JPH0968388A - 走行長尺体の加圧加熱処理装置および加圧加熱処理方法 - Google Patents
走行長尺体の加圧加熱処理装置および加圧加熱処理方法Info
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- JPH0968388A JPH0968388A JP24670095A JP24670095A JPH0968388A JP H0968388 A JPH0968388 A JP H0968388A JP 24670095 A JP24670095 A JP 24670095A JP 24670095 A JP24670095 A JP 24670095A JP H0968388 A JPH0968388 A JP H0968388A
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- gas
- pipe
- long
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高建築の設備を不要にし、エネルギー効率を
向上させ、ランニングコストを安くする。 【解決手段】 加圧加熱処理すべき長尺体2を水平に走
行させる長尺体走行管3と、その管内に加圧・雰囲気ガ
スを送り込み循環させる加圧・雰囲気ガス循環系4と、
前記管内で前記ガスが長尺体2を下から吹き上げ浮遊さ
せるように前記ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案内手
段5と、前記走行管3に対して内側または外側の二重管
構造をなすように設けた加熱用管6a、6bと、前記走
行管3内の前記ガスに対して熱交換を行わせるために前
記加熱管6a、6b内に大気圧・加熱ガスを送り込み循
環させる大気圧・加熱ガス循環系7とを備えた走行長尺
体の加圧加熱処理装置。
向上させ、ランニングコストを安くする。 【解決手段】 加圧加熱処理すべき長尺体2を水平に走
行させる長尺体走行管3と、その管内に加圧・雰囲気ガ
スを送り込み循環させる加圧・雰囲気ガス循環系4と、
前記管内で前記ガスが長尺体2を下から吹き上げ浮遊さ
せるように前記ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案内手
段5と、前記走行管3に対して内側または外側の二重管
構造をなすように設けた加熱用管6a、6bと、前記走
行管3内の前記ガスに対して熱交換を行わせるために前
記加熱管6a、6b内に大気圧・加熱ガスを送り込み循
環させる大気圧・加熱ガス循環系7とを備えた走行長尺
体の加圧加熱処理装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ゴムまたはプラ
スチック被覆の絶縁ケーブルを製造する場合における加
硫・架橋装置(加硫装置または架橋装置)等のように,
長尺体を走行させつつ加圧下で加熱処理を行う必要のあ
る場合に用いられる走行長尺体の加圧加熱処理装置に関
する。
スチック被覆の絶縁ケーブルを製造する場合における加
硫・架橋装置(加硫装置または架橋装置)等のように,
長尺体を走行させつつ加圧下で加熱処理を行う必要のあ
る場合に用いられる走行長尺体の加圧加熱処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴムまたはプラスチック被覆の絶縁ケー
ブル(電気ケーブル)を製造する方法として,予め導体
の外周にゴムやプラスチック等のコンパウンドを押出被
覆した後,加硫・架橋装置に通し加圧加熱して,連続的
に加硫・架橋反応(加硫反応または架橋反応)を起こさ
せる方法がある。この種の従来の加硫・架橋装置とし
て,押出成形後の表面が加熱反応中に周囲に接触して損
傷することがないように,押出機をタワーの最上階に設
置し,垂直に押出・反応・冷却するいわゆる立形加硫・
架橋装置がある。また,カテナリー状に傾斜した加熱炉
を用いるいわゆるカテナリー加硫・架橋装置もある。ま
た,従来の加硫・架橋装置における加熱炉中の雰囲気は
水蒸気あるいは窒素ガスであるが,従来はこれらのガス
を炉の中に単に充填し自然対流させる方式あるいは一部
のガスを循環させる一部ガス循環方式を採用している。
ブル(電気ケーブル)を製造する方法として,予め導体
の外周にゴムやプラスチック等のコンパウンドを押出被
覆した後,加硫・架橋装置に通し加圧加熱して,連続的
に加硫・架橋反応(加硫反応または架橋反応)を起こさ
せる方法がある。この種の従来の加硫・架橋装置とし
て,押出成形後の表面が加熱反応中に周囲に接触して損
傷することがないように,押出機をタワーの最上階に設
置し,垂直に押出・反応・冷却するいわゆる立形加硫・
架橋装置がある。また,カテナリー状に傾斜した加熱炉
を用いるいわゆるカテナリー加硫・架橋装置もある。ま
た,従来の加硫・架橋装置における加熱炉中の雰囲気は
水蒸気あるいは窒素ガスであるが,従来はこれらのガス
を炉の中に単に充填し自然対流させる方式あるいは一部
のガスを循環させる一部ガス循環方式を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の立形加硫・架橋
装置では,高建築の特殊な工場を建設する必要があり,
多大な設備費を必要とする。また,カテナリー加硫・架
橋装置でも,上流側がかなり高くなるカテナリー状反応
炉を構築する必要があり,やはり設備費が高くなる。
装置では,高建築の特殊な工場を建設する必要があり,
多大な設備費を必要とする。また,カテナリー加硫・架
橋装置でも,上流側がかなり高くなるカテナリー状反応
炉を構築する必要があり,やはり設備費が高くなる。
【0004】また,従来の加熱炉中のガスは,充填自然
対流方式の場合は勿論,一部ガス循環方式の場合でもそ
の風速は低いので,そしてガス自体は一般に不良導体で
あるから,加熱する上でのエネルギー効率は低いもので
あった。
対流方式の場合は勿論,一部ガス循環方式の場合でもそ
の風速は低いので,そしてガス自体は一般に不良導体で
あるから,加熱する上でのエネルギー効率は低いもので
あった。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,高建築を不要にして設備費を安価に
し,エネルギー効率を向上させ,さらに,ランニングコ
ストを安くすることのできる走行長尺体の加圧加熱処理
装置および加圧加熱処理方法を提供することを目的とす
る。
なされたもので,高建築を不要にして設備費を安価に
し,エネルギー効率を向上させ,さらに,ランニングコ
ストを安くすることのできる走行長尺体の加圧加熱処理
装置および加圧加熱処理方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の走行長尺体の加圧加熱処理装置は,加圧加熱処理す
べき長尺体を水平に走行させる長尺体走行管と,前記長
尺体走行管内に加圧・雰囲気ガスを送り込み循環させる
加圧・雰囲気ガス循環系と,前記長尺体走行管内で前記
加圧・雰囲気ガスが長尺体を下から吹き上げ浮遊させる
ように加圧・雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案
内手段と,前記長尺体走行管に対して内側または外側の
二重管構造をなすように設けた加熱用管と,前記長尺体
走行管内の加圧・雰囲気ガスに対して熱交換を行わせる
ために前記加熱用管内に大気圧・加熱ガスを送り込み循
環させる大気圧・加熱ガス循環系とを備えたことを特徴
とする。
明の走行長尺体の加圧加熱処理装置は,加圧加熱処理す
べき長尺体を水平に走行させる長尺体走行管と,前記長
尺体走行管内に加圧・雰囲気ガスを送り込み循環させる
加圧・雰囲気ガス循環系と,前記長尺体走行管内で前記
加圧・雰囲気ガスが長尺体を下から吹き上げ浮遊させる
ように加圧・雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案
内手段と,前記長尺体走行管に対して内側または外側の
二重管構造をなすように設けた加熱用管と,前記長尺体
走行管内の加圧・雰囲気ガスに対して熱交換を行わせる
ために前記加熱用管内に大気圧・加熱ガスを送り込み循
環させる大気圧・加熱ガス循環系とを備えたことを特徴
とする。
【0007】請求項2は,請求項1において,長尺体走
行管内に大気圧・加熱ガスの往路用および復路用の2本
の加熱用管を互いに隙間をあけて横並びに収容し,前記
2本の加熱用管の対向面を前記加圧・雰囲気ガス案内手
段として利用したことを特徴とする。
行管内に大気圧・加熱ガスの往路用および復路用の2本
の加熱用管を互いに隙間をあけて横並びに収容し,前記
2本の加熱用管の対向面を前記加圧・雰囲気ガス案内手
段として利用したことを特徴とする。
【0008】請求項3は,請求項1において,長尺体走
行管と前記加熱用管とを長尺体走行管が内側となる同心
の二重管構造としたことを特徴とする。
行管と前記加熱用管とを長尺体走行管が内側となる同心
の二重管構造としたことを特徴とする。
【0009】請求項4は,請求項1において,大気圧・
加熱ガスの一部を加圧・雰囲気ガス循環系に取り込むよ
うにしたことを特徴とする。
加熱ガスの一部を加圧・雰囲気ガス循環系に取り込むよ
うにしたことを特徴とする。
【0010】請求項5は,請求項1記載の加圧加熱処理
装置を用いて走行長尺体の加圧加熱処理を行う加圧加熱
処理方法であって,大気圧・加熱ガス循環系の加熱源と
してガス燃焼炉を用い,このガス燃焼炉において燃料ガ
スを空気比1未満で燃焼させたことを特徴とする。
装置を用いて走行長尺体の加圧加熱処理を行う加圧加熱
処理方法であって,大気圧・加熱ガス循環系の加熱源と
してガス燃焼炉を用い,このガス燃焼炉において燃料ガ
スを空気比1未満で燃焼させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図4の実施例を参照して説明する。この実施例の走行
長尺体の加圧加熱処理装置または方法は,ゴムまたはプ
ラスチック被覆の絶縁ケーブルを製造する絶縁ケーブル
製造装置において,導体にゴムまたはプラスチックのコ
ンパウンドを押出成形した後,被覆したコンパウンドの
加硫・架橋反応(加硫または架橋反応)を行う加硫・架
橋装置(加硫装置または架橋装置)または方法である。
〜図4の実施例を参照して説明する。この実施例の走行
長尺体の加圧加熱処理装置または方法は,ゴムまたはプ
ラスチック被覆の絶縁ケーブルを製造する絶縁ケーブル
製造装置において,導体にゴムまたはプラスチックのコ
ンパウンドを押出成形した後,被覆したコンパウンドの
加硫・架橋反応(加硫または架橋反応)を行う加硫・架
橋装置(加硫装置または架橋装置)または方法である。
【0012】図1は本発明の第1実施例の加圧加熱処理
装置1Aを縦断面図的に示した構成説明図,図2は図1
における加熱炉を横断面図的に示した構成説明図であ
る。この加圧加熱処理装置1Aは,加圧加熱処理すべき
長尺体2を水平に走行させる長尺体走行管3と,前記長
尺体走行管3内に加圧・雰囲気ガスを送り込み循環させ
る加圧・雰囲気ガス循環系4と,前記長尺体走行管3内
で前記加圧・雰囲気ガスが長尺体2を下から吹き上げ浮
遊させるように加圧・雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲
気ガス案内手段5と,前記長尺体走行管3に対して内側
の二重管構造をなすように設けた加熱用管6a,6b
と,前記長尺体走行管3内の加圧・雰囲気ガスに対して
熱交換を行わせるために前記加熱用管6a,6b内に大
気圧・加熱ガスを送り込み循環させる大気圧・加熱ガス
循環系7とを備えている。なお,加圧加熱処理装置1A
の本体部分である加熱炉8は,前記長尺体走行管3内の
全体である。
装置1Aを縦断面図的に示した構成説明図,図2は図1
における加熱炉を横断面図的に示した構成説明図であ
る。この加圧加熱処理装置1Aは,加圧加熱処理すべき
長尺体2を水平に走行させる長尺体走行管3と,前記長
尺体走行管3内に加圧・雰囲気ガスを送り込み循環させ
る加圧・雰囲気ガス循環系4と,前記長尺体走行管3内
で前記加圧・雰囲気ガスが長尺体2を下から吹き上げ浮
遊させるように加圧・雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲
気ガス案内手段5と,前記長尺体走行管3に対して内側
の二重管構造をなすように設けた加熱用管6a,6b
と,前記長尺体走行管3内の加圧・雰囲気ガスに対して
熱交換を行わせるために前記加熱用管6a,6b内に大
気圧・加熱ガスを送り込み循環させる大気圧・加熱ガス
循環系7とを備えている。なお,加圧加熱処理装置1A
の本体部分である加熱炉8は,前記長尺体走行管3内の
全体である。
【0013】この第1実施例では,加圧・雰囲気ガスを
循環させる長尺体走行管3を外管として設け,この長尺
体走行管3内に内管として大気圧・加熱ガスの往路用の
加熱用管6aおよび復路用の加熱用管6bの2本を並べ
て設けている。往復の加熱用管6a,6bは,図1の右
端側で連絡管6cを介して連通している。長尺体走行管
3および加熱用管6a,6b等はステンレスパイプを用
いている。
循環させる長尺体走行管3を外管として設け,この長尺
体走行管3内に内管として大気圧・加熱ガスの往路用の
加熱用管6aおよび復路用の加熱用管6bの2本を並べ
て設けている。往復の加熱用管6a,6bは,図1の右
端側で連絡管6cを介して連通している。長尺体走行管
3および加熱用管6a,6b等はステンレスパイプを用
いている。
【0014】前記加熱用管6a,6b内に大気圧・加熱
ガスを送り込み循環させる大気圧・加熱ガス循環系7
は,例えば都市ガスやLNGやLPG等の燃焼ガスを常
圧かつ空気比1未満で燃焼させる(すなわち,微還元燃
焼を行わせる)燃焼炉10,この燃焼炉10で発生した
燃焼ガスを長尺体走行管3内に送り込み循環させる循環
ブロア11,この循環ブロア11に順次連通する大気圧
・加熱ガスサプライ管12,前記往路側の加熱用管6
a,前記復路側の加熱用管6b,大気圧・加熱ガスリタ
ーン管13,さらに,大気圧・加熱ガスの一部を排出す
るための大気圧・加熱ガス一部排気管14等から構成さ
れている。大気圧・加熱ガスの一部排気は,循環する大
気圧・加熱ガスの温度低下を補うために燃焼炉10から
燃焼ガスが送り込まれるので,それに応じて行われる。
ガスを送り込み循環させる大気圧・加熱ガス循環系7
は,例えば都市ガスやLNGやLPG等の燃焼ガスを常
圧かつ空気比1未満で燃焼させる(すなわち,微還元燃
焼を行わせる)燃焼炉10,この燃焼炉10で発生した
燃焼ガスを長尺体走行管3内に送り込み循環させる循環
ブロア11,この循環ブロア11に順次連通する大気圧
・加熱ガスサプライ管12,前記往路側の加熱用管6
a,前記復路側の加熱用管6b,大気圧・加熱ガスリタ
ーン管13,さらに,大気圧・加熱ガスの一部を排出す
るための大気圧・加熱ガス一部排気管14等から構成さ
れている。大気圧・加熱ガスの一部排気は,循環する大
気圧・加熱ガスの温度低下を補うために燃焼炉10から
燃焼ガスが送り込まれるので,それに応じて行われる。
【0015】前記長尺体走行管3内に加圧・雰囲気ガス
を送り込み循環させる加圧・雰囲気ガス循環系4は,圧
力室15,この圧力室15内に設置され加圧・雰囲気ガ
スを長尺体走行管3内に送り込み循環させる循環ブロア
16,長尺体走行管3の中央の下面部に接続された加圧
・雰囲気ガスサプライ管17,長尺体走行管3内の加圧
・雰囲気ガスを長尺体走行管3の上流端部および下流端
部の上面部から前記循環ブロア16に戻す加圧・雰囲気
ガスリターン管18,加圧・雰囲気ガスの一部を排気す
る加圧・雰囲気ガス排気管19,この加圧・雰囲気ガス
排気管19に設けた圧力シール排気弁20を備えてい
る。なお,循環ブロア16は圧力室15の室内に連通さ
せて同圧にしている。また,加圧・雰囲気ガスの排気
は,コンパウンドの加熱に伴って加圧・雰囲気ガスが次
第に汚染されてくるので,その一部を排気して,加圧・
雰囲気ガスが許容範囲を越えて汚染されないようにす
る。また,長尺体走行管3内の圧力を維持するためのシ
ール手段は図示および説明を省略した。
を送り込み循環させる加圧・雰囲気ガス循環系4は,圧
力室15,この圧力室15内に設置され加圧・雰囲気ガ
スを長尺体走行管3内に送り込み循環させる循環ブロア
16,長尺体走行管3の中央の下面部に接続された加圧
・雰囲気ガスサプライ管17,長尺体走行管3内の加圧
・雰囲気ガスを長尺体走行管3の上流端部および下流端
部の上面部から前記循環ブロア16に戻す加圧・雰囲気
ガスリターン管18,加圧・雰囲気ガスの一部を排気す
る加圧・雰囲気ガス排気管19,この加圧・雰囲気ガス
排気管19に設けた圧力シール排気弁20を備えてい
る。なお,循環ブロア16は圧力室15の室内に連通さ
せて同圧にしている。また,加圧・雰囲気ガスの排気
は,コンパウンドの加熱に伴って加圧・雰囲気ガスが次
第に汚染されてくるので,その一部を排気して,加圧・
雰囲気ガスが許容範囲を越えて汚染されないようにす
る。また,長尺体走行管3内の圧力を維持するためのシ
ール手段は図示および説明を省略した。
【0016】さらに,この実施例では,大気圧・加熱ガ
スの一部を加圧・雰囲気ガス循環系7に取り込むように
している。すなわち,前記燃焼炉10の燃焼ガスの一部
を取り込むためのガス取入管21,このガス取入管21
で取り入れた燃焼ガスを冷却する冷却水槽22,冷却さ
れた燃焼ガスを加圧するコンプレッサを内蔵した加圧室
23を設け,この加圧室23で加圧した燃焼ガスを圧力
室15内の循環ブロア16に連通させている。
スの一部を加圧・雰囲気ガス循環系7に取り込むように
している。すなわち,前記燃焼炉10の燃焼ガスの一部
を取り込むためのガス取入管21,このガス取入管21
で取り入れた燃焼ガスを冷却する冷却水槽22,冷却さ
れた燃焼ガスを加圧するコンプレッサを内蔵した加圧室
23を設け,この加圧室23で加圧した燃焼ガスを圧力
室15内の循環ブロア16に連通させている。
【0017】また,長尺体走行管3内で加圧・雰囲気ガ
スが長尺体2を下から吹き上げ浮遊させるように加圧・
雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案内手段5とし
て,2本の加熱用管6a,6bの対向面を利用してい
る。すなわち,長尺体走行管3内の前記2本の加熱用管
6a,6bを互いに隙間をあけて横並びに収容し,2本
の加熱用管6a,6b間に形成されるスリット5aから
吹き上がる加圧・雰囲気ガスにより長尺体2を浮遊させ
るようにしている。図2において,24は長尺体2を吹
き上げる流れを整えるための整流板である。図2中に最
大径の長尺体2と最小径の長尺体2とを示している。ま
た,長尺体走行管3の外周に断熱材による保温層25を
設けている。
スが長尺体2を下から吹き上げ浮遊させるように加圧・
雰囲気ガスを案内する加圧・雰囲気ガス案内手段5とし
て,2本の加熱用管6a,6bの対向面を利用してい
る。すなわち,長尺体走行管3内の前記2本の加熱用管
6a,6bを互いに隙間をあけて横並びに収容し,2本
の加熱用管6a,6b間に形成されるスリット5aから
吹き上がる加圧・雰囲気ガスにより長尺体2を浮遊させ
るようにしている。図2において,24は長尺体2を吹
き上げる流れを整えるための整流板である。図2中に最
大径の長尺体2と最小径の長尺体2とを示している。ま
た,長尺体走行管3の外周に断熱材による保温層25を
設けている。
【0018】上記の加圧加熱処理装置1Aにおいて,図
1の左端部に押出機のヘッドが連結され,導体の外周に
ゴムまたはプラスチックのコンパウンドを押出被覆され
た長尺体2が連続的に送り込まれる。この長尺体走行管
3内には,前述の通り加圧・雰囲気ガス循環系4による
加圧・雰囲気ガスが循環している。一方,加熱用管6
a,6b内には大気圧・加熱ガス循環系7による大気圧
・加熱ガスが往復循環しており,加熱用管6a,6bと
長尺体走行管3との間の熱交換により,長尺体走行管3
内の加圧・雰囲気ガスが加熱される。そして,長尺体2
は,2つの加熱用管6a,6bの対向面間のスリット5
aから吹き上がる熱風(熱交換で加熱された加圧・雰囲
気ガス)により浮遊した状態で走行するとともに,この
熱風により加熱され加硫・架橋反応が行われる。
1の左端部に押出機のヘッドが連結され,導体の外周に
ゴムまたはプラスチックのコンパウンドを押出被覆され
た長尺体2が連続的に送り込まれる。この長尺体走行管
3内には,前述の通り加圧・雰囲気ガス循環系4による
加圧・雰囲気ガスが循環している。一方,加熱用管6
a,6b内には大気圧・加熱ガス循環系7による大気圧
・加熱ガスが往復循環しており,加熱用管6a,6bと
長尺体走行管3との間の熱交換により,長尺体走行管3
内の加圧・雰囲気ガスが加熱される。そして,長尺体2
は,2つの加熱用管6a,6bの対向面間のスリット5
aから吹き上がる熱風(熱交換で加熱された加圧・雰囲
気ガス)により浮遊した状態で走行するとともに,この
熱風により加熱され加硫・架橋反応が行われる。
【0019】この場合,加圧・雰囲気ガスは長尺体走行
管3の長手方向中央部から供給され,両端から循環ブロ
ア16に吸引されて戻る循環なので,循環ブロア16の
強い噴出熱風を長尺体2の中央部に当てて浮遊させるこ
とになり,長尺体2を無接触で浮遊させる上で効果的で
ある。
管3の長手方向中央部から供給され,両端から循環ブロ
ア16に吸引されて戻る循環なので,循環ブロア16の
強い噴出熱風を長尺体2の中央部に当てて浮遊させるこ
とになり,長尺体2を無接触で浮遊させる上で効果的で
ある。
【0020】ところで,一般に,架橋ポリエチレン絶縁
ケーブルの製造の場合,その架橋反応は酸化性雰囲気ガ
ス(加熱酸素を含む)あるいはスチームや窒素等の中性
雰囲気ガス中で行われるが,この架橋反応中に絶縁表面
層で酸素による劣化が起き布設後の寿命に悪影響を与え
るといわれている。しかし,この実施例では大気圧・加
熱ガスとしての燃焼ガスの一部を加圧・雰囲気ガスとし
て利用されており(加圧・雰囲気ガスはすべて燃焼ガス
からなる),そして,この燃焼ガスは空気比1未満の燃
焼によるものであって微還元性なので,つまり微還元性
雰囲気ガスが得られるので,この還元性雰囲気ガスの存
在で絶縁表面の劣化を防止することができ,製品の品質
向上に寄与することができる。
ケーブルの製造の場合,その架橋反応は酸化性雰囲気ガ
ス(加熱酸素を含む)あるいはスチームや窒素等の中性
雰囲気ガス中で行われるが,この架橋反応中に絶縁表面
層で酸素による劣化が起き布設後の寿命に悪影響を与え
るといわれている。しかし,この実施例では大気圧・加
熱ガスとしての燃焼ガスの一部を加圧・雰囲気ガスとし
て利用されており(加圧・雰囲気ガスはすべて燃焼ガス
からなる),そして,この燃焼ガスは空気比1未満の燃
焼によるものであって微還元性なので,つまり微還元性
雰囲気ガスが得られるので,この還元性雰囲気ガスの存
在で絶縁表面の劣化を防止することができ,製品の品質
向上に寄与することができる。
【0021】なお,上記の加圧加熱処理装置1Aのライ
ン全長は,被加熱物(長尺体2)の形状・重量・熱容量
等にもよるが,通常のラインとしては20〜60m(メ
ートル)程度が適当である。また,加圧・雰囲気ガス循
環の条件としては,例えば,長尺体2の単位重量が0.
5〜2.5kg/mの場合,加圧・雰囲気ガスの圧力=
5kg/cm2 ,温度=250℃,2つの加熱用管6
a,6b間のスリット5aの隙間=5〜10mm,この
スリット5aからの噴出風速=30〜60m/秒等とす
る。このような条件において,長尺体2の完全浮遊走行
が行われた。この条件は長尺体2の形状・重量等により
当然異なるが,通常は加圧・雰囲気ガスの温度について
は200〜300℃に調節する。また,大気圧・加熱ガ
スの温度制御範囲は,熱交換のロスも考慮して250℃
〜400℃程度必要である。なお,燃焼炉10は大気圧
下でのガス燃焼を行うものであるから,一般的なガスバ
ーナーを使用できる。
ン全長は,被加熱物(長尺体2)の形状・重量・熱容量
等にもよるが,通常のラインとしては20〜60m(メ
ートル)程度が適当である。また,加圧・雰囲気ガス循
環の条件としては,例えば,長尺体2の単位重量が0.
5〜2.5kg/mの場合,加圧・雰囲気ガスの圧力=
5kg/cm2 ,温度=250℃,2つの加熱用管6
a,6b間のスリット5aの隙間=5〜10mm,この
スリット5aからの噴出風速=30〜60m/秒等とす
る。このような条件において,長尺体2の完全浮遊走行
が行われた。この条件は長尺体2の形状・重量等により
当然異なるが,通常は加圧・雰囲気ガスの温度について
は200〜300℃に調節する。また,大気圧・加熱ガ
スの温度制御範囲は,熱交換のロスも考慮して250℃
〜400℃程度必要である。なお,燃焼炉10は大気圧
下でのガス燃焼を行うものであるから,一般的なガスバ
ーナーを使用できる。
【0022】図3,図4に本発明の第2実施例の加圧加
熱処理装置1Bを示す。図3は加圧加熱処理装置1Bの
縦断面図的に示した構成説明図,図4は図3における加
熱炉の横断面図的に示した構成説明図である。この加圧
加熱処理装置1Bでは,長尺体走行管3’と加熱用管
6’とを長尺体走行管3’が内側となる同心の二重管構
造としている。
熱処理装置1Bを示す。図3は加圧加熱処理装置1Bの
縦断面図的に示した構成説明図,図4は図3における加
熱炉の横断面図的に示した構成説明図である。この加圧
加熱処理装置1Bでは,長尺体走行管3’と加熱用管
6’とを長尺体走行管3’が内側となる同心の二重管構
造としている。
【0023】加熱用管6’内の全体が加圧加熱処理装置
1Bにおける本体部分である加熱炉8’であるが,この
加熱炉8’以外の部分は第1実施例と基本的に同様な構
造である。すなわち,この加圧加熱処理装置1Bにおけ
る大気圧・加熱ガス循環系7’は,燃焼炉10,循環ブ
ロア11,大気圧・加熱ガスサプライ管12’,加熱用
管6’の内面と長尺体走行管3’の外面との間のガス通
路7’a,大気圧・加熱ガスリターン管13’,大気圧
・加熱ガス一部排気管14’等からなる。前記大気圧・
加熱ガスリターン管13’は,ガス通路7’aの図3に
おいて右端側の上面部から循環ブロア11に連通してい
る。また,加圧加熱処理装置1Bにおける雰囲気ガス循
環系4’は,圧力室15,循環ブロア16,加圧・雰囲
気ガスサプライ管17’,長尺体走行管3’,加圧・雰
囲気ガスリターン管18’,加圧・雰囲気ガス排気管1
9’,圧力シール排気弁20等からなる。
1Bにおける本体部分である加熱炉8’であるが,この
加熱炉8’以外の部分は第1実施例と基本的に同様な構
造である。すなわち,この加圧加熱処理装置1Bにおけ
る大気圧・加熱ガス循環系7’は,燃焼炉10,循環ブ
ロア11,大気圧・加熱ガスサプライ管12’,加熱用
管6’の内面と長尺体走行管3’の外面との間のガス通
路7’a,大気圧・加熱ガスリターン管13’,大気圧
・加熱ガス一部排気管14’等からなる。前記大気圧・
加熱ガスリターン管13’は,ガス通路7’aの図3に
おいて右端側の上面部から循環ブロア11に連通してい
る。また,加圧加熱処理装置1Bにおける雰囲気ガス循
環系4’は,圧力室15,循環ブロア16,加圧・雰囲
気ガスサプライ管17’,長尺体走行管3’,加圧・雰
囲気ガスリターン管18’,加圧・雰囲気ガス排気管1
9’,圧力シール排気弁20等からなる。
【0024】また,この実施例では,長尺体2を浮遊さ
せるための加圧・雰囲気ガス案内手段5’として,長尺
体走行管3’内に,下部にスリット30aを形成しその
すぐ上の部分でV形壁面を形成する左右一対の整流板3
0を設けている。なお,この左右の整流板30はそれぞ
れ表面がく字形をなしており,上部を狭めた流路を形成
している。図4中に最大径の長尺体2および最小径の長
尺体2の両者を示している。
せるための加圧・雰囲気ガス案内手段5’として,長尺
体走行管3’内に,下部にスリット30aを形成しその
すぐ上の部分でV形壁面を形成する左右一対の整流板3
0を設けている。なお,この左右の整流板30はそれぞ
れ表面がく字形をなしており,上部を狭めた流路を形成
している。図4中に最大径の長尺体2および最小径の長
尺体2の両者を示している。
【0025】実施例では,ゴムまたはプラスチック被覆
の絶縁ケーブルの製造ラインにおける加硫・架橋装置と
して説明したが,パイプやホース等の長尺成形品の製造
ラインにおける加硫・架橋装置として適用することもで
き,さらに,加硫・架橋反応を行う場合に限らず,その
他長尺体を走行させながら加圧下で加熱する必要のある
種々の場合に適用することができる。
の絶縁ケーブルの製造ラインにおける加硫・架橋装置と
して説明したが,パイプやホース等の長尺成形品の製造
ラインにおける加硫・架橋装置として適用することもで
き,さらに,加硫・架橋反応を行う場合に限らず,その
他長尺体を走行させながら加圧下で加熱する必要のある
種々の場合に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば,加熱炉を水平に設置で
きるので,従来の立形加熱炉やカテナリー形加熱炉とは
異なり,高建築物が不要となり,設備費が大幅に低減さ
れる。また,加熱炉が水平であるから,ライン長を確保
するために水平方向のみを考慮すればよく,ライン長の
延長に制約がなくなる。
きるので,従来の立形加熱炉やカテナリー形加熱炉とは
異なり,高建築物が不要となり,設備費が大幅に低減さ
れる。また,加熱炉が水平であるから,ライン長を確保
するために水平方向のみを考慮すればよく,ライン長の
延長に制約がなくなる。
【0027】加圧・雰囲気ガスの循環ブロアによるスリ
ットからの高速噴出は,長尺体を熱風中で完全に浮遊さ
せ,側壁と接触することなく走行させることができ,製
品の損傷を防止することができる。そして,該長尺体が
ゴムまたはプラスチック被覆の絶縁ケーブルである場合
には,重力によって上部が薄く下部が厚くなるように偏
らんとする絶縁被覆に対して,スリットから高速で吹き
上がるガスが該絶縁被覆を押し上げるように作用するこ
とにより,重力による偏りが生じることのない,すなわ
ち偏肉のない絶縁被覆を得ることができる。さらに,こ
の加圧・雰囲気ガスの高速噴出により熱伝播が倍加し,
加熱する上でのエネルギー効率が向上するので,従来の
輻射を主体とした加熱方法と比べて,生産速度を大幅に
向上させることができる。
ットからの高速噴出は,長尺体を熱風中で完全に浮遊さ
せ,側壁と接触することなく走行させることができ,製
品の損傷を防止することができる。そして,該長尺体が
ゴムまたはプラスチック被覆の絶縁ケーブルである場合
には,重力によって上部が薄く下部が厚くなるように偏
らんとする絶縁被覆に対して,スリットから高速で吹き
上がるガスが該絶縁被覆を押し上げるように作用するこ
とにより,重力による偏りが生じることのない,すなわ
ち偏肉のない絶縁被覆を得ることができる。さらに,こ
の加圧・雰囲気ガスの高速噴出により熱伝播が倍加し,
加熱する上でのエネルギー効率が向上するので,従来の
輻射を主体とした加熱方法と比べて,生産速度を大幅に
向上させることができる。
【0028】また,加熱源を加圧・雰囲気ガス循環系と
は別にし熱交換により加圧・雰囲気ガスを加熱する構成
としているので,加熱源を大気圧下での通常のガス燃焼
とすることができ,従来のスチームや電気による加熱方
式と比較してランニングコストを安くすることができ
る。
は別にし熱交換により加圧・雰囲気ガスを加熱する構成
としているので,加熱源を大気圧下での通常のガス燃焼
とすることができ,従来のスチームや電気による加熱方
式と比較してランニングコストを安くすることができ
る。
【0029】架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの製造の場
合には,架橋反応中に絶縁層表面で酸素による劣化が生
じるおそれがあるが,請求項5のように加熱源としてガ
ス燃焼炉で燃料ガスを空気比1未満で燃焼させると,還
元性雰囲気ガスが得られ,この還元性雰囲気ガスの存在
で絶縁表面の劣化を防止することができ,製品の品質向
上に寄与することができる。また,燃焼ガスを還元性の
加圧・雰囲気ガスとして常時利用できるので,別途不活
性ガスを供給する等が不要であり,きわめて簡便であ
り,かつランニングコストを安くできる。
合には,架橋反応中に絶縁層表面で酸素による劣化が生
じるおそれがあるが,請求項5のように加熱源としてガ
ス燃焼炉で燃料ガスを空気比1未満で燃焼させると,還
元性雰囲気ガスが得られ,この還元性雰囲気ガスの存在
で絶縁表面の劣化を防止することができ,製品の品質向
上に寄与することができる。また,燃焼ガスを還元性の
加圧・雰囲気ガスとして常時利用できるので,別途不活
性ガスを供給する等が不要であり,きわめて簡便であ
り,かつランニングコストを安くできる。
【図1】本発明の第1実施例の走行長尺体の加圧加熱処
理装置を縦断面図的に示した構成説明図である。
理装置を縦断面図的に示した構成説明図である。
【図2】図1における加熱炉を横断面図的に示した構成
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の走行長尺体の加圧加熱処
理装置を縦断面図的に示した構成説明図である。
理装置を縦断面図的に示した構成説明図である。
【図4】図3における加熱炉を横断面図的に示した構成
説明図である。
説明図である。
1A,1B 加圧加熱処理装置 2 長尺体(絶縁ケーブル) 3,3’ 長尺体走行管 4,4’ 加圧・雰囲気ガス循環系 5,5’ 加圧・雰囲気ガス案内手段 6a,6b,6’ 加熱用管 7,7’ 大気圧・加熱ガス循環系 7’a 通路 8,8’ 加熱炉 10 燃焼炉 11 循環ブロア(大気圧・加熱ガス用) 12,12’,17,17’ 大気圧・加熱ガスサプラ
イ管 13,13’,18,18’ 大気圧・加熱ガスリター
ン管 15 圧力室 16 循環ブロア(加圧・雰囲気ガス用) 21 ガス取り入れ管 22 冷却水槽 23 加圧室
イ管 13,13’,18,18’ 大気圧・加熱ガスリター
ン管 15 圧力室 16 循環ブロア(加圧・雰囲気ガス用) 21 ガス取り入れ管 22 冷却水槽 23 加圧室
Claims (5)
- 【請求項1】 加圧加熱処理すべき長尺体を水平に走行
させる長尺体走行管と,前記長尺体走行管内に加圧・雰
囲気ガスを送り込み循環させる加圧・雰囲気ガス循環系
と,前記長尺体走行管内で前記加圧・雰囲気ガスが長尺
体を下から吹き上げ浮遊させるように加圧・雰囲気ガス
を案内する加圧・雰囲気ガス案内手段と,前記長尺体走
行管に対して内側または外側の二重管構造をなすように
設けた加熱用管と,前記長尺体走行管内の加圧・雰囲気
ガスに対して熱交換を行わせるために前記加熱用管内に
大気圧・加熱ガスを送り込み循環させる大気圧・加熱ガ
ス循環系とを備えたことを特徴とする走行長尺体の加圧
加熱処理装置。 - 【請求項2】 前記長尺体走行管内に大気圧・加熱ガス
の往路用および復路用の2本の加熱用管を互いに隙間を
あけて横並びに収容し,前記2本の加熱用管の対向面を
前記加圧・雰囲気ガス案内手段として利用したことを特
徴とする請求項1記載の走行長尺体の加圧加熱処理装
置。 - 【請求項3】 前記長尺体走行管と前記加熱用管とを前
記長尺体走行管が内側となる同心の二重管構造としたこ
とを特徴とする請求項1記載の走行長尺体の加圧加熱処
理装置。 - 【請求項4】 前記大気圧・加熱ガスの一部を加圧・雰
囲気ガス循環系に取り込むようにしたことを特徴とする
請求項1記載の走行長尺体の加圧加熱処理装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の加圧加熱処理装置を用い
て走行長尺体の加圧加熱処理を行う走行長尺体の加圧加
熱処理方法であって,大気圧・加熱ガス循環系の加熱源
としてガス燃焼炉を用い,このガス燃焼炉において燃料
ガスを空気比1未満で燃焼させることを特徴とする走行
長尺体の加圧加熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24670095A JPH0968388A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 走行長尺体の加圧加熱処理装置および加圧加熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24670095A JPH0968388A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 走行長尺体の加圧加熱処理装置および加圧加熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968388A true JPH0968388A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17152338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24670095A Pending JPH0968388A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 走行長尺体の加圧加熱処理装置および加圧加熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968388A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100599186B1 (ko) * | 2004-11-26 | 2006-07-11 | 한국에너지기술연구원 | 폐열을 이용한 에너지 절약형 에나멜 코팅 동선용 어닐링오븐 |
CN102706143A (zh) * | 2012-05-25 | 2012-10-03 | 广东新明珠陶瓷集团有限公司 | 一种辊道窑炉热风助燃结构 |
KR20160101868A (ko) * | 2015-02-18 | 2016-08-26 | 메일레퍼 에스.에이. | 연장 부재를 교차결합 또는 가황처리하기 위한 방법 및 장치 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24670095A patent/JPH0968388A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100599186B1 (ko) * | 2004-11-26 | 2006-07-11 | 한국에너지기술연구원 | 폐열을 이용한 에너지 절약형 에나멜 코팅 동선용 어닐링오븐 |
CN102706143A (zh) * | 2012-05-25 | 2012-10-03 | 广东新明珠陶瓷集团有限公司 | 一种辊道窑炉热风助燃结构 |
KR20160101868A (ko) * | 2015-02-18 | 2016-08-26 | 메일레퍼 에스.에이. | 연장 부재를 교차결합 또는 가황처리하기 위한 방법 및 장치 |
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