JPH0979072A - 内燃機関の空燃比学習制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比学習制御装置

Info

Publication number
JPH0979072A
JPH0979072A JP23258295A JP23258295A JPH0979072A JP H0979072 A JPH0979072 A JP H0979072A JP 23258295 A JP23258295 A JP 23258295A JP 23258295 A JP23258295 A JP 23258295A JP H0979072 A JPH0979072 A JP H0979072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
learning
correction value
learning correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23258295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakamura
正生 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP23258295A priority Critical patent/JPH0979072A/ja
Publication of JPH0979072A publication Critical patent/JPH0979072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】運転領域別の空燃比学習において、学習マップ
上の該当領域を学習するときに、他の領域の学習補正値
についても適正値に推定学習させる。 【解決手段】運転領域を64領域に区分する空燃比学習マ
ップを備える。そして、ある領域(A,B)の学習を行
うときに、領域(A,B)の学習補正係数α 0 (図では
6)を、領域(A,B)と等吸入空気流量である運転領
域の学習補正係数として推定学習させると共に、領域
(A,B)と同一のTp格子及びその上下のTp格子に
属する運転領域についても、領域(A,B)の学習補正
係数α0を学習補正係数として推定学習させる。これに
より、従来に対し、より一層、運転領域間で補正レベル
に段差が発生することを抑止でき、良好な空燃比学習補
正を施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の空燃比学習制
御装置に関し、詳しくは、内燃機関における吸入混合気
の空燃比が目標空燃比に一致するように空燃比制御量
(例えば燃料供給量や吸入空気流量)を補正するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空燃比フィードバック補正制御機
能をもつ電子制御燃料噴射装置を備えた内燃機関におい
ては、特開昭60−90944号公報,特開昭61−1
90142号公報等に開示されるように、空燃比の学習
制御が採用されているものがある。
【0003】空燃比フィードバック補正制御は、目標空
燃比(例えば理論空燃比)に対する実際の空燃比のリッ
チ・リーンを機関排気系に設けた空燃比センサにより判
別し、該判別結果に基づき空燃比フィードバック補正係
数αを比例・積分制御などにより設定し、機関に吸入さ
れる空気量に関与する機関運転状態のパラメータ(例え
ば吸入空気流量Qと機関回転速度N)から算出される基
本燃料噴射量Tpを、前記空燃比フィードバック補正係
数α(以下、空燃比フィードバック補正値とも言う)で
補正することで、実際の空燃比を目標空燃比にフィード
バック制御するものである。
【0004】ここで、前記空燃比フィードバック補正係
数αの基準値(目標収束値)からの偏差を、複数に区分
された運転領域毎に学習して学習補正係数α0(以下、空
燃比学習補正値とも言う)を定め、基本燃料噴射量Tp
を前記学習補正係数α0 により補正して、空燃比フィー
ドバック補正係数αなしで得られるベース空燃比が略目
標空燃比に一致するようにし、空燃比フィードバック制
御中は更に前記空燃比フィードバック補正係数αで補正
して燃料噴射量Tiを演算するものである。
【0005】これにより、運転条件毎に異なる空燃比の
補正要求に対応した燃料補正が行え、空燃比フィードバ
ック補正係数αを基準値付近に安定させて、空燃比制御
性を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記運転領
域別の学習補正係数α0 は、前述のように運転条件の違
いによる空燃比補正要求の違いに対応すべく設定される
ものであるから、運転領域を極力細かく区分してそれぞ
れの運転領域毎に学習補正係数α0 を学習設定させるこ
とが望まれる。しかしながら、運転領域を細かく区分し
て狭い運転領域毎に学習補正係数α0 を学習させるよう
にすると、それぞれの運転領域における学習機会が減少
し、各単位運転領域において均等に学習機会を得ること
は困難であるため、学習の収束性が悪化すると共に、学
習進行度の大きな「学習済領域」と、学習進行度の小さ
な「未学習領域」と、が混在することになって、運転領
域間で大きな空燃比段差が発生してしまう惧れがある。
【0007】そこで、本出願人は、実際の空燃比と目標
空燃比とのズレ、即ち、前記空燃比フィードバック補正
係数αの基準値(目標収束値)からの偏差が生じる要因
には、エアフローメータによる吸入空気流量Qの検出誤
差に起因するものが多く含まれているものであり、か
つ、吸入空気流量Qの等しい領域では運転領域が例え異
なっているとしても前記吸入空気流量Qの検出誤差自体
は略等しいという点に着目し、特願昭59−9446号
において、運転領域を複数に分けて運転領域毎に学習補
正係数を更新設定するようにしたものにおいて、学習済
領域で取得された学習補正係数と、当該学習済領域と吸
入空気流量Qが略等しい未学習領域の学習補正係数とは
略等しいと推定し、学習済領域で取得された学習補正係
数に基づいて未学習領域の学習補正係数を推定更新する
ようにして、運転領域間での学習進行度差(換言すれば
学習機会の差)に基づく学習済領域と未学習領域との混
在に起因する過渡運転時等における(運転領域間での)
空燃比段差を効果的に抑制できるようにしたものを提案
した(図10参照)。
【0008】しかしながら、実際の空燃比と目標空燃比
とのズレの要因としては、上記以外にも燃料噴射弁の製
造バラツキ等もあり、特に、低負荷領域(減速時等)に
あっては、図10に示すように、その影響が大きくな
り、上記の等吸入空気流量方向に対する未学習領域の学
習補正係数の推定更新のみでは、十分とは言えない場合
もあった。
【0009】本発明は、上記従来の実情に鑑みなされた
ものであり、該当運転領域に対応する空燃比学習補正値
の更新を行うときに、該当運転領域の空燃比学習補正値
に基づいて、他の運転領域の空燃比学習補正値を推定し
て同時に更新させるようにした場合において、前記推定
の最適化を図ることで、より一層空燃比学習補正値の信
頼性を向上させ、以って低負荷域や過渡運転時等におい
ても高精度に空燃比を制御することができる内燃機関の
空燃比学習制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明にかかる内燃機関の空燃比学習制御装置は、図
1に示すように、機関負荷と機関回転速度とに関与する
運転パラメータを少なくとも含む機関運転条件を検出す
る機関運転条件検出手段と、該機関運転条件検出手段で
検出された機関運転条件に基づいて機関吸入混合気の空
燃比を制御するための基本空燃比制御量を設定する基本
空燃比制御量設定手段と、機関吸入混合気の空燃比を検
出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段で検出され
た空燃比と目標空燃比とを比較して実際の空燃比を前記
目標空燃比に近づけるように前記基本空燃比制御量を補
正するための空燃比フィードバック補正値を設定する空
燃比フィードバック補正値設定手段と、機関運転条件に
基づき運転領域を複数に区分してなる学習マップを備
え、前記学習マップの各運転領域毎に前記基本空燃比制
御量を補正するための空燃比学習補正値を書き換え可能
に記憶する空燃比学習補正値記憶手段と、前記空燃比フ
ィードバック補正値の目標収束値からの偏差を学習し、
前記空燃比学習補正値記憶手段における学習マップの該
当運転領域に対応して記憶されている前記空燃比学習補
正値を前記偏差を減少させる方向に更新して書き換える
空燃比学習手段と、前記空燃比学習手段における更新書
き換え状況に基づいて、該当運転領域における学習進行
度を判定する学習進行度判定手段と、前記空燃比学習手
段により学習マップの該当運転領域の空燃比学習補正値
を更新して書き換える際に、当該更新書き換えされる空
燃比学習補正値に基づいて、前記該当運転領域と略同一
吸入空気流量で学習進行度が所定より小さい運転領域に
対応して記憶されている空燃比学習補正値を推定更新し
て書き換える第1推定学習手段と、前記空燃比学習手段
により学習マップの該当運転領域の空燃比学習補正値を
更新して書き換える際に、当該更新書き換えされる空燃
比学習補正値に基づいて、前記該当運転領域を含む学習
マップ上の負荷方向所定範囲に属し学習進行度が所定よ
り小さい運転領域に対応して記憶されている空燃比学習
補正値を推定更新して書き換える第2推定学習手段と、
前記基本空燃比制御量、空燃比フィードバック補正値、
空燃比学習補正値に基づいて最終的な空燃比制御量を設
定する空燃比制御量設定手段と、該空燃比制御量設定手
段で設定された空燃比制御量に基づいて空燃比制御手段
を駆動制御する駆動制御手段と、を含んで構成した。
【0011】上記構成によれば、ある運転領域において
定常学習(空燃比学習手段による学習)により空燃比学
習補正値を取得できた場合には、第1推定学習手段を介
して、前記取得された空燃比学習補正値に基づいて、従
来同様の等吸入空気流量(等Q)方向に関する推定学習
を行なわせると共に、第2推定学習手段を介して、前記
定常学習が行なわれた運転領域を含む学習マップ上の負
荷方向所定範囲(例えば、略同一のTp格子及び隣合う
Tp格子に属する運転領域がその一例である)に属し学
習進行度が所定より小さい運転領域についても、前記取
得された空燃比学習補正値に基づいて推定学習を行なわ
せるようにしたので、等吸入空気流量方向の学習精度を
向上できるのは勿論、燃料噴射弁の製造バラツキ等に起
因する空燃比バラツキにも対応した推定学習を行なうこ
とができるようになるので、以って過渡運転中の空燃比
制御の高精度化を一層促進することができる。特に、燃
料噴射弁の製造バラツキ等に起因する空燃比バラツキは
低負荷域で顕著となるが、これを効果的に抑制できるの
で、低負荷域での排気性能の悪化や運転性の悪化を良好
に抑制することができる。請求項2に記載の発明では、
前記第1推定学習手段が、前記第1推定学習手段若しく
は第2推定学習手段により既に推定更新して書き換えた
運転領域の空燃比学習補正値を更に推定更新する場合
に、当該運転領域に対応して既に記憶されている空燃比
学習補正値と、前記空燃比学習手段により今回更新書き
換えされる空燃比学習補正値に基づき推定される空燃比
学習補正値と、を平均化処理した値に基づいて、当該運
転領域に対応して記憶されている空燃比学習補正値を推
定更新して書き換えるように構成した。
【0012】請求項3に記載の発明では、前記第2推定
学習手段が、前記第1推定学習手段若しくは第2推定学
習手段により既に推定更新して書き換えた運転領域の空
燃比学習補正値を更に推定更新する場合に、当該運転領
域に対応して既に記憶されている空燃比学習補正値と、
前記空燃比学習手段により今回更新書き換えされる空燃
比学習補正値に基づき推定される空燃比学習補正値と、
を平均化処理した値に基づいて、当該運転領域に対応し
て記憶されている空燃比学習補正値を推定更新して書き
換えるように構成した。
【0013】なお、請求項2,請求項3に記載の発明の
ように構成して、新たに取得された空燃比学習補正値に
よる推定学習を行なう際に、既に推定学習が行なわれて
いる運転領域については、新たな推定学習結果と既に行
なわれた推定学習結果との平均化処理を行なうようにす
れば、より一層学習精度を向上させることが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を、
添付の図面を参照して説明する。図2において、内燃機
関1にはエアクリーナ2から吸気ダクト3,スロットル
弁4及び吸気マニホールド5を介して空気が吸入され
る。吸気マニホールド5の各ブランチ部には、各気筒別
に燃料供給手段(空燃比制御手段)としての燃料噴射弁
6が設けられている。この燃料噴射弁6は、ソレノイド
に通電されて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃
料噴射弁であって、後述するコントロールユニット12
からの駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示し
ない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレータ
により所定の圧力に調整された燃料を、機関1に噴射供
給する。
【0015】機関1の各燃焼室には点火栓7が設けられ
ていて、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させ
る。そして、機関1からは、排気マニホールド8,排気
ダクト9,三元触媒10及びマフラー11を介して排気
が排出される。コントロールユニット12は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェイ
スを含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各
種のセンサからの入力信号を受け、後述の如く演算処理
して、燃料噴射弁6の作動を制御する。
【0016】前記各種のセンサとしては、吸気ダクト3
中にエアフローメータ13が設けられていて、機関1の
吸入空気流量Qに応じた信号を出力する。また、クラン
ク角センサ14が設けられていて、本実施形態の4気筒
の場合、クランク角180 °毎の基準信号REFと、クラ
ンク角1°又は2°毎の単位信号POSとを出力する。
ここで、基準信号REFの周期、或いは、所定時間内に
おける単位信号POSの発生数を計測することにより、
機関回転速度Nを算出できる。
【0017】また、機関1のウォータジャケットの冷却
水温度Twを検出する水温センサ15が設けられてい
る。ここで、上記エアフローメータ13,クランク角セ
ンサ14,水温センサ15等が本実施形態における機関
運転条件検出手段に相当し、機関に吸入される空気量に
関与する運転パラメータとは、本実施形態において吸入
空気流量Q及び機関回転速度Nである。
【0018】また、排気マニホールド8の集合部に空燃
比検出手段としての空燃比センサ16が設けられ、排気
中の特定成分(例えば酸素)濃度を介して吸入混合気の
空燃比を検出する。前記空燃比センサ16は、排気中の
酸素濃度が理論空燃比(本実施形態における目標空燃
比)を境に急変することを利用して、実際の空燃比の理
論空燃比に対するリッチ・リーンを検出する公知のもの
であり、本実施形態では、理論空燃比よりもリッチ空燃
比であるときには比較的高い電圧信号を出力し、逆にリ
ーン空燃比であるときには0V付近の低い電圧信号を出
力するものとする。なお、システムによっては、排気中
の酸素濃度に比例した電圧信号を出力する所謂広域空燃
比センサを用いることも可能である。
【0019】ここにおいて、コントロールユニット12
は、図3のフローチャート(燃料噴射量演算ルーチン)
に基づくプログラムに従って入出力操作並びに各種演算
処理を行い、燃料噴射量Tiを制御する。尚、本実施形
態において、基本空燃比制御量設定手段、空燃比検出手
段、空燃比フィードバック補正値設定手段、空燃比学習
補正値記憶手段、空燃比学習手段、学習進行度判定手
段、第1推定学習手段、第2推定学習手段、空燃比制御
量設定手段、空燃比制御手段としての機能はソフトウェ
ア的にコントロールユニット12が備えている。
【0020】以下に、図3のフローチャートについて説
明する。ステップ(図中ではSとしてある。以下同様)
1では、エアフローメータ13からの信号によって得ら
れる吸入空気流量Qと、クランク角センサ14からの信
号によって得られる機関回転速度Nと、から基本燃料噴
射量Tp(=K×Q/N,Kは定数)を演算する。
【0021】ステップ2では、従来同様の方法で、各種
補正係数COEFを設定する。ステップ3では、空燃比
センサ16の出力電圧とスライスレベル電圧とを比較し
て比例積分制御により空燃比フィードバック補正係数α
を設定する。但し、空燃比フィードバック制御を行なわ
ない領域では、α=1にクランプする。また、RAM上
の学習マップから既に学習されているデータα0 を、そ
の時点の(Tp,N)に対応して参照する。
【0022】ステップ4では、バッテリ電圧に基づいて
電圧補正分Tsを設定する。ステップ5では、機関運転
状態を示すパラメータとして、例えば機関回転速度N及
び基本燃料噴射量Tp(負荷)により運転領域を複数の
エリアに区画し各エリア毎に学習補正係数α0 を記憶さ
せた学習マップ(RAMに記憶)の現在の(Tp,N)
が属するエリアを検索し、該エリアを示す所定番地
(A,B)をセットする。なお、図7に示すように、A
は「定常学習エリアのTp軸側の格子番号」を示し、B
は「定常学習エリアのN軸側の格子番号」を示す。
【0023】ステップ6では、現在の(Tp,N)が属
するエリアの番地(A,B)と、同じく前回の(Tp,
N)が属するエリアの番地(A-1,B-1)と、を比較
し、同一であるか否かを判定する。そして、YESであ
ると判定された場合には、運転状態が略同一であるとし
て、ステップ7へ進む。NOの場合には、前回と今回と
で運転状態が異なるとして、ステップ13へ進む。
【0024】ステップ7では、空燃比センサ16の出力
電圧が、ステップ6でYES判定されてからn回反転し
たか否かを判定し、YESの場合にはステップ8へ進
む。即ち、ステップ6,ステップ7は、運転状態が定常
状態であるか否かを判別するために設けられており、ス
テップ6,ステップ7の判定がYESの場合は定常であ
ると判定される。なお、ステップ6,ステップ7の判定
の何れかがNOの場合は、非定常状態であるとして、後
述するステップ8〜ステップ12の学習制御を飛ばし
て、ステップ13へ進むことになる。かかる定常状態の
判定方法は、簡単かつ高精度に行なえるものであるが、
車速やギア位置,スロットル弁開度等に基づいて定常状
態を判定する従来公知の他の方法であっても構わない。
【0025】ステップ8では、空燃比フィードバック補
正係数αの定常運転状態における制御中心値αc を演算
する。これは、例えば、空燃比フィードバック補正係数
αの値が増減して反転してから反転するまでの平均値を
求めるか、反転時の空燃比フィードバック補正係数αの
値だけ(即ち最大値と最小値)の平均値を求めるように
することができる。なお、他の方法であっても構わな
い。
【0026】ステップ9では、機関回転速度N及び基本
燃料噴射量Tpから前記学習マップ上の前記(Tp,
N)が属するエリアの番地(A,B)に記憶されている
(Tp,N)に対応する学習補正係数α0 を検索する。
なお、前記マップに記憶されているα0 の値は、学習が
開始されていない時点では全て基準値(例えば、1.
0)にセットされている。
【0027】ステップ10では、ステップ9において検
索された学習補正係数α0 と、ステップ8において演算
された制御中心値αc と、から次式に従って演算を行
い、その値を新たな学習補正係数α0 として設定し、α
0 マップの当該エリア内の値を更新すると共に、該エリ
ア毎に設けられた学習カウンタのカウント値を更新す
る。
【0028】α0 ←α0 +Δα/M なお、Δαは、αc と基準値との偏差量を示し、 Δα=αc −α1 であり、基準値α1 は一般に1.0に設定される。ま
た、Mは定数である。学習補正係数α0 の学習時偏差量
Δαを加える割合を決定するMの値は一定としてもよい
が、機関回転速度Nに比例した値とすればαの比例積分
制御係数を噴射周期の増大に応じて減少させることがで
きるので、より高精度な噴射量制御が行なえるようにな
る。
【0029】ステップ11では、現在の(Tp,N)の
エリアの番地(A,B)を、前回のエリアの番地
(A-1,B-1)に書き換える。ステップ12では、前記
エリア(A,B)以外の各エリアに対応する学習補正係
数α0 を推定演算し学習マップ上の学習補正係数α0
更新すべく、後述するサブルーチン(図4〜図6)を実
行する。
【0030】ステップ13では、燃料噴射量Tiを次式
に従って演算する。 Ti=Tp×COEF×α×α0 +Ts ここで、定常状態の場合は、学習補正係数α0 として、
ステップ10で更新設定されたものが用いられ、過渡状
態のときにはステップ10による更新がなされない状態
のものが用いられる(但し、ステップ12の推定学習結
果を反映することは可能である)。
【0031】以上で、燃料噴射量Tiが計算され、ステ
ップ14でこの燃料噴射量Tiに相応する駆動パルス信
号が燃料噴射弁6に所定タイミングで与えられる。な
お、空燃比フィードバック制御を行なわない領域では、
空燃比フィードバック補正係数αが1にクランプされ、
ステップ5〜ステップ12が省略されるが、サブルーチ
ンの実行により得られる推定学習結果(当該領域での学
習補正係数α 0 )がステップ3で参照され、燃料噴射量
Tiは、次式で与えられることになる。
【0032】Ti=Tp×COEF×α0 +Ts ここで、ステップ12で行なわれるサブルーチン(推定
学習ルーチン)について、図4〜図6のフローチャート
に従って説明する。ステップ21では、前記ステップ1
0で学習補正係数α0 が取得された運転状態(エリア
(A,B))に対応する「定常学習エリアのTp軸側の
格子番号A」及び「定常学習エリアのN軸側の格子番号
B」を、推定の基点とすべく、A→X,B→Yにセット
する。また、当該エリア(A,B)において取得された
学習補正係数α0 を、Cにセットする。なお、本実施形
態では、例えば、図7に示すように、A=0〜7,B=
0〜7として設定してあるが、これは適宜変更すること
ができるものである。
【0033】ステップ22では、Y=0であるか否かを
判断する。NOであれば、ステップ23へ進み、YES
であればステップ29へ進む。ステップ23では、Y−
1→Yにセットする。ステップ24では、該当エリア
(X,Y)において既に定常学習による学習補正係数α
0 が取得されているか否かを判断する。YESであれ
ば、既に定常学習されており、前記運転エリア(A,
B)とTp共通で低回転側のエリアに相当するエリア
(X,Y)の学習補正係数α0 を推定学習する必要はな
いので、ステップ28へ進み、Y=0にセットして、ス
テップ22へ戻る。NOであればステップ25へ進む。
なお、当該ステップ24が、本発明にかかる学習進行度
判定手段を構成する。
【0034】ステップ25では、エリア(X,Y)に、
既に推定学習による学習補正係数α 0 が設定されている
か否かを判断する。YESであればステップ26へ進
み、NOであればステップ27へ進む。ステップ26で
は、前記Cを、当該エリア(X,Y)の学習補正係数α
0 としてセットした後(図7等参照)、ステップ22へ
戻る。
【0035】ステップ27では、既に記憶されているエ
リア(X,Y)の学習補正係数α0と、前記Cと、の平
均値(=〔C+α0 〕/2)を求め、これを、エリア
(X,Y)の新たな学習補正係数α0 とした後(図8,
図9参照)、ステップ22へ戻る。上記ステップ22〜
ステップ28を繰り返すことにより、前記運転エリア
(A,B)とTp共通で低回転側のエリアに対応する学
習補正係数α0 が、運転エリア(A,B)で取得された
学習補正係数α0 (前記C)に基づいて、順次推定学習
されることになる(図7〜図9参照)。このようにし
て、前記運転エリア(A,B)とTp共通で低回転側の
エリアに対応する学習補正係数α0 の推定学習が終了さ
れると、次に、前記運転エリア(A,B)とTpが1エ
リア分異なる低回転側のエリアの推定学習を行なう。
【0036】即ち、ステップ22でYES判定される
と、X=AでA≠0あるかを判断する。YESと判断さ
れると、ステップ31へ進み、A−1→X,B→Yにセ
ットした後、ステップ22へ戻る。そして、Y=0にな
るまで、上記ステップ22〜ステップ28が実行される
ことなる。即ち、現在の運転エリア(A,B)とTpが
1エリア分低負荷側で低回転側のエリアにおいて、前記
運転エリア(A,B)で取得された学習補正係数α
0 (前記C)に基づいて、順次推定学習が行なわれるこ
とになる(図7〜図9参照)。一方、ステップ29で、
NOと判断されると、今度は、ステップ30へ進み、X
=A−1であるか否かを判断する。YESの場合には、
ステップ32へ進み、A+1→X,B→Yにセットした
後、ステップ22へ戻る。
【0037】そして、Y=0になるまで、上記ステップ
22〜ステップ28が実行されることなる。即ち、前記
運転エリア(A,B)とTpが1エリア分高負荷側で低
回転側のエリアにおいて、前記運転エリア(A,B)で
取得された学習補正係数α0(前記C)に基づいて、順
次推定学習が行なわれる(図7〜図9参照)。一方、ス
テップ30で、NOと判断されると、即ち、前記運転エ
リア(A,B)のBを挟んでTp3エリア分の低回転側
の全エリアにおいて推定学習が終了したと判断して、ス
テップ41へ進む。
【0038】ステップ41以降では、まず、前記運転エ
リア(A,B)とTp共通で高回転側のエリアにおける
推定学習を行なう。即ち、図5のフローチャートに示す
ように、ステップ41では、再び、推定の基点となり、
現在の運転状態に対応する「定常学習エリアのTp側の
格子番号A」及び「定常学習エリアのN側の格子番号
B」を、A→X,B→Yにセットし直す。
【0039】ステップ42では、Y=7であるか否かを
判断する。NOであれば、ステップ43へ進み、YES
であればステップ49へ進む。ステップ43では、Y+
1→Yとする。ステップ44では、該当エリア(X,
Y)において既に定常学習による学習補正係数α0 が取
得されているか否かを判断する。YESであれば、現在
の運転エリア(A,B)とTp共通で高回転側のエリア
に相当するエリア(X,Y)の学習補正係数α0 を推定
学習する必要はないので、ステップ48へ進みY=7に
セットして、ステップ42へ戻り、NOであればステッ
プ45へ進む。
【0040】ステップ45では、エリア(X,Y)が、
既に推定学習による学習補正係数α 0 が設定されている
か否かを判断する。YESであればステップ46へ進
み、NOであればステップ47へ進む。ステップ46で
は、前記Cを、当該エリア(X,Y)の学習補正係数α
0 としてセットした後(図7等参照)、ステップ42へ
戻る。
【0041】ステップ47では、既に記憶されているエ
リア(X,Y)の学習補正係数α0と、前記Cと、の平
均値(=〔C+α0 〕/2)を求め、これを、エリア
(X,Y)の新たな学習補正係数α0 とした後(図8,
図9参照)、ステップ42へ戻る。上記により、現在の
運転エリア(A,B)とTp共通で高回転側のエリアに
対応する学習補正係数α0 が、現在の運転エリア(A,
B)で取得された学習補正係数α0 (前記C)に基づい
て推定学習されることになる(図7〜図9参照)。
【0042】このようにして、現在の運転エリア(A,
B)とTp共通で高回転側のエリアに対応する学習補正
係数α0 の推定学習が終了されると、次に、現在の運転
エリア(A,B)とTpが1エリア分異なる高回転側の
エリアの推定学習を行なう(図7等参照)。即ち、ステ
ップ42でYES判定されると、ステップ49では、X
=Aか否かを判断する。YESと判断されると、ステッ
プ50へ進み、A−1→X,B→Yにセットした後、ス
テップ42へ戻る。
【0043】そして、Y=0になるまで、上記ステップ
42〜ステップ48が繰り返されることなる。即ち、現
在の運転エリア(A,B)とTpが1エリア低負荷側で
高回転側のエリアにおいて、現在の運転エリア(A,
B)で取得された学習補正係数α0 (前記C)に基づく
推定学習が行なわれる(図7等参照)。一方、ステップ
49で、NOと判断されると、今度は、ステップ51へ
進み、X=A−1でA≠7であるかを判断する。YES
の場合には、ステップ52へ進み、A+1→X,B→Y
にセットした後、ステップ42へ戻る。
【0044】そして、Y=0になるまで、上記ステップ
42〜ステップ48が実行されることなる。即ち、現在
の運転エリア(A,B)とTpが1エリア高負荷側で高
回転側のエリアにおいて、現在の運転エリア(A,B)
で取得された学習補正係数α 0 (前記C)に基づく推定
学習が行なわれる。次に、ステップ51で、NOと判断
されると、即ち、現在の運転エリア(A,B)とTpが
Bを挟んで両側に1エリア分異なる高回転側の全エリア
において推定学習が終了したと判断して、ステップ61
へ進む。
【0045】ステップ61以降では、現在の運転エリア
(A,B)と等吸入空気流量方向のエリアにおける推定
学習を行なう(図7等参照)。即ち、図6のフローチャ
ートに示すように、ステップ61では、再び、推定の基
点となり、学習補正係数を取得できた運転状態(エリ
ア)に対応する「定常学習エリアのTp側の格子番号
A」及び「定常学習エリアのN側の格子番号B」を、A
→X,B→Yにセットし直す。
【0046】ステップ62では、W=−1,K=X,N
=0とする。ステップ63では、K=0か否かを判断す
る(なお、運転エリア(A,B)と等吸入空気流量方向
で負荷減少・回転増大側のエリアに対する推定学習にお
いては、X=0になったか否かが判断される)。NOで
あればステップ64へ進み、YESであればステップ7
0へ進む。
【0047】ステップ64では、X+W→X、Y−W→
Yとする。ステップ65では、該当エリア(X,Y)に
おいて既に定常学習による学習補正係数α0 が取得され
ているか否かを判断する。YESであれば、運転エリア
(A,B)と等吸入空気流量方向で負荷減少・回転増大
側のエリアに相当するエリア(X,Y)の学習補正係数
α0 を推定学習する必要はないので、ステップ69へ進
み、K=0にセットして、ステップ63へ戻り、NOで
あればステップ66へ進む。
【0048】ステップ66では、エリア(X,Y)が、
既に推定学習による学習補正係数α 0 が設定されている
か否かを判断する。YESであればステップ67へ進
み、NOであればステップ68へ進む。ステップ67で
は、前記Cを、当該エリア(X,Y)の学習補正係数α
0 としてセットした後(図7等参照)、ステップ63へ
戻る。
【0049】ステップ68では、既に推定学習され記憶
されているエリア(X,Y)の学習補正係数α0 と、前
記Cと、の平均値(=〔C+α0 〕/2)を求め、これ
を、エリア(X,Y)の新たな学習補正係数α0 とした
後(図8,図9参照)、ステップ63へ戻る。上記ステ
ップ63〜ステップ68の繰り返しにより、運転エリア
(A,B)と等吸入空気流量方向で負荷減少・回転増大
側のエリアに対応する学習補正係数α 0 が、運転エリア
(A,B)で取得された学習補正係数α0 (前記C)に
基づいて、順次推定学習されることになる(図7〜図9
参照)。
【0050】このようにして、運転エリア(A,B)と
等吸入空気流量方向で負荷減少・回転増大側のエリアに
対応する学習補正係数α0 の推定学習が終了されると、
次に、運転エリア(A,B)と等吸入空気流量方向で負
荷増大・回転減少側のエリアの推定学習を行なう(図7
等参照)。即ち、運転エリア(A,B)と等吸入空気流
量方向で負荷減少・回転増大側のエリアに対応する学習
補正係数α0 の推定学習が終了されると、ステップ63
でYES判定され、ステップ70へ進むが、ステップ7
0では、N=1か否かを判断する。NOの場合には、ス
テップ71へ進み、W=1,K=Yにセットした後、ス
テップ63へ戻る。YESの場合には、運転エリア
(A,B)と等吸入空気流量方向で負荷増大・回転減少
側のエリアの推定学習も既に終了していると判断して、
本フローを終了する。
【0051】即ち、運転エリア(A,B)と等吸入空気
流量方向で負荷増大・回転減少側のエリアに対する推定
学習を行なう場合には、ステップ63で、Y=0になる
まで、ステップ63〜ステップ68が繰り返されるの
で、運転エリア(A,B)と等吸入空気流量方向で負荷
増大・回転減少側のエリアに対応する学習補正係数α0
の推定学習が、順次実行されることになる。以上のよう
に、ある運転エリア(A,B)において定常学習(図3
のステップ10)により学習補正係数α0 を取得できた
場合には、その他の運転エリアについて、前記エリア
(A,B)の学習補正係数α0 に基づいて、従来同様の
等吸入空気流量(等Q)方向に関する推定学習を行なわ
せると共に、前記運転エリア(A,B)と同一のTp格
子及び隣合うTp格子の属する全エリアについても、前
記エリア(A,B)の学習補正係数α0 に基づいて推定
学習を行なわせるようにしたので、燃料噴射弁の製造バ
ラツキ等に起因する空燃比バラツキにも対応した推定学
習を行なうことができるようになり、以って過渡運転中
を含む空燃比制御の高精度化を促進することができる。
特に、燃料噴射弁の製造バラツキ等に起因する空燃比バ
ラツキは低負荷域(減速運転時等)で顕著となるが、こ
れを効果的に抑制できるので、低負荷域での排気性能の
悪化や運転性の悪化を最大限抑制することができる。
【0052】また、新たに取得された学習補正係数によ
る推定学習を行なう際に、既に定常学習が行なわれた運
転エリアについては、定常学習結果を優先させるべく前
記推定学習を当該運転エリアの手前までとし、また、既
に推定学習が行なわれた運転エリアについては、新たな
学習補正係数と既に行なわれた推定学習結果との平均化
処理を行なうようにすれば、より一層学習精度を向上さ
せることが可能となる。
【0053】尚、上記実施形態では、エアフローメータ
13で検出された吸入空気流量Qと機関回転速度Nとに
基づき基本燃料噴射量Tpが演算される構成としたが、
この他、吸入圧力PBと機関回転速度Nとの組み合わ
せ、又は、スロットル弁開度TVOと機関回転速度Nと
に基づいて基本燃料噴射量Tpが演算される構成であっ
ても良い。また、空燃比制御量として、本実施形態では
燃料噴射(供給)量で説明してきたが、吸入空気流量、
EGR量、パージ量等の他の空燃比制御量を制御するよ
うに構成することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の運転領域に区分された学習マップを備えて構成さ
れた空燃比学習において、学習マップ上の該当領域に対
応する空燃比学習補正値の書き換えを行うときに、前記
該当領域の空燃比学習補正値に基づいて、等吸入空気流
量方向および負荷方向所定範囲に属する運転領域に対応
する空燃比学習補正値を推定して適正値に書き換えるこ
とができ、運転領域を細かく区分した学習マップにおい
て領域間で補正レベルに段差が発生することを抑止し
て、良好な空燃比学習補正を施すことができるようにな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】同上実施形態における空燃比制御を説明するフ
ローチャート。
【図4】同上実施形態における推定学習制御を説明する
フローチャート。
【図5】同上実施形態における推定学習制御を説明する
フローチャート。
【図6】同上実施形態における推定学習制御を説明する
フローチャート。
【図7】同上実施形態における推定学習制御を学習マッ
プ上で説明するための図(推定学習の開始初期を説明す
る図)。
【図8】同上実施形態における推定学習制御を学習マッ
プ上で説明するための図(他の領域で推定学習が既に実
行されている場合の一例)。
【図9】同上実施形態における推定学習制御を学習マッ
プ上で説明するための図(図8に対し、更に、定常学習
値を更新する場合の一例)。
【図10】従来の推定学習と問題点を説明するための
図。
【符号の説明】
1 機関 6 燃料噴射弁 12 コントロールユニット 13 エアフローメータ 14 クランク角センサ 15 水温センサ 16 空燃比センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関負荷と機関回転速度とに関与する運転
    パラメータを少なくとも含む機関運転条件を検出する機
    関運転条件検出手段と、 該機関運転条件検出手段で検出された機関運転条件に基
    づいて機関吸入混合気の空燃比を制御するための基本空
    燃比制御量を設定する基本空燃比制御量設定手段と、 機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、 該空燃比検出手段で検出された空燃比と目標空燃比とを
    比較して実際の空燃比を前記目標空燃比に近づけるよう
    に前記基本空燃比制御量を補正するための空燃比フィー
    ドバック補正値を設定する空燃比フィードバック補正値
    設定手段と、 機関運転条件に基づき運転領域を複数に区分してなる学
    習マップを備え、前記学習マップの各運転領域毎に前記
    基本空燃比制御量を補正するための空燃比学習補正値を
    書き換え可能に記憶する空燃比学習補正値記憶手段と、 前記空燃比フィードバック補正値の目標収束値からの偏
    差を学習し、前記空燃比学習補正値記憶手段における学
    習マップの該当運転領域に対応して記憶されている前記
    空燃比学習補正値を前記偏差を減少させる方向に更新し
    て書き換える空燃比学習手段と、 前記空燃比学習手段における更新書き換え状況に基づい
    て、該当運転領域における学習進行度を判定する学習進
    行度判定手段と、 前記空燃比学習手段により学習マップの該当運転領域の
    空燃比学習補正値を更新して書き換える際に、当該更新
    書き換えされる空燃比学習補正値に基づいて、前記該当
    運転領域と略同一吸入空気流量で学習進行度が所定より
    小さい運転領域に対応して記憶されている空燃比学習補
    正値を推定更新して書き換える第1推定学習手段と、 前記空燃比学習手段により学習マップの該当運転領域の
    空燃比学習補正値を更新して書き換える際に、当該更新
    書き換えされる空燃比学習補正値に基づいて、前記該当
    運転領域を含む学習マップ上の負荷方向所定範囲に属し
    学習進行度が所定より小さい運転領域に対応して記憶さ
    れている空燃比学習補正値を推定更新して書き換える第
    2推定学習手段と、 前記基本空燃比制御量、空燃比フィードバック補正値、
    空燃比学習補正値に基づいて最終的な空燃比制御量を設
    定する空燃比制御量設定手段と、 該空燃比制御量設定手段で設定された空燃比制御量に基
    づいて空燃比制御手段を駆動制御する駆動制御手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の空燃比学
    習制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1推定学習手段が、前記第1推定学
    習手段若しくは第2推定学習手段により既に推定更新し
    て書き換えた運転領域の空燃比学習補正値を更に推定更
    新する場合に、当該運転領域に対応して既に記憶されて
    いる空燃比学習補正値と、前記空燃比学習手段により今
    回更新書き換えされる空燃比学習補正値に基づき推定さ
    れる空燃比学習補正値と、を平均化処理した値に基づい
    て、当該運転領域に対応して記憶されている空燃比学習
    補正値を推定更新して書き換えることを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関の空燃比学習制御装置。
  3. 【請求項3】前記第2推定学習手段が、前記第1推定学
    習手段若しくは第2推定学習手段により既に推定更新し
    て書き換えた運転領域の空燃比学習補正値を更に推定更
    新する場合に、当該運転領域に対応して既に記憶されて
    いる空燃比学習補正値と、前記空燃比学習手段により今
    回更新書き換えされる空燃比学習補正値に基づき推定さ
    れる空燃比学習補正値と、を平均化処理した値に基づい
    て、当該運転領域に対応して記憶されている空燃比学習
    補正値を推定更新して書き換えることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の内燃機関の空燃比学習制御
    装置。
JP23258295A 1995-09-11 1995-09-11 内燃機関の空燃比学習制御装置 Pending JPH0979072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23258295A JPH0979072A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 内燃機関の空燃比学習制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23258295A JPH0979072A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 内燃機関の空燃比学習制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979072A true JPH0979072A (ja) 1997-03-25

Family

ID=16941620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23258295A Pending JPH0979072A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 内燃機関の空燃比学習制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0979072A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256937A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Denso Corp 噴射量マップ修正方法
WO2012157111A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 トヨタ自動車株式会社 空燃比センサの補正装置
WO2014002189A1 (ja) 2012-06-26 2014-01-03 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
CN105822444A (zh) * 2011-05-19 2016-08-03 丰田自动车株式会社 空燃比传感器的补正装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256937A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Denso Corp 噴射量マップ修正方法
WO2012157111A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 トヨタ自動車株式会社 空燃比センサの補正装置
CN103547784A (zh) * 2011-05-19 2014-01-29 丰田自动车株式会社 空燃比传感器的补正装置
US9347352B2 (en) 2011-05-19 2016-05-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Correction device for air/fuel ratio sensor
CN105822444A (zh) * 2011-05-19 2016-08-03 丰田自动车株式会社 空燃比传感器的补正装置
US10161343B2 (en) 2011-05-19 2018-12-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Correction device for air/fuel ratio sensor
WO2014002189A1 (ja) 2012-06-26 2014-01-03 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US9567930B2 (en) 2012-06-26 2017-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Internal combustion engine control device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4251081B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0826805B2 (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
US4800857A (en) Apparatus for learn-controlling air-fuel ratio for internal combustion engine
JPH08158918A (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
KR100204831B1 (ko) 내연기관의 공연비 제어방법 및 장치
US6530214B2 (en) Air-fuel ratio control apparatus having sub-feedback control
JPH0689690B2 (ja) 内燃機関の空燃比の学習制御装置
JP2004019629A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0979072A (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JP2715208B2 (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JP2582562B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2665837B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置における自己診断装置
JPH0968094A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH077562Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JP2631579B2 (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JP2681566B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置における自己診断装置
JP2640566B2 (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JPH077563Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JP2958595B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH04241756A (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JPH0833133B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH08144863A (ja) 排気ガス還流装置
JPH01106950A (ja) 内燃機関の学習制御装置
JPH0953495A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0518302A (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置