JPH0979367A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH0979367A
JPH0979367A JP7238710A JP23871095A JPH0979367A JP H0979367 A JPH0979367 A JP H0979367A JP 7238710 A JP7238710 A JP 7238710A JP 23871095 A JP23871095 A JP 23871095A JP H0979367 A JPH0979367 A JP H0979367A
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JP
Japan
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pressure
valve
clutch
port
shift
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Application number
JP7238710A
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English (en)
Inventor
Masaru Sakakibara
賢 榊原
Shunichi Oshitari
俊一 忍足
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦要素作動圧を個々に制御する弁と、摩擦
要素の切り換えを行う切り換え弁とを組み合わせた自動
変速機の、変速品質を向上させる。 【解決手段】 SOL4のオフでブレーキB2を解放
し、SOL5をオンして油路116のDレンジ圧でクラ
ッチC2を締結する第3速時、弁7が左半部位置に、弁
6が右半部位置になり、油路116の圧がポート28
1,283および逆止弁151を経て弁8に至る。よっ
てSOL3をオンしてクラッチC3を締結し、第3速を
選択し得る。第4速へは、SOL4をオンしてB2を締
結し、SOL3をオフしてC3を解放する。ブレーキB
2の締結で弁7が右半部位置になることから、弁6のド
レンポート166がクラッチC3を一気に解放しようと
するが、逆止弁151がこれを阻止し、SOL3による
C3の締結制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
制御装置、特に変速段を決定する複数の摩擦要素に係わ
る作動圧を個々に制御するようにした自動変速機の変速
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は複数の摩擦要素(摩擦クラ
ッチや、摩擦ブレーキ)の選択的油圧作動(締結)によ
り対応変速段を選択し、作動する摩擦要素の変更により
他の変速段への変速を行うよう構成する。
【0003】そして、当該自動変速機の変速を司る変速
制御装置として従来、特開昭63−210443号公報
に記載されているように、複数の摩擦要素の作動圧を個
々に電子制御することで所定の変速を行わせるようにし
た変速制御装置が提案されている。この種変速制御装置
は、油圧回路の構成を簡単にすることができるほか、あ
らゆる走行条件に対して好適となるようなきめ細かな摩
擦要素の作動圧制御が可能となる点で有利である。
【0004】ところで自動変速機においては、その歯車
変速機構を機械的にロック状態(インターロック状態)
にしてしまうような摩擦要素の作動組み合わせが存在す
るのを免れず、かかる組み合わせの摩擦要素が同時に作
動されるのを絶対に防止する必要がある。これを主たる
要因として自動変速機の変速制御装置は、上記のように
複数の摩擦要素の作動圧を個々に電子制御する型式のも
のであっても、流体圧を何れの摩擦要素に向かわせるか
を決定するシフト弁を設置するを要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記文献に
記載のように摩擦要素の作動圧を個々に電子制御する作
動圧電子制御弁の下流側に上記のシフト弁を配置する
か、逆に、作動圧電子制御弁の上流側にシフト弁を配置
するかを問わず、作動圧電子制御弁およびシフト弁の組
み合わせになる変速制御装置にあっては、変速に当たっ
て締結状態を解放すべき摩擦要素内における作動圧の排
除が、当該変速のためのシフト弁の切り換えに伴う摩擦
要素とドレンポートとの連通で、一気になされてしま
い、変速品質を向上させる対策をとることができない。
【0006】この問題は、運転者が希望する走行形態、
つまり前進自動変速レンジか、エンジンブレーキ走行レ
ンジか、後退走行レンジかに応じて手動操作するマニュ
アル弁からの流体圧を直接、上記作動圧電子制御弁によ
り制御して対応する摩擦要素に供給する摩擦要素作動圧
系においても、マニュアル弁のレンジ切り換え操作で、
当該摩擦要素作動圧系がマニュアル弁のドレンポートに
連通される時に、発生する。
【0007】本発明は、作動圧電子制御弁が、変速に当
たって解放すべき摩擦要素内における作動圧の排除をも
時系列的に制御し得るような変速制御装置とし、もって
上述の問題を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
1に記載の第1発明による自動変速機の変速制御装置
は、複数の摩擦要素を選択的に流体圧で作動させること
により、変速歯車機構の選択変速段を決定するようにし
た自動変速機において、前記流体圧の圧力源および複数
の摩擦要素間に、圧力源側から順次、前記摩擦要素のう
ち、どの摩擦要素へ流体圧を向かわせるかを決定する切
り換え弁と、該切り換え弁から流体圧を供給される摩擦
要素の作動圧を個々に電子制御する作動圧電子制御弁と
を介装し、前記切り換え弁および作動圧電子制御弁間
に、作動圧電子制御弁から切り換え弁への流体流を阻止
する逆止弁を挿置したことを特徴とするものである。
【0009】第1発明において自動変速機は、複数の摩
擦要素を選択的に流体圧で作動させることにより、変速
歯車機構の選択変速段を決定する。ところで当該変速に
際しては、上記の切り換え弁が上記複数の摩擦要素のう
ち、選択変速段を達成するための摩擦要素へ圧力源から
の流体圧を向かわせ、該摩擦要素の流体圧作動により選
択変速段を達成することができる。一方で、この際作動
圧電子制御弁は、前記複数の摩擦要素の作動圧を個々に
電子制御する。
【0010】よって、作動圧電子制御弁による複数の摩
擦要素作動圧の個別制御と、切り換え弁による摩擦要素
の作動、非作動切り換えとを、相関関係なしに単独で行
い得ることとなり、前者による変速ショックの軽減と、
後者による変速応答性とを高次元で両立させることがで
きる。
【0011】ところで第1発明においては、上記切り換
え弁および作動圧電子制御弁を上記圧力源および複数の
摩擦要素間介装するに際し、切り換え弁を圧力源側に、
作動圧電子制御弁を摩擦要素側に配置し、更に、切り換
え弁および作動圧電子制御弁間に、作動圧電子制御弁か
ら切り換え弁への流体流を阻止する逆止弁を挿置した構
成になるから、摩擦要素を解放すべき変速に際し、切り
換え弁が当該変速のために摩擦要素をドレンポートに通
じるよう切り換えられても、このドレンポートから摩擦
要素の作動圧が一気に排除されることがなくなり、この
作動圧を上記作動圧電子制御弁による制御下で時系列的
に制御しつつ排除することができる。
【0012】従って第1発明の構成によれば、作動圧電
子制御弁による摩擦要素の作動圧排除制御で任意に変速
品質を向上させることができる。
【0013】請求項2に記載の第2発明による自動変速
機の変速制御装置において、前記切り換え弁は、運転者
が希望する車両走行形態に応じて操作するマニュアル弁
であることとする。
【0014】この第2発明の構成によれば、マニュアル
弁の切り換え操作で生起させるべき変速に当たって解放
される摩擦要素の作動圧を、上記作動圧電子制御弁によ
る制御下で時系列的に制御しつつ排除することができ、
当該変速に係わる変速品質を確実に向上させ得る。
【0015】請求項3に記載の第3発明による自動変速
機の変速制御装置において、前記切り換え弁は、運転者
が希望する車両走行形態に応じて操作するマニュアル弁
からの流体圧を、どの摩擦要素へ向かわせるかを決定す
るシフト弁であることとする。
【0016】この第3発明の構成によれば、シフト弁の
切り換え操作で生起させるべき変速に当たって解放され
る摩擦要素の作動圧を、上記作動圧電子制御弁による制
御下で時系列的に制御しつつ排除することができ、当該
変速に係わる変速品質を確実に向上させ得る。
【0017】請求項4に記載の第4発明による自動変速
機の変速制御装置は、前記逆止弁に並列に接続してバイ
パスオリフィスを付加したことを特徴とするものであ
る。
【0018】この第4発明の構成によれば、前記作動圧
電子制御弁が摩擦要素の作動圧を低下させることができ
なくなった故障時も、該作動圧の低下がバイパスオリフ
ィスにより補償されることとなり、該摩擦要素作動圧の
低下がなされないまま別の摩擦要素が締結されて、前記
変速歯車機構がインターロック状態になるといった弊害
を解消することができる。
【0019】請求項5に記載の第5発明による自動変速
機の変速制御装置において、前記バイパスオリフィスの
開度は、前記作動圧電子制御弁が摩擦要素の作動圧を低
下させることができなくなった故障時も、該作動圧の低
下を、前記変速歯車機構がインターロック状態になるこ
とのないよう補償する開度の下限値に決定したことを特
徴とするものである。
【0020】この第5発明の構成によれば、前記作動圧
電子制御弁が摩擦要素の作動圧を低下させることができ
なくなった故障時も、変速歯車機構がインターロック状
態になることがないという、第4発明と同様の作用効果
を達成し得るのに加え、バイパスオリフィス開度が大き
すぎて、前記逆止弁による作用効果が阻害されたり、バ
イパスオリフィス開度が小さすぎて、前記インターロッ
ク状態の十分な回避ができなくなるといったことがなく
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態になる変速制御装置を適用した自動変速機の動力伝達
列を成す変速歯車機構を示し、図2は、当該動力伝達列
における複数の摩擦要素の締結論理表を示す。図1に示
す変速歯車機構の伝動列は、本願出願人が開発して実用
中で、「NISSANマキシマ新型車解説書J30型系
車変更点の紹介」1991年8月発行(FOO767
1)に記載されたものに類似のものとし、トルクコンバ
ータT/Cを介しエンジンENGのクランクシャフトC
/Sから回転動力を伝達される入力軸I/S、およびこ
れに同軸に配置した出力軸O/Sを具え、これら入出力
軸上に同軸に設けた第1遊星歯車組G1および第2遊星
歯車組G2と、後述の各種摩擦要素とで構成する。
【0022】なお、トルクコンバータT/Cはロックア
ップクラッチL/Cを有し、トルクコンバータT/Cに
作動流体を通流させるに際しこの作動流体を、アプライ
室APからレリーズ室REへと通流させる時、ロックア
ップクラッチL/Cの締結でトルクコンバータT/C
が、入出力要素間を直結されたロックアップ状態とな
り、作動流体を逆向きに通流させる時、ロックアップク
ラッチL/Cの解放でトルクコンバータT/Cが、入出
力要素間の直結を解かれたコンバータ状態になるものと
する。
【0023】第1遊星歯車組G1はサンギヤS1、リン
グギヤR1、これらに噛合するピニオンP1およびピニ
オンP1を回転自在に支持するピニオンキャリアPC1
よりなる通常の単純遊星歯車組とし、第2遊星歯車組G
2もサンギヤS2、リングギヤR2、ピニオンP2およ
びピニオンキャリアPC2よりなる単純遊星歯車組とす
る。
【0024】次に、変速制御を司る各種摩擦要素である
第1〜第3クラッチC1,C2,C3、第1および第2
ブレーキB1,B2、およびワンウエイクラッチOWC
を説明する。キャリアPC1は第2クラッチC2を介し
て入力軸I/Sに適宜結合可能とし、サンギヤS1は第
2ブレーキB2により適宜固定可能とする他、第1クラ
ッチC1により入力軸I/Sに適宜結合可能とする。キ
ャリアPC1は更に第1ブレーキB1により適宜固定可
能にすると共に、ワンウェイクラッチOWCを介して逆
転(エンジンと逆方向の回転)を阻止する。リングギヤ
R1はキャリアPC2に一体結合して出力軸O/Sに駆
動結合し、サンギヤS2を入力軸I/Sに結着する。リ
ングギヤR2は第3クラッチC3を介して適宜キャリア
PC1に結合可能とする.
【0025】第1〜第3クラッチC1,C2,C3と、
第1および第2ブレーキB1,B2は夫々、油圧の供給
により作動されて前記の適宜結合及び固定を行うもので
あるが、図1の動力伝達列は、第1〜第3クラッチC
1,C2,C3と、第1および第2ブレーキB1,B2
を図2の表中に示す如く種々の組合せで作動(○印で示
す)させることにより、ワンウエイクラッチOWCの適
宜作動(係合)と相俟って、遊星歯車組G1,G2を構
成する要素の回転状態を変え、これにより入力軸I/S
の回転速度に対する出力軸O/Sの回転速度比を変えて
前進4速、後退1速の変速段をそれぞれ得ることができ
る。なお、第1速で第1ブレーキB1を作動させるの
は、当該第1速でエンジンブレーキが必要な場合で、第
1ブレーキB1を作動させない場合は、ワンウエイクラ
ッチOWCが反力受けとなって第1速を実現するも、エ
ンジンブレーキはワンウエイクラッチOWCの空転によ
り不能である。
【0026】図2に示すような第1〜第3クラッチC
1,C2,C3の作動、非作動と、第1および第2ブレ
ーキB1,B2の作動、非作動とを実行して、所定の変
速段を選択する変速制御装置を本例では図3および図4
に示す構成とする。ここで図3および図4は紙面の制約
上、本例における変速制御装置の油圧回路を油路部分
A.B,C,Dにおいて分断して示す。
【0027】この変速制御装置は、本発明における圧力
源を成すオイルポンプO/Pと、プレッシャーレギュレ
ータ弁1と、本発明における切り換え弁を成すマニュア
ル弁2と、トルクコンバータリリーフ弁3と、ロックア
ップ制御弁4と、パイロット弁5と、本発明における切
り換え弁を成す第1シフト弁6および第2シフト弁7
と、本発明における作動圧電子制御弁を成す第3クラッ
チ制御弁8、第2ブレーキ制御弁9、および第2クラッ
チ制御弁10と、Lレンジ減圧弁11と、ライン圧ソレ
ノイドSOL1と、ロックアップソレノイドSOL2
と、第3クラッチソレノイドSOL3と、第2ブレーキ
ソレノイドSOL4と、第2クラッチソレノイドSOL
5と、アキュムレータACCとを具え、これらを第1〜
第3クラッチC1,C2,C3、第1および第2ブレー
キB1,B2、トルクコンバータT/Cに対し図示の如
くに接続して構成する。
【0028】オイルポンプO/Pは、吐出油を油路10
1を経てプレッシャーレギュレータ弁1のポート201
に供給する。ここでプレッシャーレギュレータ弁1は、
スプール301をレギュレータスプリング302により
図示の上限位置にされており、ポート201をポート2
05,206のいずれにも通じず、油路101からポー
ト201への作動油を圧力上昇させ、ライン圧PL を発
生させる。このライン圧PL は油路102を経てポート
202にフィードバックされ、スプール301に設定し
たランド301a,301b間の受圧面積差に作用して
スプール301を、ライン圧PL の上昇につれ下降させ
る。これによりポート201がポート205に通じてラ
イン圧PL の上昇を減じ、更なるライン圧PL の上昇に
対しては、ポート201がポート206にも通じること
で、当該ライン圧PL の上昇を防止する。よって、プレ
ッシャーレギュレータ弁1はライン圧PL をレギュレー
タスプリング302のばね力に対応した値に調圧する。
【0029】ところで、レギュレータスプリング302
がプラグ303に着座しており、また当該プラグ303
のストローク位置が、ライン圧ソレノイドSOL1から
回路103を経てポート203へ供給されるライン圧制
御用のソレノイド圧により、またマニュアル弁2から油
路104を経てポート204へ供給される後退走行レン
ジ圧により決定されるため、ライン圧PL はライン圧ソ
レノイドSOL1を介し運転状態に応じて任意に制御す
ることができると共に、後退走行時において特別な値に
することができる。ここで後退走行時は、ポート204
への後退走行レンジ圧がプラグ303に設定したランド
303a,303b間の受圧面積差に作用してプラグ3
03を図中上方にストロークさせ、レギュレータスプリ
ング302のばね力を増大するため、ライン圧PL は後
退走行時、特に高くされる。
【0030】パイロット弁5は、スプール310をばね
311で図示位置に弾支されて具え、このスプール位置
で入力ポート220を出力ポート221に通じている。
よって、油路105からポート220に入力されたライ
ン圧PL で、ポート221から油路106への出力圧で
あるパイロット圧Pp が上昇する。このパイロット圧P
p は油路107を経て回路222にフィードバックさ
れ、パイロット圧Pp の上昇につれてスプール310を
ばね311に抗し図中下降させ、遂には出力ポート22
1をドレンポートに通じる。よってパイロット弁5は、
パイロット圧Ppをばね311のばね力に対応した一定
値に制御する。
【0031】このパイロット圧Pp は、油路108を経
てロックアップソレノイドSOL2に、また油路10
9,112を経て第3クラッチソレノイドSOL3に、
更に油路109,113を経て第3ブレーキソレノイド
SOL4に、また油路109,114を経て第2クラッ
チソレノイドSOL5に達する他、油路115を経てラ
イン圧ソレノイドSOL1に達する。
【0032】ライン圧ソレノイドSOL1は、上記の油
路115を経て入力される一定のパイロット圧Pp を駆
動デューティに応じ減圧してライン圧制御用のソレノイ
ド圧を作りだし、これを油路103を介しプレッシャー
レギュレータ弁1に供給して前記したライン圧PL の制
御に資する。よって、ライン圧ソレノイドSOL1のデ
ューティ制御により、運転状態に合ったライン圧PL
油路101に発生させることができ、これをマニュアル
弁2の入力ポート210に供給すると共に、アキュムレ
ータACCにその背圧として供給する。
【0033】前記したプレッシャーレギュレータ弁1に
よるライン圧PL の調圧中、そのポート205より排出
された余剰油は油路120を介してトルクコンバータリ
リーフ弁3のポート230に流入し、この余剰油はトル
クコンバータリリーフ弁のスプール320に設けられた
油路121を介して、トルクコンバータリリーフ弁3の
端部室231に流入する。この室231に流入した油
は、スプール320の対応端面に作用してスプール32
0をばね321に抗し図中上方に押し上げ、ばね321
の反力で加圧される。これにより生ずる油圧は、ポート
232から油路122に出力され、当該圧力の上昇につ
れスプール320を図中上昇させる。そしてスプール3
20がポート230をドレンポート233に通じると
き、ポート232から油路122に出力される油圧は、
それ以上高くなり得ず、当該油圧はこの時のばね321
のばね力に対応した一定値に調圧される。
【0034】ここで油路122への一定油圧は、トルク
コンバータT/Cが破壊されることのない値に設定され
ており、トルクコンバータリリーフ弁3はトルクコンバ
ータT/Cの破壊防止機能を持つ。かようにトルクコン
バータリリーフ弁3で調圧された油路122への一定油
圧はロックアップ制御弁4に供給する。
【0035】次に、トルクコンバータT/Cのロックア
ップ制御系を説明するに、このロックアップ制御は、ロ
ックアップソレノイドSOL7によりロックアップ制御
弁4を介して以下の如くに行う。
【0036】ロックアップソレノイドSOL2は前述し
たように、油路108を介してパイロット弁5より一定
のパイロット圧Pp を供給されており、このパイロット
圧P p を走行状態に応じた駆動デューティにより調圧し
て、油路123からロックアップ制御弁4の端部室24
0に供給する。ロックアップ制御弁4はバルブスプール
330を有し、このスプール330を端部室240への
ソレノイド圧により図中左方向に付勢する。一方、油路
122に導入された油圧は、油路124および125を
介してロックアップ制御弁4のポート241に導入さ
れ、このポート241を介して導入された油は、スプー
ル330のランド330aおよび330b間における受
圧面積差に作用し、スプール330をやはり図中左方向
に付勢する。
【0037】なお、逆にロックアップ制御弁スプール3
30を図中右方向に付勢する力としては、ロックアップ
制御弁4内のスプリング331によるばね力と、前記の
油路122から油路126を介してロックアップ制御弁
4のポート242に導入された油圧が、ロックアップ制
御弁4内にスプール330と対向するよう配置されたプ
ラグ332のランド332aおよび332b間に作用し
て生ずる力との2つがある。
【0038】走行状態よりトルクコンバータT/Cをロ
ックアップ状態にすべきであると判定してロックアップ
指令が発せられると、ロックアップソレノイドSOL2
から油路123へのソレノイド圧が最大にされる。この
時バルブスプール330およびプラグ332を図中左方
向に付勢する力が、これらを逆に右方向に付勢する力に
打ち勝って、ロックアップ制御弁4内のスプール330
およびプラグ332を図中左方向にシフトする。従って
トルクコンバータT/Cのレリーズ室REが、油路12
7およびロックアップ制御弁4のポート244およびド
レンポート243を介して大気開放にされ、トルクコン
バータT/Cのアプライ室APが、油路128およびロ
ックアップ制御弁4のポート245を経てポート242
に通じる。よって、トルクコンバータリリーフ弁3から
油路122,126に導入された油は、ポート242お
よび245を介し、更に油路128を介してトルクコン
バータアプライ室APに供給される。
【0039】この時トルクコンバータT/Cは、作動流
体をアプライ室APからレリーズ室REへと通流される
こととなり、図1に示すロックアップクラッチL/Cを
締結されたロックアップ状態で動力伝達を行うことがで
きる。
【0040】なお、油路128を通る途中で作動油は、
油路129およびオリフィスを介して動力伝達機構の後
部潤滑部およびディファレンシャルギヤ装置に供給され
て、これらの潤滑に供され、その他図示しなかったが、
動力伝達機構の前部潤滑部にも供給されるものとする。
【0041】次に、走行状態よりトルクコンバータT/
Cをコンバータ状態にすべきであると判定してロックア
ップ指令を消失させると、ロックアップソレノイドSO
L2から油路123へのソレノイド圧が最小にされる。
この時バルブスプール330およびプラグ332を図中
左方向に付勢する力が減じられることとなり、その結
果、バルブスプール330およびプラグ332を右方向
に付勢する力が左方向に付勢する力に打ち勝って、バル
ブスプール330およびプラグ332を図中右方向にシ
フトする。この時、トルクコンバータT/Cのレリーズ
室REが油路127およびポート244,241を経て
油路125に通じ、またトルクコンバータアプライ室A
Pが油路128およびポート245,246を経て油路
130に通じる。
【0042】この時トルクコンバータT/Cは、作動流
体をレリーズ室REからアプライ室APへと通流される
こととなり、図1に示すロックアップクラッチL/Cを
解放されたコンバータ状態で動力伝達を行うことができ
る。
【0043】なお、トルクコンバータに通流した後、油
路130に達した作動油は、オリフィスを介して動力伝
達機構の後部潤滑部およびディファレンシャルギヤ装置
に供給されて、これらの潤滑に供され、その他図示しな
かったが、動力伝達機構の前部潤滑部にも供給されるも
のとする。
【0044】マニアル弁2は、図示しないセレクトレバ
ーとシフトリンケージを介して運転者が希望する走行形
態に応じ手動操作するもので、当該選択可能な走行形態
として、駐車(P)レンジ、後退走行(R)レンジ、停
車(N)レンジ、前進自動変速走行(D)レンジ、1速
エンジンブレーキ(L)レンジを設定する。一方でマニ
ュアル弁2は前述したように、プレッシャーレギュレー
タ弁1で調圧された油路101のライン圧PL を入力ポ
ート210に導入されており、選択レンジに応じ入力ポ
ート210へのライン圧PL を出力ポート2D,2L,
2Rに選択的に導き、ライン圧PL を供給されない出力
ポートを全てドレンするものとする。
【0045】マニュアル弁2のP,Nレンジにおいて
は、全ての出力ポート2D,2L,2Rをドレンに通
じ、Dレンジにおいては、ポート210のライン圧PL
をポート2DにDレンジ圧として供給し、Lレンジにお
いては、ポート210のライン圧PL をポート2Dおよ
び2LにLレンジ圧として供給し、Rレンジにおいて
は、ポート210のライン圧PL をポート2RにRレン
ジ圧として供給するものとする。
【0046】ここで、マニュアル弁出力ポート2Rは、
前記プレッシャーレギュレータ弁1からの油路104に
接続すると共に、油路118,119を介しワンウエイ
オリフィス212およびアキュムレータACCを経て第
1クラッチC1に接続する他、油路118およびシャト
ル弁211を経て第1ブレーキB1に接続する。また、
マニュアル弁出力ポート2Dは、油路116を経て第2
シフト弁7のポート281に接続すると共に、油路11
6から分岐した油路132を経て第1シフト弁6のポー
ト261に接続する他、油路116から分岐した油路1
33および134を経て第2ブレーキ制御弁9のポート
401に接続すると共に、油路116から分岐した油路
133および135を経て第2クラッチ制御弁10のポ
ート411に接続する。
【0047】なお、マニュアル弁出力ポート2Lは、油
路117を経て第1シフト弁6のポート263に接続す
る。
【0048】次に、第1シフト弁6、および第2シフト
弁7について説明するに、これらシフト弁には、マニュ
アル弁2のDレンジでポート2Dから出力されたDレン
ジ圧が以下のように供給される。つまりDレンジ圧は、
油路116,132を経て第1シフト弁6のポート26
1に導入され、加えて、油路116を経て第2シフト弁
7のポート281にも導入される。更に、マニアル弁2
のLレンジでポート2Lから油路117へLレンジ圧が
出力される場合は、第1シフト弁6および第2シフト弁
7に対して上記したと同様にDレンジ圧が導入されるの
に加えて、油路117のLレンジ圧が第1シフト弁6の
ポート263へ付加的に導入される。
【0049】第1シフト弁6は、スプール350をスプ
リング351で左半部図示位置に弾支して具え、第2ク
ラッチC2の作動圧油路149に通じた油路136から
第2クラッチ作動圧を端部室264へ供給される時、つ
まり第2クラッチC2の作動時、この第2クラッチ作動
圧によりスプール350をスプリング351に抗して逆
の右半部図示位置に切り換えられるものとする。
【0050】また第2シフト弁7は、スプール360を
スプリング361で左半部図示位置に弾支して具え、第
2ブレーキB2の作動圧油路146に通じた油路137
から第2ブレーキ作動圧を端部室282へ供給される
時、つまり第2ブレーキB2の作動時、この第2ブレー
キ作動圧によりスプール360をスプリング361に抗
して逆の右半部図示位置に切り換えられるものとする。
【0051】第1シフト弁6は、スプール350がスプ
リング351で左半部図示位置にされている時、ポート
262をポート261に通じると共に、ポート265を
ポート263に通じ、スプール350が端部室264へ
の第2クラッチ作動圧によりスプリング351に抗して
右半部図示位置にストロークされている時、ポート26
2をドレンポート266に切り換え接続すると共に、ポ
ート265をドレンポート267に切り換え接続するも
のとする。
【0052】また第2シフト弁7は、スプール360が
スプリング361で左半部図示位置にされている時、ポ
ート283をポート281に通じると共に、ポート28
4をポート285に通じ、スプール360が端部室28
2への第2ブレーキ作動圧によりスプリング361に抗
して右半部図示位置にストロークされている時、ポート
283をポート286に切り換え接続すると共に、ポー
ト284をドレンポート287に切り換え接続するもの
とする。
【0053】ここで、第1シフト弁6のポート262
と、第2シフト弁7のポート286との間を、油路13
8により接続し、第1シフト弁6のポート265と、第
2シフト弁7のポート285との間を、油路139によ
り接続する。
【0054】そして、第2シフト弁7のポート284は
油路140を経てLレンジ減圧弁11の入力ポート25
0に接続する。このLレンジ減圧弁11は、マニュアル
弁2のLレンジでポート2Lから油路117へ出力され
るLレンジ圧を、後述のごとく第1および第2シフト弁
6,7および油路140を経て入力ポート250に供給
されるものとする。
【0055】ここで、Lレンジ減圧弁11のスプール3
40は、スプリング341のばね力により図の下方向に
押し下げられているため、上記入力ポート250と出力
ポート251とを連通させており、ポート250へのL
レンジ圧は、出力ポート251に接続した油路130の
出力圧を上昇させる。そして油路130の出力圧は、油
路131を介してLレンジ減圧弁11の端部室252に
フィードバックされ、スプール340を出力圧の上昇に
つれて図の上方へストロークさせる。油路130の出力
圧がスプリング341のばね力に対応した値になったと
ころでスプール340は、出力ポート251をドレンポ
ート253に通じ、それ以上は油路130の出力圧を上
昇させない。
【0056】よってLレンジ減圧弁11は、マニュアル
弁2のLレンジでポート2Lから油路117、第1およ
び第2シフト弁6,7および油路140を経て出力され
るLレンジ圧(ライン圧PL と同じ値)を、スプリング
341のばね力に対応した値に減圧して油路130に出
力し、これを油路130およびシャトル弁211を介し
て第1ブレーキB1に供給する。
【0057】そして、第2シフト弁7のポート283を
油路150により第3クラッチ制御弁8の入力ポート2
91に接続し、油路150中に、第2シフト弁7から第
3クラッチ制御弁8への油流を許容し、逆方向の油流を
阻止する逆止弁151を挿置すると共に、逆止弁151
に並列に接続してバイパスオリフィス152を設ける。
【0058】第3クラッチ制御弁8は、第3クラッチソ
レノイドSOL3の出力油路141から端部室292に
供給されるソレノイド圧に応じ、ポート291への入力
圧を制御下にポート293へ第3クラッチ圧として出力
するもので、上記端部室292におけるソレノイド圧に
応動するスプール370を具え、当該スプール370
に、上記のソレノイド圧と対向する向きにばね371を
作用させる。ここで、ポート293からの第3クラッチ
圧は、一方で油路142を経てばね371が収容された
端部室294にフィードバックし、他方で油路143を
経て第3クラッチC3に供給する。
【0059】第3クラッチソレノイドSOL3は、油路
112からのパイロット圧Pp を元圧として、駆動デュ
ーティに応じたソレノイド圧を油路141から第3クラ
ッチ制御弁8の端部室292に供給するもので、駆動デ
ューティは、走行状態に応じて任意にマイクロコンピュ
ータで決定するものとする。第3クラッチ制御弁8は、
端部室292へのソレノイド圧の上昇によりスプール3
70を図示位置からばね371に抗してストロークさ
れ、ポート293をソレノイド圧の上昇につれ大きくポ
ート291に通じさせて、ポート293からの第3クラ
ッチ圧を上昇させる。この第3クラッチ圧は、端部室2
94にフィードバックされることから、その上昇につれ
スプール370を押し戻してポート293をドレンポー
ト295に通じさせ、従って第3クラッチ圧は端部室2
92へのソレノイド圧に対応した値以上には上昇せず、
第3クラッチ圧を第3クラッチソレノイドSOL3の駆
動デューティにより任意に制御することができる。
【0060】第2ブレーキ制御弁9は、第2ブレーキソ
レノイドSOL4の出力油路144から端部室402に
供給されるソレノイド圧に応じ、ポート401への入力
圧を制御下にポート403へ第2ブレーキ圧として出力
するもので、上記端部室402におけるソレノイド圧に
応動するスプール380を具え、当該スプール380
に、上記のソレノイド圧と対向する向きにばね381を
作用させる。ここで、ポート403からの第2ブレーキ
圧は、一方で油路145を経てばね381が収容された
端部室404にフィードバックし、他方で油路146を
経て第2ブレーキB2に供給する。
【0061】第2ブレーキソレノイドSOL4は、油路
113からのパイロット圧Pp を元圧として、駆動デュ
ーティに応じたソレノイド圧を油路144から第2ブレ
ーキ制御弁9の端部室402に供給するもので、駆動デ
ューティは、走行状態に応じて任意にマイクロコンピュ
ータで決定するものとする。第2ブレーキ制御弁9は、
端部室402へのソレノイド圧の上昇によりスプール3
80を図示位置からばね381に抗してストロークさ
れ、ポート403をソレノイド圧の上昇につれ大きくポ
ート401に通じさせて、ポート403からの第2ブレ
ーキ圧を上昇させる。この第2ブレーキ圧は、端部室4
04にフィードバックされることから、その上昇につれ
スプール380を押し戻してポート403をドレンポー
ト405に通じさせ、従って第2ブレーキ圧は端部室4
02へのソレノイド圧に対応した値以上には上昇せず、
第2ブレーキ圧を第2ブレーキソレノイドSOL4の駆
動デューティにより任意に制御することができる。
【0062】第2クラッチ制御弁10は、第2クラッチ
ソレノイドSOL5の出力油路147から端部室412
に供給されるソレノイド圧に応じ、ポート411への入
力圧を制御下にポート413へ第2クラッチ圧として出
力するもので、上記端部室412におけるソレノイド圧
に応動するスプール390を具え、当該スプール390
に、上記のソレノイド圧と対向する向きにばね391を
作用させる。ここで、ポート413からの第2クラッチ
圧は、一方で油路148を経てばね391が収容された
端部室414にフィードバックし、他方で油路149を
経て第2クラッチC2に供給する。
【0063】第2クラッチソレノイドSOL5は、油路
114からのパイロット圧Pp を元圧として、駆動デュ
ーティに応じたソレノイド圧を油路147から第2クラ
ッチ制御弁10の端部室412に供給するもので、駆動
デューティは、走行状態に応じて任意にマイクロコンピ
ュータで決定するものとする。第2クラッチ制御弁10
は、端部室412へのソレノイド圧の上昇によりスプー
ル390を図示位置からばね391に抗してストローク
され、ポート413をソレノイド圧の上昇につれ大きく
ポート411に通じさせて、ポート413からの第2ク
ラッチ圧を上昇させる。この第2クラッチ圧は、端部室
414にフィードバックされることから、その上昇につ
れスプール390を押し戻してポート413をドレンポ
ート415に通じさせ、従って第2クラッチ圧は端部室
412へのソレノイド圧に対応した値以上には上昇せ
ず、第2クラッチ圧を第2クラッチソレノイドSOL5
の駆動デューティにより任意に制御することができる。
【0064】上記実施例の変速作用を次に説明する。 (P,Nレンジ)運転者が駐車または停車を希望して、
マニュアル弁2をPレンジまたはNレンジにする時、当
該マニュアル弁2は入力ポート210のライン圧PL
何れの出力ポート2L,2D,2Rにも供給せず、これ
ら出力ポート2L,2D,2Rを全てドレンする。よっ
て図3および図4の油圧回路上、マニュアル弁出力ポー
ト2L,2D,2Rからの圧力を作動油圧とする全ての
摩擦要素C1,C2,C3,B1,B2が非作動にされ
ることとなり、図1の歯車伝動機構は動力伝達を行わな
い中立状態となって、駐車または停車を可能にする。
【0065】(Dレンジ)運転者が前進自動変速走行を
希望して、マニュアル弁2をDレンジにする時、当該マ
ニュアル弁2は入力ポート210のライン圧PL をポー
ト2DにDレンジ圧として出力し、このDレンジ圧を第
1および第2シフト弁6,7の対応ポート261,28
1に供給すると共に、第2ブレーキ制御弁9および第2
クラッチ制御弁10の対応ポート401,411に供給
している。
【0066】Dレンジ第1速 マイクロコンピュータは走行条件から、第1速を選択す
べきと判定する時、第3クラッチソレノイドSOL3を
ONし、第2ブレーキソレノイドSOL4および第2ク
ラッチソレノイドSOL5をそれぞれOFFする。第2
ブレーキソレノイドSOL4のOFFは、第2ブレーキ
制御弁9の端部室402を無圧状態にし、第2ブレーキ
制御弁9をしてポート403およびドレンポート405
間が通じた図示状態となし、第2ブレーキB2の作動圧
を発生させず、この第2ブレーキB2を解放させてい
る。第2クラッチソレノイドSOL5のOFFも、第2
クラッチ制御弁10の端部室412を無圧状態にし、第
2クラッチ制御弁10をしてポート413およびドレン
ポート415間が通じた図示状態となし、第2クラッチ
C2の作動圧を発生させず、この第2クラッチC2を解
放させている。
【0067】ここで、第2クラッチC2の作動圧および
第2ブレーキB2の作動圧に応動する第1シフト弁6お
よび第2シフト弁7はそれぞれ、端部室264,282
に対応する作動圧を供給されないことで左半部図示位置
となっている。
【0068】この結果、第1シフト弁6のポート261
と262が連通状態となり、油路132を経てポート2
61に導入されたDレンジ圧はポート262を介して油
路138に導入され、更に第2シフト弁のポート286
に導入される。しかし、第2シフト弁スプール360は
左半部図示位置にあって、ポート286を遮断している
ため、当該経路からのDレンジ圧が変速に関与すること
がない。これに対し、油路116を経て第2シフト弁7
のポート281に導入されたDレンジ圧は、該第2シフ
ト弁7のスプール360が左半部図示位置にあって、ポ
ート281,283間を連通していることから、これら
ポート281,283を介して油路150へと導入さ
れ、更に逆止弁151を経て第3クラッチ制御弁8の入
力ポート291へ導入される。
【0069】ここで第3クラッチソレノイドSOL3の
上記ONに際し、これを適切にデューティ制御すること
で、これから油路141へ出力されるソレノイド圧に応
じて前記のごとくに作用する第3クラッチ制御弁8は、
第3クラッチC3が締結するための第3クラッチ圧を逐
一、任意に決定することができ、かかる第3クラッチ圧
の制御下で第1速時には第3クラッチC3を締結させる
ことができる。しかして、第2ブレーキB2および第2
クラッチC2が上記のように解放されており、また、当
該Dレンジではマニュアル弁出力ポート2L,2Rから
油路117,118にLレンジ圧およびRレンジ圧が出
力されることはないため、これら作動圧源とする第1ク
ラッチC1および第1ブレーキB1も解放されている。
【0070】以上により、第1速の選択に際しては摩擦
要素のうち第3クラッチC3のみが締結されることにな
り、他のクラッチおよびブレーキは何れも締結されな
い。よって、図2から明らかなように要求通り、第1速
選択状態を得ることができる。なおこの場合、図2にお
いてB1(OWC)の欄における○印は、ワンウエイク
ラッチOWCの作動を意味し、従って当該Dレンジ第1
速ではエンジンブレーキが効かない。
【0071】Dレンジ第2速(1→2アップシフト変
速) マイクロコンピュータは走行条件から、第2速を選択す
べきと判定する時、上記第1速選択状態において第2ブ
レーキソレノイドSOL4を追加的にONする。ここで
第2ブレーキソレノイドSOL4のONに際し、これを
適切にデューティ制御することで、これから油路144
へ出力されるソレノイド圧に応じて前記のごとくに作用
する第2ブレーキ制御弁9は、第2ブレーキB2が締結
するための第2ブレーキ圧を逐一、任意に決定すること
ができ、かかる第2ブレーキ圧の制御下で第2速時には
第2ブレーキB2を付加的に締結させることができる。
【0072】この時、第2ブレーキB2の作動圧に応動
する第2シフト弁7は、端部室282に第2ブレーキ圧
を供給されるようになることから、右半部図示位置に切
り換わるが、この時も油路150から第3クラッチソレ
ノイド8へのDレンジ圧の供給が、油路116,13
2、第1シフト弁6のポート261,262、および第
2シフト弁7のポート286,283を経て継続的にな
されるため、第3クラッチC3を引き続き締結させてお
くことができる。従って、第3クラッチC3が締結作動
されると共に、第2ブレーキB2が締結作動され、他の
クラッチおよびブレーキは締結しないこととなり、図2
から明らかなように要求通り、第2速選択状態を得るこ
とができる。
【0073】Dレンジ第3速(2→3アップシフト変
速) マイクロコンピュータは走行条件から、第3速を選択す
べきと判定する時、第2ブレーキソレノイドSOL4を
OFFに戻すと同時に、第2クラッチソレノイドSOL
5をONする。ここで第2ブレーキソレノイドSOL4
のOFFに際し、これを適切にデューティ制御すること
で、これから油路144へ出力されるソレノイド圧に応
じて第2ブレーキ制御弁9は、第2ブレーキB2の締結
圧を任意の時系列変化をもって低下させ、これにより第
3速時には第2ブレーキB2を制御下で解放させること
ができる。また、第2クラッチソレノイドSOL5のO
Nに際しては、これを適切にデューティ制御すること
で、これから油路147へ出力されるソレノイド圧に応
じて前記のごとくに作用する第2クラッチ制御弁10
は、第2クラッチC2が締結するための第2クラッチ圧
を逐一、任意に決定することができ、かかる第2クラッ
チ圧の制御下で第3速時には第2クラッチC2を、上記
第2ブレーキB2の解放に調時させて締結させることが
できる。
【0074】この時、第2ブレーキB2の作動圧に応動
する第2シフト弁7は、端部室282に第2ブレーキ圧
を供給されなくなることから、左半部図示位置に戻り、
また、第2クラッチC2の作動圧に応動する第1シフト
弁6は、端部室264に第2クラッチ圧を供給されるよ
うになることから、右半部図示位置に切り換わるが、こ
の時も油路150から第3クラッチソレノイド8へのD
レンジ圧の供給が、油路116および第2シフト弁7の
ポート281,283を経て継続的になされるため、第
3クラッチC3を引き続き締結させておくことができ
る。従って、第3クラッチC3の締結状態を保持したま
ま、第2ブレーキB2を解放すると同時に、第2クラッ
チC2を締結する掛け代えによって、図2から明らかな
ように要求通り、第3速選択状態を得ることができる。
【0075】Dレンジ第4速(3→4アップシフト変
速) マイクロコンピュータは走行条件から、第4速を選択す
べきと判定する時、第2クラッチソレノイドSOL5の
ON状態保持により第2クラッチC2の締結を保ったま
ま、第2ブレーキソレノイドSOL4を再度、デューテ
ィ制御のもとでONにすると同時に、第1速〜第3速で
ONされていた第3クラッチソレノイドSOL3をOF
Fする。第2ブレーキソレノイドSOL4のONで第2
ブレーキ制御弁9は、第2ブレーキB2の締結圧を上昇
させ、これを締結させることができる。第3クラッチソ
レノイドSOL3のOFFで第3クラッチ制御弁8は、
第3クラッチC3の締結圧を低下させ、これを解放させ
ることができる。よって、第2クラッチC2の締結を保
ったまま、第3クラッチC3を解放させると同時に、第
2ブレーキB2を締結させる掛け代え制御により第4速
選択状態を得ることができる。
【0076】ここで第3速から第4速への3→4アップ
シフト変速に際しては、第2ブレーキB2の締結圧に応
動する第2シフト弁7が右半部図示位置に切り換わり、
第2クラッチC2の締結保持で第1シフト弁6が右半部
図示位置を保っていることから、第3クラッチC3の作
動圧系である油路150は第2シフト弁7のポート28
3,286、油路138、および第1シフト弁6のポー
ト262を経て、同シフト弁6のドレンポート266に
通じる。従って、本来なら第3クラッチソレノイドSO
L3のOFFに際してこれをデューティ制御しても、油
路150から第3クラッチ制御弁8のポート291へ供
給される入力圧が一気に排除されることとなって、第3
クラッチC3の締結圧も一気に低下し、第3クラッチC
3の解放速度を制御することができず、3→4アップシ
フト変速の変速品質の低下を免れない。
【0077】しかし本例においては、油路150中に逆
止弁151を挿置したことにより、3→4アップシフト
変速時に第3クラッチ制御弁8の入力圧が一気に排除さ
れることがなくなる。従って、当該変速に際し第3クラ
ッチソレノイドSOL3をデューティ制御しつつOFF
させることにより、第3クラッチ制御弁8の作用を介し
て第3クラッチC3の締結圧を徐々に低下させることが
できることとなり、当該変速時に締結させるべき第2ブ
レーキB2の締結進行制御との関連において、3→4ア
ップシフト変速の変速品質を向上させることができる。
【0078】ところで、上記の逆止弁151を設置する
と、第3クラッチ制御弁8がポート291,293間を
連通させた状態にスティックする等の故障を生じた場合
に、第3クラッチソレノイドSOL3の如何なる駆動デ
ューティによっても第3クラッチ圧を低下することがで
きなくなる。この場合、第3クラッチC3が締結状態の
ままにされることとなり、ここで他の摩擦要素が締結さ
れると、図1の歯車伝動機構がインターロック状態とな
って破損される。
【0079】このインターロック状態を回避するため
に、本例では逆止弁151に並列に配してバイパスオリ
フィス152を設ける。このバイパスオリフィス152
は、上記第3クラッチ制御弁8の故障時も、開度に応じ
た速度で第3クラッチ圧を低下させ得るようにし、もっ
て上記インターロック状態の発生を防止することができ
る。従って、バイパスオリフィス152の開度は、当該
インターロック状態の発生を防止するのに要求される必
要最小限の開度とするのが良く、この開度が大きすぎる
と、上記逆止弁151の作用効果が阻害され、逆に小さ
すぎると、インターロック状態の発生防止が不十分にな
る。
【0080】なお、上記逆止弁151およびバイパスオ
リフィス152による作用効果は、3→4アップシフト
変速時に限らず、Dレンジ第1速状態でマニュアル弁2
を中立(N)レンジにした結果、油路116のDレンジ
圧がマニュアル弁2自身によりドレンされて、第3クラ
ッチ制御弁8の入力圧供給油路150に流体圧が供給さ
れなくなった場合においても同様に得られ、Dレンジか
らNレンジへのレンジ切り換え時における変速品質を向
上させ得ると共に、Nレンジにもかかわらず、第3クラ
ッチC3が締結状態のままにされるといった異常を回避
することができる。
【0081】更に、図面では省略したが、マニュアル弁
2から直接、作動元圧を選択的に供給され、個々のソレ
ノイドSOL4,SOL5により作動圧を個別にデュー
ティ制御される第2ブレーキB2および第2クラッチC
2の油路134,135中に上記した逆止弁151およ
びバイパスオリフィス152と同様な対策をしても、関
連する変速の変速品質を同様に向上させたり、インター
ロック状態の発生を防止することができることはいうま
でもない。
【0082】(Lレンジ)運転者が第1速でのエンジン
ブレーキ走行を希望して、マニュアル弁2をLレンジに
すると、マニュアル弁2はポート210へのライン圧P
L を、Dレンジの場合と同じくポート2Dへ出力するの
に加えて、ポート2Lにもポート210のライン圧PL
をLレンジ圧として出力する。ポート2Lから出力され
るLレンジ圧は、油路117より第1シフト弁6のポー
ト263に供給される。
【0083】当該Lレンジにおいてマイクロコンピュー
タは、前記したDレンジ第1速の場合と同じく、第3ク
ラッチソレノイドSOL3をONして第3クラッチC3
を締結し、第2ブレーキソレノイドSOL4および第2
クラッチソレノイドSOL5をそれぞれOFFして、第
2ブレーキB2および第2クラッチC2をそれぞれ解放
する。この結果、図1の歯車伝動機構は第1速選択状態
となる。
【0084】一方、第2クラッチC2の作動圧および第
2ブレーキB2の作動圧に応動する第1シフト弁6およ
び第2シフト弁7はそれぞれ、端部室264,282に
対応する作動圧を供給されないことで左半部図示位置と
なっており、この結果、第1シフト弁6のポート26
3,265が相互に連通し、第2シフト弁のポート28
5,284が相互に連通している。従って、油路117
を経てポート263に導入されたLレンジ圧は、第1シ
フト弁6のポート265を介して油路139に導入さ
れ、更に第2シフト弁のポート285,284、および
油路140を順次経てLレンジ減圧弁11に達する。
【0085】ここでLレンジ減圧弁11は、入力される
Lレンジ圧を前記の作用により一定圧に減圧し、これを
シャトル弁211を経て第1ブレーキB1に供給し、こ
の第1ブレーキB1を締結作動させることができる。
【0086】よってLレンジにおいては、Dレンジ第1
速の場合と同様に、第3クラッチC3を締結作動させる
のに加えて第1ブレーキB1を締結作動させることとな
り、第1速でのエンジンブレーキ走行を可能ならしめ
る。
【0087】(Rレンジ)運転者が後退走行を希望し
て、マニュアル弁2をRレンジにすると、マニュアル弁
2はポート210へのライン圧PL をポート2Rのみへ
Rレンジ圧として出力し、他の出力ぽート2D,2Lを
全てドレンする。ポート2RからのRレンジ圧は、一方
で油路118およびシャトル弁211を介し第1ブレー
キB1に至ってこれを締結作動させ、他方で油路11
8,119、およびワンウエイオリフィス212、並び
にアキュムレータACCを介し第1クラッチC1に供給
されて、これを締結作動させる。
【0088】かように第1クラッチC1および第1ブレ
ーキB1が締結されることで、図1の歯車伝動機構は図
2から明らかなように要求通り、後退変速段選択状態に
なり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施の形態になる変速制御装置を適用
した自動変速機の動力伝達列を示すスケルトン図であ
る。
【図2】図1に示す動力伝達列における各種摩擦要素の
締結論理表と、選択変速段との関係を示す説明図であ
る。
【図3】図1に示す伝動列に適用した変速制御油圧回路
の一部を示す油圧回路図である。
【図4】同変速制御油圧回路の残部を示す油圧回路図で
ある。
【符号の説明】 T/C トルクコンバータ I/S 入力軸 O/S 出力軸 G1 第1遊星歯車組 G2 第2遊星歯車組 C1 第1クラッチ(摩擦要素) C2 第2クラッチ(摩擦要素) C3 第3クラッチ(摩擦要素) B1 第1ブレーキ(摩擦要素) B2 第2ブレーキ(摩擦要素) OWC ワンウエイクラッチ 1 プレッシャーレギュレータ弁 2 マニュアル弁(切り換え弁) 3 トルクコンバータリリーフ弁 4 ロックアップ制御弁 5 パイロット弁 6 第1シフト弁(切り換え弁) 7 第2シフト弁(切り換え弁) 8 第3クラッチ制御弁(作動圧電子制御弁) 9 第2ブレーキ制御弁(作動圧電子制御弁) 10 第2クラッチ制御弁(作動圧電子制御弁) 11 Lレンジ減圧弁 SOL1ライン圧ソレノイド SOL2ロックアップソレノイド SOL3第3クラッチソレノイド SOL4第2ブレーキソレノイド SOL5第2クラッチソレノイド ACC アキュムレータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦要素を選択的に流体圧で作動
    させることにより、変速歯車機構の選択変速段を決定す
    るようにした自動変速機において、 前記流体圧の圧力源および複数の摩擦要素間に、圧力源
    側から順次、 前記摩擦要素のうち、どの摩擦要素へ流体圧を向かわせ
    るかを決定する切り換え弁と、該切り換え弁から流体圧
    を供給される摩擦要素の作動圧を個々に電子制御する作
    動圧電子制御弁とを介装し、 前記切り換え弁および作動圧電子制御弁間に、作動圧電
    子制御弁から切り換え弁への流体流を阻止する逆止弁を
    挿置したことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記切り換え弁は、
    運転者が希望する車両走行形態に応じて操作するマニュ
    アル弁であることを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記切り換え弁は、
    運転者が希望する車両走行形態に応じて操作するマニュ
    アル弁からの流体圧を、どの摩擦要素へ向かわせるかを
    決定するシフト弁であることを特徴とする自動変速機の
    変速制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記逆止弁に並列に接続してバイパスオリフィスを
    付加したことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記バイパスオリフ
    ィスの開度は、前記作動圧電子制御弁が摩擦要素の作動
    圧を低下させることができなくなった故障時も、該作動
    圧の低下を、前記変速歯車機構がインターロック状態に
    なることのないよう補償する開度の下限値に決定したこ
    とを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
JP7238710A 1995-09-18 1995-09-18 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH0979367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100434767C (zh) * 2002-06-28 2008-11-19 爱信艾达株式会社 自动变速器的油压控制装置

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