JPH0980087A - 高圧線の課電表示方法及びその装置 - Google Patents

高圧線の課電表示方法及びその装置

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JPH0980087A
JPH0980087A JP23309695A JP23309695A JPH0980087A JP H0980087 A JPH0980087 A JP H0980087A JP 23309695 A JP23309695 A JP 23309695A JP 23309695 A JP23309695 A JP 23309695A JP H0980087 A JPH0980087 A JP H0980087A
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JP
Japan
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voltage
unit
liquid crystal
crystal sensor
optical fiber
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Application number
JP23309695A
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English (en)
Inventor
Junji Fukuda
淳治 福田
Yasuo Kojima
泰雄 小島
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の見易い位置で課電の有無を確認する
とともに、課電の有無の判別精度を高め、軽量小型化を
達成する。 【解決手段】 課電部と接地部との間に配される絶縁碍
子の分圧に基づく電位差を液晶センサ部に印加して、電
位差に基づいて液晶センサ部の透光量が変化する現象を
利用するとともに、光ファイバにより遠隔位置に伝送し
て、光透過量の大小を検出して課電部が課電状態である
か否かを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧線の課電表示
方法及びその装置に係り、特に、架空送電線が課電され
ているか否かの判別を容易にする技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、架空送電線等の高圧線が課電さ
れているか否かの判別を行なうために使用される課電表
示装置の構造例を示している。該課電表示装置は、絶縁
棒1の先端に、検電器2と、例えば架空送電線の碍子の
分圧を検出するための間隔を空けた2本の接触電極3,
4とを配して、絶縁棒1の把持部5を掴んで、接触電極
3,4を碍子の2箇所に接触させる操作により、碍子に
付与される電位差を検電器2に伝送し、検電器2のネオ
ンランプ等の検出表示部6を点灯させるようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような課
電表示装置であると、検電器2の検出表示部6が絶縁棒
1の先端付近に位置しているため、超高圧架空電線等に
あっては、検出表示部6までの距離が大きくなって見え
にくくなるとともに、検出表示部6が露出していること
により外傷等の影響を受けて表示確認性が低下し易くな
る。また、検出表示部6を大型化して見易くしようとす
ると、重量増加に基づいて作業性が損なわれる。
【0004】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 操作者の見易い位置で課電の有無を確認すること。 課電の有無の判別精度を高めること。 軽量小型化を達成すること。 検出表示部の保護を行なうこと。
【0005】
【課題を解決するための手段】架空送電線等の高圧線が
課電されているか否かを遠隔地において表示させる技術
であって、高圧線における課電部と接地部との間に、複
数の絶縁碍子が介在している場合、それぞれの絶縁碍子
には、静電容量等に基づくインピーダンスによって配分
された電位差(分圧)が発生する。この電位差を取り出
すために、特定の絶縁碍子に対して、分圧手段を電気的
に並列状態に接続しておくことが望ましい。該分圧手段
として、複数の分圧用コンデンサや複数の分圧用抵抗器
を、直列接続状態としたものが適用される。分圧用コン
デンサや分圧用抵抗器によって小分割された電位差は、
絶縁棒の先端に取り付けられた2本の接触電極を接触さ
せることによって取り出され、これら接触電極には、付
与電位によって透光量が変化する液晶センサ部が接続さ
れ、液晶センサ部には光ファイバが接続されて、液晶セ
ンサ部の透光が、所望の遠隔位置、例えば絶縁棒の基部
まで伝送される。光ファイバには、光量の変化や大きさ
によって、課電部が課電状態であるか否かを表示する表
示手段が接続される。表示手段として、光ファイバに接
続されて光電変換を行なう光電変換部と、該光電変換部
に接続され電気信号のレベルにより課電部が課電状態で
あるか否かを判別する演算部と、該演算部に接続され課
電状態の判別時にその表示を行なう表示部とを有するも
のが適用される。液晶センサ部に対して光ファイバを経
由して基準となる光を入射することが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る課電表示装置
の一実施形態について、図1及び図2に基づいて説明す
る。図1及び図2にあって、符号Lは架空送電線等の高
圧線における課電部、Gは接地部、Sは絶縁碍子、10
は課電表示装置である。
【0007】該課電表示装置10は、課電部Lと接地部
Gとの間に配される絶縁碍子Sに対して電気的に接続さ
れて分圧を発生させる分圧手段Bと、耐絶縁性に優れた
絶縁体によって形成される絶縁棒11と、該絶縁棒11
の先端に取り付けられ電位差の付与により光透過量が変
化する液晶センサ部12と、該液晶センサ部12の両端
に電気的にかつ絶縁棒11の先端に支持され分圧手段B
に接触させるための接触電極13,14と、液晶センサ
部12に対して光学的に接続され入射光及び透過光を課
電部L及び液晶センサ部12の遠隔位置まで伝送するた
めの光ファイバ15と、該光ファイバ15に接続状態に
かつ絶縁棒11の基部に一体に配され課電の有無の表示
を行なう表示手段16と、光ファイバ15に基準とする
光を入射するための投光部(投光手段)17とを具備す
るものとされる。
【0008】そして、図1に示すように、分圧手段Bに
あっては、絶縁碍子Sの一つに対して接触電極13,1
4を経由して並列接続されるとともに、相互に直列接続
状態の複数の分圧用コンデンサC1 ,C2 が配され、接
地部Gに対して近い方の一つの分圧用コンデンサC2 に
付与される電位差が、液晶センサ部12に印加されるよ
うに設定される。
【0009】前記液晶センサ部12にあっては、液晶に
対する印加電位差によって光透過量が比例状態で変化す
る特性を有するものが適用される。
【0010】前記光ファイバ15にあっては、全体とし
て接触電極13,14等に対して電気的に絶縁状態に設
定され、液晶センサ部12を介在させた状態で、絶縁棒
11に沿って往復の光伝送路を形成するように配され、
液晶センサ部12における液晶透明電極間に光を入射さ
せるとともに、透過光を表示手段16まで伝送するもの
が適用される。
【0011】前記表示手段16にあっては、図1に示す
ように、絶縁棒11の基部において光ファイバ15に接
続状態に配されて光電変換を行なう光電変換部16a
と、該光電変換部16aに接続されて変換された電気信
号のレベルにより課電部Lが課電状態となっているか否
かを判別する演算部16bと、該演算部16bに接続さ
れ課電状態の判別時にその表示を行なう表示部16cと
を有するものが適用される。なお、表示部16cとして
は、発光ダイオードや小型ランプ等の光量の大きいもの
で、赤色等の注意や警戒を促す課電状態の表示を行なう
ものが適用され、必要に応じて、非課電状態(無電圧状
態)である場合に、緑色等の表示を行なうものが適用さ
れる。
【0012】また、絶縁棒11の基部には、光ファイバ
15における上流端部に接続状態に投光部(投光手段)
17が配される。該投光手段17は、バッテリー電源に
よって点灯するランプ等であり、液晶センサ部12に対
して光ファイバ15を経由して基準となる光量の光を入
射するものが適用される。
【0013】このように構成されている課電表示装置で
は、架空送電線等の高圧線が課電されていると、課電部
Lと接地部Gとの電位差に基づいて、絶縁碍子Sの分圧
が分圧手段Bに印加される。
【0014】絶縁棒11の操作により、接触電極13,
14を絶縁碍子Sの両端に接触させると、分圧手段Bに
おける分圧用コンデンサC2 の電位差が液晶センサ部1
2に印加されて、電位差の大小により液晶センサ部12
の光透過量が変化する。
【0015】光透過量の変化は、光ファイバ15によっ
て絶縁性を維持しながら、課電部Lの遠隔位置である絶
縁棒11の基部における表示手段16の光電変換部16
aに伝送され、光電変化により電気信号に変換されて演
算部16bに送り込まれ、光透過量に基づく電気信号の
レベルの判別が実施される。例えば、課電部Lの接触の
前後における信号レベルの比較等によって、課電部Lが
課電状態であるか否かの判別がなされ、絶縁棒11の基
部において、表示部16cに課電の有無の表示がなされ
る。
【0016】また、投光部17によって、基準とする光
量を液晶センサ部12に入射(投光)すると、演算部1
6bに基準とする電気信号レベルを入力することがで
き、この場合には、課電の有無の表示が、一定の光量の
範囲で設定されて、表示が安定するとともに判別性が向
上する。
【0017】なお、分圧手段Bとして、分圧用コンデン
サC1 ,C2 等による分圧を行なうと、静電容量等のイ
ンピーダンスによる分圧比が正確に設定されて、液晶セ
ンサ部12への電位差の付与を安定させることができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る課電表示装置は、課電部と
接地部との間に配される絶縁碍子の分圧に基づく電位差
を液晶センサ部に印加して、電位差に基づいて液晶セン
サ部の透光量が変化する現象を利用するとともに、光フ
ァイバにより遠隔位置に伝送して、光透過量の大小を検
出して課電部が課電状態であるか否かを表示するもので
あるから、以下のような効果を奏する。 (1) 表示部を絶縁棒の基部等の操作者の見易い位置
に配して、課電の有無を確実に確認することができる。 (2) 課電の有無による透光量の差を利用することに
より、課電の有無の判別精度を高めることができる。 (3) 絶縁棒の先端に配されるものを、接触電極及び
軽量の液晶センサ部として、絶縁棒の先端重量を小さく
し、全体の軽量小型化を達成することができる。 (4) 表示手段を絶縁棒の先端から離して基部等に配
することにより、表示部に対する損傷の発生を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る課電表示装置の一実施形態を示す
結線図である。
【図2】図1における液晶センサ部や表示手段の取り付
け状態を示す正面図である。
【図3】課電表示装置の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
L 課電部 G 接地部 S 絶縁碍子 B 分圧手段 C1 ,C2 分圧用コンデンサ 10 課電表示装置 11 絶縁棒 12 液晶センサ部 13,14 接触電極 15 光ファイバ 16 表示手段 16a 光電変換部 16b 演算部 16c 表示部 17 投光部(投光手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧線が課電されているか否かを遠隔地
    において表示させる方法であって、高圧線における課電
    部(L)と接地部(G)との間に配される絶縁碍子
    (S)の分圧に基づく電位差を液晶センサ部(12)に
    印加し、該液晶センサ部の透光を光ファイバ(15)に
    より遠隔位置に伝送して、課電部が課電状態であるか否
    かを表示することを特徴とする高圧線の課電表示方法。
  2. 【請求項2】 高圧線の課電時にその表示を行なうため
    に使用される装置であって、課電部(L)と接地部
    (G)との間に配される絶縁碍子(S)の分圧に基づく
    電位差を検出する接触電極(13,14)と、該接触電
    極に接続され前記分圧に基づく印加電位差により光透過
    量が変化する液晶センサ部(12)と、該液晶センサ部
    に接続され透過光を課電部の遠隔位置まで伝送する光フ
    ァイバ(15)と、該光ファイバに接続され光透過量を
    検出して課電部が課電状態であるか否かを表示する表示
    手段(16)とを具備することを特徴とする課電表示装
    置。
  3. 【請求項3】 表示手段(16)が、光ファイバ(1
    5)に接続されて光電変換を行なう光電変換部(16
    a)と、該光電変換部に接続され電気信号のレベルによ
    り課電部(L)が課電状態であるか否かを判別する演算
    部(16b)と、該演算部に接続され課電状態の判別時
    にその表示を行なう表示部(16c)とを有することを
    特徴とする請求項2記載の課電表示装置。
  4. 【請求項4】 液晶センサ部(12)に、光ファイバ
    (15)を経由して基準光が入射させられることを特徴
    とする請求項2または3記載の課電表示装置。
  5. 【請求項5】 絶縁碍子(S)が複数個を直列接続した
    状態に配され、絶縁碍子の一つに、電気的に並列接続さ
    れて分圧を発生させる分圧手段(B)が配されることを
    特徴とする請求項2、3または4記載の課電表示装置。
  6. 【請求項6】 分圧手段(B)に、直列接続状態の複数
    の分圧用コンデンサ(C1 ,C2 )が配されることを特
    徴とする請求項5記載の課電表示装置。
JP23309695A 1995-09-11 1995-09-11 高圧線の課電表示方法及びその装置 Pending JPH0980087A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9392932B2 (en) 2012-04-12 2016-07-19 Olympus Corporation Endoscope
JP2020160017A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 東日本旅客鉄道株式会社 電線の電界検知表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9392932B2 (en) 2012-04-12 2016-07-19 Olympus Corporation Endoscope
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