JPH0974975A - 海洋生物付着防止装置 - Google Patents

海洋生物付着防止装置

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JPH0974975A
JPH0974975A JP7270450A JP27045095A JPH0974975A JP H0974975 A JPH0974975 A JP H0974975A JP 7270450 A JP7270450 A JP 7270450A JP 27045095 A JP27045095 A JP 27045095A JP H0974975 A JPH0974975 A JP H0974975A
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marine
electrode
titanium
electrodes
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Hideo Tagawa
英生 田川
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RIYOUYOU SANGYO KK
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    • Y02P60/60Fishing; Aquaculture; Aquafarming

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 船舶の付着海洋生物を太陽光発電装置によ
り、ロープに織込んだチタン電極、銅電極の電気分解作
用により死滅除去する構成の海洋生物付着防止装置の提
供。 【構成】 船舶より垂下したロープにチタン電極、銅
電極を織り込み、天然海水中の陽電極、陰電極間に太陽
光発電装置によって電気分解作用することで、船舶の付
着海洋生物を死滅除去する海洋生物付着防止装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本発明は海洋生物の
付着を防止するための太陽光発電装置による海水の電解
作用及び通電照明を行うためのロープにおりこんだチタ
ン電極及び銅電極の製造方法に関する。
【0002】[従来の技術]省エネルギーとして無公害
である太陽光発電装置はコスト的に高価であるために普
及が遅れていることに加えスペースが大きく実用化が難
しかった。その一方では少電力なら容易に供給できるの
で省エネルギー、省コスト、集中化としうる特長があ
り、従来よりの技術を改善することが可能である分野も
存在した。これらは主として洋上であり発電機関の使用
等巨大化する不合理なものであった。例えば船舶に付着
する海洋生物は人為的、機械的に除去する結果、除去し
た海洋生物の産業廃棄物処理と公害対策及び入渠期間、
入渠先の選定海上作業の安全等多くの問題が発生してい
る。これらの従来技術を改善する方法は今迄みられてい
なかった。
【0003】[発明の解決しようとする課題]本発明は
海洋生物の付着防止と死滅、除去を太陽光発電装置によ
る海水電解によって行わせることにより従来なし得なか
った省エネルギー、省コスト、無公害を、提供すること
を目的とする。加えて水上、水中の点灯を可能とし収容
魚類及び海中作業の安全を提供することを目的とする。
【0004】[課題を解決するための手段]上述のよう
な目的を達成するために、本発明請求項1記載の太陽光
発電装置による、低電圧低電流の発生は小型、軽量、耐
食性、耐海水性であり、加えて洋上で太陽光によって行
うことが出来るため、太陽光発電装置が極く小型で小出
力という特長を活用できるものであり最適である。ロー
プに予めおりこんだチタン電極及び銅電極を陽極とし、
陰極にロープに予めおりこんだチタン電極を使用して、
海水を電気分解させると共に、本発明の対称となる部分
に自由に屈折、巻きつけ、垂下等取り付けが容易という
ロープの特徴を活用すると同時に、海洋生物の貝類、藻
類のいずれにも効果が生じるようチタン電極及び銅電極
の選定によって自由にcu,cl,cuclの発生
を行うよう構成されている。加えて該ロープの通電作用
により養殖イケスに収容する魚類のイケス網への衝突を
防止するための標識灯を点灯させる構成とされている。
さらに水上での電解作用は媒体である海水が存在しない
ので発生せず太陽光発電は照明のみに消費されるので経
済的であり、水上、水中のいずれにも同一の太陽光発電
装置を使用する特長がある。加えてロープは網の原型で
あるため本発明の該ロープをもって形成される網は本発
明に含まれる。
【0005】[作用]本発明請求項1記載の海洋生物付
着防止装置では、以下に述べるような作用がある。チタ
ン電極に通電することによって天然海水中の塩素濃度を
電気分解により次亜塩素酸ソーダの生成に転換し、この
次亜塩素酸ソーダを残留塩素として任意に濃度調整する
ことにより、残留塩素による消毒効果を利用する一方銅
電極に通電することによって天然海水中の銅イオン濃度
3ppbを、例えば約10倍の30ppbとすることで
天然海水の成分をかえることなく、安全、無害に海洋生
物を死滅、除去する効果を利用する。次亜塩素酸ソー
ダ、銅イオンを夫々単独に発生することを選択しうる他
に、同時にcuclとしての発生効果は極く少量の濃
度で長期間天然海水中にその濃度を持続し得る。船体、
大地との接触防止被覆線により保護されているので効果
が減少することはみられない。
【0006】本発明請求項2記載の海洋生物付着防止装
置では、次亜塩素酸ソーダ及び銅イオンを発生すると同
時にcuclとしても利用しうる電極おりこみロープ
を海洋汚染防止膜に予め取り付け、洋上では太陽光発電
装置により電力を通電しうる構成のため、海洋生物の付
着は完全に防止し得た。
【0007】本発明請求項3記載の海洋生物付着防止装
置では、既設の養殖イケスに添えて外周にチタン電極、
銅電極をおりこんだロープを固縛することにより波浪に
よる脱落を防止すると共に、太陽光発電装置により低電
圧、低電流の電力を該ロープに供給し次亜塩素酸ソー
ダ、銅イオン及びcuclを発生させた。その結果従
来よりの付着海洋生物は脱落し、海水交換は良好となっ
た他に、収容魚類への寄生虫除去、細菌死滅等魚病の発
生が激減する効果が生じた。このため養殖イケスを毎年
陸揚げ掃除する必要が無くなった。
【0008】本発明請求項4記載の海洋生物付着防止装
置では、水族館、海中構造物のガラス壁面に付着する海
洋生物により、目視が防げらることを防止することによ
り常時透明度を維持しうると共にガラス壁面の掃除のた
めの潜水作業の危険が低減される効果が大きい。新設、
既設を問わず該ロープを固定することは容易であり経済
的である。
【0009】本発明請求項5記載の浮標及び係留チエン
に付着する海洋生物を洋上において太陽光発電装置によ
って死滅、除去するための該ロープの特長である自由に
屈曲固定させうることにより、長期間の係留が可能とな
った。太陽光発電装置の能力が充分であっても、水中部
分の付着海洋生物を定期的に除去するための、浮標及び
係留チエンの回収、陸揚げが不用となった効果が大き
い。付着海洋生物の陸上での廃棄、焼却等の作業が不用
となり経済的にも効果が認められた。
【0010】本発明請求項6記載の海洋生物付着防止装
置では養殖場及び工場、発電所の取水、冷却水路に付着
する海洋生物を太陽光発電装置によって死滅除去するた
めの該ロープを取水、冷却水路に新設時は予じめ通過さ
せ、既設でも同様通過させることが簡単になし得るた
め、従来は定期的に潜水作業、機械はく離作業等を行っ
ても完全ではなかったものが改善されて効果が極めて大
きい。
【0011】本発明請求項7記載の請求項1〜6におい
て該ロープにより構成されることを特徴とする網状の海
洋生物付着防止装置では、該ロープ間を網状に構成する
ことにより発生する濃度を濃度差を生じないように計画
することが可能である。適水温、海水栄養分の多い海域
等、海洋生物が付着し易い海域であっても死滅、除去さ
せうる効果が大きい。
【0012】本発明請求項8記載の請求項1〜7におい
て該ロープの電解作用により付着海洋生物を死滅、除去
すると同時に、通電作用により水上及び水中の照明を行
わしめるように構成されることを特徴とする海洋生物の
付着防止装置では、水上及び水中施設の標識灯を点灯さ
せると共に、収容魚類の施設への衝突回避を可能とした
効果が大きい。
【0013】本発明請求項9記載の上記請求項1〜8に
おいて、太陽光発電装置を特に必要とせず船舶、陸上よ
りの発電装置によって容易に電力を供給して、海洋生物
の付着防止と同時に水上、水中での照明を行わしめるこ
とにより安全性の向上の効果が大きい。
【0014】実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
まず図1により第1実施例について説明する。この実施
例では船舶ロープ方式が採用されている。即ち太陽光発
電装置1より濃度調整装置2に電線3を介して、船体、
大地との接触防止被覆線9により保護された陽電極4に
チタン電極、同じく陽電極5に銅電極、陰電極6にチタ
ン電極をおりこんだロープを通電し船舶8より海水7に
垂下する。船舶8の付着海洋生物10は陽電極4、5よ
り陰電極6に発生する次亜塩素酸ソーダ11及び銅イオ
ン12及びcucl 13により死滅、除去される。
この場合のそれぞれの濃度は濃度調整装置2により有効
濃度を維持しうる。
【0015】次に、図2により第2実施例について説明
する。この実施例では海洋汚濁防止膜ロープ方式が採用
されている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装置2
に電線3を介して、陽電極4にチタン電極、同じぐ陽電
極5に銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこんだロー
プに通電するように海洋汚濁防止膜14のブイ8上部よ
り海水7に垂下されている。これにより陽極、陰極間の
海水に次亜塩素酸ソーダ11、銅イオン12及びcuc
13を発生させ、その濃度を調整することが可能
となり海洋汚濁防止膜への海洋生物10の付着、除去効
果が得られた。
【0016】次に、図3により第3実施例について説明
する。この実施例では養殖イケス網ロープ方式が採用さ
れている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装置2に
電線3を介して、養殖イケス網との接触防止被覆線9に
より保護された陽電極4にチタン電極、同じく陽電極5
に銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこんだロープに
通電するように養殖イケスのブイ8上部より養殖イケス
網の海水7に垂下、巻きつけ固定されている。陽極、陰
極間の海水に発生する次亜塩素酸ソーダ11、銅イオン
12及びcucl13の濃度を調整することが可能と
なり養殖イケス網14への海洋生物10の付着、除去効
果が得られた。
【0017】次に、図4により第4実施例について説明
する。この実施例では水族館、海中構造物ロープ方式が
採用されている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装
置2に電線3を介して、大地との接触防止被覆線9によ
り保護された陽電極4にチタン電極、同じく陽電極5に
銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこんだロープを、
水族館、海中構造物8の上部より海水7に垂下し通電す
る。ガラス壁面14の付着海洋生物10は陽電極4、5
より陰電極6に発生する次亜塩素酸ソーダ11及び銅イ
オン12及びcucl 13により死滅、除去され
る。この場合それぞれの濃度は濃度調整装置2により有
効濃度を維持しうる。
【0018】次に、図5により第5実施例について説明
する。この実施例では浮標及び係留チエンロープ方式が
採用されている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装
置2に電線3を介して、浮標及び係留チエン接触防止被
覆線9により保護された陽電極4にチタン電極、同じく
陽電極5に銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこんだ
ロープを浮標及び係留チエン8に垂下、巻きつけ海水7
に通電する。浮標及び係留チエン8の付着海洋生物10
は陽電極4、5より陰電極6に発生する次亜塩素酸ソー
ダ11及び銅イオン12及びcucl 13により死
滅、除去される。この場合それぞれの濃度は濃度調整装
置2により有効濃度を維持しうる。
【0019】次に、図6により第6実施例について説明
する。この実施例では取水及び冷却水路ロープ方式が採
用されている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装置
2に電線3を介して、取水及び冷却水路との接触防止被
覆線9により保護された陽電極4にチタン電極、同じく
陽電極5に銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこんだ
ロープを取水及び冷却水路8の海水7に垂下し通電す
る。付着海洋生物10は陽電極4、5より陰電極6に発
生する次亜塩素酸ソーダ11及び銅イオン12及びcu
cl 13により死滅、除去される。この場合それぞ
れの濃度は濃度調整装置2により有効濃度を維持しう
る。
【0020】次に、図7により第7実施例について説明
する。この実施例では船舶網方式が採用されている。即
ち太陽光発電装置1より濃度調整装置2に電線3を介し
て、船舶及び大地との接触防止被覆線9により保護され
た陽電極4にチタン電極、陽電極5に銅電極、陰電極6
にチタン電極をおりこんだロープをもって構成された網
14を船舶8より海水7に垂下する。船舶8の付着海洋
生物10は陽電極4、5より陰電極6に発生する次亜塩
素酸ソーダ11及び銅イオン12及びcucl 13
により死滅、除去される。この場合それぞれの濃度は濃
度調整装置2により有効濃度を維持しうる。船舶全体の
付着海洋生物は大量であるため、網状とすることで濃度
分布が平均化し有効である。
【0021】次に、図8により第8実施例について説明
する。この実施例では養殖イケス網のロープ、網の両照
明方式が採用されている。即ちロープ、網照明方式では
複数の太陽光発電装置1より濃度調整装置2に電線3を
介して、養殖イケス網との接触防止被覆線9により保護
された陽電極4にチタン電極、同じく陽電極5に銅電
極、陰電極6にチタン電極をおりこんだロープ、網を養
殖イケス網上部のブイ8より養殖イケス網14より海水
7に垂下する。養殖イケス網14の付着海洋生物10は
陽電極4、5より陰電極6に発生する次亜塩素酸ソーダ
11及び銅イオン12及びcucl 13により死
滅、除去される。この場合のそれぞれの濃度は濃度調整
装置2により有効濃度を維持しうる。本ロープをもって
構成された養殖イケス網が広大であっても濃度分布を平
均化しうる。同時に該ロープ電極4により水上、水中の
照明灯15を点灯することが可能となり点滅、照明いづ
れをも選択しうる効果が生じた。即ち網照明では原形で
あるロープの任意の場所に陽極、陰極のとり出し部を設
けて通電することが可能である。
【0022】次に、図9により第9実施例について説明
する。この実施例では実施例6の取水、冷却水路のロー
プをもって網状となし水上、水中の照明を行わしめる方
式を太陽光発電装置以外の発電装置によって行う方式が
採用されている。即ち太陽光発電装置1より濃度調整装
置2に電線3を介して、取水及び冷却水路との接触防止
被覆線9により保護された陽電極4にチタン電極、同じ
く陽電極5に銅電極、陰電極6にチタン電極をおりこん
だロープを取水及び冷却水路8の海水7に垂下する。付
着海洋生物10は陽電極4、5より陰電極6に発生する
次亜塩素酸ソーダ11及び銅イオン12及びcucl
13により死滅、除去される。この場合のそれぞれの
濃度は濃度調整装置2により有効濃度を維持しうる。取
水、冷却水路が広大である場合、ロープをもって網状と
なすことにより濃度分布が平均化する。同時に該ロープ
電極により水上、水中の照明灯15に通電することが可
能となり点滅、照明いづれをも選択しうる効果が生じ
た。網照明では原形であるロープの任意の場所に陽極、
陰極のとり出し部を設けて通電することが可能である。
【0023】以上の実施例により海洋生物付着防止装置
によって、次のような効果を奏した (1)次亜塩素酸ソーダ、銅イオン夫々単独30ppb
以上の濃度及びcuclとしての銅イオン発生は1日
当たり1時間としても30ppb以上10日間も持続す
ることが可能となった。この結果ムラサキイガイ、マガ
キ、フジツボのD型幼生は完全瞬時に死滅した。 (2)海洋生物として有害とされるムラサキイガイ、マ
ガキ、フジツボは海面下約10m迄の潮位帯に棲息して
いる。本発明では太陽光発電装置の発生電力を昼間は電
気分解に利用すると共に、かつ充電式電池に蓄え、夜間
は継続して電解作用を持続した結果海洋生物の付着は全
く見られなかった。 太陽光発電装置の発生電圧 4、5V〜10V、 充電式電池よりの供給電圧 2、5V ロープ陽、陰電極間距離 1、5m ロープ陽、陰電極間電流 3ミリアンペアにより 次亜塩素酸ソーダ、銅イオン、cuclは30ppb
以上 昼夜間安定して持続した。 (3)藻類の付着防止は次亜塩素酸ソーダ、銅イオン、
cucl発生濃度を調整することにより効果が適当で
あるように選択することにより完全に可能となった。
【0024】本発明は実施例を図面により詳述してきた
が、本発明の具体的方法及びこの方法に用いられる部材
や、装具類の具体的設計変更があっても本発明に含まれ
る。例えばチタン電極の直径、おりこみ方法、おりこみ
数量な任意に設定できる。また陽極及び陰極の材質は任
意であり、チタン電極に白金被膜や酸化被膜を付加する
ことも出来る。濃度調整も目的に応じて変更自由であ
る。照明、点滅、色度他自由に選定しうる他に網部のい
づれからも通電しうる。太陽光発電装置以外の電力供給
があっても本発明に含まれる。
【0025】[発明の効果]本発明請求項1記載の海洋
生物付着防止装置では前記方法を採用したため、従来塗
料に有機錫系塗料を使用し公害問題となり対策が見られ
ていなっかたことが解決した。船舶外板の付着海洋生物
を機械的に潜水作業により、或は入渠させて除去する方
法では費用が嵩み、運航計画に支障を生じかつ効果が充
分で無く再び同様な作業が必要となる悪循環がみられ
た。本方法では高所である船舶上部甲板より海中に停泊
時のみ垂下する軽作業のため特別な人員配置を必要とせ
ずかつ運航停止係船中の無電力状況でも太陽光発電装置
の利用により完全に海洋生物の付着を防止するため、再
開時の従来の如き海洋生物を脱落させる作業が一切不用
となり、新造船時と同一速力が保持出来ると共に発生推
進馬力も軽減できるため経済的効果が極めて大きい。
【0026】本発明請求項2記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、海洋汚濁防止膜が海洋
生物の繁殖時期に一夜にして沈没し、海水汚染が拡大し
たというような重大事故を未然に防止し得た。海洋汚濁
防止膜は長さ数キロメートルにも及び海面下10mに垂
下されるため浮上ブイ及び海洋汚濁防止膜は海洋生物の
最も棲息する潮帯に布設されるものであるためその被害
も極めて大きい。沖合い海面での修理作業は大型作業船
の出動か迅速で無く、時化、荒天等の制約に加えて費用
は莫大であると同時に海洋汚濁防止は一刻を争う緊急性
が特長である。従来このような事態を防止するため定期
的に、海洋汚濁防止膜を陸揚げ、回収、海洋生物の脱落
作業、発生海洋生物の産業廃棄物処理、運搬等に巨大な
費用と時間を要していたことが一切不用となった効果が
極めて大きく評価されている。
【0027】本発明請求項3記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、養殖イケス網が海洋汚
濁防止膜と同様に一夜にして沈没し収容魚類がすべて逃
失する事故或は養殖イケス網の網目に付着する海洋生物
によって海水交換が不十分となる結果、収容魚類に寄生
虫が多発付着するため弊死すると同時に魚病が多発し弊
死するという悪循環が全く見られなくなり、収容魚類の
市場単価か上昇する効果が生じた。加えて従来よりの1
年又は2年毎の養殖イケス網全体を何十基、何百基とい
う漁場単位で作業船により吊り上げ陸揚げ、回収し、陸
上では死滅した海洋生物の腐敗した悪臭に悩みながら養
殖イケス網から人力、機械力による脱落作業に伴う粉塵
公害を防止し得ると共にこれらの発生費用の支出が全く
見られなくなる結果、環境的に海洋汚染を防止する効果
が地域的に発生し経済的にも効果極めて多大である。寄
生虫、魚病の治療にも次亜塩素酸ソーダ、銅イオン、c
uclの効果が波及するため沖合い数キロメートルに
展開する漁場全体が清潔に保たれ水産業全体の発展に寄
与するところが大きい。
【0028】本発明請求項4記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、水族館、海中構造物の
ガラス壁面に付着する海洋生物が死滅、除去する結果、
ガラス壁面の目視可能となった。即ち潜水作業によるガ
ラス壁面の人力或は機械的清掃に伴う水質の悪化とそれ
に伴う収容魚類への悪影響が防止される他寄生虫、魚病
の予防効果が可能となった。水族館、海中構造物のガラ
ス壁面は観客に安全と目視効果を提供する目的のため従
来よりの清掃作業は夜間等危険性と作業効率、仕上り不
良が問題とされていたことが不用となった効果が大き
い。ロープの垂下による方法のため、ガラス壁面の補強
材裏側に取り付け可能であり観客には不快感を与えるこ
とはない特徴を有する。
【0029】本発明請求項5記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、浮標及び係留チエンに
付着する海洋生物が死滅する結果、浮標及び係留チエン
を例えば航路標識用の場合では2年毎定期的に陸揚げ回
収し、付着海洋生物を死滅させてその悪臭に耐えながら
人力、機械力により除去回収し産業廃棄物処理焼却等を
行う従来方式は不用となった効果は極めて大きい。係留
チエンの強度は大きく10年毎に腐食度を計測するだけ
でよいため、浮標回収船出動回数が激減し費用も大幅に
改善される結果を生じた。
【0030】本発明請求項6記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、養殖場及び工場、発電
所の取水、冷却水路に付着する海洋生物が死滅する結
果、定期的に取水、冷却水路を人力、機械力により清掃
する工程が不用となった効果は極めて大きい。取水、冷
却水路の海水は養殖場及び工場、発電所の生命であり吸
水に混入する汚濁物はポンプの故障に直結すると共に、
水路を二分割して行う清掃作業労力負担は極めて大きく
水路を狭くすると流速が速まるため危険である。このよ
うな危険性を未然に防止すると同時に従来より発生した
費用が極めて多額であることからも経済的に出費を減少
させることが可能となった効果が大きく評価されてい
る。
【0031】本発明請求項7記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、上記のロープをおりこ
んだロープをもって構成された網は、極めて広大な面積
を有する船舶その他においてはコスト、作業性、安全性
において有利であると評価され効果が認められた。近年
巨大化する各施設は自動化要求が強く、その結果軽量、
集約化された本方式は歓迎されている。
【0032】本発明請求項8記載の海洋生物付着防止装
置では前記方法を採用したため、ロープの通電作用によ
り水上及び水中の照明を行ことが可能となった結果、極
めて広大な面積を有するたとえば養殖イケスにクロマグ
ロを飼育する場合、従来50m型の養殖イケス網を1k
m型に変更拡大され収容マグロの突進運動が可能となり
クロマグロの体質が改善され肉質が良好となった。地球
規模で遊泳する高速スピード魚であるクロマグロは従来
より大型養殖イケスを必要としていたが養殖イケスを巨
大化するには制約があった。即ち養殖イケス網の付着海
洋生物を利用して目視させブレーキ、回避行動を行うし
めるとの判断があり、これは逆効果を生じていた。従来
型は1年又は2年毎に付着海洋生物を除去する必要が生
じ機械的に作業船で陸揚回収する際、収容マグロを片隅
に追いやるので網目への激突弊死の多数発生がある。共
食いを防止しながら稚魚より飼育した高級魚が網替え時
に必ず死滅するのである。これらの網替えは本発明の海
洋生物の付着防止により全く必要でなくなり加えて巨大
型養殖イケスの周辺には沖合いでも発生可能な太陽光発
電装置によって照明、点滅灯を水上、水中に任意に設け
た結果、クロマグロの目視能力は約27mであるので5
0mの従来型では不可能であった養殖イケス網が本発明
の水中照明、点滅灯発光、色度識別能力によって安全に
充分に視認が可能となっため激突事故がなくなった。日
本漁業の世界的な締め出しによる日本文化のすしタネの
日本領海内で安全に国民に供給が可能となった効果は極
めて多大である。
【0033】本発明請求項9は太陽光発電を使用せず船
舶、陸上より発電装置を利用した方法を採用した結果、
特別に太陽光発電装置を新規採用しなくても安全、無害
に産業的に効果が認められた。例えば発電所の発生する
余剰電力の極く一部を本発明に使用した場合には電力消
費量は殆ど無視し得た。効果として付着海洋生物は死滅
し、流速変動、ポンプ保持における予備機の整備、安全
性、費用等全面的に効果が認められた。したがって既設
の電力設備により代用することも極めて容易である。
【0034】本発明の実施例は上述の如く産業的に空洞
化されつつある日本国の産業を海洋関係分野進出によ
り、空洞化を防止し新産業碓立を行うには不可欠要素で
ある有害海洋生物の付着を無害、安全、安価にクリーン
エネルギーである太陽光発電装置及び補助的発電装置に
より安定させるもので極めて有効な手段であり経済的に
も波及効果の期待が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図2】請求項2記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図3】請求項3記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図4】請求項4記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図5】請求項5記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図6】請求項6記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図7】請求項7記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図8】請求項8記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【図9】請求項9記載の方法に関する装置を示す説明図
である。
【符号の説明】
1、 太陽光発電装置 2、 濃度調整装置 3、 電線 4、 陽電極 5、 陽電極 6、 陰電極 7、 海水 8、 船舶 9、 接触防止被覆線 10、 付着海洋生物 11、 次亜塩素酸ソーダ 12、 銅イオン 13、 cucl 14、 養殖イケス網 15、 水上、水中照明灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 31/04 H01L 31/04 Q

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 船舶に付着する海洋生物を太陽光発電
    装置によって死滅、除去するためのチタン電極及び銅電
    極をおりこんだロープによって構成されることを特徴と
    する海洋生物付着防止装置
  2. 【請求項 2】 海洋汚濁防止膜に付着する海洋生物を
    太陽光発電装置によって死滅、除去するためのチタン電
    極及び銅電極をおりこんだロープによって構成されるこ
    とを特徴とする海洋生物付着防止装置
  3. 【請求項 3】 養殖イケス網に付着する海洋生物を太
    陽光発電装置によって死滅、除去するためのチタン電極
    及び銅電極をおりこんだロープによって構成されること
    を特徴とする海洋生物付着防止装置
  4. 【請求項 4】 水族館、海中構造物のガラス壁面に付
    着する海洋生物を太陽光発電装置によって死滅、除去す
    るためのチタン電極及び銅電極をおりこんだロープによ
    って構成されることを特徴とする海洋生物付着防止装置
  5. 【請求項 5】 浮標及び係留チエンに付着する海洋生
    物を太陽光発電装置によって死滅、除去するためのチタ
    ン電極及び銅電極をおりこんだロープによって構成され
    ることを特徴とする海洋生物付着防止装置
  6. 【請求項 6】 養殖場及び工場、発電所の取水、冷却
    水路に付着する海洋生物を太陽光発電装置によって死
    滅、除去するためのチタン電極及び銅電極をおりこんだ
    ロープによって構成されることを特徴とする海洋生物付
    着防止装置
  7. 【請求項 7】 上記請求項1〜6において太陽光発電
    装置によって電解作用を行う場合にチタン電極及び銅電
    極をおりこんだロープをもって構成されることを特徴と
    する網状の海洋生物付着防止装置
  8. 【請求項 8】 上記請求項1〜7において太陽光発電
    装置によって電解作用を行うと同時ににチタン電極及び
    銅電極をおりこんだロープの通電作用により水上及び水
    中の照明を行わしめるように構成されることを特徴とす
    る海洋生物付着防止装置
  9. 【請求項 9】 上記請求項1〜8において太陽光発電
    装置を使用せず、代わりに舶舶、陸上よりの発電装置に
    よって、海洋生物を死滅、除去するためのチタン電極及
    び銅電極をおりこんだロープの通電作用により水上及び
    水中の照明を行わしめるように網状として構成されるこ
    とを特徴とする海洋生物付着防止装置
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