JPH0972642A - アイスリンクの製氷用熱交換器 - Google Patents

アイスリンクの製氷用熱交換器

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JPH0972642A
JPH0972642A JP22839795A JP22839795A JPH0972642A JP H0972642 A JPH0972642 A JP H0972642A JP 22839795 A JP22839795 A JP 22839795A JP 22839795 A JP22839795 A JP 22839795A JP H0972642 A JPH0972642 A JP H0972642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
refrigerant
secondary refrigerant
rink
ice making
Prior art date
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Pending
Application number
JP22839795A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aoyanagi
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH0972642A publication Critical patent/JPH0972642A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次冷媒を発生させる側の冷凍サイクルのコ
ンデンサ部分に二次冷媒を接触させて、一次冷媒の冷熱
を二次冷媒に伝達するため、二次冷媒の熱損失が発生す
る。 【解決手段】 上下2枚の平板12,12a間にハニカ
ム状に画成される複数の補強材14,14…を挟み込ん
で製氷用熱交換器10を構成する。それぞれの補強材1
4,14…には互いに隣接する補強材14,14…の空
間部S内に連通して、二次冷媒を流動する連通穴14a
を形成する。製氷パネル16,16…を複数を用い、そ
れぞれの製氷パネル16,16…をカプラーを介して結
合しつつ、アイスリンク26の形成スペース全体に隙間
無く敷き詰める。冷却された一次冷媒を循環する部分の
配管34を上下平板12,12a間に配索し、一次冷媒
と二次冷媒との熱交換を製氷パネル16内で行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスリンク、と
りわけ、多目的に利用される競技場に設置されるアイス
リンクの製氷用熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内競技場を用途に応じて種々の
競技に活用したいという要求があり、現在ではバンクが
進退かつ収納自在に設けられて競輪場としても使用でき
るようになった競技場が存在する。このように、例えば
競輪場として使用可能な状態になっている場合、その内
側空間をバスケットボール,バレーボールおよびバドミ
ントン,テニス等の競技場としても同時に使用すること
ができる。また、前記内側空間はこれら競技場以外にも
アイスリンクを構えて、アイススケート場として用いる
ことも考えられる。
【0003】ところで、一般にアイスリンクを構成する
には冷凍サイクルを用いてリンク場に溜めた水を凍らせ
るようになっている。このようなアイスリンクに用いら
れる冷凍サイクルでは、この冷凍サイクルによって一次
冷媒を冷却し、この一次冷媒によって不凍液を用いた二
次冷媒を冷却すると共に、この二次冷媒を製氷用の熱交
換器に導入してスケートリンクの氷を製氷するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のアイスリンクの製氷用熱交換器にあっては、一次
冷媒の冷熱を二次冷媒に伝達するにあたって、一次冷媒
を発生させる側の冷凍サイクルのコンデンサ部分に二次
冷媒を接触させることにより行い、この二次冷媒を製氷
用の熱交換器に導入するようになっている。このため、
一次冷媒から冷熱を伝達された二次冷媒を別の場所に設
けた製氷用熱交換器まで移動させてアイスリンクを製氷
するため、この移動途中において二次冷媒の熱損失が発
生する。従って、冷凍サイクルで発生される冷熱とアイ
スリンクを形成するための水との熱交換率が低下される
ため、必然的に冷凍サイクルの大型化が余儀なくされる
という課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、二次冷媒と製氷しようとする水との熱交換率を著し
く向上して、冷凍サイクルの小形化を達成することがで
きるアイスリンクの製氷用熱交換器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のアイスリンクの製氷用熱交換器は、冷凍サ
イクルによって一次冷媒を冷却すると共に、この一次冷
媒によって不凍液を用いた二次冷媒を冷却し、この二次
冷媒を導入してスケートリンクの氷を製氷するようにし
たアイスリンクの製氷用熱交換器において、適宜間隔を
保持して配置され、その間隔部分に前記二次冷媒を導入
するようにした2枚の上下平板を設けて一単位の製氷パ
ネルを構成し、この製氷パネルを複数用いてアイスリン
ク全体に敷設すると共に、冷却された前記一次冷媒を循
環する部分の配管を前記上下平板間に配索し、一次冷媒
と二次冷媒との熱交換を前記製氷パネル内で行う構成と
する。
【0007】以上の構成により本発明のアイスリンクの
製氷用熱交換器は、製氷パネルを構成する2枚の平板間
に二次冷媒を循環させることにより、この二次冷媒の冷
熱を製氷パネルの上側に張られた水に伝達して凍結さ
せ、アイスリンクが形成される。ところで、前記二次冷
媒は一次冷媒と熱交換されて冷却されるが、この熱交換
は前記製氷パネルの二次冷媒が導入される平板間に一次
冷媒の配管を配索して、この製氷パネル内で行われるた
め、一次冷媒と二次冷媒とが熱交換される間の熱損失を
極力低減でき、延いては、冷凍サイクルの小型化を達成
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図1から図8は本発明のア
イスリンクの製氷用熱交換器の一実施例を示し、図1は
熱交換器の要部を破断して示す斜示図、図2は熱交換器
の内部構造を示す平面図、図3はアイスリンクの部分断
面図、図4は熱交換器の概略構成図、図5は一次冷媒の
配管の取付け状態を示す要部拡大図、図6は一次冷媒の
配管の取付け状態の他の実施例を示す要部拡大図、図7
は熱交換器の接続部分の要部拡大平面図、図8は熱交換
器の接続部分の要部拡大正面図である。
【0009】即ち、本実施例のアイスリンクの製氷用熱
交換器(以下、単に熱交換器と称する)10は、図1,
図2に示すように上下2枚の平板12,12a間にハニ
カム状に画成される複数の補強材14,14…を挟み込
んで構成される一単位の製氷パネル16によって構成さ
れる。また、前記それぞれの補強材14,14…には互
いに隣接する補強材14,14…の空間部S内に連通す
る連通穴14aが形成され、これら連通穴14aを後述
する二次冷媒が通過されるようになっている。一方、前
記アイスリンクが設置される競技場は、図3に示すよう
に競技場の下地18に打設されたコンクリート盤20に
表面仕上げした断熱材22を敷設してあり、この断熱材
22の上側に枕木24を介して前記製氷パネル16が設
置される。このとき、前記製氷パネル16,16…は複
数が図4に示すようにアイスリンク26の形成スペース
全体に隙間無く敷き詰められる。
【0010】そして、前記アイスリンク26に敷設され
たそれぞれの製氷パネル16,16…の上下平板12,
12a間には不凍液を用いた二次冷媒が導入されるよう
になっており、図1に示したように上方の平板12には
二次冷媒の注入口28が形成されると共に、下方の平板
12aには二次冷媒の排出口30が形成される。ところ
で、前記二次冷媒は冷凍サイクル32から供給される一
次冷媒によって冷却されるようになっており、本実施例
では冷却された前記一次冷媒を循環する部分の配管34
を前記上下平板12,12a間に配索し、一次冷媒と二
次冷媒との熱交換を前記製氷パネル16内で行わせるよ
うになっている。
【0011】前記一次冷媒の配管34は前記製氷パネル
16内に蛇行して配置される。このとき、前記配管34
が配置される部分の補強材14には、図5に示すように
上方に解放される切欠き36が形成され、この切欠き3
6に配管34が嵌合支持される。尚、前記切欠き36は
図6に示すように補強材14の下方に解放して形成して
もよい。
【0012】前記製氷パネル16,16…は図7,図8
に示すように平板12,12aが互いに突合わされて配
置され、この突合わせ部分で隣接される製氷パネル1
6,16…の配管34がカプラー38を介して接続され
る。尚、前記配管34がカプラー38に至る部分にはそ
れぞれ開閉弁40が設けられ、この開閉弁40の開閉に
よって製氷パネル16,16…を設置した後に一次冷媒
の流れ方向を決定するようになっている。
【0013】ところで、前記冷凍サイクルで冷却される
一次冷媒としては、フロン135等のオゾン層を破壊し
ない液体が用いられることが望ましく、また、この一次
冷媒によって冷却される二次冷媒として不凍液が用いら
れる。
【0014】以上の構成により本発明の熱交換器10に
あっては、2枚の平板12,12a間にハニカム状の補
強材14,14…を挟み込んで構成した製氷パネル16
を複数用いて、これらをアイスリンク26の形成スペー
スに敷き詰めて構成するようになっており、このように
敷設された製氷パネル16,16…の上側に水が張られ
る。そして、前記製氷パネル16,16…に冷却された
二次冷媒を循環させることにより、この二次冷媒は前記
補強材14,14…に形成された連通穴14aを通り、
ハニカム状に画成された空間S内を流動する。このと
き、補強材14,14…の空間内を流動する二次冷媒の
冷熱は、この補強材14,14…を挟んだ平板12,1
2aに伝達され、そして、上側の平板12上に張られた
水に伝達されてこれを凍結し、アイスリンク26が形成
されることになる。
【0015】ところで、前記二次冷媒は冷凍サイクル3
2で発生される一次冷媒と熱交換されて冷却されるが、
この熱交換は製氷パネル16,16…の平板12,12
a間に一次冷媒の配管34を配索して、これら製氷パネ
ル16,16…内で行われる構成となっている。従っ
て、前記一次冷媒と二次冷媒との熱交換が製氷用の熱交
換器10自体で直接に行われるため、冷却された二次冷
媒の熱損失を極力低減でき、延いては、冷凍サイクル3
2の小型化を達成することができる。
【0016】また、本実施例では前記製氷パネル16,
16…が上述したように平板12,12a間に補強材1
4,14…を挟み込んで構成したので、この製氷パネル
16の大幅な軽量化を達成することができる。従って、
屋内競技場を多目的に活用する目的で、アイスリンク2
6をこの屋内競技場に撤去可能に設置する場合は、製氷
用熱交換器10の軽量化によってその設置および撤去作
業が著しく簡単になり、作業時間の大幅な短縮化を達成
することができる。尚、前記製氷パネル16,16…
は、平板12,12aおよび補強材14,14…をアル
ミニウム等の熱伝導性の高い材料で形成することが望ま
しく、このようにアルミニウムで形成することにより熱
交換率を更に増大することができると共に、製氷パネル
16,16…の更なる軽量化を達成することができる。
【0017】ところで、本実施例では前記製氷パネル1
6は上下平板12,12a間にハニカム状の補強材1
4,14…が挟み込まれて形成されるが、この構成に限
ることなく補強材は各種形状が考えられ、例えば波型に
形成したものでもよく、また、補強材14,14…が無
いタイプにあっても本発明を適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアイスリン
クの製氷用熱交換器にあっては、二次冷媒を循環させて
アイスリンクの水を凍結させる製氷パネルの2枚の平板
間に、前記二次冷媒を冷却するための一次冷媒の配管を
配索して、この製氷パネル内で一次冷媒と二次冷媒との
熱交換を行うようにしたので、一次冷媒と二次冷媒とが
熱交換される間の熱損失を極力低減でき、延いては、冷
凍サイクルの小型化を達成することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイスリンクの製氷用熱交換器の一次
を示す要部を破断した斜示図である。
【図2】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す内部
構造の平面図である。
【図3】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す取り
付け状態の部分断面図である。
【図4】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す概略
構成図である。
【図5】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す一次
冷媒の配管の取付け状態の要部拡大図である。
【図6】本発明の製氷用熱交換器の一次冷媒の配管の取
付け状態の他の実施例を示す要部拡大図である。
【図7】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す接続
部分の要部拡大平面図である。
【図8】本発明の製氷用熱交換器の一実施例を示す接続
部分の要部拡大正面図である。
【符号の説明】
10 製氷用熱交換器 12,12a
平板 14 補強材 16 製氷パネ
ル 26 アイスリンク 32 冷凍サイ
クル 34 一次冷媒の配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルによって一次冷媒を冷却す
    ると共に、この一次冷媒によって不凍液を用いた二次冷
    媒を冷却し、この二次冷媒を導入してスケートリンクの
    氷を製氷するようにしたアイスリンクの製氷用熱交換器
    において、 適宜間隔を保持して配置され、その間隔部分に前記二次
    冷媒を導入するようにした2枚の上下平板を設けて一単
    位の製氷パネルを構成し、この製氷パネルを複数用いて
    アイスリンクの形成スペース全体に敷設すると共に、冷
    却された前記一次冷媒を循環する部分の配管を前記上下
    平板間に配索し、一次冷媒と二次冷媒との熱交換を前記
    製氷パネル内で行うことを特徴とするアイスリンクの製
    氷用熱交換器。
JP22839795A 1995-09-05 1995-09-05 アイスリンクの製氷用熱交換器 Pending JPH0972642A (ja)

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JP22839795A JPH0972642A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 アイスリンクの製氷用熱交換器

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JPH0972642A true JPH0972642A (ja) 1997-03-18

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JP (1) JPH0972642A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6615907B1 (en) * 1998-06-02 2003-09-09 Vølstad Energy AS Stadium with ice rink channel system for heating and/or cooling
CN102434999A (zh) * 2010-12-08 2012-05-02 苏州嘉言能源设备有限公司 溜冰场制冷系统
KR101456577B1 (ko) * 2013-09-25 2014-10-31 주식회사 세항 아이스링크 겸용 다목적 스포츠시설

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6615907B1 (en) * 1998-06-02 2003-09-09 Vølstad Energy AS Stadium with ice rink channel system for heating and/or cooling
CN102434999A (zh) * 2010-12-08 2012-05-02 苏州嘉言能源设备有限公司 溜冰场制冷系统
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