JPH0969775A - 埋込みサブレンジングアナログ・デジタル変換器 - Google Patents
埋込みサブレンジングアナログ・デジタル変換器Info
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- JPH0969775A JPH0969775A JP21836395A JP21836395A JPH0969775A JP H0969775 A JPH0969775 A JP H0969775A JP 21836395 A JP21836395 A JP 21836395A JP 21836395 A JP21836395 A JP 21836395A JP H0969775 A JPH0969775 A JP H0969775A
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- Japan
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- voltage
- subrange
- coarse
- terminal
- input
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2段並列型アナログ・デジタル変換器を提供
する。 【解決手段】 アナログ入力電圧の範囲を最小分解増分
に分割する参照電圧発生器を含む。デジタル出力はMS
BとLSBに分割される。MSBは、入力電圧と、粗範
囲を表す参照電圧の部分集合とを比較する粗サブレンジ
コンパレータのデジタル信号出力の集合からエンコード
される。粗サブレンジコンパレータの出力は、粗サブレ
ンジコンパレータのコード内の誤差を検出する複数の埋
込みサブレンジコンパレータの配置を決定する。粗及び
埋込みサブレンジコンパレータの出力は、今度は粗サブ
レンジの区分内の参照電圧への複数の精サブレンジコン
パレータの接続を決定し、変換器の最小分解増分を正確
に決定するために使用される。粗、埋込み、及び精サブ
レンジコンパレータからのコードはエンコーダにおいて
入力電圧を表す出力デジタル電圧にされる。
する。 【解決手段】 アナログ入力電圧の範囲を最小分解増分
に分割する参照電圧発生器を含む。デジタル出力はMS
BとLSBに分割される。MSBは、入力電圧と、粗範
囲を表す参照電圧の部分集合とを比較する粗サブレンジ
コンパレータのデジタル信号出力の集合からエンコード
される。粗サブレンジコンパレータの出力は、粗サブレ
ンジコンパレータのコード内の誤差を検出する複数の埋
込みサブレンジコンパレータの配置を決定する。粗及び
埋込みサブレンジコンパレータの出力は、今度は粗サブ
レンジの区分内の参照電圧への複数の精サブレンジコン
パレータの接続を決定し、変換器の最小分解増分を正確
に決定するために使用される。粗、埋込み、及び精サブ
レンジコンパレータからのコードはエンコーダにおいて
入力電圧を表す出力デジタル電圧にされる。
Description
【0001】
【産業の属する技術分野】本発明は、一般的にはアナロ
グ・デジタル(A/D)変換器に関し、さらに詳しく
は、入力電圧の粗の範囲を決定する第1の変換段と、入
力電圧の精細な増分を分解する第2の段とを使用する2
段並列型変換器に関する。本発明は、ビデオ及びデジタ
ル信号処理に応用を有する。
グ・デジタル(A/D)変換器に関し、さらに詳しく
は、入力電圧の粗の範囲を決定する第1の変換段と、入
力電圧の精細な増分を分解する第2の段とを使用する2
段並列型変換器に関する。本発明は、ビデオ及びデジタ
ル信号処理に応用を有する。
【0002】
【従来の技術】アナログ情報に対してデジタル処理及び
伝送方法を適用するには、信号をそれらのアナログ形状
からデジタル表現へ変換する技術を必要とする。公知の
型のA/D変換器は、デジタル出力を発生するためにデ
ジタル・アナログ変換器を使用して入力の連続試行錯誤
近似を求める連続近似型と、一動作で入力電圧と複数の
参照電圧とを比較して入力電圧に最も近い参照電圧を表
すデジタルコードをエンコーディング論理回路から出力
する並列コンパレータ型、もしくはフラッシュ変換器と
を含む。図1にフラッシュ型のA/D変換器の概要を示
す。典型的には、出力はエンコーダ論理回路30内で構
成された2進コードであり、従って入力信号のnビット
の分解能を与える。この構造は、典型的には2n の参照
電圧10と、2n のコンパレータ20とを必要とする。
この型の変換器の分解能を改善しようとする(出力ビッ
トの数を増す)につれて設計は手に負えなくなってく
る。フラッシュA/D変換器の設計を簡略化するための
2つの技術が知られている。これらの技術では、複数の
変換段を使用してA/D変換を達成する。1994年4月12
日付 Hosotani らの米国特許第 5,302,869号“電圧コン
パレータ及びこの電圧コンパレータを含むサブレンジン
グA/D変換器”、1995年2月14日付 Nayebi らの米国
特許第 5,389,929号 "2段サブレンジングアナログ・デ
ジタル変換器”、1994年10月4日付 Vorenkampらの米国
特許第 5,353,027号“誤差修正を有する多段アナログ・
デジタル変換器”、1994年11月29日付 Bacrania らの米
国特許第 5,369,309号“アナログ・デジタル変換器及び
製造方法”、及び 1995 年2月7日付 Mangelsdorfの米
国特許第 5,387,914号 "多重範囲A/D変換器のための
修正範囲技術”に開示されているような第1の技術で
は、第1段は粗の分解能フラッシュA/D変換であり、
そしてデジタル・アナログ変換器を有する第2段は電圧
コンパレータの参照電圧を調整して精細な分解の変換を
形成する。これら2つの変換の結果がエンコードされ
て、アナログ入力電圧の大きさを表すデジタル出力語が
形成される。1994年3月1日付 Dingwall らの米国特許
第 5,291,198号“平均化フラッシュアナログ・デジタル
変換器”、1993年6月29日付 Komatsuの米国特許第 5,2
23,836号“M.S.B.群のための優先重み付け修正を
有するサブレンジングアナログ・デジタル変換器”、 K
obayashiの米国特許第 5,400,029号“アナログ・デジタ
ル変換器回路及びアナログ・デジタル変換方法”、1988
年3月22日付 Dingwall の米国特許第 4,733,217号“サ
ブレンジングアナログ・デジタル変換器”、1994年9月
20日付 Ho らの米国特許第 5,349,354号“粗比較及び精
比較期間を有するA/D変換器及び変換方法”に開示さ
れているような第2の技術では複数の変換段が存在し、
先行比較段の結果に基づいて、決定論理によって参照電
圧が各段へ適切に切り替えられる。
伝送方法を適用するには、信号をそれらのアナログ形状
からデジタル表現へ変換する技術を必要とする。公知の
型のA/D変換器は、デジタル出力を発生するためにデ
ジタル・アナログ変換器を使用して入力の連続試行錯誤
近似を求める連続近似型と、一動作で入力電圧と複数の
参照電圧とを比較して入力電圧に最も近い参照電圧を表
すデジタルコードをエンコーディング論理回路から出力
する並列コンパレータ型、もしくはフラッシュ変換器と
を含む。図1にフラッシュ型のA/D変換器の概要を示
す。典型的には、出力はエンコーダ論理回路30内で構
成された2進コードであり、従って入力信号のnビット
の分解能を与える。この構造は、典型的には2n の参照
電圧10と、2n のコンパレータ20とを必要とする。
この型の変換器の分解能を改善しようとする(出力ビッ
トの数を増す)につれて設計は手に負えなくなってく
る。フラッシュA/D変換器の設計を簡略化するための
2つの技術が知られている。これらの技術では、複数の
変換段を使用してA/D変換を達成する。1994年4月12
日付 Hosotani らの米国特許第 5,302,869号“電圧コン
パレータ及びこの電圧コンパレータを含むサブレンジン
グA/D変換器”、1995年2月14日付 Nayebi らの米国
特許第 5,389,929号 "2段サブレンジングアナログ・デ
ジタル変換器”、1994年10月4日付 Vorenkampらの米国
特許第 5,353,027号“誤差修正を有する多段アナログ・
デジタル変換器”、1994年11月29日付 Bacrania らの米
国特許第 5,369,309号“アナログ・デジタル変換器及び
製造方法”、及び 1995 年2月7日付 Mangelsdorfの米
国特許第 5,387,914号 "多重範囲A/D変換器のための
修正範囲技術”に開示されているような第1の技術で
は、第1段は粗の分解能フラッシュA/D変換であり、
そしてデジタル・アナログ変換器を有する第2段は電圧
コンパレータの参照電圧を調整して精細な分解の変換を
形成する。これら2つの変換の結果がエンコードされ
て、アナログ入力電圧の大きさを表すデジタル出力語が
形成される。1994年3月1日付 Dingwall らの米国特許
第 5,291,198号“平均化フラッシュアナログ・デジタル
変換器”、1993年6月29日付 Komatsuの米国特許第 5,2
23,836号“M.S.B.群のための優先重み付け修正を
有するサブレンジングアナログ・デジタル変換器”、 K
obayashiの米国特許第 5,400,029号“アナログ・デジタ
ル変換器回路及びアナログ・デジタル変換方法”、1988
年3月22日付 Dingwall の米国特許第 4,733,217号“サ
ブレンジングアナログ・デジタル変換器”、1994年9月
20日付 Ho らの米国特許第 5,349,354号“粗比較及び精
比較期間を有するA/D変換器及び変換方法”に開示さ
れているような第2の技術では複数の変換段が存在し、
先行比較段の結果に基づいて、決定論理によって参照電
圧が各段へ適切に切り替えられる。
【0003】多段変換の第2の技術の例として図2に回
路図を示す 1990 年2月20日付 N.Fukushima の米国特
許第 4,903,028号“アナログ・デジタル変換器”では、
VRE FBOT(最低値)からVREFTOP(最高値)まで増分的
に増加する値を有する電圧源の集合1を設けて、電圧入
力(Vin)の変換範囲を定める。1組の粗サブレンジコ
ンパレータ2が、電圧入力に接続され、また上記参照電
圧の集合に離散した間隔で接続されていて、Vinの粗サ
ブレンジ1a、1bを決定する。粗サブレンジコンパレ
ータの出力5は、ステアリング論理・スイッチユニット
3への入力に印加される。ステアリング論理・スイッチ
ユニット3は、1組の精サブレンジコンパレータ4を、
参照電圧の集合1の中の適切なサブレンジに配置する。
参照電圧の集合1aは精細な増分に分割され、電圧入力
Vinのデジタル出力(D0、D1、D2、・・・、D
n)への変換の最大分解能を確立する。電圧入力Vinが
変化すると、出力コード即ち粗サブレンジコンパレータ
の出力5が変化し、ステアリング論理・スイッチユニッ
ト3は精サブレンジコンパレータ4を次のサブレンジへ
(1aから1bへ)移動させる。成分選択における公差
及びプロセス変動のために、粗サブレンジコンパレータ
2の出力コード5は誤差を生じ得る。この誤差を検出す
るために、極精サブレンジコンパレータ4a及び4bが
設けられ、これらは電圧入力Vinによって決定されるサ
ブレンジ1aもしくは1bの上及び下に配置される。極
精コンパレータ4a及び4bの出力は誤差コード7を形
成する。精サブレンジコンパレータの出力コード6、1
組の誤差コード7、及び1組の粗サブレンジコンパレー
タ2の出力コード5が出力エンコーディング論理回路8
によって解釈され、電圧入力Vinの出力デジタル表現
(D0、D1、D2、・・・、Dn)が決定される。
路図を示す 1990 年2月20日付 N.Fukushima の米国特
許第 4,903,028号“アナログ・デジタル変換器”では、
VRE FBOT(最低値)からVREFTOP(最高値)まで増分的
に増加する値を有する電圧源の集合1を設けて、電圧入
力(Vin)の変換範囲を定める。1組の粗サブレンジコ
ンパレータ2が、電圧入力に接続され、また上記参照電
圧の集合に離散した間隔で接続されていて、Vinの粗サ
ブレンジ1a、1bを決定する。粗サブレンジコンパレ
ータの出力5は、ステアリング論理・スイッチユニット
3への入力に印加される。ステアリング論理・スイッチ
ユニット3は、1組の精サブレンジコンパレータ4を、
参照電圧の集合1の中の適切なサブレンジに配置する。
参照電圧の集合1aは精細な増分に分割され、電圧入力
Vinのデジタル出力(D0、D1、D2、・・・、D
n)への変換の最大分解能を確立する。電圧入力Vinが
変化すると、出力コード即ち粗サブレンジコンパレータ
の出力5が変化し、ステアリング論理・スイッチユニッ
ト3は精サブレンジコンパレータ4を次のサブレンジへ
(1aから1bへ)移動させる。成分選択における公差
及びプロセス変動のために、粗サブレンジコンパレータ
2の出力コード5は誤差を生じ得る。この誤差を検出す
るために、極精サブレンジコンパレータ4a及び4bが
設けられ、これらは電圧入力Vinによって決定されるサ
ブレンジ1aもしくは1bの上及び下に配置される。極
精コンパレータ4a及び4bの出力は誤差コード7を形
成する。精サブレンジコンパレータの出力コード6、1
組の誤差コード7、及び1組の粗サブレンジコンパレー
タ2の出力コード5が出力エンコーディング論理回路8
によって解釈され、電圧入力Vinの出力デジタル表現
(D0、D1、D2、・・・、Dn)が決定される。
【0004】
【発明の概要】以上の説明においては2組の誤差検出回
路が存在している。誤差修正機能は、粗サブレンジの一
方の側だけにおいて、精サブレンジコンパレータの各比
較サイクル中に遂行される。この型の構成は付加的な電
力を消費し、物理的な実現に複雑さを付加する。極精コ
ンパレータの数を減少させ、物理的な構造の複雑さを簡
易化するために、本発明(図3)は1組の埋込み粗サブ
レンジコンパレータ140を使用する。埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140が生成する参照コードは、精サ
ブレンジコンパレータ160のための適切な参照範囲を
決定する。粗サブレンジコンパレータの出力170、埋
込み粗サブレンジコンパレータの出力180、及び精サ
ブレンジコンパレータの出力190が、出力デジタルコ
ードを形成する。埋込み粗サブレンジコンパレータ14
0参照入力131の配置に対する選択は、粗サブレンジ
コンパレータの出力170から、埋込み粗サブレンジ選
択論理・スイッチ130によって決定される。精サブレ
ンジコンパレータ参照入力151の配置は、粗サブレン
ジコンパレータ120の出力170及び埋込み型粗サブ
レンジコンパレータ140の出力180を入力とする精
サブレンジ選択論理・スイッチ回路150によって決定
される。
路が存在している。誤差修正機能は、粗サブレンジの一
方の側だけにおいて、精サブレンジコンパレータの各比
較サイクル中に遂行される。この型の構成は付加的な電
力を消費し、物理的な実現に複雑さを付加する。極精コ
ンパレータの数を減少させ、物理的な構造の複雑さを簡
易化するために、本発明(図3)は1組の埋込み粗サブ
レンジコンパレータ140を使用する。埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140が生成する参照コードは、精サ
ブレンジコンパレータ160のための適切な参照範囲を
決定する。粗サブレンジコンパレータの出力170、埋
込み粗サブレンジコンパレータの出力180、及び精サ
ブレンジコンパレータの出力190が、出力デジタルコ
ードを形成する。埋込み粗サブレンジコンパレータ14
0参照入力131の配置に対する選択は、粗サブレンジ
コンパレータの出力170から、埋込み粗サブレンジ選
択論理・スイッチ130によって決定される。精サブレ
ンジコンパレータ参照入力151の配置は、粗サブレン
ジコンパレータ120の出力170及び埋込み型粗サブ
レンジコンパレータ140の出力180を入力とする精
サブレンジ選択論理・スイッチ回路150によって決定
される。
【0005】
【実施例】図3を参照する。参照電圧発生器100は、
VREFBOT100aからVREFTOP100bまで増分的に増
加する参照電圧の集合を生成できる構造である。これら
の増分の数は、所望する出力デジタルコード(DB0、
DB1、DB2、・・・、DBn)のビット数に依存す
る。例えばもし、デジタルコードがnであり、各ビット
が2進ディジットを表すものとすれば、参照電圧の数の
関数は2n である(例えば、nが8であれば、参照電圧
の数は28 、即ち 256 になる)。粗サブレンジコンパ
レータ120の数は、出力語を最上位のビット(MS
B)及び最下位のビット(LSB)と呼ぶ区分にセグメ
ント化するのに望まれるビットの数によって決定され
る。MSBはアナログ入力電圧(Vin)の粗表現への変
換である。もしデジタルコードが上述したようにnビッ
トで、粗サブレンジがディジット数の 1/2 であれば、
粗サブレンジコンパレータ120の数は2n/2 である
(例えば、n=8であれば粗サブレンジコンパレータ1
20の数は28/2 、即ち 16 になる)。粗サブレンジコ
ンパレータ120は、離散した増分(VREFB OT-N、・・
・、VRM、・・・、VREFTOP+N)で参照電圧発生器10
0に恒久的に接続されている。この間隔は入力電圧Vin
のデジタル出力(DB0、DB1、DB2、・・・、D
Bn)への変換関数に依存する(例えば、もしn=8で
あり、関心Vinの範囲が0乃至1Vであれば、各2進数
のLSBは 1/256Vを表す。もしMSBの数が4である
と決定されれば、粗サブレンジコンパレータは 16 の2
進カウントの間隔で、即ち 1/16 V毎に配置される)。
アナログ入力電圧(Vin)は、サンプルホールド回路1
10によって周期的にサンプルされ、Vain として粗サ
ブレンジコンパレータ120へ印加されて参照電圧10
0cと比較される。これらのコンパレータの出力は、入
力電圧Vinが参照電圧100cよりも大きいか、もしく
は小さいかに依存して所望の論理レベルへスイッチする
(例えば、VREF よりも大きい入力に対してコンパレー
タは論理1を表す電圧レベルを出力し、VREF よりも小
さい入力に対して論理0を表す電圧レベルを出力するこ
とができる)。
VREFBOT100aからVREFTOP100bまで増分的に増
加する参照電圧の集合を生成できる構造である。これら
の増分の数は、所望する出力デジタルコード(DB0、
DB1、DB2、・・・、DBn)のビット数に依存す
る。例えばもし、デジタルコードがnであり、各ビット
が2進ディジットを表すものとすれば、参照電圧の数の
関数は2n である(例えば、nが8であれば、参照電圧
の数は28 、即ち 256 になる)。粗サブレンジコンパ
レータ120の数は、出力語を最上位のビット(MS
B)及び最下位のビット(LSB)と呼ぶ区分にセグメ
ント化するのに望まれるビットの数によって決定され
る。MSBはアナログ入力電圧(Vin)の粗表現への変
換である。もしデジタルコードが上述したようにnビッ
トで、粗サブレンジがディジット数の 1/2 であれば、
粗サブレンジコンパレータ120の数は2n/2 である
(例えば、n=8であれば粗サブレンジコンパレータ1
20の数は28/2 、即ち 16 になる)。粗サブレンジコ
ンパレータ120は、離散した増分(VREFB OT-N、・・
・、VRM、・・・、VREFTOP+N)で参照電圧発生器10
0に恒久的に接続されている。この間隔は入力電圧Vin
のデジタル出力(DB0、DB1、DB2、・・・、D
Bn)への変換関数に依存する(例えば、もしn=8で
あり、関心Vinの範囲が0乃至1Vであれば、各2進数
のLSBは 1/256Vを表す。もしMSBの数が4である
と決定されれば、粗サブレンジコンパレータは 16 の2
進カウントの間隔で、即ち 1/16 V毎に配置される)。
アナログ入力電圧(Vin)は、サンプルホールド回路1
10によって周期的にサンプルされ、Vain として粗サ
ブレンジコンパレータ120へ印加されて参照電圧10
0cと比較される。これらのコンパレータの出力は、入
力電圧Vinが参照電圧100cよりも大きいか、もしく
は小さいかに依存して所望の論理レベルへスイッチする
(例えば、VREF よりも大きい入力に対してコンパレー
タは論理1を表す電圧レベルを出力し、VREF よりも小
さい入力に対して論理0を表す電圧レベルを出力するこ
とができる)。
【0006】粗サブレンジコンパレータ120のデジタ
ル出力は、埋込み粗サブレンジ選択論理・スイッチ回路
130への入力として接続されている。参照電圧発生器
100の各粗サブレンジは、埋込み粗サブレンジコンパ
レータ140の数に分割されている。埋込み粗サブレン
ジコンパレータ140の数は任意であり、埋込み粗サブ
レンジ選択論理・スイッチ回路130を簡易化するよう
に、また適切な誤差修正範囲が得られるように選択され
ている。(例えば、もし埋込み粗サブレンジコンパレー
タ140の数を3に選択し、粗サブレンジ内の精増分が
16 であれば、第1、第8、及び第 16 番目の参照電圧
が埋込み粗サブレンジコンパレータ140に接続されて
その範囲をカバーする)。粗サブレンジコンパレータの
出力170のコードの値に依存して、適切なサブレンジ
が選択されてスイッチされ、参照電圧が埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140へ印加されて入力電圧Vain と
比較される。図7に示す実施例では、粗サブレンジコン
パレータ170の出力が第1の組の温度計コード(例え
ば、 0000 コードの最低値 0001 0011 0111 1111 コードの最高値 のように、コードが増加するにつれて各連続ディジット
が“1”に変化するようなコードによって形成されてい
る)を形成し、この集合が図3の入力電圧Vainの粗の
値を決定する。温度計コード172が選択論理アレイ1
32への入力である。選択論理アレイ132の出力がス
テアリングスイッチ134をセットして参照電圧発生器
100の正しい参照電圧を埋込み粗サブレンジコンパレ
ータ140へ印加させる。図3において、埋込み粗サブ
レンジコンパレータ140の出力180は第2の組の温
度計コードを形成し、このコードは精サブレンジ選択論
理・スイッチ回路150内において粗サブレンジコンパ
レータ120の出力170と論理的に組合わされて、参
照電圧発生器100の精増分の、精サブレンジコンパレ
ータ160への配置を決定する。精サブレンジコンパレ
ータ160の出力は第3の組の温度計コードを形成し、
この第3の組の温度計コードは入力電圧Vainの最も精
細な増分を限定する。
ル出力は、埋込み粗サブレンジ選択論理・スイッチ回路
130への入力として接続されている。参照電圧発生器
100の各粗サブレンジは、埋込み粗サブレンジコンパ
レータ140の数に分割されている。埋込み粗サブレン
ジコンパレータ140の数は任意であり、埋込み粗サブ
レンジ選択論理・スイッチ回路130を簡易化するよう
に、また適切な誤差修正範囲が得られるように選択され
ている。(例えば、もし埋込み粗サブレンジコンパレー
タ140の数を3に選択し、粗サブレンジ内の精増分が
16 であれば、第1、第8、及び第 16 番目の参照電圧
が埋込み粗サブレンジコンパレータ140に接続されて
その範囲をカバーする)。粗サブレンジコンパレータの
出力170のコードの値に依存して、適切なサブレンジ
が選択されてスイッチされ、参照電圧が埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140へ印加されて入力電圧Vain と
比較される。図7に示す実施例では、粗サブレンジコン
パレータ170の出力が第1の組の温度計コード(例え
ば、 0000 コードの最低値 0001 0011 0111 1111 コードの最高値 のように、コードが増加するにつれて各連続ディジット
が“1”に変化するようなコードによって形成されてい
る)を形成し、この集合が図3の入力電圧Vainの粗の
値を決定する。温度計コード172が選択論理アレイ1
32への入力である。選択論理アレイ132の出力がス
テアリングスイッチ134をセットして参照電圧発生器
100の正しい参照電圧を埋込み粗サブレンジコンパレ
ータ140へ印加させる。図3において、埋込み粗サブ
レンジコンパレータ140の出力180は第2の組の温
度計コードを形成し、このコードは精サブレンジ選択論
理・スイッチ回路150内において粗サブレンジコンパ
レータ120の出力170と論理的に組合わされて、参
照電圧発生器100の精増分の、精サブレンジコンパレ
ータ160への配置を決定する。精サブレンジコンパレ
ータ160の出力は第3の組の温度計コードを形成し、
この第3の組の温度計コードは入力電圧Vainの最も精
細な増分を限定する。
【0007】粗サブレンジコンパレータ120の第1の
組の温度計コード出力170、埋込み粗サブレンジコン
パレータ140の第2の組の温度計コード出力180、
及び精サブレンジコンパレータ160の第3の組の温度
計コード出力190がデータエンコーディング論理回路
200への入力を形成する。この論理回路200は、こ
れらの入力を入力電圧Vain のデジタル出力表現に変換
する。図4を参照する。回路によって動作可能にされる
プロセスは、入力電圧をサンプルし、それを粗コンパレ
ータへ供給することから開始される(ブロック30
0)。粗コンパレータの出力はデコードされる(ブロッ
ク310)。このデコードされた情報は、埋込み粗サブ
レンジコンパレータを参照電圧の適切なサブレンジに配
置するスイッチをセットするために使用される(ブロッ
ク320)。粗サブレンジコンパレータ及び埋込み粗サ
ブレンジコンパレータの出力は更にデコードされ(ブロ
ック330)、スイッチは精サブレンジコンパレータを
参照電圧のサブレンジの中の適切な領域に接続するよう
にセットする(ブロック340)。粗サブレンジコンパ
レータ、埋込み粗サブレンジコンパレータ、及び精サブ
レンジコンパレータの出力がエンコードされて回路のデ
ジタル出力コードが形成される(ブロック350)。こ
れで変換の次のサイクルが開始される。
組の温度計コード出力170、埋込み粗サブレンジコン
パレータ140の第2の組の温度計コード出力180、
及び精サブレンジコンパレータ160の第3の組の温度
計コード出力190がデータエンコーディング論理回路
200への入力を形成する。この論理回路200は、こ
れらの入力を入力電圧Vain のデジタル出力表現に変換
する。図4を参照する。回路によって動作可能にされる
プロセスは、入力電圧をサンプルし、それを粗コンパレ
ータへ供給することから開始される(ブロック30
0)。粗コンパレータの出力はデコードされる(ブロッ
ク310)。このデコードされた情報は、埋込み粗サブ
レンジコンパレータを参照電圧の適切なサブレンジに配
置するスイッチをセットするために使用される(ブロッ
ク320)。粗サブレンジコンパレータ及び埋込み粗サ
ブレンジコンパレータの出力は更にデコードされ(ブロ
ック330)、スイッチは精サブレンジコンパレータを
参照電圧のサブレンジの中の適切な領域に接続するよう
にセットする(ブロック340)。粗サブレンジコンパ
レータ、埋込み粗サブレンジコンパレータ、及び精サブ
レンジコンパレータの出力がエンコードされて回路のデ
ジタル出力コードが形成される(ブロック350)。こ
れで変換の次のサイクルが開始される。
【0008】図5は参照電圧発生器100の範囲を、2
つの粗サブレンジのセグメントで(VRM-1−VRM−V
RM+1)示してある。もしコンパレータ120a及び12
0bの出力がデジタル値の1であり、コンパレータ12
0cの出力がデジタル値の0であれば、埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140はVRMとVRM+1との間の範囲内
に配置される。埋込み粗サブレンジコンパレータ140
の温度計出力コードは精サブレンジコンパレータ160
の配置を決定する。もし、埋込み粗サブレンジコンパレ
ータ140の出力が全て0であれば、精サブレンジコン
パレータ150aが参照電圧範囲の低めの区分に配置さ
れ、もしそれが160bに示してあるようなコードを有
していれば参照電圧範囲の高めの区分に配置される。1
60c及び160dに示してあるように、コードに論理
1が加わる毎に精コンパレータの配置はより高めの区分
にセットされる。図6を参照する。アナログ入力信号は
クロック1 500にサンプルされて502が発生す
る。粗サブレンジコンパレータ出力は、クロック1の期
間506の第2半期の間に選択論理へラッチされる。こ
こで、期間506は、第1半期(斜線部)と第2半期に
分けられ、第1半期の間はデータは準備されておらず、
第2半期の間に粗サブレンジコンパレータ出力がラッチ
される。クロック1の期間505の間に埋込み粗サブレ
ンジコンパレータの出力がデコードされ、精サブレンジ
コンパレータが参照発生器へ配置され、そしてそれらの
出力がクロック2期間510中に決定される。クロック
3期間515中に、粗サブレンジコンパレータからの出
力コード、埋込み粗サブレンジコンパレータからの出力
コード、及び精サブレンジコンパレータからの出力コー
ドがエンコードされ(526)、そしてクロック3期間
520中に有効データが変換器出力に出力される。
つの粗サブレンジのセグメントで(VRM-1−VRM−V
RM+1)示してある。もしコンパレータ120a及び12
0bの出力がデジタル値の1であり、コンパレータ12
0cの出力がデジタル値の0であれば、埋込み粗サブレ
ンジコンパレータ140はVRMとVRM+1との間の範囲内
に配置される。埋込み粗サブレンジコンパレータ140
の温度計出力コードは精サブレンジコンパレータ160
の配置を決定する。もし、埋込み粗サブレンジコンパレ
ータ140の出力が全て0であれば、精サブレンジコン
パレータ150aが参照電圧範囲の低めの区分に配置さ
れ、もしそれが160bに示してあるようなコードを有
していれば参照電圧範囲の高めの区分に配置される。1
60c及び160dに示してあるように、コードに論理
1が加わる毎に精コンパレータの配置はより高めの区分
にセットされる。図6を参照する。アナログ入力信号は
クロック1 500にサンプルされて502が発生す
る。粗サブレンジコンパレータ出力は、クロック1の期
間506の第2半期の間に選択論理へラッチされる。こ
こで、期間506は、第1半期(斜線部)と第2半期に
分けられ、第1半期の間はデータは準備されておらず、
第2半期の間に粗サブレンジコンパレータ出力がラッチ
される。クロック1の期間505の間に埋込み粗サブレ
ンジコンパレータの出力がデコードされ、精サブレンジ
コンパレータが参照発生器へ配置され、そしてそれらの
出力がクロック2期間510中に決定される。クロック
3期間515中に、粗サブレンジコンパレータからの出
力コード、埋込み粗サブレンジコンパレータからの出力
コード、及び精サブレンジコンパレータからの出力コー
ドがエンコードされ(526)、そしてクロック3期間
520中に有効データが変換器出力に出力される。
【0009】図7に、図3の参照電圧発生器100の好
ましい実施例を示す。1組の抵抗素子r1 620、r11
622、r12626、r2 630、r21632、r226
36、rn 640、rn1642、rn2646が電圧Vrb
600及びVrt610に接続されていて、図3の粗サブ
レンジコンパレータ120及び図3の埋込み粗サブレン
ジコンパレータ140のための複数の参照電圧を確立す
る分圧器回路網を形成している。粗サブレンジコンパレ
ータ685の出力コードは1組の温度計コード687の
を形成し、これらのコードはスイッチ選択論理回路68
9へ印加される。スイッチ選択論理回路689の出力
(S1 、S2 、・・・、Sn )690は、1組のスイッ
チ、即ちS11652、S12656、S13658、または
S21662、S22666、S23668、または・・・、
またはSn1672、Sn2676、S n3678を活動させ
るように独特に選択する。これらのスイッチは埋込み粗
サブレンジコンパレータ680の入力682、684、
686を、分圧器回路網が生成する参照電圧に接続す
る。例えばもしスイッチS2 660が選択されれば、ノ
ードX21661が入力m1 682に接続され、ノードX
22665が入力m2 684に接続され、そしてノードX
23667が入力m3 686に接続される。図8及び9を
参照して、精サブレンジ選択論理・スイッチ回路の好ま
しい実施例を説明する。参照電圧発生器1000は、複
数の抵抗素子r1 1030、r111032、r12103
4、r131036、r141038、r2 1040、r21
1042、r221044、r231046、r24104
8、r3 1050、r311052、r321054、r33
1056、r341058、r4 1060、r41106
2、r421064、r431066、r441068、r5
1070を含み、これらの抵抗素子は直並列回路網に接
続されて分圧器回路網を形成している。各抵抗の接続点
に発生する電圧(V1 1090、V2 1092、V3 1
094、V4 1096、V5 1098)は、粗サブレン
ジコンパレータ1100への入力を形成している。粗サ
ブレンジコンパレータ1100の出力は1組の温度計コ
ード1110であり、これらは埋込み粗サブレンジスイ
ッチ選択論理回路1120への入力である。埋込み粗サ
ブレンジスイッチ選択論理回路1120の出力は、スイ
ッチS1 1231、S2 1232、・・・、S8 123
8、S9 1239の中の適切なスイッチを作動させて参
照電圧発生器1000の粗サブレンジ内の位置を選択さ
せ、埋込み粗サブレンジコンパレータ1200へ印加さ
せる。例えばもし図3の入力電圧Vain がV4 1096
及びV5 1098より大きいが、V3 1094、V2 1
092、及びV1 1090より小さければ、温度計コー
ドは00011になる。これにより、埋込み粗サブレン
ジスイッチ選択論理回路1120の出力(S1 、S2 、
・・・、Sn )1140はスイッチS5 1235、S6
1236、及びS7 1237を作動させて参照電圧発生
器1200の電圧を埋込み粗サブレンジコンパレータ1
200の入力m1 、m2 、m3 1230へ印加させ、1
組の温度計コードを組合わせ論理回路1210の入力へ
印加させる。
ましい実施例を示す。1組の抵抗素子r1 620、r11
622、r12626、r2 630、r21632、r226
36、rn 640、rn1642、rn2646が電圧Vrb
600及びVrt610に接続されていて、図3の粗サブ
レンジコンパレータ120及び図3の埋込み粗サブレン
ジコンパレータ140のための複数の参照電圧を確立す
る分圧器回路網を形成している。粗サブレンジコンパレ
ータ685の出力コードは1組の温度計コード687の
を形成し、これらのコードはスイッチ選択論理回路68
9へ印加される。スイッチ選択論理回路689の出力
(S1 、S2 、・・・、Sn )690は、1組のスイッ
チ、即ちS11652、S12656、S13658、または
S21662、S22666、S23668、または・・・、
またはSn1672、Sn2676、S n3678を活動させ
るように独特に選択する。これらのスイッチは埋込み粗
サブレンジコンパレータ680の入力682、684、
686を、分圧器回路網が生成する参照電圧に接続す
る。例えばもしスイッチS2 660が選択されれば、ノ
ードX21661が入力m1 682に接続され、ノードX
22665が入力m2 684に接続され、そしてノードX
23667が入力m3 686に接続される。図8及び9を
参照して、精サブレンジ選択論理・スイッチ回路の好ま
しい実施例を説明する。参照電圧発生器1000は、複
数の抵抗素子r1 1030、r111032、r12103
4、r131036、r141038、r2 1040、r21
1042、r221044、r231046、r24104
8、r3 1050、r311052、r321054、r33
1056、r341058、r4 1060、r41106
2、r421064、r431066、r441068、r5
1070を含み、これらの抵抗素子は直並列回路網に接
続されて分圧器回路網を形成している。各抵抗の接続点
に発生する電圧(V1 1090、V2 1092、V3 1
094、V4 1096、V5 1098)は、粗サブレン
ジコンパレータ1100への入力を形成している。粗サ
ブレンジコンパレータ1100の出力は1組の温度計コ
ード1110であり、これらは埋込み粗サブレンジスイ
ッチ選択論理回路1120への入力である。埋込み粗サ
ブレンジスイッチ選択論理回路1120の出力は、スイ
ッチS1 1231、S2 1232、・・・、S8 123
8、S9 1239の中の適切なスイッチを作動させて参
照電圧発生器1000の粗サブレンジ内の位置を選択さ
せ、埋込み粗サブレンジコンパレータ1200へ印加さ
せる。例えばもし図3の入力電圧Vain がV4 1096
及びV5 1098より大きいが、V3 1094、V2 1
092、及びV1 1090より小さければ、温度計コー
ドは00011になる。これにより、埋込み粗サブレン
ジスイッチ選択論理回路1120の出力(S1 、S2 、
・・・、Sn )1140はスイッチS5 1235、S6
1236、及びS7 1237を作動させて参照電圧発生
器1200の電圧を埋込み粗サブレンジコンパレータ1
200の入力m1 、m2 、m3 1230へ印加させ、1
組の温度計コードを組合わせ論理回路1210の入力へ
印加させる。
【0010】組合わせ論理回路1210の出力及び埋込
み粗サブレンジスイッチ選択論理回路1120の出力
は、精サブレンジスイッチ選択論理回路1300への入
力を形成している。上例において、もし図3の入力電圧
Vain がV4 1096より大きいがV351095及びV
3 1094よりも小さければ、精サブレンジスイッチ選
択論理回路1300は1組の出力線(RF1、RF2、
RF3、RF4)1310の中の線RF1を選択する。
RF1線はスイッチS711463、S721464、S81
1465、及びS821466を作動させ、電圧V4 10
96、V431097a、V451097b、及びV4710
97cを精サブレンジコンパレータへ印加する。図3の
入力電圧Vain が変化すると、精サブレンジスイッチ選
択論理回路1300はこれらの組の出力(RF1、RF
2、RF3、RF4)1310の中の1つの出力を選択
する。出力RF1、RF2、RF3、及びRF4によっ
て限定されるパターンに従ってスイッチが作動させられ
る。図10を参照する。温度計コードの第1の集合を形
成している粗サブレンジコンパレータ1500の出力は
粗サブレンジ境界論理回路1560へ供給される。粗サ
ブレンジ境界論理回路1560は、第1の組の温度計コ
ード内の“1”から“0”への境界を計算し、1組の線
の1本を選択する。この線は、図3の入力電圧Vain の
粗の大きさを表すMSBコード表1600のエントリを
選択する。MSBコード1620がデジタル出力語アセ
ンブリ論理回路1640への入力の1つになる。精サブ
レンジコンパレータ1510の出力は第3の組の温度計
コードを形成し、これは精サブレンジ境界論理回路15
70への入力になる。精サブレンジ境界論理回路157
0は、第3の組の温度計コード内の“1”から“0”へ
の境界を計算し、1組の線の1本を選択する。この線
は、図3の入力電圧Vainの大きさの精細な調整を表す
LSBコード表1610のエントリを選択する。LSB
コード1630がデジタル出力語アセンブリ論理回路1
640への入力の1つになる。埋込み粗サブレンジコン
パレータ1520は、デジタル出力語アセンブリ論理回
路1640への第2の組の温度計コードを形成する。M
SBコード1620、LSBコード1630、及び第2
の組の温度計コード1550は、図3の入力アナログ電
圧Vain の大きさのコードを表すデジタル出力語165
0を形成するように論理的に処理される。
み粗サブレンジスイッチ選択論理回路1120の出力
は、精サブレンジスイッチ選択論理回路1300への入
力を形成している。上例において、もし図3の入力電圧
Vain がV4 1096より大きいがV351095及びV
3 1094よりも小さければ、精サブレンジスイッチ選
択論理回路1300は1組の出力線(RF1、RF2、
RF3、RF4)1310の中の線RF1を選択する。
RF1線はスイッチS711463、S721464、S81
1465、及びS821466を作動させ、電圧V4 10
96、V431097a、V451097b、及びV4710
97cを精サブレンジコンパレータへ印加する。図3の
入力電圧Vain が変化すると、精サブレンジスイッチ選
択論理回路1300はこれらの組の出力(RF1、RF
2、RF3、RF4)1310の中の1つの出力を選択
する。出力RF1、RF2、RF3、及びRF4によっ
て限定されるパターンに従ってスイッチが作動させられ
る。図10を参照する。温度計コードの第1の集合を形
成している粗サブレンジコンパレータ1500の出力は
粗サブレンジ境界論理回路1560へ供給される。粗サ
ブレンジ境界論理回路1560は、第1の組の温度計コ
ード内の“1”から“0”への境界を計算し、1組の線
の1本を選択する。この線は、図3の入力電圧Vain の
粗の大きさを表すMSBコード表1600のエントリを
選択する。MSBコード1620がデジタル出力語アセ
ンブリ論理回路1640への入力の1つになる。精サブ
レンジコンパレータ1510の出力は第3の組の温度計
コードを形成し、これは精サブレンジ境界論理回路15
70への入力になる。精サブレンジ境界論理回路157
0は、第3の組の温度計コード内の“1”から“0”へ
の境界を計算し、1組の線の1本を選択する。この線
は、図3の入力電圧Vainの大きさの精細な調整を表す
LSBコード表1610のエントリを選択する。LSB
コード1630がデジタル出力語アセンブリ論理回路1
640への入力の1つになる。埋込み粗サブレンジコン
パレータ1520は、デジタル出力語アセンブリ論理回
路1640への第2の組の温度計コードを形成する。M
SBコード1620、LSBコード1630、及び第2
の組の温度計コード1550は、図3の入力アナログ電
圧Vain の大きさのコードを表すデジタル出力語165
0を形成するように論理的に処理される。
【図1】 従来技術の並列もしくはフラッシュA/D変
換器を示す図
換器を示す図
【図2】 米国特許第 4,903,028号に開示されている従
来の2段フラッシュA/D変換器の回路図
来の2段フラッシュA/D変換器の回路図
【図3】 本発明のA/D変換器の構造の回路図
【図4】 本発明の決定プロセス構造を示す図
【図5】 本発明の精サブレンジコンパレータを配置す
るアルゴリズムを示す図
るアルゴリズムを示す図
【図6】 本発明の変換サイクルのタイミング図
【図7】 埋込みサブレンジ選択論理・スイッチ回路の
好ましい実施例の回路図
好ましい実施例の回路図
【図8】 精サブレンジ選択論理・スイッチ回路の好ま
しい実施例の回路図の一部
しい実施例の回路図の一部
【図9】 図8の回路図の続き
【図10】 デジタル出力語アセンブリ論理回路の好ま
しい実施例の回路図
しい実施例の回路図
1 電圧源 2 粗サブレンジコンパレータ 3 ステアリング論理・スイッチユニット 4 精サブレンジコンパレータ 7 誤差コード 8 出力エンコーディング論理回路 10 参照電圧 20 コンパレータ 30 エンコーダ回路 100 参照電圧発生器 110 サンプルホールド回路 120 粗サブレンジコンパレータ 130 埋込み粗サブレンジ選択論理・スイッチ回路 140 埋込み粗サブレンジコンパレータ 150 精サブレンジ選択論理・スイッチ回路 160 精サブレンジコンパレータ 200 データデンコーディング論理回路 680 埋込み粗サブレンジコンパレータ 685 粗サブレンジコンパレータ 687 温度計コード 689 スイッチ選択論理回路 1000 参照電圧発生器 1100 粗サブレンジコンパレータ 1110 温度計コード 1120 埋込みサブレンジスイッチ選択論理回路 1200 埋込みサブレンジコンパレータ 1210 組合わせ論理回路 1300 精サブレンジスイッチ選択論理回路 1500 粗サブレンジコンパレータ 1510 精サブレンジコンパレータ 1520 埋込み粗サブレンジコンパレータ 1560 粗サブレンジ境界論理回路 1570 精サブレンジ境界論理回路 1600 最上位のビットコード表 1610 最下位のビットコード表 1640 デジタル出力語アセンブリ論理回路
Claims (34)
- 【請求項1】 入力アナログ電圧を出力デジタル信号に
変換するためのサブレンジングアナログ・デジタル変換
器において、 a)発生し得る入力アナログ電圧値の範囲にまたがる複
数の増分値である複数の参照電圧を発生可能な参照電圧
発生手段と、 b)上記入力アナログ電圧を、上記入力電圧の粗サブレ
ンジの集合を決定する第1の組の温度計コードに分解す
る第1の組の電圧コンパレータと、 c)上記参照電圧発生手段の上記粗サブレンジの集合内
に接続された時に、第2の組の温度計コードを発生し、
それによってd)を配置する第2の組の電圧コンパレー
タと、 d)上記粗サブレンジを、上記入力電圧の精サブレンジ
の集合を決定する第3の組の温度計コードに分解する第
3の組の電圧コンパレータと、 e)上記第1の組の温度計コードから、上記参照電圧発
生手段の粗サブレンジの集合の中の適切な粗サブレンジ
を選択し、上記参照電圧発生手段を上記第2の組の電圧
コンパレータに接続する第1の論理デコーディング手段
と、 f)上記第1及び第2の組のコンパレータが発生する上
記第1及び第2の組の温度計コードから、上記参照電圧
発生手段の粗サブレンジの集合の中の適切な粗サブレン
ジ内の精サブレンジの集合の中の適切な精サブレンジを
選択し、上記参照電圧の上記精サブレンジの集合を上記
第3の組の電圧コンパレータに接続する第2の論理デコ
ーディング手段と、 g)上記第1、第2、及び第3の組の電圧コンパレータ
の出力に得られる上記第1、第2、及び第3の組の温度
計コードを、出力デジタル語に変換する出力エンコーデ
ィング手段と、 h)上記入力アナログ電圧を、上記第1、第2、及び第
3の組の電圧コンパレータに機能的に結合し、上記入力
アナログ電圧のサンプルを離散した期間にわたって保持
する入力サンプルホールド回路手段とを備えていること
を特徴とするサブレンジングアナログ・デジタル変換
器。 - 【請求項2】 アナログ電圧をデジタル信号に変換する
ためのサブレンジングアナログ・デジタル変換器におい
て、 a)入力アナログ電圧をサンプルして 粗サブレンジの組の電圧比較手段と、 埋込み粗サブレンジの電圧比較手段と、 精サブレンジの組の電圧比較手段とに動作的に結合し、
離散した変換時間の間上記結合を保持する入力サンプル
ホールド回路手段と、 b)複数の参照電圧を発生する分圧器手段と、 c)埋込み粗サブレンジスイッチ選択信号に依存して、
上記参照電圧発生手段の粗サブレンジの集合の中の1つ
の粗サブレンジを、上記比較手段の埋込み粗サブレンジ
に機能的に結合させたり、もしくは結合させなかったり
する1組の埋込み粗サブレンジスイッチング手段と、 d)精サブレンジスイッチ選択信号に依存して、上記参
照電圧発生手段の精サブレンジ集合の中の1つの精サブ
レンジ集合を、上記電圧比較手段の精サブレンジの組に
機能的に結合したり、もしくは結合しなかったりする1
組の精サブレンジスイッチング手段と、 e)上記入力アナログ電圧のサンプルを第1の組の温度
計コードに分解する粗サブレンジ電圧比較手段と、 f)上記入力アナログ電圧のサンプルを第2の組の温度
計コードに分解する埋込み粗サブレンジの組の電圧比較
手段と、 g)上記入力アナログ電圧のサンプルを第3の組の温度
計コードに分解する精サブレンジの組の電圧比較手段
と、 h)上記第1の組の温度計コードを上記埋込み粗スイッ
チ選択信号に分解し、上記埋込み粗サブレンジ電圧比較
手段を上記参照電圧の粗サブレンジの集合の中の適切な
粗サブレンジ内に機能的に結合するためには上記埋込み
粗サブレンジスイッチング手段の集合の中のどのスイッ
チング手段を作動させるかを決定する埋込み粗サブレン
ジスイッチ選択決定手段と、 i)第1及び第2の組の上記温度計コードを上記精スイ
ッチ選択信号に分解し、上記精サブレンジの組の電圧比
較手段を上記参照電圧の適切な精サブレンジに機能的に
結合するためには上記精サブレンジスイッチング手段の
集合の中のどのスイッチング手段を作動させるかを決定
する精サブレンジスイッチ選択決定手段と、 j)上記第1、第2、及び第3の組の温度計コードを出
力デジタル語に変換するデジタル出力エンコーディング
手段とを備えていることを特徴とするサブレンジングア
ナログ・デジタル変換器。 - 【請求項3】 サブレンジングアナログ・デジタル変換
器のためのアルゴリズムの処理方法において、 a)入力アナログ電圧をサンプルする段階と、 b)上記入力アナログ電圧のサンプルを離散した変換時
間の間保持する段階と、 c)上記入力アナログ電圧のサンプルを、参照電圧の粗
の集合と比較して第1の組の温度計コードを形成する段
階と、 d)上記第1の組の温度計コードを論理的に処理する段
階と、 e)上記参照電圧の粗サブレンジの集合の中の適切なサ
ブレンジ内への埋込み粗サブレンジ電圧比較手段の配置
を決定する段階と、 f)上記入力アナログ電圧と、上記参照電圧の適切な粗
集合内に埋込まれた粗集合とを比較して第2の組の温度
計コードを形成する段階と、 g)上記第1及び第2の組の温度計コードを論理的に処
理する段階と、 h)上記参照電圧の精サブレンジの集合の中の適切な精
サブレンジの選択を決定する段階と、 i)上記入力アナログ電圧のサンプルと、上記参照電圧
の精サブレンジの集合の中の適切な精サブレンジとを比
較して第3の組の温度計コードを形成する段階と、 j)上記第1、第2、及び第3の組の温度計コードを論
理的に処理してデジタル出力語を形成する段階とを備え
ていることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 上記第2の組のコンパレータの選択及び
接続は、上記第1の組のコンパレータによって決定され
た粗サブレンジ内で決定されてなされる請求項1に記載
のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項5】 上記第3の組のコンパレータの選択及び
上記参照電圧発生手段への接続は、上記第1及び第2の
組の温度計コードによって決定される請求項1に記載の
サブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項6】 上記第1、第2、及び第3の組の電圧コ
ンパレータの出力は、上記入力電圧の大きさを表すデジ
タル出力語に分解される請求項1に記載のサブレンジン
グアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項7】 上記複数の参照電圧は、 a)第1の参照電圧電位と、 b)第2の参照電圧電位と、 c)上記第1の参照電圧電位に機能的に結合されている
頂部端子と、 上記第2の参照電圧電位に機能的に結合されている底部
端子と、 最初の抵抗、複数の中間抵抗、及び最後の抵抗を有し、
各抵抗が第1の接続点及び第2の接続点を有し、上記最
初の抵抗の第1の接続点が上記頂部端子に機能的に接続
され、そして上記最後の抵抗の第2の接続点が上記底部
端子に機能的に接続されている複数の直列接続された抵
抗と、 d)それぞれに上記各参照電圧が発生するように、上記
複数の直列接続された各抵抗の第1及び第2の接続点に
機能的に結合されている複数の出力端子とからなる参照
電圧発生手段によって生成される請求項1に記載のサブ
レンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項8】 スイッチング手段をも備え、上記スイッ
チング手段の第1の複数のスイッチング手段は上記参照
電圧の粗サブレンジの集合内の各参照電圧に機能的に接
続されている請求項1に記載のサブレンジングアナログ
・デジタル変換器。 - 【請求項9】 スイッチング手段をも備え、上記スイッ
チング手段の第2の組のスイッチング手段は上記電圧発
生手段の各精サブレンジの集合に接続されている請求項
1に記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項10】 上記各スイッチング手段は、スイッチ
入力端子、スイッチ出力端子、及びスイッチ選択端子と
を備え、上記スイッチ入力端子は上記スイッチ選択端子
の状態に依存して上記スイッチ出力端子に機能的に接続
されたり、もしくは接続されなかったりする請求項8に
記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項11】 上記各スイッチング手段は、スイッチ
入力端子、スイッチ出力端子、及びスイッチ選択端子と
を備え、上記スイッチ入力端子は上記スイッチ選択端子
の状態に依存して上記スイッチ出力端子に機能的に接続
されたり、もしくは接続されなかったりする請求項9に
記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項12】 上記第1の複数のスイッチング手段の
スイッチ選択端子の状態を決定するように上記第1の組
の温度計コードが論理的にデコードされる請求項8に記
載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項13】 上記第2の複数のスイッチング手段の
選択端子の状態を決定するように上記第1及び第2の組
の温度計コードが論理的にデコードされる請求項9に記
載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項14】 上記サンプルホールド回路手段は、 a)サンプリング入力端子、サンプル出力端子、ホール
ディング端子、及びタイミング信号端子を備えているサ
ンプリング手段と、 b)上記ホールディング端子と第3の参照電位との間に
機能的に接続されている電圧保持手段とを含み、上記ホ
ールディング端子は上記タイミング信号端子の第1の状
態によって決定される第1の期間の間上記入力端子に機
能的に結合され、次いで上記タイミング信号端子の第2
の状態によって決定される第2の期間の間上記サンプル
出力端子に機能的に結合されるようになっている請求項
1に記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項15】 デジタルエンコーディング手段をも備
え、上記デジタルエンコーディング手段は、 a)第1の組の温度計コードの入力と、 b)第2の組の温度計コードの入力と、 c)第3の組の温度計コードの入力と、 d)上記第1の組の温度計コードの入力に機能的に結合
され、上記第1の組の温度計コードを第1のデジタルコ
ードに変換する第1のデータエンコーィング手段と、 e)上記第2の組の温度計コードの入力に機能的に結合
され、上記第2の組の温度計コードを第2のデジタルコ
ードに変換する第2のデータエンコーィング手段と、 f)上記第3の組の温度計コードの入力に機能的に結合
され、上記第1及び第2のデジタルコードを上記第3の
組の温度計コードに従って変更して1組のデジタル出力
語端子上に供給されるデジタル出力語を形成する第3の
データエンコーィング手段とを含む請求項1に記載のサ
ブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項16】 上記第1、第2、及び第3の組の電圧
コンパレータは、第1の参照電圧端子、第1の電圧比較
端子、及び第1のデジタル出力端子を備えた複数の第1
の電圧コンパレータ手段を有し、上記複数の参照電圧の
1つは上記第1の参照電圧端子に機能的に接続され、上
記入力電圧は上記第1の電圧比較端子に機能的に結合さ
れ、そして上記第1のデジタル出力端子は、上記第1の
電圧比較端子への電圧の大きさが上記第1の参照電圧端
子の電圧の大きさより大きいか、もしくは小さいかを指
示する第1のデジタル出力信号を供給する請求項1に記
載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項17】 上記第1の組の電圧コンパレータのデ
ジタル出力信号は、上記参照電圧発生手段の粗の集合の
参照電圧に対する上記入力電圧の大きさを表す第1の組
の温度計コードを形成する請求項1に記載のサブレンジ
ングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項18】 上記第2の組の電圧コンパレータのデ
ジタル出力信号は、上記参照電圧発生手段の粗サブレン
ジ内の参照電圧に対する上記入力電圧の大きさを表す第
2の組の温度計コードを形成する請求項1に記載のサブ
レンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項19】 上記第3の組の電圧コンパレータのデ
ジタル出力信号は、上記参照電圧発生手段の精サブレン
ジ内の参照電圧に対する上記入力電圧の大きさを表す第
3の組の温度計コードを形成する請求項1に記載のサブ
レンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項20】 a)上記第1の論理デコーディング手
段が、 第1の組のコンパレータ入力端子と、 第1の組の組合わせ論理回路と、 第1の組の組合わせ論理出力端子とを備え、上記第1の
組のコンパレータ入力端子は、上記第1の組の温度計コ
ードである上記第1の組の電圧コンパレータの出力に機
能的に結合され、 b)上記第1の組の温度計コードは論理的に処理され、
そして c)それらの結果は上記第1の組の組合わせ論理回路の
出力端子に供給され、上記第1の組の組合わせ論理回路
の出力端子は上記第1の複数のスイッチング手段の選択
端子に機能的に結合されていて、上記参照電圧発生手段
の粗サブレンジの集合の中の適切な粗サブレンジへの上
記第2の組の電圧コンパレータの配置を決定するように
なっている請求項1に記載のサブレンジングアナログ・
デジタル変換器。 - 【請求項21】 a)上記第2の論理デコーディング手
段は、 第2の組のコンパレータ入力端子と、 第2の組の組合わせ論理回路と、 第2の組の組合わせ論理出力端子とを備え、上記第2の
組のコンパレータ入力端子は上記第2の組の温度計コー
ドである上記第2の組の電圧コンパレータの出力に機能
的に結合され、 b)上記第2の組の温度計コードは論理的に処理され、
そして c)それらの結果は上記第2の組の組合わせ論理回路の
出力端子に供給され、上記第2の組の組合わせ論理回路
の出力端子は上記第2の複数のスイッチング手段の選択
端子に機能的に結合されていて、上記参照電圧発生手段
の精サブレンジの集合の中の適切な精サブレンジへの上
記第2の組の電圧コンパレータの配置を決定するように
なっている請求項7に記載のサブレンジングアナログ・
デジタル変換器。 - 【請求項22】 上記サンプルホールド回路手段は、 a)サンプリング入力端子を備えたサンプリング手段
と、 b)サンプル出力端子、ホールディング端子と、 c)タイミング信号端子と、 d)上記ホールディング端子と第3の参照電位との間に
機能的に接続されている電圧保持手段とを含み、上記ホ
ールディング端子は上記タイミング信号端子の第1の状
態によって決定される第1の期間の間上記入力端子に機
能的に結合され、次いで上記タイミング信号端子の第2
の状態によって決定される第2の期間の間上記サンプル
出力端子に機能的に結合されるようになっている請求項
2に記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項23】 上記分圧器手段は、 a)上側参照電圧電位と、 b)下側参照電圧電位と、 c)上記上側参照電圧電位に機能的に結合されている頂
部端子と、 上記下側参照電圧電位に機能的に結合されている底部端
子と、 最初の抵抗の第1の接続点が上記頂部端子に機能的に接
続され、そして最後の抵抗の第2の接続点が上記底部端
子に機能的に接続されている複数の直列接続された抵抗
と、 それぞれに上記各参照電圧が発生するように、上記複数
の直列接続された各抵抗の第1及び第2の接続点に機能
的に結合されている複数の出力端子とからなる請求項2
に記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項24】 上記埋込み粗サブレンジスイッチング
手段の集合及び上記精サブレンジスイッチング手段の集
合は、スイッチ入力端子、スイッチ出力端子、及びスイ
ッチ選択端子とを備え、上記スイッチ入力端子は上記ス
イッチ選択端子の状態に依存して上記スイッチ出力端子
に機能的に接続されたり、もしくは接続されなかったり
する請求項2に記載のサブレンジングアナログ・デジタ
ル変換器。 - 【請求項25】 上記電圧比較手段の粗サブレンジの集
合、上記電圧比較手段の埋込み粗サブレンジの集合、及
び上記電圧比較手段の精サブレンジの集合は、第2の参
照電圧端子、第2の電圧比較端子、及び第2のデジタル
出力端子を備えた複数の電圧比較手段を有し、上記複数
の参照電圧の1つは上記第2の参照電圧端子に機能的に
接続され、上記入力電圧は上記第2の電圧比較端子に機
能的に結合され、そして上記第2のデジタル出力端子
は、上記第2の電圧比較端子への電圧の大きさが上記第
2の参照電圧端子の電圧の大きさより大きいか、もしく
は小さいかを指示する第2のデジタル出力信号を供給す
る請求項2に記載のサブレンジングアナログ・デジタル
変換器。 - 【請求項26】 上記埋込み粗スイッチ選択決定手段
は、 a)上記粗サブレンジ電圧比較手段に機能的に結合され
ている第1の温度計コード入力端子と、 b)上記第1の温度計コード入力端子に機能的に接続さ
れていて、上記第1の組の温度計コードを論理的に処理
し、上記参照電圧の粗サブレンジの集合の中の適切な粗
サブレンジを上記埋込み粗サブレンジ電圧比較手段に機
能的に接続させる埋込み粗サブレンジスイッチング手段
の中の適切な集合を決定する埋込み粗サブレンジスイッ
チ選択論理回路と、 c)上記埋込み粗サブレンジスイッチ選択論理回路と、
上記埋込み粗サブレンジスイッチング手段の集合の上記
各スイッチ選択端子とに機能的に結合されている埋込み
粗スイッチ選択出力端子とを備えている請求項2に記載
のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項27】 上記埋込み粗スイッチ選択決定手段
は、 a)上記粗サブレンジ電圧比較手段に機能的に結合され
ている第1の温度計コード入力端子と、 b)上記埋込み粗サブレンジ電圧比較手段に機能的に結
合されている第2の温度計コード入力端子と、 c)上記第1の温度計コード入力端子と、上記第2の温
度計コード入力端子とに機能的に接続され、上記第1の
組の温度計コード及び上記第2の組の温度計コードを論
理的に処理し、上記参照電圧の精サブレンジの集合の中
の適切な精サブレンジを上記精サブレンジ電圧比較手段
に機能的に接続する精サブレンジスイッチング手段の中
の適切な集合を決定する精サブレンジスイッチ選択論理
回路と、 c)上記埋込み粗サブレンジスイッチ選択論理回路と、
上記精サブレンジスイッチング手段の集合の上記各スイ
ッチ選択端子とに機能的に結合されている精サブレンジ
スイッチ選択出力端子とを備えている請求項2に記載の
サブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項28】 上記デジタル出力エンコーディング手
段は、 a)上記第1の組の温度計コードの入力端子と、 b)上記第2の組の温度計コードの入力端子と、 c)上記第3の組の温度計コードの入力端子と、 d)上記第1の組の温度計コードの入力端子に機能的に
結合され、上記第1の組の温度計コードを第1のデジタ
ルコードに変換する第1のデジタルデータエンコーィン
グ手段と、 e)上記第2の組の温度計コードの入力端子に機能的に
結合され、上記第2の組の温度計コードを第2のデジタ
ルコードに変換する第2のデータエンコーィング手段
と、 f)上記第3の組の温度計コードの入力端子に機能的に
結合され、上記第1及び第2のデジタルコードを上記第
3の組の温度計コードに従って変更し、1組のデジタル
出力語端子上に供給されるデジタル出力語を形成する第
3のデータエンコーィング手段とを含む請求項2に記載
のサブレンジングアナログ・デジタル変換器。 - 【請求項29】 上記第1の組の温度計コードを論理的
に処理する段階は、上記第1の組の温度計コードの
“1”から“0”への変化を表す第1の独特な境界を計
算する請求項3に記載のサブレンジングアナログ・デジ
タル変換器のためのアルゴリズムの処理方法。 - 【請求項30】 上記第2の組の温度計コードを論理的
に処理する段階は、上記第2の組の温度計コードの
“1”から“0”への変化を表す第2の独特な境界を計
算する請求項3に記載のサブレンジングアナログ・デジ
タル変換器のためのアルゴリズムの処理方法。 - 【請求項31】 上記第3の組の温度計コードを論理的
に処理する段階は、上記第3の組の温度計コードの
“1”から“0”への変化を表す第3の独特な境界を計
算する請求項3に記載のサブレンジングアナログ・デジ
タル変換器のためのアルゴリズムの処理方法。 - 【請求項32】 上記第1の独特な境界は、上記参照電
圧の集合の中の粗サブレンジの集合の中の適切な粗サブ
レンジ内での上記埋込み粗サブレンジスイッチング手段
の選択を決定する請求項29に記載のサブレンジングア
ナログ・デジタル変換器のためのアルゴリズムの処理方
法。 - 【請求項33】 上記第1の独特な境界は、上記参照電
圧の集合の中の精サブレンジの集合の中の適切な精サブ
レンジ内での上記精サブレンジスイッチング手段の選択
を決定する請求項30に記載のサブレンジングアナログ
・デジタル変換器のためのアルゴリズムの処理方法。 - 【請求項34】 a)上記第1、第2、及び第3の組の
温度計コードを論理的に処理する段階は、上記第1、第
2、及び第3の組の温度計コードの“1”から“0”へ
の変化を表す第3の独特な境界を計算し、 b)上記第1の組の温度計コードのための独特な境界を
使用して、最上位のビットの表から上記入力電圧の粗サ
ブレンジの大きさを表す最上位のビットの適切な組を選
択し、 c)上記第2の組の温度コードのための独特な境界を使
用して、最下位のビットの表から上記入力電圧の精サブ
レンジの大きさを表す最下位のビットの適切な組を選択
し、 d)上記第3の組の温度コードのための独特な境界を使
用して、上記適切な最上位のビット及び適切な最下位の
ビットを変更し、上記デジタル出力語を形成する請求項
3に記載のサブレンジングアナログ・デジタル変換器の
ためのアルゴリズムの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21836395A JPH0969775A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 埋込みサブレンジングアナログ・デジタル変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21836395A JPH0969775A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 埋込みサブレンジングアナログ・デジタル変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969775A true JPH0969775A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16718721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21836395A Pending JPH0969775A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 埋込みサブレンジングアナログ・デジタル変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0969775A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9696213B2 (en) | 2013-09-11 | 2017-07-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Temperature sensor with successive AD conversion with selective comparisons |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21836395A patent/JPH0969775A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9696213B2 (en) | 2013-09-11 | 2017-07-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Temperature sensor with successive AD conversion with selective comparisons |
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