成し、該復号アルゴリズムにより、前
    記入力された圧縮符号化データを復号することを特徴と
    するデータ復号装置。
  3. 【請求項3】 画像データを各ツールの適当な組み合わ
    せによって構成された符号化アルゴリズムを用いて符号
    化した符号化データを復号するデータ復号装置であっ
    て、 前記符号化データとともに、該符号化データの先頭に付
    加された、該符号化データを復号する復号アルゴリズム
    を構成するために必要なツールを示す情報、及び該復号
    アルゴリズムを構成するツールを使用した復号処理を行
    うのに必要とされる処理負荷を示す情報を入力する入力
    手段と、 ツールを格納する格納手段と、 前記格納されたツールから、前記符号化データの先頭に
    付加されたツールを示す情報のみを用いて、前記入力さ
    れたツールを示す情報に対応するツールを選択する選択
    手段と、 前記入力されたツールの処理を行うのに必要とされる処
    理負荷を示す情報に基づいて、前記選択されたツールを
    組み合わせて構成される復号アルゴリズムの処理を行う
    のに必要とされる処理負荷の総和を求め、復号装置にお
    ける復号処理能力と比較する比較手段と、 前記復号装置における復号処理能力が、前記選択された
    ツールを組み合わせて構成される復号アルゴリズムの処
    理を行うのに必要とされる処理負荷の総和よりも大きい
    場合、前記選択されたツールを組み合わせて、復号アル
    ゴリズムを構成した後、該復号アルゴリズムを用いて、
    前記入力される符号化データを復号する復号手段とを備
    えたことを特徴とするデータ復号装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載のデータ復号装置にお
    いて、 前記ツールを使用した復号処理を行うのに必要とされる
    処理負荷を示す情報は、数値化されたデータであること
    を特徴とするデータ復号装置。
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