JPH0974320A - 定振幅波合成型電力増幅回路 - Google Patents
定振幅波合成型電力増幅回路Info
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- JPH0974320A JPH0974320A JP7228101A JP22810195A JPH0974320A JP H0974320 A JPH0974320 A JP H0974320A JP 7228101 A JP7228101 A JP 7228101A JP 22810195 A JP22810195 A JP 22810195A JP H0974320 A JPH0974320 A JP H0974320A
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- phase
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低歪み、高効率な通信機における定振幅波合
成型電力増幅回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力信号を互いに異なる位相を有する２
つの定包絡線信号に分離し、これら分離した２つの定包
絡線信号各々に対して非線形電力増幅を行いつつ、この
非線形電力増幅にて得られた電力増幅信号同士の位相差
及び振幅差に基づいて上記定包絡線信号間の位相及び振
幅調整を行う。
成型電力増幅回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力信号を互いに異なる位相を有する２
つの定包絡線信号に分離し、これら分離した２つの定包
絡線信号各々に対して非線形電力増幅を行いつつ、この
非線形電力増幅にて得られた電力増幅信号同士の位相差
及び振幅差に基づいて上記定包絡線信号間の位相及び振
幅調整を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＬＩＮＣ（Linear
Amplification with Nonlinear Components）方式の定
振幅波合成型電力増幅回路に関する。
Amplification with Nonlinear Components）方式の定
振幅波合成型電力増幅回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、通信機器の送信系において、送信
信号の如き包絡線変動を伴う線形変調波を電力増幅する
手段として線形電力増幅器が使用されてきた。しかしな
がら、かかる線形電力増幅器は、非線形電力増幅器に比
してその電力変換効率が低いため、これを携帯電話の如
き携帯移動通信機に採用すると、容量の大きな電池が必
要となり、小型化促進の妨げになるという問題があっ
た。
信号の如き包絡線変動を伴う線形変調波を電力増幅する
手段として線形電力増幅器が使用されてきた。しかしな
がら、かかる線形電力増幅器は、非線形電力増幅器に比
してその電力変換効率が低いため、これを携帯電話の如
き携帯移動通信機に採用すると、容量の大きな電池が必
要となり、小型化促進の妨げになるという問題があっ
た。
【０００３】そこで、携帯電話の如き携帯移動通信機の
送信系に採用する電力増幅回路として、図１に示される
が如きＬＩＮＣ方式の定振幅波合成型電力増幅回路が提
案されている。かかる図１において、分離器１０は、ａ
(t)・COS(ωt+θ)なる包絡線変動を伴う入力信号を、
送信系に採用する電力増幅回路として、図１に示される
が如きＬＩＮＣ方式の定振幅波合成型電力増幅回路が提
案されている。かかる図１において、分離器１０は、ａ
(t)・COS(ωt+θ)なる包絡線変動を伴う入力信号を、
【０００４】
【数１】 ａ(t)・COS(ωt+θ)＝Ａ・COS(ωt+θ1)＋Ａ・COS(ωt+θ2) なる関係を満たすように、一定振幅Ａで、かつ互いに位
相の異なる２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及び
Ａ・COS(ωt+θ2)に分離する。この際、各々の位相θ1及
びθ2は、以下の関係にある。
相の異なる２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及び
Ａ・COS(ωt+θ2)に分離する。この際、各々の位相θ1及
びθ2は、以下の関係にある。
【０００５】
【数２】θ1＝θ＋COS-1｛ａ(t)／2A｝ θ2＝θ−COS-1｛ａ(t)／2A｝ 非線形電力増幅器１１は、上記２つの定包絡線信号の
内、Ａ・COS(ωt+θ1)なる定包絡線信号に対して利得Ｇ
の非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得てこれを合
成器１３に供給する。一方、非線形電力増幅器１２は、
上記２つの定包絡線信号の内、Ａ・COS(ωt+θ2)なる定
包絡線信号に対して利得Ｇの非線形電力増幅を行って電
力増幅信号を得てこれを合成器１３に供給する。合成器
１３は、これら非線形電力増幅器１１及び１２にて非線
形電力増幅された電力増幅信号各々を合成して電力増幅
された電力増幅出力信号ａ(t)・Ｇ・COS(ωt+θ)を得る。
内、Ａ・COS(ωt+θ1)なる定包絡線信号に対して利得Ｇ
の非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得てこれを合
成器１３に供給する。一方、非線形電力増幅器１２は、
上記２つの定包絡線信号の内、Ａ・COS(ωt+θ2)なる定
包絡線信号に対して利得Ｇの非線形電力増幅を行って電
力増幅信号を得てこれを合成器１３に供給する。合成器
１３は、これら非線形電力増幅器１１及び１２にて非線
形電力増幅された電力増幅信号各々を合成して電力増幅
された電力増幅出力信号ａ(t)・Ｇ・COS(ωt+θ)を得る。
【０００６】以上の如く、かかるＬＩＮＣ方式の定振幅
波合成型電力増幅回路においては、包絡線変動を伴う入
力信号を包絡線変動が生じない２つの定包絡線信号に分
離し、これら分離した２つの定包絡線信号各々に対して
電力増幅を実施する構成とすることにより、非線形電力
増幅器を用いた電力増幅を可能とし、その電力変換効率
を高めようとするものである。
波合成型電力増幅回路においては、包絡線変動を伴う入
力信号を包絡線変動が生じない２つの定包絡線信号に分
離し、これら分離した２つの定包絡線信号各々に対して
電力増幅を実施する構成とすることにより、非線形電力
増幅器を用いた電力増幅を可能とし、その電力変換効率
を高めようとするものである。
【０００７】しかしながら、かかる図１に示される定振
幅波合成型電力増幅回路においては、非線形電力増幅器
１１及び１２の特性（利得、位相）にバラツキが存在す
ると、これら非線形電力増幅器１１及び１２にて得られ
た電力増幅信号同士を合成器１３にて合成しても、所望
のａ(t)・Ｇ・COS(ωt+θ)なる電力増幅出力信号が得られ
ず、その波形が歪んだものになるという問題があった。
幅波合成型電力増幅回路においては、非線形電力増幅器
１１及び１２の特性（利得、位相）にバラツキが存在す
ると、これら非線形電力増幅器１１及び１２にて得られ
た電力増幅信号同士を合成器１３にて合成しても、所望
のａ(t)・Ｇ・COS(ωt+θ)なる電力増幅出力信号が得られ
ず、その波形が歪んだものになるという問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、歪が少ない定振幅波合成
型電力増幅回路を提供することを目的としている。
に鑑みてなされたものであり、歪が少ない定振幅波合成
型電力増幅回路を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明による定振幅波合
成型電力増幅回路は、入力信号を互いに異なる位相を有
する第１及び第２定包絡線信号に分離する分離手段と、
前記第１及び第２定包絡線信号各々を非線形電力増幅し
て第１及び第２電力増幅信号を夫々得る第１及び第２非
線形電力増幅手段と、前記第１電力増幅信号と前記第２
電力増幅信号とを合成して電力増幅出力信号を得る合成
手段とからなる定振幅波合成型電力増幅回路であって、
前記第１及び第２定包絡線信号間の位相差と前記第１及
び第２電力増幅信号間の位相差とが互いに同一となるよ
うに前記第１及び第２定包絡線信号間の位相調整を行う
位相調整手段と、前記第１及び第２電力増幅信号の振幅
が互いに同一となるように前記第１及び第２定包絡線信
号間の振幅調整を行う振幅調整手段とを備えている。
成型電力増幅回路は、入力信号を互いに異なる位相を有
する第１及び第２定包絡線信号に分離する分離手段と、
前記第１及び第２定包絡線信号各々を非線形電力増幅し
て第１及び第２電力増幅信号を夫々得る第１及び第２非
線形電力増幅手段と、前記第１電力増幅信号と前記第２
電力増幅信号とを合成して電力増幅出力信号を得る合成
手段とからなる定振幅波合成型電力増幅回路であって、
前記第１及び第２定包絡線信号間の位相差と前記第１及
び第２電力増幅信号間の位相差とが互いに同一となるよ
うに前記第１及び第２定包絡線信号間の位相調整を行う
位相調整手段と、前記第１及び第２電力増幅信号の振幅
が互いに同一となるように前記第１及び第２定包絡線信
号間の振幅調整を行う振幅調整手段とを備えている。
【００１０】
【発明の実施の形態】入力信号を互いに異なる位相を有
する２つの定包絡線信号に分離し、これら分離した２つ
の定包絡線信号各々に対して非線形電力増幅を行いつ
つ、この非線形電力増幅にて得られた電力増幅信号間の
位相差及び振幅差に基づいて上記定包絡線信号間の位相
及び振幅調整を行う。
する２つの定包絡線信号に分離し、これら分離した２つ
の定包絡線信号各々に対して非線形電力増幅を行いつ
つ、この非線形電力増幅にて得られた電力増幅信号間の
位相差及び振幅差に基づいて上記定包絡線信号間の位相
及び振幅調整を行う。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明
する。図２は、本発明による定振幅波合成型電力増幅回
路の構成を示す図である。かかる図２において、分離器
１０は、ａ(t)・COS(ωt+θ)なる包絡線変動を伴う入力
信号を、
する。図２は、本発明による定振幅波合成型電力増幅回
路の構成を示す図である。かかる図２において、分離器
１０は、ａ(t)・COS(ωt+θ)なる包絡線変動を伴う入力
信号を、
【００１２】
【数３】 ａ(t)・COS(ωt+θ)＝Ａ・COS(ωt+θ1)＋Ａ・COS(ωt+θ2) なる関係を満たすように、振幅Ａ、かつ互いに位相の異
なる２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及びＡ・COS
(ωt+θ2)に分離する。この際、
なる２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及びＡ・COS
(ωt+θ2)に分離する。この際、
【００１３】
【数４】θ1＝θ＋COS-1｛ａ(t)／2A｝ θ2＝θ−COS-1｛ａ(t)／2A｝ である。位相調整回路２１は、後述する差分検出回路２
２から供給される位相差信号に応じた分だけ、上記定包
絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)の位相調整を行い、得られた
位相調整信号を非線形電力増幅器１１に供給する。非線
形電力増幅器１１は、この位相調整された信号に対して
利得Ｇの非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得る。
２から供給される位相差信号に応じた分だけ、上記定包
絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)の位相調整を行い、得られた
位相調整信号を非線形電力増幅器１１に供給する。非線
形電力増幅器１１は、この位相調整された信号に対して
利得Ｇの非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得る。
【００１４】振幅調整回路２３は、後述する振幅差検出
回路２４から供給される振幅差信号に応じた分だけ、上
記定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ2)の振幅を調整して得ら
れた振幅調整信号を非線形電力増幅器１２に供給する。
例えば、かかる振幅調整回路２３は可変利得増幅器であ
り、上記振幅差信号に応じた利得にて上記定包絡線信号
Ａ・COS(ωt+θ2)を増幅して得られた信号を上記振幅調
整信号として非線形電力増幅器１２に供給するのであ
る。非線形電力増幅器１２は、かかる振幅調整信号に対
して利得Ｇの非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得
る。
回路２４から供給される振幅差信号に応じた分だけ、上
記定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ2)の振幅を調整して得ら
れた振幅調整信号を非線形電力増幅器１２に供給する。
例えば、かかる振幅調整回路２３は可変利得増幅器であ
り、上記振幅差信号に応じた利得にて上記定包絡線信号
Ａ・COS(ωt+θ2)を増幅して得られた信号を上記振幅調
整信号として非線形電力増幅器１２に供給するのであ
る。非線形電力増幅器１２は、かかる振幅調整信号に対
して利得Ｇの非線形電力増幅を行って電力増幅信号を得
る。
【００１５】振幅差検出回路２４は、非線形電力増幅器
１１及び１２各々から供給されてくる電力増幅信号間の
振幅差を検出し、この検出した振幅差に応じたレベルの
信号を上記振幅差信号として発生してこれを上記振幅調
整回路２３に供給する。この際、振幅調整回路２３は、
かかる振幅差信号に応じた分だけ定包絡線信号Ａ・COS
(ωt+θ1)の振幅値を調整することにより、非線形電力
増幅器１１及び１２各々にて得られる電力増幅信号の振
幅が互いに同一となるような調整を行うのである。
１１及び１２各々から供給されてくる電力増幅信号間の
振幅差を検出し、この検出した振幅差に応じたレベルの
信号を上記振幅差信号として発生してこれを上記振幅調
整回路２３に供給する。この際、振幅調整回路２３は、
かかる振幅差信号に応じた分だけ定包絡線信号Ａ・COS
(ωt+θ1)の振幅値を調整することにより、非線形電力
増幅器１１及び１２各々にて得られる電力増幅信号の振
幅が互いに同一となるような調整を行うのである。
【００１６】一方、位相差検出回路２５は、上記２つの
定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)及びＡ・COS(ωt+θ2)間の
位相差を検出し、この検出した位相差に対応した信号を
基準位相差信号として上記差分検出回路２２に供給す
る。更に、位相差検出回路２６は、非線形電力増幅器１
１及び１２各々から供給されてくる電力増幅信号間の位
相差を検出し、この検出した位相差に対応した検出位相
差信号を上記差分検出回路２２に供給する。差分検出回
路２２は、上記位相差検出回路２５から供給された基準
位相差信号と、上記位相差検出回路２６から供給された
検出位相差信号との差分を求め、この差分に対応した信
号を上記位相差信号として発生する。
定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)及びＡ・COS(ωt+θ2)間の
位相差を検出し、この検出した位相差に対応した信号を
基準位相差信号として上記差分検出回路２２に供給す
る。更に、位相差検出回路２６は、非線形電力増幅器１
１及び１２各々から供給されてくる電力増幅信号間の位
相差を検出し、この検出した位相差に対応した検出位相
差信号を上記差分検出回路２２に供給する。差分検出回
路２２は、上記位相差検出回路２５から供給された基準
位相差信号と、上記位相差検出回路２６から供給された
検出位相差信号との差分を求め、この差分に対応した信
号を上記位相差信号として発生する。
【００１７】この際、非線形電力増幅器１１及び１２各
々の特性にバラツキがなければ、これら非線形電力増幅
器１１及び１２各々にて得られた電力増幅信号間の位相
差は、上記２つの定包絡線信号間の位相差と同一となる
ので、上記差分検出回路２２から出力される位相差信号
は０となる。ところが、非線形電力増幅器１１及び１２
各々の特性にバラツキがあると、これら非線形電力増幅
器１１及び１２各々にて得られる電力増幅信号間の位相
差は、上記２つの定包絡線信号間の位相差とは異なるも
のとなる。この際、上記差分検出回路２２から出力され
る位相差信号は、かかる両位相差の差分に応じた値とな
る。
々の特性にバラツキがなければ、これら非線形電力増幅
器１１及び１２各々にて得られた電力増幅信号間の位相
差は、上記２つの定包絡線信号間の位相差と同一となる
ので、上記差分検出回路２２から出力される位相差信号
は０となる。ところが、非線形電力増幅器１１及び１２
各々の特性にバラツキがあると、これら非線形電力増幅
器１１及び１２各々にて得られる電力増幅信号間の位相
差は、上記２つの定包絡線信号間の位相差とは異なるも
のとなる。この際、上記差分検出回路２２から出力され
る位相差信号は、かかる両位相差の差分に応じた値とな
る。
【００１８】従って、位相調整回路２１は、かかる両位
相差の差分に応じた分だけ、上記２つの包絡線信号間の
位相差を進める（あるいは遅らせる）べく、定包絡線信
号Ａ・COS(ωt+θ1)の位相調整を行うのである。かかる
位相調整回路２１の動作により、非線形電力増幅器１１
及び１２各々にて得られた電力増幅信号の位相差が、上
記２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及びＡ・COS(ω
t+θ2)の位相差と同一となるように位相調整が為される
のである。
相差の差分に応じた分だけ、上記２つの包絡線信号間の
位相差を進める（あるいは遅らせる）べく、定包絡線信
号Ａ・COS(ωt+θ1)の位相調整を行うのである。かかる
位相調整回路２１の動作により、非線形電力増幅器１１
及び１２各々にて得られた電力増幅信号の位相差が、上
記２つの定包絡線信号Ａ・COS(ωt+θ1)、及びＡ・COS(ω
t+θ2)の位相差と同一となるように位相調整が為される
のである。
【００１９】合成器１３は、上記位相調整回路２１及び
振幅調整回路２３にて位相及び振幅調整されつつ、非線
形電力増幅器１１及び１２にて非線形電力増幅された信
号同士を合成して電力増幅出力信号ａ(t)・Ｇ・COS(ωt+
θ)を得る。以上の如く、かかる定振幅波合成型電力増
幅回路においては、非線形電力増幅器１１及び１２にて
得られた電力増幅信号間の位相差が、分離された２つの
定包絡線信号間の位相差と同一となるように、これら定
包絡線信号の内の一方を位相調整回路２１にて位相調整
する構成にしている。更に、非線形電力増幅器１１及び
１２にて電力増幅されて得られた電力増幅信号間の振幅
が等しくなるように、これら定包絡線信号の内の一方を
振幅調整回路２３にて振幅調整する構成にしている。
振幅調整回路２３にて位相及び振幅調整されつつ、非線
形電力増幅器１１及び１２にて非線形電力増幅された信
号同士を合成して電力増幅出力信号ａ(t)・Ｇ・COS(ωt+
θ)を得る。以上の如く、かかる定振幅波合成型電力増
幅回路においては、非線形電力増幅器１１及び１２にて
得られた電力増幅信号間の位相差が、分離された２つの
定包絡線信号間の位相差と同一となるように、これら定
包絡線信号の内の一方を位相調整回路２１にて位相調整
する構成にしている。更に、非線形電力増幅器１１及び
１２にて電力増幅されて得られた電力増幅信号間の振幅
が等しくなるように、これら定包絡線信号の内の一方を
振幅調整回路２３にて振幅調整する構成にしている。
【００２０】尚、上記図２に示される実施例において
は、非線形電力増幅器１１及び１２各々の入力部に、夫
々、位相調整回路２１及び振幅調整回路２３を設ける構
成としているが、非線形電力増幅器１１及び１２のいず
れか一方の入力部に、かかる位相調整回路２１及び振幅
調整回路２３を直列に形成しても構わない。例えば、図
３に示した本発明の他の実施例による定振幅波合成型電
力増幅回路においては、非線形電力増幅器１１の入力部
に位相調整回路２１及び振幅調整回路２３を直列に形成
する構成としている。尚、かかる図３においては、図２
に示される実施例に記載されている機能ブロックと同一
機能を有する機能ブロックには、同一符号を付してあ
る。
は、非線形電力増幅器１１及び１２各々の入力部に、夫
々、位相調整回路２１及び振幅調整回路２３を設ける構
成としているが、非線形電力増幅器１１及び１２のいず
れか一方の入力部に、かかる位相調整回路２１及び振幅
調整回路２３を直列に形成しても構わない。例えば、図
３に示した本発明の他の実施例による定振幅波合成型電
力増幅回路においては、非線形電力増幅器１１の入力部
に位相調整回路２１及び振幅調整回路２３を直列に形成
する構成としている。尚、かかる図３においては、図２
に示される実施例に記載されている機能ブロックと同一
機能を有する機能ブロックには、同一符号を付してあ
る。
【００２１】尚、上記実施例においては、非線形電力増
幅器１１及び１２のいずれか一方の入力部に、位相調整
回路２１を１系統だけ設ける構成としているが、かかる
回路構成に限定されることはない。要するに、非線形電
力増幅器１１及び１２にて得られた電力増幅信号間の位
相差が上記２つの定包絡線信号間の位相差と同一となる
ように、これら電力増幅信号間の位相差に基づいて、２
つの定包絡線信号間の位相差を調整するような構成であ
れば、非線形電力増幅器１１及び１２の両入力部に位相
調整回路を設けるようにしても良いのである。
幅器１１及び１２のいずれか一方の入力部に、位相調整
回路２１を１系統だけ設ける構成としているが、かかる
回路構成に限定されることはない。要するに、非線形電
力増幅器１１及び１２にて得られた電力増幅信号間の位
相差が上記２つの定包絡線信号間の位相差と同一となる
ように、これら電力増幅信号間の位相差に基づいて、２
つの定包絡線信号間の位相差を調整するような構成であ
れば、非線形電力増幅器１１及び１２の両入力部に位相
調整回路を設けるようにしても良いのである。
【００２２】又、上記実施例においては、非線形電力増
幅器１１及び１２のいずれか一方の入力部に、振幅調整
回路２３を１系統だけ設ける構成としているが、かかる
回路構成に限定されることはない。要するに、非線形電
力増幅器１１及び１２にて得られた電力増幅信号間の振
幅が同一となるように、これら電力増幅信号間の振幅差
に基づいて、２つの定包絡線信号間の振幅を調整するよ
うな構成であれば、非線形電力増幅器１１及び１２の両
入力部に振幅調整回路を設けるようにしても良いのであ
る。
幅器１１及び１２のいずれか一方の入力部に、振幅調整
回路２３を１系統だけ設ける構成としているが、かかる
回路構成に限定されることはない。要するに、非線形電
力増幅器１１及び１２にて得られた電力増幅信号間の振
幅が同一となるように、これら電力増幅信号間の振幅差
に基づいて、２つの定包絡線信号間の振幅を調整するよ
うな構成であれば、非線形電力増幅器１１及び１２の両
入力部に振幅調整回路を設けるようにしても良いのであ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による定振
幅波合成型電力増幅回路は、包絡線変動を有する入力信
号を包絡線変動が生じない２つの定包絡線信号に分離
し、これら分離した２つの定包絡線信号各々に対して非
線形電力増幅を行いつつ、この非線形電力増幅にて得ら
れた電力増幅信号間の位相差及び振幅差に基づいて上記
定包絡線信号の位相及び振幅調整を行う構成としてい
る。
幅波合成型電力増幅回路は、包絡線変動を有する入力信
号を包絡線変動が生じない２つの定包絡線信号に分離
し、これら分離した２つの定包絡線信号各々に対して非
線形電力増幅を行いつつ、この非線形電力増幅にて得ら
れた電力増幅信号間の位相差及び振幅差に基づいて上記
定包絡線信号の位相及び振幅調整を行う構成としてい
る。
【００２４】よって、本発明による定振幅波合成型電力
増幅回路においては、２つの非線形電力増幅器の特性
（利得、位相）にバラツキが生じていても、これを解消
するように定包絡線信号間の位相及び振幅調整が実施さ
れるので、低歪な電力増幅が為されて好ましいのであ
る。
増幅回路においては、２つの非線形電力増幅器の特性
（利得、位相）にバラツキが生じていても、これを解消
するように定包絡線信号間の位相及び振幅調整が実施さ
れるので、低歪な電力増幅が為されて好ましいのであ
る。
【図１】従来の定振幅波合成型電力増幅回路の構成を示
す図である。
す図である。
【図２】本発明による定振幅波合成型電力増幅回路の構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図３】本発明の他の実施例による定振幅波合成型電力
増幅回路の構成を示す図である。
増幅回路の構成を示す図である。
１０ 分離器 １１、１２ 非線形電力増幅器 １３ 合成器 ２１ 位相調整回路 ２２ 差分検出回路 ２３ 振幅調整回路 ２４ 振幅差検出回路 ２５、２６ 位相差検出回路
Claims (3)
- 【請求項１】 入力信号を互いに異なる位相を有する第
１及び第２定包絡線信号に分離する分離手段と、前記第
１及び第２定包絡線信号各々を非線形電力増幅して第１
及び第２電力増幅信号を夫々得る第１及び第２非線形電
力増幅手段と、前記第１電力増幅信号と前記第２電力増
幅信号とを合成して電力増幅出力信号を得る合成手段と
からなる定振幅波合成型電力増幅回路であって、 前記第１及び第２定包絡線信号間の位相差と前記第１及
び第２電力増幅信号間の位相差とが互いに同一となるよ
うに前記第１及び第２定包絡線信号間の位相調整を行う
位相調整手段と、 前記第１及び第２電力増幅信号の振幅が互いに同一とな
るように前記第１及び第２定包絡線信号間の振幅調整を
行う振幅調整手段とを備えたことを特徴とする定振幅波
合成型電力増幅回路。 - 【請求項２】 前記位相調整手段は、前記第１及び第２
定包絡線信号間の位相差と前記第１及び第２電力増幅信
号間の位相差との差分に応じて前記第１及び第２定包絡
線信号の一方の位相調整を行い、 前記振幅調整手段は、前記第１及び第２電力増幅信号間
の振幅差に応じて前記第１及び第２定包絡線信号の他方
の振幅調整を行うことを特徴とする請求項１記載の定振
幅波合成型電力増幅回路。 - 【請求項３】 前記位相調整手段は、前記第１及び第２
定包絡線信号間の位相差と前記第１及び第２電力増幅信
号間の位相差との差分に応じて前記第１及び第２定包絡
線信号の一方の位相調整を行い、 前記振幅調整手段は、前記第１及び第２電力増幅信号間
の振幅差に応じて前記第１及び第２定包絡線信号の一方
の振幅調整を行うことを特徴とする請求項１記載の定振
幅波合成型電力増幅回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228101A JPH0974320A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 定振幅波合成型電力増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228101A JPH0974320A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 定振幅波合成型電力増幅回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974320A true JPH0974320A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16871216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7228101A Pending JPH0974320A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 定振幅波合成型電力増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974320A (ja) |
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