JPH0966875A - 自転車用付属部品取付構造 - Google Patents

自転車用付属部品取付構造

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JPH0966875A
JPH0966875A JP7226791A JP22679195A JPH0966875A JP H0966875 A JPH0966875 A JP H0966875A JP 7226791 A JP7226791 A JP 7226791A JP 22679195 A JP22679195 A JP 22679195A JP H0966875 A JPH0966875 A JP H0966875A
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Masayuki Masamizu
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OGK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車用付属部品の取付角度調節作業を容易
に行える自転車用付属品取付構造を提供する。 【解決手段】 自転車用付属部品4に備わった第1角度
調節部7と、自転車Bへの取付手段6に備わった第2角
度調節部8とが軸止され、前記取付手段6と前記自転車
用付属部品4との角度は調節自在とされている自転車用
付属部品取付構造において、前記第1角度調節部7及び
前記第2角度調節部8の互いに対向する部分には、それ
ぞれ凹凸部17,18が形成され、該凹凸部17,18
を係合させることにより前記取付手段6と前記自転車用
付属部品4との角度を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車への取付角
度が調整自在な自転車用付属部品取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フェンダーや荷かご等の自転車用
付属部品は、直接又はステーを介して自転車に固定して
取り付けられている。例えば、後輪用フェンダーは、図
8に示すように、その前端をボルト(図示省略)等で自
転車のバックフォークに直接固定している。
【0003】この場合、自転車用付属部品の自転車に対
する取付角度はステー又は自転車の形状によって決定さ
れる。このため、ステーや自転車の形状によっては、自
転車用付属部品の取付角度は、必ずしも最適になってい
ない場合もある。上記の後輪用フェンダーの場合では、
バックフォークの角度か異なる自転車であれば、後輪用
フェンダーの取付角度は変わってしまう。
【0004】また、取付角度を変えることのできる自転
車用付属部品の取付装置としては、自転車の荷かご取付
装置があり、出願人が特願平7−193407号として
出願している。この荷かご取付装置は、自転車のハンド
ルに取り付けられるものであり、ハンドルへの取付手段
が角度調節部を備え、荷かご取付装置本体の傾きを調節
可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の角度調
節部は、単にボルトとナットで連結された部材から構成
されている。したがって、ボルトとナットの締結を緩め
れば回動自在となり、締結を増せば回動不能となるもの
であり、このような操作により、荷かご取付装置の自転
車に対する取付角度を調節するものである。
【0006】このため、取付角度を決定し、その状態を
人手などにより保持したままボルトとナットの締結作業
を行う必要があり、面倒であった。本発明は、上記のよ
うな問題点に鑑み、自転車用付属部品の取付角度調節作
業を容易に行える自転車用付属品取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明は、自転車用付属部品あるいは自転車用付属部品
取付具に備わった第1角度調節部と、自転車への取付手
段に備わった第2角度調節部とが軸止され、前記取付手
段と前記自転車用付属部品あるいは前記自転車用付属部
品取付具との角度は調節自在とされている自転車用付属
部品取付構造において、前記第1角度調節部及び前記第
2角度調節部の互いに対向する部分には、それぞれ凹凸
部が形成され、該凹凸部を係合させることにより前記取
付手段と前記自転車用付属部品あるいは前記自転車用付
属部品取付具との角度が固定されることを特徴とするも
のである(請求項1)。
【0008】この場合、角度調節部の凹凸部が係合して
いない状態において、自転車用付属部品あるいは自転車
用付属部品取付具と自転車との関係を所望の角度に設定
する。そして角度調節部の凹凸部を係合させるだけで、
その角度に固定できる。また、本発明は前記第1角度調
節部及び前記第2角度調節部の互いに対向する部分に
は、前記角度調節部のうちいずれか一方に突部が、他方
に凹みが軸方向に形成され、該凹みに前記突部を挿入し
て前記角度調節部を軸止するようにしたことを特徴とす
る(請求項2)。
【0009】この場合 、凹凸部が係合していない状態
においても、第1角度調節部と第2角度調節部が脱落す
るのを防ぐことができるので、角度調節作業をさらに容
易におこなえる。さらに、本発明は前記凹みの形成され
た角度調節部の凹凸部は、前記凹みの内面に形成されて
いることを特徴とするものである(請求項3)。
【0010】この場合、角度調節部の凹凸部は凹みの内
部で係合することになるので、凹凸部が係合したときに
凹凸部が露出しない。したがって、凹凸部の保護を図る
ことができる。さらに、前記取付手段としては、対の脚
と、該脚にそれぞれ備わった自転車のフロントフォーク
又はバックフォークに固着するための固着手段とからな
るものとすることができる(請求項4)。
【0011】この場合、角度調節部を有する取付手段
が、対の脚にフロントフォーク又はバックフォークへの
固着手段を備えたものとして構成されることで、フロン
トフォーク又はバックフォークに取り付けるための自転
車用付属部品、例えばフェンダーやキャリアボックス等
の取付角度調節が容易になる。また、自転車用付属部品
取付具を、対の脚と、該脚の一端を互いにつないでなる
連結部材と、該連結部材に備わった自転車用付属部品に
係止する係止手段とからなり、第1角度調節部は前記脚
の他端にそれぞれ設けることによって構成することがで
きる(請求項5)。
【0012】この場合、角度調整のされた自転車用付属
部品取付具を介して付属部品を取り付けることができる
ので、様々な付属部品をその形状に適した角度で取り付
けることができる。また、前記自転車用付属部品取付具
を、荷かごの底面と背面の少なくともいずれか一方を支
持する荷かご支持部を備えたものとすることができる
(請求項6)。
【0013】この場合、自転車の荷かごの取付角度を調
節して最適な位置にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,2は本発明の第1の実施の
形態を示している。図1は自転車Bを示しており、この
自転車Bは、フレーム1の後方に伸びる二股状のバック
フォーク2が後輪3を回転自在に保持している。バック
フォーク2には、後輪3の上方に位置するようにフェン
ダー4が取り付けられている。また図示はしないが、フ
レームの前方に伸びる二股状のフロントフォークに前輪
が回動自在に保持されている。
【0015】フェンダー4(自転車用付属部品)は、図
2に示すように、フェンダー本体5と自転車への取付手
段6とが角度調節部7,8を介して連結されて構成され
ており、フェンダー本体5、取付手段6そして角度調節
部7,8はそれぞれ合成樹脂製である。自転車への取付
手段6は、一対の脚9の後端が連結部材10によって互
いにつながれて、全体が略コの字状を呈している。脚9
の前端にはバックフォーク2への固着手段11がそれぞ
れ備わっている。また、各固着手段11の間隔が変化自
在となるように、各脚9は連結部材10に対して弾性変
形により横方向に曲がるように設けられている。
【0016】固着手段11は、円筒状の抱込み部12
と、その前端にバックフォーク2への挿入開口部13と
を備えてなる。固着手段11によってフェンダー4をバ
ックフォーク2に取り付けるには、抱込み部12を弾性
変形させて挿入開口部13を広げ、バックフォーク2に
対して後方から嵌め込む。抱込み部12を嵌め込んだ時
点で、抱込み部12の復元力により、フェンダー4はバ
ックフォーク2に対して仮止めがなされている。そし
て、挿入開口部13に形成されたボルト挿通孔14にボ
ルト15を挿通しナット16で締結することにより固定
される。
【0017】なお、固着手段11はバックフォーク2に
固定できるものであれば、他の形状とすることも可能で
ある。角度調節部7,8はフェンダー本体5の前端に一
体に設けられた第1角度調節部7と自転車への取付手段
6の後端に一体に設けられた第2角度調節部8とからな
る。角度調節部7,8はそれぞれ円筒状であり、第1角
度調節部7と第2角度調節部8はボルト19とナット2
0の締結によって同軸上で回動自在に連結されている。
【0018】第1角度調節部7の第2角度調節部8と対
向する部分には、前記軸を中心とした円周方向に凹凸部
17が連続して形成されている。また第2角度調節部8
にも第1角度調節部7と同様に軸を中心とした円周方向
に凹凸部18が連続して形成されている。これらの凹凸
部17,18は互いに係合し、この係合によって角度調
節部7,8は回動不能となり、取付手6に対するフェン
ダー本体5の角度が固定されるようになっている。
【0019】フェンダー4の取付角度を調整するには次
のようにする。まず、角度調節部7,8を連結している
ボルト19とナット20の締結を緩めた状態において、
角度調節部7,8の凹凸部17,18の係合を解除す
る。具体的には、第1角度調節部7と第2角度調節部8
とを互いが離れる方向に引っ張ってやればよい。凹凸部
17,18の係合が解除されれば、角度調節部7,8は
回動自在であり、フェンダー本体4の自転車Bに対する
角度が調整自在となる。フェンダー本体4を所望の角度
に位置させた後、凹凸部17,18を係合させれば、角
度調節部7,8が回動不能となり、フェンダー本体4の
角度が固定される。そして、ボルト19とナット20の
締結を増せば、凹凸部17,18の係合は外れることが
なくなるので、フェンダー4の取付角度は確実に固定さ
れる。
【0020】図3〜6は本発明の第2の実施の形態を示
している。本実施の形態は、本発明の取付構造を自転車
用付属部品取付具24に採用したものであり、図3に示
すように、この付属部品取付具24を介して自転車用付
属部品(フェンダー25)が自転車Bに取り付けられ
る。付属部品取付具24は合成樹脂製であり、図4に示
すように一対の脚29の後端が連結部材30によって互
いにつながれて、全体が略コの字状を呈している。各脚
29の前端には角度調節部27,28を介して二股状の
バックフォーク2への取付手段26がそれぞれ設けられ
ている(図4では一方の脚29に設けられた取付手段を
省略)。また、各取付手段26の間隔が変化自在となる
ように、各脚29は連結部材30に対して弾性変形によ
り横方向に曲がるように設けられている。
【0021】連結部材30には付属部品取付具24にフ
ェンダー25を係止させるための係止手段31が後方に
向けて設けられている。この係止手段31は、フェンダ
ーに設けられた受け部32に差し込むための差込部33
と、受け部32に係止するための一対の係止突起34と
から構成されている。図5、6にも示すように、受け部
32は箱状体であり、フェンダー25前端の後輪3側の
面35に設けられている。受け部32の前端面32aは
開口され、ここから付属部品取付具24の差込部33を
差し込む。受け部32の後端面32bには、係止突起3
4が係止する被係止部として、挿通孔36が形成されて
いる。係止突起34の後端34aは、それぞれ外側方に
凸状に形成されており、挿通孔36に係止突起34が挿
通されると、係止突起34の凸状の後端34aは挿通孔
36に係止し、差込部33は抜け止めがなされる。
【0022】なお、付属部品取付具24に受け部32
を、フェンダー25等の付属部品に係止手段31に相当
するものを設けたものとしてもよい。取付手段26は、
円筒状の抱込み部37と、その前端にバックフォーク2
への挿入開口部38とを備えてなる。この取付手段26
は、第1の実施の形態における固着手段11に対応する
ものであり、自転車への取り付けは第1の実施の形態に
おける固着手段11と同様である。ただし、取付手段2
6の挿入開口部38に形成されたボルト挿通孔39に挿
通されるボルト40は、角度調節部27,28を連結す
るためのものでもある。このようにすることにより部品
の共通化が図れる。
【0023】角度調節部27,28は、付属部品取付具
24の脚29の前端にそれぞれ設けられた円筒状の第1
角度調節部27と、取付手段26に設けられた第2角度
調節部28とからなる。第1角度調節部27と第2角度
調節部28は、前述のごとく取付手段26のボルト挿通
孔39に挿通されるボルト40とナット41の締結によ
って同軸上で回動自在に連結されている。
【0024】第1角度調節部27の第2角度調節部28
と対向する部分には、前記軸を中心とした円周方向に凹
凸部42が連続して形成されている。また第2角度調節
部28には、取付手段26の挿入開口部38において第
1角度調節部27と対向する部分に前記軸を中心とした
円周方向に凹凸部43が形成されている。これらの凹凸
部42,43も第1の実施の形態の凹凸部17,18と
同様に、互いに係合することによって角度調節部27,
28が回動不能となり、取付手段26に対する脚29の
角度が固定されるようになっている。
【0025】付属部品取付具24の取付角度を調節する
のは、第1の実施の形態の場合と同様にであるので説明
を省略する。なお、自転車用付属部品取付具24を介し
て取り付けられるのもは、フェンダー25に限らず、キ
ャリアボックス等も可能である。この場合、キャリアボ
ックス等の付属部品が受け部32を備えていればよい。
【0026】図7〜図13は本発明の第3の実施の形態
を示している。本実施の形態は、本発明の取付構造を荷
かご取付装置51(自転車用付属部品取付具)に採用し
たものである。図7に示すように、この荷かご取付装置
51を介して荷かご53が自転車Bに取り付けられる。
荷かご取付装置51は、合成樹脂製であり、側面視略L
字状をした装置本体55と、この装置本体55に対して
荷かご53を固定するための荷かご止め具56,57と
を有している。
【0027】装置本体55は、図8に示すようにL形体
のうちの横平部分を成す底面支持部59及び起立部分を
成す背面支持部60を互いに結合したもので、底面支持
部59は荷かご53の底面53aを支承可能とされ、ま
た背面支持部60では荷かご53の背面53bを支持可
能とされている。背面支持部60の上部には、左右の両
横方向へ突出する背受け補助片61が設けられており、
これによって荷かご53との接触面積を拡大させるよう
になっている。 背受け補助片61による横幅寸法は、
荷かご53の幅より大きくても小さくてもよい。ただ
し、見栄えが悪くならない程度で荷かご幅より突出させ
ておくと、転倒時等における荷かご53の損傷防止とし
て用いることができる。
【0028】背受け補助片61よりも更に上部には、角
度調節部62,63を介して取付手段64が設けられて
いる。この取付手段64は、背面支持部60の後方(自
転車B側)へ向けて設けられた取付基部66に対して、
アルミ等の針金材により形成した折曲構造体67を係合
保持させたものである。
【0029】この折曲構造体67は、側面視形状がn字
状を成す2本のハンドルフック部70と、これら両ハン
ドルフック部70をその後部側においてU字状乃至V字
状に接続したポストフック部71とを有している。図7
及び図9に示すようにハンドルフック部70は、自転車
Bのハンドル72へ、またポストフック部71は自転車
Bのハンドルポスト73へ、それぞれ引っ掛けるように
する。
【0030】この引っ掛け手順としては、まず、図10
(a)に示すように好ましくは折曲構造体67を取付基
部66から外した状態にし、ハンドルフック部70を上
下逆向きにさせて、これをハンドル72に対してその下
から嵌め込むようにし、続いて図10(b)に示すよう
にポストフック部71がハンドルポスト73の下部前面
に係合するまで(二点鎖線参照)、折曲構造体67をハ
ンドル72まわりで前方へ反転させる。
【0031】そして、その後、折曲構造体67に対して
取付基部66(即ち、装置本体55)を係合させるよう
にすれば、装置本体55を、ハンドル72に対して前
後、左右、下方へは動かない状態に拘束することができ
る。これに対し、上記台部60にはその後部寄りに係留
部75が設けられている。この係留部75は、図11に
示すように幅方向に所定間隔をおいて設けられた2個の
貫通孔75aを有したもので、この係留部75には係留
紐体76を差し通すことができるようになっている。
【0032】この係留紐体76は、紐、ベルト、ワイ
ヤ、針金材、鎖等の可撓性を有した紐状材によって構成
されたものである。従って、図示は省略するがこの係留
紐体76を自転車B側の適所と連繋させることで、装置
本体55の浮き上がりを防止することができる。なお、
ここで言う自転車B側の適所を図7において例示すれ
ば、フロントフォーク78ではブレーキ装置79やフェ
ンダー80の取付部81、照明器具や施錠装置(いずれ
も図示略)の取付部82、車軸保持部(図示略)等とす
ることが可能であるし、またフェンダー80自体やフレ
ーム83自体としてもよい。
【0033】また、係留紐体76は、その一端部又は両
端部に連結具や掛止具等を設けておき、上記のような自
転車B側の適所と係合、又は紐両端部によるエンドレス
状の連結、或いは結び止め等を行うようにすればよい。
このような取付手段64と係留紐体76との協同作用と
して、自転車Bに対し、装置本体55をガタツキ、位置
ズレ、脱落が起こらない状態で固定することができる。
【0034】装置本体55において、底面支持部59に
は前部側の幅方向中央部に下部係合孔85が形成されて
おり、背面支持部60には上部側の幅方向両側寄りに2
個の上部係合孔86が形成されている。これら各係合孔
85,86は、図12に示すように荷かご53の底面部
53aに設けられた取付用孔88や背面部53bに設け
られた取付用孔89と位置的に対応すべく設けられてい
る。
【0035】但し、これら下部係合孔85及び上部係合
孔86はいずれもねじ孔ではなく、取付用孔88,89
と同等か、又は小さめの貫通孔とされており、上記した
カゴ止め具56,57(図7参照)を係着可能にしてあ
る。荷かご止め具56,57は、図13に示すようにい
ずれも、短冊状本体部91,92に対して係合片93,
94が突設されたものである。これら係合片93,94
の突出位置や突出数、突出向き等は、言うまでもなく装
置本体55の下部係合孔85や上部係合孔86の位置、
開口形状、必要とされる係着力の指向性等に関連して決
められている。
【0036】図例では、荷かご53の底面部53aに設
けられる取付用孔88が、一般に前後に所定間隔をおい
て設けられた合計2個の前後方向長孔であることに鑑み
て、装置本体55の下部係合孔85(図8参照)を2個
の取付用孔88に匹敵する前後方向長孔としてある。ま
た、これに係着させる荷かご止め具56は、2個の取付
用孔88にそれぞれ対応する前後一対の係合片93を有
したものとし、これらが左向き及び右向きとなるように
配置させたものとした。
【0037】一方、荷かご53の背面部に設けられる取
付用孔89が、一般に上下左右に所定間隔をおいて設け
られた合計4個の縦方向長孔であることに鑑みて、装置
本体55の上部係合孔86(図8参照)を左右2個の上
下方向長孔としてある。また、これに係着させる荷かご
止め具57は、4個の取付用孔89にそれぞれ対応する
4個の係合片94を有したものとし、このうち上位2個
は各内向きとなり、下位2個は各外向きとなるように配
置させたものとした。
【0038】結局、装置本体55に対して荷かご53を
乗せた後、荷かご53の内側から装置本体55の底面支
持部59や背面支持部60に対して(取付用孔88,8
9を介して各係合孔85,86へ)荷かご止め具56,
57を係着させるという極めて簡単且つ単純な操作だけ
で、装置本体55に対する荷かご53の固定が可能にな
っている。
【0039】図13にも示すように、角度調節部62,
63は、背面支持部60に対して一体形成された円筒状
の第1角度調節部62と、取付基部66に対して一体形
成された円筒状の第2角度調節部63とが、ボルト95
によって同軸上で回動自在に連結されるようになってい
る。第1及び第2の実施の形態と同様に、第1角度調節
部62と第2角度調節部63には、互いに対向する部分
に、前記軸を中心とした円周方向に凹凸部96,97が
連続して形成されている。
【0040】装置本体55の取付角度を調節するには、
荷かご取付装置を取付手段64によって自転車に取付ら
れた状態において、第1の実施の形態と略同様に行えば
よいので、説明を省略する。ただし、本実施の形態で
は、第2角度調節部63の凹凸部97内側には、突部9
8が第1角度調節部62側に向かって突設されている。
また第1角度調節部62の凹凸部96内側には、前記突
部98が挿入される凹み99が形成されている。
【0041】第1角度調節部62と第2角度調節部63
の連結は、突部98を凹み99に挿入することによって
行われる。凹み99の底部99aにはワッシャー95a
を介してボルト95が挿通される挿通孔100が形成さ
れ、突部98の頂面98aには雌ネジ部101が設けら
れている。突部98を凹み99に挿入した後、第1角度
調節部62側からボルト95を挿通させ、雌ネジ部10
1によって締結すると、角度調節部62,63が連結さ
れる。
【0042】凹み99に挿入された突部98は、角度調
節部62,63を互いに回動させる場合の軸となるの
で、角度調節部62,63の回動が容易となり、ボルト
95の締結を緩めた状態においても、角度調節部62,
63が互いに脱落してしまうのを防いでいる。また、挿
通孔100は、凹み99の底部に設けられているので、
円筒状の第1角度調整部62の外側よりに位置する。こ
のため、ボルト95の締結作業をこの外側よりの位置で
行うことができ、第1角度調節部62の内部深くで行う
必要がない。したがって、ボルト締結作業が容易となっ
ている。また、凹み99の底部99aは、第1角度調節
部の内部に位置しているので、ボルト95は第1角度調
節部62の内部に位置する。このことは、ボルト95の
保護や外観を良くするうえで役立っている。
【0043】なお、第1角度調節部62と第2角度調節
部63の内部は、中空状になっているので軽量である。
また、第1角度調節部62に形成された凹凸部96は、
凹み99の内面に形成されている。そして、第2角度調
節部63に形成された凹凸部97は、この凹み99の内
面に形成された凹凸部96係合するように形成されてい
る。このため、突部98を凹み99に完全に挿入するこ
とにより、凹み99内部において凹凸部96,97が係
合する。凹凸部96,97が係合した状態においては、
凹凸部96,97は第1角度調節部62によって保護さ
れた状態となり、露出しなくなる。この場合、凹凸部9
6,97が露出していないので、凹凸部96,97内に
塵、小石等が入り込むことによる破損を防止されてい
る。
【0044】なお、上記した各実施の形態は例示的なも
のであって限定的なものではない。すなわち、本発明の
範囲は前記した特許請求の範囲によって示されその請求
項の意味に入るすべての変形例は本願発明に含まれるも
のである。すなわち、本発明の自転車用付属部品取付構
造は、上記実施の形態で示されたものだけでなく、他の
自転車用付属部品を取り付ける場合にも採用できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、角度調節
部の凹凸部を係合させることにより、自転車用付属部品
又は自転車用付属部品取付具の取付角度が決定保持され
るので取付角度調節が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフェンダーが
取付られた自転車の側面図である。
【図2】同じくフェンダーの斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る自転車用付属
部品取付具を介してフェンダーが取り付けられた自転車
の側面図である。
【図4】同じく自転車用付属部品取付具の斜視図であ
る。
【図5】同じくフェンダー前端を示す斜視図である。
【図6】自転車用付属部品取付具にフェンダーが係止し
た状態を示す平面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る荷かご取付装
置を介して荷かごの取付られた自転車の側面図である。
【図8】同じく荷かご取付装置の斜視図である。
【図9】図7のA−A線拡大矢視図である。
【図10】取付手段をハンドルへ取り付ける状況の説明
図である。
【図11】図8のB−B線拡大断面図である。
【図12】図8のC−C線拡大矢視図である。
【図13】角度調節部を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
2 バックフォーク 4 フェンダー 6,26,64 取付手段 7,27,62 第1角度調節部 8,28,63 第2角度調節部 9 脚 11 固着手段 17,18,42,43,96,97 凹凸部 24 付属部品取付具 29 脚 51 荷かご取付装置 53 荷かご 53a 底面 53b 背面 59 底面支持部 60 背面支持部 98 突部 99 凹み

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車用付属部品(4)あるいは自転車
    用付属部品取付具(24,51)に備わった第1角度調
    節部(7,27,62)と、自転車(B)への取付手段
    (6,26,64)に備わった第2角度調節部(8,2
    8,63)とが軸止され、前記取付手段(6,26,6
    4)と前記自転車用付属部品(4)あるいは前記自転車
    用付属部品取付具(24,51)との角度は調節自在と
    されている自転車用付属部品取付構造において、 前記第1角度調節部(7,27,62)及び前記第2角
    度調節部(8,28,63)の互いに対向する部分に
    は、それぞれ凹凸部(17,18,42,43,96,
    97)が形成され、該凹凸部(17,18,42,4
    3,96,97)を係合させることにより前記取付手段
    (6,26,64)と前記自転車用付属部品(4)ある
    いは前記自転車用付属部品取付具(24,51)との角
    度が固定されることを特徴とする自転車用付属部品取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記第1角度調節部(62)及び前記第
    2角度調節部(63)の互いに対向する部分には、前記
    角度調節部(62,63)のうちいずれか一方に突部
    (98)が、他方に凹み(99)が軸方向に形成され、
    該凹み(99)に前記突部(98)を挿入して前記角度
    調節部(62,63)を軸止するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の自転車用付属部品取付構造。
  3. 【請求項3】 前記凹み(99)の形成された角度調節
    部(62,63)の凹凸部(96,97)は、前記凹み
    (99)の内面に形成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の自転車用付属部品取付構造。
  4. 【請求項4】 前記取付手段(6)は、対の脚(9)
    と、該脚(9)にそれぞれ備わった自転車のフロントフ
    ォーク又はバックフォーク(2)に固着するための固着
    手段(11)とからなることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の自転車用付属部品取付構造。
  5. 【請求項5】 前記自転車用付属部品取付具(24)
    は、対の脚(29)と、該脚部(29)の一端を互いに
    つないでなる連結部材(30)と、該連結部材(30)
    に備わった自転車用付属部品(25)に係止する係止手
    段(31)とからなり、第1角度調節部(27)は前記
    脚(29)の他端にそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項1〜3に記載の自転車用付属部品取付構
    造。
  6. 【請求項6】 前記自転車用付属部品取付具(51)
    は、荷かご(53)の底面(53a)と背面(53b)
    の少なくともいずれか一方を支持する荷かご支持部(5
    9,60)を備えたものであることを特徴とする請求項
    1〜3に記載の自転車用付属部品取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI380925B (ja) * 2011-01-11 2013-01-01
AT520165A1 (de) * 2017-06-28 2019-01-15 Bezdeka Christian Verbindungsvorrichtung zur lösbaren Befestigung eines Anbauteils an einem Fahrrad

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