JPH0980298A - フォーカシング制御方法及びその装置並びに光ディスク原盤記録装置 - Google Patents

フォーカシング制御方法及びその装置並びに光ディスク原盤記録装置

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JPH0980298A
JPH0980298A JP23887795A JP23887795A JPH0980298A JP H0980298 A JPH0980298 A JP H0980298A JP 23887795 A JP23887795 A JP 23887795A JP 23887795 A JP23887795 A JP 23887795A JP H0980298 A JPH0980298 A JP H0980298A
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JP
Japan
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target
distance
objective lens
interval
focusing
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JP23887795A
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Toru Fukushima
亨 福嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、対物レンズを光ディスク原盤の面振
れ量に追従して制御系の安定性と追従性とを確保できる
フォーカシング制御を行う。 【解決手段】光ディスク原盤2と対物レンズ3との間隔
をフォーカスセンサ5により計測し、この計測間隔をフ
ィードバックして光ディスク原盤2と対物レンズ3との
間隔をフィードバック制御系10Aにより一定に制御す
る場合、フィードフォワード制御系10Bにおいてオン
ラインで対物レンズ3の位置を駆動するボイスコイルモ
ータ4の駆動電流を計測してメモリ11に記憶し、この
駆動電流を光ディスク原盤2の面振れに対応したフィー
ドフォワード量としてフィードバック制御系10Aに加
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
原盤面に情報を露光記録するときに光ディスク原盤面と
対物レンズとの間隔を一定に制御するフォーカシング制
御方法及びその装置、並びにこれらを適用して光ディス
ク原盤面に情報を露光記録する光ディスク原盤記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は光ディスク原盤記録装置の概略構
成図である。
【0003】ターンテーブル1上には、円盤状の記録媒
体としての光ディスク原盤2が載置されている。
【0004】この光ディスク原盤2の上方には、対物レ
ンズ3が配置されている。この対物レンズ3は、光ディ
スク原盤2の回転とともに、この光ディスク原盤2の半
径方向にスライド移動するものとなっている。
【0005】又、この対物レンズ3は、駆動部として対
物レンズアクチュエータ、具体的にはボイスコイルモー
タ4が設けられ、このボイスコイルモータ4の駆動によ
り光ディスク原盤2の面に対して垂直方向に移動するも
のとなっている。
【0006】この対物レンズ3の光ディスク原盤2の面
に対する垂直方向の移動量は、フォーカスセンサ5によ
り計測され、制御コントローラ6に送られている。
【0007】この制御コントローラ6は、ターンテーブ
ル1を一定の速度で回転させるとともに対物レンズ3を
光ディスク原盤2の半径方向に移動させ、かつフォーカ
スセンサ5により計測された対物レンズ3と光ディスク
原盤2との間隔を一定に保つようにボイスコイルモータ
4を駆動する機能、すなわちフォーカシング機構を有し
ている。
【0008】フォーカシング機構では、光ディスク原盤
2の回転に追従して対物レンズ3を高速に位置制御する
必要があるので、この対物レンズ3を駆動するものとし
て応答性に優れたボイスコイルモータ4が適用されてい
る。
【0009】又、フォーカスセンサ5としては、対物レ
ンズ3と光ディスク原盤2との間隔を非点収差法等によ
り計測するものが用いられ、このフォーカスセンサ5に
より計測された対物レンズ3と光ディスク原盤2との間
隔をフィードバック信号として制御コントローラ6に送
っている。
【0010】このような構成であれば、光ディスク原盤
2が一定の速度で回転し、この回転に同期して対物レン
ズ3が光ディスク原盤2の半径方向に移動し、対物レン
ズ3を通して露光光(レーザ光)が光ディスク原盤2の
面上に照射される。
【0011】このような光ディスク原盤2に対する情報
記録中、露光光は、常に対物レンズ3により光ディスク
原盤2の表面上に集光しなければならない。
【0012】ところが、光ディスク原盤2の表面は、数
十μmの凹凸がある為に、この光ディスク原盤2の凹凸
に倣って対物レンズ3をフォーカシング機構によりディ
スク面の垂直方向に移動させて集光を保っている。
【0013】このような露光光の照射により光ディスク
原盤2の表面には、情報がスパイラル状或いは同心円状
に記録される。
【0014】ところで、今後、光ディスク原盤2に対す
る記録速度の高速化が要求され、これに伴ってボイスコ
イルモータ4に対して追従性向上が要求される。
【0015】しかしながら、ボイスコイルモータ4は、
ダンピング効果が小さいために、制御系の安定性と追従
性との両立が困難であり、対物レンズ3の駆動部にメカ
ダンパー等を設置している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように光ディス
ク原盤2に対する記録速度の高速化が要求されると、ボ
イスコイルモータ4に対して追従性向上が要求される
が、ボイスコイルモータ4では、制御系の安定性と追従
性との両立が困難であり、対物レンズ3の駆動部にメカ
ニカルなダンパー等を設置しなければならない。
【0017】そこで本発明は、メカニカルなダンパー等
を設置しなくても制御系の安定性と追従性とを確保でき
るフォーカシング制御方法及びその装置を提供すること
を目的とする。
【0018】又、本発明は、制御系の安定性と追従性と
を確保できるフォーカシング制御を用いて光ディスク原
盤に対する高速な情報記録ができる光ディスク原盤記録
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、対象
面に対して対物レンズを進退駆動してフォーカシングす
るフォーカシング制御方法において、前記対象面と前記
対物レンズとの間隔を計測する間隔計測工程と、前記対
象面の面振れに対応した前記対象面と前記対物レンズと
の間隔を目標間隔として記憶する目標間隔記憶工程と、
前記間隔計測工程において出力された計測間隔信号と前
記目標間隔記憶工程にて出力された目標間隔信号との差
に基づいてフィードバック信号を得るとともに得られた
フィードバック信号に前記目標間隔記憶工程にて出力さ
れた目標間隔信号をフィードフォーワード信号として加
算する間隔制御工程と、を備えたフォーカシング制御方
法である。
【0020】請求項2によれば、対象面に対して対物レ
ンズを進退駆動してフォーカシングするフォーカシング
手段と、前記対象面と前記対物レンズとの間隔を計測す
る間隔計測手段と、前記対象面の面振れに対応した前記
対象面と前記対物レンズとの間隔が目標間隔として記憶
されている目標間隔記憶手段と、前記間隔計測手段にお
いて計測された前記対象面と前記対物レンズとの間隔を
示す計測間隔信号と前記目標間隔記憶手段から出力され
た目標間隔信号との差に基づくフィードバック信号を前
記フォーカシング手段に印加するフィードバック制御手
段と、前記目標間隔記憶手段から出力された目標間隔信
号をフィードフォワード信号として前記フィードバック
信号に加算するフィードフォワード制御手段と、を具備
したフォーカシング制御装置である。
【0021】請求項3によれば、請求項2記載のフォー
カシング制御装置において目標間隔記憶手段は、記憶さ
れている目標間隔をフォーカシング手段の駆動電流に基
づきオンラインで得る。
【0022】請求項4によれば、請求項2記載のフォー
カシング制御装置において目標間隔記憶手段は、記憶さ
れている目標間隔を、変位センサにより得られた前記対
象面の面振れデータに基づきオフラインで得る。
【0023】請求項5によれば、回転するディスク原盤
面に対物レンズを対向配置し、この対物レンズから光を
前記ディスク原盤に照射して情報記録を行う光ディスク
原盤記録装置において、前記ディスク原盤に対して前記
対物レンズを進退駆動してフォーカシングするフォーカ
シング手段と、前記ディスク原盤面と前記対物レンズと
の間隔を計測する間隔計測手段と、前記ディスク原盤面
の面振れに対応した前記ディスク原盤面と前記対物レン
ズとの間隔が目標間隔として記憶されている目標間隔記
憶手段と、前記間隔計測手段において計測された前記デ
ィスク原盤面と前記対物レンズとの間隔を示す計測間隔
信号と前記目標間隔記憶手段から出力された目標間隔信
号との差に基づくフィードバック信号を前記フォーカシ
ング手段に印加するフィードバック制御手段と、前記目
標間隔記憶手段から出力された目標間隔信号をフィード
フォワード信号として前記フィードバック信号に加算す
るフィードフォワード制御手段と、を備えた光ディスク
原盤記録装置である。
【0024】請求項6によれば、請求項5記載の光ディ
スク原盤記録装置において目標間隔記憶手段は、ディス
ク原盤の回転に同期してディスク原盤面の面振れに対応
した目標間隔を記憶する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0026】本発明のフォーカス制御方法は、光ディス
ク原盤2と対物レンズ3との間隔を計測し、この計測間
隔をフィードバックして光ディスク原盤2と対物レンズ
3との間隔を一定に制御する場合、上記フィードバック
制御系に、光ディスク原盤2の表面の面振れをフィード
フォワード量として加えて光ディスク原盤2と対物レン
ズ3との間隔を一定に制御するものである。
【0027】図1は光ディスク原盤記録装置の概略構成
図である。
【0028】ターンテーブル1上には、光ディスク原盤
2が載置され、その上方には対物レンズ3が配置されて
いる。
【0029】この対物レンズ3は、光ディスク原盤2の
回転とともに、この光ディスク原盤2の半径方向にスラ
イド移動するものとなっている。
【0030】又、この対物レンズ3は、駆動部として対
物レンズアクチュエータ、具体的にはボイスコイルモー
タ4が設けられ、このボイスコイルモータ4の駆動によ
り光ディスク原盤2の面に対して垂直方向に移動するも
のとなっている。
【0031】この対物レンズ3と光ディスク原盤2の面
との間隔は、フォーカスセンサ5により計測され、その
計測間隔(位置信号)が制御コントローラ10に送られ
ている。
【0032】又、この制御コントローラ10からボイス
コイルモータ4に供給される駆動電流がメモリ11に送
られるようになっている。
【0033】なお、メモリ11は、光ディスク原盤2の
回転に同期してディスク原盤面の面振れに対応した目標
間隔を記憶する。
【0034】前記フィードバック制御により、光ディス
ク原盤2と対物レンズ3の間隔が一定に保たれていると
仮定すると、ボイスコイルモータ4の駆動電流は、光デ
ィスク原盤2の面振れ量に比例する。この駆動電流がフ
ィードフォワード量としてメモリ11に一時蓄えられる
ようになっている。実際にはフィードバック制御では、
外乱等により駆動電流と前記間隔とは一致しないが、フ
ィードフォワードとして利用する場合十分と考えられ
る。
【0035】制御コントローラ10は、メモリ11に蓄
えられた光ディスク原盤2の面振れ量をフィードフォワ
ード量として、フォーカスセンサ5によりフィードバッ
クされた対物レンズ3と光ディスク原盤2の面との間隔
に基づいてボイルコイルモータ4に駆動電流を供給する
クローズドループフィードバック(closed loop feedba
ck)系に入力して、対物レンズ3を光ディスク原盤2の
面振れ量に一致させて駆動制御する機能を有している。
【0036】図2はかかる制御系のブロック図である。
【0037】制御コントローラ10は、フィードバック
制御系10Aとフィードフォワード制御系10Bと機能
を有している。
【0038】フィードバック制御系10Aは、フォーカ
スセンサ5により計測された対物レンズ3と光ディスク
原盤2の面との間隔をフィードバック量として入力し、
このフィードバック量とメモリ11からの目標間隔とし
ての光ディスク原盤2の面振れ量との偏差を偏差器12
により求め、この偏差をフィードバックゲイン13を通
して加算器14に送る機能を有している。
【0039】フィードフォワード制御系10Bは、メモ
リ11からの光ディスク原盤2の面振れ量をフィードフ
ォワード量として、フィードフォワードゲイン15を通
して加算器14に送る機能を有している。
【0040】この加算器14は、フィードバック制御系
10Aからの偏差とフィードフォワード制御系10Bか
らのフィードフォワード量とを加算し、ボイルコイルモ
ータ4に駆動電流して供給するものとなっている。
【0041】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図3に示すオンライン計測の制御フローチャートに
従って説明する。
【0042】ターンテーブル1が、ステップ#1におい
て一定の速度で回転開始することにより、光ディスク原
盤2は一定の速度で回転する。
【0043】コントローラ10は、光ディスク原盤2の
回転に同期して、対物レンズ3を光ディスク原盤2の半
径方向に移動させる。
【0044】又、コントローラ10は、ボイルコイルモ
ータ4に駆動電流を供給し、対物レンズ3を光ディスク
原盤2の面に対してフォーカス位置に位置移動させる。
【0045】このとき、ボイルコイルモータ4に供給さ
れた駆動電流SDは、ステップ#2において、光ディス
ク原盤2の面振れ量に比例する値であるフィードフォワ
ード量としてメモリ11に一時蓄えられる。
【0046】なお、この駆動電流SDは、フィードフォ
ーワード信号SP´とフィードバック信号ΔS´とを加
算したものである。
【0047】このボイルコイルモータ4の駆動電流SD
をフィードフォワード量としてメモリ11に記憶する動
作は、光ディスク原盤2に対する情報記録中、オンライ
ンで行われる。
【0048】すなわち、対物レンズ3は、光ディスク原
盤2が一定の速度で回転している状態に、光ディスク原
盤2の半径方向に移動するが、この移動中におけるボイ
ルコイルモータ4の駆動電流SDが随時フィードフォワ
ード量としてメモリ11に記憶される。
【0049】従って、光ディスク原盤2に対して情報を
記憶する場合、制御コントローラ10のフィードバック
制御系10Aは、フォーカスセンサ5により計測された
対物レンズ3と光ディスク原盤2の面との間隔の計測間
隔信号SMをフィードバック量として入力し、このフィ
ードバック量とメモリ11からの光ディスク原盤2の面
振れ量つまり目標間隔信号SPとの偏差を偏差器12に
より求める。
【0050】そして、フィードバック制御系10Aは、
偏差器12により求められた偏差すなわち目標間隔信号
SPから計測間隔信号SMを減算したフィードバック信
号ΔSをフィードバックゲイン13を通し、ゲイン変換
されたフィードバック信号ΔS´として加算器14に送
る。
【0051】一方、フィードフォワード制御系10B
は、メモリ11からの光ディスク原盤2の面振れ量(目
標間隔信号SP)をフィードフォワード量として、フィ
ードフォワードゲイン15を通し、フィードフォーワー
ド信号SP´として加算器14に送る。
【0052】この加算器14は、フィードバック制御系
10Aからの偏差とフィードフォワード制御系10Bか
らのフィードフォワード量とを加算し、ボイルコイルモ
ータ4に駆動電流SDして供給する。
【0053】これにより、対物レンズ3は、ステップ#
3において、光ディスク原盤3の面振れ量に従って移動
してフォーカシング制御され、対物レンズ3の光ディス
ク原盤3の面に対する追従誤差は小さくなる。
【0054】図4はフィードフォワード量(光ディスク
原盤3の面振れ量)に対する実際の対物レンズ3と光デ
ィスク原盤3の面との追従誤差を示しており、この追従
誤差がフィードバック量としてフィードバック制御され
る。
【0055】このような制御により、対物レンズ3は、
光ディスク原盤3の面振れに追従して移動し、この状態
にステップ#4において、対物レンズ3を通して露光光
(レーザ光)が光ディスク原盤2の面上に照射される。
【0056】この露光光の照射により光ディスク原盤2
の表面には、情報がスパイラル状或いは同心円状に記録
される。
【0057】このように上記第1の実施の形態において
は、フィードフォワード制御系10Bにおいてオンライ
ンで対物レンズ3の位置を駆動するボイスコイルモータ
4の駆動電流を計測してメモリ11に記憶し、この駆動
電流を光ディスク原盤2の面振れに対応したフィードフ
ォワード量としてフィードバック制御系10Aに加える
ようにしたので、対物レンズ3を光ディスク原盤2の面
振れ量に追従して駆動でき、対物レンズ3による露光光
の光ディスク原盤2面に対するフォーカシングをオンラ
インで正確に合わせることができる。
【0058】そのうえ、対物レンズ3の光ディスク原盤
3の面に対する追従誤差を小さくできるので、低フィー
ドバックゲインでも対物レンズ3を光ディスク原盤2面
に追従できる結果、さらに光ディスク原盤への記録動作
時におけるボイスコイルモータ4の追従性と安定性を確
保することができ、高速の記録に対応できる。
【0059】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0060】図5は光ディスク原盤記録装置の概略構成
図、図6はその制御系のブロック図である。
【0061】記憶ディスク20には、光ディスク原盤2
への記録の前に、差動トランス型変位センサ等により予
め計測された光ディスク原盤2の面振れ量のデータが記
憶されている。
【0062】この記憶ディスク20に記憶されている光
ディスク原盤2の面振れ量のデータは、フィードフォワ
ード量として使用できる形態にしてメモリ21に記憶さ
れるものとなっている。
【0063】又、このメモリ21に記憶された光ディス
ク原盤2の面振れ量のデータは、対物レンズ3の光ディ
スク原盤2の半径方向への移動に同期して読み出され、
制御コントローラ10のフィードバック制御系10A及
びフィードフォワード制御系10Bに送られている。
【0064】なお、メモリ21は、光ディスク原盤2の
回転に同期してディスク原盤面の面振れに対応した目標
間隔を記憶する。
【0065】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図7に示すオフライン計測の制御フローチャートに
従って説明する。
【0066】光ディスク原盤2への記録の前に、ステッ
プ#10において、差動トランス型変位センサ等により
光ディスク原盤2の面振れ量が予め計測され、面振れ量
データが記憶ディスク20に記憶される。
【0067】光ディスク原盤2への情報記録にあたり、
ステップ#11において、記憶ディスク20に記憶され
た光ディスク原盤2の面振れ量が目標間隔信号SPとし
て読み出され、メモリ21に移される。
【0068】光ディスク原盤2への情報記録を開始する
に、ターンテーブル1が、ステップ#12において一定
の速度で回転開始することにより、光ディスク原盤2は
一定の速度で回転する。
【0069】コントローラ10は、光ディスク原盤2の
回転に同期して、対物レンズ3を光ディスク原盤2の半
径方向に移動させる。
【0070】又、コントローラ10は、ボイルコイルモ
ータ4に駆動電流を供給し、対物レンズ3を光ディスク
原盤2の面に対してフォーカス位置に位置移動させる。
【0071】このとき、メモリ21に記憶された光ディ
スク原盤2の面振れ量のデータは、ステップ#13にお
いて、目標間隔信号SPとして対物レンズ3の光ディス
ク原盤2の半径方向への移動に同期して読み出され、制
御コントローラ10のフィードバック制御系10A及び
フィードフォワード制御系10Bに送られる。
【0072】従って、光ディスク原盤2に対して情報を
記憶する場合、フィードバック制御系10Aは、フォー
カスセンサ5により計測された対物レンズ3と光ディス
ク原盤2の面との間隔を示す計測間隔信号SMをフィー
ドバック量として入力し、このフィードバック量とメモ
リ21からの光ディスク原盤2の面振れ量を示す目標間
隔信号SPとの偏差を偏差器12により求める。
【0073】そして、フィードバック制御系10Aは、
偏差器12により求められた偏差ΔS(=SP−SM)
をフィードバックゲイン13を通しゲイン変換されたフ
ィードバック信号ΔS´としてて加算器14に送る。
【0074】一方、フィードフォワード制御系10B
は、メモリ21からの光ディスク原盤2の面振れ量をフ
ィードフォワード量として、フィードフォワードゲイン
15を通してフィードフォーワード信号SP´として加
算器14に送る。
【0075】この加算器14は、フィードバック制御系
10Aからの偏差とフィードフォワード制御系10Bか
らのフィードフォワード量とを加算し、ボイルコイルモ
ータ4に駆動電流(SP´+ΔS´)を供給する。
【0076】これにより、対物レンズ3は、ステップ#
14において、光ディスク原盤3の面振れ量に従って移
動してフォーカシング制御され、対物レンズ3の光ディ
スク原盤3の面に対する追従誤差は小さくなる。
【0077】このような制御により、対物レンズ3は、
光ディスク原盤3の面振れに追従して移動し、この状態
にステップ#15において、対物レンズ3を通して露光
光(レーザ光)が光ディスク原盤2の面上に照射され
る。
【0078】この露光光の照射により光ディスク原盤2
の表面には、情報がスパイラル状或いは同心円状に記録
される。
【0079】このように上記第2の実施の形態において
は、予め光ディスク原盤2の面振れ量を計測し、この面
振れ量を記録動作時に読み出して光ディスク原盤2の面
振れ量に対応するフィードフォワード量としてフィード
バック制御系10Aに加えるようにしたので、上記第1
の実施の形態と同様の効果を奏することができると共
に、対物レンズ3が光ディスク原盤2の面振れ量に追従
し、正常にフォーカシングが行われていることを確認し
た後、露光を開始、光ディスク原盤2の所定の位置まで
露光ができる。
【0080】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでなく次の通り変形してもよい。
【0081】例えば、光ディスク原盤2の面振れ量に対
物レンズ3を追従させるのに限らず、各種面の形状に対
物レンズ3を追従させるのに適用できる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、メカニカルなダンパー
等を設置しなくても制御系の安定性と追従性とを確保で
きるフォーカシング制御方法を提供できる。
【0083】又、本発明によれば、メカニカルなダンパ
ー等を設置しなくても制御系の安定性と追従性とを確保
できるフォーカシング制御装置を提供できる。
【0084】又、本発明によれば、オンラインで対象面
の面振れ量を計測して、対物レンズの対象面に対するフ
ォーカス制御の安定性と追従性とを確保できるフォーカ
シング制御装置を提供できる。
【0085】又、本発明によれば、オフラインで予め対
象面の面振れ量を計測し、対物レンズの対象面に対する
フォーカス制御の安定性と追従性とを確保できるフォー
カシング制御装置を提供できる。
【0086】又、本発明によれば、制御系の安定性と追
従性とを確保できるフォーカシング制御を用いて光ディ
スク原盤に対する高速な情報記録ができる光ディスク原
盤記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフォーカシング制御装置を光デ
ィスク原盤記録装置に適用した第1の実施の形態を示す
構成図。
【図2】制御系のブロック構成図。
【図3】オンライン計測の制御フローチャート。
【図4】光ディスク原盤の面振れ量に対する実際の対物
レンズと光ディスク原盤面との追従誤差を示す図。
【図5】本発明に係わるフォーカシング制御装置を光デ
ィスク原盤記録装置に適用した第2の実施の形態を示す
構成図。
【図6】制御系のブロック構成図。
【図7】オンライン計測の制御フローチャート。
【図8】従来装置の構成図。
【符号の説明】
1…ターンテーブル、2…光ディスク原盤、3…対物レ
ンズ、4…ボイスコイルモータ、5…フォーカスセン
サ、10…制御コントローラ、10A…フィードバック
制御系、10B…フィードフォワード制御系、11,2
1…メモリ、12…偏差器、13…フィードバックゲイ
ン、14…加算器、15…フィードフォワードゲイン、
20…記憶ディスク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象面に対して対物レンズを進退駆動し
    てフォーカシングするフォーカシング制御方法におい
    て、 前記対象面と前記対物レンズとの間隔を計測する間隔計
    測工程と、 前記対象面の面振れに対応した前記対象面と前記対物レ
    ンズとの間隔を目標間隔として記憶する目標間隔記憶工
    程と、 前記間隔計測工程において出力された計測間隔信号と前
    記目標間隔記憶工程にて出力された目標間隔信号との差
    に基づいてフィードバック信号を得るとともに得られた
    フィードバック信号に前記目標間隔記憶工程にて出力さ
    れた目標間隔信号をフィードフォーワード信号として加
    算する間隔制御工程と、を具備したことを特徴とするフ
    ォーカシング制御方法。
  2. 【請求項2】 対象面に対して対物レンズを進退駆動し
    てフォーカシングするフォーカシング手段と、 前記対象面と前記対物レンズとの間隔を計測する間隔計
    測手段と、 前記対象面の面振れに対応した前記対象面と前記対物レ
    ンズとの間隔が目標間隔として記憶されている目標間隔
    記憶手段と、 前記間隔計測手段において計測された前記対象面と前記
    対物レンズとの間隔を示す計測間隔信号と前記目標間隔
    記憶手段から出力された目標間隔信号との差に基づくフ
    ィードバック信号を前記フォーカシング手段に印加する
    フィードバック制御手段と、 前記目標間隔記憶手段から出力された目標間隔信号をフ
    ィードフォワード信号として前記フィードバック信号に
    加算するフィードフォワード制御手段と、を具備したこ
    とを特徴とするフォーカシング制御装置。
  3. 【請求項3】 目標間隔記憶手段は、記憶されている目
    標間隔をフォーカシング手段の駆動電流に基づきオンラ
    インで得ることを特徴とする請求項2記載のフォーカシ
    ング制御装置。
  4. 【請求項4】 目標間隔記憶手段は、記憶されている目
    標間隔を、変位センサにより得られた前記対象面の面振
    れデータに基づきオフラインで得ることを特徴とする請
    求項2記載のフォーカシング制御装置。
  5. 【請求項5】 回転するディスク原盤面に対物レンズを
    対向配置し、この対物レンズから光を前記ディスク原盤
    に照射して情報記録を行う光ディスク原盤記録装置にお
    いて、 前記ディスク原盤に対して前記対物レンズを進退駆動し
    てフォーカシングするフォーカシング手段と、 前記ディスク原盤面と前記対物レンズとの間隔を計測す
    る間隔計測手段と、 前記ディスク原盤面の面振れに対応した前記ディスク原
    盤面と前記対物レンズとの間隔が目標間隔として記憶さ
    れている目標間隔記憶手段と、 前記間隔計測手段において計測された前記ディスク原盤
    面と前記対物レンズとの間隔を示す計測間隔信号と前記
    目標間隔記憶手段から出力された目標間隔信号との差に
    基づくフィードバック信号を前記フォーカシング手段に
    印加するフィードバック制御手段と、 前記目標間隔記憶手段から出力された目標間隔信号をフ
    ィードフォワード信号として前記フィードバック信号に
    加算するフィードフォワード制御手段と、を具備したこ
    とを特徴とする光ディスク原盤記録装置。
  6. 【請求項6】 目標間隔記憶手段は、ディスク原盤の回
    転に同期してディスク原盤面の面振れに対応した目標間
    隔を記憶することを特徴とする請求項5記載の光ディス
    ク原盤記録装置。
JP23887795A 1995-09-18 1995-09-18 フォーカシング制御方法及びその装置並びに光ディスク原盤記録装置 Pending JPH0980298A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999021181A1 (fr) * 1997-10-16 1999-04-29 Seiko Epson Corporation Enregistreur
US7428199B2 (en) 2002-01-22 2008-09-23 Ricoh Company, Ltd. Optical disk stabilizing apparatus and method of controlling optical disk stabilizing apparatus
JP2011022562A (ja) * 2009-06-18 2011-02-03 Sanyo Electric Co Ltd フォーカス制御回路

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