JPH0969161A - 個人認証装置 - Google Patents

個人認証装置

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JPH0969161A
JPH0969161A JP8008416A JP841696A JPH0969161A JP H0969161 A JPH0969161 A JP H0969161A JP 8008416 A JP8008416 A JP 8008416A JP 841696 A JP841696 A JP 841696A JP H0969161 A JPH0969161 A JP H0969161A
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JP
Japan
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finger
person
characteristic information
unit
image input
Prior art date
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JP8008416A
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English (en)
Inventor
Satoshi Uchida
智 内田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指画像入力系の歪みなどの影響により本人を他
人と判定する誤りを減ずることができ、しかも、照合時
には被認証者が指置き位置を意識する必要がないという
優れたユーザインタフェースを持つ個人認証装置を提供
する。 【解決手段】プリズム3の側部に指置き位置指示器9を
設け、登録時、この指置き位置指示器9で被認証者に対
して複数の指置き位置を順次指示することにより、その
指示された位置に指2の先端を合わせてプリズム3上に
置く。指置き位置指示器9による指示に基づき、画像入
力部1から入力される、それぞれ指置き位置の異なる複
数の指画像からそれぞれ指の特徴情報を抽出し、これを
被照合用の特徴情報としてICカード11に記憶する。
そして、照合時、画像入力部1から入力される指画像か
ら指の特徴情報を抽出し、これをICカード11に記憶
してある特徴情報と照合することにより、両特徴情報の
一致・不一致を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、重要施
設への入退室管理を行なう入退室管理装置などにおい
て、個人の指の画像情報から得られる指の特徴情報を用
いて個人認証を行なう個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の発達とともに、特定
エリア(重要施設)への入退室管理などを目的とした人
物の本人確認技術が必要とされている。従来は、暗証番
号や個人認証カード(IDカード)などを用いて本人確
認を行なうことが多かったが、これらは忘却や紛失の可
能性があり、また、第三者から悪用される危険性もあ
り、安全性の限界が問題となってきている。
【0003】そこで、最近、個人の指画像を用いた個人
認証装置が開発されている。指画像を用いた個人認証装
置は、指に含まれる特徴情報を用いるもので、たとえ
ば、指置き部としてのプリズム、光源、および、テレビ
ジョンカメラからなる画像入力手段によって指の画像を
取込み、指に直交する方向に画像情報を加算することに
よって得られる加算信号を指の特徴情報として用いて照
合を行なうものである。
【0004】このような指画像の加算信号を用いた個人
認証装置では、本人確認の照合の際に照合信号の位置合
わせ、相違度計算という処理を必要とする。この位置合
わせは、下記数1,2に基づいて行なわれる。すなわ
ち、辞書として登録された加算信号を辞書信号Ad
(i)、入力された指画像から求めた加算信号を入力信
号A(i)とすると、Ad(i)とmだけずらしたA
(i+m)との2乗誤差をある範囲にわたって加算した
S(m)を計算することで行なう。
【0005】
【数1】
【0006】
【数2】
【0007】こうして求めた値S(m)は、A(i+
m)とAd(i)との一致度を表わすパラメータであ
り、S(m)の値が小さいほど一致していることを示
す。位置合わせはmをある範囲で変化させ、最もS
(m)の値が小さくなるときのMを位置ずれ量と呼び、
このMのところで位置合わせができたとする。
【0008】このように、辞書信号を登録したときの指
置き位置と照合時の指置き位置とのずれを平行移動によ
って合わせるものが位置合わせ処理である。
【0009】次に、上記位置合わせの結果を受け、下記
数3,4を用いて相違度Eを計算する。
【0010】
【数3】
【0011】
【数4】
【0012】上記数3,4のEは、位置合わせされた入
力信号A(i+M)と辞書信号Ad(i)との2乗誤差
をある範囲にわたって加算したものを同じ範囲の辞書信
号Ad(i)の2乗和で正規化したものである。Eは位
置合わせされた入力信号A(i+M)と辞書信号Ad
(i)との相違度を表したもので、Eの値が大きいほど
両信号の違いが大きく、値が小さいほど両信号が似てい
ることを示す。
【0013】この相違度Eをあらかじめ定めておいた閾
値と比較し、閾値以下ならば本人と判定し、それ以外の
場合は他人と判定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】指画像の入力光学系に
は、画像の各画素によって光路長が違うために起こる歪
みがある。位置ずれ量が大きくなった場合には、前記歪
みより得られる加算信号は非線形な変形を受けている。
前記位置合わせ処理は、単なる平行移動であるので、こ
の変形を吸収できず、本人の場合でも相違度Eは大きな
値となり、他人と誤判定してしまうという問題があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、指画像入力系の歪みな
どの影響により本人を他人と判定する誤りを減ずること
ができ、しかも、照合時には被認証者が指置き位置を意
識する必要がないという優れたユーザインタフェースを
持つ個人認証装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の個人認証装置
は、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、こ
の指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手段
と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴
情報を抽出する特徴抽出手段と、前記指置き部の近傍に
設けられ、被照合用の特徴情報を登録する際、被認証者
に対し指を置く複数の位置を指の長手方向に順次指示す
る指置き位置指示手段と、この指置き位置指示手段によ
る指示に基づき、前記画像入力手段および前記特徴抽出
手段を経て得られる、それぞれ指置き位置の異なる複数
の特徴情報を被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
段と、個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前
記特徴抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段
に記憶されている複数の特徴情報とを照合することによ
り、両特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定
する判定手段とを具備している。
【0017】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された指画像から指の特徴情報を抽出す
る特徴抽出手段と、前記指置き部の近傍に設けられ、被
照合用の特徴情報を登録する際、被認証者に対し指を置
く複数の位置を指の長手方向に示す複数の指置きマーク
と、この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けら
れ、その各指置きマークを識別するための複数の指標
と、前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の
複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与
える表示手段と、この表示手段による指示に基づき、前
記画像入力手段および前記特徴抽出手段を経て得られ
る、それぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を被照
合用の特徴情報として記憶する記憶手段と、個人認証を
行なう際、前記画像入力手段および前記特徴抽出手段を
経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶されている
複数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間
に所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とを
具備している。
【0018】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者に
対し指を置く複数の位置を指の長手方向に順次指示する
指置き位置指示手段と、この指置き位置指示手段による
指示に基づき、前記画像入力手段で順次入力される、そ
れぞれ指置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指
の特徴情報を抽出する特徴抽出手段とからなる登録装置
と、この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登
録装置の特徴抽出手段で抽出された複数の特徴情報を前
記通信手段を介して受信し、被照合用の特徴情報として
記憶する記憶手段と、被認証者の照合すべき指を置く指
置き部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力
する画像入力手段と、この画像入力手段で入力された指
画像から指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この
特徴抽出手段で抽出された特徴情報と前記記憶手段に記
憶されている複数の特徴情報とを照合することにより、
両特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する
判定手段とからなる照合装置とを具備している。
【0019】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者に
対し指を置く複数の位置を指の長手方向に示す複数の指
置きマークと、この複数の指置きマークにそれぞれ対応
して設けられ、その各指置きマークを識別するための複
数の指標と、前記複数の指置きマークと対応する前記指
置き部の複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対し
指示を与える表示手段と、この表示手段による指示に基
づき、前記画像入力手段で順次入力される、それぞれ指
置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指の特徴情
報を抽出する特徴抽出手段とからなる登録装置と、この
登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装置の
特徴抽出手段で抽出された複数の特徴情報を前記通信手
段を介して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する
記憶手段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を
有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像
入力手段と、この画像入力手段で入力された指画像から
指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出
手段で抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されて
いる複数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情
報間に所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段
とからなる照合装置とを具備している。
【0020】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された指画像から指の特徴情報を抽出す
る特徴抽出手段と、前記指置き部の近傍に設けられ、被
照合用の特徴情報を登録する際、被認証者に対し指を置
く複数の位置を指の長手方向に順次指示する指置き位置
指示手段と、前記特徴抽出手段から得られる特徴情報に
基づき、前記指置き部に置かれた指の先端位置を検出す
る指先位置検出手段と、この指先位置検出手段で検出さ
れた指の先端位置が前記指置き位置指示手段で指示され
た位置と一致しているか否かを判定する第1の判定手段
と、この第1の判定手段で両位置が一致していると判定
されたとき、前記指置き位置指示手段による指示に基づ
き、前記画像入力手段および前記特徴抽出手段を経て得
られる、それぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を
被照合用の特徴情報として記憶する記憶手段と、個人認
証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴抽出手
段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶されて
いる複数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情
報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第2の判
定手段とを具備している。
【0021】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された指画像から指の特徴情報を抽出す
る特徴抽出手段と、前記指置き部の近傍に設けられ、被
照合用の特徴情報を登録する際、被認証者に対し指を置
く複数の位置を指の長手方向に示す複数の指置きマーク
と、この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けら
れ、その各指置きマークを識別するための複数の指標
と、前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の
複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与
える表示手段と、前記特徴抽出手段から得られる特徴情
報に基づき、前記指置き部に置かれた指の先端位置を検
出する指先位置検出手段と、この指先位置検出手段で検
出された指の先端位置が前記表示手段で指示された前記
指置きマークの位置と一致しているか否かを判定する第
1の判定手段と、この第1の判定手段で両位置が一致し
ていると判定されたとき、前記表示手段による指示に基
づき、前記画像入力手段および前記特徴抽出手段を経て
得られる、それぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報
を被照合用の特徴情報として記憶する記憶手段と、個人
認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴抽出
手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶され
ている複数の特徴情報とを照合することにより、両特徴
情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第2の
判定手段とを具備している。
【0022】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者に
対し指を置く複数の位置を指の長手方向に順次指示する
指置き位置指示手段と、この指置き位置指示手段による
指示に基づき、前記画像入力手段で順次入力される、そ
れぞれ指置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指
の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手
段から得られる特徴情報に基づき、前記指置き部に置か
れた指の先端位置を検出する指先位置検出手段と、この
指先位置検出手段で検出された指の先端位置が前記指置
き位置指示手段で指示された位置と一致しているか否か
を判定する判定手段と、この判定手段で両位置が一致し
ていると判定されたとき、前記特徴抽出手段から得られ
る特徴情報を出力する出力手段とからなる登録装置と、
この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
なる照合装置とを具備している。
【0023】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者に
対し指を置く複数の位置を指の長手方向に示す複数の指
置きマークと、この複数の指置きマークにそれぞれ対応
して設けられ、その各指置きマークを識別するための複
数の指標と、前記複数の指置きマークと対応する前記指
置き部の複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対し
指示を与える表示手段と、この表示手段による指示に基
づき、前記画像入力手段で順次入力される、それぞれ指
置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指の特徴情
報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段から得
られる特徴情報に基づき、前記指置き部に置かれた指の
先端位置を検出する指先位置検出手段と、この指先位置
検出手段で検出された指の先端位置が前記表示手段で指
示された前記指置きマークの位置と一致しているか否か
を判定する判定手段と、この判定手段で両位置が一致し
ていると判定されたとき、前記特徴抽出手段から得られ
る特徴情報を出力する出力手段とからなる登録装置と、
この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
なる照合装置とを具備している。
【0024】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された指画像から指の特徴情報を抽出す
る特徴抽出手段と、被照合用の特徴情報を登録する際、
被認証者に対し指を置く位置を、指の長手方向に順次位
置を変えて置くべく指示する指置き位置指示手段と、前
記特徴抽出手段から得られる複数の特徴情報に基づき、
それらの間の位置ずれ量を計測する位置ずれ量計測手段
と、この位置ずれ量計測手段で計測された位置ずれ量に
基づいて前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を被照
合用の特徴情報とするか否かを判定する第1の判定手段
と、この第1の判定手段で被照合用の特徴情報とすると
判定されたとき、前記画像入力手段および前記特徴抽出
手段を経て得られる、それぞれ指置き位置の異なる複数
の特徴情報を被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
段と、個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前
記特徴抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段
に記憶されている複数の特徴情報とを照合することによ
り、両特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定
する第2の判定手段とを具備している。
【0025】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された指画像から指の特徴情報を抽出す
る特徴抽出手段と、前記指置き部の近傍に設けられ、被
照合用の特徴情報を登録する際、被認証者に対し指を置
く複数の位置を指の長手方向に示す複数の指置きマーク
と、この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けら
れ、その各指置きマークを識別するための複数の指標
と、前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の
複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与
える表示手段と、前記特徴抽出手段から得られる複数の
特徴情報に基づき、それらの間の位置ずれ量を計測する
位置ずれ量計測手段と、この位置ずれ量計測手段で計測
された位置ずれ量に基づき、そのとき前記特徴抽出手段
から得られる特徴情報を被照合用の特徴情報とするか否
かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段で
被照合用の特徴情報とすると判定されたとき、前記表示
手段による指示に基づき、前記画像入力手段および前記
特徴抽出手段を経て得られる、それぞれ指置き位置の異
なる複数の特徴情報を被照合用の特徴情報として記憶す
る記憶手段と、個人認証を行なう際、前記画像入力手段
および前記特徴抽出手段を経て得られる特徴情報と前記
記憶手段に記憶されている複数の特徴情報とを照合する
ことにより、両特徴情報間に所定の関係が成立するか否
かを判定する第2の判定手段とを具備している。
【0026】また、本発明の個人認証装置は、被認証者
の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部に
置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画像
入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者に
対し指を置く複数の位置を指の長手方向に順次指示する
指置き位置指示手段と、この指置き位置指示手段による
指示に基づき、前記画像入力手段で順次入力される、そ
れぞれ指置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指
の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手
段から得られる複数の特徴情報に基づき、それらの間の
位置ずれ量を計測する位置ずれ量計測手段と、この位置
ずれ量計測手段で計測された位置ずれ量に基づき、その
とき前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を被照合用
の特徴情報とするか否かを判定する判定手段と、この判
定手段で被照合用の特徴情報とすると判定されたとき、
前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を出力する出力
手段とからなる登録装置と、この登録装置と通信手段を
介して接続され、前記登録装置の出力手段で出力される
特徴情報を前記通信手段を介して受信し、被照合用の特
徴情報として記憶する記憶手段と、被認証者の照合すべ
き指を置く指置き部を有し、この指置き部に置かれた指
の画像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で
入力された指画像から指の特徴情報を抽出する特徴抽出
手段と、この特徴抽出手段で抽出された特徴情報と前記
記憶手段に記憶されている複数の特徴情報とを照合する
ことにより、両特徴情報間に所定の関係が成立するか否
かを判定する判定手段とからなる照合装置とを具備して
いる。
【0027】さらに、本発明の個人認証装置は、被認証
者の照合すべき指を置く指置き部を有し、この指置き部
に置かれた指の画像を入力する画像入力手段と、この画
像入力手段の前記指置き部の近傍に設けられ、被認証者
に対し指を置く複数の位置を指の長手方向に示す複数の
指置きマークと、この複数の指置きマークにそれぞれ対
応して設けられ、その各指置きマークを識別するための
複数の指標と、前記複数の指置きマークと対応する前記
指置き部の複数の位置に順次指を置くよう被認証者に対
し指示を与える表示手段と、この表示手段による指示に
基づき、前記画像入力手段で順次入力される、それぞれ
指置き位置の異なる複数の指画像からそれぞれ指の特徴
情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段から
得られる複数の特徴情報に基づき、それらの間の位置ず
れ量を計測する位置ずれ量計測手段と、この位置ずれ量
計測手段で計測された位置ずれ量に基づき、そのとき前
記特徴抽出手段から得られる特徴情報を被照合用の特徴
情報とするか否かを判定する判定手段と、この判定手段
で被照合用の特徴情報とすると判定されたとき、前記特
徴抽出手段から得られる特徴情報を出力する出力手段と
からなる登録装置と、この登録装置と通信手段を介して
接続され、前記登録装置の出力手段で出力される特徴情
報を前記通信手段を介して受信し、被照合用の特徴情報
として記憶する記憶手段と、被認証者の照合すべき指を
置く指置き部を有し、この指置き部に置かれた指の画像
を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入力さ
れた指画像から指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段
と、この特徴抽出手段で抽出された特徴情報と前記記憶
手段に記憶されている複数の特徴情報とを照合すること
により、両特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを
判定する判定手段とからなる照合装置とを具備してい
る。
【0028】本発明によれば、被照合用の特徴情報とし
てそれぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を用い、
入力された照合用の特徴情報と照合することにより、指
画像入力系の歪みなどの影響により本人を他人と判定す
る誤りを減らすことができる。また、照合時には被認証
者が指を置く位置を意識する必要がないため、非常に使
いやすい。このように、照合時に本人を他人と誤る率が
低く、使い勝手のよい個人認証装置を実現することがで
きる。
【0029】また、本発明によれば、指置き部に置かれ
た指の先端位置を検出し、この検出した指の先端位置が
指示された位置と一致しているか否かを判定し、両位置
が一致していると判定されたときだけ、入力された特徴
情報を被照合用の特徴情報とすることにより、より一
層、指画像入力系の歪みなどの影響により本人を他人と
判定する誤りを減らすことができる。
【0030】さらに、本発明によれば、入力された複数
の特徴情報に基づき、それらの間の位置ずれ量を計測
し、この計測した位置ずれ量に基づき、そのとき入力さ
れた特徴情報を被照合用の特徴情報とするか否かを判定
し、被照合用の特徴情報とすると判定されたときだけ、
入力された特徴情報を被照合用の特徴情報とすることに
より、より一層、指画像入力系の歪みなどの影響により
本人を他人と判定する誤りを減らすことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0032】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0033】図1は、第1の実施の形態に係る個人認証
装置の構成を示すものである。図1において、1は被認
証者の照合すべき指2の画像を入力するための画像入力
手段としての画像入力部であり、たとえば、指2との接
触・非接触の違いにより指画像を得る指置き部としての
プリズム3、プリズム3上に置かれた指2の腹面を照明
する光源4、プリズム3上の指当接面での反射光を電気
信号に変換する光電変換手段としての、たとえば、CC
D形のテレビジョンカメラ(以下、TVカメラと略称す
る)5によって構成されている。
【0034】6はA/D変換器で、TVカメラ5から得
られるアナログ画像信号をデジタル画像情報に変換す
る。7はCPU(セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト)などからなる制御部で、後述するような登録および
照合などの認証処理を行なうとともに、全体的な制御を
司る。
【0035】8はRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)などからなる画像メモリで、入力された指画像や抽
出された指の特徴情報などを記憶するものであり、制御
部7に接続されている。9は被認証者に対して指置き位
置を指示する指置き位置指示手段としての指置き位置指
示器で、たとえば、3つの発光ダイオードLED0,L
ED1,LED2からなり、制御部7に接続されてい
る。
【0036】10はICカード読取り書込み装置で、被
照合用の特徴情報を記憶する記憶手段としてのICカー
ド11に対して、被認証者各人の指の特徴情報(加算信
号)を書込んで登録したり、あるいは、逆にICカード
11から登録されている指の特徴情報を読出すものであ
り、制御部7に接続されている。
【0037】12はホストマシンで、制御部7からの制
御信号に応じて、たとえば、重要施設のドアの開閉や警
報ブザーの鳴動などを制御する。なお、ホストマシン1
2の制御対象は、本装置を応用するセキュリティシステ
ムによって異なる。
【0038】指置き位置指示器9は、たとえば、図2に
示すように、プリズム3の側部に設置されている。すな
わち、プリズム3の側部で、プリズム3上に置かれる指
2の先端部に対応し、かつ、指2の長手方向に沿って、
指置き位置指示器9を構成する3つの発光ダイオードL
ED0,LED1,LED2が、指2の先端側から順次
その順番に配列されている。そして、後で詳細を説明す
るように、登録時、発光ダイオードLED0,LED
1,LED2を順次点灯させることにより、その点灯し
た発光ダイオードの位置に指2の先端を合わせてプリズ
ム3上に置くようになっている。
【0039】なお、照合時は、指置き位置指示器9によ
る指置き位置の指示はなく、プリズム3上のほぼ中央部
に指2を置けばよい。
【0040】前記ICカード11は、たとえば、図5に
示すように構成されている。すなわち、制御部としての
制御素子(たとえば、CPU)21、記憶内容が消去可
能な不揮発性のデータメモリ22、ワーキングメモリ2
3、プログラムメモリ24、および、ICカード読取り
書込み装置10との電気的接触を得るためのコンタクト
部25によって構成されている。これらのうち、破線内
の部分(制御素子21、データメモリ22、ワーキング
メモリ23、プログラムメモリ24)は、1つ(あるい
は複数)のICチップで構成されて、ICカード本体内
に埋設されている。
【0041】データメモリ22は、各種データの記憶に
使用され、たとえば、EEPROMなどで構成されてい
る。ワーキングメモリ23は、制御素子21が処理を行
なう際の処理データを一時的に保持するためのメモリで
あり、たとえば、RAMなどで構成される。プログラム
メモリ24は、たとえば、マスクROMで構成されてお
り、制御素子21のプログラムなどを記憶するものであ
る。
【0042】データメモリ22は、たとえば、図6に示
すように、制御領域220、ディレクトリ221、空き
領域222、および、エリア群223に分割されてい
る。そして、それぞれのエリアは、ディレクトリ221
にて管理されている。
【0043】ディレクトリ221は、たとえば、図7に
示すように、各エリアのエリア番号31、エリアの先頭
アドレス32、サイズ33、チェックコード34からな
るエリア定義情報の集合体として構成される。たとえ
ば、エリア[01]の先頭アドレス32はaaa番地、
エリアのサイズはSaバイトであるといったように対応
する。
【0044】これらのエリアに対してのアクセスコマン
ドとして、以下の2種類が存在する。1つは、エリア内
のデータを読出すためのコマンドで、たとえば、図8に
示すように、読出しコマンドを示す機能コード、およ
び、アクセス対象となるエリアの番号で構成される。
【0045】もう1つは、エリア内にデータを書込むた
めのコマンドで、たとえば、図9に示すように、書込み
コマンドを示す機能コード、アクセス対象となるエリア
の番号、および、書込みデータで構成される。
【0046】ここで、図10に示すフローチャートによ
りICカード11の動作概念を説明する。図示するよう
に、ICカード11は電気的活性化後に、コマンド待ち
状態に移る。この時点でコマンドを待ち続け、入力され
ると、コマンド内にあるエリア番号を抽出し、ディレク
トリ221内に該当するエリア番号が存在するか否かを
チェックする。もし、存在しなければ、該当エリア無し
を示す異常コードを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
もし、存在すれば、この後、入力したコマンド中の機能
コードに該当する各コマンドルーチンにて処理を行な
い、この処理結果を出力後、命令データ待ち状態に戻
る。
【0047】次に、上記のような構成において処理動作
を説明する。処理動作は大きく分けて「登録」と「照
合」の2つがある。まず、登録の処理動作について、図
3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0048】まず、ステップS1にて、制御部7内に設
けられたカウンタkに「0」をセットする。次に、ステ
ップS2にて、カウンタkの内容に対応する発光ダイオ
ードLEDkを点灯し、被認証者に対して発光ダイオー
ドLEDkの位置に指先を合わせてプリズム3上に指2
を置くよう促す。
【0049】次に、ステップS3にて、プリズム3上に
置いた指2の画像を、TVカメラ5およびA/D変換器
6を介して取り込む。次に、ステップS4にて、下記数
5を用いて、指2の長手方向に対して垂直な方向yにそ
の指画像の濃度D(x,y)を加算することにより、加
算信号Adk(x)を抽出する。なお、数5中のNはx
方向およびy方向の画素数である。
【0050】
【数5】
【0051】次に、ステップS5にて、この加算信号A
dk(x)を辞書情報、つまり被照合用の特徴情報とし
て、ICカード読取り書込み装置10を介してICカー
ド11のデータメモリ22に記憶(登録)する。次に、
ステップS6にて、発光ダイオードLEDkを消灯す
る。
【0052】次に、ステップS7にて、カウンタkの値
を1つインクリメントする。次に、ステップS8にて、
カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがMよりも小
さければ、ステップS2の処理に戻り、上記同様な動作
を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了する。ここ
で、登録数Mは、あらかじめ定められた被照合用の特徴
情報(辞書情報)の登録数であり、この例では「3]と
なっている。
【0053】このようにして、1人の被認証者に対して
取り込み位置(指置き位置)のずれた複数(この例では
3つ)の辞書情報、つまり被照合用の特徴情報を登録す
るものである。
【0054】次に、照合の処理動作について、図4に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0055】ステップS9の指画像の取り込みから、ス
テップS10の加算信号A(i)の抽出までの処理は、
前述した登録処理におけるそれら(S3,S4)と同様
の処理である。ただし、この場合、登録時のように、指
置き位置指示器9による指置き位置の指示はなく、プリ
ズム3上のほぼ中央部に指2を置けばよい。
【0056】次に、ステップS11にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS12にて、IC
カード11のデータメモリ22から、カウンタkの内容
に対応する特徴情報、つまり、k番目の特徴情報Adk
(i)を読出し、この読出した特徴情報Adk(i)と
ステップS10で抽出した加算信号A(i)との照合計
算を行なう。
【0057】この照合計算は、次の手順で相違度Eを計
算することにより実現する。まず、下記数6,7を用い
て、ICカード11から読出したk番目の特徴情報Ad
k(i)と、入力された指画像より求めた加算信号A
(i)との位置合わせを行なう。この場合、Adk
(i)とA(i)をmだけずらしたA(i+m)との2
乗誤差を、ある範囲にわたって和算したものをS(m)
とする。
【0058】
【数6】
【0059】
【数7】
【0060】こうして求めた値S(m)は、A(i+
m)とAdk(i)との一致度を表わすパラメータであ
り、S(m)の値が小さいほど一致していることを示
す。位置合わせは、mをある範囲で変化させ、最もS
(m)の値が小さくなるときのMを位置ずれ量と呼び、
このMのところで位置合わせができたとする。
【0061】次に、下記数8,9を用いて相違度Eを計
算する。
【0062】
【数8】
【0063】
【数9】
【0064】上記数8,9中のEは、位置合わせされた
照合用の特徴情報A(i+M)と被照合用の特徴情報A
dk(i)との2乗誤差をある範囲にわたって加算した
ものを同じ範囲の被照合用の特徴情報Adk(i)の2
乗和で正規化したものである。Eは位置合わせされた照
合用の特徴情報A(i+M)と被照合用の特徴情報Ad
k(i)との相違度を表したもので、Eの値が大きいほ
ど両特徴情報の違いが大きく、値が小さいほど両特徴情
報が似ていることを示す。
【0065】次に、ステップS13にて、この値Eをあ
らかじめ定められた閾値THと比較し、[E>TH]な
らば、両特徴情報が一致していないと判断して、ステッ
プS15に進み、[E≦TH]ならば、ステップS14
に進んで被認証者を本人と判定し、処理を終了する。ス
テップS15では、カウンタkを1つインクリメントす
る。
【0066】次に、ステップS16にて、カウンタkの
値と登録数Mとを比較し、[k<M]ならば、ステップ
S12の処理に戻り、上記同様な動作を繰り返し、[k
≧M]ならば、ステップS17に進んで被認証者を他人
と判定し、処理を終了する。
【0067】以上の照合処理が終了した後、制御部7
は、この本人/他人の判定結果をホストマシン12に送
出する。ホストマシン12は、その判定結果に応じた処
理、たとえば、本人と判定された場合にはドアを解放す
るなど、また、他人と判定された場合には警報ブザーを
鳴らすなどの処理を行なう。これらの処理は、本装置を
応用するセキュリティシステムによって異なる。
【0068】以上のように、被照合用の特徴情報とし
て、取込み位置のずれた(指置き位置の異なる)複数の
特徴情報を用い、入力された照合用の特徴情報と照合す
ることにより、指画像入力系の歪みなどの影響により本
人を他人と判定する誤りを減らすことができる。また、
照合時には被認証者が指を置く位置を意識する必要がな
いため、非常に使いやすい。このように、照合時に本人
を他人と誤る率が低く、使い勝手のよい個人認証装置を
実現することができる。
【0069】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0070】図11は、第2の実施の形態に係る個人認
証装置の構成を示すものである。第2の実施の形態は、
発光ダイオードLED0,LED1,LED2からなる
指置き位置指示器9ではなく、被認証者への指示を表示
する液晶表示器13を設けた点が第1の実施の形態と異
なっている。
【0071】すなわち、たとえば、図12に示すよう
に、プリズム3の側部で、プリズム3上に置かれる指2
の先端部に対応し、かつ、指2の長手方向に沿って、複
数(この例では3つ)の指置きマーク14が、指2の先
端側から順次配列されている。また、複数の指置きマー
ク14の側部には、その指置きマーク14を識別するた
めの複数の指標15が、各指置きマーク14と対応して
設けられている。さらに、プリズム3の近傍には、被認
証者への指示を文字列によって表示する表示器13が設
けられている。
【0072】そして、後で詳細を説明するように、登録
時、表示器13によって指置きマーク14を順次指示す
ることにより、その指示した指置きマーク14の位置に
指2の先端を合わせてプリズム3上に置くようになって
いる。なお、照合時は、表示器13および指置きマーク
14による指置き位置の指示はなく、プリズム3上のほ
ぼ中央部に指2を置けばよい。
【0073】次に、上記のような構成において処理動作
を説明する。第1の実施の形態と同様、処理動作は大き
く分けて「登録」と「照合」の2つがある。照合の処理
動作は第1の実施の形態と同様であるので、登録の処理
動作について、図13に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0074】まず、ステップS18にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS19にて、表示
器13に「#kに指先を合わせて下さい」なる文字列を
表示し、被認証者に対して#kの指標15の付いた指置
きマーク14に合わせてプリズム3上に指2を置くよう
指示する。
【0075】次に、ステップS20にて、プリズム3上
に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステップS21
にて、前述したステップS4と同様にして、指2の長手
方向に対して垂直な方向yにその指画像の濃度D(x,
y)を加算することにより、加算信号Adk(x)を抽
出する。
【0076】次に、ステップS22にて、この加算信号
Adk(x)を被照合用の特徴情報として、ICカード
11のデータメモリ22に記憶(登録)する。次に、ス
テップS23にて、カウンタkの値を1つインクリメン
トする。次に、ステップS24にて、カウンタkの値と
登録数Mとを比較し、kがMよりも小さければ、ステッ
プS19の処理に戻り、上記同様な動作を繰り返し、そ
れ以外の場合は処理を終了する。
【0077】次に、第3の実施の形態について説明す
る。
【0078】第1,第2の実施の形態では、登録および
照合を1個の装置で行なってきた。しかしながら、用途
によっては、1つの登録装置をセキュリティの高いとこ
ろにおいておき、複数の場所にある照合装置に被照合用
の特徴情報を送って、個人認証を行ないたい場合もあ
る。たとえば、上記用途の1つとして、複数の部屋への
入室管理システムや、コンピュータの端末装置に対する
アクセス管理などがあげられる。
【0079】図14は、第3の実施の形態に係る個人認
証装置の構成を示すものである。すなわち、1つの登録
装置41に、通信回線42を介して複数の照合装置43
がそれぞれ接続されている。
【0080】図15は、登録装置41の構成を示すもの
である。登録装置41は、基本的には前述した図1の第
1の実施の形態と同様な構成であるが、ICカード読取
り書込み装置10の代わりに、被認証者のID番号(識
別番号)を入力するためのキーボード16が設けられて
いる。キーボード16は、たとえば、図16に示すよう
に、プリズム3の近傍に設けられており、その他の配置
状態は図2と同様である。
【0081】図17は、照合装置43の構成を示すもの
である。照合装置43は、基本的には前述した図15の
登録装置41と同様な構成であるが、被照合用の特徴情
報を辞書情報として記憶する辞書部17が追加され、指
置き位置指示器9が削除されている。
【0082】図18に照合装置43の画像入力部1の外
観を示す。図示のように、プリズム3の近傍にキーボー
ド16のみが配設されている。これは、登録時とは違
い、被認証者が指2を置く位置を意識する必要がないた
めである。
【0083】次に、上記のような構成において処理動作
を説明する。本例でもやはり、処理動作は大きく分けて
「登録」と「照合」の2つがある。まず、登録の処理動
作について、図19に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0084】まず、ステップS25にて、キーボード1
6で被認証者のID番号が入力される。次に、ステップ
S26にて、カウンタkに「0」をセットする。次に、
ステップS27にて、発光ダイオードLEDkを点灯
し、被認証者に対して発光ダイオードLEDkの位置に
指先を合わせてプリズム3上に指2を置くよう促す。
【0085】次に、ステップS28にて、プリズム3上
に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステップS29
にて、前述したステップS4と同様にして、加算信号A
dk(x)を抽出する。次に、ステップS30にて、こ
の加算信号Adk(x)と、キーボード16で入力され
たID番号を通信回線42を介して照合装置43に送信
する。照合装置43は、それらを受け取り、辞書部17
に格納する。
【0086】次に、ステップS31にて、発光ダイオー
ドLEDkを消灯する。次に、ステップS32にて、カ
ウンタkの値を1つインクリメントする。次に、ステッ
プS33にて、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、
kがMよりも小さければ、ステップS27の処理に戻
り、上記同様な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理
を終了する。
【0087】次に、照合の処理動作について、図20に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0088】まず、ステップS34にて、キーボード1
6から、被認証者のID番号が入力される。次に、ステ
ップS35にて、プリズム3上に置かれた指2の画像を
取り込む。次に、ステップS36にて、登録処理と同様
に、加算信号A(i)を抽出する。
【0089】次に、ステップS37にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS38にて、ステ
ップS34で入力されたID番号のk番目の特徴情報A
dk(i)を辞書部17から読出し、この読出した特徴
情報Adk(i)とステップS35で抽出した加算信号
A(i)との照合計算を行なう。この照合計算は、前述
した第1,2の実施の形態における照合計算の処理と同
様である。
【0090】次に、ステップS39にて、ステップS3
8で求めた値Eをあらかじめ定められた閾値THと比較
し、[E>TH]ならば、両特徴情報が一致していない
と判断して、ステップS41に進み、[E≦TH]なら
ば、ステップS40に進んで被認証者を本人と判定し、
処理を終了する。ステップS41では、カウンタkを1
つインクリメントする。
【0091】次に、ステップS42にて、カウンタkの
値と登録数Mとを比較し、[k<M]ならば、ステップ
S38の処理に戻り、[k≧M]ならば、ステップS4
3に進んで被認証者を他人と判定し、処理を終了する。
【0092】以上の照合処理が終了した後、用途によっ
て各種の制御を行なう。たとえば、入室管理装置への応
用であれば、本人と認められた場合に入室用のドアを解
放するとか、コンピュータの端末装置へのアクセスコン
トロールであれば、その端末装置からコンピュータへの
アクセスを許可するなど、制御は用途によって様々であ
る。
【0093】次に、第4の実施の形態について説明す
る。
【0094】図21は、第4の実施の形態に係る個人認
証装置の登録装置41の構成を示すものである。第4の
実施の形態は、第2の実施の形態と同様、発光ダイオー
ドLED0,LED1,LED2からなる指置き位置指
示器9ではなく、被認証者への指示を表示する液晶表示
器13を設けた点が第3の実施の形態と異なっている。
図22に登録装置41の画像入力部1の外観を示す。図
示のように、図16において表示器13が追加された構
成となっている。
【0095】なお、照合装置43は、第3の実施の形態
と同様な構成であるので、その説明は省略する。
【0096】次に、上記のような構成において処理動作
を説明する。第3の実施の形態と同様、処理動作は大き
く分けて「登録」と「照合」の2つがある。照合の処理
動作は第3の実施の形態と同様であるので、登録の処理
動作について、図23に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0097】まず、ステップS44にて、キーボード1
6から、被認証者のID番号が入力される。次に、ステ
ップS45にて、カウンタkに「0」をセットする。次
に、ステップS46にて、表示器13に「#kに指先を
合わせて下さい」なる文字列を表示し、被認証者に対し
て#kの指標15の付いた指置きマーク14に合わせて
プリズム3上に指2を置くよう指示する。
【0098】次に、ステップS47にて、プリズム3上
に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステップS48
にて、前述したステップS4と同様にして、加算信号A
dk(x)を抽出する。次に、ステップS49にて、こ
の加算信号Adk(x)と、キーボード16で入力され
たID番号を通信回線42を介して照合装置43に送信
する。照合装置43は、それらを受け取り、辞書部17
に格納する。
【0099】次に、ステップS50にて、カウンタkの
値を1つインクリメントする。次に、ステップS51に
て、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがMより
も小さければ、ステップS46の処理に戻り、上記同様
な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了する。
【0100】以上説明した第1ないし第4の実施の形態
では、辞書情報(つまり、被照合用の特徴情報)を登録
する際に、本装置が指示した位置に被認証者が指2を正
しく置いているか否かの判定を行なっていない。以下に
説明する第5ないし第8の実施の形態では、前述した加
算信号Adk(x)から、プリズム3上に置かれた指2
の先端位置を検出することで、被認証者が正しい位置に
指2を置いたか否かの判定を行なう。また、以下に説明
する第9ないし第12の実施の形態では、前述した加算
信号Adk(x)の位置ずれ量を計測し、この位置ずれ
量により被認証者が正しい位置に指2を置いたか否かの
判定を行なう。そして、この判定結果、正しい位置に指
2を置いた場合の加算信号Adk(x)のみを辞書情報
(つまり、被照合用の特徴情報)として登録するもので
ある。
【0101】まず、第5の実施の形態について説明す
る。
【0102】第5の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第1の実施の形態と同じであるので、第1の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図24
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0103】まず、ステップS52にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS53にて、発光
ダイオードLEDkを点灯し、被認証者に対して発光ダ
イオードLEDkの位置に指先を合わせてプリズム3上
に指2を置くよう促す。次に、ステップS54にて、プ
リズム3上に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステ
ップS55にて、加算信号Adk(x)を抽出する。
【0104】なお、これらステップS52〜S55の処
理は、前述した第1の実施の形態におけるステップS1
〜S4の処理と同様の処理である。
【0105】次に、ステップS56にて、ステップS5
5で求めた加算信号Adk(x)から、プリズム3上に
置かれた指2の先端位置を検出する。この先端位置の検
出方法については後述する。
【0106】次に、ステップS57にて、ステップS5
6で検出した指2の先端位置と発光ダイオードLEDk
の位置とを照合し、両位置が一致していない場合には、
得られた加算信号Adk(x)を無効として、ステップ
S53の処理に戻り、両位置が一致している場合は、得
られた加算信号Adk(x)が有効であると考え、ステ
ップS58に進む。
【0107】ステップS58では、この加算信号Adk
(x)を辞書情報、つまり被照合用の特徴情報として、
ICカード読取り書込み装置10を介してICカード1
1のデータメモリ22に記憶(登録)する。次に、ステ
ップS59にて、発光ダイオードLEDkを消灯する。
【0108】次に、ステップS60にて、カウンタkの
値を1つインクリメントする。次に、ステップS61に
て、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがMより
も小さければ、ステップS53の処理に戻り、上記同様
な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了する。
ここで、登録数Mは、あらかじめ定められた被照合用の
特徴情報(辞書情報)の登録数である。
【0109】なお、これらステップS58〜S61の処
理は、前述した第1の実施の形態におけるステップS5
〜S8の処理と同様の処理である。
【0110】ここで、指2の先端位置の検出方法につい
て、図32に示すフローチャートを参照して説明する。
【0111】まず、ステップS140にて、加算信号A
dk(x)の平均値avを下記数10を用いて計算す
る。なお、数10中のNは加算信号Adk(x)の要素
の数である。
【0112】
【数10】
【0113】次に、ステップS141にて、制御部7内
に設けられたカウンタjに「1」をセットする。次に、
ステップS142にて、加算信号のj番目の要素Adk
(j)と平均値avとを比較し、Adk(j)の方が大
きい場合には、そのときのjの値を指2の先端位置とし
て処理を終了し、それ以外の場合には、ステップS14
3に進み、カウンタjの値を1つインクリメントして、
ステップS142の処理に戻る。
【0114】このような処理を行なうことにより、指2
を置いた部分では投影信号の値Adk(x)が大きくな
るので、指2の先端位置を検出することができる。
【0115】次に、第6の実施の形態について説明す
る。
【0116】第6の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第2の実施の形態と同じであるので、第2の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図25
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0117】まず、ステップS62にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS63にて、表示
器13に「#kに指先を合わせて下さい」なる文字列を
表示し、被認証者に対して#kの指標15の付いた指置
きマーク14に合わせてプリズム3上に指2を置くよう
指示する。次に、ステップS64にて、プリズム3上に
置いた指2の画像を取り込む。次に、ステップS65に
て、加算信号Adk(x)を抽出する。
【0118】なお、これらステップS62〜S65の処
理は、前述した第2の実施の形態におけるステップS1
8〜S21の処理と同様の処理である。
【0119】次に、ステップS66にて、ステップS6
5で求めた加算信号Adk(x)から、指2の先端位置
を検出する。この先端位置の検出方法は、前述した第5
の実施の形態と同様である。
【0120】次に、ステップS67にて、ステップS6
6で検出した指2の先端位置と#kの指標15の付いた
指置きマーク14の位置とを照合し、両位置が一致して
いない場合には、得られた加算信号Adk(x)を無効
として、ステップS68に進み、表示器13に「指を置
く位置が不正です」なる文字列を表示して、ステップS
63の処理に戻り、両位置が一致している場合は、加算
信号Adk(x)が有効であると考え、ステップS69
に進む。
【0121】ステップS69では、この加算信号Adk
(x)を被照合用の特徴情報として、ICカード11の
データメモリ22に記憶(登録)する。次に、ステップ
S70にて、カウンタkの値を1つインクリメントす
る。次に、ステップS71にて、カウンタkの値と登録
数Mとを比較し、kがMよりも小さければ、ステップS
63の処理に戻り、上記同様な動作を繰り返し、それ以
外の場合は処理を終了する。
【0122】なお、これらステップS69〜S71の処
理は、前述した第2の実施の形態におけるステップS2
2〜S24の処理と同様の処理である。
【0123】次に、第7の実施の形態について説明す
る。
【0124】第7の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第3の実施の形態と同じであるので、第3の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図26
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0125】まず、ステップS72にて、キーボード1
6で被認証者のID番号が入力される。次に、ステップ
S73にて、カウンタkに「0」をセットする。次に、
ステップS74にて、発光ダイオードLEDkを点灯
し、被認証者に対して発光ダイオードLEDkの位置に
指先を合わせてプリズム3上に指2を置くよう促す。次
に、ステップS75にて、プリズム3上に置いた指2の
画像を取り込む。次に、ステップS76にて、加算信号
Adk(x)を抽出する。
【0126】なお、これらステップS72〜S76の処
理は、前述した第3の実施の形態におけるステップS2
5〜S29の処理と同様の処理である。
【0127】次に、ステップS77にて、ステップS7
6で求めた加算信号Adk(x)から、指2の先端位置
を検出する。この先端位置の検出方法は、前述した第5
の実施の形態と同様である。
【0128】次に、ステップS78にて、ステップS7
7で検出した指2の先端位置と発光ダイオードLEDk
の位置とを照合し、両位置が一致していない場合には、
得られた加算信号Adk(x)を無効として、ステップ
S74の処理に戻り、両位置が一致している場合は、得
られた加算信号Adk(x)が有効であると考え、ステ
ップS79に進む。
【0129】ステップS79では、この加算信号Adk
(x)と、キーボード16で入力されたID番号を通信
回線42を介して照合装置43に送信する。照合装置4
3は、それらを受け取り、辞書部17に格納する。
【0130】次に、ステップS80にて、発光ダイオー
ドLEDkを消灯する。次に、ステップS81にて、カ
ウンタkの値を1つインクリメントする。次に、ステッ
プS82にて、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、
kがMよりも小さければ、ステップS74の処理に戻
り、上記同様な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理
を終了する。
【0131】なお、これらステップS79〜S82の処
理は、前述した第3の実施の形態におけるステップS3
0〜S33の処理と同様の処理である。
【0132】次に、第8の実施の形態について説明す
る。
【0133】第8の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第4の実施の形態と同じであるので、第4の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図27
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0134】まず、ステップS83にて、キーボード1
6から、被認証者のID番号が入力される。次に、ステ
ップS84にて、カウンタkに「0」をセットする。次
に、ステップS85にて、表示器13に「#kに指先を
合わせて下さい」なる文字列を表示し、被認証者に対し
て#kの指標15の付いた指置きマーク14に合わせて
プリズム3上に指2を置くよう指示する。次に、ステッ
プS86にて、プリズム3上に置いた指2の画像を取り
込む。次に、ステップS87にて、加算信号Adk
(x)を抽出する。
【0135】なお、これらステップS83〜S87の処
理は、前述した第4の実施の形態におけるステップS4
4〜S48の処理と同様の処理である。
【0136】次に、ステップS88にて、ステップS8
7で求めた加算信号Adk(x)から、指2の先端位置
を検出する。この先端位置の検出方法は、前述した第5
の実施の形態と同様である。
【0137】次に、ステップS89にて、ステップS8
8で検出した指2の先端位置と#kの指標15の付いた
指置きマーク14の位置とを照合し、両位置が一致して
いない場合には、得られた加算信号Adk(x)を無効
として、ステップS90に進み、表示器13に「指を置
く位置が不正です」なる文字列を表示して、ステップS
85の処理に戻り、両位置が一致している場合は加算信
号Adk(x)が有効であると考え、ステップS91に
進む。
【0138】ステップS91では、この加算信号Adk
(x)と、キーボード16で入力されたID番号を通信
回線42を介して照合装置43に送信する。照合装置4
3は、それらを受け取り、辞書部17に格納する。
【0139】次に、ステップS92にて、カウンタkの
値を1つインクリメントする。次に、ステップS93に
て、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがMより
も小さければ、ステップS85の処理に戻り、上記同様
な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了する。
【0140】なお、これらステップS91〜S93の処
理は、前述した第4の実施の形態におけるステップS4
9〜S51の処理と同様の処理である。
【0141】次に、第9の実施の形態について説明す
る。
【0142】第9の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第1の実施の形態と同じであるので、第1の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図28
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0143】まず、ステップS94にて、カウンタkに
「0」をセットする。次に、ステップS95にて、発光
ダイオードLEDkを点灯し、被認証者に対して発光ダ
イオードLEDkの位置に指先を合わせてプリズム3上
に指2を置くよう促す。次に、ステップS96にて、プ
リズム3上に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステ
ップS97にて、加算信号Adk(x)を抽出する。
【0144】なお、これらステップS94〜S97の処
理は、前述した第1の実施の形態におけるステップS1
〜S4の処理と同様の処理である。
【0145】次に、ステップS98にて、カウンタkが
「0」であるか否かを判定し、「0」である場合にはス
テップS101の処理に進み、それ以外の場合は次のス
テップS99に進む。ステップS99では、前述した照
合処理時の位置合わせと同様にして、下記数11,12
を用いてk=0時の加算信号Ad0(x)と加算信号A
dk(x)との位置ずれ量を計測する。
【0146】
【数11】
【0147】
【数12】
【0148】なお、数11,12のmをある範囲で変化
させ、S′(m)が最小となるときのmを位置ずれ量M
とする。
【0149】次に、ステップS100にて、ステップS
99で計測した位置ずれ量Mを基に指置き位置が適正で
あるかどうかを判定する。
【0150】D=|M−k*L| …… (1) L:LEDkとLEDk+1との距離 この場合、上記式(1)のDをある値と比較して、大き
ければ指置き位置が適正でないと判定してステップS9
5の処理に戻り、逆の場合には指置き位置が適正であ
り、加算信号Adk(x)が有効であると考え、ステッ
プS101に進む。
【0151】ステップS101では、この加算信号Ad
k(x)を辞書情報、つまり被照合用の特徴情報とし
て、ICカード読取り書込み装置10を介してICカー
ド11のデータメモリ22に記憶(登録)する。次に、
ステップS102にて、発光ダイオードLEDkを消灯
する。
【0152】次に、ステップS103にて、カウンタk
の値を1つインクリメントする。次に、ステップS10
4にて、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがM
よりも小さければ、ステップS95の処理に戻り、上記
同様な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了す
る。
【0153】なお、これらステップS101〜S104
の処理は、前述した第1の実施の形態におけるステップ
S5〜S8の処理と同様の処理である。
【0154】次に、第10の実施の形態について説明す
る。
【0155】第10の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第2の実施の形態と同じであるので、第2の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図29
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0156】まず、ステップS105にて、カウンタk
に「0」をセットする。次に、ステップS106にて、
表示器13に「#kに指先を合わせて下さい」なる文字
列を表示し、被認証者に対して#kの指標15の付いた
指置きマーク14に合わせてプリズム3上に指2を置く
よう指示する。次に、ステップS107にて、プリズム
3上に置いた指2の画像を取り込む。次に、ステップS
108にて、加算信号Adk(x)を抽出する。
【0157】なお、これらステップS105〜S108
の処理は、前述した第2の実施の形態におけるステップ
S18〜S21の処理と同様の処理である。
【0158】次に、ステップS109にて、カウンタk
が「0」であるか否かを判定し、「0」である場合には
ステップS113の処理に進み、それ以外の場合は次の
ステップS110に進む。ステップS110では、前述
した第9の実施の形態と同様にして、前記数11,12
を用いてAd0(x)とAdk(x)との位置ずれ量M
を計測する。
【0159】次に、ステップS111にて、指置き位置
が適正であるかどうかを判定する。この場合、前述した
第9の実施の形態と同様にして、前記式(1)のDをあ
る値と比較して、大きければ指置き位置が適正でないと
判定して、ステップS112に進み、表示器13に「指
を置く位置が不正です」なる文字列を表示して、ステッ
プS106の処理に戻り、逆の場合には指置き位置が適
正であり、加算信号Adk(x)が有効であると考え、
ステップS113に進む。
【0160】ステップS113では、この加算信号Ad
k(x)を被照合用の特徴情報として、ICカード11
のデータメモリ22に記憶(登録)する。次に、ステッ
プS114にて、カウンタkの値を1つインクリメント
する。次に、ステップS115にて、カウンタkの値と
登録数Mとを比較し、kがMよりも小さければ、ステッ
プS106の処理に戻り、上記同様な動作を繰り返し、
それ以外の場合は処理を終了する。
【0161】なお、これらステップS113〜S115
の処理は、前述した第2の実施の形態におけるステップ
S22〜S24の処理と同様の処理である。
【0162】次に、第11の実施の形態について説明す
る。
【0163】第11の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第3の実施の形態と同じであるので、第3の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図30
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0164】まず、ステップS116にて、キーボード
16で被認証者のID番号が入力される。次に、ステッ
プS117にて、カウンタkに「0」をセットする。次
に、ステップS118にて、発光ダイオードLEDkを
点灯し、被認証者に対して発光ダイオードLEDkの位
置に指先を合わせてプリズム3上に指2を置くよう促
す。次に、ステップS119にて、プリズム3上に置い
た指2の画像を取り込む。次に、ステップS120に
て、加算信号Adk(x)を抽出する。
【0165】なお、これらステップS116〜S120
の処理は、前述した第3の実施の形態におけるステップ
S25〜S29の処理と同様の処理である。
【0166】次に、ステップS121にて、カウンタk
が「0」であるか否かを判定し、「0」である場合には
ステップS124の処理に進み、それ以外の場合は次の
ステップS122に進む。ステップS122では、前述
した第9の実施の形態と同様にして、前記数11,12
を用いてAd0(x)とAdk(x)との位置ずれ量M
を計測する。
【0167】次に、ステップS123にて、指置き位置
が適正であるかどうかを判定する。この場合、前述した
第9の実施の形態と同様にして、前記式(1)のDをあ
る値と比較して、大きければ指置き位置が適正でないと
判定してステップS118の処理に戻り、逆の場合には
指置き位置が適正であり、加算信号Adk(x)が有効
であると考え、ステップS124に進む。
【0168】ステップS124では、この加算信号Ad
k(x)と、キーボード16で入力されたID番号を通
信回線42を介して照合装置43に送信する。照合装置
43は、それらを受け取り、辞書部17に格納する。
【0169】次に、ステップS125にて、発光ダイオ
ードLEDkを消灯する。次に、ステップS126に
て、カウンタkの値を1つインクリメントする。次に、
ステップS127にて、カウンタkの値と登録数Mとを
比較し、kがMよりも小さければ、ステップS118の
処理に戻り、上記同様な動作を繰り返し、それ以外の場
合は処理を終了する。
【0170】なお、これらステップS124〜S127
の処理は、前述した第3の実施の形態におけるステップ
S30〜S33の処理と同様の処理である。
【0171】次に、第12の実施の形態について説明す
る。
【0172】第12の実施の形態は、個人認証装置の構
成、および、その処理動作のうちの照合の処理動作につ
いては第4の実施の形態と同じであるので、第4の実施
の形態と異なっている登録の処理動作について、図31
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0173】まず、ステップS128にて、キーボード
16から、被認証者のID番号が入力される。次に、ス
テップS129にて、カウンタkに「0」をセットす
る。次に、ステップS130にて、表示器13に「#k
に指先を合わせて下さい」なる文字列を表示し、被認証
者に対して#kの指標15の付いた指置きマーク14に
合わせてプリズム3上に指2を置くよう指示する。次
に、ステップS131にて、プリズム3上に置いた指2
の画像を取り込む。次に、ステップS132にて、加算
信号Adk(x)を抽出する。
【0174】なお、これらステップS128〜S132
の処理は、前述した第4の実施の形態におけるステップ
S44〜S48の処理と同様の処理である。
【0175】次に、ステップS133にて、カウンタk
が「0」であるか否かを判定し、「0」である場合には
ステップS137の処理に進み、それ以外の場合は次の
ステップS134に進む。ステップS134では、前述
した第9の実施の形態と同様にして、前記数11,12
を用いてAd0(x)とAdk(x)との位置ずれ量M
を計測する。
【0176】次に、ステップS135にて、指置き位置
が適正であるかどうかを判定する。この場合、前述した
第9の実施の形態と同様にして、前記式(1)のDをあ
る値と比較して、大きければ指置き位置が適正でないと
判定して、ステップS136に進み、表示器13に「指
を置く位置が不正です」なる文字列を表示して、ステッ
プS130の処理に戻り、逆の場合には指置き位置が適
正であり、加算信号Adk(x)が有効であると考え、
ステップS137に進む。
【0177】ステップS137では、この加算信号Ad
k(x)と、キーボード16で入力されたID番号を通
信回線42を介して照合装置43に送信する。照合装置
43は、それらを受け取り、辞書部17に格納する。
【0178】次に、ステップS138にて、カウンタk
の値を1つインクリメントする。次に、ステップS13
9にて、カウンタkの値と登録数Mとを比較し、kがM
よりも小さければ、ステップS130の処理に戻り、上
記同様な動作を繰り返し、それ以外の場合は処理を終了
する。
【0179】なお、これらステップS137〜S139
の処理は、前述した第4の実施の形態におけるステップ
S49〜S51の処理と同様の処理である。
【0180】なお、前記実施の形態では、指置き位置指
示器9を複数の発光ダイオードで構成した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、た
とえば、CRT表示装置あるいは液晶表示装置などで構
成してもよい。
【0181】また、前記実施の形態では、データ管理を
行なう装置としてICカードを例示したが、筐体構成も
カード状に限らず、棒状、ブロック状など、種々変更可
能である。また、装置としても、ICカードなどの携帯
可能記憶媒体に限定されることなく、適用可能である。
また、構成内容も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能である。
【0182】また、特に前記実施の形態にて例示したI
Cカードは、外部装置とのデータ授受のためにコンタク
ト部を使用しているが、たとえば、光、電界、磁界など
を用いて外部装置と接触せずに、これを行なう方法を用
いてもよい。
【0183】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、指
画像入力系の歪みなどの影響により本人を他人と判定す
る誤りを減ずることができ、しかも、照合時には被認証
者が指置き位置を意識する必要がないという優れたユー
ザインタフェースを持つ個人認証装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る個人認証装置
の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における指画像入力部分を示す上
面図。
【図3】同実施の形態における登録の処理動作を説明す
るフローチャート。
【図4】同実施の形態における照合の処理動作を説明す
るフローチャート。
【図5】ICカードの構成例を示すブロック図。
【図6】データメモリの構成例を示すメモリマップ図。
【図7】データメモリ内に設定されるディレクトリの構
成例を示す図。
【図8】データ読出しコマンドのフォーマット例を示す
図。
【図9】データ書込みコマンドのフォーマット例を示す
図。
【図10】ICカードの初期動作を説明するフローチャ
ート。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る個人認証装
置の構成を示すブロック図。
【図12】同実施の形態における指画像入力部分を示す
上面図。
【図13】同実施の形態における登録の処理動作を説明
するフローチャート。
【図14】本発明の第3,第4の実施の形態に係る個人
認証装置の構成を示すブロック図。
【図15】第3の実施の形態における登録装置の構成を
示すブロック図。
【図16】第3の実施の形態における登録装置の指画像
入力部分を示す上面図。
【図17】第3,第4の実施の形態における照合装置の
構成を示すブロック図。
【図18】第3,第4の実施の形態における照合装置の
指画像入力部分を示す上面図。
【図19】第3の実施の形態における登録の処理動作を
説明するフローチャート。
【図20】第3の実施の形態における照合の処理動作を
説明するフローチャート。
【図21】第4の実施の形態における登録装置の構成を
示すブロック図。
【図22】第4の実施の形態における登録装置の指画像
入力部分を示す上面図。
【図23】第4の実施の形態における登録の処理動作を
説明するフローチャート。
【図24】本発明の第5の実施の形態に係る個人認証装
置における登録の処理動作を説明するフローチャート。
【図25】本発明の第6の実施の形態に係る個人認証装
置における登録の処理動作を説明するフローチャート。
【図26】本発明の第7の実施の形態に係る個人認証装
置における登録の処理動作を説明するフローチャート。
【図27】本発明の第8の実施の形態に係る個人認証装
置における登録の処理動作を説明するフローチャート。
【図28】本発明の第9の実施の形態に係る個人認証装
置における登録の処理動作を説明するフローチャート。
【図29】本発明の第10の実施の形態に係る個人認証
装置における登録の処理動作を説明するフローチャー
ト。
【図30】本発明の第11の実施の形態に係る個人認証
装置における登録の処理動作を説明するフローチャー
ト。
【図31】本発明の第12の実施の形態に係る個人認証
装置における登録の処理動作を説明するフローチャー
ト。
【図32】指の先端位置の検出処理を説明するフローチ
ャート。
【符号の説明】
1……画像入力部(画像入力手段)、2……指、3……
プリズム(指置き部)、4……光源、5……TVカメラ
(光電変換手段)、6……A/D変換器、7……制御
部、8……画像メモリ、9……指置き位置指示器(指置
き位置指示手段)、LED0,LED1,LED2……
発光ダイオード、10……ICカード読取り書込み装
置、11……ICカード(記憶手段)、12……ホスト
マシン、13……液晶表示部、14……指置きマーク、
15……指標、41……登録装置、42……通信回線、
43……照合装置。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被認証者の照合すべき指を置く指置き部
    を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画
    像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 前記指置き部の近傍に設けられ、被照合用の特徴情報を
    登録する際、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に順次指示する指置き位置指示手段と、 この指置き位置指示手段による指示に基づき、前記画像
    入力手段および前記特徴抽出手段を経て得られる、それ
    ぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を被照合用の特
    徴情報として記憶する記憶手段と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する判
    定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記画像入力手段で入
    力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報が前記記
    憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいずれか1つ
    との相異度が所定値以下のとき本人と判定することを特
    徴とする請求項1記載の個人認証装置。
  3. 【請求項3】 被認証者の照合すべき指を置く指置き部
    を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画
    像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 前記指置き部の近傍に設けられ、被照合用の特徴情報を
    登録する際、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に示す複数の指置きマークと、 この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けられ、
    その各指置きマークを識別するための複数の指標と、 前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の複数
    の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与える
    表示手段と、 この表示手段による指示に基づき、前記画像入力手段お
    よび前記特徴抽出手段を経て得られる、それぞれ指置き
    位置の異なる複数の特徴情報を被照合用の特徴情報とし
    て記憶する記憶手段と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する判
    定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記画像入力手段で入
    力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報が前記記
    憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいずれか1つ
    との相異度が所定値以下のとき本人と判定することを特
    徴とする請求項3記載の個人認証装置。
  5. 【請求項5】 被認証者の照合すべき指を置く指置き部
    を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画
    像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近傍
    に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に順次指示する指置き位置指示手段と、この指
    置き位置指示手段による指示に基づき、前記画像入力手
    段で順次入力される、それぞれ指置き位置の異なる複数
    の指画像からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽出
    手段とからなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の特徴抽出手段で抽出された複数の特徴情報を前記通
    信手段を介して受信し、被照合用の特徴情報として記憶
    する記憶手段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段で入力された指画像
    から指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴
    抽出手段で抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶さ
    れている複数の特徴情報とを照合することにより、両特
    徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する判定
    手段とからなる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  6. 【請求項6】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴抽
    出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶されて
    いる複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定値
    以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項5記
    載の個人認証装置。
  7. 【請求項7】 被認証者の照合すべき指を置く指置き部
    を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画
    像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近傍
    に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に示す複数の指置きマークと、この複数の指置
    きマークにそれぞれ対応して設けられ、その各指置きマ
    ークを識別するための複数の指標と、前記複数の指置き
    マークと対応する前記指置き部の複数の位置に順次指を
    置くよう被認証者に対し指示を与える表示手段と、この
    表示手段による指示に基づき、前記画像入力手段で順次
    入力される、それぞれ指置き位置の異なる複数の指画像
    からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段とか
    らなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の特徴抽出手段で抽出された複数の特徴情報を前記通
    信手段を介して受信し、被照合用の特徴情報として記憶
    する記憶手段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段で入力された指画像
    から指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴
    抽出手段で抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶さ
    れている複数の特徴情報とを照合することにより、両特
    徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する判定
    手段とからなる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  8. 【請求項8】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴抽
    出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶されて
    いる複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定値
    以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項7記
    載の個人認証装置。
  9. 【請求項9】 被認証者の照合すべき指を置く指置き部
    を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する画
    像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 前記指置き部の近傍に設けられ、被照合用の特徴情報を
    登録する際、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に順次指示する指置き位置指示手段と、 前記特徴抽出手段から得られる特徴情報に基づき、前記
    指置き部に置かれた指の先端位置を検出する指先位置検
    出手段と、 この指先位置検出手段で検出された指の先端位置が前記
    指置き位置指示手段で指示された位置と一致しているか
    否かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段で両位置が一致していると判定され
    たとき、前記指置き位置指示手段による指示に基づき、
    前記画像入力手段および前記特徴抽出手段を経て得られ
    る、それぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を被照
    合用の特徴情報として記憶する記憶手段と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第
    2の判定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の判定手段は、前記画像入力
    手段で入力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報
    が前記記憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいず
    れか1つとの相異度が所定値以下のとき本人と判定する
    ことを特徴とする請求項9記載の個人認証装置。
  11. 【請求項11】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 前記指置き部の近傍に設けられ、被照合用の特徴情報を
    登録する際、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に示す複数の指置きマークと、 この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けられ、
    その各指置きマークを識別するための複数の指標と、 前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の複数
    の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与える
    表示手段と、 前記特徴抽出手段から得られる特徴情報に基づき、前記
    指置き部に置かれた指の先端位置を検出する指先位置検
    出手段と、 この指先位置検出手段で検出された指の先端位置が前記
    表示手段で指示された前記指置きマークの位置と一致し
    ているか否かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段で両位置が一致していると判定され
    たとき、前記表示手段による指示に基づき、前記画像入
    力手段および前記特徴抽出手段を経て得られる、それぞ
    れ指置き位置の異なる複数の特徴情報を被照合用の特徴
    情報として記憶する記憶手段と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第
    2の判定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の判定手段は、前記画像入力
    手段で入力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報
    が前記記憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいず
    れか1つとの相異度が所定値以下のとき本人と判定する
    ことを特徴とする請求項11記載の個人認証装置。
  13. 【請求項13】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近
    傍に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指
    の長手方向に順次指示する指置き位置指示手段と、この
    指置き位置指示手段による指示に基づき、前記画像入力
    手段で順次入力される、それぞれ指置き位置の異なる複
    数の指画像からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽
    出手段と、この特徴抽出手段から得られる特徴情報に基
    づき、前記指置き部に置かれた指の先端位置を検出する
    指先位置検出手段と、この指先位置検出手段で検出され
    た指の先端位置が前記指置き位置指示手段で指示された
    位置と一致しているか否かを判定する判定手段と、この
    判定手段で両位置が一致していると判定されたとき、前
    記特徴抽出手段から得られる特徴情報を出力する出力手
    段とからなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
    して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
    段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
    この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
    段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
    徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
    抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
    数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
    所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
    なる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  14. 【請求項14】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴
    抽出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶され
    ている複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定
    値以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項1
    3記載の個人認証装置。
  15. 【請求項15】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近
    傍に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指
    の長手方向に示す複数の指置きマークと、この複数の指
    置きマークにそれぞれ対応して設けられ、その各指置き
    マークを識別するための複数の指標と、前記複数の指置
    きマークと対応する前記指置き部の複数の位置に順次指
    を置くよう被認証者に対し指示を与える表示手段と、こ
    の表示手段による指示に基づき、前記画像入力手段で順
    次入力される、それぞれ指置き位置の異なる複数の指画
    像からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段
    と、この特徴抽出手段から得られる特徴情報に基づき、
    前記指置き部に置かれた指の先端位置を検出する指先位
    置検出手段と、この指先位置検出手段で検出された指の
    先端位置が前記表示手段で指示された前記指置きマーク
    の位置と一致しているか否かを判定する判定手段と、こ
    の判定手段で両位置が一致していると判定されたとき、
    前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を出力する出力
    手段とからなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
    して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
    段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
    この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
    段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
    徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
    抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
    数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
    所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
    なる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  16. 【請求項16】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴
    抽出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶され
    ている複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定
    値以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項1
    5記載の個人認証装置。
  17. 【請求項17】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 被照合用の特徴情報を登録する際、被認証者に対し指を
    置く位置を、指の長手方向に順次位置を変えて置くべく
    指示する指置き位置指示手段と、 前記特徴抽出手段から得られる複数の特徴情報に基づ
    き、それらの間の位置ずれ量を計測する位置ずれ量計測
    手段と、 この位置ずれ量計測手段で計測された位置ずれ量に基づ
    いて前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を被照合用
    の特徴情報とするか否かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段で被照合用の特徴情報とすると判定
    されたとき、前記画像入力手段および前記特徴抽出手段
    を経て得られる、それぞれ指置き位置の異なる複数の特
    徴情報を被照合用の特徴情報として記憶する記憶手段
    と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第
    2の判定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の判定手段は、前記画像入力
    手段で入力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報
    が前記記憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいず
    れか1つとの相異度が所定値以下のとき本人と判定する
    ことを特徴とする請求項17記載の個人認証装置。
  19. 【請求項19】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、 この画像入力手段で入力された指画像から指の特徴情報
    を抽出する特徴抽出手段と、 前記指置き部の近傍に設けられ、被照合用の特徴情報を
    登録する際、被認証者に対し指を置く複数の位置を指の
    長手方向に示す複数の指置きマークと、 この複数の指置きマークにそれぞれ対応して設けられ、
    その各指置きマークを識別するための複数の指標と、 前記複数の指置きマークと対応する前記指置き部の複数
    の位置に順次指を置くよう被認証者に対し指示を与える
    表示手段と、 前記特徴抽出手段から得られる複数の特徴情報に基づ
    き、それらの間の位置ずれ量を計測する位置ずれ量計測
    手段と、 この位置ずれ量計測手段で計測された位置ずれ量に基づ
    き、そのとき前記特徴抽出手段から得られる特徴情報を
    被照合用の特徴情報とするか否かを判定する第1の判定
    手段と、 この第1の判定手段で被照合用の特徴情報とすると判定
    されたとき、前記表示手段による指示に基づき、前記画
    像入力手段および前記特徴抽出手段を経て得られる、そ
    れぞれ指置き位置の異なる複数の特徴情報を被照合用の
    特徴情報として記憶する記憶手段と、 個人認証を行なう際、前記画像入力手段および前記特徴
    抽出手段を経て得られる特徴情報と前記記憶手段に記憶
    されている複数の特徴情報とを照合することにより、両
    特徴情報間に所定の関係が成立するか否かを判定する第
    2の判定手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  20. 【請求項20】 前記第2の判定手段は、前記画像入力
    手段で入力され、前記特徴抽出手段で得られた特徴情報
    が前記記憶手段に記憶されている複数の特徴情報のいず
    れか1つとの相異度が所定値以下のとき本人と判定する
    ことを特徴とする請求項19記載の個人認証装置。
  21. 【請求項21】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近
    傍に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指
    の長手方向に順次指示する指置き位置指示手段と、この
    指置き位置指示手段による指示に基づき、前記画像入力
    手段で順次入力される、それぞれ指置き位置の異なる複
    数の指画像からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽
    出手段と、この特徴抽出手段から得られる複数の特徴情
    報に基づき、それらの間の位置ずれ量を計測する位置ず
    れ量計測手段と、この位置ずれ量計測手段で計測された
    位置ずれ量に基づき、そのとき前記特徴抽出手段から得
    られる特徴情報を被照合用の特徴情報とするか否かを判
    定する判定手段と、この判定手段で被照合用の特徴情報
    とすると判定されたとき、前記特徴抽出手段から得られ
    る特徴情報を出力する出力手段とからなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
    して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
    段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
    この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
    段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
    徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
    抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
    数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
    所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
    なる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  22. 【請求項22】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴
    抽出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶され
    ている複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定
    値以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項2
    1記載の個人認証装置。
  23. 【請求項23】 被認証者の照合すべき指を置く指置き
    部を有し、この指置き部に置かれた指の画像を入力する
    画像入力手段と、この画像入力手段の前記指置き部の近
    傍に設けられ、被認証者に対し指を置く複数の位置を指
    の長手方向に示す複数の指置きマークと、この複数の指
    置きマークにそれぞれ対応して設けられ、その各指置き
    マークを識別するための複数の指標と、前記複数の指置
    きマークと対応する前記指置き部の複数の位置に順次指
    を置くよう被認証者に対し指示を与える表示手段と、こ
    の表示手段による指示に基づき、前記画像入力手段で順
    次入力される、それぞれ指置き位置の異なる複数の指画
    像からそれぞれ指の特徴情報を抽出する特徴抽出手段
    と、この特徴抽出手段から得られる複数の特徴情報に基
    づき、それらの間の位置ずれ量を計測する位置ずれ量計
    測手段と、この位置ずれ量計測手段で計測された位置ず
    れ量に基づき、そのとき前記特徴抽出手段から得られる
    特徴情報を被照合用の特徴情報とするか否かを判定する
    判定手段と、この判定手段で被照合用の特徴情報とする
    と判定されたとき、前記特徴抽出手段から得られる特徴
    情報を出力する出力手段とからなる登録装置と、 この登録装置と通信手段を介して接続され、前記登録装
    置の出力手段で出力される特徴情報を前記通信手段を介
    して受信し、被照合用の特徴情報として記憶する記憶手
    段と、被認証者の照合すべき指を置く指置き部を有し、
    この指置き部に置かれた指の画像を入力する画像入力手
    段と、この画像入力手段で入力された指画像から指の特
    徴情報を抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で
    抽出された特徴情報と前記記憶手段に記憶されている複
    数の特徴情報とを照合することにより、両特徴情報間に
    所定の関係が成立するか否かを判定する判定手段とから
    なる照合装置と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
  24. 【請求項24】 前記照合装置の判定手段は、前記特徴
    抽出手段で得られた特徴情報が前記記憶手段に記憶され
    ている複数の特徴情報のいずれか1つとの相異度が所定
    値以下のとき本人と判定することを特徴とする請求項2
    3記載の個人認証装置。
JP8008416A 1995-06-20 1996-01-22 個人認証装置 Pending JPH0969161A (ja)

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JP7-153386 1995-06-20
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6927844B2 (en) 2001-10-30 2005-08-09 Nec Corporation Fingerprint input apparatus
JP2009163767A (ja) * 2009-04-13 2009-07-23 Fujitsu Ltd 生体情報を用いた個人認証システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6927844B2 (en) 2001-10-30 2005-08-09 Nec Corporation Fingerprint input apparatus
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