JPH096619A - 適用条件設定装置、適用条件洗練装置、適用条件学習装置、制約条件学習装置、手順判定装置および操作手順作成装置 - Google Patents

適用条件設定装置、適用条件洗練装置、適用条件学習装置、制約条件学習装置、手順判定装置および操作手順作成装置

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JPH096619A
JPH096619A JP7158105A JP15810595A JPH096619A JP H096619 A JPH096619 A JP H096619A JP 7158105 A JP7158105 A JP 7158105A JP 15810595 A JP15810595 A JP 15810595A JP H096619 A JPH096619 A JP H096619A
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JP
Japan
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knowledge
procedure
condition
application
application condition
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Application number
JP7158105A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomihiro Takano
富裕 高野
Keinosuke Matsumoto
啓之亮 松本
Isao Oki
功 大木
Toshiaki Ohashi
敏明 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の状態から別の状態へと変更するための
手続き及びその順序を作成する操作手順作成装置におい
て、知識選択の効率化と操作手順作成の高速化を図るこ
と。 【構成】 専門家11からの問題解決知識を記憶する知
識ベース14と、入力された問題を前記知識ベースから
の知識を用いて解決するデータベース17と、この推論
機構の問題解決過程をユーザに示すユーザインタフェー
スモジュール18と、知識ごとに新たな適用条件を抽
出、置き換えることにより前記知識ベース内の知識の適
用条件を更新する適用条件設定装置51および適用条件
洗練装置52を有する適用条件学習装置60とを備えた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統において、
任意の状態から、所望の設備を停止/復旧、あるいは別
の状態へと変更する手続き及びその順序を作成するため
に適用する、適用条件設定装置、適用条件洗練装置、適
用条件学習装置、制約条件学習装置、手順判定装置およ
び操作手順作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば、“人工知能ハンドブッ
ク” 人工知能学会編 第571頁平成2年1月 オー
ム社発行 に示された操作手順作成装置を実現する知識
システムの枠組みを示す構成図であり、図において、1
は知識システムに問題を解決するための知識を提供する
専門家、2は知識システムのユーザ、3は専門家からの
問題解決知識の獲得を支援する知識獲得支援モジュー
ル、4は専門家より知識獲得支援モジュール3を通して
獲得した知識を蓄える知識ベース、5はユーザより入力
された問題を知識ベース4の知識を用いて解決する推論
機構、6は推論機構5の問題解決過程をユーザ2に示す
推論過程説明モジュール、7は問題分野の知識以外の事
実データを蓄えるデータベース、8は知識システムの計
算機内部表現を専門家1及びユーザ2等の人間に理解で
きる表現に変換するユーザインタフェースモジュールで
ある。
【0003】図22〜図28は各種の電力系統を示すも
ので、全て送電線1号を停止するための操作例である。
図22は変電所Aにおいて母線Aへ、当初送電線1号か
ら開閉器を全て閉じた送電線1号_母線A_接続子(開
閉器LS_A1、CB_A01、LS_AR1からな
る)を介して受電していた状態から、送電線1号の停止
に伴い、送電線2号_母線A_接続子(開閉器LS_A
2、CB_A02、LS_AR2からなる)の開閉器を
全て閉じ、送電線1号_母線A_接続子全てを開き、送
電線2号からの受電に変更することにより、送電線1号
から母線Aを切り離す操作の説明図である。
【0004】図23は変電所Bにおいて母線Bへ、当初
送電線1号から開閉器を全て閉じた送電線1号_母線B
_接続子(開閉器LS_B1、CB_B01、LS_B
R1からなる)を介して受電していた状態から、送電線
1号の停止に伴い、送電線2号_母線B_接続子(開閉
器LS_B2、CB_B02、LS_BR2からなる)
の開閉器を全て閉じ、送電線1号_母線B_接続子全て
を開き、送電線2号からの受電に変更することにより、
送電線1号を母線Bから切り離す操作の説明図である。
【0005】図24は変電所Cにおいて母線Cへ、当初
送電線2号から開閉器を全て閉じた送電線2号_母線C
_接続子(開閉器LS_C2、CB_C02、LS_C
R2からなる)を介して受電していた状態から、送電線
1号の停止に伴い、送電線1号_母線C_接続子全てを
開くことにより、送電線1号を母線Cから切り離す操作
の説明図である。
【0006】図25は変電所Dにおいて母線Dへ、当初
送電線2号から開閉器を全て閉じた送電線2号_母線D
_接続子(開閉器LS_D2、CB_D02、LS_D
R2からなる)を介して受電していた状態から、送電線
1号の停止に伴い、送電線1号_母線D_接続子(開閉
器LS_D1、CB_D01・・・)全てを開くことに
より、送電線1号を母線Dから切り離す操作の説明図で
ある。
【0007】図26は変電所Eにおいて母線Eへ、当初
送電線1号から開閉器を全て閉じた送電線1号_母線E
_接続子(開閉器LS_E1、CB_E01からなる)
を介して受電していた状態から送電線1号の停止に伴
い、送電線2号_母線E_接続子(開閉器LS_E2、
CB_E02からなる)の開閉器を全て閉じ、送電線1
号_母線E_接続子全てを開き、送電線2号からの受電
に変更することにより、送電線1号を母線Eから切り離
す操作の説明図である。
【0008】図27は変電所Fにおいて母線Fへ、当初
送電線1号から開閉器を全て閉じた送電線1号_母線F
_接続子(開閉器LS_F1、CB_F01からなる)
を介して受電していた状態から、送電線1号の停止に伴
い、送電線2号_母線F_接続子(開閉器LS_F2、
CB_F01からなる、但しCB_F01は送電線1号
_母線F_接続子と共有)の開閉器を全て閉じ、送電線
1号_母線F_接続子の開閉器(開閉器LS_F1)を
開き、送電線2号からの受電に変更することにより、送
電線1号を母線Fから切り離す操作の説明図である。
【0009】図28は、変電所Gにおいて母線Gへ、当
初送電線1号から開閉器を全て閉じた送電線1号_母線
G_接続子(開閉器LS_G1、CB_G01からな
る)を介して受電していた状態から、送電線1号の停止
に伴い、送電線1号_母線G_接続子全てを開くことに
より、送電線1号を母線Gから切り離す操作の説明図で
ある。
【0010】前記図22〜図28は各変電所A〜Gにお
ける状態変更の操作例を示すもので、図29は接続子の
状態に対応した動作状態を示すもので、全ての接続子が
閉じたとき投入状態、一部が開いているとき開放状態、
全てが開いているとき停止状態である。
【0011】図30は送電線と母線とを接続する接続子
の構造的関係を示したものである。図31〜図37は前
記図22〜図28の各変電所A〜Gにおける状態変更の
操作知識を示すもので、“[]”マークのついた項は変
数を意味し、操作目的とそれを達成するための手段を表
している。この図31〜図37に示す操作知識は知識シ
ステムにおける知識ベース4に蓄えられている。
【0012】次に動作について説明する。まず、ユーザ
2がユーザインタフェイスモジュール8を通し、推論機
構5に操作問題を与える。例えば図22は電力系統にお
ける変電所Aでの送電線1号からの受電停止の操作問題
を示している。変電所Aにおいては、“送電線1号”
“送電線2号”からなる2回線送電線から受電する“母
線A”があり、この“母線A”は“送電線1号”“送電
線2号”と、それぞれ接続子“送電線1号6_母線A_
接続子”(LS−A1,CB−AO1,LS−AR1)
と、“送電線2号_母線A_接続子”(LS−A2,C
B−AO2,LS−AR2)で連結されており、操作前
は“送電線1号”から受電している。この“変電所A”
で“送電線1号”から受電停止をする手順を作成したい
場合、操作目的として「変電所Aで送電線1号から受電
停止」を設定する。
【0013】次に推論機構5は知識ベース4の知識を検
索し、与えられた操作問題に適用可能な図31の知識等
を捜し出し、開閉器等(例えば、遮断器、断路器)の具
体的な操作手順を作成する。
【0014】“変電所A”において“送電線1号”から
の受電を停止する場合、“変電所A”への電力供給を継
続するため、もう一方の送電線“送電線2号”から受電
する必要がある。知識システムの推論機構5は、操作目
的「変電所Aで送電線1号からの受電停止」に適合する
知識“操作知識A1”を選択・適用し、「送電線2号_
母線A_接続子を投入」,「送電線1号_母線A_接続
子を停止」の順に操作目的を展開する。
【0015】次に推論機構5は、操作目的「送電線2号
_母線A_接続子を投入」に適合する知識“操作知識A
2”を選択・適用し、「LS−A2を閉」,「CB−A
O2を閉」の順に操作目的を展開する。更に推論機構5
は、操作目的「送電線1号_母線A_接続子を停止」に
適合する知識“操作知識A3”を選択・適用し、「CB
−AO1を開」,「LS−A1を開」,「LS−AR2
を開」の順に操作目的を展開する。
【0016】この結果、「変電所Aで送電線1号からの
受電停止」をするための操作手順が作成されたこととな
り、推論過程説明モジュール6はユーザインタフェイス
モジュール8に手順を表示し、動作は完了する。図3
は、この一連の動作により作成された手順の例を示す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作手順作成装
置は以上のように構成されているので、“送電線1
号”,“送電線2号”の2回線送電線に接続する変電所
では、開閉器の状態あるいは開閉器の構成により、多く
のパターンが考えられる。そのため、それぞれのパター
ンに応じて、「[変電所]で[送電線]からの受電停
止」をするための知識も、図31〜図37に示すように
複数存在する。
【0018】通常は、それぞれの知識に、いかなる場合
においてその知識が適用可能となるかを「適用条件」と
して付加している。知識ベース4内の知識は、専門家1
から知識獲得支援モジュール3を通して獲得されるが、
この際に知識の適用条件を十分に付加することは難し
い。そのため、実際の推論過程において複数個の知識が
同時に適用可能となる場合が発生する。これを知識の競
合といい、状態変更の手続及びその順序を正確に作成で
きないなどの問題点があった。
【0019】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、適用条件を学習し、知識に適用
条件を自動的に付加する適用条件学習装置、適用条件設
定装置を得ることを目的とする。
【0020】また、知識ベース内の知識を洗練する適用
条件洗練装置を提供し、それにより知識の選択効率化
と、操作手順作成の高速化を図ることを目的とする。
【0021】さらに、制約条件を学習し、作成された手
順表の正否を自動的に判断する制約条件学習装置、手順
判定装置を得ることを目的とする。
【0022】またこれら装置を適用して知識の選択効率
化と、操作手順作成の高速化を図った操作手順作成装置
を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る適用条件設定装置は、入力された問題を知識ベースか
らの知識を用いて解決する推論機構と、その推論機構か
ら出力された手順とユーザの判定を入力する手順判定機
構と、この手順判定機構で正しいと判定された手順およ
び該手順を作成するために適用された知識を成功事例と
して記憶する成功事例データベースと、前記手順判定機
構で誤りと判定された手順および該手順を作成するため
に適用された知識を失敗事例として記憶する失敗事例デ
ータベースと、前記両データベース内の成功事例と失敗
事例を比較して異なる知識を抽出する差分知識抽出機構
とを備え、適用条件設定機構は前記差分知識抽出機構で
抽出された差分知識に対象系統の系統状態と設備構成を
適用条件として前記知識ベースに記憶するものである。
【0024】請求項2記載の発明に係る適用条件洗練装
置は、入力された問題を知識ベースからの知識を用いて
解決する推論機構と、その推論機構から肯定的適用条件
あるいは否定的適用条件が複数存在する知識を検出する
適用条件未統合検出機構と、この適用条件未統合検出機
構で検出された知識の肯定的適用条件あるいは否定的適
用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1つに統合
する第1の適用条件統合機構とを備え、第2の適用条件
統合機構は前記適用条件未統合検出機構で検出された知
識の肯定的適用条件あるいは否定的適用条件の系統状態
に関する複数の適用条件を1つに統合するものである。
【0025】請求項3記載の発明に係る適用条件学習装
置は、入力された問題を知識ベースからの知識を用いて
解決する推論機構と、その推論機構から出力された手順
とユーザの判定を入力する手順判定機構と、この手順判
定機構で正しいと判定された手順および該手順を作成す
るために適用された知識を成功事例として記憶する成功
事例データベースと、前記手順判定機構で誤りと判定さ
れた手順および該手順を作成するために適用された知識
を失敗事例として記憶する失敗事例データベースと、前
記両データベース内の成功事例と失敗事例を比較して異
なる知識を抽出する差分知識抽出機構と、この差分知識
抽出機構で抽出された差分知識に適用条件を付加して前
記知識ベースに記憶する適用条件設定機構とからなる適
用条件設定装置とを備え、適用条件洗練装置は前記推論
機構から肯定的適用条件あるいは否定的適用条件が複数
存在する知識を適用条件未統合検出機構で検出し、この
検出された知識の肯定的適用条件あるいは否定的適用条
件の設備構成に関する複数の適用条件を第1の適用条件
統合機構で1つに統合し、前記検出された知識の肯定的
適用条件あるいは否定的適用条件の系統状態に関する複
数の適用条件を第2の適用条件統合機構で1つに統合す
るものである。
【0026】請求項4記載の発明に係る操作手順作成装
置は、適用条件設定装置および適用条件洗練装置を有
し、専門家からの問題解決知識を記憶する知識ベース
と、入力された問題を前記知識ベースからの知識を用い
て解決する推論機構と、この推論機構の問題解決過程を
ユーザに示す推論過程説明モジユールとを備え、適用条
件学習装置は知識ごとに新たな適用条件を抽出、置き換
えることにより前記知識ベース内の知識の適用条件を更
新するものである。
【0027】請求項5記載の発明に係る制約条件学習装
置は、入力された問題を知識ベースからの知識を用いて
解決する推論機構と、その推論機構から出力された手順
とユーザの判定を入力する手順設定機構と、この手順設
定機構によって誤り操作箇所の直前の手順までを模擬実
行する模擬実行機構と、模擬実行前の系統状態を保持し
模擬実行結果の系統状態を保存する系統状態データベー
スと、前記模擬実行機構が模擬実行のために参照する系
統設備データベースと、模擬実行後の系統状態と操作対
象設備に関する情報を、誤り操作を禁止する制約条件と
して設定する状況設定機構とを備え、制約条件統合機構
は同一の操作について複数設定された制約条件知識ベー
スからの制約条件を、1つの制約条件に統合して前記制
約条件知識ベース内の制約条件を更新するものである。
【0028】請求項6記載の発明に係る手順判定装置
は、入力された問題を知識ベースからの知識を用いて解
決する推論機構と、その推論機構から出力された手順を
模擬実行機構に与え、その結果に適合する制約条件の検
索を指令する手順判定機構とを備え、制約条件検索機構
はその指令を受けて適合する制約条件を制約条件知識ベ
ースから読み出して前記手順判定機構に送るものであ
る。
【0029】請求項7記載の発明に係る操作手順作成装
置は、専門家からの問題解決知識を記憶する知識ベース
と、入力された問題を前記知識ベースからの知識を用い
て解決する推論機構と、この推論機構が作成した手順
を、制約条件知識ベースを参照して正否を判定し、正し
い手順が得られるまで前記推論機構に再度手順を作成さ
せる手順判定機構とを備え、推論過程説明モジユールは
この手順判定機構の問題解決過程をユーザに示すもので
ある。
【0030】請求項8記載の発明に係る操作手順作成装
置は、専門家からの問題解決知識を記憶する知識ベース
と、入力された問題を前記知識ベースからの知識を用い
て解決する推論機構と、この推論機構が作成した手順
を、制約条件知識ベースを参照して正否を判定し、正し
い手順が得られるまで前記推論機構に再度手順を作成さ
せる手順判定機構と、この手順判定機構の問題解決過程
をユーザに示す推論過程説明モジユールとを備え、制約
条件学習装置は前記手順判定機構で誤りが検出されれば
誤り箇所について制約条件を学習して前記制約条件知識
ベース内の制約条件を更新するものである。
【0031】
【作用】請求項1記載の発明における適用条件設定機構
は前記差分知識抽出機構で抽出された差分知識に対象系
統の系統状態と設備構成を適用条件として前記知識ベー
スに記憶することにより、知識ごとの適用条件を系統状
態と設備構成に分類して表現するため、適用条件の付加
および更新を容易にすることができる。
【0032】請求項2記載の発明における第1の適用条
件統合機構は検出された知識の肯定的適用条件あるいは
否定的適用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1
つに統合し、第2の適用条件統合機構は前記適用条件未
統合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件あるい
は否定的適用条件の系統状態に関する複数の適用条件を
1つに統合することにより、知識の検索を高速、かつ高
精度に行うことができる。
【0033】請求項3記載の発明における適用条件設定
装置は前記差分知識抽出機構で抽出された差分知識に対
象系統の系統状態と設備構成を適用条件として前記知識
ベースに記憶し、適用条件洗練装置は検出された知識の
肯定的適用条件あるいは否定的適用条件の設備構成およ
び系統状態に関する複数の適用条件を1つに統合するこ
とにより、適用条件の付加および更新を容易にすること
ができるとともに知識を洗練し問題解決の的中率を向上
させることができる。
【0034】請求項4記載の発明における適用条件学習
装置は知識ごとに新たな適用条件を抽出、置き換えるこ
とにより前記知識ベース内の知識の適用条件を更新する
ことにより、知識の競合をなくし、知識選択の効率化と
操作手順作成の高速化を図ることができる。
【0035】請求項5記載の発明における制約条件統合
機構は同一の操作について複数設定された制約条件知識
ベースからの制約条件を、1つの制約条件に統合して前
記制約条件知識ベース内の制約条件を更新することによ
り、問題解決の信頼性が向上する。
【0036】請求項6記載の発明における制約条件検索
機構はその指令を受けて適合する制約条件を制約条件知
識ベースから読み出して手順判定機構に送ることによ
り、作成された手順表の正否を自動的に判断することが
できる。
【0037】請求項7記載の発明における手順判定機構
は推論機構が作成した手順を、制約条件知識ベースを参
照して正否を判定し、正しい手順が得られるまで推論機
構に再度手順を作成させることにより、作成した手順を
模擬実行し、制約条件に違反する操作がないかを自動的
に検証することができる。
【0038】請求項8記載の発明における制約条件学習
装置は前記手順判定機構で誤りが検出されれば誤り箇所
について制約条件を学習して前記制約条件知識ベース内
の制約条件を更新することにより、問題解決の信頼性が
向上する。
【0039】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による適用条件設定装
置を示す構成図であり、図2は動作を示すフローチャー
トである。
【0040】図において、21は知識システムの推論機
構、22は操作知識ベース(知識ベース)、23は推論
機構21が作成した手順の正否を判断するユーザ、24
は推論機構21が作成した手順を表示し、ユーザ23の
判定を入力する手順判定機構、25は手順判定機構24
で正しいと判定された手順と、その手順を作成するため
に適用された知識を1成功事例として記憶する成功事例
データベース、26は手順判定機構24で誤りと判定さ
れた手順と、その手順を作成するために適用された知識
を1失敗事例として記憶する失敗事例データベースであ
る。
【0041】27は成功事例データベース25内の成功
事例と失敗事例データベース26内の失敗事例を比較
し、適用知識の中で異なる知識を、成功事例,失敗事例
からそれぞれ抽出する差分知識抽出機構、29は操作問
題の対象系統の系統状態(開閉器の入切り状態など)を
記憶している系統状態データベース、30は操作問題の
対象系統の系統設備の構成を記憶している系統設備デー
タベース、28は差分知識抽出機構27で抽出された差
分知識に、対象系統の系統状態と設備構成を適用条件と
して付加し、操作知識ベース22内の知識を更新する適
用条件設定機構である。
【0042】次に図2のフローチャートを用いて動作に
ついて説明する。まず、ステップST11にて、推論機
構21に操作問題を与え、ステップST12にて、推論
機構21は操作知識ベース22内の知識を使い、操作手
順を作成する。図3はこの作成された手順の例であり、
この作成された手順とその手順作成に使われた知識のセ
ットを1事例として、以後取り扱う。
【0043】次にステップST13にて、上記作成され
た手順が手順判定機構24に表示され、その手順の正否
をユーザ23が判定し、判定結果を手順判定機構24に
入力する。もし誤った手順と判定された場合は、ステッ
プST14にて失敗事例データベース26に登録され、
ステップST12に戻って、別の知識を用いて別の手順
を作成し、正しい手順が得られるまで動作を繰り返す。
もしステップST13にて正しい手順と判定された場合
は、その事例はステップST15にて成功事例データベ
ース25に登録される。
【0044】次にステップST16にて失敗事例データ
ベース26に失敗事例が登録されているかを調べ、もし
登録されている事例がなければ、ステップST20にて
成功事例データベース25内の成功事例を削除する。も
し失敗事例が登録されている場合は、ステップST17
にて、その失敗事例と成功事例を比較し、その差分知識
を抽出する。図4にその1例を示す。
【0045】次にステップST18にて、抽出した差分
知識に対し、操作対象系統の系統状態と設備構成の情報
を付加する。図5はその1例であり、ここでは系統状態
および設備構成の情報は、その知識の関連設備データ枠
として抽出され、適用条件として差分知識に付加されて
いる。ここで、付加される適用条件には、この条件下で
は知識が必ず適用可能となることを意味する肯定的条件
と、この条件下では知識が必ず適用不可能となることを
意味する否定的条件の2種類がある。
【0046】実施例2.図6はこの発明の実施例2によ
る適用条件洗練装置を示す構成図であり、図7はその動
作を示すフローチャートである。図6において、41は
操作知識ベース22内にある操作知識で、肯定的適用条
件あるいは否定的適用条件が複数存在する知識を検出す
る適用条件未統合検出機構、42は適用条件未統合検出
機構41で検出された知識の肯定的適用条件あるいは否
定的適用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1つ
に統合する適用条件統合機構、43は系統状態に関する
複数の適用条件を1つに統合する適用条件統合機構であ
る。
【0047】次に図7のフローチャートを用いて動作に
ついて説明する。まず、ステップST31にて、適用条
件未統合検出機構41が操作知識ベース22で適用条件
が複数存在する知識を検出する。もし検出された場合、
ステップST32にて該当知識を抽出し、ステップST
33にて当該知識の肯定的適用条件が全て統合済み(1
つの適用条件に統合されており、したがって適用条件が
複数存在しない)かを調べる。もし未統合の適用条件が
存在し、適用条件が複数存在すれば、ステップST34
にてその中の任意の2つの適用条件を選び出し、ステッ
プST35にて適用条件統合機構42が設備構造に関す
る適用条件を統合し、次にステップST36にて適用条
件統合機構43が系統状態に関する適用条件を統合す
る。
【0048】図8は、設備構造に関する適用条件を統合
している1例であり、2つの適用条件1,2において、
設備名および設備構成情報で共通の箇所はそのまま残
し、相違箇所は“[]”でくくられた変数に置き換えら
れている。
【0049】図9は、系統状態に関する適用条件を統合
している1例であり、2つの適用条件1,2において、
設備名が変数に置き換えられているとともに、接続子に
関しては状態の条件“投入”と“開放”を統合して“投
入OR開放”、遮断器に関しては“閉”と“開”を統合
して無条件を示す“−”に置き換えられている。ここで
遮断器に関しては“無条件”となるのは、遮断器の状態
は“閉”と“開”しかなく、“閉OR開”=“無条件”
となるからである。
【0050】実施例3.図10はこの発明の実施例3に
よる適用条件学習装置を示す構成図であり、図11はそ
の動作を説明するフローチャートである。図10におい
て、51は前記図1に示す適用条件設定装置、52は前
記図6に示す適用条件洗練装置である。
【0051】次に図11のフローチャートを用いて動作
について説明する。まずステップST51にて適用条件
設定装置51により操作知識に適用条件が設定され、ス
テップST52にて、ステップST51で設定・追加さ
れた適用条件を適用条件洗練装置52で統合・洗練す
る。
【0052】実施例4.図12は前記適用条件学習装置
を内蔵したこの発明の実施例4による操作手順作成装置
を示す構成図であり、11は知識システムに問題を解決
するための知識を提供する専門家、12は知識システム
のユーザ、13は専門家11からの問題解決知識の獲得
を支援する知識獲得支援モジュール、14は専門家11
より知識獲得支援モジュール13を通して獲得した知識
を蓄える知識ベース、15はユーザ12より入力された
問題を知識ベース14の知識を用いて解決する推論機
構、16は推論機構15の問題解決過程をユーザ12に
示す推論過程説明モジュール、17は問題分野の知識以
外の事実データを蓄えるデータベース、18は知識シス
テムの計算機内部表現を専門家11及びユーザ12等の
人間に理解できる表現に変換するユーザインタフェイス
モジュール、60は前記図10に示す適用条件学習装置
であり、知識ベース内操作知識に適用条件が設定され、
設定・追加された適用条件を統合・洗練する。
【0053】実施例5.図13はこの発明の実施例5に
よる制約条件学習装置を示す構成図であり、図14はそ
の動作を説明するフローチャートである。図13におい
て、61は入力された手順を表示し、ユーザ23がその
手順の正否と、もし誤りがあればその操作箇所を設定す
る手順判定機構、62はユーザ23によって設定された
誤り操作箇所の直前の手順までを模擬実行するシミュレ
ータ(模擬実行機構)、63は模擬実行前の系統状態を
保持し、模擬実行結果の系統状態を保存するための系統
状態データベース、64はシミュレータ62が模擬実行
のために参照する系統設備データベース、65は模擬実
行後の系統状態と操作対象設備に関する情報を、誤り操
作を禁止するための制約条件として設定する状況設定機
構、66は制約条件知識ベース、67は同一の操作につ
いて複数設定された制約条件を、1つの制約条件に統合
する制約条件統合機構である。
【0054】次に図14のフローチャートを用いて動作
について説明する。まず、ステップST61にて手順を
入力し、ステップST62にてユーザ23が手順の正否
を判定する。もし誤りがあった場合、ステップST63
にてその誤り操作を指摘する。ステップST64にて、
指摘された誤り操作の直前までの手順を模擬実行し、ス
テップST65にていかなる条件下で当該操作が誤って
いるのかを認識する。その条件をステップST66にて
当該操作を禁止する条件として設定し、制約条件とす
る。ステップST67にて制約条件知識ベース66に同
一機種操作に関する制約が存在するかを調べ、もし存在
する場合は、新たに得られた制約条件と統合し、1つの
制約条件として制約条件知識ベース66に登録する。例
えば図15(b)は、図22の変電所Aにおいて、
(a)の手順が入力された場合に設定される制約条件の
例であり、また図16は2つの制約条件を統合する例で
ある。
【0055】実施例6.図17はこの発明の実施例6に
よる手順判定装置を示す構成図であり、図18はその動
作を説明するフローチャートである。図17において、
71は入力された手順をシミュレータ(模擬実行機構)
72で模擬実行し、その結果に適合する制約条件の検索
を指令する判定機構、73は系統状態データベース、7
4は系統設備データベース、75は判定機構71の指令
を受て、適合する制約条件の検索結果を判定機構71に
返す制約条件検索機構である。
【0056】次に図18のフローチャートを用いて動作
について説明する。まず、ステップST71において、
手順を判定機構71に入力し、ステップST72にて入
力された手順の操作を順に抽出し、ステップST73に
て模擬実行する。模擬実行の結果、もし操作と操作が行
われる時点の系統状態および対象系統の設備構成などの
制約条件に一致するものがあれば、ステップST75に
て当該操作が誤まりであることを表示して終了する。
【0057】実施例7.図19はこの発明の実施例7に
よる操作手順作成装置を示す構成図である。推論機構1
5が作成した手順を、手順判定機構81が制約条件知識
ベース82を参照し正否を判定し、もし手順に誤りがあ
れば、制約条件に反しない正しい手順が得られるまで、
推論機構15に再度手順を作成させる。
【0058】実施例8.図20はこの発明の実施例8に
よる操作手順作成装置を示す構成図である。推論機構1
5が作成した手順を、制約条件知識ベース92に蓄えら
れている制約条件をもとに手順判定機構91が正否を判
定し、もし誤りが検出されれば推論機構15に再度手順
を作成させる。手順判定機構91で誤りが検出されなか
った場合、ユーザインタフェースモジュール18上でユ
ーザ12が判定し、もし誤りがあれば誤り箇所について
制約条件学習装置93が制約条件を学習するとともに、
推論機構15に再度手順を作成させる。
【0059】このようにすれば、ユーザ12に対し、同
じような誤った手順を再び提示することが徐々に少なく
なり、知識システムの性能が向上する。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にお
ける適用条件設定機構は前記差分知識抽出機構で抽出さ
れた差分知識に対象系統の系統状態と設備構成を適用条
件として前記知識ベースに記憶するように構成したの
で、知識ごとの適用条件を系統状態と設備構成に分類し
て表現するため、適用条件の付加および更新を容易にす
ることができる効果がある。
【0061】請求項2記載の発明における第1の適用条
件統合機構は検出された知識の肯定的適用条件あるいは
否定的適用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1
つに統合し、第2の適用条件統合機構は前記適用条件未
統合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件あるい
は否定的適用条件の系統状態に関する複数の適用条件を
1つに統合するように構成したので、知識の検索を高速
に、かつ高精度に行うことができる効果がある。
【0062】請求項3記載の発明における適用条件設定
装置は前記差分知識抽出機構で抽出された差分知識に対
象系統の系統状態と設備構成を適用条件として前記知識
ベースに記憶し、適用条件洗練装置は検出された知識の
肯定的適用条件あるいは否定的適用条件の設備構成およ
び系統状態に関する複数の適用条件を1つに統合するよ
うに構成したので、適用条件の付加および更新を容易に
することができるとともに知識を洗練し問題解決の的中
率を向上させることができる効果がある。
【0063】請求項4記載の発明における適用条件学習
装置は知識ごとに新たな適用条件を抽出、置き換えるこ
とにより前記知識ベース内の知識の適用条件を更新する
ように構成したので、知識の競合をなくし、知識選択の
効率化と操作手順作成の高速化を図ることができる効果
がある。
【0064】請求項5記載の発明における制約条件統合
機構は同一の操作について複数設定された制約条件知識
ベースからの制約条件を、1つの制約条件に統合して前
記制約条件知識ベース内の制約条件を更新するように構
成したので、問題解決の信頼性が向上することができる
効果がある。
【0065】請求項6記載の発明における制約条件検索
機構はその指令を受けて適合する制約条件を制約条件知
識ベースから読み出して手順判定機構に送るように構成
したので、作成された手順表の正否を自動的に判断する
ことができる効果がある。
【0066】請求項7記載の発明における手順判定機構
は推論機構が作成した手順を、制約条件知識ベースを参
照して正否を判定し、正しい手順が得られるまで推論機
構に再度手順を作成させるように構成したので、作成し
た手順を模擬実行し、制約条件に違反する操作がないか
を自動的に検証することができる効果がある。
【0067】請求項8記載の発明における制約条件学習
装置は前記手順判定機構で誤りが検出されれば誤り箇所
について制約条件を学習して前記制約条件知識ベース内
の制約条件を更新するように構成したので、問題解決の
信頼性が向上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による適用条件設定装置
を示す構成図である。
【図2】 その適用条件設定装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】 知識システムによる操作手順の作成過程を示
す図である。
【図4】 この発明の実施例1の適用条件設定装置にお
ける差分知識の抽出例図である。
【図5】 この発明の実施例1の適用条件設定装置にお
ける適用条件設定例図である。
【図6】 この発明の実施例2による適用条件洗練装置
を示す構成図である。
【図7】 その適用条件洗練装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】 この発明の実施例2の適用条件洗練装置にお
ける適用条件洗練例図である。
【図9】 この発明の実施例2の適用条件洗練装置にお
ける適用条件洗練例図である。
【図10】 この発明の実施例3による適用条件学習装
置を示す構成図である。
【図11】 その適用条件学習装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】 この発明の実施例4による適用条件学習機
能付き操作手順作成装置を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施例5による制約条件学習装
置を示す構成図である。
【図14】 その制約条件学習装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図15】 この発明の実施例5の制約条件学習装置に
よる制約条件設定例図である。
【図16】 この発明の実施例5の制約条件学習装置に
よる制約条件統合例図である。
【図17】 この発明の実施例6による手順判定装置を
示す構成図である。
【図18】 その手順判定装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図19】 この発明の実施例7による手順判定機能付
き手順作成装置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施例8による制約条件学習機
能および手順判定機能付き手順作成装置を示す構成図で
ある。
【図21】 従来の操作手順作成装置を実現する知識シ
ステムの構成図である。
【図22】 変電所Aの電力系統図である。
【図23】 変電所Bの電力系統図である。
【図24】 変電所Cの電力系統図である。
【図25】 変電所Dの電力系統図である。
【図26】 変電所Eの電力系統図である。
【図27】 変電所Fの電力系統図である。
【図28】 変電所Gの電力系統図である。
【図29】 接触子の動作状態を示す図である。
【図30】 送電線と母線とを接続する接続子の構造的
関係図である。
【図31】 変電所Aにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図32】 変電所Bにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図33】 変電所Cにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図34】 変電所Dにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図35】 変電所Eにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図36】 変電所Fにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【図37】 変電所Gにおける状態変更に適用される操
作知識を示す図である。
【符号の説明】
21 推論機構、22 操作知識ベース(知識ベー
ス)、24,71,81,91 手順判定機構、25
成功事例データベース、26 失敗事例データベース、
27 差分知識抽出機構、28 適用条件設定機構、4
1 適用条件未統合検出機構、42 設備構成に関する
適用条件統合機構、43 系統状態に関する適用条件統
合機構、51 適用条件設定装置、52 適用条件洗練
装置、60適用条件学習装置、62,72 シミュレー
タ(模擬実行機構)、63 系統状態データベース、6
4 系統設備データベース、65 状況設定機構、6
6,82,92 制約条件知識ベース、67 制約条件
統合機構、75 制約条件検索機構、93 制約条件学
習装置。
フロントページの続き (72)発明者 大木 功 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社システム研究所内 (72)発明者 大橋 敏明 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社システム研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された問題を知識ベースからの知識
    を用いて解決する推論機構と、その推論機構から出力さ
    れた手順とユーザの判定を入力する手順判定機構と、こ
    の手順判定機構で正しいと判定された手順および該手順
    を作成するために適用された知識を成功事例として記憶
    する成功事例データベースと、前記手順判定機構で誤り
    と判定された手順および該手順を作成するために適用さ
    れた知識を失敗事例として記憶する失敗事例データベー
    スと、前記両データベース内の成功事例と失敗事例を比
    較して異なる知識を抽出する差分知識抽出機構と、この
    差分知識抽出機構で抽出された差分知識に対象系統の系
    統状態と設備構成を適用条件として前記知識ベースに記
    憶する適用条件設定機構とを備えた適用条件設定装置。
  2. 【請求項2】 入力された問題を知識ベースからの知識
    を用いて解決する推論機構と、その推論機構から肯定的
    適用条件あるいは否定的適用条件が複数存在する知識を
    検出する適用条件未統合検出機構と、この適用条件未統
    合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件あるいは
    否定的適用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1
    つに統合する第1の適用条件統合機構と、前記適用条件
    未統合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件ある
    いは否定的適用条件の系統状態に関する複数の適用条件
    を1つに統合する第2の適用条件統合機構とを備えた適
    用条件洗練装置。
  3. 【請求項3】 入力された問題を知識ベースからの知識
    を用いて解決する推論機構と、その推論機構から出力さ
    れた手順とユーザの判定を入力する手順判定機構と、こ
    の手順判定機構で正しいと判定された手順および該手順
    を作成するために適用された知識を成功事例として記憶
    する成功事例データベースと、前記手順判定機構で誤り
    と判定された手順および該手順を作成するために適用さ
    れた知識を失敗事例として記憶する失敗事例データベー
    スと、前記両データベース内の成功事例と失敗事例を比
    較して異なる知識を抽出する差分知識抽出機構と、この
    差分知識抽出機構で抽出された差分知識に適用条件を付
    加して前記知識ベースに記憶する適用条件設定機構とか
    らなる適用条件設定装置および前記推論機構から肯定的
    適用条件あるいは否定的適用条件が複数存在する知識を
    検出する適用条件未統合検出機構と、この適用条件未統
    合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件あるいは
    否定的適用条件の設備構成に関する複数の適用条件を1
    つに統合する第1の適用条件統合機構と、前記適用条件
    未統合検出機構で検出された知識の肯定的適用条件ある
    いは否定的適用条件の系統状態に関する複数の適用条件
    を1つに統合する第2の適用条件統合機構とからなる適
    用条件洗練装置を備えた適用条件学習装置。
  4. 【請求項4】 専門家からの問題解決知識を記憶する知
    識ベースと、入力された問題を前記知識ベースからの知
    識を用いて解決する推論機構と、この推論機構の問題解
    決過程をユーザに示す推論過程説明モジユールと、適用
    条件設定装置および適用条件洗練装置を有し、知識ごと
    に新たな適用条件を抽出、置き換えることにより前記知
    識ベース内の知識の適用条件を更新する適用条件学習装
    置とを備えた操作手順作成装置。
  5. 【請求項5】 入力された問題を知識ベースからの知識
    を用いて解決する推論機構と、その推論機構から出力さ
    れた手順とユーザの判定を入力する手順設定機構と、こ
    の手順設定機構によって誤り操作箇所の直前の手順まで
    を模擬実行する模擬実行機構と、模擬実行前の系統状態
    を保持し模擬実行結果の系統状態を保存する系統状態デ
    ータベースと、前記模擬実行機構が模擬実行のために参
    照する系統設備データベースと、模擬実行後の系統状態
    と操作対象設備に関する情報を、誤り操作を禁止する制
    約条件として設定する状況設定機構と、同一の操作につ
    いて複数設定された制約条件知識ベースからの制約条件
    を、1つの制約条件に統合して前記制約条件知識ベース
    内の制約条件を更新する制約条件統合機構とを備えた制
    約条件学習装置。
  6. 【請求項6】 入力された問題を知識ベースからの知識
    を用いて解決する推論機構と、その推論機構から出力さ
    れた手順を模擬実行機構に与え、その結果に適合する制
    約条件の検索を指令する手順判定機構と、その指令を受
    けて適合する制約条件を制約条件知識ベースから読み出
    して前記手順判定機構に送る制約条件検索機構とを備え
    た手順判定装置。
  7. 【請求項7】 専門家からの問題解決知識を記憶する知
    識ベースと、入力された問題を前記知識ベースからの知
    識を用いて解決する推論機構と、この推論機構が作成し
    た手順を、制約条件知識ベースを参照して正否を判定
    し、正しい手順が得られるまで前記推論機構に再度手順
    を作成させる手順判定機構と、この手順判定機構の問題
    解決過程をユーザに示す推論過程説明モジユールとを備
    えた操作手順作成装置。
  8. 【請求項8】 専門家からの問題解決知識を記憶する知
    識ベースと、入力された問題を前記知識ベースからの知
    識を用いて解決する推論機構と、この推論機構が作成し
    た手順を、制約条件知識ベースを参照して正否を判定
    し、正しい手順が得られるまで前記推論機構に再度手順
    を作成させる手順判定機構と、この手順判定機構の問題
    解決過程をユーザに示す推論過程説明モジユールと、前
    記手順判定機構で誤りが検出されれば誤り箇所について
    制約条件を学習して前記制約条件知識ベース内の制約条
    件を更新する制約条件学習装置とを備えた操作手順作成
    装置。
JP7158105A 1995-06-23 1995-06-23 適用条件設定装置、適用条件洗練装置、適用条件学習装置、制約条件学習装置、手順判定装置および操作手順作成装置 Pending JPH096619A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018196289A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 東京電力ホールディングス株式会社 データ生成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018196289A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 東京電力ホールディングス株式会社 データ生成装置

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