JPH0969684A - リフロー自動半田付け装置 - Google Patents

リフロー自動半田付け装置

Info

Publication number
JPH0969684A
JPH0969684A JP7248596A JP24859695A JPH0969684A JP H0969684 A JPH0969684 A JP H0969684A JP 7248596 A JP7248596 A JP 7248596A JP 24859695 A JP24859695 A JP 24859695A JP H0969684 A JPH0969684 A JP H0969684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soldering
zone
substrate
temperature
preheating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7248596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiji Yokota
八治 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A TEC TECTRON KK
Original Assignee
A TEC TECTRON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A TEC TECTRON KK filed Critical A TEC TECTRON KK
Priority to JP7248596A priority Critical patent/JPH0969684A/ja
Publication of JPH0969684A publication Critical patent/JPH0969684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフロー自動半田付け装置に挿入する基板を
左右どちらの方向にも搬送して半田付けできるようにし
て融通性を増大させ、電子部品のマウンタ、基板の後処
理装置等の異なる形式の同種装置との接続性を向上さ
せ、電子部品実装ラインの各装置を自由にレイアウトで
きるようにする。 【解決手段】 搬送装置4の基板6の搬送方向を正方向
又は逆方向に切り換えて搬送可能にすると共に、基板6
の搬送方向に応じて予備加熱ゾーン2の第1予備加熱室
PH1 の温度と半田付けゾーン3の温度とを切り換えて
制御できるようにして基板6の搬送方向の変更を容易に
行うことができるようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフロー自動半田
付け装置に係り、特に搬送装置の基板の搬送方向を正逆
走行可能とすると共に、該基板の搬送方向に合わせて上
流側の予備加熱ゾーンのヒータの発熱量を低発熱量に、
下流側の半田付けゾーンのヒータの発熱量を高発熱量に
切り換え制御できるようにして、基板をどちらの方向か
ら搬送してもリフロー半田付けできるようにして融通性
を増大させて異なる形式の同種装置又はマウンタ(電子
部品の基板への搭載装置)との接続性を向上させ、電子
部品実装ラインの各装置を自由にレイアウトできるよう
にしたリフロー自動半田付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リフロー半田付け装置は、電子部品を搭
載した基板を約150°に予備加熱した後、約230°
に急速加熱して塗布されているクリーム半田を溶解させ
て電子部品を基板に半田付けするようになっており、電
気ヒータの容量は、該基板の搬送方向上流側のヒータは
比較的低容量とされ、下流側のヒータのみが基板を半田
付け温度まで急加熱するために高容量のヒータが使用さ
れている。
【0003】従来のリフロー半田付け装置は、例えば基
板をリフロー半田付け装置の右側の基板挿入口から挿入
し、搬送装置により左方向に搬送しながら加熱してクリ
ーム半田を溶解させて半田付けし、左の基板搬出口から
取り出すように構成されたものであって、搬送装置の搬
送方向は、一方向に限定されており、これに合わせてヒ
ータ容量も上流側の予備加熱ゾーンのヒータは低容量
に、下流側の半田付けゾーンのヒータは高容量に限定さ
れていた。
【0004】従って、半田付けに先立って基板に電子部
品をマウントするマウンタ、又は半田付け後の基板の処
理装置のレイアウトの都合からリフロー半田付け装置の
基板の搬送方向を逆方向にしようとしても、該リフロー
半田付け装置では逆方向に搬送することができず、不合
理なレイアウトとせざるを得ないという欠点があった。
【0005】合理的なレイアウトとするために基板の搬
送方向を逆方向にするためには、搬送方向が逆方向のリ
フロー半田付け装置を準備して交換するしかなく、レイ
アウト設計上大きな制約となるばかりでなく、これでは
搬送方向の異なる2台のリフロー半田付け装置を用意す
ることとなり、投資額も2倍を要することになる。
【0006】また、基板の搬送装置は、該基板の一方の
端面を基準として搬送位置が決められるが、電子部品の
マウンタ、基板の後処理装置等の搬送基準は、機械ごと
に前基準であったり、又は後基準であったりして夫々異
なっており、リフロー半田付け装置の搬送基準もそれら
の装置に合わせて変更しなければならず、各装置の接続
性が劣り、改善の余地があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、搬送装置の基板の搬送方向を正方
向又は逆方向に切り換えて搬送可能にすると共に、予備
加熱ゾーン及び半田付けゾーンの各ヒータを温度調節装
置により独立して制御できるようにして基板の搬送方向
に応じて上流側の加熱室の温度を予備加熱温度に、また
下流側の加熱室の温度を半田付け温度になるように制御
して基板の搬送方向を変更して左右どちらの方向からで
も半田付けできるようにすることである。
【0008】また他の目的は、搬送装置の基板の搬送方
向を正方向又は逆方向に切り換えて搬送可能にすると共
に、基板の搬送方向に応じて予備加熱ゾーンの第1予備
加熱室の温度と半田付けゾーンの温度とを切り換えて制
御できるようにすることにより、基板の搬送方向の変更
を容易に行うことができるようにして基板を左右どちら
の方向からでも搬送して半田付けできるようにすること
であり、またこれによって電子部品のマウンタ、基板の
後処理装置等との接続性を向上させることである。
【0009】更に他の目的は、上記構成により、マウン
タ及び後処理装置等の関連から最も都合のよい方向に基
板を搬送して半田付けすることができるようにして、各
装置を最適位置にレイアウトすることができるようにす
ることであり、またこれによって工場敷地の有効利用を
図ることである。
【0010】また他の目的は、予備加熱ゾーン及び半田
付けゾーンに夫々送風量可変とされた送風機を配設し、
半田付けする基板に応じて送風量を制御することによ
り、主として輻射熱による基板の加熱、又は主として加
熱空気による基板の加熱のいずれかの加熱方法を選択で
きるようにすることであり、またこれによって半田付け
性能を高性能に維持することができるようにすることで
ある。
【0011】更に他の目的は、基板の搬送方向を正方向
又は逆方向に切り換えて搬送可能とすると共に、予備加
熱ゾーンを第1予備加熱室、第2予備加熱室、第3予備
加熱室の3つの予備加熱室から構成し、また予備加熱ゾ
ーンの次工程に半田付けゾーンを設け、第1予備加熱室
と半田付けゾーンのヒータを該第1予備加熱室及び半田
付けゾーン内の空気を半田付け温度まで加熱可能な強力
なヒータとすることによって、基板の搬送方向に応じて
第1予備加熱室の温度と半田付けゾーンとの温度とを切
り換えて制御して基板の搬送方向上流側を予備加熱ゾー
ンとし下流側が半田付けゾーンとなるように制御するこ
とができるようにすることであり、またこれによって基
板の搬送方向を容易に切り換えて半田付けすることがで
きるようにすることである。
【0012】また他の目的は、複数のスプロケットに巻
き掛けられ正方向又は逆方向に同一速度で同方向に走行
可能とされた一対のチェーンコンベアの一方のチェーン
コンベアをボールネジに螺合して移動可能とされた可動
板上に配設することにより、ボールネジを回転させるこ
とにより一対のチェーンコンベアの距離を調節自在とす
ることであり、またこれによって基板の幅に合わせてチ
ェーンコンベアの距離を調節して安定した搬送を行うこ
とができるようにすることであり、また一対のチェーン
コンベアの固定側と移動側とを変更して基板の搬送基準
を変更することができるようにして、1台の装置を4種
類の装置(正送りの前基準、正送りの後基準、逆送りの
前基準、逆送りの後基準)として使用できるようにする
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、正方向又は逆方向に走行可能とされ電子部品が
搭載された基板を搬送する搬送装置と、該搬送装置の搬
送経路に設けられた送風機と該送風機により圧送される
空気を循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部に
配設され循環する前記空気を予備加熱温度まで加熱する
ヒータとが夫々配設された複数の予備加熱室から構成さ
れた予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工程に設
けられ送風機と該送風機により圧送される空気を循環さ
せる空気循環路及び該空気循環路の一部に配設され循環
する前記空気を半田付け温度まで加熱するヒータとが配
設された半田付けゾーンと、前記基板の搬送方向上流側
を予備加熱ゾーンとし下流側を半田付けゾーンとするよ
うに前記予備加熱ゾーン及び前記半田付けゾーンの前記
各ヒータに夫々接続され該ヒータを独立して制御する複
数の温度調節装置とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】また本発明(請求項2)は、正方向又は逆
方向に走行可能とされ電子部品が搭載された基板を搬送
する搬送装置と、該搬送装置の搬送経路に設けられた送
風機と該送風機により圧送される空気を循環させる空気
循環路及び該空気循環路の一部に配設され循環する前記
空気を予備加熱温度まで加熱するヒータとが夫々配設さ
れた複数の予備加熱室から構成された予備加熱ゾーン
と、該予備加熱ゾーンの次工程に設けられ送風機と該送
風機により圧送される空気を循環させる空気循環路及び
該空気循環路の一部に配設され循環する前記空気を半田
付け温度まで加熱するヒータとが配設された半田付けゾ
ーンと、前記基板の搬送方向に応じて前記予備加熱ゾー
ンの第1予備加熱室の温度と前記半田付けゾーンの温度
とを切り換えて制御し前記基板の搬送方向上流側を予備
加熱ゾーンとし下流側が半田付けゾーンとなるように前
記予備加熱ゾーンの前記ヒータを前記基板を予備加熱す
るように制御し前記半田付けゾーンの前記ヒータを前記
基板を強加熱して前記半田付け温度まで加熱して半田付
けするように制御する制御装置とを備えたことを特徴と
するものである。
【0015】また本発明(請求項3)は、正方向又は逆
方向に走行可能とされ電子部品が搭載された基板を搬送
する搬送装置と、前記基板を予備加熱温度まで加熱する
予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工程に設けら
れ予備加熱された前記基板を半田付け温度まで加熱して
半田付けする半田付けゾーンとを備え、前記予備加熱ゾ
ーン及び前記半田付けゾーンには夫々送風量可変とされ
た送風機と該送風機により圧送される空気を循環させる
空気循環路及び該空気循環路の一部に配設され循環する
前記空気を加熱するヒータとが配設され前記送風機の前
記送風量を少なくして主として前記ヒータの輻射熱によ
って前記基板を加熱し、又は前記送風量を多くして主と
して加熱空気によって前記基板を加熱するように切り換
え制御すると共に前記基板の搬送方向に応じて前記予備
加熱ゾーンの第1予備加熱室の温度と前記半田付けゾー
ンの温度とを切り換えて制御し前記基板の搬送方向上流
側を予備加熱ゾーンとし下流側が半田付けゾーンとなる
ように前記予備加熱ゾーンの前記ヒータを前記基板を予
備加熱するように制御し前記半田付けゾーンの前記ヒー
タを前記基板を強加熱して前記半田付け温度まで加熱し
て半田付けするように制御する制御装置とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0016】また本発明(請求項4)は、正方向又は逆
方向に走行可能とされ電子部品が搭載された基板を搬送
する搬送装置と、該搬送装置の搬送経路の上方及び下方
に設けられた送風機と該送風機により圧送される空気を
循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部に配設さ
れ循環する前記空気を加熱するヒータとが夫々配設され
た第1予備加熱室、第2予備加熱室、第3予備加熱室か
ら構成され前記第1予備加熱室の前記ヒータは前記空気
を半田付け温度まで加熱可能な強力なヒータであり、前
記第2予備加熱室及び第3予備加熱室の前記ヒータは前
記空気を予備加熱温度にまで加熱することができる弱い
ヒータが配設されて構成された予備加熱ゾーンと、該予
備加熱ゾーンの次工程に設けられ前記搬送経路の上方及
び下方に設けられた送風機と該送風機により圧送される
空気を循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部に
配設され循環する前記空気を半田付け温度まで加熱する
強力なヒータとが配設された半田付けゾーンと、前記基
板の搬送方向に応じて前記第1予備加熱室の温度と前記
半田付けゾーンとの温度とを切り換えて制御し前記基板
の搬送方向上流側を予備加熱ゾーンとし下流側が半田付
けゾーンとなるように前記第1予備加熱室の前記ヒータ
を前記基板を中程度に予備加熱するように制御しそれに
続く前記第1予備加熱室、第2予備加熱室の前記ヒータ
を前記基板を弱予備加熱するように制御し前記半田付け
ゾーンの前記ヒータを前記基板を強加熱して前記半田付
け温度まで加熱して半田付けするように制御する制御装
置とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明(請求項5)は、複数のスプロ
ケットに巻き掛けられ正方向又は逆方向に同一速度で同
方向に走行可能とされた一対のチェーンコンベアであっ
てボールネジに螺合して一方の前記チェーンコンベアに
接近又は離間する方向に移動可能とされた可動板に他方
の前記チェーンコンベアが巻き掛けられた前記スプロケ
ットが配設されて構成され前記ボールネジを回転させる
ことにより前記一対のチェーンコンベアの距離を基板の
幅に合わせて調節自在とされ電子部品が搭載された基板
を正方向又は逆方向に搬送する搬送装置と、該搬送装置
の搬送経路に設けられ送風機と該送風機により圧送され
る空気を循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部
に配設され循環する前記空気を予備加熱温度まで加熱す
るヒータとが夫々配設された複数の予備加熱室から構成
された予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工程に
設けられ送風機と該送風機により圧送される空気を循環
させる空気循環路及び該空気循環路の一部に配設され循
環する前記空気を半田付け温度まで加熱するヒータとが
配設された半田付けゾーンと、前記基板の搬送方向に応
じて前記予備加熱ゾーンの第1予備加熱室の温度と前記
半田付けゾーンの温度とを切り換えて制御し前記基板の
搬送方向上流側を予備加熱ゾーンとし下流側が半田付け
ゾーンとなるように前記予備加熱ゾーンの前記ヒータを
前記基板を予備加熱するように制御し前記半田付けゾー
ンの前記ヒータを前記基板を強加熱して前記半田付け温
度まで加熱して半田付けするように制御する制御装置と
を備え、前記一対のチェーンコンベアの固定側と移動側
とを変更可能に構成したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明に係るリフロー自動半田付け装
置1は、図1及び図2において、予備加熱ゾーン2と、
半田付けゾーン3と、搬送装置4と、制御装置5とを備
えている。
【0019】予備加熱ゾーン2は、電子部品7を搭載し
た基板6を予備加熱温度である約150°まで予備加熱
するためのものであり、また半田付けゾーン3は予備加
熱された基板6を約230°まで急速に加熱してクリー
ム半田を溶解させて半田付けするためのものである。
【0020】図2及び図3において、予備加熱ゾーン2
は基板6の搬送方向上流側に配設され、第1予備加熱室
PH1 、第2予備加熱室PH2 、第3予備加熱室PH3
の3室から構成され、搬送装置4の搬送経路に沿って配
設されている。
【0021】半田付けゾーン3は予備加熱ゾーン2の次
工程として搬送装置4の搬送経路に沿って該予備加熱ゾ
ーン2の下流側に配設されている。
【0022】各予備加熱室PH1 、PH2 、PH3 及び
半田付けゾーン3は、第1予備加熱室PH1 と後述する
リフロー半田付け室RFのヒータ容量が比較的大きな同
じ容量に設定されており、また第2予備加熱室PH2
第3予備加熱室PH3 のヒータ容量は比較的小さな同じ
容量に設定されている以外は同様の構造となっている。
【0023】予備加熱ゾーン2及び半田付けゾーン3
は、搬送装置4の上方及び下方に配設されステンレス鋼
等で製作され断熱効果を持つ上部室8A及び下部室8B
によって該搬送装置4を包み込むように構成され、該上
部室8A及び下部室8B内はステンレス鋼等で製作され
た隔壁9によって予備加熱ゾーン2は第1予備加熱室P
1 、第2予備加熱室PH2 、第3予備加熱室PH3
3室に分割され、また半田付けゾーン3は同様に隔壁9
によってリフロー半田付け室RFに分割されて構成され
ている。
【0024】予備加熱室PH1 ,PH2 、PH3 及びリ
フロー半田付け室RF内は、搬送装置4を挟持する如く
搬送経路の上方及び下方にフード10が配設され、該フ
ード10内に上部室8A及び下部室8B外に配設された
モータ11によって駆動される送風機の一例たるシロッ
コファン12が配設され、また該シロッコファン12の
搬送装置4側にヒータの一例たるパネルヒータ13が配
設されている。
【0025】図2において、右側から各加熱室には搬送
経路の上方に第1ヒータ13A、第3ヒータ13C、第
5ヒータ13E及び第7ヒータ13Gが、また搬送経路
の下方には第2ヒータ13B、第4ヒータ13D、第6
ヒータ13F及び第8ヒータ13Hが夫々配設され、第
1ヒータ13A、第2ヒータ13B、第7ヒータ13G
及び第8ヒータ13Hは大きな容量のヒータであり、第
3ヒータ13C、第4ヒータ13D、第5ヒータ13
E、第6ヒータ13は小さな容量のヒータとなってい
る。
【0026】図2から図5において、シロッコファン1
2の一方の側面はフード10に形成された空気吸込口1
0aに対向し、モータ11を矢印A方向に回転させて該
空気吸込口10aから吸引した空気を側方に圧送してフ
ード10によりパネルヒータ13に送出し(矢印B方
向)、該パネルヒータ13の空気穴15aを通過した空
気をフード10と隔壁9との間を通して矢印C方向に送
り、シロッコファン12の空気吸込口10aに戻す(矢
印D方向)空気循環路ADが形成されている。
【0027】パネルヒータ13は、種々のものが考えら
れるが、図4及び図5において、ヒータ14が多数の空
気穴15aがあけられた熱伝導性の良好な、例えばアル
ミニウム等の金属板15で挟持されたサンドイッチ構造
とされており、第1予備加熱室PH1 及びリフロー半田
付け室RFのヒータ14の容量は比較的大きな同じ容量
に設定され、また第2予備加熱室PH2 、第3予備加熱
室PH3 のヒータ14の容量は比較的小さな同じ容量に
設定されている。
【0028】パネルヒータ13は、搬送装置4の搬送経
路に接近して配設されており、該パネルヒータ13を通
過した直後の空気が基板6に吹き付けられるように構成
され、温度センサ21がパネルヒータ13の搬送経路側
に配設され、該温度センサ21は制御装置5に電気的に
接続され(図7)温度管理されるように構成されてい
る。
【0029】そして、基板6を搬送しながら第1予備加
熱室PH1 で中程度に予備加熱した後、第2予備加熱室
PH2 、第3予備加熱室PH3 で弱加熱して電子部品7
が搭載された基板6全体を予備加熱温度である約150
℃にむらなく予備加熱し、次いでリフロー半田付け室R
F内で約230℃に急速加熱してクリーム半田を溶解さ
せて半田付けするようになっている。
【0030】予備加熱ゾーン2の前方及び半田付けゾー
ン3の後方には、シロッコファン15が配設された徐冷
室CLが搬送装置4の上方に設けられており、リフロー
半田付け室RFで加熱されて半田付けされた基板6に空
気を吹き付けて冷却するようになっている。
【0031】また、上部室8Aは、筺体16の上部及び
冷却室CLと共にヒンジ(図示せず)により開閉自在に
なっており、リフロー自動半田付け装置1の内部を点検
又はメンテナンスするときに上方に開放して作業を容易
に行うことができるように構成され、また筺体16の上
部には排気のための排気口18が、更に前面側方にはリ
フロー自動半田付け装置1を制御するための制御盤19
が配設されている。
【0032】搬送装置4は、基板6を搬送するためのも
のであって、図2、図3及び図6において、各予備加熱
室PH1 ,PH2 、PH3 、リフロー半田付け室RF及
び徐冷室CLを貫通して搬送装置4の一例たる一対の無
端のチェーンコンベア20が配設された構成となってい
る。
【0033】対向して配設された2枚の基台22の両端
には、夫々ガイドロッド23が固定されると共に2本の
ボールネジ24が軸受25によって回転可能に支承され
ており、夫々の該ボールネジ24の一端に固定されたス
プロケット26にはチェーン28が巻き掛けられてお
り、2本のボールネジ24が同期して回転するようにな
っている。
【0034】ボールネジ24の他の一端には、ハンドル
29が装着され、該ハンドル29を矢印E又はF方向に
手で回転させることによりスプロケット26、チェーン
28を介して2本のボールネジ24を矢印G又はH方向
に回転させるようになっている。
【0035】基台22には、スプライン軸30が軸受3
1により支承されて回動自在に配設され、該スプライン
軸30に固定されたプーリ32には、基台22に固定さ
れたモータ33の回転軸に固定されたプーリ34との間
にベルト35が巻き掛けられ、モータ33を回転させて
スプライン軸30を回転させるように構成されている。
【0036】基台22には固定板36が固定されると共
に、可動板38は該可動板38に設けられたナット39
がボールネジ24に螺合し、かつガイドロッド23にブ
ッシュ40が摺動自在に嵌合して矢印I又はJ方向に移
動可能に構成されており、ハンドル29を回転させるこ
とにより可動板38を固定板36に接近又は離脱させて
一対のチェーンコンベア20の距離を基板6の幅に合わ
せて調節できるようになっている。
【0037】固定板36及び可動板38には、複数のス
プロケット41が回動自在に配設され、またスプライン
軸30にはスプラインスプロケット42がスプライン嵌
合しており、該複数のスプロケット41及びスプライン
スプロケット42には、夫々チェーンコンベア20が巻
き掛けられ、モータ33を回転させてスプライン軸30
を回転させることにより一対のチェーンコンベア20を
同一速度で同一方向に走行させるように構成されてい
る。
【0038】一対のチェーンコンベア20を走行させる
モータ33は、時計方向及び反時計方向いずれの方向に
も回転することができるようになっており、一対のチェ
ーンコンベア20を正方向又は逆方向に走行させて基板
6を任意の方向に搬送できるように構成されている。
【0039】上記の図6に示す実施例は、可動板38を
奥側に配設し、手前側の固定板36を基準として基板6
を搬送するようにした前基準の搬送装置4となっている
が、固定板36と可動板38とは容易に交換して組み付
けられるように構成されており、該固定板36及び可動
板38を組み換えることにより可動板38を手前側に、
固定板36を奥側に配設して後基準の搬送装置4とする
ことができるようになっている。
【0040】そして図2及び図3において、基板挿入口
42から基板6を挿入し、搬送装置4により搬送しなが
ら第1予備加熱室PH1 、第2予備加熱室PH2 、第3
予備加熱室PH3 で予備加熱温度(150°)まで予備
加熱した後、リフロー半田付け室RFで急速に半田付け
温度(230°)まで加熱してクリーム半田を溶解させ
て半田付けし、徐冷室CLで徐々に150℃以下の温度
まで冷却して基板搬出口43から取り出すように構成さ
れている。
【0041】制御装置5は、図7において、搬送装置4
の搬送方向、各予備加熱室PH1 、PH2 、PH3 及び
リフロー半田付け室RFの温度管理及びシロッコファン
12の回転数を制御して送風量を制御するためのもので
あって、中央演算装置44、ROM45a及びRAM4
5bからなる外部記憶装置45及びI/Oポート46か
ら構成されたマイクロコンピュータであり、A/Dコン
バータ48を介して各パネルヒータ13A,13B,1
3C,13D,13E,13F,13G,13Hに対応
して配設された温度センサ21A,21B,21C,2
1D,21E,21F,21G及び21Hと、またD/
Aコンバータ49に接続された温度調節器27A,27
B,27C,27D,27E,27F,27G及び27
H を介してパネルヒータ13A,13B,13C,1
3D,13E,13F,13G,13Hに夫々接続され
ると共に、各シロッコファン12及びモータ33と電気
的に接続されている。
【0042】また温度制御の他の実施例としては、図8
において各パネルヒータ13及び各温度センサ21は夫
々温度調節装置17に電気的に接続されており、該温度
センサ21で温度を検出し該温度調節装置17により夫
々のパネルヒータ13を独立して制御できるように構成
されている。
【0043】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図6、図7、図8及び
図10において、ハンドル29によりボールネジ24を
回転させ、該ボールネジ24に螺合する可動板38を移
動させて固定板36に接近又は離脱させ、一対のチェー
ンコンベア20の距離を半田付けする基板6の幅に合わ
せて調節した後、制御装置5から指令して基板6の搬送
方向を希望の方向に切り換えてモータ33を始動させ
る。
【0044】例えば、基板6を右から左方向(矢印M方
向)に搬送する場合には、図10において、ステップS
1 において設定された搬送方向を判別し、正方向送りと
判別するとステップS2 においてモータ33を正回転さ
せて図8の矢印K方向に回転させ、ベルト35を介して
プーリ32及びスプライン軸30を矢印L方向に回転さ
せ、スプラインスプロケット42及びスプロケット41
に巻き掛けられた一対のチェーンコンベア20を矢印M
方向に同一速度で走行させる。
【0045】制御装置5は、ステップS4 において、上
流側の加熱室を予備加熱ゾーンとすべく、第1予備加熱
室PH1 内の空気の温度を温度センサ21A及び21B
で検出しながら温度調節器27A,27Bによりパネル
ヒータ13A,13Bを制御して中加熱し、約180℃
に制御する。
【0046】そしてステップS5 において、第2予備加
熱室PH2 、第3予備加熱室PH3内の空気の温度を同
様に温度センサ21C、21D、21E及び21Fで検
出しながら温度調節器27C,27D,27E,27F
によりパネルヒータ13C,13D,13E,13Fを
制御して弱加熱して約150℃に制御し、搬送される基
板6を予備加熱温度である150℃に均一に加熱する。
【0047】ステップS6 において、リフロー半田付け
室RF内の空気の温度を同様に温度センサ21G及び2
1Hで検出しながら温度調節器27G,27Hによりパ
ネルヒータ13G,13Hを制御して強加熱して約23
0℃に制御し、基板6を半田付け温度まで急速に上昇さ
せて半田付けする。
【0048】ここで、基板挿入口42から基板6を挿入
すると該基板6は、搬送装置4により矢印M方向に搬送
され、第1予備加熱室PH1 において急速な立上がりカ
ーブ50で加熱され、比較的小型の熱容量の小さい電子
部品7は、すぐに約180℃まで加熱されるが、比較的
大型の熱容量も大きい電子部品7は、表面部は約180
℃まで加熱されるが、内部は十分加熱されずにこれより
低い温度となっている。
【0049】次いで、第2予備加熱室PH2 、第3予備
加熱室PH3 に搬送され、熱容量の小さい電子部品7は
温度が下げられ、また熱容量の大きい電子部品7は更に
徐々に加熱されて全体の温度が調整されて基板6及び電
子部品7の全部品が約150℃の均一な温度51になっ
て予備加熱が終了する。
【0050】次いで基板6は、リフロー半田付け室RF
に搬送され、ここで予備加熱室PH1 ,PH2 及びPH
3 と同様にして約230℃に加熱された空気が吹き付け
られて加熱されるので、急速な立ち上がりカーブ52で
加熱され、クリーム半田が溶融して電子部品7が基板6
の所定の箇所に半田付けされる。
【0051】リフロー半田付け室RFにおいて半田付け
され、まだ高温状態にある基板6は、更に約70℃にな
っている徐冷室CLに搬送されてゆっくりと150℃以
下の温度53まで冷却された後、基板搬出口43から搬
出される。
【0052】ここで、予備加熱室PH1 ,PH2 及びP
3 、リフロー半田付け室RFでの加熱について詳述す
ると、図5において、フード10に形成された空気吸込
口10aから矢印D方向に吸引された空気は、シロッコ
ファン12により側方に圧送され、フード10により搬
送装置4側に送出されてヒータ14により加熱された金
属板15の空気穴15aを矢印B方向に通過するとき熱
交換して加熱され、更に下降してチェーンコンベア20
によって搬送される基板6に接触して該基板6を加熱す
る。
【0053】基板6を加熱した空気は、フード10と隔
壁9との間の空気循環路ADを通り矢印C方向に送ら
れ、再びシロッコファン12の空気吸込口10aに戻
り、以後同様に循環する。
【0054】このとき、循環する空気の温度は温度セン
サ21により検出されて制御装置5に伝達され、該制御
装置5の指令によってパネルヒータ13に供給される電
力の調節が温度調節器27により行われ、循環する空気
が所定の温度となるように制御される。
【0055】レイアウトの関係から基板6の搬送方向を
上述とは逆に、左方向から右方向に搬送するときには、
図7、図9及び図10において、制御装置5により搬送
方向を切り換え、ステップS1 において設定された搬送
方向を判別し、逆方向送りと判別すると、ステップS3
においてモータ33が逆方向(矢印N方向)に回転して
ベルト35を介してプーリ32及びスプライン軸30を
先とは逆の矢印O方向に回転させ、スプラインスプロケ
ット42及びスプロケット41に巻き掛けられた一対の
チェーンコンベア20を矢印P方向に同一速度で走行さ
せる。
【0056】制御装置5は、図8において基板6を矢印
M方向に搬送するときには半田付け温度まで加熱したリ
フロー半田付け室RFを第1予備加熱室PH1 として、
また予備加熱温度まで加熱した第1予備加熱室PH1
リフロー半田付け室RFとして作用させるように温度を
温度センサ21で検出しながらパネルヒータ13を制御
する。
【0057】即ち制御装置5は、ステップS8 におい
て、温度センサ21G及び21Hで温度を検出しながら
正送り時には強加熱したパネルヒータ13G,13Hを
温度調節器27G,27Hで制御して中加熱して約18
0℃に制御する。
【0058】そしてステップS9 において、正送り時と
同様に第2予備加熱室PH2 、第3予備加熱室PH3
の空気の温度を温度センサ21E、21F、21C及び
21Dで検出しながら温度調節器27E,27F,27
C,27Dでパネルヒータ13E,13F,13C,1
3Dを制御して弱加熱して約150℃に制御し、搬送さ
れる基板6を予備加熱温度である150℃に均一に加熱
する。
【0059】次いでステップS10において、正送り時に
は中加熱したパネルヒータ13A,13Bを温度調節器
27A,27Bにより制御して強加熱し、リフロー半田
付け室RF内の空気の温度を約230℃に制御して基板
6を半田付け温度まで急速に上昇させて半田付けする。
【0060】上記した如く、基板6の搬送方向に応じて
第1予備加熱室PH1 とリフロー半田付け室RFの温度
を入れ換えて制御し、基板6の搬送方向上流側を予備加
熱ゾーン2として、また下流側を半田付けゾーン3とし
て作用するように切り換えて制御する。
【0061】基板6を逆送り(矢印P方向)するときの
作用は、基板6を矢印M方向に搬送する場合と搬送装置
4の走行方向及び第1予備加熱室PH1 とリフロー半田
付け室RFの位置が異なるだけでその他は上記したもの
と全く同様であるので、同一の部分には同一の符号を付
して詳述は省略する。
【0062】また、各加熱室に温度調節装置17を配設
した実施例の場合には、基板6の搬送方向に応じて上流
側から180℃、150℃、150℃及び230℃とな
るように各温度調節装置17を手動で調節しておくこと
により、該温度調節装置17に接続された各パネルヒー
タ13を予備加熱温度、半田付け温度に制御して半田付
けする。
【0063】また、基板6は、固定板36にガイドさせ
て該固定板36を基準にして搬送するが、該基板6の搬
送基準は、図6において固定板36と可動板38の位置
を互いに入れ換えるだけで前基準及び後基準に容易に変
更して搬送することができる。
【0064】即ち、基本的に1台のリフロー自動半田付
け装置1を使用して基板6の搬送方向及び搬送基準を変
更することにより、4種類のリフロー自動半田付け装置
(正送りの前基準、正送りの後基準、逆送りの前基準、
逆送りの後基準)と同様の作用を行わせることができ
る。
【0065】更に、基板6の種類に応じて制御装置5か
らシロッコファン12に指令して回転数を制御し、該シ
ロッコファン12の送風量を少なくして主として輻射熱
によって基板6を加熱し、又はシロッコファン12の送
風量を多くして主として加熱空気によって基板6を加熱
するかのいずれかの加熱方法を容易に選択できるように
して半田付けする基板6に適合した最適の半田付けを行
い高性能の半田付け性能を維持することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上記のように搬送装置の基板
の搬送方向を正方向又は逆方向に切り換えて搬送可能に
すると共に、予備加熱ゾーン及び半田付けゾーンの各ヒ
ータを温度調節装置により独立して制御できるようにし
たので、基板の搬送方向に応じて上流側の加熱室の温度
を予備加熱温度に、また下流側の加熱室の温度を半田付
け温度になるように制御できるため、基板の搬送方向を
変更して左右どちらの方向からでも半田付けできるとい
う画期的な効果が得られる。
【0067】また搬送装置の基板の搬送方向を正方向又
は逆方向に切り換えて搬送可能にすると共に、基板の搬
送方向に応じて予備加熱ゾーンの第1予備加熱室の温度
と半田付けゾーンの温度とを切り換えて制御できるよう
にしたので、基板の搬送方向の変更を容易に行うことが
できるため、基板を左右どちらの方向からでも搬送して
半田付けできる効果があり、またこの結果電子部品のマ
ウンタ、基板の後処理装置等との接続性を向上させるこ
とができる効果がある。
【0068】更には、上記構成により、マウンタ及び後
処理装置等の関連から最も都合のよい方向に基板を搬送
して半田付けすることができることとなり、各装置を最
適位置にレイアウトすることができ、またこの結果工場
敷地の有効利用を図ることができる。
【0069】また予備加熱ゾーン及び半田付けゾーンに
夫々送風量可変とされた送風機を配設し、半田付けする
基板に応じて送風量を制御するようにしたので、主とし
て輻射熱による基板の加熱、又は主として加熱空気によ
る基板の加熱のいずれかの加熱方法を選択できる効果が
あり、またこの結果半田付け性能を高性能に維持するこ
とができるという効果がある。
【0070】更には、基板の搬送方向を正方向又は逆方
向に切り換えて搬送可能とすると共に、予備加熱ゾーン
を第1予備加熱室、第2予備加熱室、第3予備加熱室の
3つの予備加熱室から構成し、また予備加熱ゾーンの次
工程に半田付けゾーンを設け、第1予備加熱室と半田付
けゾーンのヒータを該第1予備加熱室及び半田付けゾー
ン内の空気を半田付け温度まで加熱可能な強力なヒータ
としたので、基板の搬送方向に応じて第1予備加熱室の
温度と半田付けゾーンとの温度とを切り換えて制御して
基板の搬送方向上流側を予備加熱ゾーンとし下流側が半
田付けゾーンとなるように制御することができる効果が
あり、またこの結果基板の搬送方向を容易に切り換えて
半田付けすることができるという効果がある。
【0071】また複数のスプロケットに巻き掛けられ正
方向又は逆方向に同一速度で同方向に走行可能とされた
一対のチェーンコンベアの一方のチェーンコンベアをボ
ールネジに螺合して移動可能とされた可動板上に配設し
たので、ボールネジを回転させることにより一対のチェ
ーンコンベアの距離を調節自在とし得、またこの結果基
板の幅に合わせてチェーンコンベアの距離を調節して安
定した搬送を行うことができ、また一対のチェーンコン
ベアの固定側と移動側とを変更して基板の搬送基準を変
更することができるようにしたので、前基準のチェーン
コンベアとしても、また後基準のチェーンコンベアとし
ても使用できるリフロー自動半田付け装置を提供でき、
1台の装置を4種類の装置(正送りの前基準、正送りの
後基準、逆送りの前基準、逆送りの後基準)として使用
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】リフロー自動半田付け装置の斜視図である。
【図2】リフロー自動半田付け装置の縦断面図である。
【図3】リフロー自動半田付け装置の縦断面図である。
【図4】加熱装置の部分破断斜視図である。
【図5】加熱装置の部分破断斜視図である。
【図6】搬送装置の要部斜視図である。
【図7】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】基板を左方向(正方向)に搬送しながら半田付
けする状態を示すリフロー自動半田付け装置の縦断面図
である。
【図9】基板を右方向(逆方向)に搬送しながら半田付
けする状態を示すリフロー自動半田付け装置の縦断面図
である。
【図10】制御装置のルーチンを示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
1 リフロー自動半田付け装置 2 予備加熱ゾーン 3 半田付けゾーン 4 搬送装置 5 制御装置 6 基板 12 送風機の一例たるシロッコファン 13 ヒータの一例たるパネルヒータ 17 温度調節装置 20 チェーンコンベア 24 ボールネジ 38 可動板 41 スプロケット AD 空気循環路 PH1 第1予備加熱室 PH2 第2予備加熱室 PH3 第3予備加熱室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方向又は逆方向に走行可能とされ電子
    部品が搭載された基板を搬送する搬送装置と、該搬送装
    置の搬送経路に設けられた送風機と該送風機により圧送
    される空気を循環させる空気循環路及び該空気循環路の
    一部に配設され循環する前記空気を予備加熱温度まで加
    熱するヒータとが夫々配設された複数の予備加熱室から
    構成された予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工
    程に設けられ送風機と該送風機により圧送される空気を
    循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部に配設さ
    れ循環する前記空気を半田付け温度まで加熱するヒータ
    とが配設された半田付けゾーンと、前記基板の搬送方向
    上流側を予備加熱ゾーンとし下流側を半田付けゾーンと
    するように前記予備加熱ゾーン及び前記半田付けゾーン
    の前記各ヒータに夫々接続され該ヒータを独立して制御
    する複数の温度調節装置とを備えたことを特徴とするリ
    フロー自動半田付け装置。
  2. 【請求項2】 正方向又は逆方向に走行可能とされ電子
    部品が搭載された基板を搬送する搬送装置と、該搬送装
    置の搬送経路に設けられた送風機と該送風機により圧送
    される空気を循環させる空気循環路及び該空気循環路の
    一部に配設され循環する前記空気を予備加熱温度まで加
    熱するヒータとが夫々配設された複数の予備加熱室から
    構成された予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工
    程に設けられ送風機と該送風機により圧送される空気を
    循環させる空気循環路及び該空気循環路の一部に配設さ
    れ循環する前記空気を半田付け温度まで加熱するヒータ
    とが配設された半田付けゾーンと、前記基板の搬送方向
    に応じて前記予備加熱ゾーンの第1予備加熱室の温度と
    前記半田付けゾーンの温度とを切り換えて制御し前記基
    板の搬送方向上流側を予備加熱ゾーンとし下流側が半田
    付けゾーンとなるように前記予備加熱ゾーンの前記ヒー
    タを前記基板を予備加熱するように制御し前記半田付け
    ゾーンの前記ヒータを前記基板を強加熱して前記半田付
    け温度まで加熱して半田付けするように制御する制御装
    置とを備えたことを特徴とするリフロー自動半田付け装
    置。
  3. 【請求項3】 正方向又は逆方向に走行可能とされ電子
    部品が搭載された基板を搬送する搬送装置と、前記基板
    を予備加熱温度まで加熱する予備加熱ゾーンと、該予備
    加熱ゾーンの次工程に設けられ予備加熱された前記基板
    を半田付け温度まで加熱して半田付けする半田付けゾー
    ンとを備え、前記予備加熱ゾーン及び前記半田付けゾー
    ンには夫々送風量可変とされた送風機と該送風機により
    圧送される空気を循環させる空気循環路及び該空気循環
    路の一部に配設され循環する前記空気を加熱するヒータ
    とが配設され前記送風機の前記送風量を少なくして主と
    して前記ヒータの輻射熱によって前記基板を加熱し、又
    は前記送風量を多くして主として加熱空気によって前記
    基板を加熱するように切り換え制御すると共に前記基板
    の搬送方向に応じて前記予備加熱ゾーンの第1予備加熱
    室の温度と前記半田付けゾーンの温度とを切り換えて制
    御し前記基板の搬送方向上流側を予備加熱ゾーンとし下
    流側が半田付けゾーンとなるように前記予備加熱ゾーン
    の前記ヒータを前記基板を予備加熱するように制御し前
    記半田付けゾーンの前記ヒータを前記基板を強加熱して
    前記半田付け温度まで加熱して半田付けするように制御
    する制御装置とを備えたことを特徴とするリフロー自動
    半田付け装置。
  4. 【請求項4】 正方向又は逆方向に走行可能とされ電子
    部品が搭載された基板を搬送する搬送装置と、該搬送装
    置の搬送経路の上方及び下方に設けられた送風機と該送
    風機により圧送される空気を循環させる空気循環路及び
    該空気循環路の一部に配設され循環する前記空気を加熱
    するヒータとが夫々配設された第1予備加熱室、第2予
    備加熱室、第3予備加熱室から構成され前記第1予備加
    熱室の前記ヒータは前記空気を半田付け温度まで加熱可
    能な強力なヒータであり、前記第2予備加熱室及び第3
    予備加熱室の前記ヒータは前記空気を予備加熱温度にま
    で加熱することができる弱いヒータが配設されて構成さ
    れた予備加熱ゾーンと、該予備加熱ゾーンの次工程に設
    けられ前記搬送経路の上方及び下方に設けられた送風機
    と該送風機により圧送される空気を循環させる空気循環
    路及び該空気循環路の一部に配設され循環する前記空気
    を半田付け温度まで加熱する強力なヒータとが配設され
    た半田付けゾーンと、前記基板の搬送方向に応じて前記
    第1予備加熱室の温度と前記半田付けゾーンとの温度と
    を切り換えて制御し前記基板の搬送方向上流側を予備加
    熱ゾーンとし下流側が半田付けゾーンとなるように前記
    第1予備加熱室の前記ヒータを前記基板を中程度に予備
    加熱するように制御しそれに続く前記第1予備加熱室、
    第2予備加熱室の前記ヒータを前記基板を弱予備加熱す
    るように制御し前記半田付けゾーンの前記ヒータを前記
    基板を強加熱して前記半田付け温度まで加熱して半田付
    けするように制御する制御装置とを備えたことを特徴と
    するリフロー自動半田付け装置。
  5. 【請求項5】 複数のスプロケットに巻き掛けられ正方
    向又は逆方向に同一速度で同方向に走行可能とされた一
    対のチェーンコンベアであってボールネジに螺合して一
    方の前記チェーンコンベアに接近又は離間する方向に移
    動可能とされた可動板に他方の前記チェーンコンベアが
    巻き掛けられた前記スプロケットが配設されて構成され
    前記ボールネジを回転させることにより前記一対のチェ
    ーンコンベアの距離を基板の幅に合わせて調節自在とさ
    れ電子部品が搭載された基板を正方向又は逆方向に搬送
    する搬送装置と、該搬送装置の搬送経路に設けられ送風
    機と該送風機により圧送される空気を循環させる空気循
    環路及び該空気循環路の一部に配設され循環する前記空
    気を予備加熱温度まで加熱するヒータとが夫々配設され
    た複数の予備加熱室から構成された予備加熱ゾーンと、
    該予備加熱ゾーンの次工程に設けられ送風機と該送風機
    により圧送される空気を循環させる空気循環路及び該空
    気循環路の一部に配設され循環する前記空気を半田付け
    温度まで加熱するヒータとが配設された半田付けゾーン
    と、前記基板の搬送方向に応じて前記予備加熱ゾーンの
    第1予備加熱室の温度と前記半田付けゾーンの温度とを
    切り換えて制御し前記基板の搬送方向上流側を予備加熱
    ゾーンとし下流側が半田付けゾーンとなるように前記予
    備加熱ゾーンの前記ヒータを前記基板を予備加熱するよ
    うに制御し前記半田付けゾーンの前記ヒータを前記基板
    を強加熱して前記半田付け温度まで加熱して半田付けす
    るように制御する制御装置とを備え、前記一対のチェー
    ンコンベアの固定側と移動側とを変更可能に構成したこ
    とを特徴とするリフロー自動半田付け装置。
JP7248596A 1995-08-31 1995-08-31 リフロー自動半田付け装置 Pending JPH0969684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7248596A JPH0969684A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 リフロー自動半田付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7248596A JPH0969684A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 リフロー自動半田付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0969684A true JPH0969684A (ja) 1997-03-11

Family

ID=17180476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7248596A Pending JPH0969684A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 リフロー自動半田付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0969684A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346736A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Toyota Motor Corp はんだリフロー装置及びそれを使用した組立装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346736A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Toyota Motor Corp はんだリフロー装置及びそれを使用した組立装置
JP4560999B2 (ja) * 2001-05-30 2010-10-13 トヨタ自動車株式会社 ワークはんだ付け装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5573688A (en) Convection/infrared solder reflow apparatus
US5158224A (en) Soldering machine having a vertical transfer oven
JP4602536B2 (ja) リフローはんだ付け装置
JP4896776B2 (ja) リフロー装置
JPH04300066A (ja) リフローはんだ付け方法およびその装置
JPH0969684A (ja) リフロー自動半田付け装置
JP2011066318A (ja) 熱処理装置
JP2519013B2 (ja) リフロ―半田付装置
US5683242A (en) Oven with temperature balancing
JPS6138985B2 (ja)
CN211915759U (zh) 一种新型回流焊设备
JP3929529B2 (ja) リフロー装置
JP3191398B2 (ja) リフロー装置
JPS62144876A (ja) 電子部品の半田付け装置
JP4957797B2 (ja) 加熱炉
JP2555876Y2 (ja) エアリフロー装置
JP2008249246A (ja) 熱風循環・近赤外線加熱併用式連続炉
WO2010064428A1 (ja) リフロー炉
JP3129886B2 (ja) リフロー装置
JP3818834B2 (ja) リフローはんだ付け装置
JP2994454B2 (ja) はんだリフロー炉
JPH03216273A (ja) リフロー炉
JPH08293666A (ja) リフロー装置およびその温度制御方法
JPH1051131A (ja) リフローはんだ付け方法
JPH0687068A (ja) リフロー用加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20031217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Effective date: 20040223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02