JPH096541A - 階層記憶装置 - Google Patents

階層記憶装置

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JPH096541A
JPH096541A JP7150391A JP15039195A JPH096541A JP H096541 A JPH096541 A JP H096541A JP 7150391 A JP7150391 A JP 7150391A JP 15039195 A JP15039195 A JP 15039195A JP H096541 A JPH096541 A JP H096541A
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JP7150391A
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English (en)
Inventor
Takashi Kamata
敬 鎌田
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
Susumu Kobayashi
進 小林
Masafumi Yamaguchi
雅史 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセスタイムが常に高速な第1の記憶装置
と同じで、ビデオ情報が途切れることなく読み出せ、低
価格な階層記憶装置を提供すること。 【構成】 記録時には、ファイルの全レコードを光ディ
スク112に記録した後、リンク情報を参照して光ディ
スクチェンジャ109の最大アクセス時間より長い所定
時間分の先頭からのレコードを、光ディスク112から
磁気ディスク装置115に複写し、読み出し時には、磁
気ディスク装置115から、上記所与の時間分のレコー
ドを読み出し、その読み出し中に、光ディスクチェンジ
ャ109において、そのファイルを格納する光ディスク
112への交換を行わせ、磁気ディスク装置115から
のレコード読み出し後、光ディスク112から続いてレ
コードを読み出す記憶制御手段103を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機ホスト装置など
の補助記憶装置として使用される階層記憶装置における
データ読み出し方法に関し、特に映像、音声情報を含む
ビデオファイルを多数蓄積しておき、多くの端末装置か
らの読み出し要求に応じてビデオファイルを転送する計
算機ホスト装置の階層記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は、従来の階層記憶装置の構成図
である。ホスト装置2401は、階層記憶装置2400の内部に
あるホストインタフェース2402に接続され、そのホスト
インタフェース2402は、記憶制御手段2403に接続されて
いる。記憶制御手段2403は、アクセス頻度記憶手段240
4、ブロックアドレス変換手段2405、光ディスクチェン
ジャ制御手段2406、磁気ディスク制御手段2407に接続さ
れている。光ディスクチェンジャ制御手段2406は、光デ
ィスクチェンジャ2408に接続されている。光ディスクチ
ェンジャ2408は、1台の光ディスク装置2409と、ディス
ク搬送制御手段2410と、光ディスク2411と、光ディスク
2411を保管する保管棚2412と、光ディスク装置2409と保
管棚2412間で光ディスク2411を搬送するハンドラ2413か
らなる。ディスク搬送制御手段2410は、ハンドラ2413を
制御し、光ディスク装置2409と保管棚2412間で光ディス
ク2411の搬送を制御する。磁気ディスク制御手段2407
は、磁気ディスク装置2414に接続されている。
【0003】アクセス頻度記憶手段2404は、記憶制御手
段2403により管理され、階層記憶装置上に記録されてい
る各ファイルの一定期間中のアクセス頻度を記憶する。
ブロックアドレス変換手段2405は、階層記憶装置上の仮
想論理ブロックアドレスとその変換先である各光ディス
ク2411、磁気ディスク装置2414上の論理ブロックアドレ
スからなるブロックアドレス変換テーブルの作成、及
び、その変換テーブルによる変換を行う。磁気ディスク
装置2414は、光ディスクチェンジャ2408のキャッシュと
して用いられる。
【0004】上記のような従来の階層記憶装置2400の記
憶制御手段2403における制御方法を以下に示す。
【0005】ホスト装置2401が、階層記憶装置2400に対
して、ファイルの記録を要求すると、記憶制御手段2403
は、ホストインタフェース2402を介してホスト装置2401
より記録するレコードの仮想論理ブロックアドレスを受
け取る。ブロックアドレス変換手段2405は、記憶制御手
段2403に、レコードの記録先として、未使用の磁気ディ
スク装置2414上の論理ブロックアドレスを割り当てる。
記憶制御手段2403は、その論理ブロックアドレスで磁気
ディスク制御手段2407に記録指示を出す。また、記憶制
御手段2403は、使用した磁気ディスク装置2414上の論理
ブロックアドレスにて、ブロックアドレス変換テーブル
を更新する。磁気ディスク制御手段2407は、磁気ディス
ク装置2414に指定論理ブロックアドレスへのレコードの
記録を行わせる。
【0006】次に、ホスト装置2401からの記録要求の処
理が終了すると、記憶制御手段2403は、磁気ディスク装
置2414上に記録されたレコードを光ディスクチェンジャ
2408に転送する。この転送は、ホスト装置2401からのア
クセスが無い間、すなわち階層記憶装置2400のバックグ
ランド処理として行われる。この時、記憶制御手段2403
は、ブロックアドレス変換手段2405の仮想論理ブロック
アドレスの変換先を磁気ディスク装置2414上の論理ブロ
ックアドレスから光ディスク2411上の論理ブロックアド
レスに変更する。
【0007】又、ホスト装置2401から階層記憶装置2400
に対してファイルの読み出し要求が行われると、記憶制
御手段2403は、ホストインタフェース2402を介してホス
ト装置2401から読み出すファイルのレコードの仮想論理
ブロックアドレスを受け取る。記憶制御手段2403は、読
み出し要求があった仮想論理ブロックアドレスをブロッ
クアドレス変換手段2405により、磁気ディスク装置241
4、光ディスクチェンジャ2408内の各光ディスク2411上
の論理ブロックアドレスに変換する。変換先に磁気ディ
スク装置2414があった場合、記憶制御手段2403は、磁気
ディスク制御手段2407にレコードの読み出しを指示し、
又、記憶制御手段2403は、アクセス頻度記憶手段2404上
の該当仮想論理ブロックアドレスのアクセス頻度を更新
する。
【0008】一方、変換先が光ディスク2411のみの場
合、記憶制御手段2403は、光ディスクチェンジャ制御手
段2406に光ディスク2411の光ディスク装置2409への装
着、及び、レコードの読み出しを指示する。ディスク搬
送制御手段2410は、ハンドラ2413により、光ディスク24
11を保管棚2412から取り出し、光ディスク装置2409に装
着する。そうすると、光ディスク装置2409は、装着され
た光ディスク2411よりレコードの読み出しを行う。読み
出し開始後、記憶制御手段2403は、アクセス頻度記憶手
段2404のアクセス頻度の更新を行い、アクセス頻度が一
定数に達したものに対しては、ブロックアドレス変換手
段2405にて未使用の磁気ディスク装置2414上の論理ブロ
ックアドレスに、光ディスクチェンジャ2408から読み出
したレコードの記録を行う。記録終了後、記憶制御手段
2403は、ブロックアドレス変換手段2405内の該当仮想論
理ブロックアドレスの変換先として磁気ディスク装置24
14上の論理ブロックアドレスの追加を行う。
【0009】又、磁気ディスク装置2414に記録されたレ
コードのアクセス頻度が一定数を下回った場合は、記憶
制御手段2403は、アクセス頻度記憶手段2404内の該当仮
想論理ブロックアドレスのアクセス頻度を初期化すると
ともに、ブロックアドレス変換手段2405のブロックアド
レス変換テーブルの該当仮想論理ブロックアドレスの変
換先を光ディスク2411の論理ブロックアドレスのみにす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の階層記憶装置では、ファイルのレコードがキャッシ
ュとしての磁気ディスク装置上に存在しない場合、光デ
ィスクチェンジャ内でレコードが記録されている光ディ
スクを光ディスク装置に搬送、装着した後にレコードの
読み出しを行うことになり、ホスト装置にレコードを転
送するまでに十数秒〜数分という非常に長い時間を必要
としていた。このため、階層記憶装置において、音声映
像データ等のデータをリアルタイムにホスト装置へ転送
する必要がある場合に、データをリアルタイムに転送で
きない場合があるという課題が存在した。
【0011】また、他方に係わる課題として、階層記憶
装置において、音声映像データ等のデータをリアルタイ
ムにホスト装置へ転送する必要がある場合に、ファイル
再配置動作によって光ディスク装置の占有等が発生し、
データをリアルタイムに転送できない場合があるという
問題が存在した。さらに、光ディスクに保存されている
特定のファイルに対しての複数の読み出し要求に答える
ことが出来ないという問題点が存在した。
【0012】また、他方に係わる課題として、階層記憶
装置において、光ディスクの転送速度が低速であるため
に、同一光ディスク上の複数の音声映像ファイルに対し
て同時にホスト装置から読み出し要求がある場合に、複
数の音声映像ファイルをリアルタイムに同時に読み出せ
ないという問題が存在した。
【0013】また、階層記憶装置において、光ディスク
上の1つの音声映像ファイルにホスト装置から読み出し
要求がある時に、ファイルの読み出し速度に余力があっ
てもホストから要求されたデータしか読み出さないため
に、後に同一光ディスク上の複数の音声映像ファイルに
対する読み出し要求が重なった時点で、読み出し要求に
応じられなくなるという課題があった。
【0014】本発明は、従来のこのような階層記憶装置
の課題を考慮し、データをリアルタイムに読み出すこと
ができ、又、ファイルの再配置時の光ディスク装置の占
有等を防ぎ、ファイル再配置動作中でも効率を下げるこ
となく、ファイルをホスト装置に転送することができ、
又、光ディスクのみに保存されているファイルの同時読
み出し数を磁気ディスク装置に保存されているファイル
の同時読み出し数と同数にすることができ、又、同一の
光ディスク上の複数の音声映像データをリアルタイムに
同時に読み出すことを可能とし、又、同じ音声映像デー
タの読み出し要求に対してアクセスを高速化することが
でき、又、光ディスクからの読み出し要求時に、ファイ
ルの読み出し速度に余力があるうちにファイルを先読み
することにより、後に同一光ディスク上の複数の音声映
像ファイルに対する読み出し要求が重なった時点でも、
読みだし要求に応じることができる階層記憶装置を提供
することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、フ
ァイルの一部又は全部のレコードを記憶するための第1
の記憶手段と、記憶媒体が交換可能で、第1の記憶手段
よりも低速な第2の記憶手段と、ファイルの記録要求に
対して、少なくとも第2の記憶手段の最大アクセス時間
以上の所定時間分のファイルの先頭からのレコードを、
第1の記憶手段へ記憶し、ファイルの少なくとも所定時
間分のレコード以外のレコードを第2の記憶手段に記憶
する記憶制御手段とを備えた階層記憶装置である。
【0016】請求項2の本発明は、ファイルの一部又は
全部のレコードを記憶するための第1の記憶手段と、記
憶媒体が交換可能で、第1の記憶手段よりも低速な第2
の記憶手段と、ファイルのレコードの順番と仮想論理ブ
ロックアドレスとの対応関係を記憶するリンク情報記憶
手段と、仮想論理ブロックアドレスから第1の記憶手段
及び第2の記憶手段の記録先を示す論理ブロックアドレ
スへの変換を行うブロックアドレス変換手段と、ファイ
ルの記録要求に対して、そのファイルの全部のレコード
を第2の記憶手段に記録し、その記録終了後、そのファ
イルのアクセス頻度が所定値よりも大きい場合に、リン
ク情報を参照して、第2の記憶手段の最大アクセス時間
よりも長い所定時間分のファイルの先頭からのレコード
を、第2の記憶手段から第1の記憶手段へ複写し、その
複写したレコードにおけるブロックアドレス変換手段内
の仮想論理ブロックアドレスの変換先の論理ブロックア
ドレスを更新する記憶制御手段とを備えた階層記憶装置
である。
【0017】請求項6の本発明は、アクセス頻度が所定
値より高いファイルを記憶する第1の記憶手段と、記録
要求のある全ファイルを記憶し、第1の記憶手段よりも
低速な第2の記憶手段と、読み出すべきファイルと第1
の記憶手段及び第2の記憶手段に記憶されているファイ
ルとの対応関係及び全ファイルのアクセス頻度を管理す
るファイル管理手段と、第2の記憶手段のみに記憶され
ているファイルを読み出す時に、その読み出したファイ
ルのデータを一時的に格納するデータ格納手段と、ファ
イル管理手段のアクセス頻度に基づき、データ格納手段
に格納されたファイルのデータを、第1の記憶手段のフ
ァイル中最もアクセス頻度の低いファイルの記憶領域に
書き込む記憶制御手段とを備えた階層記憶装置である。
【0018】請求項7の本発明は、データの記録及び読
み出しを行う第1の記憶手段と、その第1の記憶手段よ
りもデータの記録及び読み出しが低速な第2の記憶手段
と、その第2の記憶手段から読み出されたデータを一時
格納するための少なくとも2つの格納領域を有するデー
タ格納手段と、ホスト装置からのデータ読み出し要求の
仮想論理ブロックアドレスとその要求データの記録先を
示す論理ブロックアドレスとの対応関係を格納するアド
レス変換テーブルと、ホスト装置からのデータ読み出し
要求時に、アドレス変換テーブルを参照することによ
り、その要求データの第1のレコードが第1の記憶手段
に記録されているか否かを判定する判定手段と、記録さ
れていないと判定された場合は、第1のレコードを第2
の記憶手段からデータ格納手段の第1の格納領域に格納
し、次に第2のレコードを第2の記憶手段からデータ格
納手段の第2の格納領域に格納すると共に、第1の格納
領域の第1のレコードをホスト装置へ読み出すと共に第
1の記憶手段に格納し、その時に、その第1のレコード
に対するアドレス変換テーブルの論理ブロックアドレス
を更新し、次に第3のレコードを第2の記憶手段からデ
ータ格納手段の第1の格納領域に格納すると共に、第2
の格納領域の第2のレコードをホスト装置へ読み出すと
共に第1の記憶手段に格納し、その時に、その第2のレ
コードに対するアドレス変換テーブルの論理ブロックア
ドレスを更新し、以降のレコードについても、上記の動
作を順次繰り返し、判定手段が記録していると判定した
場合は、第1の記憶手段からデータを読み出す記憶制御
手段とを備えた階層記憶装置である。
【0019】
【作用】本発明は、記憶制御手段が、ファイルの記録要
求に対して、少なくとも第2の記憶手段の最大アクセス
時間以上の所定時間分のファイルの先頭からのレコード
を、第1の記憶手段へ記憶し、ファイルの少なくとも所
定時間分のレコード以外のレコードを第1の記憶手段よ
りも低速な第2の記憶手段に記憶する。
【0020】また本発明は、記憶制御手段が、ファイル
の記録要求に対して、そのファイルの全部のレコードを
第2の記憶手段に記録し、その記録終了後、そのファイ
ルのアクセス頻度が所定値よりも大きい場合に、リンク
情報記憶手段に記憶されたリンク情報を参照して、第2
の記憶手段の最大アクセス時間よりも長い所定時間分の
ファイルの先頭からのレコードを、第2の記憶手段から
第1の記憶手段へ複写し、その複写したレコードにおけ
るブロックアドレス変換手段内の仮想論理ブロックアド
レスの変換先の論理ブロックアドレスを更新する。
【0021】また本発明は、ファイル管理手段が、読み
出すべきファイルと第1の記憶手段及び第2の記憶手段
に記憶されているファイルとの対応関係及びファイルの
アクセス頻度を管理し、第2の記憶手段のみに記憶され
ているファイルを読み出す時に、データ格納手段が、そ
の読み出したファイルのデータを一時的に格納し、記憶
制御手段が、ファイル管理手段のアクセス頻度に基づ
き、データ格納手段に格納されたファイルのデータを、
第1の記憶手段のファイル中最もアクセス頻度の低いフ
ァイルの記憶領域に書き込む。
【0022】また本発明は、ホスト装置からのデータ読
み出し要求時に、判定手段が、アドレス変換テーブルを
参照することにより、その要求データの第1のレコード
が第1の記憶手段に記録されているか否かを判定し、記
憶制御手段が、記録されていないと判定された場合は、
第1のレコードを第2の記憶手段からデータ格納手段の
第1の格納領域に格納し、次に第2のレコードを第2の
記憶手段からデータ格納手段の第2の格納領域に格納す
ると共に、第1の格納領域の第1のレコードをホスト装
置へ読み出すと共に第1の記憶手段に格納し、その時
に、その第1のレコードに対するアドレス変換テーブル
の論理ブロックアドレスを更新し、次に第3のレコード
を第2の記憶手段からデータ格納手段の第1の格納領域
に格納すると共に、第2の格納領域の第2のレコードを
ホスト装置へ読み出すと共に第1の記憶手段に格納し、
その時に、その第2のレコードに対するアドレス変換テ
ーブルの論理ブロックアドレスを更新し、以降のレコー
ドについても、上記動作を順次繰り返し、又、記録して
いると判定された場合は、第1の記憶手段からデータを
読み出す。
【0023】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0024】図1は、本発明にかかる第1の実施例の階
層記憶装置の構成図である。図1において、ホスト装置
101は、階層記憶装置100の内部にあるホストインタフェ
ース102に接続され、そのホストインタフェース102は、
記憶制御手段103 に接続されている。記憶制御手段103
は、リンク情報記憶手段104、ブロックアドレス変換手
段105、アクセス頻度記憶手段106、光ディスクチェンジ
ャ制御手段107 、磁気ディスク制御手段108に接続され
ている。光ディスクチェンジャ制御手段107は、第2の
記憶手段としての光ディスクチェンジャ109 に接続さ
れ、磁気ディスク制御手段108は、第1の記憶手段とし
ての磁気ディスク装置115に接続されている。リンク情
報記憶手段104は、記憶制御手段103により制御され、フ
ァイルの各レコードの順番と階層記憶装置上での仮想論
理ブロックアドレスと記録先から成るリンク情報を記憶
する。ブロックアドレス変換手段105は、記憶制御手段1
03により制御され、階層記憶装置上の仮想論理ブロック
アドレスから各光ディスク112 上、磁気ディスク装置11
5上の論理ブロックアドレスへの変換を行う。
【0025】光ディスクチェンジャ109は、1台の光デ
ィスク装置110と、ディスク搬送制御手段111と、記憶媒
体としての光ディスク112と、その光ディスク112 を保
管する保管棚113と、光ディスク装置110と保管棚113間
で光ディスク112を搬送するハンドラ114からなる。光デ
ィスク装置110は、光ディスクチェンジャ制御手段107
により制御され、装着された光ディスク112 に対するレ
コードの記録、読み出しを行う。ディスク搬送制御手段
111は、光ディスクチェンジャ制御手段107により制御さ
れ、ハンドラ114によって、光ディスク装置110と保管棚
113間で光ディスク112の搬送を行う。磁気ディスク装置
115は、磁気ディスク制御手段108により制御され、レコ
ードの記録、読み出しを行う。
【0026】ここで、本実施例の動作の説明を行うにあ
たり、光ディスク装置110 のファイルの記録、読み出し
速度を0.8MB/sec、磁気ディスク装置115のファイルの記
録、読み出し速度を3.0MB/secとする。光ディスクチェ
ンジャ109の光ディスクの交換時間は、最大13秒要する
ものとする。ホスト装置101から、階層記憶装置100に記
録された音声映像データファイルに対して、1レコード
分の音声映像データを1秒間隔で、連続してアクセス要
求があるものとする。光ディスク112 の記憶容量を1.3G
B、磁気ディスク装置115 の記憶容量を1GBとする。光デ
ィスクチェンジャ109の保管棚113には10枚の光ディスク
が保管されているものとする。各ファイルのレコード
は、ブロックサイズ:1024byteの光ディスク112 あるい
はブロックサイズ:512byteの磁気ディスク装置115に記
録される。
【0027】次に、図2、図3、図4を用いて、本実施
例におけるレコード長:0.187MBのFile#1に対する動作
を詳細に説明する。
【0028】図2は、リンク情報記憶手段104 に記憶さ
れているファイルの各レコードの順番と仮想論理ブロッ
クアドレスから成るリンク情報を示している。ここで
は、レコードをFile#p-qと表記している。File#pはファ
イルの識別名、q は各レコードの識別番号である。階層
記憶装置の仮想論理ブロックアドレスをLA#nと表記して
いる。
【0029】図3は、ファイル:File#1を光ディスク11
2 に記録する際に、ブロックアドレス変換手段105 で作
成されるブロックアドレス変換テーブルである。ここで
は、各光ディスク上の論理ブロックアドレスをODD#(m、
l)と表記している。mは保管棚113 の棚番であり、lは
棚番mに保管されている光ディスクの論理ブロックアド
レスである。また、磁気ディスク装置115上の論理ブロ
ックアドレスをHDD#oと表記している。
【0030】図4は、アクセス頻度の高いファイル:Fi
le#1を光ディスクチェンジャ109 の最大アクセス時間よ
り長い所与の時間分のレコードを、光ディスク112 から
磁気ディスク装置115へ複写した後のブロックアドレス
変換手段105で更新されたブロックアドレス変換テーブ
ルである。
【0031】まず、ホスト装置101からFile#1の記録要
求がホストインタフェース102を介して記憶制御手段103
へ転送される。記憶制御手段103は、File#1の仮想論理
ブロックアドレスを得て、ブロックアドレス変換手段10
5 に各々の仮想論理ブロックアドレスを転送する。ブロ
ックアドレス変換手段105 は、ブロックアドレス変換テ
ーブルで未使用である光ディスク112 の論理ブロックア
ドレスを各々の仮想論理ブロックアドレスの変換先に割
り当てる。割り当て終了後、File#1のデータを光ディス
クチェンジャ109内の光ディスク112に記録する。記録終
了後のブロックアドレス変換手段105 内のブロックアド
レス変換テーブルは、図3に示したものとなる。
【0032】次に、ホスト装置101 より、図2に示した
File#1のリンク情報がホストインタフェース102を介し
て、記憶制御手段103に転送される。記憶制御手段103
は、リンク情報をリンク情報記憶手段104に記憶させ、
更に、ホスト装置101から磁気ディスク装置115への、ア
クセス頻度記憶手段106に記憶されているアクセス頻度
により、よくアクセスされるFile#1を光ディスクチェン
ジャ109 の最大アクセス時間より長い所与の時間分のレ
コード:File#1-1〜File#1-14の磁気ディスク装置115へ
の記録を開始する。
【0033】次に、記憶制御手段103 は、レコード:Fi
le#1-1の仮想論理ブロックアドレス:LA#1をブロックア
ドレス変換手段105に渡し、磁気ディスク装置115上の論
理ブロックアドレスを割り当てるように指示する。ブロ
ックアドレス変換手段105 は、記録先として、磁気ディ
スク装置115で未使用であるHDD#1を割り当て、ブロック
アドレス変換テーブルの更新を行う。更新終了後、割り
当てられた論理ブロックアドレスにて光ディスクチェン
ジャ109 内のレコード:File#1-1のデータを磁気ディス
ク装置115の論理ブロックアドレス上に複写する。記憶
制御手段103は、File#1-2〜File#1-14についても同様
に、ブロックアドレス変換手段105の更新、レコードの
磁気ディスク装置115 への複写を行う。複写終了後のブ
ロックアドレス変換テーブルは、図4に示したようにな
る。
【0034】次に、本実施例においてレコード長が異な
るファイルFile#2、File#3の記録時の処理の流れについ
て説明する 図5は、リンク情報記憶手段104 に記憶されているリン
ク情報を示している。図6は、磁気ディスク装置115 に
レコードの複写後のFile#2、File#3に関連するブロック
アドレス変換手段105内のブロックアドレス変換テーブ
ルである。File#2のレコード長:0.187MB、File#3のレ
コード長:0.750MBとする。
【0035】まず、ホスト装置101からFile#2の記録要
求がホストインタフェース102を介して記憶制御手段103
へ転送される。記憶制御手段103は、File#2の記録先で
ある仮想論理ブロックアドレスを順次得る。記憶制御手
段103 は、ブロックアドレス変換手段105 に各々の仮想
論理ブロックアドレスを転送する。ブロックアドレス変
換手段105は、ブロックアドレス変換テーブルで未使用
である光ディスク112の論理ブロックアドレスを各々の
仮想論理ブロックアドレスの変換先に割り当てる。割り
当て終了後、File#2のデータを光ディスクチェンジャ10
9内の光ディスク112に記録する。
【0036】次に、ホスト装置101 より、図5に示した
File#2のリンク情報が、ホストインタフェース102を介
して、転送される。記憶制御手段103は、リンク情報を
リンク情報記憶手段104に記憶させる。記憶制御手段103
はアクセス頻度記憶手段106 に記憶されている各ファイ
ルのアクセス頻度により、File#2の一部を磁気ディスク
装置115に記録する。すなわち、光ディスクチェンジャ1
09の最大アクセス時間より長い所与の時間分のレコー
ド:File#2-1〜File#2-14を磁気ディスク装置115に記録
する。
【0037】記憶制御手段103は、レコード:File#2-1
の仮想論理ブロックアドレス:LA#200001をブロックア
ドレス変換手段105に渡し、磁気ディスク装置115上の論
理ブロックアドレスを割り当てるように指示する。ブロ
ックアドレス変換手段105 は、記録先として、磁気ディ
スク装置115 で未使用であるHDD#200001を割り当てる。
ブロックアドレス変換手段105 は、管理しているブロッ
クアドレス変換テーブルにおいて、仮想論理ブロックア
ドレスLA#200376 の変換論理ブロックアドレスとして、
磁気ディスク装置115 上の論理ブロックアドレス:HDD#
200376も加えブロックアドレス変換テーブルの更新を行
う。更新終了後、割り当てられた論理ブロックアドレス
にて光ディスクチェンジャ109 内のレコード:FIle#2-1
のデータを磁気ディスク装置115の論理ブロックアドレ
ス上に複写する。記憶制御手段103は、File#2-2〜File#
2-14についても同様にブロックアドレス変換手段105の
更新、レコードの磁気ディスク装置115への複写を行
う。File#2のレコード長が0.187MBであるため、0.187MB
*14=2.618MBのデータが、磁気ディスク装置115 に記録
される。File#3についても同様に処理され、磁気ディス
ク装置115上に0.750MB*14=10.5MBのデータが記録され
る。図6に複写後のブロックアドレス変換テーブルの状
態を示す。
【0038】次に、本実施例において、ファイルの全レ
コードを磁気ディスク装置に複写する場合について、Fi
le#4の記録時の処理の流れを例に説明する。
【0039】図7は、リンク情報記憶手段104 に記憶さ
れているリンク情報を示している。又、図8は、ブロッ
クアドレス変換手段105 内のブロックアドレス変換テー
ブルを示す図である。
【0040】ホスト装置101からFile#4の記録要求がホ
ストインタフェース102を介して記憶制御手段103へ転送
される。記憶制御手段103は、File#4の記録先である仮
想論理ブロックアドレスを順次得て、ブロックアドレス
変換手段105 に各々の仮想論理ブロックアドレスを転送
する。ブロックアドレス変換手段105 は、ブロックアド
レス変換テーブルで未使用である光ディスク112 の論理
ブロックアドレスを各々の仮想論理ブロックアドレスの
変換先に割り当てる。割り当て終了後、File#4のデータ
を光ディスクチェンジャ109内の光ディスク112に記録す
る。
【0041】ホスト装置101 より、図7に示したFile#4
のリンク情報が、ホストインタフェース102を介して、
転送される。記憶制御手段103は、リンク情報をリンク
情報記憶手段104に記憶させる。記憶制御手段103は、ア
クセス頻度記憶手段106 に記憶されている各ファイルの
中でアクセス頻度が特に高いFile#4に対して、リンク情
報により、File#4の全レコード:File#4-1〜File#4-25
を磁気ディスク装置115への記録を開始する。
【0042】記憶制御手段103は、レコード:File#4-1
の仮想論理ブロックアドレス:LA#400001をブロックア
ドレス変換手段105に転送し、磁気ディスク装置115上の
論理ブロックアドレスを割り当てるように指示する。ブ
ロックアドレス変換手段105 は、記録先として、磁気デ
ィスク装置115 で未使用であるHDD#400001を割り当て
る。ブロックアドレス変換手段105 は、管理しているブ
ロックアドレス変換テーブルにおいて、仮想論理ブロッ
クアドレスLA#400001 の変換先の論理ブロックアドレス
として、磁気ディスク装置115 上の論理ブロックアドレ
ス:HDD#400001も加えブロックアドレス変換テーブルの
更新を行う。更新終了後、割り当てられた論理ブロック
アドレスにて光ディスクチェンジャ109 内のレコード:
FIle#4-1のデータを磁気ディスク装置115の論理ブロッ
クアドレス上に複写する。記憶制御手段103は、File#4-
2〜File#4-25についても同様に、ブロックアドレス変換
手段105の更新、File#4の全レコードの磁気ディスク装
置115 への複写を行う。図8に複写後のブロックアドレ
ス変換テーブルの状態を示す。
【0043】次に、本実施例において、磁気ディスク装
置からファイルFile#5の読み出し中に、そのファイルが
格納された光ディスクへの交換を行う場合の動作につい
て説明する。
【0044】図9は、リンク情報記憶手段104 に記憶さ
れているリンク情報を示している。また、図10は、磁
気ディスク装置115 にレコードの複写後のFile#5に関連
するブロックアドレス変換手段105 内のブロックアドレ
ス変換テーブルを示す図である。
【0045】ホスト装置101 からFile#5-1のレコードの
読み出し要求がホストインタフェース102を介して記憶
制御手段103へ転送される。記憶制御手段103 は、要求
された仮想論理ブロックアドレスLA#500001をブロック
アドレス変換手段105に与え、論理ブロックアドレスに
変換させる。ブロックアドレス変換手段105 は、図10
のブロックアドレス変換テーブルにより、LA#500001をH
DD#500001 に変換する。記憶制御手段103 は、この論理
ブロックアドレス:HDD#500001にてFile#5-1のレコード
の読み出しを磁気ディスク制御手段108に指示する。
【0046】上記指示を行うとともに、記憶制御手段10
3 は、File#5-1以降のレコードで記録先がHDDからODDに
変わるレコードを図9のリンク情報、図10のブロック
アドレス変換テーブルにより検索する。File#5-15がODD
に変わる先頭のレコードであることから、図9のリンク
情報より仮想論理ブロックアドレス:LA#505264 、図1
0のブロックアドレス変換テーブルより論理ブロックア
ドレス:ODD#(5,2632)を得る。記憶制御手段103 は、光
ディスクチェンジャ制御手段107に保管棚113の棚番5に
保管されている光ディスク112への交換を指示する。光
ディスクチェンジャ制御手段107は、ディスク搬送制御
手段111に指示し、ハンドラ114 を移動させ、保管棚113
の棚番5の光ディスク112を取り出し、光ディスク装置11
0内の光ディスク112と交換を行う。
【0047】交換中は、記憶制御手段103はレコード:F
ile#5-1〜File#5-14を磁気ディスク装置115から読み出
す。1秒毎に1レコードを読み出すことから、File#5-1
〜File#5-14の読み出しに要する時間は14秒である。光
ディスクチェンジャ109 の光ディスク112の交換時間は
最大でも13秒であるため、ホスト装置101からのレコー
ド:File#1-15の読み出し要求に対して、階層記憶装置1
00は、交換が終了した光ディスク112よりレコード:Fil
e#5-15を読み出すことができる。なお、上記第1の実施
例では、図2〜図4、図5〜図6、図7〜図8を用いて
説明した第1の記憶手段への複写における3つの方法を
すべて行う構成として説明したが、これに限らず、その
内のいずれかの方法を1つあるいは2つ用いる構成とし
てもよい。
【0048】また、上記第1の実施例では、ファイルを
光ディスクに記録した後、そのファイルの所定時間分の
レコードを磁気ディスクへ複写する構成としたが、これ
に代えて、所定時間分のレコードを磁気ディスクへ記録
した後、ファイルあるいはファイルの残りのレコードを
光ディスクへ記録するようにしてもよい。あるいは又、
それぞれのレコードを各装置に同時に記録する構成とし
てもよい。
【0049】図11は、本発明にかかる第2の実施例の
階層記憶装置の構成図である。図11において、ホスト
装置1101は階層記憶装置1100の内部にあるホストインタ
フェース1102に接続され、そのホストインタフェース11
02は記憶制御手段1103に接続され、記憶制御手段1103
は、ファイル管理手段1104、データ格納手段1105、光デ
ィスクチェンジャ制御手段1106、磁気ディスク制御手段
1107に接続されている。光ディスクチェンジャ制御手段
1106は第2の記憶手段である光ディスクチェンジャ1108
に接続され、光ディスクチェンジャ1108は、光ディスク
装置1109を1台とディスク搬送制御手段1110と1枚当た
り650MB の光ディスク1111を10枚と光ディスク1111を
保管する保管棚1112と光ディスクの交換手段であるハン
ドラ1113を備える。磁気ディスク制御手段1107は、第1
の記憶手段である磁気ディスク装置1114に接続される。
磁気ディスク装置1114は3250MBの容量を備える。
【0050】また、ファイル管理手段1104は図12のフ
ァイル管理テーブルを内部で保持しており、ホスト装置
1101からアクセスするファイル番号に対応した磁気ディ
スク装置1114上のファイル番号、光ディスクチェンジャ
1108上のファイル番号の管理、保存状態を示すフラグ
(第2の記憶手段のみに保存=0、第1の記憶手段上に同
時書き込みによる保存=1、アクセス頻度が高いことによ
る第1の記憶手段上への保存=2)の管理、各ファイルの
アクセス頻度、各ファイルの現在のアクセス数の管理を
行なう。
【0051】本実施例においては、ファイル長を650MB
と一定にし、光ディスクチェンジャ1108は10個のファイ
ル、磁気ディスク装置1114は5個のファイルを保存す
る。ホスト装置1101からのファイル当たりの読み出し量
は0.1875MB/secとし、データ格納手段1105は0.1875MB以
上のバッファを保持しているものとする。
【0052】本実施例において図12で管理されている
様に、光ディスクチェンジャ1108と磁気ディスク装置11
14にファイルが保存されていると仮定して、読み出し要
求のファイルが磁気ディスク装置1114へ保存されている
場合の説明を行なう。
【0053】まず、ホスト装置1101からのFile#1の読み
出し要求がホストインタフェース1102を通じて記憶制御
手段1103へ転送される。記憶制御手段1103は読み出し要
求のFile#1が磁気ディスク装置1114もしくは光ディスク
チェンジャ1108のどのファイルであるかを知るために、
読み出し要求がFile#1であることをファイル管理手段11
04に転送する。ファイル管理手段1104は、図12より、
読み出し要求のファイルは、磁気ディスク装置1114のHD
D_File#1であることを記憶制御手段1103へ転送し、File
#1の「現在のアクセス数」に1を加える。記憶制御手段
1103は磁気ディスク制御手段1107を通じで磁気ディスク
装置1114よりHDD_File#1を読み出し、ホストインタフェ
ース1102を通じてホスト装置1101へ0.1875MB/secで転送
する。次にファイルの読み出しが終了したら、磁気ディ
スク制御手段1107は、記憶制御手段1103へ読み出しの終
了を転送し、記憶制御手段1103は、ファイル管理手段11
04へ、前記読み出しの終了を転送する。読み出しの終了
を受けたファイル管理手段1104はFile#1の「現在のアク
セス数」を1減する。
【0054】同様に、図12で管理されている様にファ
イルが保存されていると仮定して、読み出し要求のファ
イルが光ディスクチェンジャ1108に保存されている場合
の説明を行なう。ホスト装置1101からのFile#2の読み出
し要求がホストインタフェース1102を通じて記憶制御手
段1103へ転送される。記憶制御手段1103は読み出し要求
のFile#2が磁気ディスク装置1114もしくは光ディスクチ
ェンジャ1108のどのファイルであるかを知るために、読
み出し要求がFile#2であることをファイル管理手段1104
に転送する。ファイル管理手段1104は、図12より、読
み出し要求のファイルは光ディスクチェンジャ1108のOD
D_File#2であることを記憶制御手段1103へ転送し、File
#2の「現在のアクセス数」に1を加える。その処理と同
時にODD_File#2のファイル再配置の為に、磁気ディスク
装置1114への書き込みの処理を行なう。図12のファイ
ルの保存状態とアクセス頻度の情報を元に、磁気ディス
ク装置1114の書き込み位置を決定する。磁気ディスク装
置1114への書き込みは、現在のアクセス数=0で、書き込
み頻度の一番少ないファイルが選択され、この場合、磁
気ディスク装置1114のHDD_File#4となる。ファイル管理
手段1104は図12の磁気ディスク装置1114上のファイル
番号、保存状態、現在のアクセス数を書き換え、記憶制
御手段1103にHDD_File#4が書き込み場所であることを転
送する。この結果、ファイル管理テーブルは図12の状
態から図13の状態になる。
【0055】ODD_File#2の読み出し要求を受けた光ディ
スクチェンジャ制御手段1106は、光ディスクチェンジャ
1108にODD_File#2の読み出し要求を行ない、記憶制御手
段1103を通じてデータ格納手段1105へ0.1875MB単位で転
送する。記憶制御手段1103はデータ格納手段1105内のデ
ータをホストインタフェース1102を通じてホスト装置11
01へ0.1875MB/secで転送すると共に、磁気ディスク制御
手段1107へHDD_File#4の格納場所へ順次記録する命令と
共にファイルのデータを転送する。ファイルの読み出し
が終了したら、光ディスクチェンジャ制御手段1106は、
記憶制御手段1103へ読み出しの終了を転送し、記憶制御
手段1103は、ファイル管理手段1104へ、前記読み出しの
終了を転送する。読み出しの終了を受けたファイル管理
手段1104はFile#2の「現在のアクセス数」を1減する。
【0056】最後に、図13の様にファイルが保存さ
れ、File#2が光ディスクからの読み出し中にFile#2に別
の読み出し要求が起こった場合を説明する。
【0057】ホスト装置1101からのFile#2の読み出し要
求がホストインタフェース1102を通じて記憶制御手段11
03へ転送される。記憶制御手段1103は読み出し要求のFi
le#2が磁気ディスク装置1114もしくは光ディスクチェン
ジャ1108のどのファイルであるかを知るために、読み出
し要求がFile#2であることをファイル管理手段1104に転
送する。ファイル管理手段1104は、図13より、読み出
し要求のファイルは磁気ディスク装置1114のHDD_File#4
であることを記憶制御手段1103へ転送し、File#2の「現
在のアクセス数」に1を加える。記憶制御手段1103は磁
気ディスク制御手段1107を通じで磁気ディスク装置1114
よりHDD_File#4を読み出し、ホストインタフェース1102
を通じてホスト装置1101へ0.1875MB/secで転送する。フ
ァイルの読み出しが終了したら、磁気ディスク制御手段
1107は、記憶制御手段1103へ読み出しの終了を転送し、
記憶制御手段1103は、ファイル管理手段1104へ、前記読
み出しの終了を転送する。読み出しの終了を受けたファ
イル管理手段1104はFile#2の「現在のアクセス数」を1
減する。
【0058】図14は、本発明にかかる第3の実施例を
示す階層記憶装置の構成図である。本実施例が第1の実
施例と異なる点は、図1の構成からリンク情報記憶手段
104を省き、転送中のレコードを一次格納するためのデ
ータ格納手段1405を備えている点である。このデータ格
納手段1405は、内部に少なくとも2つ以上の格納領域を
持っている。
【0059】ここで、図15は、本実施例におけるデー
タ読み出し方法を示すフローチャートであり、1レコー
ド分の読み出しの流れを説明する。また、図16及び図
17は、ブロックアドレス変換手段1404の格納内容を説
明するための図である。また、図18は、データ格納手
段1405がデータを一時格納するタイミングを説明するた
めの図である。
【0060】本実施例においては、ホスト装置1401は、
同一の光ディスク上に記録されている二つの音声映像フ
ァイルAおよびBに対する読み出し要求を行なうものと
する。ファイルAは、第1のレコードA1、第2のレコ
ードA2、…の順で構成されており、ファイルBは、第
1のレコードB1、第2のレコードB2、…の順で構成
されているものとする。また、説明の頭初の時点におい
て、読み出し要求のある音声映像ファイルは光ディスク
装置のみに記録されているものとする。
【0061】図15に示すステップS1501において、ホ
ストインタフェース1402 は、ファイルを構成するレコ
ードの仮想論理ブロックアドレスを取得する。本実施例
では、まず、仮想論理ブロックアドレスL0001 を持つレ
コードA1についての読み出し要求があったものとす
る。
【0062】ステップS1502において、記憶制御手段140
3は、ホストインタフェース1402 が取得した仮想論理ブ
ロックアドレスを受け取り、その仮想論理ブロックアド
レスをブロックアドレス変換手段1404に与え、論理ブロ
ックアドレスに変換させる。ブロックアドレス変換手段
1404には、図16に示すように、仮想論理ブロックアド
レスと光ディスク装置上での論理ブロックアドレスと磁
気ディスク装置上での論理ブロックアドレスの関係を示
すブロックアドレス変換テーブルを格納されている。
【0063】ステップS1503において、ブロックアドレ
ス変換手段1404 は、このブロックアドレス変換テーブ
ルを参照することにより、該当するレコードが磁気ディ
スク装置1410に記録されているかどうかを判定する。デ
ータが磁気ディクス装置1410に記録されている場合はス
テップS1508の処理へ進み、そうでない場合はステップS
1504の処理へ進む。図16の場合、仮想論理ブロックア
ドレスL0001 を持つレコードA1は、光ディスク装置上
の論理ブロックアドレスP0001 番地に格納されている
が、磁気ディスク上の論理ブロックアドレスが記入され
ていないため、レコードA1は光ディスク装置1408の上
にしか記録されていないことが判る。従って、「No」
側の分岐を辿って説明を続ける。
【0064】ステップS1504おいて、記憶制御手段1403
は、ブロックアドレス変換手段1404から得られた論理ブ
ロックアドレスを用いて、該当するレコードの読み出し
を光ディスクチェンジャ制御手段1406に指示する。光デ
ィスクチェンジャ制御手段1406は該当する光ディスクか
ら該当するレコードを読み出し、データ格納手段1405内
部にある格納領域1405-1または格納領域1405-2に一時格
納する。本実施例の場合、レコードA1は、光ディスク
装置のP0001番地から読み出され、格納領域1405-1に一
時格納されたものとする。
【0065】尚、格納領域1405-1および格納領域1405-2
を使用するタイミングについては、後に図18を用いて
詳細に説明を加える。
【0066】次にステップS1505において、記憶制御手
段1403 は、格納領域1405-1または記憶領域1405-2に一
時格納されたレコードを転送し、ホストインタフェース
1402を介してホスト装置1401へ読み出す。この場合、レ
コードA1は格納領域1405-1から読み出される。
【0067】ステップS1506において、記憶制御手段140
3 は、格納領域1405-1または格納領域1405-2に一時格納
されたレコードを磁気ディスク制御手段1409に転送し、
磁気ディスク制御手段1409は、上記レコードを磁気ディ
スク装置1410に記録する。この場合、レコードA1は格
納領域1405-1 から転送され、磁気ディスク装置のH0001
番地に記録されたものとする。
【0068】ステップS1507において、記憶制御手段140
3は、磁気ディスク装置1410 に記録されたレコードの磁
気ディスク装置上での論理ブロックアドレスを用いて、
ブロックアドレス変換手段1404に格納されたブロックア
ドレス変換テーブルを更新する。この結果、図17に示
すように、レコードA1のブロックアドレス変換テーブ
ルに、磁気ディスク装置上での論理ブロックアドレスH0
001 が追記される。この時点で、レコードA1は光ディ
スク装置1408と磁気ディスク装置1410の両方の記憶装置
に同じ内容が記録されたことになる。
【0069】以上で、磁気ディスク装置1410には記録さ
れておらず、かつ、光ディスク装置1408にのみ記録され
ているレコード一つ分の読み出し手順について説明し
た。さらに、この後に上記レコードA1への読み出し要
求があった場合の読み出し手順を以下に示す。
【0070】図15のステップS1501およびS1502は、上
記手順と同じである。ステップS1503 において、本実施
例では、ブロックアドレス変換テーブルが図17に示す
ように、磁気ディスク装置1410での論理ブロックアドレ
スを持つように変更されている。従って、レコードA1
はすでに磁気ディスク装置1410に記録されていることが
わかるため、「Yes」側の分岐に従って説明を続け
る。
【0071】ステップS1508において、記憶制御手段140
3 は、ブロックアドレス変換手段1404から得た論理アド
レスを用いて、磁気ディスク制御装置1409にレコードの
読み出しを指示する。磁気ディスク制御装置1409は、与
えられた論理アドレスを用いて磁気ディスク装置1410か
らレコードを読み出す。読み出されたレコードはホスト
インタフェース1402を介して、ホスト装置1401に読み出
される。本実施例では、論理ブロックアドレスH0001 が
用いられるため、レコードA1をホスト装置1401に読み
出すことができる。
【0072】図15では、レコードA1にのみ着目して
一つのレコードの読み出し手順を説明した。複数のファ
イルAおよびファイルBについての読みだし要求があっ
た場合には、一つのレコードに対して図15の手順が終
了しないうちに、レコードA1、レコードB1、レコー
ドA2、レコードB2の順で図15の手順が開始され
る。以下、図15および図18を用いて格納領域1405-1
および格納領域1405-2の使用タイミングを詳述すること
により、ファイルAおよびファイルBが並行して読み出
される手順を説明する。
【0073】図18は、時刻t0から時刻t3の間に、格
納領域1405-1および格納領域1405-2がどのように使用さ
れたかを示すものである。時間区分T1701、T1702、T170
3、T1721は、格納領域1405-1を用いておこなわれたレコ
ードの一時格納および転送を示し、時間区分T1711、T17
12、T1713は、格納領域1405-2 を用いて行なわれたレコ
ードの一時格納および転送を示す。時刻t0からt3の間
に、光ディスク装置1410からレコードA1、レコードB
1、レコードA2の順で読み出される。
【0074】まず、時刻t0からt1の時、T1701 におい
て、レコードA1について図15のステップS1504 に示
した処理が行われる。すなわち、レコードA1が光ディ
スク装置1408から読み出され、格納領域1405-1に一時格
納される。
【0075】次に、時刻t1からt2の時、T1702およびT
1703において、レコードA1についてステップS1505及
びS1506に示した処理が順に行われる。すなわち、レコ
ードA1が格納領域1405-1からホストインタフェース14
02及び磁気ディスク制御手段1409に転送される。このと
き、T1711において、格納領域1405-2 を用いることによ
って、レコードB1の読み出し及び一時格納を行なう。
すなわち、レコードB1についてステップS1504 に示し
たレコード読み出し手順を、レコードA1の転送手順と
並行して実行することができる。
【0076】次に、時刻t2からt3の時、T1712およびT
1713において、レコードB1についてステップS1505及
びS1506に示した処理が順に行なわれる。すなわち、レ
コードB1が格納領域1405-2からホストインタフェース
1402及び磁気ディスク制御手段1409 に転送される。こ
のとき、T1721において格納領域1405-1を用いることに
よって、レコードA2の読み出しおよび一時格納を行な
う。すなわち、レコードA2についてステップS1504 に
示したレコード読み出し手順を、レコードB1の転送手
順と並行して実行することができる。
【0077】以上のように、ファイルAおよびファイル
Bを構成するレコードを順に交互に読み出すことによ
り、見かけ上同時に、同一光ディスク上に記録された複
数のファイルを読み出すことができる。
【0078】なお、上記第3の実施例では、データ格納
手段の格納領域を2つとしたが、これに限らず、光ディ
スク装置からの読み出し速度と、格納領域からの読み出
し速度、あるいは磁気ディスク装置への書き込み速度な
どの関連により、格納領域は3つ以上設けてもよい。
【0079】また、上記第3の実施例では、同一光ディ
スク上に記録された2つの音声映像ファイルの読み出し
動作について説明したが、これに限らず、同一の音声映
像ファイルの読み出しに対して、本実施例の読み出し方
法を用いて読み出し速度の高速化をはかるのももちろん
良い。
【0080】図19は、本発明にかかる第4の実施例の
階層記憶装置の構成図である。本実施例が第1の実施例
と異なる点は、図1の構成に加えて、転送中のレコード
を一次格納するためのデータ格納手段1805を備えている
点である。このデータ格納手段1805は、内部に少なくと
も2つ以上の格納領域を持つ。又、記憶制御手段1803に
は判定手段が含まれている。
【0081】ここで、図20及び図21は、本実施例に
おけるデータ読み出し方法を示すフローチャートであ
る。図20は、ホスト装置から読み出し要求のある1レ
コード分の読み出し方法を示し、又、図21は、図20
に示す方法の途中で参照するリンク情報によって示され
る複数のレコードを、第2の記憶手段から第1の記憶手
段へ複写する方法を示す。図22は、リンク情報記憶手
段1811の格納内容を説明するための図である。図23及
び図24は、ブロックアドレス変換手段1804の格納内容
を説明するための図である。図25は、図20及び図2
1の手順においてデータ格納手段1805が同一のファイル
を構成する複数のレコードを順次一時格納するタイミン
グを説明するための図である。
【0082】本実施例においては、ホスト装置1801は、
同一の光ディスク上に記録されている音声映像ファイル
Aに対する読み出し要求を行なうものとする。ファイル
Aは、第1のレコードA1、第2のレコードA2、…の
順で構成されているものとする。また、説明の頭初の時
点において、読み出し要求のある音声映像ファイルは光
ディスク装置1808のみに記録されているものとする。
【0083】図20は、ホスト装置から順次要求される
レコードについて、1レコード分の読み出し方法につい
て示したフローチャートである。前述の第3の実施例に
おけるデータ読み出し方法に、ステップS1901の条件判
断と、ステップS1902の処理を付け加えたものである。
【0084】ステップS1901おいて、記憶制御手段1803
は、入力された仮想論理ブロックアドレスを用いてリン
ク情報記憶手段1811を検索する。もし、入力された仮想
論理ブロックアドレスを先頭に持つレコードリンク列が
存在すれば、「Yes」側の分岐を辿り、そうでなけれ
ば、「No」側の分岐を辿って手順を続ける。ここで、
同一のファイルを構成する複数のレコードについて、フ
ァイルを構成する順に並べられた仮想論理ブロックアド
レスの列をレコードリンク列と呼ぶ。本実施例の場合、
ファイルAを構成するレコードA1を読み出すために、
仮想論理ブロックアドレスL0001 が入力されたとする。
このとき、図22に示したリンク情報を検索することに
より、レコードリンク列「L0001、L0002、L0003、L000
4、…」が該当することがわかる。
【0085】ステップS1902において、記憶制御手段180
3は、ステップS1901で検索されたレコードリンク列を取
得する。ここで取得されたレコードリンク列は、該当す
るファイル全体を第2の記憶手段から第1の記憶手段へ
複写するために使用される。複写手順については、後に
図21を用いて詳細に説明する。本実施例においては、
レコードリンク列「L0001、L0002、L0003、L0004、…」
から、先頭の仮想論理ブロックアドレス「L0001」を除
いたレコードリンク列AAを取得する。
【0086】ステップS1903 以降の読み出し手順は、第
3の実施例におけるデータ読み出し方法と同一であり、
ホスト装置1801へのレコードの読み出しと、光ディスク
装置1808から磁気ディスク装置1810へのレコードのコピ
ーを見かけ上同時に行なう。本実施例においては、レコ
ードA1が光ディスク装置1808から読み出され、格納領
域1805-1を経由した後、ホストインタフェース1802を介
してホスト装置1801に読み出されると同時に、磁気ディ
スク装置1810に記録される。また、この後、磁気ディス
ク装置1810に記録された論理アドレスを用いて、ブロッ
クアドレス変換手段1804に格納されたブロックアドレス
変換テーブルが更新される。
【0087】上記に示したように、図20の手順は、ホ
スト装置1801からレコードの読み出し要求があった時点
で開始される。また、図21に示す手順は、上記のレコ
ードリンク列が取得された時点で開始される。このた
め、図20の手順と図21の手順は並行して実行される
ことになる。
【0088】図21は、レコードリンク列によって示さ
れる複数のレコードを読み出す方法について示したフロ
ーチャートである。ステップS2001 において、記憶制御
手段1803は、レコードリンク列の最初の仮想論理ブロッ
クアドレスを取り出す。本実施例ではレコードリンク列
AAの最初の仮想論理ブロックアドレスL0002 が取り出
される。
【0089】ステップS2002において、記憶制御手段180
3 は、仮想論理ブロックアドレスをブロックアドレス変
換手段1804に送り、ブロックアドレス変換手段1804は、
これを論理ブロックアドレスに変換させる。ブロックア
ドレス変換手段1804は本実施例の図23に示すように、
仮想論理ブロックアドレスと光ディスク装置上での論理
ブロックアドレスと磁気ディスク装置上での論理ブロッ
クアドレスの関係を示すブロックアドレス変換テーブル
を格納している。
【0090】ステップS2003において、ブロックアドレ
ス変換手段1804 は、このブロックアドレス変換テーブ
ルを参照することにより、該当するレコードが磁気ディ
スク装置1810に記録されているかどうかを判定する。レ
コードが磁気ディクス装置1810に記録されている場合
は、すでに複写が行なわれてるため「Yes」側の分岐
をたどり、該当するレコードについては何も行なわな
い。そうでない場合は「No」側の分岐をたどって手順
を続ける。図23の場合、仮想論理ブロックアドレスL0
002を持つレコードA2は、光ディスク装置上の論理ブ
ロックアドレスP0002番地に格納されているが、磁気デ
ィスク上の論理ブロックアドレスが記入されていないた
め、レコードA2は光ディスク装置1808の上にしか記録
されていないことが判る。従って、「No」側の分岐を
辿って説明を続ける。
【0091】ステップS2004おいて、記憶制御手段1803
は、ブロックアドレス変換手段1804から得られた論理ブ
ロックアドレスを用いて、該当するレコードの読み出し
を光ディスクチェンジャ制御手段1806に指示する。光デ
ィスクチェンジャ制御手段1806は該当する光ディスクか
ら該当するレコードを読み出し、データ格納手段1805内
部にある格納領域1805-1または格納領域1805-2に一時格
納する。この場合、レコードA2は、光ディスク装置18
08のP0002番地から読み出され、格納領域1805-2に一時
格納されたとものする。
【0092】尚、格納領域1805-1および格納領域1805-2
を使用するタイミングについては、後に図25を用いて
詳細に説明を加える。
【0093】ステップS2005において、記憶制御手段180
3 は、格納領域1805-1または格納領域1805-2に一時格納
されたレコードを磁気ディスク制御手段1809に転送し、
磁気ディスク制御手段は1809は、上記レコードを磁気デ
ィスク装置1810に記録する。この場合、レコードA1は
格納領域1805-1から転送され、磁気ディスク装置1810の
H0001番地に記録されたものとする。
【0094】ステップS2006において、記憶制御手段180
3 は、磁気ディスク装置1810に記録されたレコードの磁
気ディスク装置上での論理ブロックアドレスを用いて、
ブロックアドレス変換手段1804に格納されたブロックア
ドレス変換テーブルを更新する。この結果、図24に示
すように、レコードA2のブロックアドレス変換テーブ
ルに、磁気ディスク装置上での論理ブロックアドレスH0
002 が追記される。この時点で、レコードA2は光ディ
スク装置1808と磁気ディスク装置1810の両方の記憶装置
に同じ内容が記録されたことになる。
【0095】ステップS2007において、記憶制御手段180
3 は、レコードリンク列を調べ、読み出すべきレコード
が残っているかどうかを判定する。もし、レコードリン
ク列が空になっていなければ「No」側の分岐をたど
り、再度ステップS2001 以降の手順を繰り返してレコー
ドを光ディスク装置1808から読み出す。もし、レコード
リンク列が空であれば、図21の読み出し手順を終了す
る。
【0096】以上に示したように、レコードリンク列が
同一ファイルを構成するレコードを先頭から順に示した
ものであることから、図20及び図21に示す方法によ
れば、ホスト装置1801からの指示によらずに、特定のフ
ァイルをアクセス速度の低い光ディスク装置1808からア
クセス速度の高い磁気ディスク装置1810へ複写できるこ
とがわかる。
【0097】このとき、図20に示すレコード読み出し
手順では、ファイルの先頭のレコードはホスト装置1801
に読み出されるが、図21に示すレコード複写手順で
は、レコードはホスト装置1801には直接は読み出されな
い。以下、図25を用いて、図20および図21に示し
た格納領域1805-1および格納領域1805-2の使用タイミン
グについて詳述することにより、レコードA1、A2、
…が連続して読み出される手順を説明する。
【0098】図25は、時刻t0から時刻t5の間に、格
納領域1805-1および格納領域1805-2がどのように使用さ
れたかを示すものである。時間区分T2301、T2302、T230
3、T2321、T2322およびT2341は、格納領域1805-1を用い
ておこなわれたレコードの一時格納、読み出しおよび転
送を示し、時間区分T2311、T2312、T2331およびT2332
は、格納領域1805-2を用いて行なわれたレコードの一時
格納および転送を示す。本実施例では、時刻t0からt5
の間に、ファイルAを構成するレコードA1が図20に
示した手順で読み出され、ファイルAの残りを構成する
A2、A3、A4およびA5が図21に示した手順で読
み出されるものとする。
【0099】まず、時刻t0からt1の時、T2301 におい
て、レコードA1について図20のステップS1906 に示
した処理が行われる。すなわち、レコードA1が光ディ
スク装置1808から読み出され、格納領域1805-1に一時格
納される。
【0100】次に、時刻t1からt2の時、T2302およびT
2303において、レコードA1についてステップS1907お
よびS1908に示した処理が行なわれる。すなわち、レコ
ードA1が格納領域1805-1からホストインタフェース18
02および磁気ディスク制御手段1809 に転送される。こ
のとき、T2311において格納領域1805-2を用いることに
よって、レコードA2の読み出しを行なう。すなわち、
レコードA2について図21のステップS2004 に示した
レコード読み出し手順を、レコードA1の転送手順と並
行して実行することができる。
【0101】次に、時刻t2からt3の時、T2312 におい
て、レコードA2について図21のステップS2005に示
した処理が行なわれる。すなわち、レコードA2が格納
領域1805-2から磁気ディスク制御手段1809に転送され
る。このとき同時に、T2321において格納領域1805-1を
用いることによって、レコードA3の読み出しを行な
う。すなわち、レコードA3について図21のステップ
S2004 に示したレコード読み出し手順を、レコードA2
の転送手順と並行して実行することができる。以下同様
に、レコードA3は格納領域1805-1を、レコードA4
は、格納領域1805-2を用いることによって、連続的かつ
並行して複写手順を実行することができる。
【0102】以上に示したように、ファイルAの先頭レ
コードA1はホスト装置1801からの要求に沿ったタイミ
ングで読み出されるのに対し、レコードA2以降の複写
動作は、レコードリンク列の取得をきっかけとして開始
され、階層記憶装置内部の処理速度の許す限りにおいて
高速に実行される。さらに、上記の複写動作が完了した
後は、ファイルAに対する読み出し要求は、すべて磁気
ディスク装置1810から直接読み出すことができるように
なるため、光ディスク上の他のファイルに対する読み出
し動作の妨げになることがなくなる。
【0103】なお、上記第4の実施例では、既に複写さ
れたデータかどうかの判断はしなかったが、これに限ら
ず、レコードリンク列を取得する際にリンク情報に「複
写動作中」「複写済み」などの欄を新たに設け、この欄
を検査することにより無駄な複写動作を省く構成として
もよい。
【0104】また、上記第4の実施例では、データ格納
手段の格納領域を2つとしたが、これに限らず、光ディ
スク装置からの読み出し速度と、格納領域からの読み出
し速度、あるいは磁気ディスク装置への書き込み速度な
どの関連により、格納領域は3つ以上設けてもよい。
【0105】以上のように、ホスト装置から予めリンク
情報を受け取り、そのリンク情報により、低速な光ディ
スク装置の記録、読み出し準備中に、高速な磁気ディス
ク装置に記録、読み出しを行わせることにより、アクセ
スタイムが常に高速な磁気ディスク装置と同じで、ビデ
オ情報が途切れることなく読み出せて、低価格な記憶装
置を構成できる。
【0106】又、ホスト装置より、よくアクセスされ、
レコード長の異なるファイルを磁気ディスク装置に効率
的に記録可能となり、ホスト装置より、よくアクセスさ
れるファイルの磁気ディスク装置上への複写が階層記憶
装置の制御下で可能となる。
【0107】又、光ディスクのみに保存されているファ
イルの読み出し要求時に、ファイルの読み出しと同時に
磁気ディスク装置に保存することにより、ファイルの再
配置時の光ディスク装置の占有等を防ぎ、ファイル再配
置動作中でも効率を下げることなく、ファイルをホスト
装置に転送することができる。
【0108】又、光ディスクのみに保存されているファ
イルの同時読み出し数を磁気ディスク装置に保存されて
いるファイルの同時読み出し数と同数にすることができ
る。
【0109】又、光ディスク上に記録されている音声映
像ファイルの読み出し要求時に、複数のデータバッファ
を設けることにより、同一の光ディスク上の複数の音声
映像データをリアルタイムに同時に読み出すことがで
き、更に、繰り返し同じ音声映像データの読み出し要求
があった場合には、磁気ディスク装置からの読み出しに
よりアクセスを高速化することが可能となる。
【0110】又、光ディスク上に記録されている音声映
像ファイルの読み出し要求時に、ファイルの読み出し速
度に余力があるうちにファイルを先読みすることによ
り、後に同一光ディスク上の複数の音声映像ファイルに
対する読み出し要求が重なった時点でも、読みだし要求
に応じることが可能となる。
【0111】なお、上記実施例では、いずれも光ディス
クにファイルの全レコードを格納する構成としたが、こ
れに限らず、磁気ディスク装置に格納した所定時間分の
レコード以外のレコードのみを格納するように構成して
もよい。この場合、磁気ディスク装置にファイルの全レ
コードを格納したときは、光ディスクへの記録をしない
ようにしてもよい。
【0112】また、上記実施例では、いずれも第1の記
憶手段を磁気ディスク装置、第2の記憶手段を光ディス
ク装置として構成したが、これに限らず、第1の記憶手
段のアクセス速度が第2の記憶手段のアクセス速度より
高速である記憶装置の組合せであればよく、例えば、第
1の記憶手段にRAMディスク、第2の記憶手段に磁気
ディスクなどの組合せも考えられる。
【0113】また、上記実施例では、いずれも記憶制御
手段、光ディスクチェンジャ制御手段、磁気ディスク制
御手段などの各手段を専用のハードウェアにより構成し
たが、これに限らず、同様の機能をコンピュータを用い
てソフトウェア的に実現してもよい。
【0114】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、データをリアルタイムに読み出すことができ、
ファイルの再配置時の第2の記憶手段の占有等を防ぎ、
ファイル再配置動作中でも効率を下げることなく、ファ
イルをホスト装置に転送することができるという長所を
有する。
【0115】また、第2の記憶手段のみに保存されてい
るファイルの同時読み出し数を第1の記憶手段に保存さ
れているファイルの同時読み出し数と同数にすることが
できるという利点がある。
【0116】また、同一の第2の記憶手段上の複数の音
声映像データをリアルタイムに同時に読み出すことがで
きるという利点がある。
【0117】また、同じ音声映像データの読み出し要求
に対してアクセスを高速化することができるという利点
がある。
【0118】また、第2の記憶手段からの読み出し要求
時に、ファイルの読み出し速度に余力があるうちにファ
イルを先読みすることにより、後に同一の第2の記憶手
段上の複数の音声映像ファイルに対する読み出し要求が
重なった時点でも、読みだし要求に応じることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の階層記憶装置の
構成図である。
【図2】同第1の実施例におけるリンク情報記憶手段に
記憶されるリンク情報の一例を示す図である。
【図3】同第1の実施例におけるブロックアドレス変換
手段内のブロックアドレス変換テーブルの一例を示す図
である。
【図4】同第1の実施例における磁気ディスク装置にフ
ァイルの一部を複写した後に、図3のブロックアドレス
変換テーブルが変更された状態を示す図である。
【図5】同第1の実施例におけるリンク情報記憶部に記
憶されるリンク情報の別の一例を示す図である。
【図6】同第1の実施例における磁気ディスク装置にレ
コード長の異なるファイルの一部を複写した後の、ブロ
ックアドレス変換テーブルの状態を示す図である。
【図7】同第1の実施例におけるリンク情報記憶手段に
記憶されるリンク情報の別の一例を示す図である。
【図8】同第1の実施例における磁気ディスク装置にフ
ァイルの全部を複写後の、ブロックアドレス変換テーブ
ルの状態を示す図である。
【図9】同第1の実施例におけるリンク情報記憶手段に
記憶されるリンク情報の別の一例を示す図である。
【図10】同第1の実施例におけるファイルの読み出し
の際の、ブロックアドレス変換テーブルの状態を示す図
である。
【図11】本発明にかかる第2の実施例の階層記憶装置
の構成図である。
【図12】同第2の実施例におけるファイル管理手段で
保持する管理テーブル(その1)を示す図である。
【図13】同第2の実施例におけるファイル管理手段で
保持する管理テーブル(その2)を示す図である。
【図14】本発明にかかる第3の実施例の階層記憶装置
の構成図である。
【図15】同第3の実施例におけるレコード読み出し方
法を示すフローチャートである。
【図16】同第3の実施例におけるブロックアドレス変
換テーブルの一例を示す図である。
【図17】図16のブロックアドレス変換テーブルが更
新された一例を示す図である。
【図18】同第3の実施例におけるデータ格納領域の使
用タイミング図である。
【図19】本発明にかかる第4の実施例の階層記憶装置
の構成図である。
【図20】同第4の実施例におけるレコード読み出し方
法を示すフローチャートである。
【図21】同第4の実施例における複数のレコードを複
写する方法を示すフローチャートである。
【図22】同第4の実施例におけるリンク情報記憶手段
の格納内容を説明するための図である。
【図23】同第4の実施例におけるブロックアドレス変
換テーブルの一例を示す図である。
【図24】図23のブロックアドレス変換テーブルが更
新された一例を示す図である。
【図25】同第4の実施例におけるデータ格納領域の使
用タイミング図である。
【図26】従来の階層記憶装置の構成図である。
【符号の説明】
100、1100、1400、1800、2400 階層記憶装置 101、1101、1401、1801、2401 ホスト装置 103、1103、1403、1803、2403 記憶制御手段 104、1811 リンク情報記憶手段 105、1404、1804、2405 ブロックアドレス変換手段 106、2404 アクセス頻度記憶手段 107、1106、1406、1806、2406 光ディスクチェンジャ制御
手段 108、1107、1409、1809、2407 磁気ディスク制御手段 109、1108、1407、1807、2408 光ディスクチェンジャ 110、1109、1408、1808、2409 光ディスク装置 112、1111、2411 光ディスク 115、1114、1410、1810、2414 磁気ディスク装置 1104 ファイル管理手段 1105、1405、1805 データ格納手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 雅史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルの一部又は全部のレコードを記
    憶するための第1の記憶手段と、記憶媒体が交換可能
    で、前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段
    と、ファイルの記録要求に対して、少なくとも前記第2
    の記憶手段の最大アクセス時間以上の所定時間分の前記
    ファイルの先頭からのレコードを、前記第1の記憶手段
    へ記憶し、前記ファイルの少なくとも前記所定時間分の
    レコード以外のレコードを前記第2の記憶手段に記憶す
    る記憶制御手段とを備えたことを特徴とする階層記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 ファイルの一部又は全部のレコードを記
    憶するための第1の記憶手段と、記憶媒体が交換可能
    で、前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段
    と、ファイルのレコードの順番と仮想論理ブロックアド
    レスとの対応関係を記憶するリンク情報記憶手段と、前
    記仮想論理ブロックアドレスから前記第1の記憶手段及
    び前記第2の記憶手段の記録先を示す論理ブロックアド
    レスへの変換を行うブロックアドレス変換手段と、ファ
    イルの記録要求に対して、そのファイルの全部のレコー
    ドを前記第2の記憶手段に記録し、その記録終了後、そ
    のファイルのアクセス頻度が所定値よりも大きい場合
    に、前記リンク情報を参照して、前記第2の記憶手段の
    最大アクセス時間よりも長い所定時間分の前記ファイル
    の先頭からのレコードを、前記第2の記憶手段から前記
    第1の記憶手段へ複写し、その複写したレコードにおけ
    る前記ブロックアドレス変換手段内の仮想論理ブロック
    アドレスの変換先の論理ブロックアドレスを更新する記
    憶制御手段とを備えたことを特徴とする階層記憶装置。
  3. 【請求項3】 リンク情報は、更にファイルの各レコー
    ドのレコード長の情報を有するものであって、前記記憶
    制御手段は、そのリンク情報を用い、前記第2の記憶手
    段の最大アクセス時間よりも長い所定時間分のレコード
    数と前記レコード長の積により計算される量のデータを
    前記第1の記憶手段に複写することを特徴とする請求項
    2記載の階層記憶装置。
  4. 【請求項4】 記憶制御手段は、前記第2の記憶手段の
    最大アクセス時間よりも長い所定時間分の前記ファイル
    のレコードを、前記第2の記憶手段から前記第1の記憶
    手段へ複写する代わりに、前記ファイルの全レコードを
    複写することを特徴とする請求項2記載の階層記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 記憶制御手段が、ホスト装置からの読み
    出し要求に対して、前記第2の記憶手段の最大アクセス
    時間よりも長い所定時間分のレコードを、前記第1の記
    憶手段から読み出しを行っている期間中に、前記リンク
    情報に基づいて、前記第2の記憶手段は、前記読み出し
    中のファイルを記録した記憶媒体をアクセスできるよう
    に、記憶媒体を交換することを特徴とする請求項2記載
    の階層記憶装置。
  6. 【請求項6】 アクセス頻度が所定値より高いファイル
    を記憶する第1の記憶手段と、記録要求のある全ファイ
    ルを記憶し、前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記
    憶手段と、読み出すべきファイルと前記第1の記憶手段
    及び前記第2の記憶手段に記憶されているファイルとの
    対応関係及び前記全ファイルのアクセス頻度を管理する
    ファイル管理手段と、前記第2の記憶手段のみに記憶さ
    れているファイルを読み出す時に、その読み出したファ
    イルのデータを一時的に格納するデータ格納手段と、前
    記ファイル管理手段のアクセス頻度に基づき、前記デー
    タ格納手段に格納されたファイルのデータを、前記第1
    の記憶手段のファイル中最もアクセス頻度の低いファイ
    ルの記憶領域に書き込む記憶制御手段とを備えたことを
    特徴とする階層記憶装置。
  7. 【請求項7】 データの記録及び読み出しを行う第1の
    記憶手段と、その第1の記憶手段よりもデータの記録及
    び読み出しが低速な第2の記憶手段と、その第2の記憶
    手段から読み出されたデータを一時格納するための少な
    くとも2つの格納領域を有するデータ格納手段と、ホス
    ト装置からのデータ読み出し要求の仮想論理ブロックア
    ドレスとその要求データの記録先を示す論理ブロックア
    ドレスとの対応関係を格納するアドレス変換テーブル
    と、前記ホスト装置からのデータ読み出し要求時に、前
    記アドレス変換テーブルを参照することにより、その要
    求データの第1のレコードが前記第1の記憶手段に記録
    されているか否かを判定する判定手段と、記録されてい
    ないと判定された場合は、前記第1のレコードを前記第
    2の記憶手段から前記データ格納手段の第1の格納領域
    に格納し、次に第2のレコードを前記第2の記憶手段か
    ら前記データ格納手段の第2の格納領域に格納すると共
    に、前記第1の格納領域の第1のレコードを前記ホスト
    装置へ読み出すと共に前記第1の記憶手段に格納し、そ
    の時に、その第1のレコードに対する前記アドレス変換
    テーブルの論理ブロックアドレスを更新し、次に第3の
    レコードを前記第2の記憶手段から前記データ格納手段
    の第1の格納領域に格納すると共に、前記第2の格納領
    域の第2のレコードを前記ホスト装置へ読み出すと共に
    前記第1の記憶手段に格納し、その時に、その第2のレ
    コードに対する前記アドレス変換テーブルの論理ブロッ
    クアドレスを更新し、以降のレコードについても、上記
    動作を順次繰り返し、前記判定手段が記録していると判
    定した場合は、前記第1の記憶手段からデータを読み出
    す記憶制御手段とを備えたことを特徴とする階層記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 判定手段は、ファイルのレコードの順番
    と仮想論理ブロックアドレスとの対応関係を記憶するリ
    ンク情報記憶手段を有するものであって、そのリンク情
    報記憶手段を用いて、前記ホスト装置からの要求データ
    が前記ファイルの最初のレコードの場合は、そのファイ
    ルのレコードリンク列を取得し、その取得したレコード
    に対して前記第1の記憶手段に記録されているか否かを
    判定することを特徴とする請求項7記載の階層記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 記憶制御手段は、前記第2のレコード以
    降のデータの前記ホスト装置への読み出しを、前記デー
    タ格納手段から行うのではなく、そのレコードの読み出
    し時までに既に格納している第1の記憶手段から行うこ
    とを特徴とする請求項8記載の階層記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7506008B2 (en) 2004-09-22 2009-03-17 Fujitsu Limited Storage apparatus, storage control method, and computer product
JP2010033578A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Samsung Electronics Co Ltd データ管理方法、記録媒体及びデータ保存システム

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