JPH0977193A - タイマー式充填装置 - Google Patents

タイマー式充填装置

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JPH0977193A
JPH0977193A JP25198595A JP25198595A JPH0977193A JP H0977193 A JPH0977193 A JP H0977193A JP 25198595 A JP25198595 A JP 25198595A JP 25198595 A JP25198595 A JP 25198595A JP H0977193 A JPH0977193 A JP H0977193A
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JP
Japan
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filling
liquid
valve
filling liquid
time
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JP25198595A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイマー式充填装置により容器内に正確な液量
を充填する。 【解決手段】充填液タンクから導管4を介して液体を充
填ノズル2に送り容器6内に充填する。導管4には充填
液通路を開閉する充填液バルブ8が設けられている。こ
のバルブ8は、弾性体のチューブ10と、シリンダ16
の作動によってこのチューブ10を押圧する押圧体14
と、押圧されたチューブ10を受けてその荷重を検出す
るロードセル12と、導管4内の液体圧力を検出する検
出手段20と、この圧力検出手段20の検出した圧力に
応じて充填時間を設定し、上記シリンダ16を作動させ
る制御手段18とを備えている。バルブ開閉時の荷重を
ロードセル12によって測定し、実際にバルブ8が開く
時点の荷重を基準値として設定する。この基準値によっ
て実際のバルブ開放時間を計測し、この計測時間に応じ
て上記シリンダ16を作動する設定時間を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器内に液体を充填
する充填装置に係り、特に、充填液バルブをタイマーに
より所定時間開放して充填を行なうタイマー式充填装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】充填装置は、一般に、充填する液体を貯
留する充填液タンクと、容器内に挿入されて上記充填液
をこの容器内に充填する充填ノズルと、上記充填液タン
クから充填ノズルへ液体を送る導管と、この導管の途中
に設けられて充填液の通路を開閉する充填液バルブとを
備えており、タイマー式充填装置では、上記充填液バル
ブを設定時間だけ開放することにより一定量の液体を容
器内に充填するようになっている。
【0003】上記タイマー式充填装置による容器内への
液体の充填量は、充填液タンクから充填ノズルへ液体を
供給する導管内の液体の圧力と、充填液バルブの開放時
間とによって決定する。そこで、導管内の液体の圧力を
一定に維持することができれば、設定時間だけ充填液バ
ルブを開放することにより常に一定量の液体を容器内に
充填することができる。しかしながら、充填液タンク内
の液量の変動あるいは液体の圧力を一定に調整するため
の調圧弁の精度等により、充填される液体の圧力を一定
に保持することが困難であるという問題があった。そこ
で、圧力検出手段によって導管内の液体の圧力を検出
し、この充填される液体の圧力の変動に応じて充填液バ
ルブの開放時間を調整することにより、常に一定量の液
体を容器内に填することを可能にした液体の圧力充填方
法が提案された(特公平1−46392号)。
【0004】この公報に記載されている充填方法は、
「容器内に充填すべき液体を蓄えたタンクから充填針に
導管を通して液体を導き、該導管の途中に設けた開閉弁
を開くことによって液体の圧力で液体を容器内に注入す
るものであって、前記開閉弁を開くことにより液体の充
填を開始し、その後に該開閉弁の上流の液体圧力を測定
して、あらかじめ定めている圧力−充填時間関数より測
定圧力に応じた充填時間を演算機で演算し、その演算結
果による時間のあいだ前記開閉弁を開く」ようにしたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
従来の充填方法では、充填される液体の圧力の変動に応
じて、充填液バルブの開放時間を調整することにより、
あらかじめ定められた充填液量に近い液量を得ることは
可能である。しかしながら、上記充填方法を実施するた
めの充填装置に設けられている開閉弁のように、「ゴム
ホース等の柔らかい材料で作られてる導管10を、エア
シリンダ14によって移動押枠13を固定押枠12に押
付けることにより閉じ、また、エアシリンダ14のエア
を遮断してばねにより移動押枠13を固定押枠12から
引離すことにより導管10を開く」ようにした構成の場
合には、制御装置から開閉弁のエアシリンダ14に送ら
れる充填開始指令信号と、実際に導管10内の充填液通
路が開いて液体が流下を開始する時間との間、および、
タイマーのカウントにより設定された充填終了時間に達
したときに制御手段から送られるバルブ閉信号と、エア
シリンダ14が実際に作動して移動押枠13を移動さ
せ、固定押枠12とにより導管10を圧迫して液体の流
下を停止させるまでの間には時間的なずれを生じてしま
うおそれがある。このように、上記従来の装置では、充
填液通路内を流れる液体の圧力については監視している
が、開閉弁が開放して容器内に液体の充填を行なってい
る実際の時間については計測を行なっていないので、た
とえ、液体圧力の変動に応じて開閉弁を開閉する指令信
号のタイミングを調整したとしても、正確な充填液量を
得ることは困難であった。
【0006】また、充填される液体の圧力を一定にコン
トロールできる場合であっても、充填液バルブ開閉用の
シリンダを作動させるための指令信号を出力する時間
と、実際に充填液バルブが開いて液体が流れている時間
との間には時間的なずれが生ずるおそれがあり、この場
合にも正確な充填量を得ることができないという問題が
あった。
【0007】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、設定された充填液バルブの開放時間と、実際に充
填液バルブが開放して充填液通路内を液体が流下してい
る時間とを比較して上記設定時間を補正することにより
正確な充填量を得ることができるタイマー式充填装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタイマー式
充填装置は、容器内に充填する液体を貯留する充填液タ
ンクと、この充填液タンクから充填液通路を介して送ら
れた上記液体を容器内に充填する充填ノズルと、上記充
填液通路の途中に設けられた弾性体のチューブを押圧体
により押圧することによりこの充填液通路の開閉を行な
う充填液バルブと、上記押圧体を設定した時間だけ作動
させて充填液バルブの充填液通路を開閉する制御手段と
を備えており、さらに、上記充填液バルブに、押圧体が
チューブを押圧する際に作用する荷重を測定する荷重測
定手段を設け、この荷重測定手段により測定された荷重
の変化の過程における充填液バルブの開放時点の値を基
準値として設定し、この基準値によって充填液バルブの
充填液通路が実際に開放して液体が流下した後充填液通
路が閉鎖して液体の流下が停止するまでの時間、すなわ
ち、実際に充填が行なわれている時間を計測し、この計
測された充填液バルブの実際の開放時間に応じて、制御
手段により設定された上記押圧体の作動時間を補正する
ようにしたものである。
【0009】また、第2の発明に係るタイマー式充填装
置は、上記第1の発明の構成に加えて、充填液通路内の
液体の圧力を検出する圧力検出手段を備えており、制御
手段は、この圧力検出手段によって検出された液体の圧
力から上記充填液バルブの開放時間を演算し、この演算
結果に従って上記押圧体を作動させる指令信号を出力す
るするようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明を
説明する。図1は本発明の一実施例に係るタイマー式充
填装置の概略を示す図である。図において、2は充填ノ
ズルであり、図示しない充填液タンクから導管4を介し
て供給された充填液を容器6内に充填する。導管4と充
填ノズルと2の間には、充填液の通路を開閉する充填液
バルブ8が設けられている。この充填液バルブ8は、導
管4に接続されたゴムあるいは樹脂等の弾性体から成る
チューブ10と、このチューブ10の一側に配置されて
チューブ10に作用する荷重を測定するロードセル12
と、チューブ10を挟んでこのロードセル12の向かい
側に進退動可能に配置された押圧体14と、この押圧体
14をロードセル12の方向に進退動させるシリンダ1
6とから構成されている。充填液バルブ8は上記シリン
ダ16の作動によって押圧体14を進退動させることに
より開閉されるようになっており、押圧体14が後退し
て充填液バルブ8が開放しているときには、上記導管4
およびチューブ10内の充填液通路を液体が流れて容器
6内への充填が行なわれ、押圧体14が前進して充填液
バルブ8が閉じたときには、上記充填液通路が閉鎖して
充填が停止する。
【0011】上記充填液バルブ8のシリンダ16は、制
御手段18によって作動を制御されるようになってお
り、この制御手段18からの充填停止指令信号(バルブ
閉信号)に応じて作動し、上記押圧体14を前進させて
弾性体のチューブ10をロードセル12側に押圧し、チ
ューブ10内の充填液通路を圧迫して閉鎖する。また、
シリンダ16は、制御手段18からの充填開始指令信号
(バルブ開信号)に応じて後退し、押圧体14をロード
セル12側から引離すことにより上記チューブ10を元
の形状に復帰させてこのチューブ10内の充填液の通路
を開放する。
【0012】また、この実施例では、上記導管4に、充
填液タンクから送られる液体の圧力を検出する圧力検出
手段20が設けられており、この圧力検出手段20が検
出した液体圧力の検出信号が上記制御手段18に入力さ
れる。すると、制御手段18は、この液体圧力から、設
定された充填液量を得るために必要な充填液バルブ8の
開放時間を演算して必要なバルブ開放時間を設定する。
制御手段18は、上記シリンダ16に充填開始指令信号
を出力してこのシリンダ16を作動させると同時にタイ
マーによってカウントを開始し、上記演算結果によって
得られた設定時間が経過した後、シリンダ16に充填終
了指令信号を出力し、シリンダ16を逆に作動させて充
填を終了させる。
【0013】さらに、上記タイマー式充填装置の充填液
バルブ8は、上述のようにロードセル12を備えてお
り、シリンダ16の作動により押圧体14が前進し、こ
のロードセル12に向かって弾性体チューブ10を押付
ける際に作用する荷重を検出するようになっている。例
えば、閉じている充填液バルブ8を開く場合には、シリ
ンダ16が制御手段18から送られた充填開始指令信号
により、最も前進して停止している位置(バルブ閉位
置)から収縮する方向へ作動を開始する。すると、押圧
体14が後退してロードセル12側から次第に遠ざか
り、この押圧体14とロードセル12との間で強く圧迫
されていた弾性体のチューブ10が自らの弾性によって
徐々にもとの状態に戻り始める。
【0014】ロードセル12と押圧体14との間で圧迫
されて密着していた弾性体チューブ10の内面が離れた
瞬間に、このチューブ10内の充填液の通路が連通し、
充填液タンクから導管4を介してこの充填液バルブ8の
上流まで送られてきていた液体が、充填液ノズル2に向
かって流下し容器6内への充填が開始する。充填が開始
した後もさらにシリンダ16は作動を続け、押圧体14
の後退に伴なってチューブ10が完全にもとの円筒形の
状態に復帰し、充填液通路が全通する。その後、シリン
ダ16の作動は停止し、液体がチューブ10内を継続し
て流下し充填が行なわれる。
【0015】また、上記のように開放して充填を行なっ
ている充填液バルブ8を閉じる場合には、上記設定時間
のカウントが終了すると同時に制御手段18から出力さ
れる充填終了指令信号により、シリンダ16が伸張する
方向(図1の左方)に向かって作動され、可動側の押圧
体14が固定側のロードセル12に向かって移動し、こ
れら両者12,14間で、上記弾性体の素材から成るチ
ューブ10を押圧して次第に変形させる。チューブ10
が押圧されて変形し始めると、このチューブ10内の充
填液の通路は徐々に狭められる。さらに、このチューブ
10の変形が大きくなってその内面が密着すると、充填
液通路が閉鎖されて充填液の流れが完全に停止する。充
填液の流れが停止した後も、さらにシリンダ16の作動
が継続して押圧体14が移動し、最終的にチューブ10
を強く圧迫した状態でシリンダ16の作動が終了する。
【0016】上記のように、充填液バルブ8が閉じてい
る状態から、制御手段18が出力する充填開始指令信号
によりシリンダ16が作動を開始し、充填液バルブ8を
開放して充填を行ない、その後、充填終了指令信号によ
ってシリンダ16が逆に作動をし、充填液バルブ8が完
全に閉じるまでの全過程における荷重を、上記ロードセ
ル12が連続的に検出しており、上記充填液バルブ8を
開放する過程では、密着して閉鎖されていたチューブ1
0の内面が離れて、実際に液体がチューブ10内の充填
液通路を流れ始めるとき、および、充填液バルブ8を閉
鎖する過程では、チューブ10の内面が密着してその内
部の充填液通路を流れる液体の流下が停止したときの荷
重を、バルブ開放の基準値として設定する。そして、こ
の基準値に基づいて、実際に充填液バルブ8が開放して
充填が行なわれている時間をカウンタによって計測す
る。
【0017】上記構成に係るタイマー式充填装置による
充填動作の制御について、図2および図3により説明す
る。先ず、導管4内を流れる液体の圧力を所定値に設定
して制御手段18に入力する(図2のS1)。次に、上
記導管4内の液体圧力を上記設定圧力に維持して充填を
行なう場合に、容器6内に規定量の液体を充填するため
に必要な充填液バルブ8の開放時間、すなわち、シリン
ダ16をオンしてからオフするまでの設定時間を決定す
る(図2のS2)。
【0018】導管4内の液体圧力およびシリンダ16の
オン・オフの時間を設定した後、制御手段18がシリン
ダ16に充填開始指令信号を出力しこのシリンダ16を
作動させる(図2のS3)。シリンダ16に充填開始指
令信号を出力すると同時に第1のカウンタをオンさせ
て、上記シリンダ16を作動させる上記設定時間のカウ
ントを開始する。図3に示すように、充填液バルブ8が
閉鎖している間は、シリンダ16によって押圧体14が
最も前進してチューブ10を押圧し、ロードセル12に
最大の荷重P1が作用している。図3の時間T1でシリ
ンダ16に充填開始の指令信号が入力される。シリンダ
16は応答時間に僅かな遅れがあり、上記信号が入力さ
れた後、図3の時間T2でシリンダ16が作動を開始す
る。シリンダ16が作動を開始すると、上記押圧体14
が次第に後退して圧迫されていたチューブ10がその弾
性によって徐々に復帰し、ロードセル12が検出する荷
重が次第に低下する。
【0019】シリンダ16の作動による押圧体14の後
退によって圧迫されて変形していたチューブ10が徐々
にもとの形状に戻りつつある過程で、チューブ10内の
充填液の通路が開いて液体の流下が開始する(図3の時
間T3)。この時点でロードセル12が検出する荷重P
2を充填液バルブ8の開放の基準値とする。ロードセル
12の検出する荷重が上記基準値P2に達すると同時
に、第2のカウンタにより、実際に充填が行なわれてい
る時間、すなわち、チューブ10内の充填液通路を液体
が流れている時間の計測を開始する(図2のS4)。
【0020】ロードセル12の検出する荷重が上記基準
値P2に達した後もシリンダ16は作動を続けており、
押圧体14をさらに後退させる。この押圧体14の後退
につれて、チューブ10がもとの円筒形に戻り充填液量
が増大するとともに、ロードセル12が検出する荷重が
低下する。押圧体14が完全に後退しロードセル12に
荷重がかからない状態になった後(図3のT4)、シリ
ンダ16の作動が停止する。その後、継続して容器6内
に充填が行なわれる。
【0021】制御手段18が充填開始指令信号をシリン
ダ16に送ってシリンダ16をオンさせてから、上記図
2のS2で設定した時間が経過すると、上記第1カウン
タがカウントを終了し、制御手段18がシリンダ16に
充填終了の指令信号を発する(図2のS5、図3のT
5)。なお、図3のT1からT5までの時間が、図2の
S2で設定され、第1のカウンタによってカウントされ
る時間である。制御手段18からの充填終了指令信号に
より、シリンダ16は充填液バルブ8を閉じる方向に作
動する。シリンダ16が指令を受けてから作動を開始す
るまでには、充填液バルブ8の開放時と同様にタイムラ
グがあり、シリンダ16は図3の時間T5で指令を受け
た後、時間T6に至って作動を開始する。
【0022】シリンダ16の作動により押圧体14がロ
ードセル12の方向に向かって前進しチューブ10を押
圧する。チューブ10が押圧体14に押されてロードセ
ル12に押付けられることによりロードセル12が検出
する荷重が上昇する。検出荷重が上昇して基準値P2に
達した時点で、チューブ10は圧迫されて内部の充填液
通路が閉鎖され、液体の流下が停止して充填が終了する
(図2のS6、図3のT7)。上記第2のカウンタは、
充填開始時にロードセル12の検出する荷重が基準値P
2に達したとき(図3の時間T3)にカウントを開始
し、充填終了時に検出荷重が再びこの基準値P2(図3
の時間T7)に達するまでの時間、すなわち、実際に充
填液バルブ8のチューブ10内の充填液通路が開放して
液体が流下している時間を計測している。
【0023】上記第2カウンタによって充填開始時の基
準値P2から充填終了時の基準値P2までの時間が計測
されると、制御手段18は、上記シリンダ16をオン・
オフさせる設定時間(T1〜T5)と第2カウンタによ
る計測時間(T3〜T7)とを比較し、これらの時間の
ずれに応じて、シリンダ16をオン・オフさせる設定時
間(図2のS2で設定した時間)を補正する。このよう
に充填バルブ8を開放するためにシリンダ16をオン・
オフさせる指令信号を出力する時間と、実際に充填液バ
ルブ8が開放して充填が行なわれている時間との間にず
れがある場合には、上記従来の装置のように、導管内の
液体の圧力を検出し、この圧力の変動に応じてシリンダ
のオン・オフ間の時間を調整したとしても、正確な充填
液量を得ることは困難であったが、本実施例のように、
実際に充填液バルブ8が開放して充填が行なわれている
時間を計測し、この計測時間に従って、シリンダ16を
オン・オフさせる設定時間を補正することにより、常に
正確な充填液量を得ることが可能になる。
【0024】上記実施例では、充填液通路の一部を構成
する弾性体のチューブ10の一側にロードセル12を配
置し、上記チューブ10を挟んでその向い側には、シリ
ンダ16によって進退動される押圧体14を配置して充
填液バルブ8を構成したが、充填液バルブはこのような
構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示すよ
うに、1つの支点(図示せず)を中心に揺動する一対の
アーム114,115によって弾性体のチューブ110
を両側から挟むことによりチューブ110内の充填液通
路を開閉するようにしても良い。この場合も、アームの
一方115にロードセル112を設けておくことによ
り、上記実施例と同様に、充填液バルブ108の開閉時
の荷重の変化を検出して、その基準値から実際に充填液
バルブ108が開放して充填が行なわれている時間を計
測することができ、この計測時間と、予め設定された充
填開始指令信号と充填終了指令信号との間の時間とを比
較してこの設定時間を修正することが可能である。
【0025】なお、上記実施例では、導管4に圧力検出
手段20を設けて導管4内の液体の圧力を検出し、検出
圧力が設定圧力から変動した場合には、この変動に応じ
て、制御手段18が充填時間を演算し、充填液バルブ8
のオン・オフ時間を変更するようになっているが、導管
4内の液体圧力を一定の圧力にコントロールすることが
できれば、上記のような圧力検出手段20を省略するこ
とができる。また、上記実施例では、押圧体14によっ
てチューブ10を押圧し圧迫することにより開閉を行な
ういわゆるピンチ方式の充填液バルブ8を用いたが、こ
のようなピンチ方式のバルブに限らず、ダイアフラム弁
等その他の形式のバルブを用いることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、充填
する液体を貯留する充填液タンクと、この充填液タンク
から充填液通路を介して送られた上記液体を容器内に充
填する充填ノズルと、上記充填液通路の途中に設けられ
た弾性体のチューブを押圧体により押圧することにより
充填液通路の開閉を行なう充填液バルブと、上記押圧体
を設定時間作動させて充填液バルブの通路を開閉する制
御手段とを備えた充填装置に、上記押圧体がチューブを
押圧する際の荷重を測定する荷重測定手段を設け、この
荷重測定手段により測定された荷重の変化の過程におけ
る液バルブの開放時点の値を基準値として設定し、この
基準値によってバルブ開放時間を計測し、この計測され
たバルブ開放時間に応じて上記押圧体の作動時間を補正
するようにしたことにより、充填液バルブの開放および
閉鎖の信号を発した時間と、実際に充填液バルブが開い
て充填が開始し、また、充填液バルブが閉じて充填液の
流入が停止した時間との間に時間差があった場合にも、
この時間差を補正して規定量の充填液を容器内に充填す
ることができる。
【0027】また、第2の発明では、上記第1の発明の
構成に加えて、充填液通路内の液体の圧力を検出する圧
力検出手段を備え、制御手段は、この圧力検出手段によ
って検出された液体の圧力から上記充填液バルブの開放
時間を演算し、この演算結果に従って上記押圧体を作動
させる指令信号を出力するするようになっているが、こ
の構成でも、実際に充填液バルブが開いて充填が行なわ
れている時間と、押圧体を作動する設定時間との間に誤
差があったばあいに、その設定時間を補正して正確な充
填液量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタイマー式充填装置の
概略図である。
【図2】上記タイマー式充填装置の制御を示すフローチ
ャートである。
【図3】上記タイマー式充填装置の充填液バルブを開閉
する際の荷重の変動を示すグラフである。
【図4】第2の実施例に係る充填液バルブの構成を簡略
化して示す図である。
【符号の説明】
2 充填ノズル 8 液バルブ 10 チューブ 12 荷重測定手段(ロードセル) 14 押圧体 18 制御手段 20 圧力検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填する液体を貯留する充填液タンク
    と、この充填液タンクから充填液通路を介して送られた
    上記液体を容器内に充填する充填ノズルと、上記充填液
    通路の途中に設けられた弾性体のチューブを押圧体によ
    り押圧することにより充填液通路の開閉を行なう充填液
    バルブと、上記押圧体を設定時間作動させて充填液バル
    ブの通路を開閉する制御手段とを備えた充填装置におい
    て、上記押圧体がチューブを押圧する際の荷重を測定す
    る荷重測定手段を設け、この荷重測定手段により測定さ
    れた荷重の変化の過程における液バルブの開放時点の値
    を基準値として設定し、この基準値によってバルブ開放
    時間を計測し、この計測されたバルブ開放時間に応じて
    上記押圧体の作動時間を補正することを特徴とするタイ
    マー式充填装置。
  2. 【請求項2】 充填する液体を貯留する充填液タンク
    と、この充填液タンクから充填液通路を介して送られた
    上記液体を容器内に充填する充填ノズルと、上記充填液
    通路の途中に設けられた弾性体のチューブを押圧体によ
    り押圧することにより充填液通路の開閉を行なう充填液
    バルブと、上記充填液通路内の液体の圧力を検出する圧
    力検出手段と、この圧力検出手段によって検出された液
    体の圧力から上記充填液バルブの開放時間を演算し、こ
    の演算結果に従って上記押圧体を作動させる指令信号を
    出力する制御手段とを備えた充填装置において、上記押
    圧体がチューブを押圧する際の荷重を測定する荷重測定
    手段を設け、この荷重測定手段により測定された荷重の
    変化の過程における液バルブの開放時点の値を基準値と
    して設定し、この基準値によってバルブ開放時間を計測
    し、この計測されたバルブ開放時間に応じて上記押圧体
    の作動時間を補正することを特徴とするタイマー式充填
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102530806A (zh) * 2012-01-20 2012-07-04 凤台县精华助剂有限公司 化学试剂灌装机
WO2019000614A1 (zh) * 2017-06-28 2019-01-03 卢俭 一种牛奶常压灌装机

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CN102530806A (zh) * 2012-01-20 2012-07-04 凤台县精华助剂有限公司 化学试剂灌装机
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