JPH0969393A - 高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ - Google Patents

高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ

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JPH0969393A
JPH0969393A JP22413895A JP22413895A JPH0969393A JP H0969393 A JPH0969393 A JP H0969393A JP 22413895 A JP22413895 A JP 22413895A JP 22413895 A JP22413895 A JP 22413895A JP H0969393 A JPH0969393 A JP H0969393A
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capacitor
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Manabu Takaya
学 貴家
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧放電灯の始動性を向上させるようにす
る。 【解決手段】 高圧放電灯23に高圧パルスを印加する
高電圧パルス発生装置25の倍電圧整流回路26を構成
するダイオード18のアノード側に数100Ωから数K
Ωの耐電圧の大きい抵抗27を介挿する。この抵抗27
を設けることにより、コンデンサ17の放電電流の振動
による帰還電流ia が抑制されるので、高電圧用トラン
ス22のインダクタによる振動が長く維持する。これに
より全体として大きなエネルギーが得られるので、高圧
放電灯23の絶縁破壊後のグロー放電時間が十分に得ら
れるようになり、高圧放電灯23の始動性が大幅に良く
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧パルス発生
装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の放電灯点灯装置の構成例を
示す図である。この図において、点灯回路10からの直
流電圧(例えば300V)により抵抗11、コンデンサ
12、サイダック13及びトランス14で構成される発
振回路15が発振し、トランス14の二次側に交流の高
電圧が発生する。即ち点灯回路10から直流電圧が出力
されることにより抵抗11を介してコンデンサ12に電
流が流れ、充電される。そして、サイダック13の動作
電圧まで充電された時点でサイダック13がオンし、コ
ンデンサ12の電荷の放電が行なわれてトランス14の
一次側に電流が流れる。コンデンサ12の電荷の放電が
行なわれた後、再び同様の動作が繰り返し行なわれる。
この動作によりトランス14の二次側に交流の高電圧が
発生する。
【0003】トランス14の二次側で発生した交流がコ
ンデンサ16、17及びダイオード18、19で構成さ
れる倍電圧整流回路20で整流される。この際、最終段
のコンデンサ17にエアギャップ21の動作電圧まで充
電された時点でエアギャップ21がオンし、コンデンサ
17の電荷の放電が行なわれて高電圧用トランス22の
一次側に電流が流れる。この高電圧用トランス22の一
次側に電流が流れることにより、その二次側に高電圧パ
ルスが発生する。最終段のコンデンサ17から高電圧用
トランス22の一次側に流れる放電電流はこの高電圧用
トランス22のインダクタにより振動を行ないながら減
衰して行くが、下記(イ)の理由により、高電圧用トラ
ンス22の二次側には正負どちらか一方向に大きなピー
クをもった減衰振動波形が出力される。(この最大値は
トランス極性により方向が決まる。)このはじめの高電
圧によりメタルハライドランプなどの高圧放電灯23が
始動する。この場合、高圧放電灯23には始動性を良く
するためにトリガーワイヤーと呼ばれる近接導体(図示
略)が取り付けられる。この近接導体は高圧放電灯23
正電極側又は負電極側に巻回され、その一端が巻回した
側の極に接続される。
【0004】なお、上記抵抗11、コンデンサ12、1
6、17、サイダック13、トランス14、ダイオード
18、19、ギャップ21及び高電圧用トランス22は
高電圧パルス発生装置を構成する。一方、図8はトラン
ス14の二次側で発生した交流をコンデンサ17及びダ
イオード19で構成される半波整流回路24で半波整流
するタイプの放電灯点灯装置の構成例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の放電灯点灯装置にあっては、次のような問題点があ
った。 (イ)高圧放電灯23の絶縁破壊後のグロー放電時間が
短いことから、始動性が悪かった。即ち、倍電圧整流回
路20のコンデンサ17から高電圧用トランス22の一
次側に流れる放電電流が高電圧用トランス22のインダ
クタにより振動を行ないながら減衰して行くが、コンデ
ンサ17が逆方向に充電されたときにはダイオード1
8、19を通して電荷の放電が行なわれるので振動が早
期に収まってしまう。このため、高電圧用トランス22
の二次側より得られる振動の持続時間が短くなり、高圧
放電灯23の絶縁破壊後のグロー放電時間が十分に得ら
れない。
【0006】(ロ)グロー放電時間が十分に得られない
ことは特に再始動の際に問題になる。即ち、再始動の際
に負電極の先端部分に封入物(水銀などの発光金属)が
凝固していると負電極の根元からグロー放電が開始され
ることがあり、この負電極の根元からのグロー放電は菅
壁に沿った蛇行したものとなるから、結果的には放電路
が長くなってしまう。放電路が長くなると光の中心がず
れてしまったり、ランプ電圧の上昇による出力の低下な
どが生ずる(点灯回路10はランプ電圧が高くなると出
力を下げるように動作する)。なお、負電極の根元から
の放電は、高圧放電灯にトリガーワイヤーが取り付けら
れた場合にさらに強力に誘発される。
【0007】(ハ)半波整流タイプのものでもトランス
14の二次側を通してコンデンサ17に充電された電荷
の放電が行なわれるので、上記倍電圧整流タイプのもの
と同じような問題が生ずる。なお、トランス14の二次
側巻線の直流抵抗分によってほんの僅かではあるが振動
の持続時間は長くなる。しかしながらグロー放電時間を
十分に得るまでには至らない。
【0008】そこで本発明は、高圧放電灯の始動性を向
上させることができる高電圧パルス発生装置、放電灯点
灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発振
により直流電圧から交流の高電圧を発生する交流電圧発
生手段と;この交流電圧発生手段により発生した交流の
高電圧を整流・平滑化する整流・平滑化手段と;この整
流・平滑化手段の出力段のコンデンサに蓄積された電荷
が所定量に達したときにスイッチオンするスイッチ手段
と;このスイッチ手段のスイッチオンにより前記出力段
のコンデンサから放電される電荷により高電圧パルスを
発生する高圧用トランスと;前記スイッチ手段がスイッ
チオンすることで前記出力段のコンデンサと前記高圧用
トランスとの間で発生する振動電流のうちの前記整流・
平滑化手段側へ流れる帰還電流の経路上に介挿された抵
抗と;を具備している。
【0010】出力段のコンデンサが放電することで、高
電圧用トランスの一次側に流れる放電電流が同トランス
のインダクタにより振動を行ないながら減衰して行く。
この際に整流・平滑化手段に戻る帰還電流が抵抗によっ
て抑制されるので、高電圧用トランスの無負荷時の高電
圧パルスの波形が正負共に略均等で、かつ減衰時間の長
い減衰振動波形となる。この高電圧パルスの最初の振幅
で高電圧放電灯内の絶縁破壊が行なわれ、その後は無負
荷時の減衰振動波形と同様な周波数の電流が流れる。こ
の電流の流れる時間が長いことから、高電圧放電灯に大
きなエネルギーが加わる。これにより、グロー放電から
アーク放電への転移が確実に行なわれる。したがって、
高圧放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に用いた場合に
高圧放電灯の始動性が大幅に良くなる。また減衰時間の
長い高電圧パルスを高圧放電灯に加えることにより、例
えば高圧放電灯の負電極の根元からグロー放電が開始さ
れても時間の経過と共に根元から先端部へ放電開始位置
が移動して行くことになるので、グロー放電の蛇行が生
じなくなる。
【0011】請求項2の発明は、発振により直流電圧か
ら交流の高電圧を発生する交流電圧発生手段と;この交
流電圧発生手段により発生した交流の高電圧を整流・平
滑化する倍電圧整流手段と;この倍電圧整流手段の出力
段のコンデンサに蓄積された電荷が所定量に達したとき
にスイッチオンするスイッチ手段と;このスイッチ手段
のスイッチオンにより前記出力段のコンデンサから放電
される電荷により高電圧パルスを発生する高圧用トラン
スと;前記スイッチ手段がスイッチオンすることで前記
出力段のコンデンサと前記高圧用トランスとの間で発生
する振動電流のうちの前記倍電圧整流手段側へ流れる帰
還電流の経路上に介挿された抵抗と;を具備している。
整流・平滑化手段として倍電圧整流手段を用いた場合で
あり、この倍電圧整流手段にあっても上記同様に大きな
エネルギーが得られることから、高圧放電灯を点灯させ
る放電灯点灯装置に用いた場合に高圧放電灯の始動性が
大幅に良くなる。
【0012】請求項3の発明は、発振により直流電圧か
ら交流の高電圧を発生する交流電圧発生手段と;この交
流電圧発生手段により発生した交流の高電圧を整流・平
滑化する半波整流手段と;この半波整流手段のコンデン
サに蓄積された電荷が所定量に達したときにスイッチオ
ンするスイッチ手段と;このスイッチ手段のスイッチオ
ンにより前記コンデンサから放電される電荷により高電
圧パルスを発生する高圧用トランスと;前記スイッチ手
段がスイッチオンすることで前記コンデンサと前記高圧
用トランスとの間で発生する振動電流のうちの前記半波
整流手段側へ流れる帰還電流の経路上に介挿された抵抗
と;を具備している。整流・平滑化手段として半波整流
手段を用いた場合であり、この半波整流手段にあっても
上記同様に大きなエネルギーが得られることから、高圧
放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に用いた場合に高圧
放電灯の始動性が大幅に良くなる。
【0013】請求項4の発明は、発振により直流電圧か
ら交流の高電圧を発生する交流電圧発生手段と;この交
流電圧発生手段により発生した交流の高電圧を整流・平
滑化する多倍圧整流手段と;この多倍圧整流手段の出力
段のコンデンサに蓄積された電荷が所定量に達したとき
にスイッチオンするスイッチ手段と;このスイッチ手段
のスイッチオンにより前記出力段のコンデンサから放電
される電荷により高電圧パルスを発生する高圧用トラン
スと;前記スイッチ手段がスイッチオンすることで前記
出力段のコンデンサと前記高圧用トランスとの間で発生
する振動電流のうちの前記多倍圧整流手段側へ戻る帰還
電流の経路上に介挿された抵抗と;を具備している。整
流・平滑化手段として半波整流手段を用いた場合であ
り、この多倍圧整流手段にあっても上記同様に大きなエ
ネルギーが得られることから、高圧放電灯を点灯させる
放電灯点灯装置に用いた場合に高圧放電灯の始動性が大
幅に良くなる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の高電圧パルス発生装置と;この高電圧パル
ス発生装置に直流電圧を供給すると共に該高電圧パルス
発生装置からの高電圧パルスで始動する高圧放電灯のラ
ンプ電圧に基づいて高圧放電灯に対する電力制御を行な
う点灯手段と;を具備している。高電圧パルス発生装置
から大きなエネルギーの出力が得られるので、高圧放電
灯の始動性が大幅に向上する。
【0015】請求項6の発明は、前記高電圧パルス発生
装置が、最大値が正負共に25KV以上の高電圧パルス
を発生するものであり、前記高圧放電灯が正電極と負電
極との間隔が4mm以下のものである。高電圧パルスの
最大値を正負共に25KVとし、高圧放電灯を正負両電
極の間隔が4mm以下のものとすることで、トリガーワ
イヤーと呼ばれる始動用補助電極を取り付けなくとも抵
抗の介挿によるグロー放電時間の十分な長さとあいまっ
て確実に始動できる。
【0016】請求項7の発明は、照明装置本体と;前記
照明装置本体に設けられた高圧放電灯と;この高圧放電
灯を点灯する請求項5又は6のいずれかに記載の放電灯
点灯装置と;を具備している。高圧放電灯のグロー放電
時間が十分に長くなるので、短時間で確実に照明を行な
うことができる。請求項8の発明は、請求項7記載の照
明装置と;この照明装置から放射される光を一定方向へ
反射させる反射手段と;この反射手段による光の反射方
向の前方に配置される透過型の液晶表示手段と;この液
晶表示手段を映像信号に基づいて駆動する表示駆動手段
と;前記液晶表示手段の前方に配置されるレンズと;を
具備している。高圧放電灯のグロー放電時間が十分に長
くなるので、電源投入時に短時間で確実に映像をスクリ
ーンに映し出すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の高
電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液
晶プロジェクタの実施例について説明する。 (I) 高電圧パルス発生装置の実施例1 図1は本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例1を
適用した放電灯点灯装置の構成を示す図である。なお、
この図において前述した図7と共通する部分には同一の
符号を付けてその説明を省略する。この図に示すように
この実施例では、高電圧パルス発生装置25の倍電圧整
流回路26を構成するダイオード17のアノード側に抵
抗27が介挿されている。この抵抗27はコンデンサ1
7の放電による帰還電流ia を抑制するものであり、数
100Ωから数KΩの耐電圧の大きいものが使用され
る。
【0018】この抵抗27を設けることにより、コンデ
ンサ17の放電電流の振動による帰還電流ia が抑制さ
れるので、高電圧用トランス22のインダクタによる振
動が長く維持する。これにより全体として大きなエネル
ギーが得られるので、高圧放電灯23の絶縁破壊後のグ
ロー放電時間が十分に得られるようになり、高圧放電灯
23の始動性が大幅に良くなる。ここで、図2は本発明
と従来例との違いを示す波形図であり、この図に示すよ
うに従来例では帰還電流ia が抑制されないことから振
動期間が約2msecであるのに対し、本発明では帰還
電流ia を抑制しているので振動期間が約4msecと
なっている。この振動期間は無負荷時(高電圧放電灯2
3を接続していない時)と負荷時(高電圧放電灯23を
接続している時)とではほぼ同じになる。
【0019】本発明では放電電流が振動することにより
高圧放電灯23には図示のように→→→の順で
グロー電流が流れ、その際のグロー放電の移動は図3に
示すようになる。この図に示すようにグロー放電が負電
極の根元の方から徐々に先端部分に移動しているのがわ
かる。このようにグロー放電時間を十分にとることがで
きるので、再始動でもグロー放電の蛇行が生じない。し
たがって、放電路が長くなることがないので、光の中心
がずれてしまったり、ランプ電圧の上昇による出力の低
下などが生じない。高圧放電灯23にはトリガーワイヤ
ーが取り付けられているが、これが取り付けられた状態
でもグロー放電の蛇行が生じない。これに対して従来例
では→の順でグロー電流が流れるだけで、グロー放
電が負電極の先端に行く前に終了してしまう。このため
グロー放電の蛇行が生じてしまう。
【0020】ここで、参考として回路定数例を示す。点
灯回路10の直流出力=300V、抵抗11の抵抗値=
10KΩ、コンデンサ12の容量=0.1μF、サイダ
ック13の定格=220V、トランス14の巻数比=1
00:200、コンデンサ16の容量=470pF、コ
ンデンサ17の容量=1000pF、ダイオード18、
19の定格=12KV、ギャップ21の定格=6KV、
高電圧用トランス22の巻数比=5:50、抵抗27の
抵抗値=1KΩ なお、抵抗27をダイオード18のカソード側に介挿し
ても、ダイオード19の前後に介挿しても同じ効果が得
られることは明らかである。
【0021】(II)高電圧パルス発生装置の実施例2 図4は本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例2を
適用した放電灯点灯装置の構成を示す図である。この実
施例の高電圧パルス発生装置30は半波整流回路31を
有するものであり、この半波整流回路31にはダイオー
ド19のアノード側に抵抗27が介挿されている。この
抵抗27をダイオード19のアノード側に介挿すること
で上記実施例1と同様の効果が得られる。なお、抵抗2
7をダイオード19のカソード側に介挿しても同じ効果
が得られることは明らかである。
【0022】(III) 高電圧パルス発生装置の実施例3 図5は本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例3を
適用した放電灯点灯装置の構成を示す図である。この実
施例の高電圧パルス発生装置32は多倍圧整流回路33
を有するものであり、この多倍圧整流回路33には最終
段のダイオードDnのカソード側に抵抗27が介挿され
ている。この抵抗27をダイオードDnのカソード側に
介挿することで上記実施例1と同様の効果が得られる。
なお、抵抗27はダイオードDnのカソード側以外にも
循環電流ia が流れる経路上であれば何処に介挿しても
よい。
【0023】(IV)放電灯点灯装置の実施例 本発明に係る放電灯点灯装置は、実施例1〜3の高電圧
パルス発生装置25、30、32のいずれかと、前述し
た図7に示す点灯回路(点灯手段)10とを備えてい
る。実施例1〜3の高電圧パルス発生装置25、30、
32を使用することで高圧放電灯のグロー放電時間を十
分に長くできるので、高圧放電灯を確実に始動性させる
ことができる。 (V )照明装置の実施例 本発明に係る照明装置は、実施例の放電灯点灯装置と、
図7に示す高圧放電灯23とを備えている。実施例の放
電灯点灯装置を使用することで短時間で確実に照明を行
なうことができる。 (VI)液晶プロジェクタの実施例 本発明に係る液晶プロジェクタは、実施例の照明装置
と、この照明装置の高圧放電灯23から放射される光を
一定方向へ反射させる反射鏡と、この反射鏡による光の
反射方向の前方に配置され、透過型の液晶表示器と、こ
の液晶表示器を映像信号に基づいて駆動する表示駆動回
路と、液晶表示器の前方に配置されるレンズとを備えて
いる。
【0024】図6はこの実施例の液晶プロジェクタの構
成を示す図であり、40は放電灯点灯装置、41は反射
鏡、42は液晶表示器、43は表示駆動回路、44はレ
ンズである。この液晶プロジェクタは、入力した映像信
号に基づいて液晶表示器42に映像を表示し、この映像
を高圧放電灯23から放射された光によってスクリーン
に映し出すものである。実施例の照明装置を使用するこ
とで電源投入時に短時間で確実に映像をスクリーンに映
し出すことができる。
【0025】なお、上記実施例では、トリガーワイヤー
が取り付けられた高圧放電灯23を用いたが、高電圧パ
ルス発生装置25、30、32から最大値が正負共に2
5KV以上の高電圧パルスを発生させ、また高圧放電灯
として正電極と負電極との間隔が4mm以下のものを選
択することにより、トリガーワイヤーを取り付けなくて
も抵抗27の介挿によるグロー放電時間の延長とあいま
って容易に始動させることが可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1、2、3、4記載の高電圧パル
ス発生装置によれば、整流・平滑手段の出力段のコンデ
ンサと高圧用トランスとの間で発生する振動電流のうち
の整流・平滑化手段側へ流れる帰還電流を抑制するの
で、出力段のコンデンサの放電による高電圧用トランス
の一次側に流れる放電電流の振幅の振動時間が長くな
り、高電圧用トランスの二次側から大きなエネルギーが
得られるという効果が得られる。請求項5記載の放電灯
点灯装置によれば、高圧放電灯のグロー放電時間を十分
に長くできるので、高圧放電灯を確実に始動性させるこ
とができるという効果が得られる。
【0027】請求項6記載の放電灯点灯装置によれば、
間隔が4mm以下の正電極と負電極を有する高圧放電灯
に最大値が正負共に25KV以上とした高電圧パルスを
印加するので、高圧放電灯にトリガーワイヤーと呼ばれ
る始動用補助電極を取り付けなくとも抵抗の介挿による
グロー放電時間の十分な長さとあいまって確実な始動が
できるという効果が得られる。請求項7記載の照明装置
によれば、短時間で確実に照明を行なうことができると
いう効果が得られる。請求項8記載の液晶プロジェクタ
によれば、電源投入時に短時間で確実に映像をスクリー
ンに映し出すことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例1
を適用した放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明と従来技術との違いを説明する図であ
る。
【図3】高圧放電灯のグロー放電の移動を説明する図で
ある。
【図4】本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例2
を適用した放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明に係る高電圧パルス発生装置の実施例3
を適用した放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
【図6】本発明に係る高電圧パルス発生装置を備えた放
電灯点灯装置を適用した液晶プロジェクタの構成を示す
ブロック図である。
【図7】従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であ
る。
【図8】従来の他の放電灯点灯装置の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
10 点灯回路(点灯手段) 15 発振回路(交流電圧発生手段) 17 コンデンサ 21 エアギャップ(スイッチ手段) 22 高電圧用トランス 23 高圧放電灯 25、30、32 高電圧パルス発生装置 26 倍電圧整流回路(整流・平滑化手段、倍電圧整流
手段) 27 抵抗 31 半波整流回路(整流・平滑化手段、半波整流手
段) 33 多倍圧整流回路(整流・平滑化手段、多倍圧整流
手段) 40 放電灯点灯装置 41 反射鏡(反射手段) 42 液晶表示器(液晶表示手段) 43 表示駆動回路(表示駆動手段) 44 レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振により直流電圧から交流の高電圧を
    発生する交流電圧発生手段と;この交流電圧発生手段に
    より発生した交流の高電圧を整流・平滑化する整流・平
    滑化手段と;この整流・平滑化手段の出力段のコンデン
    サに蓄積された電荷が所定量に達したときにスイッチオ
    ンするスイッチ手段と;このスイッチ手段のスイッチオ
    ンにより前記出力段のコンデンサから放電される電荷に
    より高電圧パルスを発生する高圧用トランスと;前記ス
    イッチ手段がスイッチオンすることで前記出力段のコン
    デンサと前記高圧用トランスとの間で発生する振動電流
    のうちの前記整流・平滑化手段側へ流れる帰還電流の経
    路上に介挿された抵抗と;を具備することを特徴とする
    高電圧パルス発生装置。
  2. 【請求項2】 発振により直流電圧から交流の高電圧を
    発生する交流電圧発生手段と;この交流電圧発生手段に
    より発生した交流の高電圧を整流・平滑化する倍電圧整
    流手段と;この倍電圧整流手段の出力段のコンデンサに
    蓄積された電荷が所定量に達したときにスイッチオンす
    るスイッチ手段と;このスイッチ手段のスイッチオンに
    より前記出力段のコンデンサから放電される電荷により
    高電圧パルスを発生する高圧用トランスと;前記スイッ
    チ手段がスイッチオンすることで前記出力段のコンデン
    サと前記高圧用トランスとの間で発生する振動電流のう
    ちの前記倍電圧整流手段側へ流れる帰還電流の経路上に
    介挿された抵抗と;を具備することを特徴とする高電圧
    パルス発生装置。
  3. 【請求項3】 発振により直流電圧から交流の高電圧を
    発生する交流電圧発生手段と;この交流電圧発生手段に
    より発生した交流の高電圧を整流・平滑化する半波整流
    手段と;この半波整流手段のコンデンサに蓄積された電
    荷が所定量に達したときにスイッチオンするスイッチ手
    段と;このスイッチ手段のスイッチオンにより前記コン
    デンサから放電される電荷により高電圧パルスを発生す
    る高圧用トランスと;前記スイッチ手段がスイッチオン
    することで前記コンデンサと前記高圧用トランスとの間
    で発生する振動電流のうちの前記半波整流手段側へ流れ
    る帰還電流の経路上に介挿された抵抗と;を具備するこ
    とを特徴とする高電圧パルス発生装置。
  4. 【請求項4】 発振により直流電圧から交流の高電圧を
    発生する交流電圧発生手段と;この交流電圧発生手段に
    より発生した交流の高電圧を整流・平滑化する多倍圧整
    流手段と;この多倍圧整流手段の出力段のコンデンサに
    蓄積された電荷が所定量に達したときにスイッチオンす
    るスイッチ手段と;このスイッチ手段のスイッチオンに
    より前記出力段のコンデンサから放電される電荷により
    高電圧パルスを発生する高圧用トランスと;前記スイッ
    チ手段がスイッチオンすることで前記出力段のコンデン
    サと前記高圧用トランスとの間で発生する振動電流のう
    ちの前記多倍圧整流手段側へ戻る帰還電流の経路上に介
    挿された抵抗と;を具備することを特徴とする高電圧パ
    ルス発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の高電
    圧パルス発生装置と;この高電圧パルス発生装置に直流
    電圧を供給すると共に該高電圧パルス発生装置からの高
    電圧パルスで始動する高圧放電灯のランプ電圧とランプ
    電流に基づいて高圧放電灯に対する電力制御を行なう点
    灯手段と;を具備することを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  6. 【請求項6】 前記高電圧パルス発生装置は、最大値が
    正負共に25KV以上の高電圧パルスを発生し、 前記高圧放電灯は、正電極と負電極との間隔が4mm以
    下のものであることを特徴とする請求項5記載の放電灯
    点灯装置。
  7. 【請求項7】 照明装置本体と;前記照明装置本体に設
    けられた高圧放電灯と;この高圧放電灯を点灯する請求
    項5又は6のいずれかに記載の放電灯点灯装置と;を具
    備することを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の照明装置と;この照明装
    置から放射される光を一定方向へ反射させる反射手段
    と;この反射手段による光の反射方向の前方に配置され
    る透過型の液晶表示手段と;この液晶表示手段を映像信
    号に基づいて駆動する表示駆動手段と;前記液晶表示手
    段の前方に配置されるレンズと;を具備することを特徴
    とする液晶プロジェクタ。
JP22413895A 1995-08-31 1995-08-31 高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ Withdrawn JPH0969393A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7613020B2 (en) 2005-01-13 2009-11-03 Mitsubishi Electric Corporation Discharge lamp ballast apparatus comprising DC/DC converters having at least two transformers and outputting two kinds of voltages
JP2011150915A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Shindengen Electric Mfg Co Ltd フラッシュランプの点灯装置

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