JPH097017A - ゲートシステム - Google Patents

ゲートシステム

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JPH097017A
JPH097017A JP7157279A JP15727995A JPH097017A JP H097017 A JPH097017 A JP H097017A JP 7157279 A JP7157279 A JP 7157279A JP 15727995 A JP15727995 A JP 15727995A JP H097017 A JPH097017 A JP H097017A
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JP
Japan
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machine
handy terminal
ticket
gate
unit
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Application number
JP7157279A
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English (en)
Inventor
Masayuki Arai
雅行 荒井
Yoshiharu Imoto
義春 伊本
Koichi Shiozawa
幸一 塩沢
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小規模クラスであっても電子パスを利用した運
営管理が低コストで実現可能とする。 【構成】非接触データキャリアを電子パスとして使用
し、改札機、発券機、確認機、返却機、集計機などの周
辺機器を備えたゲートシステムついて、電子パスとの間
の情報転送を含む情報処理を行う携帯型端末装置(ハン
ディターミナル)10a,10b,10c,10dを有
し、これらの携帯型端末装置に改札機、発券機、確認機
又は返却機としての制御機能を設定して使用する。携帯
型端末装置は、電子パスとの間で情報の読み書きを行う
リーダライタユニット、改札機、発券機、確認機又は返
却機としての機能設定に基づいて、情報を処理する制御
ユニット、外部装置との間でデータを転送する転送ユニ
ット、制御ユニットの処理に必要な各種の情報を表示す
る表示ユニット、及び制御ユニットの処理に必要な各種
の操作情報を入力する操作部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触データキャリア
を電子パスとして使用し、改札、発券、確認、返却、集
計などを携帯端末装置を利用して行うスキー場やスケー
ト場などのレジャー施設のゲートシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゲートシステムとしては
例えば特開平6−259629に開示され、例えば図8
のようなスキーゲートシステムがある。このスキーゲー
トシステムにあっては、利用者に電子パスを発券する発
券機3、利用者の保有する電子パスとの通信結果に基づ
いて遮断機5を開閉制御するゲート2、電子パスの内容
を確認する確認機8、電子パスを返却する返却機7など
の周辺機器と、これら周辺機器の情報を収集して処理す
る集計機9とを備える。
【0003】周辺機器と集計機9をローカルエリアネッ
トワークを介して接続され、周辺機器のそれぞれは電子
パスの取扱いで生じた情報を集計機9にリアルタイムで
伝送し、集計機9では各周辺機器からの伝送された情報
を集計処理している。
【0004】
【発明が解決しようととする課題】しかしながら、この
ような従来のスキーゲートシステムは、改札機、確認
機、発券機等の専用の周辺機器を使用しており、各周辺
機器が高価になるばかりか、設置場所のスペース確保に
ついても、小規模クラスのスキー場にとっては不向きで
あるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、装置として同じであるが各種の周辺
機器としての機能を選択的に設定可能とし、小規模クラ
スであっても電子パスを利用した運営管理が低コストで
実現できるゲートシステムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する解決するための手段】この目的を達成
するため本発明は、非接触データキャリアを電子パスと
して使用し、改札機、発券機、確認機又は返却機などの
周辺機器を備えたゲートシステムに於いて、電子パスと
の間の情報転送を含む情報処理を行う携帯型端末装置を
複数有し、この複数の携帯型端末装置に改札機、発券
機、確認機又は返却機などの必要とする制御機能を設定
して使用することを特徴とする。
【0007】この前記携帯型端末装置は、電子パスとの
間で情報の読み書きを行うリーダライタユニット、改札
機、発券機、確認機又は返却機としての機能設定に基づ
いて、情報を処理する制御ユニット、外部装置との間で
データを転送する転送ユニット、制御ユニットの処理に
必要な各種の情報を表示する表示部、及び制御ユニット
の処理に必要な各種の操作情報を入力する操作部で構成
される。
【0008】携帯型端末装置の制御ユニットは、プログ
ラム格納用のメモリ、例えばフラッシュメモリ(FRA
M)を備えたプロセッサユニット(MPU)であり、メ
モリに改札機、発券機、確認機又は返却機などの制御プ
ログラムをロードすることにより各制御処理を実行可能
とする。また携帯型端末装置は、表示器、操作部及びデ
ータキャリアのアンテナユニットを備えた本体と、本体
を片手で握って保持するグリップで構成され、グリップ
に、電子パスとのアクセスをオン操作により有効とする
トリガスイッチを設ける。
【0009】
【作用】このような本発明のゲートシステムにあって
は、システムの管理運用に必要な改札機、発券機、確認
機又は返却機などの周辺機器は、全て同じ装置構成の携
帯型端末装置を使用でき、携帯型端末装置に必要とする
周辺機器の制御機能を、例えばその制御プログラムのロ
ードで持たせることで、専用の周辺機器として利用する
ことができる。
【0010】このため各種の周辺機器は汎用機とするこ
とができ、従来の専用機に比べコストの大幅な低減を図
ることができる。このため小規模クラスのスキー場等で
あっても、コスト的な制約を受けることなく電子パスを
使用したスキーゲートシステムを比較的容易に導入する
ことができる。また携帯可能な装置サイズで済むことか
ら、専用機のように周辺機器の設置場所を考慮する必要
がなく、設置が容易である。更に、携帯可能なため、室
内外のどこにも使用できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明のゲートシステムで使用する携
帯型端末装置の実施例であり、以下の説明にあっては、
携帯型端末装置をハンディターミナルという。図1にお
いて、本発明で使用するハンディターミナルは、ハンデ
ィターミナル本体10を有し、ハンディターミナル本体
10の下側には、使用者が片手で持つためのガングリッ
プ11を備えている。ハンディターミナル10の上部に
は、図2の平面図から明らかなように、液晶ディスプレ
イ12及び操作部13が設けられる。操作部13には、
この実施例にあっては、4×4の16キーと4つのファ
ンクションキーの合計20個のキーを配列している。
【0012】再び図1を参照するに、ハンディターミナ
ル本体10の内部には制御基板14が設けられ、この制
御基板14には、後の説明で明らかにするように、フラ
ッシュメモリ(以下「FRAM」)やマイクロプロセッ
サ(以下「MPU」)を備えたコントロールユニットが
実装されている。更に、ハンディターミナル本体10の
前方側の内部には、データキャリア用アンテナ15が内
蔵されている。
【0013】データキャリア用アンテナ15は、スキー
ヤー等の利用者が腕に装着しているデータキャリアとし
ての電子パスとの間の非接触結合によるデータ伝送を行
うために使用される。データキャリア用アンテナ15
は、例えば中波帯の信号を使用した電磁誘導結合による
データ伝送を行う。ハンディターミナル本体10の後部
にはデータ転送用アンテナ16が設けられる。このデー
タ転送用アンテナ16はフレキシブルアンテナが使用さ
れ、特定小電力用として定められた400MHz帯の無
線伝送を行う。
【0014】ガングリップ11にはトリガスイッチ16
が設けられる。トリガスイッチ16は、データキャリア
用アンテナ15と利用者の電子パスとの間のデータ転送
を起動するためにオン操作される。またガングリップ1
1内にはニッケル水素電池等を使用したバッテリ17が
内蔵され、制御基板14に設けた各回路ユニットに対す
る電源供給を行っている。
【0015】更に、ガングリップ11の底部にはコネク
タ18が設けられる。このコネクタ18は、後の説明で
明らかにするように、データ転送時に使用するインタフ
ェース用コネクタとバッテリ17の充電、及び外部電源
による動作に使用するACアダプタ用のコネクタを有す
る。勿論、コネクタ18は防水タイプのものが使用され
る。
【0016】図3は図2のハンディターミナル本体10
の上部に設けた操作部13の20個のキーを拡大して示
している。即ち、操作部13には4行5列に20個のキ
ーが配列され、図示のキー名称が表示されている。これ
らのキーは、シフトキーを利用することで、シフトの有
無によって1つのキーで2つのキー入力ができるように
している。
【0017】これらのキーは本発明のゲートシステムに
おいてハンディターミナルを改札機、発券機、確認機、
返却機、更には必要に応じて集計機として使用すること
を可能にするため、図4,図5に示す機能をキー入力に
より有効としている。図4,図5は、図3の5行4列の
キー配列の左下隅を、XY座標の原点(00)としてキ
ー位置を座標(XY)で表わし、キー位置(00)に設
けているシフトキーの操作の有無に分けて名称と内容を
示している。
【0018】即ち、シフトキーを操作しなければ各キー
の下段に示された名称のキー入力が行われ、シフトキー
を操作すると各キーの上段に示された名称のキー入力が
行われることになる。まず図4の1列目の5つのキーを
見ると、キー名称「回数券」「1回券」をもつキー入力
はハンディターミナルで発券機としての機能を実現する
ものである。また「内容表示」のキー入力は確認機とし
ての機能を実現する。2列目のキー位置については、
「ゲート」のキー入力がハンディターミナルを改札機と
して使用する場合の機能を有効とするものである。更に
「集計」のキー入力は、ハンディターミナル自体におけ
る簡単な集計ができることから、集計機としての機能を
実現する。
【0019】図5の3列目のキーについては、「通過人
数」「販売」の各キー入力が改札機としての機能を実現
する。「精算」のキー入力は、精算機としての機能を実
現する。「回収」のキー入力は、返却機としての機能を
実現する。更に「転送」のキー入力は、ハンディターミ
ナルのメモリに格納されたデータを、別途設置されたパ
ーソナルコンピュータ等の集計機に転送することから、
集計機能の一部を実現することになる。
【0020】4段目のキーについては、「取消」のキー
入力が発券機としての機能を実現する。更に「1回券受
け取り」のキー入力が改札機としての機能を実現する。
勿論、ハンディターミナルの電源のオンオフについて
も、対応するキー入力で行われる。更に、3つのファン
クションキー「f1」「f2」「f3」は、ハンディタ
ーミナルのMPUにおける各種の制御機能、例えば外部
からの制御プログラムのロード等の機能を実現するため
に使用される。
【0021】図6は、本発明で使用するハンディターミ
ナルのハードウェア構成のブロック図である。本発明の
ハンディターミナルには制御ユニットとしてMPU24
が設けられ、MPU24は制御プログラム及び各種のデ
ータを蓄積する不揮発性メモリとしてFRAM25を内
蔵している。MPU24のバス26に対しては、利用者
が腕に着けている電子パスとの間でデータ転送を行うた
め、リーダライタユニット27が設けられる。
【0022】リーダライタユニット27にはデータキャ
リア用アンテナ15を構成するコイルが接続されてお
り、このデータキャリア用アンテナ15と利用者が腕に
着けている電子パスに設けている同じくコイルを用いた
アンテナとの電磁誘導結合で、中波帯の周波数を使用し
たデータ伝送が行われる。具体的には、リーダライタユ
ニット27からのコマンド、アドレス、データの伝送は
FSK変調により行われる。
【0023】これに対し利用者が腕に着けている電子パ
スからの例えばメモリ読出データの転送は、スペクトラ
ム拡散通信で行われる。スペクトラム拡散通信として
は、データビット0,1に対応して異なった擬似ランダ
ム系列例えばM系列を割り当て、これを所定の搬送周波
数で例えば位相変調して送信する。リーダライタユニッ
ト27にあっては、電子パスから送られた擬似ランダム
信号について、データビット0,1に対応して、予め同
じ基準系列を保持しており、基準系列と受信系列との自
己相関計算を行って、ピーク値が得られた系列に対応す
るデータビット0または1を復調する。
【0024】またMPU24のバス26には、集計機と
して機能する外部設置したパソコン等との間で集計に必
要なデータを無線伝送するため、通信ユニット28及び
送受信ドライバ29が設けられる。送受信ドライバ29
にはデータ転送用アンテナ16が接続され、特定小電力
用として定めた400MHz帯の周波数を使用した無線
伝送が行われる。
【0025】MPU24のバス26には、液晶ドライバ
30を介して液晶表示器12が接続され、改札機、発券
機、確認機、返却機または集計機としてハンディターミ
ナルを動作させた際に必要な各種の表示を行うようにし
ている。MPU24のバス26には、アダプタ31を介
して操作部13か接続される。操作部13には、図3に
示した5行4列のキースイッチに加えて、図1のガング
リップ11に設けているトリガスイッチ16も含まれ
る。操作部13からの各種のキー入力及びトリガスイッ
チ15によるスイッチ入力は、アダプタ31を介してM
PU24に与えられ、図4及び図5に示したそれぞれの
キー入力に対応した必要な制御処理を行わせる。
【0026】MPU24のバス26に接続されたインタ
フェースユニット32は、例えばRS232C通信イン
タフェースユニットであり、インタフェース用コネクタ
18aを介して信号線接続した外部の集計機として機能
する例えばパーソナルコンピュータに対する集計のため
のデータ伝送を行う。更にMPU24のバス26にはア
ダプタ33を介してブザー34が設けられ、操作部13
のキー入力に対する操作音、操作エラーに対する警報
音、更にトリガスイッチ16のオン操作による電子パス
へのアクセス値の確認音、このアクセス時のエラー発生
に対する警報音等の動作音を出すようにしている。
【0027】更にMPU24のバス26に対しては、電
源制御回路35が設けられる。電源制御回路35には、
内蔵したバッテリ17と外部からの電源供給を行うAC
アダプタ用コネクタ18bが接続される。電源制御回路
35は、ハンディターミナルにおける消費電力を少なく
するため、電源をオンした通常の待機状態にあっては、
MPU24と液晶表示器12、操作部13の動作に必要
な回路部にのみ電源を供給しており、しかも制御処理を
行われないスタンバイ状態でMPU24をスリープモー
ドとして消費電流を抑えている。
【0028】このような待機状態で例えばトリガスイッ
チ16をオン操作すると、MPU24をノーマルモード
に復帰させると同時に、電源制御回路35はリーダライ
タユニット27に電源を供給して動作状態とする。また
操作部13でインタフェース用コネクタ18aより外部
のパーソナルコンピュータ等にデータ転送を行うための
転送のキー入力があった場合にも、MPU24をノーマ
ルモードに戻すと同時に、電源制御回路35はデータ転
送に必要なインタフェースユニット32に電源を供給す
る。
【0029】この点は、通信ユニット28、送信ドライ
バ29を使用して無線伝送によりデータ転送する場合に
も、これに対応したキー入力を受けたときに初めて、電
源制御回路35は通信ユニット28及び送受信ドライバ
29に電源を供給することになる。このように本発明の
ハンディターミナルにあっては、スタンバイ状態にあっ
てはMPU24をスリープモードとし、MPU24の起
動に必要な液晶表示器12や操作部13に対してのみ電
源を供給し、それ以外の回路部については電源供給を停
止しておくことで消費電流を抑え、バッテリ17のみで
動作する場合のハンディターミナルの使用可能時間を十
分に長くしている。
【0030】次に図6のハードウェア構成における本発
明で使用するハンディターミナルの基本的な動作を説明
する。まず操作部13に設けている電源投入用のキーを
操作すると、電源投入が行われ、MPU24は各部の初
期化及び自己診断チェックを行う。このときエラーがあ
れば、エラー内容を液晶表示器12に表示する。またバ
ッテリ17の電圧が不十分な場合には、バッテリローパ
ワー表示を液晶表示器12で行った後、電源をカットす
る。
【0031】電源投入により正常に起動した後は、操作
部13に設けている「ゲート」のキー入力を行って、改
札機としての機能であるゲート通過モードの使用をセッ
トし、これにより液晶表示器12に例えば「コインにア
クセスが可能」という表示が出た状態で、図1のガング
リップ11に設けているトリガスイッチ16を引いてオ
ンすると、リーダライタユニット27に対する電源供給
が行われて動作状態となり、電子パスに対するアクセス
ができる。
【0032】このとき、もしアクセスにエラーがあれば
エラー表示が液晶表示器12に行われる。またアクセス
が正常に終了した場合には、液晶表示器12に例えば
「書込みができました」あるいは「読込みができまし
た」等の処理に対応したメッセージが表示される。この
ようなハンディターミナルの使用状態で得られた各種の
情報は、MPU24に内蔵しているFRAM25に記憶
され、必要に応じて無線または有線で、集計機として機
能する外部のパーソナルコンピュータ等にデータを転送
して集計させることができる。
【0033】図7は本発明のハンディターミナルをスキ
ーゲートシステムに用いた場合の実施例である。この実
施例にあっては、例えば4台のハンディターミナル10
a〜10dが使用されている。それぞれのハンディター
ミナルは、発券用ハンディターミナル10a、改札用ハ
ンディターミナル10b、更に係員36が携帯している
携帯使用のハンディターミナル10c、確認用ハンディ
ターミナルである。
【0034】発券用ハンディターミナル10aと改札用
ハンディターミナル10bは、リフト券販売所等に固定
設置されている。また確認用ハンディターミナル10d
は、スキーリフト1の近くに設けた基台22に取り付け
られている。発券用ハンディターミナル10aは、パー
ソナルコンピュータを用いた集計機19に信号ケーブル
で接続されたオンライン状態となっている。
【0035】また改札用ハンディターミナル10bは、
無線回線により集計機19との間でオンライン状態とな
っている。係員36が携帯しているハンディターミナル
10cはオフライン状態にあり、ハンディターミナル1
0cの内部メモリにデータを保持しておき、後で無線ま
たは有線により集計機19にデータを転送する。まず改
札機として使用する改札用ハンディターミナル10bに
ついて説明する。例えば改札用ハンディターミナル10
bは改札所に固定設置されており、その近くに表示装置
20を設置している。この場合、改札用ハンディターミ
ナル10bは利用者37の腕に付けている電子パス9に
対するアクセスを、常時、可能状態としている。即ち、
図1のガングリップ11に設けているトリガスイッチ1
6は常時オン状態にセットされている。
【0036】改札を通ろうとする利用者37は、腕に着
けている電子パス9を改札用ハンディターミナル10b
の前面に当てると、改札用ハンディターミナル10bの
アクセスが行われ、必要なデータの読取りと書込みが行
われる。このとき電子パス9は1回券あるいは回数券の
書込内容をもっており、1回券にあっては1回券の終了
を書き込み、回数券にあっては回数券の利用回数を1つ
減らす書込みを行う。
【0037】電子パス9に対するアクセスが正常に完了
すると、電子パスが回数券であった場合には残り回数の
表示が行われ、また電子パスが日券であった場合には日
券の表示が行われる。このハンディターミナル10bに
おける表示内容は、同時に改札所の近くに設置している
表示装置20にも表示され、通行が許可される。電子パ
ス9のアクセスの際に異常が起きたときには、ハンディ
ターミナル10bの表示とブザーによる警告がなされ、
更に表示装置20による表示や音声警報等が出され、通
行が許可されない。
【0038】更に改札所の不正通過もあり得るが、不正
通過に対しては改札所の通過位置の近くに赤外線検出器
を設置し、改札用ハンディターミナル10bによる電子
パス9の確認なしの場合には、赤外線検出器による通過
検出で表示や音声による警告を行い、不正通過をなくす
ようにしている。勿論、改札用ハンディターミナル10
bから集計機19へのデータ伝送は無線により行われ
る。
【0039】次に、係員36が所持しているハンディタ
ーミナル10cの使用を説明する。係員36はゲート混
雑時や故障時にハンディターミナル10cを所持し、係
員36が利用者37の電子パス9にハンディターミナル
10cを当ててアクセスさせ、ゲート通過の指示を行
う。この場合、ハンディターミナル10cはオフライン
状態で使用されていることから、業務終了後に係員36
がテンキー操作を行うことで、無線により集計機19に
データ転送を行うことができる。このような集計データ
の転送は転送操作を行ったときに有線または無線で転送
されるが、タイマ機能による時間設定を行うことで、設
定時刻に達したときの定時通信とすることもできる。
【0040】次に、発券所に発券用ハンディターミナル
10aを固定設置して発券機として使用する場合を説明
する。この場合、発券用ハンディターミナル10aは集
計機19にケーブル接続されている。発券用ハンディタ
ーミナル10aは集計機19を構成するパーソナルコン
ピュータのキーボード及びCRTにより電子パス9の内
容を読み取り、必要な1回券、回数券または日券の情報
書込みで発行するためのインタフェースとして使用され
る。
【0041】更に発券機としては、係員36が保持して
いるハンディターミナル10c自身でも行うことができ
る。この場合には、係員36はハンディターミナル10
cのテンキー操作により電子パス9の読取りと書込みを
行うことにより、1回券、回数券、日券等の電子パスを
発券することができる。更に確認用ハンディターミナル
10dの確認機としての使用する確認用ハンディターミ
ナル10dは、スキーリフト1の近くの基台22に固定
設置され、更に確認表示のために表示装置21を設けて
いる。電子パス9の内容を確認したい利用者37は、確
認用ハンディターミナル10dの前面に電子パス9を当
てると、電子パス9に対するアクセスが行われ、確認用
ハンディターミナル10d自身の液晶表示器に電子パス
9の内容が表示される。
【0042】同時に、別途設置している表示装置21に
電子パス9の内容が表示される。この確認用ハンディタ
ーミナル10dは集計機19に対しオフライン状態で使
用されており、確認用であることから特にデータ収集は
必要でなく、集計のためのデータ転送も行う必要はな
い。更に、発券所に設置している発券用ハンディターミ
ナル10aは返却機としても使用することができる。即
ち、利用者37は帰る際に電子パス9を発券所に返却す
るが、この際に電子パス9の内容を読み取り、もし未使
用の発券内容があれば、これを精算することになる。同
様な返却機としての機能は、係員36が保持しているハ
ンディターミナル10c自身においても、キー操作によ
り行って、必要ならば精算することができる。
【0043】このようなスキーゲートシステムにおける
改札機、発券機、確認機又は返却機としてのハンディタ
ーミナルの使用以外にも、電子パス9を対象とした適宜
のハンディターミナルの利用が可能である。なお上記の
実施例はスキーゲートシステムを例にとるものであった
が、本発明はこれに限定されず、スケート場や遊園地等
の電子パスを用いて施設を利用する適宜のゲートシステ
ムにそのまま適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、例えばスキーゲートシステムで必要な電子パスを対
象とした改札機、発券機、確認機、返却機、更には集計
機等の周辺機器としての機能を、1つのハンディターミ
ナルによって実現することができ、周辺機器として同一
装置でよいこと、また使用環境が厳しい条件下であって
もメンテナンスの必要もないことから、専用の周辺機器
とした場合に比べて大幅にコストを低減することがで
き、小規模スキー場であっても容易にゲートシステムを
構築することができる。
【0045】また各種の周辺機器の機能を実現する携帯
型端末装置としてのハンディターミナルは小型軽量であ
ることから、このハンディターミナルを用いた周辺機器
の設置場所を考慮する必要がなく、特に係員が携帯して
使用することができるため、固定設置したハンディター
ミナルの故障や改札所の混雑時等に迅速に対応できる。
更に、バッテリ内蔵による携帯使用が可能なため、屋
内、屋外のどこでも使用できる便利さがある。
【0046】また本発明の携帯型端末装置は、アクセス
対象をデータキャリアとしているので、多くのデータ量
を扱うことができ、集計データの転送にも有効性があ
る。しかも、このデータ転送は、無線または有線によっ
て行えるので、利用環境に合わせたデータ転送が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲートシステムで用いる携帯型端末装
置の説明図
【図2】図1の携帯型端末装置の平面図
【図3】図2の操作部のスイッチ構成の説明図
【図4】図3のキーの機能説明図
【図5】図3のキーの機能説明図(続き)
【図6】図1の携帯型端末装置のハードウェア構成のブ
ロック図
【図7】携帯型端末装置を使用した本発明によるスキー
ゲートシステムの説明図
【図8】従来のスキーゲートシステムの説明図
【符号の説明】
10:ハンディターミナル本体 10a:発券用ハンディターミナル 10b:改札用ハンディターミナル 10c:ハンディターミナル 10d:確認用ハンディターミナル 11:ガングリップ 12:液晶ディスプレイ 13:操作部 14:制御基板 15:データキャリア用アンテナ 16:データ転送用アンテナ 17:バッテリ 18:コネクタ 18a:インタフェース用コネクタ 18b:ACアダプタ用コネクタ 20,21:表示装置 22:ゲート基台 24:MPU(プロセッサユニット) 25:FRAM 26:バス 27:リーダライタユニット 28:通信ユニット 29:送受信ドライバ 30:液晶ドライバ 31,33:アダプタ 32:インタフェースユニット 34:ブザー 35:電源制御回路 36:係員 37:利用者

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触データキャリアを電子パスとして使
    用し、改札機、発券機、確認機又は返却機などの周辺機
    器を備えたゲートシステムに於いて、 前記電子パスとの間の情報転送を含む情報処理を行う携
    帯型端末装置を複数有し、該複数の携帯型端末装置に前
    記周辺機機器の種別に対応した制御機能を設定して使用
    することを特徴とするゲートシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゲートシステムに於いて、
    前記携帯型端末装置は、 前記電子パスとの間で情報の読み書きを行うリーダライ
    タユニットと、 前記周辺機器の種別に対応した制御機能の設定に基づい
    て情報を処理する制御ユニットと、 外部装置との間でデータを転送する転送ユニットと、 前記制御ユニットの処理に必要な各種の情報を表示する
    表示部と、 前記制御ユニットの処理に必要な各種の操作情報を入力
    する操作部と、を備えたことを特徴とするゲートシステ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のゲートシステムに於いて、
    前記携帯型端末装置の制御ユニットは、プログラム格納
    用のメモリを備えたプロセッサユニットであり、前記メ
    モリに前記改札機、発券機、確認機又は返却機などの制
    御プログラムをロードすることにより各制御処理を実行
    可能としたことを特徴とするゲートシステム。
JP7157279A 1995-06-23 1995-06-23 ゲートシステム Pending JPH097017A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008257634A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Denso Wave Inc 自動改札システム

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JP2008257634A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Denso Wave Inc 自動改札システム

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