JPH0980644A - 写真プリンタ及びインデックスユニット - Google Patents

写真プリンタ及びインデックスユニット

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JPH0980644A
JPH0980644A JP23980195A JP23980195A JPH0980644A JP H0980644 A JPH0980644 A JP H0980644A JP 23980195 A JP23980195 A JP 23980195A JP 23980195 A JP23980195 A JP 23980195A JP H0980644 A JPH0980644 A JP H0980644A
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JP
Japan
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light
crystal panel
photographic
image
printer
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Pending
Application number
JP23980195A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Katakura
和彦 片倉
Mamoru Ogasawara
護 小笠原
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の写真プリンタを大改造することなく、
該写真プリンタでインデックスプリントを行えるように
する。 【解決手段】 写真プリンタの露光光路X上に設置され
ている分光プリズム48を挟んで濃度測定器50と反対
側の領域に、インデックスユニット70を設ける。イン
デックスユニット70は、ケーシング72内に液晶パネ
ル74及び光射出手段76を収容して成り、焼付すべき
画像を液晶パネル74に表示した状態で光射出手段76
より光を射出させると、光射出手段76から射出され液
晶パネル74を透過した光がケーシング72外へ射出さ
れて分光プリズム48に到達し、露光光路X上のズーム
レンズ42等を介して印画紙27に照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真プリンタ及び
インデックスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
現像済ネガフィルムにどのような画像が撮影されたかを
簡単に検索できるようにするため、ネガフィルムに記録
された複数の画像をマトリクス状に並べて感光材料に縮
小プリントする所謂インデックスプリンタ(以下「IX
プリンタ」という)が提案されている。また、ネガフィ
ルムに記録された画像を1コマずつ感光材料に焼付ける
通常のプリンタを主露光部とし、上記の如きIXプリン
タを副露光部として写真プリンタに組込むことも提案さ
れている。上記IXプリンタにより作成されるIXプリ
ントによれば、ネガフィルムに記録された画像の全てを
一目で確認でき、焼増しすべき画像等を容易に特定でき
るようになる。
【0003】しかし、写真プリンタにどのようにIXプ
リンタを組込むかについては未だ確立されていない。写
真プリンタにIXプリンタを副露光部として組込む場
合、IXプリンタを接続可能なインターフェース(I/
F)をもったものであればよいが、このI/Fをもたな
いものに組込むには大改造が必要となる。また、上記I
/Fをもっているものでも、主・副の露光部間で露光光
路が別々に設定されると、写真プリンタの大型化、部品
点数の増大等を招く。
【0004】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、構造の大型化、部品点数の増大等を招くことなく、
通常プリントとIXプリントとの双方を行える写真プリ
ンタを得ることを目的とする。また本発明は、IXプリ
ンタとのI/Fをもっていない既存の写真プリンタでも
大改造することなくIXプリントを行えるようにするイ
ンデックスユニットを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】現像済のネガフィルムに
記録された画像を感光材料に焼付ける写真プリンタに
は、従来より、光源部から射出されネガフィルムを透過
した光を光分岐手段(例えば、分光プリズム)によって
分岐するようにしたものがある。すなわち、ネガフィル
ムを透過した光を光分岐手段により分岐し、分岐した一
方の光を濃度測定器に取込んでネガフィルムの濃度を測
定し、測定した濃度に応じて露光条件を補正しているの
である。しかし、上記の写真プリンタでは、光分岐手段
を挟んで濃度測定器と反対側の領域は使用されておら
ず、この領域に、液晶パネル及び光射出手段を設けれ
ば、光射出手段から射出され液晶パネルを透過した光も
光分岐手段により分岐し、分岐した一方の光を通常のプ
リント時の露光光路を通して感光材料に照射できる。
【0006】以上の点を考慮し、請求項1記載の発明
は、写真フィルムに記録された画像を感光材料に焼付け
るに際し、写真フィルムを透過した光を光分岐手段によ
り分岐し、分岐した一方の光を濃度測定器に取込んで写
真フィルムの濃度を測定する写真プリンタであって、前
記光分岐手段を挟んで濃度測定器と反対側に設けられ、
前記感光材料に焼付すべき副画像を表示する液晶パネル
と、前記液晶パネルに前記光分岐部材と反対側から光を
照射する光射出手段と、を備えて構成されている。
【0007】請求項1記載の発明では、光分岐部材を挟
んで濃度測定器とは反対側の領域に液晶パネルが設けら
れ、液晶パネルには感光材料に焼付すべき副画像が表示
される。液晶パネルに画像を表示した状態で、光射出手
段により液晶パネルに光を照射すると、液晶パネルを透
過した光が光分岐手段に到達し、感光材料側と濃度測定
器側とに分岐される。感光材料側に分岐された光は、通
常プリント時の露光光路に沿って感光材料へと導かれ
る。
【0008】上記では、光射出手段から射出され液晶パ
ネルを透過した光を光分岐手段により分岐し、分岐した
一方の光を通常プリント時の露光光路を介して感光材料
に照射する、いわば1チャンネル構成としているので、
上記露光光路上に設置されるズームレンズ等の光学部品
が通常プリント時とインデックスプリント時とで共用で
き、部品点数の増大等を防止できる。
【0009】請求項2記載の発明は、写真フィルムに記
録された画像を感光材料に焼付ける写真プリンタに搭載
され、該写真プリンタを用いてインデックスプリントを
作成するためのインデックスユニットであって、前記写
真プリンタの所定位置に着脱自在に取付けられると共に
一側部に開口が形成されたケーシングと、前記ケーシン
グ内にその開口に臨ませて設けられ、感光材料に焼付す
べきインデックスプリント画像を表示する液晶パネル
と、前記ケーシング内に設けられ、前記液晶パネルに開
口と反対側から光を照射する光射出手段と、を備えて構
成される。
【0010】請求項2記載の発明では、感光材料に焼付
すべきインデックスプリント画像が液晶パネルに表示さ
れる。液晶パネルに画像を表示した状態で、光射出手段
により液晶パネルに光が照射されると、液晶パネルを透
過した光がケーシングの開口より射出される。上記のイ
ンデックスプリントユニットを、写真プリンタの光分岐
手段に対向させて設置すれば、インデックスユニットか
ら射出した光を写真プリンタ内の露光光路に沿って感光
材料に照射できる。このため、従来の写真プリンタを大
改造することなく、該写真プリンタによりインデックス
プリントを作成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形
態に係るプリンタプロセッサ(写真プリンタ)10の斜
視図、図2は、システム構成図である。図1に示すよう
に、プリンタプロセッサ10は、プリンタ部12とペー
パプロセッサ部14とから構成されている。プリンタ部
12は、本体ケーシング16の一端側に突出した作業テ
ーブル18を備え、作業テーブル18上には現像済のネ
ガフィルムをセットするためのネガキャリア20と各種
の指示を行うキーボード23とが設けられている。作業
テーブル18の下方には光源部22が設けられ、光源部
22から射出された光がネガキャリア20に装着された
ネガフィルムを透過して焼付け部24に到達する。
【0012】本体ケーシング16上部の焼付け部24と
反対側には、層状に巻き取った印画紙を収容するペーパ
マガジン26が着脱自在に取付けられている。ペーパマ
ガジン26から引き出された印画紙27(図2)は、本
体ケーシング16内を鉛直方向(下方)に搬送されて所
定の露光位置に到達し、ネガフィルム21(図2)を透
過した光が露光される。画像が露光された印画紙27
は、図示しないローラによってペーパプロセッサ部14
に搬送される。ペーパプロセッサ部14では、画像が露
光された印画紙27に対して発色現像、漂白定着、水洗
及び乾燥の各処理が順に施される。ペーパプロセッサ部
14により上記一連の処理が施された印画紙27は、カ
ッタ部28に送られ、カッタ部28において画像コマ毎
に切断されて写真プリントとして本体ケーシング16外
に排出される。本体ケーシング16外に排出された写真
プリントはソータ部30によって仕分される。
【0013】プリンタプロセッサ10の本体ケーシング
16内にはプリンタプロセッサ10全体の監視・制御を
つかさどる制御装置32が設けられ、また焼付け部24
の側部にはCRT等のディスプレイ31が設けられてい
る。ディスプレイ31は、ネガフィルム21に記録され
た画像を表示して検定を行うためのものである。
【0014】図3には、前記焼付け部24の構成が示さ
れている。焼付け部24には、ネガキャリア20に装着
されたネガフィルム21の上方に、露光用ズームレンズ
42、シャッタ44及び反射ミラー46が順に設けられ
ている。前記光源部22(図1)から射出されネガフィ
ルム21を透過した光は、露光ズームレンズ42及びシ
ャッター44を介して反射ミラー46に到達し、反射ミ
ラー46により略90°偏向されて印画紙27に結像す
ることにより、ネガフィルム21に記録された画像が印
画紙27に所定の倍率で露光される。
【0015】露光用ズームレンズ42の下面には、プリ
ズム枠46を介して分光プリズム(光分岐手段)48が
保持されている。分光プリズム48は、光源部22から
印画紙27に至る露光光の光路(露光光路)Xに対して
約45°をなす反射面をもつ角柱状のプリズム48A,
48B(図5)を貼り合わせて成り、ネガフィルム21
を透過してきた光のうち一部を略直角に反射させ、残り
を透過させる。分光プリズム48の反射光射出側には濃
度測定器50が設けられている。濃度測定器50は、測
光用ズームレンズ52、ハーフミラー54及びCCDカ
ラーイメージセンサ(以下単に「センサ」という)5
6、58を備えており、分光プリズム48の反射面49
で反射されてきた光をレンズ52及びミラー54を介し
てセンサ56、58により各々読取る。
【0016】センサ56、58は、濃度測定器50の背
面及び上面に各々取付けた回路基板60、62に搭載さ
れている。回路基板60上には、センサ56からの画像
データに基づきネガフィルム21のLATD(平均透過
濃度)をRGB各色成分毎に算出する濃度演算回路64
(図2)が形成されている。濃度演算回路64は、図1
に示した制御装置32に接続され、算出したLATDを
制御装置32に出力する。一方、回路基板62上には、
センサ58からの画像データを処理する画像信号処理回
路66(図2)が形成されている。画像信号処理回路6
6は、制御装置32及びディスプレイ31に接続され、
センサ58からの画像データに含まれるRGB各色成分
毎の濃度データを制御装置32からの露光条件に基づい
て修正し、修正後の濃度データを基にディスプレイ31
上に画像を表示する。回路基板62には、また画像メモ
リ68(図2)が搭載され、センサ58で読取った画像
データを記憶する。
【0017】なお、以上述べてきた構成は、従来周知の
プリンタプロセッサの構成と同じであり、以下に特徴的
な構成につき説明する。
【0018】本実施の形態では、上記の如き従来周知の
プリンタプロセッサを用いてインデックスプリント(以
下「IXプリント」という)の作成を行えるようにする
ため、濃度測定器50の分光プリズム48を挟んで反対
側に、インデックスユニット70が設けられている。イ
ンデックスユニット70は、露光用ズームレンズ42の
外周に着脱自在に取付けたケーシング72と、ケーシン
グ72内に収容された液晶パネル(LCD)74及び光
射出手段76と、を備えている。
【0019】ケーシング72は、図4に拡大して示すよ
うに、露光用ズームレンズ42外周に図示しない取付金
具等によって着脱自在に取付けられている。また、露光
用ズームレンズ42外周に取付けた状態で分光プリズム
48に臨んで形成された開口72Aを有している。
【0020】液晶パネル74は、印画紙27(図3)に
焼付すべきインデックスプリント画像(以下「IXプリ
ント画像」という)を表示するための画像表示手段であ
り、ケーシング72内に分光プリズム48(開口72
A)に対向して配置されている。液晶パネル74は、ケ
ーシング72の下面に取り付けた制御基板78に接続さ
れ、制御基板78に搭載したLCDドライバ90(図
2)により印加される電圧の大きさに応じて各液晶セル
の光透過率を256階調で変更できる。液晶パネル74
の開口72A側には、液晶パネル74を透過した光を集
光させるためのフィールドレンズ80が設けられ、液晶
パネル74を挟んでフィールドレンズ80の反対側には
反射ミラー82が設けられている。反射ミラー82は、
光射出手段76から射出された光を反射させて液晶パネ
ル74に照射するためのもので、液晶パネル74の画像
表示面に対して略45°をなしている。
【0021】光射出手段76は、R、G、Bの各成分色
光を射出する発光ダイオード(LED)84A〜84C
を備えている。LED84A〜84Cは制御基板78に
接続され、制御基板78に搭載した光源制御回路92
(図2)により動作が制御される。LED84A〜84
Cのうち青色光を射出するLED(B−LED)84A
は、反射ミラー82の上方に臨ませて設けられている。
B−LED84A及び反射ミラー82間には、ダイクロ
イックミラー86,88が設けられ、R−LED84B
及びG−LED84Cから出射される光を各々ダイクロ
イックミラー86,88で反射することにより、各LE
D84A〜84Cから射出される光の光軸を一致させて
いる。すなわち、LED84A〜84Cから出射された
RGB各色成分の光は、各々光軸が一致された状態で反
射ミラー82に到達し、反射ミラー82で反射されて液
晶パネル74に照射される。液晶パネル74を透過した
光はフィールドレンズ80を介して開口72Aからケー
シング72外へ射出され、分光プリズム84に到達す
る。
【0022】前記反射ミラー82の光入射(上方)側に
は、液晶パネル74の画像表示範囲外に対応してプリズ
ム94が設けられ、プリズム94の反射光射出側には光
量センサ96が設けられている。光量センサ96は、プ
リズム94で反射された光の光量、即ち光射出手段76
より射出した光の光量を検出する。液晶パネル74の光
射出側にも同様にプリズム98が設けられ、液晶パネル
74を透過した光を光量センサ100へと導いて液晶パ
ネル74の透過光量を検出するようになっている。
【0023】なお、光量センサ96及び100により検
出された光量値は制御装置32(図1)に入力され、制
御装置32による制御により、LED84A〜84Cか
ら出射される光量の調整や、液晶パネル74に表示され
るIXプリント画像の濃度の調整などが行われる。
【0024】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。プリンタプロセッサにおいてIXプリントを行う必
要がある場合、オペレータは、まずレンズデッキカバー
を開き、露光用ズームレンズ42等を露出させる。この
状態で、露光用ズームレンズ42外周にIXユニット7
0を取付ける。このとき、ケーシング72の開口72A
が分光プリズム48に対向するように位置調整して取付
ける。露光用ズームレンズ42外周にIXユニット70
を取付けると、以下に述べるようにIXユニット70の
光軸調整とピント合わせを行う。
【0025】すなわち、液晶パネル74に予め用意した
テストパターンを表示させると共に、露光用ズームレン
ズ42を作動させて露光用ズームレンズ42の倍率をI
Xプリントの倍率に設定する。次に、LED84A〜8
4Cを点灯させると共にシャッタ44を開き、液晶パネ
ル74に表示させたテストパターンの露光を行う。LE
D84A〜84Cの点灯及びシャッタ44の開放を行う
と、LED84A〜84Cから射出した光が反射ミラー
82を介して液晶パネル74に到達し、液晶パネル74
を照射する。LED84A〜84Cから射出され液晶パ
ネル74を透過した光は更にフィールドレンズ80を介
して開口72Aから射出され、分光プリズム48に入射
される。分光プリズム48に入射した光は、一部が反射
面49を透過し、残りが反射面49で反射されることに
より、濃度測定器50側と露光用ズームレンズ42側と
に分岐される。
【0026】分光プリズム48の反射面48Aで露光用
ズームレンズ42側に反射された光は、露光用ズームレ
ンズ42、シャッタ44及び反射ミラー46を介して印
画紙27に到達し、これにより印画紙27にはテストパ
ターンの画像が露光される。印画紙27にテストパター
ンが露光されると、次に印画紙27を搬送してペーパプ
ロセッサ部14に送り、現像、定着、水洗等の一連の処
理を行う。
【0027】IXユニット70から射出され分光プリズ
ム48により印画紙27側に分岐された光の光軸と露光
用ズームレンズ42等光学系の光軸(通常プリント時の
露光光の光軸)Xとが一致していない場合や、印画紙2
7に照射される光(液晶パネル74の透過画像)が印画
紙27上で結像されない場合(ピントが合っていない場
合)には、印画紙27上に焼付されたテストパターンの
位置がずれたり、焼付されたテストパターンの画像がぼ
やけたりする。このような場合、オペレータは、印画紙
27上の所定位置にテストパターンが鮮明に焼付けられ
るよう、IXユニット70の取付け位置の調整等を行っ
て上記の操作を繰り返す。
【0028】IXユニット70の光軸調整とピント合わ
せが終了すると、次に、通常のプリント処理が行われ
る。
【0029】次に、図2を用いて、プリンタプロセッサ
10で行われる通常のプリント処理について説明する。
通常プリントを行う場合、オペレータは、現像済ネガフ
ィルム21をネガキャリア20にセットし、作業テーブ
ル18上のキーボード23等により作業の開始を指示す
る。プリンタプロセッサ10の制御装置32は、キーボ
ード23等からの作業開始指令を受けると、光源部22
内のハロゲンランプ(図示せず)を点灯させてネガフィ
ルム21に光を照射する。光源部22から射出されネガ
フィルム21を透過した光は分光プリズム48に到達
し、印画紙27側と濃度測定器50側とに分岐される。
分光プリズム48により分岐された一方の光は濃度測定
器50に取込まれ、測定用ズームレンズ52及びハーフ
ミラー54を介してセンサ56、58で読取られる。ネ
ガフィルム21の透過画像がセンサ56、58により読
取られると、濃度演算回路64はセンサ56から入力さ
れる画像データに基づいてネガフィルム21の画像のL
ATD(平均透過濃度)をR、G、B各色毎に求めて制
御装置32に出力する。
【0030】制御装置32は、濃度演算回路64から
R、G、B各色毎のLATDを表す濃度データが入力さ
れると、事前に設定された基準露光条件(例えば露光時
間)を前記濃度データ及び色バランスに応じて修正し、
ネガフィルム21に記録された画像を印画紙27に適正
に焼付けるための露光条件を得る。そして、得られた露
光条件を画像信号処理回路66に出力する。
【0031】画像信号処理回路66は、センサ58から
入力される画像データをR、G、B色の濃度毎のデータ
に変換し、変換したデータを制御装置32からの露光条
件に基づいて修正し、修正したデータに基づきディスプ
レイ31に画像を表示する。ここに、画像信号処理回路
66で修正された画像データは、印画紙27に焼付され
たネガフィルム21の画像をシミュレートしたものに対
応する。
【0032】ディスプレイ31にシミュレート画像が表
示されると、オペレータは表示された画像の検定を行
い、合格であれば検定合格を表す情報をキーボード23
を介して入力する。検定合格を表す情報が入力される
と、制御装置32は、修正した最新の露光条件に基づい
て光源部22(例えばCCフィルター(図示せず)の位
置)を制御し、シャッタ44を開放することにより、ネ
ガフィルム21の画像を印画紙27に焼付ける。このと
き、画像信号処理装置66は、ネガフィルム21の画像
が印画紙27に焼付される毎に、焼付された画像を表す
画像データを画像メモリ68に記憶して蓄積する。
【0033】ネガフィルム21に記録された複数の画像
が全て焼付されると、次にIXユニット70を利用して
IXプリントの作成が行われる。
【0034】すなわち、まず画像メモリ68に蓄積され
ている画像データを複数コマ分取込み、取込んだ複数コ
マ分の画像データに基づいて、ネガフィルム21の画像
をマトリクス状に並べたIXプリント画像を作成した
後、作成したIXプリント画像をLCDドライバ90を
介して液晶パネル74に表示させる。液晶パネル74に
IXプリント画像を表示させると、次に露光用ズームレ
ンズ42の倍率をIXプリント時の倍率の調整し、LE
D84A〜84Cを点灯させる。
【0035】LED84A〜84Cを点灯させると、L
ED84A〜84Cから射出した光が反射ミラー82、
液晶パネル74及びフィールドレンズ80を介して分光
プリズム48に到達する。分光プリズム48に到達した
光のうち一部は、分光プリズム48の反射面49で露光
用ズームレンズ42側に反射され、露光用ズームレンズ
42、シャッタ44及び反射ミラー46を介して印画紙
27に結像され、これにより印画紙27にはIXプリン
ト画像が焼付される。
【0036】以上のように本実施の形態では、分光プリ
ズム48を挟んで濃度測定器50と反対側の領域にIX
ユニット70を設置し、IXユニット70から射出した
光を分光プリズム48の反射面49で露光用ズームレン
ズ42側に反射させるようにしたので、IXプリンタ用
のインタフェースをもっていない既存のプリンタプロセ
ッサによっても簡単にIXプリントを作成できるように
なる。即ち、IXユニット70から射出される光を通常
プリント時の露光光路Xを介して印画紙27に照射する
ので、従来のプリンタプロセッサに大幅な改造を施すこ
となく、IXプリントを作成できる。
【0037】しかも、IXユニット70から射出される
光を通常プリント時の露光光路Xを介して印画紙27に
照射すれば、露光光路X上のズームレンズ42、シャッ
タ44等の光学部品を共用することになるので、IXユ
ニット70の小型・軽量化を図れると共に、IXユニッ
ト70を副露光部として最初から組込んだ場合には、プ
リンタプロセッサ自体の小型化、部品点数の低減、ひい
ては製造コストの低減等が可能となる。
【0038】また、本実施の形態によれば、LED84
A〜84Cからの光の光軸を鉛直方向に設定し、LED
84A〜84Cから射出した光を反射ミラー82で液晶
パネル74側に反射させて液晶パネル74を照射するよ
うにしたので、IXユニット70の奥行き長さを小さく
し、他の作業に支障を生じないようにすることができ
る。
【0039】なお、上記実施の形態では、IXユニット
70を構成する光射出手段76としてLED84A〜8
4Cを使用したが、ハロゲンランプ等他の光源を用いて
もよい。但し、LED84A〜84Cを用いると、IX
ユニット70の軽量化を図ることができ、IXユニット
70の着脱が簡単となる。
【0040】また、上記実施の形態では、光分岐手段と
して分光プリズムを使用したが、ハーフミラー等他の部
材を使用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、構造の大型化、部品点数の増大等を招くこと
なく、通常プリントとインデックスプリントとの双方を
行うことができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、インデック
スプリンタとのインタフェースをもっていない写真プリ
ンタでも簡単にインデックスプリントの作成を行えるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサ
の斜視図である。
【図2】プリンタ部のシステム構成を示す図である。
【図3】焼付け部の概略構成を示す図であり、本発明の
実施の形態に係るインデックスユニットを搭載した状態
を示している。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】分光プリズムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(写真プリンタ) 12 プリンタ部 21 ネガフィルム(写真フィルム) 22 光源部 24 焼付け部 42 露光用ズームレンズ 48 分光プリズム(光分岐手段) 49 反射面 50 濃度測定器 70 インデックスユニット 72 ケーシング 72A 開口 74 液晶パネル 76 光射出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された主画像を感光
    材料に焼付けるに際し、写真フィルムを透過した光を光
    分岐手段により分岐し、分岐した一方の光を濃度測定器
    に取込んで写真フィルムの濃度を測定する写真プリンタ
    であって、 前記光分岐手段を挟んで濃度測定器と反対側に設けら
    れ、前記感光材料に焼付すべき副画像を表示する液晶パ
    ネルと、 前記液晶パネルに前記光分岐部材と反対側から光を照射
    する光射出手段と、 を備えた写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 写真フィルムに記録された画像を感光材
    料に焼付ける写真プリンタに搭載され、該写真プリンタ
    を用いてインデックスプリントを作成するためのインデ
    ックスユニットであって、 前記写真プリンタの所定位置に着脱自在に取付けられる
    と共に一側部に開口が形成されたケーシングと、 前記ケーシング内にその開口に臨ませて設けられ、感光
    材料に焼付すべきインデックスプリント画像を表示する
    液晶パネルと、 前記ケーシング内に設けられ、前記液晶パネルに開口と
    反対側から光を照射する光射出手段と、 を備えたインデックスユニット。
JP23980195A 1995-09-19 1995-09-19 写真プリンタ及びインデックスユニット Pending JPH0980644A (ja)

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