JPH0975163A - リクライニング装置 - Google Patents
リクライニング装置Info
- Publication number
- JPH0975163A JPH0975163A JP25576295A JP25576295A JPH0975163A JP H0975163 A JPH0975163 A JP H0975163A JP 25576295 A JP25576295 A JP 25576295A JP 25576295 A JP25576295 A JP 25576295A JP H0975163 A JPH0975163 A JP H0975163A
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- JP
- Japan
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- latch member
- offset
- engagement
- disengagement
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- Pending
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベースプレートと回動プレートとの間に形成
された収容部内でのラッチ部材の円滑な動作を確保し、
しかも、使用時の必要強度を確保すると共に、加工に際
しては噛み合い歯部分を含めて、ファインブランキング
加工で、一発打ち抜き加工が可能な厚さの材料を採用で
きるように、構造的に改良したリクライニング装置を提
供する。 【解決手段】 ベースプレートと該ベースプレートに設
けた枢軸を中心に回動する、ラチェット内歯付きの回動
プレートとの間に形成された偏平な収容部に位置して、
上記枢軸回りで回動する係脱操作子と、該係脱操作子の
回動で上記ラチェット内歯に係脱自在に係合するラッチ
部材とを配設し、操作レバーの操作で上記係脱操作子を
回動操作するように構成したリクライニング装置におい
て、上記ラッチ部材は、その両側に、厚さ方向にオフセ
ットされた摺動面を有し、上記収容部内にて、両プレー
トの内壁面に摺動するように保持されていることを特徴
とする。
された収容部内でのラッチ部材の円滑な動作を確保し、
しかも、使用時の必要強度を確保すると共に、加工に際
しては噛み合い歯部分を含めて、ファインブランキング
加工で、一発打ち抜き加工が可能な厚さの材料を採用で
きるように、構造的に改良したリクライニング装置を提
供する。 【解決手段】 ベースプレートと該ベースプレートに設
けた枢軸を中心に回動する、ラチェット内歯付きの回動
プレートとの間に形成された偏平な収容部に位置して、
上記枢軸回りで回動する係脱操作子と、該係脱操作子の
回動で上記ラチェット内歯に係脱自在に係合するラッチ
部材とを配設し、操作レバーの操作で上記係脱操作子を
回動操作するように構成したリクライニング装置におい
て、上記ラッチ部材は、その両側に、厚さ方向にオフセ
ットされた摺動面を有し、上記収容部内にて、両プレー
トの内壁面に摺動するように保持されていることを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、自動車
のシートに採用されるリクライニング装置に関するもの
である。
のシートに採用されるリクライニング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、上述のようなリクライニング装置
としては、例えば、特公平3−52965号公報に開示
されているように、固定側のプレートにラチェット内歯
を設けると共に、上記プレートに設けた枢軸回りで回動
できる可動側のプレートに、上記ラチェット内歯に係脱
自在に係合するラッチ部材を設けており、ラッチ部材を
係脱操作する操作機構は、操作レバーと、上記ラッチ部
材を動作するカムと、上記操作レバーとカムとの間を連
動・連結するリンクとを備えているが、操作機構の操作
力伝達経路でのロスが大きく、構造も複雑であり、特
に、シートの両側に位置して、上述のような構成のリク
ライニングユニットを装備するのは、非常に不利であ
る。
としては、例えば、特公平3−52965号公報に開示
されているように、固定側のプレートにラチェット内歯
を設けると共に、上記プレートに設けた枢軸回りで回動
できる可動側のプレートに、上記ラチェット内歯に係脱
自在に係合するラッチ部材を設けており、ラッチ部材を
係脱操作する操作機構は、操作レバーと、上記ラッチ部
材を動作するカムと、上記操作レバーとカムとの間を連
動・連結するリンクとを備えているが、操作機構の操作
力伝達経路でのロスが大きく、構造も複雑であり、特
に、シートの両側に位置して、上述のような構成のリク
ライニングユニットを装備するのは、非常に不利であ
る。
【0003】そこで、本出願人は、先に、ベースプレー
トと該ベースプレートに設けた枢軸を中心に回動する、
ラチェット内歯付きの回動プレートとの間に形成された
偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで回動する係脱
操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチェット内歯に
係脱自在に係合するラッチ部材とを配設し、操作レバー
の操作で上記係脱操作子を回動操作するように構成した
リクライニング装置を提唱した(特願平7−44883
号明細書を参照)。
トと該ベースプレートに設けた枢軸を中心に回動する、
ラチェット内歯付きの回動プレートとの間に形成された
偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで回動する係脱
操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチェット内歯に
係脱自在に係合するラッチ部材とを配設し、操作レバー
の操作で上記係脱操作子を回動操作するように構成した
リクライニング装置を提唱した(特願平7−44883
号明細書を参照)。
【0004】ここでは、操作レバーが上記枢軸と同軸的
に支持されており、直接、係脱操作子を回動する構成な
ので、リクライニングユニットとして、簡素な構成であ
り、操作力の伝達に際して、ロスが殆どない。
に支持されており、直接、係脱操作子を回動する構成な
ので、リクライニングユニットとして、簡素な構成であ
り、操作力の伝達に際して、ロスが殆どない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リクラ
イニングユニットは、シートの側部に設けられるという
極めて空間的に制約された条件があるために、極端なま
でに、その薄形化が要求されている。一方、ラッチ部材
とラチェット内歯との係合部分には、シート背凭れに掛
かる荷重が負荷されるという過酷な条件がある。
イニングユニットは、シートの側部に設けられるという
極めて空間的に制約された条件があるために、極端なま
でに、その薄形化が要求されている。一方、ラッチ部材
とラチェット内歯との係合部分には、シート背凭れに掛
かる荷重が負荷されるという過酷な条件がある。
【0006】従って、実際には、リクライニング・ピッ
チの国内標準値が2度であることから、最低、各プレー
トに3.6mmの厚さの材料を使用し、また、ラチェッ
ト内歯の厚みとして、3.2mmを確保し、更に、ラッ
チ部材の噛み合い歯のモジュールを0.6程度に設定す
る必要がある。しかし、収容部内でラッチ部材をガタ付
きなく、円滑に摺動させるには、ラッチ部材を、その厚
さが少なくとも6mmに相当する強度を確保する必要が
ある。
チの国内標準値が2度であることから、最低、各プレー
トに3.6mmの厚さの材料を使用し、また、ラチェッ
ト内歯の厚みとして、3.2mmを確保し、更に、ラッ
チ部材の噛み合い歯のモジュールを0.6程度に設定す
る必要がある。しかし、収容部内でラッチ部材をガタ付
きなく、円滑に摺動させるには、ラッチ部材を、その厚
さが少なくとも6mmに相当する強度を確保する必要が
ある。
【0007】この場合に、ラッチ部材の製造には、(モ
ジュール/ラッチ部材の板厚)の比=0.12以上であ
れば、その外形、および、噛み合い歯の部分を含めて、
ファインブランキング加工で、一発打ち抜き成形ができ
るが、ラッチ部材に6mm厚さの板材料を使用すると、
(モジュール/ラッチ部材の板厚)の比=0.1とな
り、ラッチ部材の外形の打ち抜き成形の後で、別にブロ
ーチ加工によって上述の歯の部分を成形する必要があ
り、加工コストが増大する。
ジュール/ラッチ部材の板厚)の比=0.12以上であ
れば、その外形、および、噛み合い歯の部分を含めて、
ファインブランキング加工で、一発打ち抜き成形ができ
るが、ラッチ部材に6mm厚さの板材料を使用すると、
(モジュール/ラッチ部材の板厚)の比=0.1とな
り、ラッチ部材の外形の打ち抜き成形の後で、別にブロ
ーチ加工によって上述の歯の部分を成形する必要があ
り、加工コストが増大する。
【0008】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、ベースプレートと回動
プレートとの間に形成された収容部内でのラッチ部材の
円滑な動作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保
すると共に、加工に際しては噛み合い歯部分を含めて、
ファインブランキング加工で、一発打ち抜き加工が可能
な厚さの材料を採用できるように、構造的に改良したリ
クライニング装置を提供することである。
ので、その目的とするところは、ベースプレートと回動
プレートとの間に形成された収容部内でのラッチ部材の
円滑な動作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保
すると共に、加工に際しては噛み合い歯部分を含めて、
ファインブランキング加工で、一発打ち抜き加工が可能
な厚さの材料を採用できるように、構造的に改良したリ
クライニング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
ベースプレートと該ベースプレートに設けた枢軸を中心
に回動する、ラチェット内歯付きの回動プレートとの間
に形成された偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで
回動する係脱操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチ
ェット内歯に係脱自在に係合するラッチ部材とを配設
し、操作レバーの操作で上記係脱操作子を回動操作する
ように構成したリクライニング装置において、上記ラッ
チ部材は、その両側に、厚さ方向にオフセットされた摺
動面を有し、上記収容部内にて、両プレートの内壁面に
摺動するように保持されている。
ベースプレートと該ベースプレートに設けた枢軸を中心
に回動する、ラチェット内歯付きの回動プレートとの間
に形成された偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで
回動する係脱操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチ
ェット内歯に係脱自在に係合するラッチ部材とを配設
し、操作レバーの操作で上記係脱操作子を回動操作する
ように構成したリクライニング装置において、上記ラッ
チ部材は、その両側に、厚さ方向にオフセットされた摺
動面を有し、上記収容部内にて、両プレートの内壁面に
摺動するように保持されている。
【0010】なお、この場合、上記収容部を構成する両
プレートの内側壁面が、ラッチ部材の厚さ方向にオフセ
ットされており、このオフセット部分に上記ラッチ部材
のオフセット部分を受け入れている構成にするとよい。
また、上記ラッチ部材の厚さは、ファインブランキング
加工にて打ち抜きが可能な厚さであり、その打ち抜き成
形で、オフセットされるように構成している。
プレートの内側壁面が、ラッチ部材の厚さ方向にオフセ
ットされており、このオフセット部分に上記ラッチ部材
のオフセット部分を受け入れている構成にするとよい。
また、上記ラッチ部材の厚さは、ファインブランキング
加工にて打ち抜きが可能な厚さであり、その打ち抜き成
形で、オフセットされるように構成している。
【0011】従って、このようなオフセットを含む構成
にすることで、上記収容部内でのラッチ部材の円滑な動
作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保すると共
に、加工に際しては、噛み合い歯部分を含めて、ファイ
ンブランキング加工で、一発打ち抜き加工が可能な厚さ
の材料を採用できることになる。
にすることで、上記収容部内でのラッチ部材の円滑な動
作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保すると共
に、加工に際しては、噛み合い歯部分を含めて、ファイ
ンブランキング加工で、一発打ち抜き加工が可能な厚さ
の材料を採用できることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら具体的に説明する。本発明に係わるリ
クライニング装置は、図1および図2に示すような、全
体として、偏平なリクライニングユニットを使用して構
成される。ここでは、ベースプレート1と、ベースプレ
ート1に設けた枢軸(ヒンジ軸)2を中心に回動する、
ラチェット内歯付きの回動プレート3との間に、偏平な
収容部4を形成しており、また、この収容部4に位置し
て、枢軸2の回りで回動する係脱操作子(カム)5と、
係脱操作子5の回動で、回動プレート3のラチェット内
歯3aに係脱自在に係合するラッチ部材6とが配設され
ている。
面を参照しながら具体的に説明する。本発明に係わるリ
クライニング装置は、図1および図2に示すような、全
体として、偏平なリクライニングユニットを使用して構
成される。ここでは、ベースプレート1と、ベースプレ
ート1に設けた枢軸(ヒンジ軸)2を中心に回動する、
ラチェット内歯付きの回動プレート3との間に、偏平な
収容部4を形成しており、また、この収容部4に位置し
て、枢軸2の回りで回動する係脱操作子(カム)5と、
係脱操作子5の回動で、回動プレート3のラチェット内
歯3aに係脱自在に係合するラッチ部材6とが配設され
ている。
【0013】 そして、枢軸2と同軸的に支持された操
作レバー7の操作で、係脱操作子5を回動操作するよう
に構成されている。即ち、操作レバー7には、その回動
中心からオフセットした位置に、一対の連結部7a,7
aが形成されており、ベースプレート1に形成した円弧
状の一対のスリット1a,1aを介して、係脱操作子5
から外方に延びた連動ピン5a,5aの各端部が、連結
部7a、7aに連結されている。
作レバー7の操作で、係脱操作子5を回動操作するよう
に構成されている。即ち、操作レバー7には、その回動
中心からオフセットした位置に、一対の連結部7a,7
aが形成されており、ベースプレート1に形成した円弧
状の一対のスリット1a,1aを介して、係脱操作子5
から外方に延びた連動ピン5a,5aの各端部が、連結
部7a、7aに連結されている。
【0014】なお、図中、符号8は、ベースプレート1
と協同して、枢軸2を保持固定するための補助フレーム
部材であり、回動プレート3よりもシート(図示せず)
側に位置する。また、符号9は、シートの背凭れ(図示
せず)を起立する際の、ゼンマイ形の戻しスプリング部
材であり、その一端部を、枢軸2に設けたスプリング止
め部2aに係止し、その他端部を、背凭れと連動する回
動プレート3のスプリング止め部3bに連結している。
また、操作レバー7と、ベースプレート1に設けたスプ
リング・フック部1bとの間には、操作レバー戻し用の
引張コイルスプリング10が張設されている。
と協同して、枢軸2を保持固定するための補助フレーム
部材であり、回動プレート3よりもシート(図示せず)
側に位置する。また、符号9は、シートの背凭れ(図示
せず)を起立する際の、ゼンマイ形の戻しスプリング部
材であり、その一端部を、枢軸2に設けたスプリング止
め部2aに係止し、その他端部を、背凭れと連動する回
動プレート3のスプリング止め部3bに連結している。
また、操作レバー7と、ベースプレート1に設けたスプ
リング・フック部1bとの間には、操作レバー戻し用の
引張コイルスプリング10が張設されている。
【0015】従って、操作レバー7の操作で、係脱操作
子5が枢軸2を中心に回動すると、係脱操作子5に形成
したフック部5bで、ラッチ部材6が吊り上げられ、ベ
ースプレート1に形成したガイド1c,1cに沿ってラ
ッチ部材6が摺動し、その噛み合い歯部分6aをラチェ
ット内歯3aから離脱する。これによって、回動プレー
ト3は、背凭れの動きに合わせて、自在に回動すること
ができる。また、操作レバー7がスプリング10の戻し
力で動作すると、係脱操作子5のカム面5cが働いて、
ラッチ部材6を戻し方向に動作し、再び、ラチェット内
歯3aに係合させることができる。
子5が枢軸2を中心に回動すると、係脱操作子5に形成
したフック部5bで、ラッチ部材6が吊り上げられ、ベ
ースプレート1に形成したガイド1c,1cに沿ってラ
ッチ部材6が摺動し、その噛み合い歯部分6aをラチェ
ット内歯3aから離脱する。これによって、回動プレー
ト3は、背凭れの動きに合わせて、自在に回動すること
ができる。また、操作レバー7がスプリング10の戻し
力で動作すると、係脱操作子5のカム面5cが働いて、
ラッチ部材6を戻し方向に動作し、再び、ラチェット内
歯3aに係合させることができる。
【0016】このように構成したリクライニング装置に
おいて、本発明では、ラッチ部材6が、その両側に、厚
さ方向にオフセットされた摺動面6b,6c(図3)を
有し、収容部4内にて、両プレートの内壁面1d,3c
に摺動するように保持されている。この場合、ラッチ部
材6の厚さは、ファインブランキング加工にて打ち抜き
が可能な厚さであり、その打ち抜き成形で、外形および
噛み合い歯部分6aの形成と共に、押圧成形され、オフ
セットされるように構成されている。
おいて、本発明では、ラッチ部材6が、その両側に、厚
さ方向にオフセットされた摺動面6b,6c(図3)を
有し、収容部4内にて、両プレートの内壁面1d,3c
に摺動するように保持されている。この場合、ラッチ部
材6の厚さは、ファインブランキング加工にて打ち抜き
が可能な厚さであり、その打ち抜き成形で、外形および
噛み合い歯部分6aの形成と共に、押圧成形され、オフ
セットされるように構成されている。
【0017】例えば、ベースプレート1および回動プレ
ート3には、それぞれ、ファインブランキング加工で、
厚さ:3.6mmの板材から、外形の打ち抜き成形と、
収容部(更には、ラチェット内歯)の押圧成形(それぞ
れ、図3に示すように2.8mm、3.2mmのオフセ
ット)とを実施すると共に、ラッチ部材6には、同じ
く、ファインブランキング加工で、厚さ:5mmの板材
から、外形および噛み合い歯部分6aの一発打ち抜き成
形を実現する。この加工が採用できるのは、(モジュー
ル/ラッチ部材の板厚)の比=0.6/5=0.12と
なり、ファインブランキング加工が採用できるからであ
る。
ート3には、それぞれ、ファインブランキング加工で、
厚さ:3.6mmの板材から、外形の打ち抜き成形と、
収容部(更には、ラチェット内歯)の押圧成形(それぞ
れ、図3に示すように2.8mm、3.2mmのオフセ
ット)とを実施すると共に、ラッチ部材6には、同じ
く、ファインブランキング加工で、厚さ:5mmの板材
から、外形および噛み合い歯部分6aの一発打ち抜き成
形を実現する。この加工が採用できるのは、(モジュー
ル/ラッチ部材の板厚)の比=0.6/5=0.12と
なり、ファインブランキング加工が採用できるからであ
る。
【0018】この際のラッチ部材6の厚さ方向のオフセ
ット量は1mmである。これによって、ラッチ部材の摺
動面6b,6bは、収容部4の各内壁面1d,3cに摺
接した状態となり、円滑な摺動操作ができ、また、上記
オフセットによって、ラッチ部材の強度を、板厚:6m
mの場合と同等程度に向上することができる。
ット量は1mmである。これによって、ラッチ部材の摺
動面6b,6bは、収容部4の各内壁面1d,3cに摺
接した状態となり、円滑な摺動操作ができ、また、上記
オフセットによって、ラッチ部材の強度を、板厚:6m
mの場合と同等程度に向上することができる。
【0019】なお、本発明の別の実施の形態として、図
4および図5に示すように、収容部4を構成する両プレ
ート1および3の内側壁面1dおよび3cが、部分的
に、ラッチ部材6の厚さ方向にオフセット(図5におい
て、符号1d’,1d”および3c’で示す)されてお
り、このオフセット部分に上記ラッチ部材6のオフセッ
ト部分(符号6’で示す)を受け入れている構成にして
もよい。
4および図5に示すように、収容部4を構成する両プレ
ート1および3の内側壁面1dおよび3cが、部分的
に、ラッチ部材6の厚さ方向にオフセット(図5におい
て、符号1d’,1d”および3c’で示す)されてお
り、このオフセット部分に上記ラッチ部材6のオフセッ
ト部分(符号6’で示す)を受け入れている構成にして
もよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、ベース
プレートと該ベースプレートに設けた枢軸を中心に回動
する、ラチェット内歯付きの回動プレートとの間に形成
された偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで回動す
る係脱操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチェット
内歯に係脱自在に係合するラッチ部材とを配設し、操作
レバーの操作で上記係脱操作子を回動操作するように構
成したリクライニング装置において、上記ラッチ部材
は、その両側に、厚さ方向にオフセットされた摺動面を
有し、上記収容部内にて、両プレートの内壁面に摺動す
るように保持されている。
プレートと該ベースプレートに設けた枢軸を中心に回動
する、ラチェット内歯付きの回動プレートとの間に形成
された偏平な収容部に位置して、上記枢軸回りで回動す
る係脱操作子と、該係脱操作子の回動で上記ラチェット
内歯に係脱自在に係合するラッチ部材とを配設し、操作
レバーの操作で上記係脱操作子を回動操作するように構
成したリクライニング装置において、上記ラッチ部材
は、その両側に、厚さ方向にオフセットされた摺動面を
有し、上記収容部内にて、両プレートの内壁面に摺動す
るように保持されている。
【0021】従って、このようなオフセットを含む構成
にすることで、上記収容部内でのラッチ部材の円滑な動
作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保すると共
に、加工に際しては、噛み合い歯部分を含めて、ファイ
ンブランキング加工で、ラッチ部材に、一発打ち抜き加
工が可能な厚さの材料を採用できる効果が得られる。
にすることで、上記収容部内でのラッチ部材の円滑な動
作を確保し、しかも、使用時の必要強度を確保すると共
に、加工に際しては、噛み合い歯部分を含めて、ファイ
ンブランキング加工で、ラッチ部材に、一発打ち抜き加
工が可能な厚さの材料を採用できる効果が得られる。
【図1】本発明に係わる実施の形態を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく、縦断側面図である。
【図3】同じく、要部の拡大縦断面図(a)およびラッ
チ部材の斜視図(b)である。
チ部材の斜視図(b)である。
【図4】本発明の別の実施の形態を示す要部の分解斜視
図である。
図である。
【図5】同じく、要部の拡大縦断側面図である。
1 ベースプレート 1d’,1d” オフセット部分 2 枢軸 3 回動プレート 3a ラチェット内歯 3c オフセット部分 4 収容部 5 係脱操作子 6 ラッチ部材 6’ オフセット部分 6a 噛み合い歯部分 7 操作レバー 8 補助フレーム部材 9,10 スプリング部材
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースプレートと該ベースプレートに設
けた枢軸を中心に回動する、ラチェット内歯付きの回動
プレートとの間に形成された偏平な収容部に位置して、
上記枢軸回りで回動する係脱操作子と、該係脱操作子の
回動で上記ラチェット内歯に係脱自在に係合するラッチ
部材とを配設し、操作レバーの操作で上記係脱操作子を
回動操作するように構成したリクライニング装置におい
て、上記ラッチ部材は、その両側に、厚さ方向にオフセ
ットされた摺動面を有し、上記収容部内にて、両プレー
トの内壁面に摺動するように保持されていることを特徴
とするリクライニング装置。 - 【請求項2】 上記収容部を構成する両プレートの内側
壁面が、ラッチ部材の厚さ方向にオフセットされてお
り、このオフセット部分に上記ラッチ部材のオフセット
部分を受け入れていることを特徴とする請求項1に記載
のリクライニング装置。 - 【請求項3】 上記ラッチ部材の厚さは、ファインブラ
ンキング加工にて打ち抜きが可能な厚さであり、その打
ち抜き成形で、オフセットされるように構成したことを
特徴とする請求項1および2に記載のリクライニング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25576295A JPH0975163A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | リクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25576295A JPH0975163A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | リクライニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975163A true JPH0975163A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17283276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25576295A Pending JPH0975163A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | リクライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101013905B1 (ko) * | 2007-12-18 | 2011-02-14 | 현대자동차주식회사 | 차량용 더블 폴딩 시트 록킹 어셈블리 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP25576295A patent/JPH0975163A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101013905B1 (ko) * | 2007-12-18 | 2011-02-14 | 현대자동차주식회사 | 차량용 더블 폴딩 시트 록킹 어셈블리 |
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