JPH0973304A - プログラマブルコントローラの制御システム - Google Patents

プログラマブルコントローラの制御システム

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Publication number
JPH0973304A
JPH0973304A JP22655195A JP22655195A JPH0973304A JP H0973304 A JPH0973304 A JP H0973304A JP 22655195 A JP22655195 A JP 22655195A JP 22655195 A JP22655195 A JP 22655195A JP H0973304 A JPH0973304 A JP H0973304A
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JP
Japan
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programmable controller
station side
transmission
master station
plc
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Pending
Application number
JP22655195A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugimoto
剛 杉本
Takeshi Watabe
剛士 渡部
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0973304A publication Critical patent/JPH0973304A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格,高機能,高信頼性のプログラマブル
コントローラ(PLC)の制御システムを提供する。 【解決手段】 光スイッチ手段7の一方の側の入出力端
に親局側プログラマブルコントローラ2a,2bの伝送
装置5a,5bが接続され、他方の側の入出力端に子局
側接続機器9,10,12,14が並列接続されてい
る。実行系の親局側プログラマブルコントローラ(例え
ば2a)の異常時に、二重化制御手段16は光スイッチ
手段7を実行系の親局側プログラマブルコントローラ2
aから待機系の親局側プログラマブルコントローラ2b
に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用機械の制御
装置として用いられるプログラマブルコントローラに関
し、特に親局側プログラマブルコントローラが二重化さ
れたプログラマブルコントローラの制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の産業機械や工業プロセスの
制御に多数のプログラマブルコントローラ(以下、PL
Cと略す)が導入され、システムの信頼性向上の要求に
対応するために、二重化システムの実用化が進んでい
る。
【0003】PLCの二重化システムの内、一般的なシ
リアル伝送装置を持つシステムは、次の2つに大別する
ことができる。即ち、一体型のCPUの二重化ユニット
を持つ高機能,高性能型のシステムと、2台の汎用型P
LCを組み合わせたシステムである。
【0004】ここで、従来の2台の汎用型PLCを組み
合わせた制御システムの一例を、図10に示すブロック
図を参照して説明する。
【0005】図10において、従来のPLCの制御シス
テム100は、A系PLC2aとB系PLC2bとによ
り二重化されており、A系PLC2aはA系電源モジュ
ール3aとA系CPUモジュール4aと光伝送路を持つ
A系第1伝送装置ステーションモジュール5aとが備え
られ、B系PLC2bはB系電源モジュール3bとB系
CPUモジュール4bとB系第1伝送装置ステーション
モジュール5bとが備えられている。
【0006】更に、PLCの制御システム100には表
示装置9,上位計算機10,リモート第1入出力装置1
2,リモート第2入出力装置14とが備えられ、前記A
系PLC2aとB系PLC2bとに対して表示装置9等
の各装置が1本の伝送ラインにより接続されている。
【0007】更に、前記リモート第1入出力装置12お
よびリモート第2入出力装置14には、子局側接続機器
である第1制御対象11および第2制御対象13がそれ
ぞれ接続されている。
【0008】かかる構成の制御システムにおいて、二重
化されたPLC2a,2b間の切り換え時に、子局側接
続機器は親局側PLCからの伝送データを受信するアド
レスを、切換前に対応していた親局側PLCのアドレス
から切換後に対応する親局側PLCのアドレスに切り換
える必要がある。
【0009】この切り換えの際、自動的切り換えが不可
能な機器では、手動により伝送のアドレス設定を切り換
えるか、或いは伝送ケーブルの繋ぎ換え作業を人間系で
行う必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の二種類のPLCの二重化切換方式には、以下のよう
な問題点があった。
【0011】 一体型の二重化ユニットを持つ高機
能,高性能型のシステムは、価格が高いために利用範囲
が限定されていた。また、一体型のユニットであるがた
めに完全な二重化とは言い難い。
【0012】 二重化された汎用型PLCと伝送装置
とを組み合わせたシステムでは、2台の親局側PLCの
送信伝送アドレスを別々に割り付けていたため、子局側
接続機器は親局側PLCの切り換えを認識し、親局側P
LC固有の受信アドレスに切り換えなければならない。
この切換えは全ての子局側接続機器について行う必要が
あり、システム全体のソフト作成量が増え、また、子局
側接続機器を追加するたびにシステム全体への整合性を
考慮しなければならない。
【0013】また、自動的に受信アドレスの切り換えが
困難な子局側接続機器においては、手動により受信アド
レス設定を切り換えるか、伝送ケーブルの繋ぎ換え作業
を人間系で行わなければならない。これらの場合は、瞬
時の切り換えが不可能なため、連続的なシステム制御が
できなくなる。
【0014】 前記で述べた伝送ケーブルの繋ぎ換
えの場合においては、待機状態にあるPLCは、伝送ケ
ーブルが繋ぎ換わるまでの間、伝送データを受信するこ
とができず、切り換わった場合にもそれ以前のデータの
蓄積がないため、過去のデータを必要とする制御ができ
ない。
【0015】 バス型伝送ラインに多数の機器が接続
されたシステムにおいて、伝送ケーブルに異常があった
場合に、ケーブルの異常があった地点から伝送端までの
全ての子局側接続機器では、親局側PLCとの伝送が途
切れる。これは伝送端に近ければ近いほど、その危険度
が高くなる。
【0016】 二重化されたシステムであっても、異
常検出能力を高くしなければ切り換えが行われず、二重
化の意味がなくなる。
【0017】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を解決するためになされたものであり、低価格,高機
能,高信頼性のPLCの制御システムを提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、一方が実行系とされ他方が
待機系とされる二重化された親局側プログラマブルコン
トローラと、該二重化された親局側プログラマブルコン
トローラにそれぞれ備えられた光信号により情報伝送を
行う伝送装置と、該伝送装置を介して伝送される情報に
基づき制御される子局側接続機器とを備えてなるプログ
ラマブルコントローラの制御システムにおいて、一方の
側の入出力端に前記二重化された親局側プログラマブル
コントローラのそれぞれの伝送装置が接続されると共
に、他方の側の入出力端に前記子局側接続機器が並列接
続された光スイッチ手段と、実行系の親局側プログラマ
ブルコントローラの異常時に、前記光スイッチ手段を実
行系の親局側プログラマブルコントローラから待機系の
親局側プログラマブルコントローラに切り換える二重化
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項1記載の発明によれば、二重化制御
手段は、実行系の親局側プログラマブルコントローラの
異常時に、光スイッチ手段を実行系の親局側プログラマ
ブルコントローラから待機系の親局側プログラマブルコ
ントローラに切り換える。このようにすれば、親局側プ
ログラマブルコントローラの実行系(異常な系)から待
機系(正常な系)へ瞬時に切り換えることができるの
で、制御対象(子局側接続機器)に対しての休止時間や
誤動作を最小限に限定することができる。そして、子局
側接続機器は並列接続されているので、シリアル伝送信
号を切り換えることにより、1セットの切り換え装置で
多量の伝送信号が、一度に切り換えることが可能とな
る。
【0020】また、請求項2記載の発明は、前記二重化
された親局側プログラマブルコントローラから前記子局
側接続機器への情報伝送の際のアドレスは、同一に設定
されたことを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明によれば、親局側プロ
グラマブルコントローラが実行系から待機系に切り換え
られる際に、それまでのアドレスを変更する必要がな
い。従って、切換え時間が不要であり、切換えのための
ソフトが不要であり、更に、アドレスの設定変更が不可
能な子局側接続機器でも、当該制御システムに接続可能
となる。
【0022】また、請求項3記載の発明は、前記二重化
された親局側プログラマブルコントローラと光スイッチ
手段と子局側接続機器とを備えた情報伝送経路とは別
に、該二重化された親局側プログラマブルコントローラ
と子局側接続機器との間に第2の情報伝送経路が備えら
れたことを特徴とする。
【0023】請求項3記載の発明によれば、光スイッチ
手段の非選択側である待機系親局側プログラマブルコン
トローラにおいても、子局側接続機器からの伝送データ
を、第2の情報伝送経路を介して常時受信することがで
き、親局側プログラマブルコントローラが待機系から実
行系に切り換わった場合でも、制御の連続性を確保する
ことができる。
【0024】また、請求項4記載の発明は、前記二重化
された親局側プログラマブルコントローラと前記子局側
接続機器とが個別に接続される個別接続手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0025】請求項4記載の発明によれば、個別接続手
段により二重化された親局側プログラマブルコントロー
ラと子局側接続機器とが個別に接続されているので、伝
送路に異常があった場合にも被害を最小限にすることが
できる。
【0026】また、請求項5記載の発明は、前記二重化
された親局側プログラマブルコントローラの送信情報の
同一性をチェックする同一性チェック手段が備えられた
ことを特徴とする。
【0027】請求項5記載の発明によれば、同一性チェ
ック手段は二重化された親局側プログラマブルコントロ
ーラの送信情報の同一性をチェックするので、親局側プ
ログラマブルコントローラの相互間の異常検出能力を高
めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態例を図
面を参照して説明する。なお、既に説明した部分には同
一符号を付し、重複記載を省略する。
【0029】(1)第1実施形態例 図1は、本発明の第1実施形態例のブロック図である。
図1において、1はPLCの制御システムである。A系
PLC2aの伝送信号は、A系第1伝送装置ステーショ
ンモジュール5aを経てA系第1光ケーブル6aへ導か
れ、また、B系PLC2bの伝送信号は、B系第1伝送
装置ステーションモジュール5bを経てB系第1光ケー
ブル6bへ導かれ、A,B両系の伝送信号は光スイッチ
手段7(後に詳述する。図9参照)により切り換えられ
る。
【0030】光スイッチ手段7によりA系またはB系の
いずれかに切り換えられた光信号は、伝送第1光ケーブ
ル8を経て、並列接続された表示装置9と、上位計算機
10と、第1制御対象11の信号の入出力を行うリモー
ト第1入出力装置12と、第2制御対象13の信号の入
出力を行うリモート第2入出力装置14とにそれぞれ伝
送される。
【0031】A系PLC2aの異常を示す異常信号はA
系異常信号15aとして二重化制御手段16に導かれ、
また、B系PLC2bの異常信号はB系異常信号15b
として二重化制御手段16に導かれる。該二重化制御手
段16から二重化切り換え信号17が出力され、光スイ
ッチ手段7の切り換えが行なわれる。
【0032】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。二重化されたA系PLC2aとB系
PLC2bとは、両PLC2a,2bがいずれも正常で
あれば一方が待機側となり、他方が実行側となる。
【0033】今、A系PLC2aを実行側とし、B系P
LC2bを待機側とすると、光スイッチ手段7はA系P
LC2a側に切り換えられており、A系PLC2aの送
信信号のみがA系第1光ケーブル6aにより伝送第1光
ケーブル8に導かれる。このときにB系第1伝送装置ス
テーションモジュール5bはスタンバイ(待機)状態に
ある。
【0034】そして、二重化制御手段16においてA系
異常信号15aが異常と判断されれば、直ちに二重化切
り換え信号17が光スイッチ手段7に出力され、該光ス
イッチ手段7が正常側の系(この場合はB系PLC2b
側)に瞬時に切り換えられる。
【0035】この切り換えにより、正常な系であるB系
PLC2b側から伝送第1光ケーブル8を介して光伝送
信号が伝送される。即ち、表示装置9と上位計算機10
とリモート第1入出力装置12とリモート第2入出力装
置14とに前記光伝送信号が送られ、これら入出力装置
12,14からそれぞれ第1制御対象11と第2制御対
象13とに対して制御信号の入出力が行われる。
【0036】このように、第1実施形態例によれば、伝
送装置を異常な系から正常な系へ瞬時に切り換えること
ができるので、制御対象に対しての休止時間や誤動作を
最小限に抑制することができる。この場合、シリアル伝
送信号を切り換えるので、1セットの切り換え装置(光
スイッチ手段7)により、多量の伝送信号を一度に切り
換えることができる。
【0037】(2)第2実施形態例 図2および図3は、第2実施形態例を示すブロック図で
あり、図2はA系が選択された状態を示し、図3はB系
が選択された状態を示している。
【0038】本実施形態例と第1実施形態例との相違点
は、システム構成は同一であるが、A系PLC2aとB
系PLC2bとの伝送送信アドレスを同一に設定した点
である。
【0039】図2において、A系PLC2aからはA系
PLC送信アドレスエリア18が送信され、送信データ
が表示装置受信アドレスエリア19と、上位計算機受信
アドレスエリア20と、リモート第1入出力装置受信ア
ドレスエリア21と、リモート第2入出力装置受信アド
レスエリア22とでそれぞれ受信される。
【0040】同様に図3において、B系PLC2bから
はB系PLC送信アドレスエリア23が送信され、送信
データが表示装置受信アドレスエリア19と、上位計算
機受信アドレスエリア20と、リモート第1入出力装置
受信アドレスエリア21と、リモート第2入出力装置受
信アドレスエリア22とでそれぞれ受信される。
【0041】ここに、前記A系PLC送信アドレスエリ
ア18(送信アドレス)とB系PLC送信アドレスエリ
ア23(送信アドレス)とは、同一アドレスである。
【0042】受信を行う表示装置9と上位計算機10と
リモート第1入出力装置12とリモート第2入出力装置
14とは、送信PLC2a,2bが切り換わってもアド
レスが同一であるため、光スイッチ手段7のA系・B系
の切り換えに無関係に、該アドレスを常時受信すること
ができる。
【0043】従って、子局側接続機器(表示装置9,上
位計算機10等)からみると、親局側PLCのA系・B
系の切り換わりを意識する必要がなく(PLCからの受
信アドレスの設定変更が不必要なので)、受信アドレス
の設定変更が不可能な子局側接続機器でも本制御システ
ムに接続可能である。
【0044】(3)第3実施形態例 図4は第3実施形態例を示すブロック図である。本実施
形態例と第1実施形態例との相違点は、PLCの制御シ
ステム1Aにおいて、光スイッチ手段7を介する伝送経
路とは別に、第2の伝送経路としてA系第2光ケーブル
25aとB系第2光ケーブル25bとを設けた点であ
る。
【0045】A系PLC2aの伝送信号は、A系第2伝
送装置ステーションモジュール24aを経てA系第2光
ケーブル25aへ導かれ、又、B系PLC2bの伝送信
号は、B系第2伝送装置ステーションモジュール24b
からB系第2光ケーブル25bへ導かれている。
【0046】従って、光スイッチ手段7の切り換えに関
係なく、親局側PLC2a,2bと子局側接続機器(表
示装置9,上位計算機10等)26とは常時送受信する
ことができる。よって、光スイッチ手段7の非選択側で
ある待機系のPLCにおいても、子局側接続機器からの
伝送信号を常時受信することができ、親局側PLCが待
機状態から実行状態に切り換わった場合でも、制御の連
続性を確保することができる。
【0047】(4)第4実施形態例 図5は第4実施形態例を示すブロック図である。本実施
形態例と第3実施形態例との相違点は、親局側PLCと
子局側接続機器(表示装置9等)との間に光信号分配器
27を設けてPLCの制御システム1Bを構成し、該制
御システム1Bに前記子局側接続機器を直接接続した点
であり、その他は同一である。
【0048】このように構成すれば、親局側PLCと各
子局側接続機器間との伝送経路が並列になるので、伝送
経路に異常があった場合でも被害を最小限にとどめるこ
とができる。
【0049】(5)第5実施形態例 図6は第5実施形態例を示すブロック図である。なお、
この図は要部のみを記し、その他の部分は図5に同一で
ある。
【0050】本実施形態例と第4実施形態例との相違点
は、A系PLC2aとB系PLC2bとの両者が接続さ
れた光信号分配器27Aが、同一性チェック手段27B
をも備えた点である。
【0051】このように構成することにより、A系PL
C2aとB系PLC2bとの相互間で信号伝送がされ、
同一性チェック手段27Bが相互の送信出力の信号の同
一性チェックを行い、異なった場合にはアラームを出力
し異常を伝えることができる。なお、同一性チェックの
詳細については、次に説明する。
【0052】(6)前述の各構成要素の詳細説明 (6−a)各構成要素間の送受信 図7は各構成要素(接続機器)間の送受信の動作を示す
ブロック図である。28は伝送ステーションアドレスマ
ップであって、伝送ラインに接続された各接続機器(A
系PLC2a,表示装置9等)のアドレスの割り付けが
示されている。
【0053】A系PLC2aの第1送信アドレスエリア
29は、B系PLC2bの第1送信アドレスエリア30
と同一アドレスに割り付けられているが、送信されるP
LCは光スイッチ手段7により、どちらかのアドレスに
切り換えられる。
【0054】また、受信を行う表示装置9,上位計算機
10,リモート第1入出力装置12,リモート第2入出
力装置14は、送信側のPLC2a,2bが切り換わっ
ても、各自に設定されたアドレスを変更する必要がない
ので、光スイッチ手段7のA系・B系の切り換えに無関
係に、設定済みのアドレスのままで常時受信すれば良
い。
【0055】A系PLC2aの伝送出力データは、A系
PLC2aの第2送信アドレスエリア31にも割り付け
られ、B系PLC2bにて受信される。また、B系PL
C2bの伝送出力データは、B系PLC2bの第2送信
アドレスエリア32に割り付けられ、A系PLC2aに
て受信される。
【0056】このようにPLC相互間で伝送を行い、相
手PLCの出力データが自己PLCの出力と一致するか
相互に確認をする。
【0057】子局側接続機器の出力データは表示装置送
信アドレスエリア33、上位計算機送信アドレスエリア
34,リモート第1送信アドレスエリア35,リモート
第2入出力装置送信アドレスエリア36にそれぞれ割り
付けられ、両PLC2a,2bに送信し、両PLC2
a,2bで受信される。
【0058】(6−b)送受信の動作 次に、送受信の動作について図8のフローチャートを参
照して説明する。ステップS1で両PLC2a,2bの
異常監視を行い、どちらかの系に異常があればステップ
S2で正常な系に制御権を切り換える。A系が選択され
ている場合は、ステップS3aでA系PLC2aの出力
が子局側接続機器に送信され、B系PLC2bが選択さ
れている場合は、ステップS3bでB系PLC2bの出
力が子局側接続機器に送信される。
【0059】ステップS4a,ステップS4bで両PL
C2a,2b相互の伝送を行いステップS5a,ステッ
プS5bで両PLC2a,2bの出力が一致するか確認
し、一致しない場合はステップS6a,ステップS6b
でアラーム出力を行う。
【0060】ステップS7aで子局側接続機器からA系
PLC2aに送信を行い、ステップS7bで子局側接続
機器からB系PLC2bに送信を行う。このとき、子局
側接続機器は親局側PLCの切り換えを、意識する必要
がない。
【0061】(6−c)光スイッチ手段の構成および動
作 次に、光スイッチ手段7の構成および動作について図9
のブロック図を参照して説明する。電源44はラインフ
ィルタ45を通りDC/DCコンバータ46に導かれ、
制御用DC5V電源が各部に供給されている。
【0062】前述の二重化切り換え信号17は、A系切
り換え信号47aとB系切り換え信号47bの二種類が
ある。そして、A系切り換え信号47aから信号が出力
されると、信号はフォトカプラ48aを介し、入力処理
49aを経て、光スイッチ制御部50に入力される。こ
のとき制御出力は、ドライバ51を介して光スイッチ5
2により光信号がA系側に切り換えられ、A系PLC2
aと光信号分配器27が光信号で接続される。
【0063】同様にB系切り換え信号47bから信号が
出力されると、信号はフォトカプラ48bを介し、入力
処理49bを経て、光スイッチ制御部50に入力され
る。このとき制御出力は、ドライバ51を介して光スイ
ッチ52により光信号がB系側に切り換えられ、B系P
LC2bと光信号分配器27が光信号で接続される。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、光信号の伝送系に光スイッチ手段を設けたこ
とにより、PLCの異常な系から正常な系へ瞬時に切り
換えることができるので、制御対象に対しての休止時間
や誤動作を最小限に抑えることができる。その際、シリ
アル伝送信号を切り換えるので、1セットの切り換え装
置(光スイッチ手段)で多量の伝送信号を、一度に切り
換えることができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、二重
化され実行系と待機系のPLCの伝送送信アドレスの設
定が同一にされているので、子局側接続機器は親局側P
LCが実行系から待機系へ切り換わることを意識する必
要がなく(PLCからの受信アドレス設定変更が不必要
なので)、受信アドレスの設定変更が不可能な子局側接
続機器でも当該制御システムに接続できる。
【0066】更に、請求項3記載の発明によれば、光ス
イッチ手段を有する伝送系とは別系統に第2の伝送経路
を設けることにより、光スイッチしだの非選択側である
待機系PLCにおいても、子局側接続機器からの伝送デ
ータを常時受信することができ、親局側PLCが待機状
態から実行状態に切り換わった場合でも、制御の連続性
を確保することができる。
【0067】更にまた、請求項4の発明によれば、個別
接続手段により、親局側PLCと子局側接続機器と個別
を接続することができるので、伝送路に異常があった場
合にも被害を最小限に抑えることができる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、二重化さ
れ実行系と待機系とのPLCが相互に送信出力信号の同
一性チェックを行うので、異常検出能力を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】同第2実施形態例のブロック図であって、A系
PLCの動作を示す図である。
【図3】同第2実施形態例のブロック図であって、B系
PLCの動作を示す図である。
【図4】同第3実施形態例のブロック図である。
【図5】同第4実施形態例のブロック図である。
【図6】同第5実施形態例の要部ブロック図である。
【図7】同各実施形態例におけるPLC制御システムの
伝送装置の送受信の動作ブロック図である。
【図8】同各実施形態例におけるPLC制御システムの
送受信の動作を示すフローチャートである。
【図9】同各実施形態例におけるPLC制御システムの
光スイッチ手段の動作を示すブロック図である。
【図10】従来のPLC制御システムの一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,1A,1B PLC制御システム 2a A系PLC(一方の親局側プログラマブルコント
ローラ) 2b B系PLC(他方の親局側プログラマブルコント
ローラ) 5a A系第1伝送装置ステーションモジュール(伝送
装置) 5b B系第1伝送装置ステーションモジュール(伝送
装置) 7 光スイッチ手段 8 伝送第1光ケーブル 9 表示装置(子局側接続機器) 10 上位計算機(子局側接続機器) 11 第1制御対象 12 リモート第1入出力装置(子局側接続機器) 13 第2制御対象 14 リモート第2入出力装置(子局側接続機器) 15a A系異常信号 15b B系異常信号 16 二重化制御手段 17 二重化切り換え信号 24a A系第2伝送装置ステーションモジュール(第
2の伝送経路) 24b B系第2伝送装置ステーションモジュール(第
2の伝送経路) 26 接続機器(子局側接続機器) 27 光信号分配器(個別接続手段) 27B 同一性チェック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 剛士 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が実行系とされ他方が待機系とされ
    る二重化された親局側プログラマブルコントローラと、
    該二重化された親局側プログラマブルコントローラにそ
    れぞれ備えられた光信号により情報伝送を行う伝送装置
    と、該伝送装置を介して伝送される情報に基づき制御さ
    れる子局側接続機器とを備えてなるプログラマブルコン
    トローラの制御システムにおいて、 一方の側の入出力端に前記二重化された親局側プログラ
    マブルコントローラのそれぞれの伝送装置が接続される
    と共に、他方の側の入出力端に前記子局側接続機器が並
    列接続された光スイッチ手段と、 実行系の親局側プログラマブルコントローラの異常時
    に、前記光スイッチ手段を実行系の親局側プログラマブ
    ルコントローラから待機系の親局側プログラマブルコン
    トローラに切り換える二重化制御手段とを備えたことを
    特徴とするプログラマブルコントローラの制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記二重化された親局側プログラマブル
    コントローラから前記子局側接続機器への情報伝送の際
    のアドレスは、同一に設定されたことを特徴とする請求
    項1記載のプログラマブルコントローラの制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記二重化された親局側プログラマブル
    コントローラと光スイッチ手段と子局側接続機器とを備
    えた情報伝送経路とは別に、該二重化された親局側プロ
    グラマブルコントローラと子局側接続機器との間に第2
    の情報伝送経路が備えられたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のプログラマブルコントローラの制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記二重化された親局側プログラマブル
    コントローラと前記子局側接続機器とが個別に接続され
    る個別接続手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3記載のプログラマブルコントローラの制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記二重化された親局側プログラマブル
    コントローラの送信情報の同一性をチェックする同一性
    チェック手段が備えられたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4記載のプログラマブルコントローラの制御シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7428659B2 (en) 2002-06-07 2008-09-23 Omron Corporation Programmable controller with CPU units and special-function modules and method of doubling up
US10652203B2 (en) 2016-10-04 2020-05-12 Mitsubishi Electric Corporation Network system, communication control device and address setting method

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