JPH0969755A - 2次元デジタル信号処理装置 - Google Patents

2次元デジタル信号処理装置

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JPH0969755A
JPH0969755A JP7222891A JP22289195A JPH0969755A JP H0969755 A JPH0969755 A JP H0969755A JP 7222891 A JP7222891 A JP 7222891A JP 22289195 A JP22289195 A JP 22289195A JP H0969755 A JPH0969755 A JP H0969755A
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Shin Aoki
青木  伸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元的な標本化位置のずれ、任意の数の折
り返し成分を持つ複数の2次元デジタルデータに対し
て、その折り返し成分を打ち消し、原信号の高周波成分
を復元する。 【解決手段】 同一の対象を、位置をずらして標本化し
たn組の2次元デジタルデータが入力1される。最初の
データが基準データバッファ2に入力され、位置差推定
部3は、最初のデータと以降のデータとの標本化位置差
を求め、加重計算部4は、その位置差に応じた重みを求
める。広帯域LPF及び高解像度化部6では、入力デー
タをLPF処理した後、入力信号のサンプリング間隔よ
り狭い間隔でサンプリングし、中間バッファ7に格納す
る。積和部8は、中間バッファ7のデータに重みを掛け
て足し合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標本化によって生
じる折り返し成分を打ち消し、原信号が持つ高周波成分
を復元し、また、2次元デジタル信号を高解像度化する
2次元デジタル信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、一次元のデジタル信号
に対して、標本化位置を変えた複数の信号を使い、折り
返し成分をキャンセルすることにより、折り返し歪を低
減し、原信号が持つ高周波成分を復元する方法および装
置を提案した(特願平7−142775号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法は、対象
が一次元のデジタル信号か、あるいは標本化位置が縦
(または横)方向だけにずれた2次元のデジタル信号に
限定され、また、原信号がナイキスト周波数の2倍に帯
域制限されていた。
【0004】しかし、カメラやスキャナなどデジタル画
像入力機器では、その標本化位置のずれは一般に2次元
的である。また、サンプリング前の原信号がナイキスト
周波数の2倍の帯域に制限されているとは限らず、それ
以上の高周波成分が含まれ、多重の折り返し歪が発生し
ている場合もある。
【0005】本発明の目的は、2次元的な標本化位置の
ずれ、任意の数の折り返し成分を持つ複数の2次元デジ
タルデータに対して、その折り返し成分を打ち消すこと
により、折り返し歪を低減し、原信号の高周波成分を復
元する2次元デジタル信号処理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、同一の信号について、標
本化位置を変えて同一の標本化間隔でn回の標本化によ
って得られるn組の2次元デジタルデータに対して、標
本化周波数の1/2以上の周波数帯域を含む、必要な原
信号の帯域を全て透過するローパス特性を持つフィルタ
手段と、該フィルタ処理されたn組の信号をそれぞれ高
解像度化する手段と、前記各デジタルデータの標本化位
置に応じて、該フィルタ手段の透過帯域に含まれる不要
な折り返し成分を打ち消すような重みを算出する手段
と、対応する位置における各高解像度化データに該重み
をつけて加重和をとり出力する手段とを備えたことを特
徴としている。
【0007】請求項2記載の発明では、前記標本化位置
に応じた重みwnは、
【0008】
【数6】
【0009】の関係を満たすことを特徴としている。
【0010】ここで、wnはn組目のデジタルデータの
ための重み (pn,qn)はn組目のデジタルデータの標本化位置 (k,l)は折り返し成分の中心位置 iは虚数単位。
【0011】請求項3記載の発明では、前記標本化位置
に応じた重みwnは、
【0012】
【数7】
【0013】の関係を満たし、かつ
【0014】
【数8】
【0015】を最小化することを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明では、前記標本化位置
に応じた重みwnは、
【0017】
【数9】
【0018】の関係を満たし、かつ
【0019】
【数10】
【0020】なる量の増加関数からなる評価関数を最小
化することを特徴としている。
【0021】請求項5記載の発明では、前記高解像度化
する手段は、前記信号の内、基準となる信号について前
記標本化間隔より狭い間隔で標本化した画素値を求め、
前記信号の内、基準信号を除く(n−1)組の各信号に
ついては、該基準信号との標本化位置の差と、該(n−
1)組の各信号値とを基に、前記狭い間隔で標本化した
位置における画素値を求めることを特徴としている。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。まず、本発明で使用する信号処理法の原
理について説明する。標本化の対象となる2次元の原信
号をf(x,y)とする。また、それをx,yについて
それぞれ間隔1で正方格子状に標本化した標本化信号を
d(x,y)とする。
【0023】フーリエ変換、逆変換および畳み込みを式
(1)、(2)、(3)のように定義する。
【0024】
【数11】
【0025】〈標本化位置の異なるデジタルデータの周
波数空間での形〉標本化は、原信号と、以下のようなδ
パルス列(s(x,y))との積をとる操作と考えられ
る。
【0026】
【数12】
【0027】ここで、S(u,v)はs(x,y)のフ
ーリエ変換で、周波数空間での表現である。以下、大文
字の英字が周波数空間での表現であり、小文字の英字が
実空間での表現である。
【0028】そうすると、標本化した信号(d(x,
y))およびそのフーリエ変換D(u,v)は、式
(6)、(7)で表される。
【0029】
【数13】
【0030】図2は、実空間での標本化の過程を説明す
る図であり、(a)はf(x,y)、(b)はs(x,
y)、(c)はf(x,y)s(x,y)である。ここ
で、f(x,y)が画像信号であるとき、s(x,y)
が主、副走査信号となって、画像信号がサンプルされ
(s(x,y)の周期が画素間隔となる)、その振幅値
(f(x,y)s(x,y))が量子化される。
【0031】図3は、実空間をフーリエ変換した周波数
空間における標本化の過程を説明する図であり、(a)
はf(x,y)のスペクトル、(b)はs(x,y)の
スペクトル、(c)はd(x,y)のスペクトルであ
り、原信号f(x,y)のフーリエ変換F(u,v)を
間隔1の格子上に繰り返し並べた形になっている(標本
化周波数=1、ナイキスト周波数=1/2)。以下、式
(7)の(k,l)=(0,0)の項を基本波、(k,
l)=(m,n)の項を(m,n)高調波と呼ぶ。
【0032】次に、同じf(x,y)について、標本化
位置を(p,q)だけずらして同一の標本化間隔で標本
化する場合を考える。この標本化した信号をdp,q
(x,y)とする。これは、式(4)のδパルス列s
(x,y)を、(p,q)だけずらしたs(x−p,y
−q)に変えたものである。位置をずらしたパルス列の
フーリエ変換は、
【0033】
【数14】
【0034】であり、これは、式(5)にexp(−2
πi(pu+qv))を掛けた形となる。つまり、これ
はS(u,v)をpu+qvに比例して位相を変化させ
た形になっており、基本波は式(5)のものと同じで、
高調波はその位置に応じて位相がずれている。
【0035】そうすると、このずれた位置(p,q)で
標本化した信号(dp,q)のフーリエ変換は、
【0036】
【数15】
【0037】となり、やはり基本波((k,l)=
(0,0))は式(7)と同じ(F(u,v))で、高
調波はその中心位置に応じた分だけ位相を変えた形にな
る。
【0038】このように、折り返し歪を含み、標本化位
置の異なる複数の標本化信号を周波数空間で見ると、基
本波は標本化位置(p,q)によらず原信号と同一で、
(k,l)高調波は、標本化位置に応じて−2π(pk
+ql)だけ位相がずれていることが分かる。この位相
のずれを使って、以下説明するように、折り返された成
分だけを取り除き、本来の高周波成分を復元することが
できる。
【0039】〈高周波成分の復元〉以上の解析結果を使
い、一つの原信号を異なる位置で標本化した複数の組の
標本化信号から、折り返し成分を取り除き、原信号の高
周波成分を復元する原理を説明する。
【0040】ここでは、原信号f(x,y)が、周波数
空間上で、ナイキスト周波数(1/2)の2倍に帯域制
限されているものとする。つまり、F(u,v)は、図
4に示すように、u<−1,1<u,v<−1,1<v
の範囲では、その値が0となるものとする。
【0041】原信号がこのように帯域制限されていれ
ば、標本化信号は、どの周波数成分も基本波、高調波の
内、たかだか2つを足したものとなる(図5)。
【0042】また、ここでは標本化信号の標本化位置は
既知であると仮定し、位置(p0,q0),(p1,q
1)... で標本化した標本化信号をそれぞれd0(x,
y)、d1(x,y)... とし、またそれぞれのフーリ
エ変換をD0(u,v)、D1(u,v)... とする。
【0043】まず、一つの標本化信号d0(x,y)に
ローパスフィルタをかけ、(−1<u,v<1)の帯域
だけを取り出す。この信号をe0(x,y)とする。そ
のフーリエ変換(E0(u,v))は次のようになる。
【0044】
【数16】
【0045】また、Σklは、−1,0,1について、
つまり、(k,l)=(−1,−1),(−1,0),
(−1,1),(0,−1),(0,0),(0,
1),(1,−1),(1,0),(1,1)の9通り
についての和をとる。これは、図6に示すように、基本
波と周波数空間で上下左右斜めに隣接する高調波の一部
が重なった信号である。
【0046】同様に、その他の標本化信号d1(x,
y)... もそれぞれLPF処理し、e1(x,y)、e
2(x,y)... を求める。これら信号は、式(9)よ
り、基本波は同一で、高調波は標本化位置((p0,q
0),(p1,q1)... )に応じて、その位相がずれ
ている。
【0047】次に、これら複数の信号を、適当な重みを
つけて加重和をとる。wnで加重和をとった信号、
【0048】
【数17】
【0049】は、周波数空間で表現すれば、式(11)
より、
【0050】
【数18】
【0051】となる。
【0052】よって、式(14)から式(21)までの
8つの項が0となり、式(13)の項だけが残れば、
(−1<u,v<1)の範囲の原信号が完全に復元でき
ることになる。
【0053】そのためには重み(wn)が以下の条件を
満たせばよい。まず、F(u,v)をそのまま残すため
式(13)より
【0054】
【数19】
【0055】なる条件が必要である。
【0056】また、式(14)の項が0となるために
は、
【0057】
【数20】
【0058】なる条件を満たせばよい。対称性により、
この条件で式(21)の項も0となる。その他の項も同
様であり、式(23)も含めてまとめると、(k,l)
=(−1,−1),(−1,0),(−1,1),
(0,−1)の4通りについて、
【0059】
【数21】
【0060】を満たせば、式(14)から式(21)の
8つの項が全て0となる。
【0061】以上の式(22)および式(26)の条件
を満たす重み(wn)を使用すれば、式(12)は結局
【0062】
【数22】
【0063】となり、原信号(F(u,v))を復元す
ることができる。式(22)、(27)、(28)は、
重みwnについての連立1次方程式であり、式(22)
が1本、式(27))(28)が4通りの(k,l)に
ついて8本、計9本の連立方程式なので、9つの異なる
位置で標本化したデジタルデータ(d0(x,y)...
d8(x,y))があれば、条件を満たす解(wn)を
求めることができる。また、これは連立1次方程式なの
で、行列演算によって簡単に解くことができる。
【0064】〈様々な帯域の原信号への対応〉以上は、
原信号(f(x,y))が、ナイキスト周波数の2倍
(−1<u,v<1)に帯域制限されているものと仮定
して説明した。原信号がそれ以外の帯域を持つ場合で
も、同様に折り返し成分を打ち消すことができる。
【0065】例えば、原信号が横方向にはナイキスト周
波数の3倍に、縦方向には2倍に制限されている場合、
基本波に重なる高調波は、図7に示すようになる。この
場合では、原信号の帯域に重なる高調波は、(k=−
2,−1,0,1,2),(l=−1,0,1)の組み
合わせで、計14個ある。
【0066】そこで、式(10)のLPFの代わりに、
この原信号を全て透過するようなLPFつまり、
【0067】
【数23】
【0068】を用いてフィルタ処理すると、得られる信
号(en)は、式(12)の(14)から(21)の8
つの項に、(k=−2,2)に対応する6つの項が加わ
り、高調波成分が合計で14項のものになる。
【0069】それらを全て打ち消すためには、対称性を
考慮して7通りの(k,l)の組み合わせについて、1
4個の方程式からなる式(27)、(28)の条件を満
たせばよい。この場合、重みwnを求めるには、式(2
2)と合わせて15本の連立方程式を解くため、15組
の入力データが必要となる。
【0070】このように、原信号の復元すべき帯域に応
じて、必要な帯域を全て透過するようなLPFの帯域を
選択し、その帯域に重なる不要な高調波を全て打ち消す
ように、重みwnを決定することによって、原信号を復
元することができる。一般にM個の折り返し成分を打ち
消すためには、2M+1組の入力データが必要となる。
【0071】〈雑音への対応〉上記した説明では、各信
号には雑音は含まれないものと考え、原信号の完全な復
元を行うものであった。しかし、現実には信号に必ず雑
音が含まれるので、雑音に強い信号処理方法が求められ
る。
【0072】ここでは、まず前述したような加重和によ
る信号の雑音の現れ方を解析し、それに対する2つの対
処方法を説明する。
【0073】一般に、複数の信号が、互いに無相関で分
散σ2の雑音を含むとすると、重みwnを使ったそれら
の加重平均信号の雑音は、
【0074】
【数24】
【0075】なる分散を持つ。つまり、加重平均信号の
雑音は、それぞれの信号のΣ(wn)2倍になると考え
られる。
【0076】式(22)、(26)で求められる重み
(wn)は、雑音を考慮していないので、標本化位置の
組み合わせによっては、Σ(wn)2が非常に大きくな
る場合があり、得られる加重平均信号は折り返し成分が
打ち消されると同時に雑音が強調される可能性がある。
そこで、雑音の低減も考慮した重みを考える。
【0077】〈「折り返し成分を打ち消し」かつ「雑音
最小化」のための重み〉9つの入力信号を使う場合は、
折り返し成分を打ち消すような加重(wn)は、式(2
6)の条件から一意に決まる。一方、10組以上の入力
信号を使えば、自由度が増えるので、式(26)を満た
した上で、残る自由度を使って式(30)を最小化する
重みをとることにより、折り返し成分を打ち消した上
で、更に雑音の低減を図ることができる。
【0078】つまり、式(22)、(26)を満たす重
みの代わりに、
【0079】
【数25】
【0080】なる条件のもとで、
【0081】
【数26】
【0082】を最小化する重みを使う。
【0083】これはwnについて、1次式の条件付き、
2乗和の最小化であるので、公知の計算法(Lagra
ngeの未定乗数法)により、連立1次方程式を解くこ
とで簡単に解が得られる。
【0084】〈「折り返し成分および雑音」の最小化の
ための重み〉雑音成分との兼ね合いを考えると、折り返
し成分も一種の雑音であり、必ずしも0にする必要はな
い。折り返し成分および雑音成分をそれぞれ低減する重
みも有効である。
【0085】これは、式(26)を束縛条件とはせず、
次式のような、その絶対値の2乗値
【0086】
【数27】
【0087】を式(30)と同等の雑音評価値と考え、
それぞれの雑音評価値に対して増加関数となる評価関数
をとり、それを最小化する重みを採用することによって
実現できる。
【0088】Σwn=1の条件のもとで、例えば次式の
ような、式(32)と式(30)の加重和を評価関数と
し、
【0089】
【数28】
【0090】これを最小化する重みを使う。この場合、
α≒0では折り返し成分の打ち消しが優先となり、α≒
1では基本波の雑音低減が優先となる。式(33)も、
wnについての2乗和の最小化であり、やはり、連立1
次方程式を解くことで簡単に解が得られる。この場合
は、2組以上の入力データが必要である。
【0091】〈標本化位置の推定〉上記した説明では、
それぞれの入力標本化信号について、標本化位置は既知
であるとして考えてきた。しかし、デジタルカメラを動
かしながら撮影したデータを扱う場合などにおいては、
標本化位置を予め知ることができないので、与えられた
デジタルデータからそれぞれの標本化位置を推定する必
要がある。その推定方法を以下、説明する(なお、ここ
で用いるアルゴリズムは、「画像の時空間微分算法を用
いた速度ベクトルの分布計測システム」(計測自動制御
学会論文集)Vol.22,No.12,pp88−9
4(昭和61年12月)に記載されたものである)。
【0092】2つのデジタルデータの標本化位置のずれ
は、移動する対象物の速度とも考えることができる。そ
こで、速度(s,t)で平行移動する1次元の連続関数
f(x,y,t)を例に考える。変化が微小ならば、T
ayler展開の1次近似として、
【0093】
【数29】
【0094】が各点で成り立つ。この式の∂f/∂x,
∂f/∂yおよび∂f/∂tから、各点で変化速度
(s,t)を求めることができる。
【0095】しかし、上記した式では、 (1)1次近似からの外れ (2)雑音の影響 などのため精度が悪いので、次式のような、式(34)
の左辺の2乗をある領域内で積分した値を評価関数と
し、この評価関数が最小値をとる(s,t)を求めるこ
とで、正確な値が得られる。
【0096】
【数30】
【0097】このようにして、2つのデータ間の相対位
置が分かれば、1つのデータを基準として、他の全ての
データとの相対位置を求めることにより、全てのデータ
の相対位置を推定することができる。
【0098】〈実施例〉図1は、本発明の実施例のブロ
ック構成図である。本実施例では、前述した本発明の原
理に基づき、同一の対象を異なる複数の標本化位置で標
本化した2次元デジタルデータを入力し、標本化される
前の原信号の高周波成分を復元した、高解像度のデジタ
ルデータを得るための信号処理方法を説明する。以下、
各部分について、その機能を説明する。
【0099】(入力デジタルデータ)本発明で使用する
入力デジタルデータ1は、同一の対象を、位置をずらし
て同一の標本化間隔で標本化した2次元デジタルデータ
である。例えば、デジタルカメラを使い、同一の対象物
を少しずつ移動しながら撮影した複数のデータや、ビデ
オカメラで同一の対象物をゆっくりと移動しながら撮影
したシーンの連続する複数のコマをデジタル化したデー
タなどが利用できる。また、カメラなど入力装置の光学
系のMTFやセンサの開口特性を予め調べることによ
り、標本化される前の原信号の帯域が分かる。ここで
は、ナイキスト周波数の2倍に帯域制限された原信号を
復元するための例を示す。
【0100】以下、入力デジタルデータをそれぞれin
0,in1,... と呼ぶ。また、第n組の入力デジ
タルデータ(inn)の、第i行、第j列のサンプル
(画素)を、inn〔i,j〕と呼ぶ。
【0101】(基準データバッファ)基準データバッフ
ァ2は、標本化位置の基準の位置とするため、第0組の
データ(in0)を格納するバッファである。後段の位
置差推定部では、2組のデジタルデータを入力し、それ
らの標本化位置の差を推定する。第0組のデータ(in
0)を基準データとし、in0とin1、およびin0
とin2の標本化位置差を推定することにより、第0組
のデータの標本化位置を基準として、全ての入力データ
の相対的な標本化位置を推定することができる。
【0102】(位置差推定部)位置差推定部3は、それ
ぞれの入力データ(in1,in2... )について、基
準データバッファに格納された基準データ(in0)と
の、標本化位置の差を推定することにより、各入力デー
タの相対的な標本化位置を推定する手段である。
【0103】第1組のデータの標本化位置を(p1,q
1)、第2組のデータの標本化位置を(p2,q2)な
どとして出力する(基準となる第0組のデータの標本化
位置は(0,0)である)。このような推定は、式(3
5)の微分、積分をデジタルデータの差分、加算に置き
換えることにより実現できる。
【0104】すなわち、in0とinnの位置差(p
i,qi)を推定するには、式(35)を
【0105】
【数31】
【0106】置き換え、また、対象の速度(s,t)で
はなく、標本化位置の移動量を測るので、符号を変え
て、
【0107】
【数32】
【0108】を最小化する(pn,qn)として求めら
れる。これは線形最小2乗法により解くことができる。
【0109】(加重計算部)加重計算部4は、位置差推
定部3で得られた標本化位置((0,0),(p1,q
1)... )に基づいて、後段の積和部で使用される加重
を求める手段である。第0,1... 組の入力デジタルデ
ータに対する加重として、それぞれw0,w1,... を
出力する。
【0110】具体的には、ここでは原信号はナイキスト
周波数の2倍の帯域を持つので、原理の説明で述べたよ
うに9組の入力デジタルデータを使い、(k,l=−
1,0,1)として、式(22)、(26)を解く演算
を行う。また、他の方法として、10組以上の入力デジ
タルデータを使い、式(22)、(26)の束縛条件の
もとで、式(31)を最小化する重みを求めることもで
きる。さらに、他の方法として、2組以上の入力デジタ
ルデータを使い、式(22)の束縛条件のもとで、式
(33)を最小化する重みを求めることもできる。ま
た、原信号の帯域がこれと異なる場合には、不要な
(k,l)高調波を全て打ち消すような重みwnを求め
る。
【0111】(解像度倍率指定部)本実施例の最終的な
出力デジタルデータは、入力デジタルデータよりも画素
数の多い高解像度なデータである。解像度倍率指定部5
は、出力デジタルデータの解像度を、入力デジタルデー
タの解像度の倍率として指定する手段である。ここで
は、解像度を4倍にするものとする。つまり、出力デジ
タルデータは入力デジタルデータに比べ、サンプル数が
4倍、標本化周期が1/4となる。
【0112】解像度の倍率は、利用者が指定するように
してもよい。ただし、本実施例では、ナイキスト周波数
の2倍の周波数成分までを復元するので、出力データに
折り返し歪を含めないためには、倍率は2倍以上としな
ければならない。
【0113】(広帯域LPF処理および高解像度化処理
部)この部分は、本発明の原理で説明した「〔−1,
1〕の透過帯域を持つLPFにより、基本波全部および
隣接する高調波の一部を足した信号を取り出す」部分に
相当する。
【0114】入力デジタルデータは、inn〔i,j〕
というデータ列であるが、これを次式のように、位置
(x,y)に対する連続関数(デルタパルス列)と考え
たものが式(6)の標本化信号d(x,y)にあたる。
【0115】
【数33】
【0116】この信号(dn(x,y))に、式(1
0)の広帯域LPFを掛ける。
【0117】理想的なLPF処理は、周波数空間では、
【0118】
【数34】
【0119】なる矩形関数との乗算であり、実空間で
は、
【0120】
【数35】
【0121】とのコンボリューションである。dn
(x,y)をLPF処理した信号をen(x,y)とす
ると、
【0122】
【数36】
【0123】である。
【0124】さらに、式(37)より、入力デジタルデ
ータ(inn〔i,j〕)を使って書き換えると、
【0125】
【数37】
【0126】と書ける。
【0127】このLPF処理によって得られる信号(e
n(x,y))は連続信号であり、これを標本化した信
号を、このブロック6の出力デジタル信号とする。その
ため、連続信号の内、欲しい(標本化される)位置
(x,y)についてだけ式(38)の計算をすればよい。
【0128】ここで得られるデジタル信号は、後段の積
和部8で加算される。加算は、原信号に対して同じ位置
同志の画素値を足しあわせるものである。そのためen
を標本化する位置は、それぞれ標本化位置の異なる各入
力画像上での、原画像上の同じ位置に対応する位置とす
るのがよい。
【0129】ここでは、基準データin0〔i,j〕の
高解像度化データmid0〔i,j〕の画素位置を基準
とし、その他の各入力データについては、高解像度化基
準データの画素位置に対応する、各画像上の位置の画素
値を求める。
【0130】図8は、高解像度化画素の位置関係を示
す。図中、大きな白丸○は、標本化間隔1で標本化され
た基準入力データの画素を示す。大きな黒丸●は、基準
入力データに対して(pn,qn)ずれた位置で、標本
化間隔1で標本化された第n組の入力データの画素位置
を示す。
【0131】高解像度化処理部は、まず、基準入力デー
タに対しては、単純に標本化間隔を1/4とし、位置
(i/4,j/4)(i,jは整数)の画素値を求め
る。図8において、小さな白丸が基準入力データを高解
像度化した画素位置を示す。
【0132】第n組の入力データ(inn)の高解像度
化データは、次のように作成する。すなわち、第n組の
入力データの画素値(黒丸)を使用して(例えば、補間
する)、原信号上で高解像度化基準データの画素位置
(図8の小さな白丸)と同じ位置にあたる画素値を第n
組の高解像度化データとして求める。図9は、第n組の
入力データの画素値を例えば補間することによって、作
成された第n組の高解像度化データの画素位置を示す。
図の小さな黒丸の位置は、基準入力データを高解像度化
した画素位置(小さな白丸)と同じ位置になる。第n組
の入力データは、標本化位置が(pn,qn)だけずれ
ているので、((i/4)−pn,(j/4)−qn)
が対応する位置となる。
【0133】なお、先に提案した方法では、高解像度化
データの画素位置は、各入力データに相対的に決め、そ
れらの加重和をとるときに位置をずらして加算した。こ
の方法では、加算するために画素位置をずらす単位は、
高解像度化データの画素間隔となる。例えば、高解像度
化データの倍率を4倍とすると、入力データの1/4画
素単位でしかずらすことができない。そのため、倍率が
小さい場合には、位置合わせの精度が悪く、結果とし
て、復元される信号の精度が悪くなる恐れがあった。こ
れに対して、本発明の方法は、第n組の入力データ(つ
まり画素値)と、その標本化位置(pn,qn)を基
に、基準となる高解像度化データの画素位置と同じ位置
の画素値を求めているので、高解像度化の倍率によら
ず、高解像度化データの画素位置を高精度に決定するこ
とができる。
【0134】このようにして得られる「広帯域LPF処
理と高解像度化処理部」の出力となるデジタルデータを
midn〔i,j〕と呼ぶ。ここでは新たな標本化間隔
は1/4としたので、midn〔i,j〕は結局、
【0135】
【数38】
【0136】となり、予めsinc2(i,j)なるテ
ーブル(実際には有限の範囲内でそれを近似したもの)
を用意しておけば、入力デジタル信号innの積和によ
って計算できる。
【0137】LPF処理された信号en(x,y)は、
原信号のナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む
信号である。そしてそれを有効に表現するためには、つ
まり原信号の高周波成分を復元するためには、LPF処
理された信号en(x,y)に対するサンプリング間隔
は、入力信号のサンプリング間隔より狭い間隔でなけれ
ばならない。信号en(x,y)に対するサンプリング
間隔が、入力信号のサンプリング間隔より狭くなけれ
ば、再び折り返し歪が発生し、意味がない。そのため、
ここでは1/4としている。また、原信号の帯域がこれ
と異なる場合には、原信号を復元するのに必要な帯域を
透過するようなLPFを用いる。
【0138】(中間データバッファ)中間データバッフ
ァ7は、前段の「広帯域LPF処理と高解像度化処理
部」で得られた中間デジタルデータ(midn〔i,
j〕)を保存するバッファである。
【0139】(積和部)この積和部7での加重和計算
は、本発明の原理で説明した「式(12)の加重和をと
り、高調波成分を打ち消す」部分に相当する。本実施例
の構成では、実空間で処理する。実空間でもやはり各中
間データに、それぞれ加重wnをかけた後、加算すれば
よい。
【0140】中間データバッファ7には、原信号上で同
じ位置に相当するデータが格納されているので、それぞ
れのバッファの画素値(mid0,mid1... )に重
みw0,w1... を掛けて足しあわせればよい。
【0141】最終的に出力されるデータ(out〔i,
j〕)は、
【0142】
【数39】
【0143】となる。
【0144】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、同一の信号を、標本化位置を変えて同一
の標本化間隔でn回の標本化によって得られるn組の2
次元デジタルデータについて、必要な原信号の帯域を全
て透過するフィルタと、該フィルタを透過した不要な高
調波を全て打ち消す重みを使った加重和をとることによ
り、標本化による不要な折り返し歪を全て打ち消し、必
要な原信号の高周波成分をすべて復元することができ
る。これにより、ぼけ、歪の少ない高解像度のデータを
得ることが可能となる。
【0145】請求項2記載の発明によれば、雑音を含ま
ないデータに対して、折り返し成分を完全に打ち消すの
で、高精度に原信号の高周波成分を復元することができ
る。
【0146】請求項4、5記載の発明によれば、雑音を
含むデータに対しても、折り返し成分と雑音を同時に低
減することができる。
【0147】請求項6記載の発明によれば、高解像度化
の倍率によらず、正確に折り返し成分を打ち消し、原信
号の高周波成分を復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック構成図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は、実空間での標本化
の過程を説明する図である。
【図3】(a)、(b)、(c)は、周波数空間におけ
る標本化の過程を説明する図である。
【図4】ナイキスト周波数の2倍に帯域制限された原信
号を示す。
【図5】標本化により折り返しが起こった信号を示す。
【図6】LPF処理された信号を示す。
【図7】標本化により3重の折り返しが起こった信号を
示す。
【図8】高解像度化画素の位置関係を示す。
【図9】第n組の高解像度化画素の位置を示す。
【符号の説明】
1 入力デジタルデータ 2 基準データバッファ 3 位置差推定部 4 加重計算部 5 出力解像度指定部 6 広帯域LPF処理および高解像度化処理部 7 中間データバッファ 8 積和部 9 出力デジタルデータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の信号について、標本化位置を変え
    て同一の標本化間隔でn回の標本化によって得られるn
    組の2次元デジタルデータに対して、標本化周波数の1
    /2以上の周波数帯域を含む、必要な原信号の帯域を全
    て透過するローパス特性を持つフィルタ手段と、該フィ
    ルタ処理されたn組の信号をそれぞれ高解像度化する手
    段と、前記各デジタルデータの標本化位置に応じて、該
    フィルタ手段の透過帯域に含まれる不要な折り返し成分
    を打ち消すような重みを算出する手段と、対応する位置
    における各高解像度化データに該重みをつけて加重和を
    とり出力する手段とを備えたことを特徴とする2次元デ
    ジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記標本化位置に応じた重みwnは、 【数1】 の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の2次元
    デジタル信号処理装置。ここで、wnはn組目のデジタ
    ルデータのための重み (pn,qn)はn組目のデジタルデータの標本化位置 (k,l)は折り返し成分の中心位置 iは虚数単位
  3. 【請求項3】 前記標本化位置に応じた重みwnは、 【数2】 の関係を満たし、かつ 【数3】 を最小化することを特徴とする請求項1記載の2次元デ
    ジタル信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記標本化位置に応じた重みwnは、 【数4】 の関係を満たし、かつ 【数5】 なる量の増加関数からなる評価関数を最小化することを
    特徴とする請求項1記載の2次元デジタル信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記高解像度化する手段は、前記信号の
    内、基準となる信号について前記標本化間隔より狭い間
    隔で標本化した画素値を求め、前記信号の内、基準信号
    を除く(n−1)組の各信号については、該基準信号と
    の標本化位置の差と、該(n−1)組の各信号値とを基
    に、前記狭い間隔で標本化した位置における画素値を求
    めることを特徴とする請求項1記載の2次元デジタル信
    号処理装置。
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