JPH0964955A - Isdnバス配線確認器 - Google Patents

Isdnバス配線確認器

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JPH0964955A
JPH0964955A JP7240717A JP24071795A JPH0964955A JP H0964955 A JPH0964955 A JP H0964955A JP 7240717 A JP7240717 A JP 7240717A JP 24071795 A JP24071795 A JP 24071795A JP H0964955 A JPH0964955 A JP H0964955A
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洋二 原子
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一寿 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDNの開通工事、増設工事の施工後にバ
ス配線の確認を完全に行うことができ、しかも小型軽量
化であるバス配線確認器を提供することを目的とするも
のである。 【解決手段】 ISDNバス配線の第1、2、3、4の
線にそれぞれ第1、2、3、4の端子を対応させ、第
1、2の端子の間に電圧を印加する第1の直流電源B1
と、第3、4の端子の間に電圧を印加する第2の直流電
源B1とを具備しデジタル回線接続装置内のコネクタに
接続される電圧印加部を設け、第1、2の端子の間に電
圧を印加し、第1の発光部に直列接続されている第3の
直流電源B3と、第3、4の端子の間に電圧を印加し、
第2の発光部に直列接続されている第4の直流電源B4
と、第2、3の端子の間に印加されている電圧によって
発光する第3の発光部とを具備し通信コネクタのコネク
タ接続部に接続される検出部を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNの開通工
事および増設工事の施工後に、バス配線が正常か否かを
確認する確認器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDNバス配線の開通工事また
は増設工事の施工後にバス配線の試験を行っているが、
この試験を行う確認器(ISDNバス配線確認器)は、
既に製造販売されており、その確認器における試験方式
は大別して、次の2通りが知られている。
【0003】図7は、従来のISDNバス配線確認器3
を、ISDN用サービスデジタル回線接続装置DSU、
ISDNバス配線BL1、通信コネクタC1等とともに
示す図である。
【0004】図7において、ISDNバス配線BL1、
BL2、BL3、……を施工した後に、図7に×印で示
すように、デジタル回線接続装置DSUからバス配線B
L1を外し、この外されたバス配線BL1を、図7に破
線で示すように確認器T1に付け替え、通信コネクタC
1のコネクタ接続部C1aに確認器T2を接続し、バス
配線BL1が正常に接続されていたことを確認する。
【0005】また、上記と同様にして、通信コネクタC
2のコネクタ接続部C2aに確認器T2を接続し、バス
配線BL2が正常に接続されていたことを確認し、そし
て、バス配線BL3、……のそれぞれが正常に接続され
ていたことを確認する。その後、バス配線BL1を接続
装置DSUに接続し直す。
【0006】図8は、従来のISDNバス配線確認器4
を、ISDN用サービスデジタル回線接続装置DSU、
ISDNバス配線BL1、通信コネクタC1等とともに
示す図である。
【0007】図8において、バス配線BL1、BL2、
BL3、……を施工した後に、通信コネクタC1のコネ
クタ接続部C1aに宅内装置TSを接続し、通信コネク
タC2のコネクタ接続部C2aに確認器T3を接続し、
デジタル回線接続装置DSUを経由して、回線接続通信
試験を実行する。この場合、従来のISDNバス配線確
認器4は、モニタ方式によって、バス配線BL1、BL
2が正常に接続されていたことを確認する。
【0008】なお、この場合、バス配線BL1の一部が
誤っていても、宅内装置TSを使用した通信は可能であ
る。すなわち、Iインタフェースで使用されている伝送
符号がAMI(Alternate Mark Inversion)と呼ばれる
バイポーラ信号であるので、デジタル回線接続装置DS
Uの端子RA、RBのそれぞれと、通信コネクタC1の
端子RA、RBのそれぞれとに接続されるべき信号線
(端末方向の信号線)が、クロスしている場合(DSU
の端子RAと通信コネクタC1の端子RBとが接続さ
れ、デジタル回線接続装置DSUの端子RBと通信コネ
クタC1の端子RAとが接続されている場合)、正のパ
ルス(または負のパルス)が反転して端末に送られる
が、伝送符号としては問題がないために、動作に異常が
発生しない。
【0009】ところが、デジタル回線接続装置DSUと
各端末とは、バス配線を介して、情報チャネルビットB
1、B2、信号方式チャネルビットDの他に、同期や制
御等に必要なビットを加えたフレーム(1フレーム当り
48ビット)を同期して送受信している。この同期は、
デジタル回線接続装置DSUで送出されるフレーム同期
ビット(Fビット)を端末が検出して行っており、情報
チャネルB1、B2同時に2端末通信できるようになっ
ている。
【0010】Iインタフェースで使用される伝送符号は
AMIと呼ばれるバイポーラ信号であるために、データ
の0は、正または負のパルスで表現される。したがっ
て、端子TAとTBとにバス配線がクロスして接続さ
れ、端子RAとRBとにバス配線がクロスして接続され
た場合でも、端末が同時に通信したときに、端末は正常
に同期検出できるものの、端子TBからデジタル回線接
続装置DSUに折り返す同期信号は、正のパルスと負の
パルスとが重なり合って消失し、デジタル回線接続装置
DSUに同期ビット(Fビット)が届かないという異常
が発生する。しかし、端子TA、TBの間で正常に接続
され、端子RA、RBの間でクロスして配線された場
合、デジタル回線接続装置DSUにFビットが正常に届
くので、動作に異常がなく、従来における接続試験では
異常を発見することができない。すなわち、端子TA、
TBの間で線がクロスして配線されたり、端子RA、R
Bの間で線がクロスして配線された場合、複数の端末が
同時に通信すると、ISDNバス配線確認器4を使用し
ても、そのクロス配線を発見することができない。した
がって、ISDNバス配線確認器4においても、バス配
線BL1の誤配線を発見することができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ISDNバス配線確認器3において、バス配線の施工後
に結線を外すことになり、再度施工するときにミスを起
こす可能性があるという問題がある。
【0012】また、従来のISDNバス配線確認器4に
おいては、バス配線の施工後、確認前に、回線接続通信
する必要があり、バス配線BL1の確認ができないこと
になり、バス配線を完全に確認することができないとい
う問題がある。さらに、従来のISDNバス配線確認器
4においては、端子TA、TBの間で正常に接続され、
端子RA、RBの間でクロスして配線された場合でも、
配線がクロスされていることを発見することができない
という問題がある。
【0013】本発明は、ISDNの開通工事または増設
工事の施工後に行うバス配線の確認を完全に行うことが
でき、しかも小型軽量化することができ、携帯に便利な
バス配線確認器を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ISDNバス
配線が、第1の線、第2の線、第3の線、第4の線で構
成され、第1の線に対応する第1の端子と第2の線に対
応する第2の端子との間に電圧を印加する第1の直流電
源B1と、第3の線に対応する第3の端子と第4の線に
対応する第4の端子との間に電圧を印加する第2の直流
電源B1とを具備し、ISDNサービス用デジタル回線
接続装置内のコネクタに接続される電圧印加部を設け、
第1の端子と第2の端子との間に電圧を印加し、第1の
発光部に直列接続されている第3の直流電源B3と、第
3の端子と第4の端子との間に電圧を印加し、第2の発
光部に直列接続されている第4の直流電源B4と、第2
の端子と第3の端子との間に印加されている電圧によっ
て発光する第3の発光部とを具備し、通信コネクタのコ
ネクタ接続部に接続される検出部を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例であるISDNバス配線確認器1を、ISDN用
サービスデジタル回線接続装置DSU、ISDNバス配
線BL1、通信コネクタC1等とともに示す図である。
【0016】まず、図1において、ISDNサービス用
デジタル回線接続装置DSUと複数の通信コネクタC
1、C2、C3、……とがISDNバス配線によって接
続されている。つまり、ISDNバス配線BL1によっ
て、デジタル回線接続装置DSUと通信コネクタC1と
が接続され、ISDNバス配線BL2によって、通信コ
ネクタC1とC2とが接続され、ISDNバス配線BL
3によって、通信コネクタC2とC3とが接続されてい
る。
【0017】また、バス配線BL1が、第1の線L1、
第2の線L2、第3の線L3、第4の線L4で構成さ
れ、同様に、バス配線BL2も第1の線L1〜第4の線
L4で構成され、バス配線BL3も第1の線L1〜第4
の線L4で構成されている。
【0018】なお、バス配線BL1が正常に配線されて
いれば、図1に示すように、デジタル回線接続装置DS
Uの第1の端子TAと通信コネクタC1の第1の端子T
Aとが第1の線L1で接続され、デジタル回線接続装置
DSUの第2の端子TBと通信コネクタC1の第2の端
子TBとが第2の線L2で接続され、デジタル回線接続
装置DSUの第3の端子RAと通信コネクタC1の第3
の端子RAとが第3の線L3で接続され、デジタル回線
接続装置DSUの第4の端子RBと通信コネクタC1の
第4の端子RBとが第4の線L4で接続されている。さ
らに、他のバス配線が正常に配線されていれば、図1に
示すように、1つの通信コネクタの第1の端子TAと隣
の通信コネクタの第1の端子TAとが第1の線L1で接
続され、1つの通信コネクタの第2の端子TBと隣の通
信コネクタの第2の端子TBとが第2の線L2で接続さ
れ、1つの通信コネクタの第3の端子RAと隣の通信コ
ネクタの第3の端子RAとが第3の線L3で接続され、
1つの通信コネクタの第4の端子RBと隣の通信コネク
タの第4の端子RBとが第4の線L4で接続されてい
る。
【0019】ISDNバス配線確認器1は、ISDNバ
ス配線の開通工事または増設工事の施工後に、上記IS
DNバス配線が正常であることを確認する確認器であ
り、電圧印加部10と検出部20とで構成されている。
【0020】電圧印加部10は、第1の直流電源B1
と、第2の直流電源B2と、コネクタ10aとを有す
る。
【0021】第1の直流電源B1は、第1の線L1に対
応する第1の端子TAと第2の線L2に対応する第2の
端子TBとの間に電圧を印加する電源である。第2の直
流電源B2は、第3の線L3に対応する第3の端子RA
と第4の線L4に対応する第4の端子RBとの間に電圧
を印加する電源である。コネクタ10aは、ISDNサ
ービス用デジタル回線接続装置DSU内のコネクタDS
Uaに接続されるコネクタである。
【0022】検出部20は、第3の直流電源B3と、第
4の直流電源B4と、第1の発光ダイオードLED1
と、第2の発光ダイオードLED2と、第3の発光ダイ
オードLED3と、電圧調整回路ADと、コネクタ20
aとを有する。
【0023】第3の直流電源B3は、第1の端子TAと
第2の端子TBとの間に電圧を印加し、第1の発光ダイ
オードLED1に直列接続されている電源であり、第4
の直流電源B4は、第3の端子RAと第4の端子RBと
の間に電圧を印加し、第2の発光ダイオードLED2に
直列接続されている電源である。第3の発光ダイオード
LED3は、第2の端子TBと第3の端子RAとの間に
印加されている電圧によって発光する発光ダイオードで
ある。コネクタ20aは、通信コネクタC1、C2、C
3のコネクタ接続部C1a、C2a、C3aに接続され
るコネクタである。
【0024】なお、デジタル回線接続装置DSUから、
通信コネクタC1、C2、C3、……を介して、複数の
宅内機器が接続され、デジタル回線接続装置DSUと通
信コネクタC1、C2、C3、……との間は、2対のメ
タリックケーブルを用いたバス配線で施工されている。
【0025】図2は、本発明の他の実施例であるISD
Nバス配線確認器2を、ISDN用サービスデジタル回
線接続装置DSU、ISDNバス配線BL1、通信コネ
クタC1等とともに示す図である。
【0026】図2において、デジタル回線接続装置DS
Uとバス配線BL1と通信コネクタC1との関係は、図
1の場合と同じであるが、通信コネクタC2以降を省略
し、この代わりに、終端抵抗付通信コネクタCRを記載
してある。また、ISDNバス配線確認器2は、基本的
には、ISDNバス配線確認器1と同じであるが、IS
DNバス配線確認器1よりも具体的に、ISDNバス配
線確認器2を記載してある。
【0027】また、デジタル回線接続装置DSUは、信
号受信回路REと、信号送信回路TRと、給電回路PU
とを有する。信号受信回路REは、コイルと終端抵抗と
を有し、信号送信回路TRは、コイルと終端抵抗とを有
し、図2における信号受信回路RE、信号送信回路TR
には、1次側コイルのみが示され、2次側コイルが省略
され、この2次側コイルを介して信号が通信線PL1、
PL2に伝送される。また、給電回路PUは、通信線P
L1、PL2に供給されている電圧をたとえば40Vに
変換するものである。
【0028】ISDNバス配線確認器2は、ISDNバ
ス配線の開通工事または増設工事の施工後に、上記IS
DNバス配線が正常であることを確認する確認器であ
り、電圧印加部11と検出部21とで構成されている。
【0029】電圧印加部11は、第1の直流電源B1
と、第2の直流電源B2と、抵抗R1、R2と、ダイオ
ードD1、D2と、コネクタ11aとを有する。
【0030】第1の直流電源B1は、たとえば1.5V
であり、第1の線L1に対応する第1の端子TA側に+
端子が接続され、第2の線L2に対応する第2の端子T
B側に−端子が接続されている電源である。第2の直流
電源B2は、たとえば1.5Vであり、第3の線L3に
対応する第3の端子RA側に+端子が接続され、第4の
線L4に対応する第4の端子RB側に−端子が接続され
ている電源である。
【0031】ダイオードD1は、第1の直流電源B1と
直列かつ順方向に接続され、抵抗R1は、たとえば2Ω
であり、ダイオードD1と直列に接続されている。ダイ
オードD2は、第2の直流電源B2と直列かつ順方向に
接続され、抵抗R2は、たとえば2Ωであり、ダイオー
ドD2と直列に接続されている。
【0032】コネクタ11aは、ISDNサービス用デ
ジタル回線接続装置DSU内のコネクタDSUaに接続
されるコネクタである。
【0033】検出部21は、第3の直流電源B3と、第
4の直流電源B4と、第1の発光ダイオードLED1
と、第2の発光ダイオードLED2と、第3の発光ダイ
オードLED3と、第4の発光ダイオードLED4と、
ダイオードD3、D4と、抵抗R3、R4と、電圧調整
回路ADと、コネクタ20aとを有する。
【0034】第3の直流電源B3は、たとえば1.5V
であり、第1の線L1に対応する第1の端子TA側に−
端子が接続され、第2の線L2に対応する第2の端子T
B側に+端子が接続されている電源である。第4の直流
電源B4は、たとえば1.5Vであり、第3の線L3に
対応する第3の端子RA側に−端子が接続され、第4の
線L4に対応する第4の端子RB側に+端子が接続され
ている電源である。
【0035】発光ダイオードLED1は、第3の直流電
源B3と直列かつ順方向に接続され、抵抗R3は、たと
えば500Ωであり、発光ダイオードLED1と直列に
接続されている。発光ダイオードLED2は、第4の直
流電源B4と直列かつ順方向に接続され、抵抗R4は、
たとえば500Ωであり、発光ダイオードLED2と直
列に接続されている。
【0036】ダイオードD3は、そのカソードが第1の
端子TAに接続され、そのアノードが第2の端子TBに
接続され、ダイオードD4は、そのカソードが第3の端
子RAに接続され、そのアノードが第4の端子RBに接
続されている。
【0037】また、電圧調整回路ADは、バリスタVR
(たとえば30V用)と、バリスタVRに直列接続され
ている抵抗R6とで構成され、バリスタVRと抵抗R6
との直列抵抗は、第2の端子TBと第3の端子RAとの
間に接続されている。なお、電圧調整回路ADの接続位
置は、上記位置に限定されるものではなく、端子TA、
TBの一方と端子RA、RBの一方との間に電圧調整回
路ADが接続されていればよい。
【0038】コネクタ21aは、通信コネクタC1、C
2、C3、……のコネクタ接続部C1a、C2a、C3
a、……に接続されるコネクタである。
【0039】つまり、第1の直流電源B1と第3の直流
電源B3とは、正常に接続されている第1の線L1と第
2の線L2とを介して、互いに直列に接続され、第3の
直流電源B3と第4の直流電源B4とは、正常に接続さ
れている第3の線L3と第4の線L4とを介して、互い
に直列に接続されている。
【0040】次に、ISDNバス配線確認器2の動作に
ついて説明する。
【0041】図3は、ISDNバス配線確認器2の動作
を示すフローチャートである。
【0042】まず、電圧印加部11のコネクタ11aと
検出部21のコネクタ21aとを互いに接続し(S
1)、電源B1、B2の消耗度合いを調べる。この場
合、端子TA同士、TB同士、RA同士、RB同士を接
続する。このように接続したときに、発光ダイオードL
ED1、LED2の少なくとも1つが点灯しなければ
(S2)、点灯しない発光ダイオードに対応する電源を
良品と交換する。
【0043】一方、発光ダイオードLED1、LED2
がともに点灯すれば(S2)、バス配線施工状況を確実
に判断できる状態にあり、デジタル回線接続装置DSU
の内部に設置されているコネクタDSUaに、電圧印加
部11のコネクタ11aを接続し(S11)、第1の端
子TAと第2の端子TBとの間と、第3の端子RAと第
4の端子RBとの間に電圧を加える。そして、通信コネ
クタの数nを「1」に初期化し(S12)、バス配線B
L1が接続されている通信コネクタC1のコネクタ接続
部C1aに、検出部21のコネクタ21aを接続する
(S13)。
【0044】このときに、発光ダイオードLED1、L
ED2、LED3の点灯状況を見る(S14)。発光ダ
イオードLED1、LED2、LED3の少なくとも1
つが消灯している場合には、その消灯している発光ダイ
オードに対応するバス配線の誤配線を修復する(S1
5)。消灯している発光ダイオードとバス配線の誤配線
との関係については後述する。
【0045】この修復が終了したときに、または、発光
ダイオードLED1、LED2、LED3の全てが点灯
したときに、通信コネクタの数nを1インクリメントし
(S17)、上記一連の動作(S13〜S15、S1
7)を繰り返し(S16)、通信コネクタの数nが通信
コネクタの設定数Nに達したときに、終了する。
【0046】次に、発光ダイオードLED1、LED
2、LED3のうちで消灯している発光ダイオードと、
その場合における誤配線との関係について説明する。
【0047】図4〜図6は、ISDNバス配線確認器2
において、発光ダイオードLED1、LED2、LED
3のうちで消灯している発光ダイオードと、その場合に
おける誤配線との関係を示す図である。
【0048】図4〜図6において、発光ダイオードLE
D1〜LED3の右に記載してある〇印は、点灯してい
ることを示し、×印は、消灯していることを示してい
る。また、電圧印加部11を便宜上、デジタル回線接続
装置DSUの中に記載し、デジタル回線接続装置DSU
と通信コネクタC1とを接続するバス配線BL1に着目
した場合の図である。
【0049】図4(1)は、バス配線L1が正常に接続
されている場合の図であり、発光ダイオードLED1〜
LED3の全てが点灯する。図4(2)は、端子TAと
TBとを接続し、端子RAとRBとを接続し、2組のク
ロス配線が存在する場合の図であり、発光ダイオードL
ED1とLED2とが消灯する。図4(3)は、端子T
BとRAとを接続し、1組のクロス配線が存在する場合
の図であり、発光ダイオードLED1〜LED3の全て
が消灯する。
【0050】図5、図6においても、バス配線の接続状
態と発光ダイオードの消灯状況との関係が示されてい
る。図4〜図6から判断すると、発光ダイオードLED
1のみが消灯している場合は、図5(1)の場合であ
り、発光ダイオードLED2のみが消灯している場合
は、図5(3)の場合であり、発光ダイオードLED3
のみが消灯している場合は、図5(2)、図6(1)、
(2)の場合である。また、発光ダイオードLED1と
LED2とのみが消灯している場合は、図4(2)の場
合であり、発光ダイオードLED1〜LED3の全てが
消灯している場合は、図4(3)か図6(3)の場合で
ある。したがって、発光ダイオードの消灯状況によっ
て、バス配線の接続状態を容易かつ確実に把握すること
ができる。
【0051】第1の直流電源B1、第2の直流電源B
2、第3の直流電源B3、第4の直流電源のそれぞれに
接続されている直列抵抗は、発光ダイオードLED1、
LED2に印加される電圧を制限するものである。第1
の直流電源B1、第2の直流電源B2、第3の直流電源
B3、第4の直流電源の少なくとも1つに、直列抵抗が
接続されていればよい。
【0052】また、第1の直流電源B1、第2の直流電
源B2と直列にそれぞれダイオードD1、D2が接続さ
れているが、ダイオードD1、D2は、発光ダイオード
LED1、LED2に印加される電圧を制限するもので
ある。第1の直流電源B1、第2の直流電源B2、第3
の直流電源B3、第4の直流電源の少なくとも1つに、
ダイオードが接続されていればよい。
【0053】第3の発光ダイオードLED3と直列の電
圧調整回路は、電圧降下素子の例である。
【0054】また、図2において、第3の発光ダイオー
ドLED3と並列かつ逆方向に第4の発光ダイオードL
ED4が接続されているが、この第4の発光ダイオード
LED4は、給電回路PUが通常とは逆方向の電圧を発
生したときに点灯するものである。
【0055】なお、上記実施例において、ISDNサー
ビス用デジタル回線接続装置DSUの回路部品に過電流
が流れると悪影響を与えることになるが、電圧印加部1
0、11の回路は、上記悪影響を与えない電流、電圧に
設定してある。
【0056】上記実施例においては、バス配線施工後に
結線を外さなくてもバス配線の正常性を確認することが
でき、また、通信しなくてもバス配線の正常性を確認す
ることができ、しかも、その確認動作が簡単であり、か
つバス配線の正常性を確実に確認することができる。ま
た、上記実施例においては、回路が簡単であるので、バ
ス配線確認器全体が小型軽量であり、携帯にも便利であ
る。
【0057】図2において、PUの出力電圧を40V以
外の値に設定したり、信号受信回路RE内のコイル、信
号送信回路TR内のコイルに流せる電流値を変化させる
等することによって、ISDNバス配線確認器2におけ
る抵抗R1、R2、R3、R4、ダイオードD1、D2
を省略することができる。また、直流電源B1、B2、
B3、B4の全ての極性を図2に示す極性とは逆に設定
するようにしてもよい。このように考えた場合の包括的
な実施例を、ISDNバス配線確認器1として図1に示
してある。なお、直流電源B1、B2、B3、B4の全
ての極性を図2に示す極性とは逆に設定した場合、発光
ダイオードLED1、LED2、LED3、LED4の
極性も図2に示す極性とは逆に設定する必要がある。ま
た、ISDNバス配線確認器2における抵抗R1、R
2、R3、R4、ダイオードD1、D2のうち、いずれ
か1つまたはいずれか複数を省略するようにしてもよ
い。
【0058】さらに、直流電源B1、B2、B3、B4
の電圧値、抵抗R1、R2、R3、R4の抵抗値、PU
の出力電圧の値を、上記とは異なる値に設定するように
してもよい。また、上記各実施例において、発光ダイオ
ードの代わりに、他の発光部を使用するようにしてもよ
い。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ISDNの開通工事ま
たは増設工事の施工後に行うバス配線の確認を完全に行
うことができ、しかも小型軽量化することができ、携帯
に便利であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるISDNバス配線確認
器1を、ISDN用サービスデジタル回線接続装置DS
U、ISDNバス配線BL1、通信コネクタC1等とと
もに示す図である。
【図2】本発明の他の実施例であるISDNバス配線確
認器2を、ISDN用サービスデジタル回線接続装置D
SU、ISDNバス配線BL1、通信コネクタC1等と
ともに示す図である。
【図3】ISDNバス配線確認器2の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】ISDNバス配線確認器2において、発光ダイ
オードLED1、LED2、LED3のうちで消灯して
いる発光ダイオードと、その場合における誤配線との関
係を示す図である。
【図5】ISDNバス配線確認器2において、発光ダイ
オードLED1、LED2、LED3のうちで消灯して
いる発光ダイオードと、その場合における誤配線との関
係を示す図である。
【図6】ISDNバス配線確認器2において、発光ダイ
オードLED1、LED2、LED3のうちで消灯して
いる発光ダイオードと、その場合における誤配線との関
係を示す図である。
【図7】従来のISDNバス配線確認器3を、デジタル
回線接続装置DSU、ISDNバス配線BL1、通信コ
ネクタC1等とともに示す図である。
【図8】従来のISDNバス配線確認器4を、デジタル
回線接続装置DSU、ISDNバス配線BL1、通信コ
ネクタC1等とともに示す図である。
【符号の説明】
1、2…ISDNバス配線確認器、 DSU…ISDNサービス用デジタル回線接続装置、 DSUa…DSU内コネクタ、 C1、C2、C3…通信コネクタ、 C1a、C2a、C3a…コネクタ接続部、 BL1、BL2、BL3…バス配線、 L1…第1の線、 L2…第2の線、 L3…第3の線、 L4…第4の線、 TA…第1の端子、 TB…第2の端子、 RA…第3の端子、 RB…第4の端子、 10、11…電圧印加部、 10a、11a…コネクタ、 20、21…検出部、 20a、21a…コネクタ、 B1…第1の直流電源、 B2…第2の直流電源、 B3…第3の直流電源、 B4…第4の直流電源、 LED1…第1の発光ダイオード、 LED2…第2の発光ダイオード、 LED3…第3の発光ダイオード、 LED4…第4の発光ダイオード、 AD…電圧調整回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNサービス用デジタル回線接続装
    置と複数の通信コネクタとがISDNバス配線によって
    接続され、上記ISDNバス配線が、第1の線、第2の
    線、第3の線、第4の線で構成され、上記ISDNバス
    配線の開通工事または増設工事の施工後に、上記ISD
    Nバス配線が正常であることを確認する確認器におい
    て、 上記第1の線に対応する第1の端子と上記第2の線に対
    応する第2の端子との間に電圧を印加する第1の直流電
    源と、上記第3の線に対応する第3の端子と上記第4の
    線に対応する第4の端子との間に電圧を印加する第2の
    直流電源とを具備し、上記ISDNサービス用デジタル
    回線接続装置内のコネクタに接続される電圧印加部と;
    上記第1の端子と上記第2の端子との間に電圧を印加
    し、第1の発光部に直列接続されている第3の直流電源
    と、上記第3の端子と上記第4の端子との間に電圧を印
    加し、第2の発光部に直列接続されている第4の直流電
    源と、上記第2の端子と上記第3の端子との間に印加さ
    れている電圧によって発光する第3の発光部とを具備
    し、上記通信コネクタのコネクタ接続部に接続される検
    出部と;を有することを特徴とするISDNバス配線確
    認器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第1の直流電源
    と上記第3の直流電源とは、正常に接続されている上記
    第1の線と上記第2の線とを介して、互いに直列に接続
    され、上記第2の直流電源と上記第4の直流電源とは、
    正常に接続されている上記第3の線と上記第4の線とを
    介して、互いに直列に接続されていることを特徴とする
    ISDNバス配線確認器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記第1、2、3、4の直流電源の少なくとも1つに、
    直列抵抗が接続されていることを特徴とするISDNバ
    ス配線確認器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 上記第1、2、3、4の直流電源の少なくとも1つに、
    直列にダイオードが接続されていることを特徴とするI
    SDNバス配線確認器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、 上記第3の発光部と直列に、電圧降下素子が接続されて
    いることを特徴とするISDNバス配線確認器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項にお
    いて、 上記第3の発光部と並列かつ逆方向に接続されている第
    4の発光部を有することを特徴とするISDNバス配線
    確認器。
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