JPH0976066A - 溶接ロボットのための溶接線位置検出方法 - Google Patents

溶接ロボットのための溶接線位置検出方法

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Publication number
JPH0976066A
JPH0976066A JP23841995A JP23841995A JPH0976066A JP H0976066 A JPH0976066 A JP H0976066A JP 23841995 A JP23841995 A JP 23841995A JP 23841995 A JP23841995 A JP 23841995A JP H0976066 A JPH0976066 A JP H0976066A
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JP
Japan
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plate
shaped
shaped member
welding
prismatic
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Application number
JP23841995A
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English (en)
Inventor
Kotaro Nagai
高太郎 永井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学センサ15が被溶接物と衝突する虞、斜
めから計測する不都合、溶接線位置から離隔し過ぎると
いう問題等を解消し、溶接線の位置を安全確実にかつ容
易にかつ正確に検出決定できるようにする。 【解決手段】 鋼梁の先端部に取り付けたジョイントピ
ース(コ字型部材)10を鋼柱9aに溶接するに際して
は、まず、光学センサ15を移動させ、ジョイントピー
ス10のウェブ10bと鋼梁9aとにまたがる2本の検
出線A1,A2、ジョイントピース10ウェブ10bに
ある1本の検出線A3及びジョイントピース10の上部
フランジ10aにある2本の検出線A4,A5を測定す
る。得られる表面位置データに基づいて、三次元的に広
がるジョイントピース10と鋼梁9aとの溶接継手部の
溶接線の位置を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶接ロボットの
ための溶接線位置検出方法に係り、詳しくは、溶接ロボ
ットにより自動アーク溶接を行う際に、光学センサを用
いて被溶接物の溶接線位置を検出するための溶接線位置
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨系建物ユニットの生産工場におい
て、角型鋼管の鋼柱と溝形鋼の鋼梁とをジョイントピー
ス(溝形鋼)を介して、アーク溶接により相互に接合す
るに際しては、従来から、例えば、特開平5−2125
40号公報、特開平6−304757号公報、特開平7
−24575号公報及び特願平6−16293号等に記
載されているように、被溶接物との距離を知覚する能力
(以下、距離覚という)を持ち、溶接線の位置ずれを自
分自身で修正しながら溶接作業を行う、いわゆるティー
チングプレイバック方式の溶接ロボットが活用されてい
る。この場合、建物ユニット構造体の実際の組立工程と
しては、図13に示すように、ジョイントピース1a
を、予め、鋼梁1bの先端部にスポット溶接により固着
した後、このジョイントピース1aを鋼柱1cに、アー
ク溶接により溶着することで、鋼梁1bと鋼柱1aとを
接合している。
【0003】この種の溶接ロボットは、同図に示すよう
に、被溶接物(ジョイントピース1aと鋼柱1b)1の
所定の表面位置(座標)を検出するための光学センサ
(レーザセンサ)2と、溶接線に沿ってプラズマアーク
を発生させる溶接トーチ3とを可動アーム4の先端の手
首部に持つロボット本体(マニピュレータ)5と、光学
センサ2によるワーク表面位置の検出結果に基づいて、
実際の溶接線位置(実溶接線位置)と予め教示された基
準溶接線位置との位置差を算出するセンサコントローラ
6と、このセンサコントローラ6による位置差の算出結
果に基づいて、ロボット本体5の溶接トーチ3の先端
(正確には、溶接トーチ3の先端からさらに先に延びる
溶接ワイヤの先端)を、軌道修正して、実溶接線に沿っ
て移動させながら溶接を行わせるロボットコントローラ
7とから概略構成されている。
【0004】この種の溶接ロボットについて、さらに詳
述すれば、まず、教示(ティーチング)工程では、同図
に示すように、ロボット本体5の可動アーム4を被溶接
物1と同形同大の教示物8に向け、溶接トーチ3の先端
を基準溶接線の始点と終点とに手動で当てがって、基準
溶接線位置データ(始点・終点の座標)を得、得られた
基準溶接線位置データ及び(基準溶接線位置に溶接トー
チ3が当てがわれた状態に相当する)可動アーム4や手
首部等の座標、いわゆるロボット座標を溶接トーチ教示
データとして、ロボットコントローラ7に覚え込ませ
る。基準溶接線位置データは、センサコントローラ6に
も覚え込ませる。次に、光学センサ2を、図14に示す
ように、被溶接物1の外回りに予め設定された複数箇所
のセンサ計測位置S11,S12,S1,S2,S1
3,S14,S15に順次移動させて、各センサ計測位
置の座標をセンサコントローラ6に学習記憶させる(特
開平6−304757号公報参照)。
【0005】この後、実施される再生(プレイバック)
工程では、図13に示すように、可動アーム4を送りラ
インL上の被溶接物1に向け、溶接ロボットを稼働状態
にすると、可動アーム4が動作して、まず、光学センサ
2が、予め教示された複数箇所のセンサ計測位置S1
1,S12,S1,S2,S13,S14,S15に順
次位置決めされる(図14)。光学センサ2は、各セン
サ計測位置において、所定の検出線A11,A12,A
1,A2,A13,A14,A15に沿ってレーザビー
ムで走査して被溶接物1の表面位置(座標)を検出し、
検出結果をセンサコントローラ6に送出する。センサコ
ントローラ6は、光学センサ2から供給される被溶接物
1の表面位置データに基づいて、所定のアルゴリズムに
従って実溶接線位置を算出し、さらに、算出された実溶
接線位置が、予め記憶された基準溶接線位置からどれだ
け位置ずれしているかを算出して、この算出結果をロボ
ットコントローラ7に知らせる。ロボットコントローラ
7は、センサコントローラ6から知らせを受けた位置ず
れ量に相当する分だけ、予め教示された(基準溶接線に
対応する)ロボット座標を補正し、補正後のロボット座
標により、ロボット本体5の可動アーム1や手首の駆動
を制御する。これにより、溶接トーチ3の先端軌跡は、
実溶接線を正確に辿ることとなり、このようにして、高
精度の溶接が確実に行われるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶接ロボットでは、図15に示すように、センサ計
測位置S15が、ジョイントピース(被溶接物)1aの
上部フランジ100の側端縁に近接し過ぎているため、
ジョイントピース1aの位置ずれ如何によっては、光学
センサ2と衝突する虞があった。また、センサ計測位置
S15から、ジョイントピース1aの下部フランジ10
1の内平面側端縁(エッジ)を検出する場合、光学セン
サ2から射出されるレーザビームは、下部フランジ10
1の内平面に略垂直には当たらず、充分斜めから当たる
ため(同図参照)、検出されるエッジが不鮮明となり、
それゆえ、0.1mm台の精度は得られないという欠点
もあった。加えて、センサ計測位置S13,S14で
は、図14に示すように、溶接線位置から離隔し過ぎて
いるため、ジョイントピース1aに捩じれ等が発生して
いる場合には、測定誤差が大きくなるという弊害もあ
る。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、鋼柱等の角柱状部材とジョイントピース等のコ
字型部材との間の溶接線の位置を安全確実にかつ正確に
検出できる溶接ロボットのための溶接線位置検出方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、第1の板状部分、該第1の
板状部分に略直交する第2の板状部分及び該第2の板状
部分に略直交し上記第1の板状部分と対向する第3の板
状部分を有してなる断面略コの字形状でかつ寸法既知の
コ字型部材と、角柱状部材とを溶接するに際し、上記コ
字型部材の外周で移動可能で、かつ、該コ字型部材の表
面に照射した光の反射光を受光して上記表面の位置を検
出する光学式位置検出手段を備え、該光学式位置検出手
段の検出結果に基づいて、上記角柱状部材とコ字型部材
との間の溶接線の位置を検出する溶接ロボットのための
溶接線位置検出方法であって、上記角柱状部材の任意の
一の外側平面に上記コ字型部材の略コの字形状の端面を
上記コ字型部材の第2の板状部材が上記角柱状部材の長
手方向に略平行となる態様で突き合わせ、上記コ字型部
材の第1の板状部材、第2の板状部材及び第3の板状部
材と上記角柱状部材との間を溶接する場合に、上記光学
式位置検出手段により、上記コ字型部材の第1の板状部
分の外平面上の所定の位置及び上記コ字型部材の第2の
板状部材の外平面の所定の位置をそれぞれ検出し、これ
らの検出結果に基づいて、上記角柱状部材とコ字型部材
との間の溶接線の位置を検出することを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、第1の板状
部分、該第1の板状部分に略直交する第2の板状部分及
び該第2の板状部分に略直交し上記第1の板状部分と対
向する第3の板状部分を有してなる断面略コの字形状で
かつ寸法既知のコ字型部材と、角柱状部材とを溶接する
に際し、上記角柱状部材及びコ字型部材の外周で移動可
能で、かつ、該角柱状部材及びコ字型部材の表面に照射
した光の反射光を受光して上記表面の位置を検出する光
学式位置検出手段を備え、該光学式位置検出手段の検出
結果に基づいて、上記角柱状部材とコ字型部材との間の
溶接線の位置を検出する溶接ロボットのための溶接線位
置検出方法であって、上記角柱状部材の任意の一の外側
平面に上記コ字型部材の略コの字形状の端面を上記コ字
型部材の第2の板状部材が上記角柱状部材の長手方向に
略平行となる態様で突き合わせ、上記コ字型部材の第1
の板状部材、第2の板状部材及び第3の板状部材と上記
角柱状部材との間を溶接する場合に、上記光学式位置検
出手段により、上記角柱状部材の外側平面の所定の位
置、上記コ字型部材の第1の板状部分の外平面上の所定
の位置及び上記コ字型部材の第2の板状部材の外平面の
所定の位置をそれぞれ検出し、これらの検出結果に基づ
いて、上記角柱状部材とコ字型部材との間の溶接線の位
置を検出することを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、第1の板状
部分、該第1の板状部分に略直交する第2の板状部分及
び該第2の板状部分に略直交し上記第1の板状部分と対
向する第3の板状部分を有してなる断面略コの字形状で
かつ寸法既知のコ字型部材と、角柱状部材とを溶接する
に際し、上記コ字型部材の外周で移動可能で、かつ、該
コ字型部材の表面に所定の検出線に沿って照射した光の
反射光を受光して上記表面の位置を検出する光学式位置
検出手段を備え、該光学式位置検出手段の検出結果に基
づいて、上記角柱状部材とコ字型部材との間の溶接線の
位置を検出する溶接ロボットのための溶接線位置検出方
法であって、上記角柱状部材の任意の一の外側平面に上
記コ字型部材の略コの字形状の端面を上記コ字型部材の
第2の板状部材が上記角柱状部材の長手方向に略平行と
なる態様で突き合わせ、上記コ字型部材の第1の板状部
材及び第2の板状部材と上記角柱状部材との間を上記コ
字型部材の外側から溶接すると共に、上記コ字型部材の
第3の板状部材と上記角柱状部材との間を上記コ字型部
材の内側から溶接する場合に、上記光学式位置検出手段
により、上記コ字型部材の第2の板状部分の外平面縁端
であって上記角柱状部材に近接する所定の第1及び第2
の位置を上記溶接線に直交する所定の第1の検出線及び
所定の第2の検出線に沿って検出し、上記コ字型部材の
第2の板状部分の外平面であって非縁端部上の所定の第
3の位置を上記溶接線に直交する所定の第3の検出線に
沿って検出すると共に、上記コ字型部材の第1の板状部
分の外平面であって非縁端部上の所定の第4及び第5の
位置を上記溶接線に直交する所定の第4の検出線及び所
定の第5の検出線に沿って検出し、これらの検出結果に
基づいて、上記角柱状部材とコ字型部材との間の溶接線
の位置を検出することを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の溶接ロボットのための溶接線位置検出方法であっ
て、上記角柱状部材及びコ字型部材の外周で移動可能な
上記光学式位置検出手段を備え、該光学式位置検出手段
により、上記角柱状部材とコ字型部材との間の隙間も検
出し、検出された該隙間も考慮して、上記角柱状部材と
コ字型部材との間の溶接線の位置を検出することを特徴
としている。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項3又
は4記載の溶接ロボットのための溶接線位置検出方法で
あって、上記所定の第3乃至第5の位置は、溶接継手部
に近い領域に設定されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明の構成において、例えば、鋼梁の先端
部に取り付けたコ字型部材を角柱状部材(鋼柱)に溶接
するには、まず、光学式位置検出手段を移動させ、コ字
型部材の第2の板状部材と角柱状部材とにまたがる2本
の検出線(第1及び第2の検出線)、コ字型部材の第2
の板状部材にある1本の検出線(第3の検出線)及びコ
字型部材の第1の板状部材にある2本の検出線(第4及
び第5の検出線)を測定する。得られる表面位置データ
に基づいて、三次元的に広がるコ字型部材と角柱状部材
との溶接継手部の溶接線の位置を算出する。これによ
り、光学センサが被溶接物と衝突する虞もなくなり、溶
接線位置から離隔し過ぎるという問題も解消されるので
(請求項5)、溶接線の位置を安全確実にかつ容易にか
つ正確に検出決定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である溶
接ロボットのための溶接線位置検出方法における光学セ
ンサによる検出線を示す斜視図、図2は、同溶接線位置
検出方法を採用する溶接ロボットの全体構成を示す概略
図、図3は、同溶接ロボットを構成するセンサコントロ
ーラの電気的構成を主として示すブロック図、また、図
4は、同溶接ロボットを用いて組み立てられる建物ユニ
ット構造体の構成各部(被溶接物)を示す斜視図であ
る。この例の溶接ロボットは、被溶接物との距離覚を持
ち、溶接線の位置ずれを自分自身で修正しながら溶接作
業を行うティーチングプレイバック方式のロボットであ
る点で従来の溶接ロボットと同様であり、鉄骨系建物ユ
ニットの生産工場において、送りラインに沿うユニット
構造体サブ組立ステージに配備され、角型鋼管の鋼柱と
溝形鋼の鋼梁とをジョイントピース(溝形鋼)を介し
て、アーク溶接により相互に接合する作業を行う点でも
従来の溶接ロボットと同様であるが、センシング動作に
おいて、光学センサが被溶接物と衝突する虞のある検出
線A15(図14)や、溶接線位置から離隔し過ぎて測
定精度に影響を与えがちな検出線A13,A14(同
図)を廃し、代わりに、後述する3本の検出線A3〜A
5(図1)を設定した点で、従来のものと相違してい
る。
【0015】まず、図4を参照して、この例の溶接対象
について説明する。この例における建物ユニット構造体
の実際の組立工程では、同図に示すように、2本の鋼柱
9a,9aの上下端間を妻梁9b,9bで連結してなる
一対の妻フレーム9,9と、先端部にジョイントピース
10,10,…がスポット溶接により固着された一対の
桁梁11a,11a間に複数の小梁11b,11b,…
が差し渡されてなる床フレーム11と、同じく先端部に
ジョイントピース10,10,…がスポット溶接により
固着された一対の桁梁12a,12a間に複数の天井根
太12b,12b,…が差し渡されてなる天井フレーム
12とを予め別個に組み立てた後、床フレーム11のジ
ョイントピース10,10を妻フレーム9,9の鋼柱9
a,9a,…の下端部に、天井フレーム12のジョイン
トピース10,10を妻フレーム9,9の鋼柱9a,9
a,…の上端部に、次述する溶接ロボットを用いて自動
アーク溶接によりそれぞれ溶着することで、箱形六面体
の建物ユニット構造体が組み立てられる。ここで、各ジ
ョイントピース10は、図1に示すように、上部フラン
ジ10aと、この上部フランジ10aに直交するウェブ
10bと、このウェブ10bに直交し上部フランジ10
aと平行に対向する下部フランジ10cとを有してなる
断面略コの字形状のコ字型部材であり、各構成部分10
a,10b,10cの寸法は既知である。この例では、
上部フランジ10a及び下部フランジ10cは、共に横
幅90mm、板厚4mm、長さ200mmの長方形板状
体とされ、また、ウェブ10bは、高さ160mm、板
厚4mm、長さ200mmの同じく長方形板状体とさ
れ、これらの寸法は、厳密に設定されている。なお、鋼
柱9aの所定の外側平面にジョイントピース10を溶接
する際には、略コの字形状の端面をウェブ10bが鋼柱
9aの高さ方向(長手方向)に平行となる態様で鋼柱9
aの外側平面に突き合わせる。また、ジョイントピース
10が鋼柱9aに密着したときでも、桁梁11a,12
aの先端部と鋼梁9aとの間には略5mm程度の隙間が
存在するので、後述するジョイントピース10の内側か
らの溶接作業に支障はない。
【0016】次に、この例の溶接ロボットは、図2に示
すように、可動アーム13の先端の手首部14に光学セ
ンサ15と溶接トーチ16とを持つロボット本体17
と、光学センサ15の検出結果に基づいて、実溶接線位
置の基準溶接線位置からの位置ずれを算出するセンサコ
ントローラ18と、このセンサコントローラ18の算出
結果に基づいて、ロボット本体17の溶接トーチ16の
先端軌跡を修正するロボットコントローラ19と、教示
モードでセンサコントローラ18やロボットコントロー
ラ19に基準溶接線位置等を覚え込ませる教示ボックス
20とから概略構成され、必要に応じて、パソコンやホ
ストコンピュータが接続され得るようになっている。
【0017】ロボット本体17は、モータと減速機が直
接各関節に取り付けられた多関節構造のもので、台座2
1の上には三次元的に様々の姿勢をとりながら、光学セ
ンサ15や溶接トーチ16をロボットコントローラ19
からの指令の通りに移動させる動腕部22が設けられて
いる。この動腕部22は、可動アーム13と、この可動
アーム13の先端に設けられ、光学センサ15と溶接ト
ーチ16とを持つ手首部14と、可動アーム13の基端
部を台座21上で回動自在に軸支して、可動アーム13
を被溶接物と教示物との間で往復させる基動部23とか
らなっている。また、可動アーム13は、さらに、第1
アーム13aと第2アーム13bとに分けられている。
【0018】上記光学センサ15は、半導体レーザや投
光レンズ等からなる発光部と、結像レンズや一次元位置
検出素子(PSD)等からなる受光部とを有してなり、
半導体レーザからの射出光が、投光レンズで絞られ、被
溶接物(被測定物)上に光スポットを作ると、この光ス
ポットが、被溶接物(被測定物)の表面で拡散反射し、
一部が戻ってきて結像レンズによって位置検出素子上に
像となって結ばれることで、いわゆる三角測量の原理
で、光スポットがなぞる検出線A1〜A5上の各計測点
の位置や光学センサ15の前面から各計測点までの距離
が計測されるようになっている。ここで、光学センサ1
5の位置決め点であるセンサ計測位置S1〜S5のXY
Z直交座標系(図1)上の座標値(Sxn,Syn,Szn)
は、センサコントローラ18に予め記憶されているの
で、各センサ計測位置S1〜S5の座標値(Sxn,Sy
n,Szn)と光学センサ15の検出結果とに基づいて、
検出線A1〜A5上の各計測点の座標値(Axn,Ayn,
Azn)も、確実に求められる。
【0019】この光学センサ15には、センサコントロ
ーラ18が接続されている。このセンサコントローラ1
8は、図2に示すように、センサ駆動回路18aと、形
状解析部18bと、教示データ作成部18c、記憶部1
8dと、ずれ量算出部18eと、最適条件選択部18f
とから構成されている。センサ駆動回路18aは、セン
サ計測位置S1〜S5(図1)に位置決めされた光学セ
ンサ15を対応する検出線A1〜A5に沿って光スポッ
ト(レーザビーム)で走査させると共に、光学センサ1
5の受光感度を調整する。形状解析部18bは、走査中
の光学センサ15から送出されてきた受光量データや表
面位置データ等の検出信号に基づいて、かつ、後述する
所定のアルゴリズムに従って、被溶接物(ジョイントピ
ース10)のエッジ部の位置(この例では、このエッジ
部の位置が実溶接線位置となる)等の形状データを解析
する。教示データ作成部18cは、教示モードの設定
時、基準溶接線位置やセンサ計測位置S1〜S5及びエ
ッジ部の形状データ等を含む教示データを作成して、記
憶部18dに格納する。記憶部18dは、上記教示デー
タを格納する他、光スポットで走査中の光学センサ15
から逐次送出されてくる計測点毎の受光量と座標値(A
xn,Ayn,Azn)とを記憶する。また、ずれ量算出部1
8eは、教示データに含まれる基準溶接線位置と形状解
析部18bにおいて求められた被溶接物(ジョイントピ
ース10)の実溶接線位置との位置ずれ量を算出して、
算出された位置ずれ量をロボットコントローラ19に送
信する。最適条件選択部18fは、X成分の位置ずれ量
の算出結果に基づいて(X成分の位置ずれ量は、溶接継
手部の隙間の大小に対応すると考えることができる)、
ロボットコントローラ19が予め保管している溶接条件
データベースから最適な溶接条件を選択し、該当する溶
接番号(溶接条件データベースの番号)をロボットコン
トローラ19に送信する。
【0020】このセンサコントローラ18は、ロボット
コントローラ19に電気的に接続されている。ロボット
コントローラ19は、センサコントローラ18からセン
サ計測位置S1〜S5への移動命令を受けたときは、動
腕部22を動かして光学センサ15をセンサ計測位置S
1〜S5に位置決めする。また、ロボットコントローラ
19は、センサコントローラ18から送られてきた位置
ずれ量及び溶接番号に基づいて、ロボット本体5の動腕
部22を制御して、溶接トーチ3の先端の軌道を修正
し、実溶接線に沿って、最適の溶接条件で溶接を行わせ
る。なお、このロボットコントローラ19内の最適溶接
条件データベースには、熟練工の知識や経験に基づい
て、溶接条件決定のための電流、電圧、速度、トーチ角
度、狙い角度等の情報が記憶されている。
【0021】次に、この例の作用について説明する。 ◇教示モード まず、ロボット本体17に対する相対位置が送りライン
上の被溶接物(鋼柱9aとジョイントピース10)と同
じ関係になるように、送りライン外に教示物(柱教示物
9a'とジョイントピース教示物10')を配置する。教
示物9a',10'は、被溶接物9a,10と同じもの、
あるいはモデル化したものである。ジョイントピース教
示物10'は、上部フランジ10a'と、この上部フラン
ジ10a'に厳密に直交するウェブ10b'と、このウェ
ブ10b'に厳密に直交し上部フランジ10a'と厳密に
平行に対向する下部フランジ10c'とを有してなる断
面略コの字形状のコ字型部材であり、各構成部分10
a',10b',10c'の寸法については、上部フラン
ジ10a'及び下部フランジ10c'が、共に横幅90.
0mm、板厚4.0mm、長さ200.0mmの長方形板
状体とされ、また、ウェブ10b'は、高さ160.0m
m、板厚4.0mm、長さ200.0mmの同じく長方形
板状体とされ、これらの寸法は、通常の被溶接物9a,
10よりも一段と厳密に設定されている。また、ジョイ
ントピース教示物10'は、略コの字形状の端面をウェ
ブ10b'が柱教示物9a'の高さ方向(長手方向)に厳
密に平行となる態様で柱教示物9a'の外側平面に突き
合わせられている。このような教示物9a',10'にロ
ボット本体17を向けて教示を行う。すなわち、教示ボ
ックス20を操作して、まず、図5に示すように、溶接
トーチ16の先端を矢印X及び矢印Yで示すジョイント
ピース教示物10'のエッジ線に沿って動かすことで基
準座標を溶接ロボットに教示する。この例において、座
標の原点は、同図に示すように、ジョイントピース教示
物10'の上部フランジ10a'外平面の溶接継手部側の
エッジ線と、ウェブ10b'外平面の溶接継手部側のエ
ッジ線とが交差する点に設定される。
【0022】この後、同図に示すように、教示物9
a',10'の第1の基準溶接線の始点P1と終点P2と
に溶接トーチ16の先端を手動により順次当てがって、
始点P1及び終点P2の座標をロボットコントローラ1
9に覚え込ませる。これにより、ロボットコントローラ
19は、第1の基準溶接線位置(P1(0,4,−15
6)→P2(0,90,156))及び(基準溶接線位置
に溶接トーチ3の先端が当てがわれた状態に相当する)
可動アーム4や手首部等の座標、いわゆるロボット座標
を学習記憶する。以下、同様の操作により、第2の基準
溶接線位置(P3(0,90,0)→P4(0,0,0))
及び対応するロボット座標、第3の基準溶接線位置(P
5(0,0,0)→P6(0,0,−160))及び対応す
るロボット座標をロボットコントローラ19に学習記憶
させる。ここで、第1の基準溶接線(P1(0,4,−
156)→P2(0,90,156))は、下部フランジ
10c'内平面の溶接継手部側のエッジ線であり、第2
の基準溶接線(P3(0,90,0)→P4(0,0,
0))は、上部フランジ10a'外平面の溶接継手部側の
エッジ線であり、また、第3の基準溶接線(P5(0,
0,0)→P6(0,0,−160))は、ウェブ10b'
外平面の溶接継手部側のエッジ線であるので、ロボット
コントローラ19は、まず、ジョイントピース10の下
部フランジ10cと鋼柱9aとの間をジョイントピース
10の内側(P1→P2)から溶接し、次いで、ジョイ
ントピース10の上部フランジ10aと鋼柱9aとの間
をジョイントピース10の外側(P3→P4)から溶接
し、最後に、ジョイントピース10のウェブ10bと鋼
柱9aとの間をジョイントピース10の外側(P5→P
6)から溶接することを学習する。基準溶接線位置は、
センサコントローラ18でも記憶される。
【0023】次に、光学センサ15を、図1に示すよう
に、教示物の外回りに予め設定された5箇所のセンサ計
測位置S1〜S5に順次位置決めして、これらの位置S
1〜S5をセンサコントローラ18に覚え込ませると共
に、一連の座標検出手順をセンサコントローラ18に教
え込む。すなわち、図1及び図6に示すように、まず、
光学センサ15をセンサ計測位置S1(0,Sy1,−1
30)に位置決めし、この位置で、ジョイントピース1
0のウェブ10bの溶接継手部側のエッジ位置A1(A
x1,Ay1,−130)をジョイントピース10と鋼柱9
aとにまたがる検出線A1に沿って光スポットで走査し
て検出し、次に、センサ計測位置S2(0,Sy2,−3
0)に移り、この位置で、ジョイントピース10のウェ
ブ10bの溶接継手部側のエッジ位置A2(Ax2,Ay
2,−130)をジョイントピース10と鋼柱9aとに
またがる検出線A2に沿って光スポットで走査して検出
し、この後、センサ計測位置S3(100,Syx3,−
30)に移り、この位置で、ジョイントピース10のウ
ェブ10bの所定の外平面位置A3(100,Ay3,−
30)をジョイントピース10にある検出線A3に沿っ
て光スポットで走査して検出し、さらに、センサ計測位
置S4(50,30,Sx4)に進んで、この位置で、ジ
ョイントピース10の上部フランジ10aの所定の外平
面位置A4(50,30,Az4)をジョイントピース1
0にある検出線A4に沿って光スポットで走査して検出
し、最後に、センサ計測位置S5(50,60,Sx5)
に進み、この位置で、ジョイントピース10の上部フラ
ンジ10aの所定の外平面位置A5(50,60,Az
5)をジョイントピース10にある検出線A4に沿って
光スポットで走査して検出する手順をセンサコントロー
ラ18に教え込む。
【0024】なお、教示物について、上記のような座標
検出を行えば、図7に示すように、エッジ位置A1
(0,0,−130)、エッジ位置A2(0,0,−3
0)、ウェブ10bの外平面位置A3(100,0,−
30)、上部フランジ10aの外平面位置A4(50,
30,0)、上部フランジ10aの外平面位置A5(5
0,60,0)となる。
【0025】◇再生モード 次に、ロボット本体17の可動アーム13を送りライン
上の被溶接物に戻して再生モードにすると、センサコン
トローラ18は、ロボットコントローラ19にセンサ計
測位置S1〜S5への移動命令を発行する。ロボットコ
ントローラ19は、この移動命令を受けたときは、動腕
部22を動かして光学センサ15をセンサ計測位置S1
〜S5に順次位置決めする。光学センサ15は、センサ
計測位置S1〜S5に位置決めされると、センサ駆動回
路18aの制御に従って、対応する検出線A1〜A5に
沿って、光スポットで走査しながら、所定の表面位置に
ついて座標の検出を行う(図1及び図6)。検出された
座標A1(Ax1,Ay1,−130)、A2(Ax2,Ay
2,−130)、A3(100,Ay3,−30)、A4
(50,30,Az4)、A5(50,60,Az5)は、
センサコントローラ18の記憶部18dに一旦格納され
る。
【0026】センサコントローラ18の形状解析部18
bは、記憶部18dから必要な座標値A1(Ax1,Ay
1,−130)、A2(Ax2,Ay2,−130)、A3
(100,Ay3,−30)、A4(50,30,Az
4)、A5(50,60,Az5)を読み出して、以下に
示すアルゴリズムに従って、今回被溶接物に対する実溶
接線位置、具体的には、第1の実溶接線位置(P1(Px
1,Py1,Pz1)→P2(Px2,Py2,Pz2))、第2の実
溶接線位置(P3(Px3,Py3,Pz3)→P4(Px4,Py
4,Pz4))、第3の実溶接線位置(P5(Px5,Py5,
Pz5)→P6(Px6,Py6,Pz6))を算出する(図
8)。なお、溶接は、(P1→P2)→(P3→P4)
→(P5→P6)の順序で行われるが、座標算出は、P
5(P4)→P6→P3→P1→P2の順序で行われ
る。
【0027】[1]実溶接線位置P5(Px5,Py5,Pz
5)の座標算出 いま、位置ずれが極端に大きくないときは、被溶接物で
あるジョイントピース10の上部フランジ10a外平面
の溶接継手部側のエッジ線と、ウェブ10b外平面の溶
接継手部側のエッジ線とが交差する点のY座標値は、A
y2であるとみなすことができる。この前提に立てば、P
z5は、式(1)により与えられる(図9参照)。 Pz5=Az4−(30−Ay2)(Az5−Az4)/30 (1) Py5は、式(2)により与えられる(図10参照)。 Py5=Ay2+(Ay2−Ay1)(Pz5−30)/100 (2) Px5は、式(3)により与えられる(図11参照)。 Px5=Ax2+(Ax2−Ax1)(Pz5−30)/100 (3)
【0028】[2]実溶接線位置P4(Px4,Py4,Pz
4))の座標算出 P4(Px4,Py4,Pz4))はP5(Px5,Py5,Pz5)と
一致すると考えることができる(図8参照)。したがっ
て、Px4,Py4,Pz4は、式(4),(5),(5)に
より与えられる。 Px4=Px5 (4) Py4=Py5 (5) Pz4=Pz5 (6)
【0029】[3]実溶接線位置P6(Px6,Py6,Pz
6))の座標算出 Pz6は、近似的に式(7)により与えられる。 Pz6=Pz5−160 (7) Px6は、式(8)により与えられる。 Px6=Ax1−(Ax2−Ax1)(130−Pz6)/100 (8) Py6は、式(9)により与えられる。 Py6=Ay1−(Ay2−Ay1)(130−Pz6)/100 (9)
【0030】[4]実溶接線位置P3(Px3,Py3,Pz
3))の座標算出 Pz3は、式(10)により与えられる。 Pz3=Az5+(Az5−Az4)(30+Ay2)/30 (10) Py3は、近似的に式(11)により与えられる。 Py3=Py4+90 (11) Pz3は、式(12)により与えられる。 Pz3=Px4−100(Ay3−Ay2)/90 (12)
【0031】[5]実溶接線位置P1(Px1,Py1,Pz
1))の座標算出 P1(Px1,Py1,Pz1))は、P6(Px6,Py6,Pz
6))に対して、Y軸成分、Z軸成分については、板厚分
の差(4mm)であるから、式(13),(14),
(15)により与えられる。 Px1=Px6 (13) Py1=Py6+4 (14) Pz1=Pz6+4 (15)
【0032】[6]実溶接線位置P2(Px2,Py2,Pz
2))の座標算出 Px3は、式(16)により与えられる。 Px3=Px1−100(Ay3−Ay2)/90 (16) Py3は、近似的に式(17)により与えられる。 Py3=Py6+90 (17) Pz3は、Pz4と板厚分の差(4mm)の関係であるか
ら、式(18)により与えられる。 Pz3=Pz4−156 (18)
【0033】こうして、今回被溶接物に対する実溶接線
位置(P1→P2)、(P3→P4)、(P5→P6)
が算出されると、ずれ量算出部18eは、記憶部18d
から基準溶接線位置データを読み出して、今回被溶接物
(ジョイントピース10)の実溶接線位置が、基準溶接
線位置からどの程度位置ずれしているかを算出し、算出
された位置ずれ量をロボットコントローラ19に送信す
る。最適条件選択部18fは、X成分の位置ずれ量の算
出結果に基づいて、ロボットコントローラ19が予め保
管している溶接条件データベースから最適な溶接条件を
選択し、該当する溶接番号(溶接条件データベースの番
号)をロボットコントローラ19に送信する。ロボット
コントローラ19は、センサコントローラ18から送ら
れてきた位置ずれ量及び溶接番号に基づいて、ロボット
本体5の動腕部22を制御して、溶接トーチ3の先端の
軌道を修正し、実溶接線(P1→P2)→(P3→P
4)→(P5→P6)に沿って、最適の溶接条件で溶接
を行わせる。
【0034】このように、この例の構成によれば、ジョ
イントピース10の上部フランジ10a及びウェブ10
bに検出線A1〜A5を設定すると共に、検出線A1〜
A5をなるべく溶接継手部に近い位置に設定するように
したので、光学センサ15が被溶接物と衝突する虞もな
くなり、測定精度も向上する。
【0035】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、溶接順
路、センシング順序、センサ計測位置等は適宜変更可能
である。また、上述の実施例では、柱と梁を溶接する場
合、ジョイントピースを介することとしたが、直接、柱
と梁とを接合する場合にもこの発明を適用できる。もっ
とも、この発明は、柱と梁との溶接に限定されない。ま
た、上述の実施例では、ジョイントピースと鋼柱との間
のギャップを積極的に計測することの説明を省略した
が、例えば、図12に示すように、鋼梁の被溶接部位と
背向する外側面に対して、新たに単数又は複数の検出線
A11,A12(センサ計測位置S11,S12)を設
けることにより、ギャップを一段と確実に計測できる。
そして、ギャップが大きい場合には、ジョイントピース
10のエッジ線ではないギャップ内に実溶接線を設ける
こともできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、光学センサが被溶接物と衝突する虞も、斜めか
ら計測するという不都合もなくなり、溶接線位置から離
隔し過ぎるという問題も解消されるので、溶接線の位置
を安全確実にかつ容易にかつ正確に検出決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である溶接ロボットのため
の溶接線位置検出方法における光学センサによる検出線
を示す斜視図である。
【図2】同溶接線位置検出方法を採用する溶接ロボット
の全体構成を示す図である。
【図3】同溶接ロボットを構成するセンサコントローラ
の電気的構成を主として示すブロック図である。
【図4】同溶接ロボットを用いて組み立てられる建物ユ
ニット構造体の構成各部(被溶接物)を示す斜視図であ
る。
【図5】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明図
である。
【図6】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明図
である。
【図7】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明図
である。
【図8】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明図
である。
【図9】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明図
である。
【図10】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明
図である。
【図11】同溶接線位置検出方法の説明に供される説明
図である。
【図12】この発明の別の実施例である溶接ロボットの
ための溶接線位置検出方法における光学センサによる検
出線を示す斜視図である。
【図13】従来技術を説明するための図である。
【図14】従来技術における光学センサによる検出線を
示す斜視図である。
【図15】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
9a 鋼柱(角柱状部材) 10 ジョイントピース(コ字型部材) 10a 上部フランジ(第1の板状部分) 10b ウェブ(第2の板状部分) 10c 下部フランジ(第3の板状部分) 15 光学センサ(光学式位置検出手段) 16 溶接トーチ 17 ロボット本体 18 センサコントローラ 19 ロボットコントローラ A1 検出線(所定の第1の検出線) A2 検出線(所定の第2の検出線) A3 検出線(所定の第3の検出線) A4 検出線(所定の第4の検出線) A5 検出線(所定の第5の検出線)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の板状部分、該第1の板状部分に略
    直交する第2の板状部分及び該第2の板状部分に略直交
    し前記第1の板状部分と対向する第3の板状部分を有し
    てなる断面略コの字形状でかつ寸法既知のコ字型部材
    と、角柱状部材とを溶接するに際し、前記コ字型部材の
    外周で移動可能で、かつ、該コ字型部材の表面に照射し
    た光の反射光を受光して前記表面の位置を検出する光学
    式位置検出手段を備え、該光学式位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記角柱状部材とコ字型部材との間の溶
    接線の位置を検出する溶接ロボットのための溶接線位置
    検出方法であって、 前記角柱状部材の任意の一の外側平面に前記コ字型部材
    の略コの字形状の端面を前記コ字型部材の第2の板状部
    材が前記角柱状部材の長手方向に略平行となる態様で突
    き合わせ、前記コ字型部材の第1の板状部材、第2の板
    状部材及び第3の板状部材と前記角柱状部材との間を溶
    接する場合に、 前記光学式位置検出手段により、前記コ字型部材の第1
    の板状部分の外平面上の所定の位置及び前記コ字型部材
    の第2の板状部材の外平面の所定の位置をそれぞれ検出
    し、これらの検出結果に基づいて、前記角柱状部材とコ
    字型部材との間の溶接線の位置を検出することを特徴と
    する溶接ロボットのための溶接線位置検出方法。
  2. 【請求項2】 第1の板状部分、該第1の板状部分に略
    直交する第2の板状部分及び該第2の板状部分に略直交
    し前記第1の板状部分と対向する第3の板状部分を有し
    てなる断面略コの字形状でかつ寸法既知のコ字型部材
    と、角柱状部材とを溶接するに際し、前記角柱状部材及
    びコ字型部材の外周で移動可能で、かつ、該角柱状部材
    及びコ字型部材の表面に照射した光の反射光を受光して
    前記表面の位置を検出する光学式位置検出手段を備え、
    該光学式位置検出手段の検出結果に基づいて、前記角柱
    状部材とコ字型部材との間の溶接線の位置を検出する溶
    接ロボットのための溶接線位置検出方法であって、 前記角柱状部材の任意の一の外側平面に前記コ字型部材
    の略コの字形状の端面を前記コ字型部材の第2の板状部
    材が前記角柱状部材の長手方向に略平行となる態様で突
    き合わせ、前記コ字型部材の第1の板状部材、第2の板
    状部材及び第3の板状部材と前記角柱状部材との間を溶
    接する場合に、 前記光学式位置検出手段により、前記角柱状部材の外側
    平面の所定の位置、前記コ字型部材の第1の板状部分の
    外平面上の所定の位置及び前記コ字型部材の第2の板状
    部材の外平面の所定の位置をそれぞれ検出し、これらの
    検出結果に基づいて、前記角柱状部材とコ字型部材との
    間の溶接線の位置を検出することを特徴とする溶接ロボ
    ットのための溶接線位置検出方法。
  3. 【請求項3】 第1の板状部分、該第1の板状部分に略
    直交する第2の板状部分及び該第2の板状部分に略直交
    し前記第1の板状部分と対向する第3の板状部分を有し
    てなる断面略コの字形状でかつ寸法既知のコ字型部材
    と、角柱状部材とを溶接するに際し、前記コ字型部材の
    外周で移動可能で、かつ、該コ字型部材の表面に所定の
    検出線に沿って照射した光の反射光を受光して前記表面
    の位置を検出する光学式位置検出手段を備え、該光学式
    位置検出手段の検出結果に基づいて、前記角柱状部材と
    コ字型部材との間の溶接線の位置を検出する溶接ロボッ
    トのための溶接線位置検出方法であって、 前記角柱状部材の任意の一の外側平面に前記コ字型部材
    の略コの字形状の端面を前記コ字型部材の前記第2の板
    状部材が前記角柱状部材の長手方向に略平行となる態様
    で突き合わせ、前記コ字型部材の前記第1の板状部材及
    び第2の板状部材と前記角柱状部材との間を前記コ字型
    部材の外側から溶接すると共に、前記コ字型部材の前記
    第3の板状部材と前記角柱状部材との間を前記コ字型部
    材の内側から溶接する場合に、 前記光学式位置検出手段により、前記コ字型部材の第2
    の板状部分の外平面縁端であって前記角柱状部材に近接
    する所定の第1及び第2の位置を前記溶接線に直交する
    所定の第1の検出線及び所定の第2の検出線に沿って検
    出し、前記コ字型部材の第2の板状部分の外平面であっ
    て非縁端部上の所定の第3の位置を前記溶接線に直交す
    る所定の第3の検出線に沿って検出すると共に、前記コ
    字型部材の第1の板状部分の外平面であって非縁端部上
    の所定の第4及び第5の位置を前記溶接線に直交する所
    定の第4の検出線及び所定の第5の検出線に沿って検出
    し、これらの検出結果に基づいて、前記角柱状部材とコ
    字型部材との間の溶接線の位置を検出することを特徴と
    する溶接ロボットのための溶接線位置検出方法。
  4. 【請求項4】 前記角柱状部材及びコ字型部材の外周で
    移動可能な前記光学式位置検出手段を備え、該光学式位
    置検出手段により、前記角柱状部材とコ字型部材との間
    の隙間も検出し、検出された該隙間も考慮して、前記角
    柱状部材とコ字型部材との間の溶接線の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項3記載の溶接ロボットのための
    溶接線位置検出方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の第3乃至第5の位置は、溶接
    継手部に近い領域に設定されていることを特徴とする請
    求項3又は4記載の溶接ロボットのための溶接線位置検
    出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009500178A (ja) * 2005-07-15 2009-01-08 フロニウス・インテルナツィオナール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 熔接トーチの位置決定を備えた、熔接方法及び熔接システム
JP2012251790A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Honda Motor Co Ltd センサ角度の測定方法

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