JPH096575A - 情報通信方法及び装置 - Google Patents

情報通信方法及び装置

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JPH096575A
JPH096575A JP7150765A JP15076595A JPH096575A JP H096575 A JPH096575 A JP H096575A JP 7150765 A JP7150765 A JP 7150765A JP 15076595 A JP15076595 A JP 15076595A JP H096575 A JPH096575 A JP H096575A
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JP
Japan
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service
virtual reality
virtual
reality space
server
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JP7150765A
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Junichi Nagahara
潤一 永原
Toshikazu Minoshima
俊和 蓑島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 通信回線を介してサーバコンピュータと接続
されたクライアントコンピュータのディスプレイ上に、
サーバコンピュータから供給される情報に基づいた仮想
現実空間を表示し、仮想現実空間上でのクライアントコ
ンピュータのポインティングデバイスの操作に応じてサ
ービスを提供する。ここで、仮想現実空間上に家MH及
び/又はビルDS,OSを備える仮想都市を形成し、仮
想現実空間上に表される家MHを個人的なサービスの象
徴として表現し、仮想現実空間上に表されるビルDS,
OSを公共的なサービスの象徴として表現する。 【効果】 ユーザの直接操作に近いインターフェイスを
実現でき、個人的なサービスと公共的なサービスの概念
的な区別が容易で、ユーザとサーバとの関係等をユーザ
が概念的に理解し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザがクライアント
コンピュータを操作し、通信回線を使ってサーバコンピ
ュータに接続し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注
文などのサービスの提供及び享受を行う情報通信方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、ユーザがクライアントコンピュ
ータを操作して、通信回線を使ってサーバコンピュータ
に接続し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注文など
を行うオンラインのネットワークサービスシステムが実
用化されつつある。
【0003】また、最近は、上記ネットワークサービス
システムにおいて、クライアントコンピュータに接続さ
れたモニタ装置のディスプレイ上に、例えば3次元グラ
フィックを用いてサービス内容を美しく表現したり立体
的に実世界に近く表現したりすることより、ユーザへの
概念モデル,メタファの提示を行うことが一般化してき
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に3次元グラフィックを用いてサービスを行うものの多
くは、サービスの内容を例えば店舗のように表現して実
世界に近く見せるようにすることで、ユーザの取りつき
易さを演出しているに過ぎない。
【0005】また、上記ネットワークサービスシステム
においては、パーソナルなサービスと公共的なサービス
が、仮想的な実世界の一例として一つの町の中に表現さ
れている場合が多く、明確なサービス内容の区分けが行
われていない。
【0006】さらに、ネットワークサービスシステムに
おいて、3次元グラフィックを用いず2次元のみで表現
した場合には、空間的な繋がりを表現することは難しい
ので、例えばサーバとユーザとの関係などを、アクセス
中のユーザに概念的に理解させるのは難しい。
【0007】そこで、本発明はこの様な実情に鑑みてな
されたものであり、ユーザの直接操作に近いインターフ
ェイスを実現でき、個人的なサービスと公共的なサービ
スの概念的な区別が容易で、ユーザとサーバとの関係等
をユーザが概念的に理解し易い情報通信方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報通信方法
は、通信回線を介してサーバコンピュータと接続するオ
ンライン端末の表示手段上に、上記サーバコンピュータ
から供給する情報に基づいた仮想現実空間を表示し、上
記仮想現実空間上でのオンライン端末の操作に応じてサ
ービスの提供及び享受を行う情報通信方法であり、上記
オンライン端末の表示手段上に個人的なサービスを象徴
する第1の仮想現実空間を表示し、上記オンライン端末
の表示手段上に公共的なサービスを象徴する第2の仮想
現実空間を表示し、上記第1及び第2の仮想現実空間に
より仮想都市を形成することにより、上述の課題を解決
する。
【0009】また、本発明の情報通信装置は、映像を表
示する表示手段と、通信回線を介してサーバコンピュー
タと接続される接続手段と、上記サーバコンピュータと
の間で情報の送受を行うと共に上記サーバコンピュータ
から供給されたデータに基づいて少なくとも仮想現実空
間の映像情報を形成する情報処理手段とを有し、上記仮
想現実空間上での選択操作に応じてサービスを受ける情
報通信装置であり、上記情報処理手段は、上記表示手段
上に、仮想都市を形成する個人的なサービスを象徴する
第1の仮想現実空間と公共的なサービスを象徴する第2
の仮想現実空間を表示することにより、上述の課題を解
決する。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1の仮想現実空間は個人的
なサービスを象徴しており、第2の仮想現実空間は公共
的なサービスを象徴しているため、これら第1,第2の
仮想現実空間を表示すれば、ユーザは、概念的に個人的
なサービスと公共的なサービスの区別を行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照にしながら説明する。
【0012】先ず、本発明の具体的内容を述べる前に、
本発明実施例の全体的なシステムについて、図1及び図
2を用いて説明する。
【0013】図1において、オンライン端末であるクラ
イアントコンピュータ2は、大規模なATM網3及び転
送会話装置4,FDDI(Fiber Distribution Data In
terface)インターフェイス5を介して、サービス供給
側の例えばサービス管理サーバ13、ビデオサーバ1
2,サービスAPサーバ14に接続されている。なお、
上記ATMとは非同期転送モードのことであり、当該A
TMでは、データの種類によらず48バイト単位の固定
長データに分け、この固定長データに5バイトのヘッダ
を付加して、53バイトのセルを作り、セル単位でスイ
ッチングが実行される。このATM網3は、音声や動
画、コンピュータデータを混在して転送できることを特
徴とする。また、上記FDDIは、光ファイバを用いた
100Mビット/秒のトークンパッシング方式の媒体ア
クセス方式である。
【0014】上記ビデオサーバ12は、サーバコンピュ
ータ7及び例えばハードディスクや光ディスク等からな
るデータ格納装置6からなり、当該データ格納装置6に
例えば後述するMPEG等のフォーマットに加工された
ディジタルビデオデータが格納されている。当該ビデオ
サーバ12のデータ格納装置6から、クライアントコン
ピュータ2からのリクエストに応じた上記ディジタルビ
デオデータが読み出されて、転送されることになる。
【0015】上記サービスAPサーバ14も同じくサー
バコンピュータ11及びデータ格納装置10からなり、
データ格納装置10にアプリケーション(AP)プログ
ラムデータとしての3次元の画像の基になるデータやス
クリプトを格納している。当該サービスAPサーバ14
のデータ格納装置10から、クライアントコンピュータ
2からのリクエストに応じた上記アプリケーションプロ
グラムデータが読み出されて、転送されることになる。
【0016】上記サービス管理サーバ13も同じくサー
バコンピュータ9及びデータ格納装置8からなるが、こ
のサービス管理サーバ13は、クライアントコンピュー
タ2との対応を行うと共に、各ビデオサーバ7やサービ
スAPサーバ11の管理を行う。
【0017】なお、上記ビデオサーバ12やサービスA
Pサーバ14は、それぞれ複数設けることも可能であ
り、また、各サーバ12,13,14を1台のサーバに
まとめることも可能である。
【0018】ATM網3を通って転送されたクライアン
トコンピュータ2からのリクエストは、転送会話装置4
と呼ばれるプロトコル変換及びデータの自動振り分け,
データ転送速度変換等を行う装置と、FDDIインター
フェイス5とを介して、上記サーバ側に伝えられる。
【0019】上記クライアントコンピュータ2からのリ
クエストに応じて、サーバ側から送出されたデータは、
クライアントコンピュータ2によって表示用の処理がな
される表示手段であるモニタ装置1のディスプレイ上に
表示され、これによりグラフイック表示を用いたユーザ
インターフェイス(グラフィカル・ユーザ・インターフ
ェイス、以下GUIと呼ぶ)が構築される。したがっ
て、ユーザは、当該モニタ1のディスプレイ上の表示を
見ながら操作を行ったり、サービスの提供を受けること
が可能となる。
【0020】次に、上記図1に示したクライアントコン
ピュータ2の自体の構成は、例えば図2に示すようなも
のとなる。
【0021】この図2において、EISAボード36
は、当該クライアントコンピュータ2とATM網3とを
接続する通信用のボードであり、当該ATM網3を介し
てEISAボード36に供給された信号は、情報処理手
段としての処理部41により記録/再生が制御されるハ
ードディスク43に一旦格納された後、データの種類に
応じて読み出されて、それぞれ対応する3次元レンダリ
ングエンジン34、MPEG2デコーダ35、PCオー
ディオデコーダ39、MPEG2オーディオデコーダ4
0等へ送られる。
【0022】上記3Dレンダリングエンジン34は、3
次元の物体の3次元座標データをモニタ装置1のディス
プレイ20上に表示するためのデータ(3次元による仮
想現実空間の画像データ)に変換する座標変換器であ
り、アプリケーションに応じたGUI(グラフィカル・
ユーザ・インターフェイス)の構築を行うためのもので
ある。
【0023】MPEG2デコーダ35は、MPEG2の
規格により圧縮されているデータを伸長するデコーダで
ある。なお、MPEG(Moving Picture Image Coding
Experts Group :蓄積用動画像符号化の検討組織)2
は、動画像の圧縮・伸長技術の国際標準規格である。
【0024】RGBミキサ33は、上記3Dレンダリン
グエンジン34からのデータとMPEG2デコーダ35
からのデータが、ともに光3原色のR(赤),G
(緑),B(青)からなるデータであるため、これら
R,G,Bをミックスしたデータを生成する。
【0025】NTSCエンコーダ32は、上記RGBミ
キサ33からのデータをNTSCのテレビジョン標準規
格の信号に変換する。このNTSCエンコーダ32から
の映像信号がモニタ装置1のディスプレイ20上に表示
される。なお、この図2の例でのディスプレイ20上に
は、ポインティングデバイスによるポインタ22と、M
PEG2をデコードして得た画像23と、3Dレンダリ
ングエンジン34による前記GUIのための画像(例え
ば3次元または2次元の画像21)とが表示されてい
る。上記MPEG2の画像と前記GUIのための画像は
合成して表示することも可能である。
【0026】一方、PCオーディオデコーダ39は、A
DPCM音源を用いて例えば効果音を生成する。また、
MPEG2オーディオデコーダ40は、MPEG2の圧
縮されたオーディオデータを伸長する。これらPCオー
ディオデコーダ39からのデータ及びMPEG2オーデ
ィオデコーダ40からのデータは、オーディオミキサ3
8によりミックスされてオーディオ信号となされ、当該
オーディオ信号がスピーカ30に送られる。なお、この
スピーカ30からの音声の出力に関しては、ステレオ音
声または多チャンネル音声が望ましい。最近ではステレ
オ音声でも、音の位相差などをコントロールして立体的
に音像を定位できるシステムも登場してきているので、
これらを利用することもできる。
【0027】また、上記ディスプレイ20上でのGUI
を用いた操作は、ポインティングデバイスの一例として
のワイヤレスマウス31から送信されるポイント情報に
基づいて行われる。上記ワイヤレスマウス31から送信
された上記ポイント情報は、ワイヤレス用チューナ37
にて受信され、当該受信されたポインタ情報が処理部4
1に送られる。なお、上記ポインティングデバイスは、
上記ワイヤレスマウス31に限らず、通常のマウスやト
ラックボール,ジョイスティック、さらにディスプレイ
20と座標位置が対応しているタッチパネル等の各種の
ものを使用することができる。
【0028】処理部41はCPU(中央処理装置)を備
えてなり、プログラムROM及びワークRAMとしての
機能を有するメモリ42の上記プログラムROMに保持
しているプログラムデータに基づきバスを介して各構成
要素を制御すると共に、上記ワイヤレスマウス31から
のポイント情報に基づいて、GUIへの制御を行い、ま
た、必要に応じてサーバコンピュータとの交信を行う。
なお、この図2の例では、上記3Dレンダリングエンジ
ン34やMPEG2デコーダ35等はそれぞれ独立した
チップとして設けられている例を示しているが、これら
による各種信号処理を上記処理部41がソフトウェア的
に行うことも可能である。
【0029】上述したような図1及び図2のシステムを
使用した場合のユーザに対するオンラインによるサービ
ス提供の具体的な動作を、以下に説明する。
【0030】先ず、ユーザは、クライアントコンピュー
タ2のポインティングデバイスを使って、クライアント
コンピュータ2とサーバ側のコンピュータ(この場合は
サービス管理サーバ13のコンピュータ9)とのネット
ワーク上での接続を指示する。
【0031】サーバ側のサービス管理サーバ13のコン
ピュータ9は、上記ネットワーク上での接続がなされて
クライアントコンピュータ2からリクエストが供給され
ると、当該リクエストに応じてビデオサーバ12やサー
ビスAPサーバ14を制御することにより、上記クライ
アントコンピュータ2に対して以下のデータ及びソフト
ウェアを転送する。すなわち、後述するような仮想現実
表現によるサービス提供を実現するために、例えば、仮
想現実世界の振る舞いを記述するスクリプト、仮想現実
世界の3次元座標データ、仮想現実世界の音声データ、
クライアントコンピュータ2からユーザに対して指示す
る選択肢などを記述するスクリプト、その他、処理に必
要な各種のデータを転送する。
【0032】クライアントコンピュータ2は、上記サー
バコンピュータから受け取ったデータを一旦ハードディ
スク43に記録し、その後モニタ1のディスプレイ20
の画面や必要に応じてスピーカ等を使用して、上記サー
バ側から受け取ったデータ及びソフトウェアを基にした
仮想現実世界を、ユーザに対して提示する。
【0033】ユーザは、クライアントコンピュータ2に
より提示された仮想現実世界を視聴しつつ、ポインティ
ングデバイスを使って、移動方向などを指示して仮想現
実世界内部を徘徊し、操作ボタンなどを操作して仮想現
実世界内部の物体または施設に働きかけを行うことによ
り、サービスの提供を受ける。
【0034】すなわち、クライアントコンピュータ2
は、スクリプトに従い、ユーザの操作に対して、視点位
置,視線方向,音声、及び仮想現実世界内部の物体の働
きまたは振る舞いを以て反応し、ユーザが仮想現実世界
内部に入り込んでいるかのように、モニタ1のディスプ
レイ20及びスピーカを使用して仮想現実世界をユーザ
に対して提示する。また、スクリプトの記述に応じて、
ユーザに種々の情報の提供や発言や物品の注文などを行
う。
【0035】サーバコンピュータは上記ユーザの操作に
応じたクライアントコンピュータ2からのリクエストに
応じたサービス内容のデータを、当該クライアントコン
ピュータ2に返送する。これにより、ユーザはサービス
の提供を受けることが可能となる。
【0036】上述したようなオンラインによるサービス
提供において、本実施例のシステムでは、ユーザがクラ
イアントコンピュータ2を操作して、ケーブル,通信回
線,ネットワーク等を使ってサーバコンピュータに接続
し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注文などのサー
ビスを受ける際に、クライアントコンピュータ2に接続
されたモニタ1のディスプレイ20上に、ユーザへの概
念モデル,メタファ表現として仮想都市空間を3次元グ
ラフィック表示し、実世界に近い形でサービス内容を提
供することにより、ユーザの直接操作に近いインターフ
ェイスを実現すると共に、個人的なサービスと公共的な
サービスの概念的な区別が容易で、ユーザとサーバとの
関係等をユーザが概念的に理解し易いようにしている。
【0037】言い換えると、本発明実施例のシステムに
おいては、オンラインサービス上で、ネットワーク上の
ユーザとサーバの関係を3次元立体表現の仮想都市空間
のメタファを用い、家(自宅)又は部屋(第1の仮想現
実空間)と、町或いはそこに建造されたビル(第2の仮
想現実空間)という形で表現し、これら3次元で表現さ
れたビルや家等のオブジェクトを立体的なアイコンとし
て機能するようにし、空間そのものにインターフェイス
としての意味性を持たせ、ユーザに対して概念としての
判り易さと楽しさの提供と、サービス側ではより特化し
たサービス内容を実現させるようにしている。
【0038】より具体的な例を挙げて説明する。図3の
仮想都市(家や、町,ビル等)の構成に示すように、本
実施例のシステムにおいては、仮想現実空間上でのホー
ムタウンHTに存在する家(ホーム)MHや町DT,O
Tが、各々現実のサービス提供会社のサーバと接続され
ており、ユーザはオンライン端末装置であるクライアン
トコンピュータ2のディスプレイ20上に表示された3
次元の上記仮想現実空間上で前記ポインティングデバイ
スによる指示によって、家から町、町から町、町から家
へと自由に行き来してサービスを享受するようになって
いる。
【0039】本実施例のシステムにおいては、図3に示
す仮想現実空間上の町DT,OTにはビルDSやOS1
〜OS4が存在し、これらビルDSやOS1〜OS4のメ
タファの構成は、図4に示すように、サービスの内容を
階(フロア)F1〜F5の数(高さ)にて表現したり、
サービスの数量を階(フロア)の広さ(面積)にて表現
すること等によって、サービスの明確な区分けを実現し
ている。ここで、当該仮想空間上でのビルは、実際の建
物としてのビルの物理的な法則にとらわれることなく構
築することができるため、サービスの変更などにも階
(フロア)の増減によって柔軟に対応でき、図4に示す
ように、例えば、1階(F1)や2階(F2),5階
(F5)においては図中f1Vやf2V,f5Vに示すように
広さを(サービスの内容)それぞれ仮想的に一方に広げ
たり、例えば3階(F3)や4階(f4)においては図
中f3Vやf4Vに示すように広さ(サービスの内容)をそ
れぞれ仮想的に両方に広げたりすることが可能である。
【0040】また、本実施例のシステムにおいては、家
MH(またはその中の部屋)が個人的なサービス(例え
ば、電子メール,ユーザカスタマイズなど)、町DT,
OTがサーバ、これら町DT,OTのなかのビル(また
は店)が公共的な(或いはサービスプロバイダ側の)サ
ービスの象徴として表現されている。
【0041】上述したように、本発明実施例のシステム
の特色は、ユーザの家と町にあるビル(建造物)を3次
元表示して仮想都市を形成し、各々のビルを各々のサー
ビス提供会社のサーバに対応させることで、サービス提
供会社の特徴をビルの構造やデザイン、色彩などにて表
現することが可能なばかりでなく、ビルの階(フロア)
によって異なるサービスまたはサービスの階層分けを実
現可能としている。また、仮想の世界であることから、
実際には不可能な構造のビルの表現も可能となり、した
がって、サービスの数、内容の増減に対してはビルの高
さ及び階(フロア)の広さを自在に変化させることで対
応することができ、サービス提供会社に柔軟なサービス
構築環境を提供可能としている。さらに、ユーザは自分
の家からこの仮想の町に出かけ、町を移動し、ビルの各
階を巡ることで、まるで現実世界のようにそこで行われ
ているサービスを享受することができる。なお、従来の
オンラインサービスにおいては、階層的に構築されたサ
ービスを文字入力を主体としたユーザインターフェイス
を使い、目的のサービスをたどりつくものが主であった
が、本発明のユーザインターフェイスでは、町を移り、
ビルの階(フロア)をエレベータ(ダイレクトにサービ
スへアクセス)、エスカレータ,階段(サービスを一つ
一つ確認しながらアクセス)などのメタファを使用し、
上下することで階層構造を意識することなく目的のサー
ビスへ導くだけでなく、たどりつく過程もサービスと捉
え、楽しさや使いやすさの提供を実現している。
【0042】一方、家(ホーム)においては、バックグ
ラウンドでサーバと接続しており(または接続可能にす
る)、ユーザの個人別のサービス内容(例えば、電子メ
ール、ビデオオンデマンド視聴、ユーザカスタマイズな
ど)を部屋や部屋に置かれている機器など実世界に近い
概念モデル/メタファに対応させているため、なじみ易
い形でサービスの提供が実現できる。したがって、ユー
ザは仮想現実空間上での町で購入或いは借りてきたビデ
オソフトを、自分の好きなときに、仮想現実空間上の家
のオーディオ・ビジュアル機器(AV機器)のメタファ
を利用して楽しんだり、仮想現実空間上の書斎の机で電
子メールを書いたり読んだりする、とういように、実世
界の人間活動に近い、なじみ易い形でサービスの提供を
受けることができ、かつ上述のように自分の好きなとき
にサービスを受けることができるため、従来のビデオオ
ンデマンドでは実現し難かった新しいサービス形態が実
現可能となる。
【0043】上述したように、本発明実施例において
は、仮想空間の中に家(または自分の土地)を個人的な
サービスのメタファ、町(またはビル、店)等を公共
的、サービスプロバイダ側のメタファとして表現するこ
とで、個人的なサービスと、公共的なサービスの概念的
な区別と、機能的な変化を容易にし、ユーザカスタマイ
ズできる部分とそうでないところの明確な区別が表現可
能である。
【0044】なお、本実施例においては、3次元と2次
元をシームレスに織り混ぜながら表現したり、2次元で
疑似的に3次元的に表現(2.5次元)することも可能
であるため、仮に3次元(特にリアルタイム描画計算を
行う場合などにおいて)で表現しきれないような情報を
2次元で予め最も適合化させた表現の絵を使い、ユーザ
に最も認識しやすい情報として提示したり、動きのある
部分は3次元、静止画は2次元などのように表現上最も
適切なクオリティの得られる方法をとることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明においては、仮想現実空間上に家
又は部屋や、町又はビル等を備える仮想都市を形成し、
仮想現実空間上に表される家又は部屋は個人的なサービ
スの象徴として表現し、仮想現実空間上に表される町又
はビルを公共的なサービスの象徴として表現しているた
め、ユーザの直接操作に近いインターフェイスを実現で
き、個人的なサービスと公共的なサービスの概念的な区
別が容易で、ユーザとサーバとの関係等をユーザが概念
的に理解し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシステムの全体構成を示す図で
ある。
【図2】実施例のクライアントコンピュータの具体的構
成を示すブロック回路図である。
【図3】仮想都市空間について説明するための図であ
る。
【図4】サービスの内容の拡張を仮想的なビルのフロア
の拡張を対応させて説明するための図である。
【符号の説明】
1 モニタ装置 2 クライアントコンピュータ 3 ATM網 4 転送会話装置 5 FDDIネットワーク 12 ビデオサーバ 13 サービス管理サーバ 14 サービスAPサーバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介してサーバコンピュータと
    接続するオンライン端末の表示手段上に、上記サーバコ
    ンピュータから供給する情報に基づいた仮想現実空間を
    表示し、上記仮想現実空間上でのオンライン端末の操作
    に応じてサービスの提供及び享受を行う情報通信方法に
    おいて、 上記オンライン端末の表示手段上に個人的なサービスを
    象徴する第1の仮想現実空間を表示し、 上記オンライン端末の表示手段上に公共的なサービスを
    象徴する第2の仮想現実空間を表示し、 上記第1及び第2の仮想現実空間により仮想都市を形成
    することを特徴とする情報通信方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の仮想現実空間は、仮想的な家
    又は部屋として表現することを特徴とする請求項1記載
    の情報通信方法。
  3. 【請求項3】 上記第2の仮想現実空間は、仮想的な町
    又はビルからなり、上記町又はビルがそれぞれ異なるサ
    ーバコンピュータに対応することを特徴とする請求項1
    記載の情報通信方法。
  4. 【請求項4】 上記町の中の複数の店舗、又はビルの各
    階は、それぞれ異なるサービス内容に対応することを特
    徴とする請求項1記載の情報通信方法。
  5. 【請求項5】 上記仮想現実空間は3次元空間として表
    現することを特徴とする請求項1記載の情報通信方法。
  6. 【請求項6】 映像を表示する表示手段と、通信回線を
    介してサーバコンピュータと接続される接続手段と、上
    記サーバコンピュータとの間で情報の送受を行うと共に
    上記サーバコンピュータから供給されたデータに基づい
    て少なくとも仮想現実空間の映像情報を形成する情報処
    理手段とを有し、上記仮想現実空間上での選択操作に応
    じてサービスを受ける情報通信装置において、 上記情報処理手段は、上記表示手段上に、仮想都市を形
    成する個人的なサービスを象徴する第1の仮想現実空間
    と公共的なサービスを象徴する第2の仮想現実空間を表
    示することを特徴とする情報通信装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の仮想現実空間は、仮想的な家
    又は部屋として表現することを特徴とする請求項6記載
    の情報通信装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の仮想現実空間は、仮想的な町
    又はビルからなり、上記町又はビルがそれぞれ異なるサ
    ーバコンピュータに対応することを特徴とする請求項6
    記載の情報通信装置。
  9. 【請求項9】 上記町の中の複数の店舗、又はビルの各
    階は、それぞれ異なるサービス内容に対応することを特
    徴とする請求項6記載の情報通信装置。
  10. 【請求項10】 上記仮想現実空間は3次元空間として
    表現することを特徴とする請求項6記載の情報通信装
    置。
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