JPH0964818A - 光伝送系 - Google Patents

光伝送系

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JPH0964818A
JPH0964818A JP7217326A JP21732695A JPH0964818A JP H0964818 A JPH0964818 A JP H0964818A JP 7217326 A JP7217326 A JP 7217326A JP 21732695 A JP21732695 A JP 21732695A JP H0964818 A JPH0964818 A JP H0964818A
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optical
alarm
signal
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JP7217326A
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Inventor
Tadashi Yano
匡 矢野
Masamichi Kawagome
正道 河込
Hiroshi Nakatsu
博志 中津
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光インターフェースを用いた中間中継装置を
端局間に設置し、この間を光伝送路で接続した光伝送系
において、中期案中継装置で収集した地気情報を主信号
と同じ伝送路で伝送できるようにする。 【構成】 2つの端局20,30と中間中継局10とを
光伝送路1で接続した光伝送系において、中間中継局1
0は、光アンプ11,12と中継装置の地気情報を光多
重して転送する警報転送手段14と光アンプ12からの
主信号と警報転送手段14からの警報信号を光波長多重
する光合波手段13とからなり、端局20は、受信した
光信号から主信号と警報信号を光波長分波する光波長分
波手段23と警報信号から各種警報情報を収集する警報
受信手段24とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光のインタフェースを
有する加入者線終端装置もしくは中間中継装置等の光伝
送系に係り、簡略化された警報転送方式を使用した光イ
ンターフェース伝送系および、その光伝送系を屋外型小
型筐体に実装する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバーを用いた伝送システ
ムでは、中間中継装置を設置するに伴い中間中継装置を
収容する局舎の建設またはコンテナ等の設置が必要とな
っている。これらの建設または接地に当たって、その空
調設備や防災設備等の付帯設備の設置および建設敷地確
保等に多大のコストがかかっている。そして、光のイン
タフェースを有する加入者線終端装置や中間中継装置
は、局舎警報(地気情報)を直接収集し転送する機能を
有しておらず、局舎警報(地気情報)を収集する付帯設
備(地気情報収集装置および警報転送装置)が必要であ
り、光のインタフェースを有する加入者線終端装置や、
中間中継装置を屋外型小型筐体に実装した場合、それら
の付帯設備を設置するスペースが無く、局舎警報(地気
情報)を収集し転送することができない。また、中間中
継装置を設置する場合、局舎建設に多大のコストがかか
ることから、現用系と予備系の2系統の中間中継装置を
1つの局舎内に実装しなければならず、火災や天災等の
原因により局舎が破壊されたときには、現用系のみなら
ず予備系の中間中継装置もダウンしてしまい、転送シス
テム全体がダウンしてしまうおそれがある。
【0003】すなわち、図6に示すように、従来の伝送
システムは、端局装置29を収容した端局装置A20
と、端局装置39を収容した端局B30との間に任意の
数の中継局70を設け、端局装置と中継局の間および中
継局と中継局の間を光ファイバ伝送路1で接続して構成
されている。各伝送路1は現用系伝送路1Lと予備系伝
送路1Wの2系統の伝送路で構成されている。各中継局
70は、中間中継装置71と、局舎地気情報を収集する
警報収集装置72と、空調機などのその他の設備73と
を中継局舎の中に収容している。さらに中間中継装置7
1は、現用系中継装置71Lと予備系中継装値71Wの
2系統が備えられ、各中継装置71は、光−電気インタ
ーフェース(O/E)74と、増幅器75と、電気−光
インターフェース(E/O)76とを有しており、中継
局で、地気情報の異常を検出すると、収集した局舎地気
情報を中継するフレームのオーバーヘッドに載せて端局
装置へ向けて送り出している。
【0004】このような光インターフェースの仕様は、
主信号を1.552μmの波長で600Mbpsで伝送
し、警報信号を1.54μmの波長で1.5〜2Mbp
sで伝送するものであった。この仕様では、主信号と警
報信号の波長の差は0.012μmしかなく、警報信号
を送信するレーザーを発信周波数の厳格なものに選別し
たレーザを用いないと、主信号と警報信号が混合するお
それがあり、装置の価格を引き上げる原因となってい
た。さらに、警報信号の伝送速度も高いことから、信号
の減衰を考慮すると、伝送距離は最大80Km程度であ
り、したがって、200Km程度の伝送を行なうには、
中間中継局は2局必要となり、システムの構築に多額の
費用が必要となっていた。
【0005】他方、中間中継局に光アンプを用いたとき
には、中継局内でオーバヘッドに手を加えることができ
ないことから、収集した地気情報を転送するフレームの
オーバーヘッドに載せることができず、収集した地気情
報を中心局へ転送することができなかった。
【0006】さらに、図7に示すように、光のインタフ
ェースを有する加入者線終端装置80は、加入者線多重
変換装置89を屋外型の小型筐体に収容しており、局舎
情報(筐体地気情報)を収集する付帯設備を設置するス
ペースが無く、局舎警報(地気情報)を収集し転送する
ことができない。
【0007】上記したように従来技術では、中間中継装
置を屋外型小型筐体に実装することは考えられておら
ず、局舎またはコンテナ等に実装している。しかも、付
帯設備が多く、その局舎は大きなものである。それに伴
い、局舎設置敷地を確保する必要があり、光ファイバを
用いた伝送システムを構築する際の障害になっている。
【0008】また上記従来技術では、光のインタフェー
スのみを有する加入者線終端装置および中間中継装置を
屋外型小型筐体に実装する場合、筐体警報(地気情報)
を収集し転送することができない。よって、光のインタ
フェースのみを有する加入者系終端装置を屋外型小型筐
体に実装する場合は、局舎警報(地気情報)の収集およ
び転送については、配慮されていない。そして、中間中
継装置を屋外型小型筐体に実装しようとしても、回線本
数が加入者系終端装置に比べ多いことから、局舎警報
(地気情報)および装置警報を、収集し転送しないわけ
にはいかず、屋外型小型筐体に中間中継装置を実装する
ことは不可能であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題に鑑み、本
発明は、光伝送システムにおいて、主信号と異なる波長
を使った孤立した警報転送システムを採用し、光波長合
分波器を用いて主信号と警報信号を光波長多重すること
で、主信号と警報信号を同一光ファイバで対向の端局局
舎まで転送することによって、光のインタフェースを有
する加入者系終端装置および中間中継装置を屋外型小型
筐体に実装した場合にも警報収集および転送を可能とす
ることを目的とする。
【0010】また、本発明は、光のインタフェースを有
する加入者系終端装置および中間中継装置を屋外型小型
筐体に実装することによって、広い局舎設置敷地を確保
する必要をなくし、光ファイバを用いた伝送システムを
柔軟に構築することを可能とすることを目的とする。
【0011】さらに、中間中継装置を屋外型小型筐体に
実装することによって、局舎建設コストを削減し、それ
と同時に現用系と予備系の中間中継装置を離して設置す
ることを可能にし、伝送路の信頼性を向上することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、光のインタ
フェースを有する加入者線終端装置もしくは中間中継装
置を設置する際に、局舎と装置で発生する警報およびそ
の他の情報を多重し、主信号と異なる波長に電気/光変
換する装置を使った主信号と孤立な警報転送システムを
使用し、光波長合分波器を用いて主信号と警報信号を光
波長多重することで、主信号と警報信号を同一光ファイ
バにより対向の端局局舎まで転送する方式を採用する事
により達成される。
【0013】そして、上記方式を採用した上で、中間中
継装置を屋外型小型筐体に実装する事により達成され
る。
【0014】
【作用】中継局舎または、光のインタフェースを有する
加入者線終端装置からの、局舎(筐体)と装置で発生す
る警報およびその他の情報を多重し、主信号と異なる波
長に電気/光変換し、光波長合分波器を用いて主信号と
警報信号を光波長多重して、主信号と警報信号を同一光
ファイバにより対向の端局局舎まで転送する。
【0015】そして、その対向端局装置において、光信
号を光波長分波器により警報信号と主信号に光波長分波
し、その警報信号を光/電気変換して、各種警報信号及
びその他の情報を終端する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る光ファーバー伝送路を用
いた伝送システムの警報転送方式を図1および図2を用
いて説明する。図1は、光ファイバー伝送路の中間中継
装置に光アンプを使用した装置を屋外型小型筐体に実装
した伝送系の構成の1実施例を示す。
【0017】この伝送系は、中間中継局10と、中心局
側となる端局A20と、他の端局B30と、それぞれ端
局A−中間中継局−端局Bの間を繋ぐ光ファイバ伝送路
1とから構成される。光ファイバ伝送路1は、現用系伝
送路1Lと予備系伝送路1Wの2系統の伝送路からな
る。各伝送路は、上りと下りの2回線からなっている。
【0018】中間中継局10は、下り用光アンプ11
と、上り用光アンプ12と、波長合波器13と、警報転
送部14とから構成されており、現用系中間中継局10
Lと予備系中間中継局10Wの2系統の中継局からなっ
ている。これらの二つの中間中継局10は、それぞれ、
地気情報収集手段を有する屋外型の小型筐体に収容され
ており、互いに離れた地区に配置することができる。
【0019】中心局側に位置する端局20は、主信号光
送信部21と、主信号受信部22と、波長分波器23
と、警報受信部24とから構成される現用系と予備系の
2系統の多重端局終端装置を端局局舎に収容して構成さ
れる。現用系多重端局終端装置は、現用系中間中継局1
0Lと少なくとも上りと下りの2回線を有する光ファイ
バーを用いた現用系伝送路1Lを介して接続され、予備
系多重端局終端装置は、予備系中間中継局10Wと少な
くとも上りと下りの2回線を有する光ファイバーを用い
た予備系伝送路1Wを介して接続されている。
【0020】中心局から離れた側に位置する端局B30
は、主信号光送信部31と、主信号受信部32とから構
成される現用系と予備系の2系統の多重端局終端装置を
端局局舎の中に収容して構成される。現用系多重端局終
端装置は、現用系中間中継局10Lと少なくとも上りと
下りの2回線を有する光ファイバーを用いた現用系伝送
路1Lを介して接続され、予備系多重端局終端装置は、
予備系中間中継局10Wと少なくとも上りと下りの2回
線を有する光ファイバーを用いた予備系伝送路1Wを介
して接続されている。
【0021】本発明における地気情報の1例について、
以下に説明する。地気転送項目は、光アンプ装置異常情
報と、屋外筐体異常情報と、警報転送装置異常情報の3
つに分類することができる。光アンプ装置異常情報は、
例えば、光アンプへの入力が断となったことを表す光ア
ンプ入力断情報と、光アンプからの出力が断となったこ
とを表す光アンプ出力断情報と、その他の警報装置にお
ける故障の発生を表す情報とである。屋外筐体異常情報
は、例えば、扉が解放されたことを示す扉解放情報と、
筐体の内部温度が異常な値となったことを示す筐体温度
異常情報と、バッテリーの状態が異常になったことを示
すバッテリー異常情報と、その他の筐体の異常を示す情
報とである。警報転送装置異常情報は、警報転送装置の
電源が断となったことを示す警報転送装置電源断情報
と、その他警報転送装置に故障が発生したことを示す情
報である。これらの情報は、警報転送部で多重化され
る。
【0022】光伝送路1の光インターフェースは、以下
の仕様が用いられる。主信号は、波長が1.55μmで
あり、伝送速度を600Mbpsとし、光送信レベルを
+14dBmとして、受信感度が少なくとも−41dB
mとなるように構成した。また、警報信号は、波長が
1.31μmであり、伝送速度を64kbpsと低速に
し、光送信レベルを+6dBmとして、受信感度が少な
くとも−65dBmとなるように構成した。ここで、警
報信号の伝送速度は1.5Mbps以下とすることがで
きる。このような仕様とすることによって、主信号と警
報信号の波長の差を0.24μmと大きくとることがで
きるので、警報信号用レーザの発振周波数の精度が多少
劣っていても、主信号と警報信号とを分離することがで
き、警報信号用レーザとして安価なレーザを用いること
ができ、中継装置を低廉なものとすることができる。さ
らに、警報信号の伝送速度を低速にしたので、警報方信
号の減衰が大きくなっても十分に警報信号を検出するこ
とができ、伝送距離を100〜110Kmとすることが
できる。170〜200Km程度の伝送距離場合には、
従来の方式では、2個所の中継局が必要となるのに対
し、本発明の方式では、1個所の中継局を設けるだけで
伝送することができる。
【0023】以下、この伝送系の主信号の流れについて
説明する。中心局側の端局局舎に設置された、多重端局
終端装置20の主信号光送信部21から送信された光主
信号は、伝送路光ファイバ1Lを経由して屋外型小型筐
体に実装された中間中継装置10Lの光アンプ11に伝
送され、この光アンプ11において光主信号は増幅され
て再び伝送路ファイバ1Lを経由して対向の端局局舎に
実装された多重端局終端装置30の主信号光受信部31
に伝送される。既に述べたように、主信号は、現用系と
予備系の冗長構成を取っており、屋外型小型筐体に中間
中継装置を実装することで、中継局の位置を現用系と予
備系で隔離している。
【0024】次に、警報信号の流れについて説明する。
現用系及び予備系の中継局10に設けた地気情報収集手
段によって収集された筐体警報すなわち地気情報と装置
警報およびその他の情報は、それぞれの中継局10に実
装された警報転送部14によって、多重化された後光変
換されて警報信号とされ、光波長合波器13において主
信号と光波長合波され、伝送路光ファイバ1Lを経由し
て、中心局側に位置する端局局舎内に設置されている多
重端局終端装置20に伝送される。多重端局終端装置2
0内の光波長分波器23では主信号と警報信号を波長分
波する。分波された警報信号は、警報受信部24で終端
され各種警報情報が取り出され、端局局舎に設置されて
いる図示を省略した警報収集装置に送り出される。
【0025】このように、光アンプを用いた中間中継局
においても、収集した地気情報を転送する主信号に合波
して送出することができるので、警報信号を中心局に転
送することができる。
【0026】この伝送系において、光伝送路上に障害が
発生したときの認識方法を図2および図3を用いて説明
する。図2に示すように、伝送路上に障害が発生したと
きには、上流側の局では、伝送路上に発生した障害が、
端局A20から中継局10への伝送路上のポイントA、
中継局から端局A20への伝送路上のポイントB、中継
局10から端局B30への伝送路上のポイントC、端局
B30から中継局10への伝送路上のポイントDのいず
れの箇所で発生したかを知ることが必要となる。
【0027】図示の光伝送系において、光伝送路に障害
が発生すると(S1)、端局Aにおいて警報信号の光入
力が断であることを検出したか否かを判定する(S
2)。端局A20において警報信号の光入力を検定した
結果光入力断の情報がないときには、端局B30から中
継局10までおよび中継局10から端局A20までの伝
送路上には障害が発生していないので、端局Bにおいて
警報信号の光入力が断であることを検出したか否かを判
定する(S3)。端局Bにおいて、警報信号の光入力を
検出し断情報がないときには端局A20から中継局10
までおよび中継局10から端局B30までの伝送路上に
は障害が発生していないので、この光伝送系には伝送路
に障害の発生が認められないと判断して、障害切分け処
理を終了する(S4)。
【0028】ステップS2において、端局A20におい
て警報信号の光入力を検定した結果入力断の情報を検出
したときには、端局B30から中継局10までまたは中
継局10から端局A20までの伝送路上のいずれかに障
害が発生しているので、端局A20において、中継局1
0からの警報情報を受信するか否かを判断する(S
5)。中継局10からの警報情報を検出しないときに
は、中継局10から端局A20の間の伝送路上のポイン
トBにおいて伝送路障害が発生したと判定することがで
きる(S6)。また、ステップS5において、中継局1
0からの警報情報を検出したときには、中継局10から
端局A20の間の伝送路には障害が発生しておらず、端
局30から中継局10の間の伝送路上のポイントDにお
いて伝送路障害が発生したと判定することができる(S
7)。
【0029】ステップS3で、端局B30において光入
力断警報を検出したときには、端局A20から中継局1
0までおよび中継局10から端局B30までの伝送路上
のいずれかに障害が発生していると判断できるので、端
局A20において中継局10からの障害情報を受信する
か否かを判定する(S8)。中継局10から障害情報を
受信しないときには、端局A20と中継局10の間の伝
送路上に障害が発生していないので、障害情報を受信し
ないときには、端局B30から中継局10間の伝送路上
のポイントCにて障害が発生したと判断する(S9)。
ステップS3で端局A20において中継局10からの障
害情報を検出したときには、端局A20から中継局10
間の伝送路上のポイントAにおいて障害が発生したと判
断する(S10)。
【0030】次いで、本実施例の光伝送システムにおい
て、中継局10に故障が発生したときの地気情報の転送
処理を図4を用いて説明する。光伝送システムの中継局
10の屋外筐体に異常が発生すると(S11)、中継局
10では警報転送装置14によって筐体地気情報(警報
情報)を収集し(S12)、収集した情報を波長1.3
μmを有し、伝送速度64Kb/sの光信号に変換し合
波器13へ送出する(S13)。合波器13では、警報
信号を波長1.5μmの主信号と多重し伝送路1へ送出
する(S14)。端局A20では、受信した多重光信号
から分波器23で波長1.3μmの警報信号と波長1.
5μmの主信号とを波長分波する(S15)。波長分波
した警報信号を警報受信手段24で光/電気変換し、地
気出力する(S16)。この地気出力を端局局舎に設置
されている地気収集装置によって収集し、端局装置のフ
レームに終端する(S17)。中心局では、このフレー
ムを終端し、中継局10の筐体情報を認識する(S1
8)と、作業員を当該中継局10の屋外筐体まで派遣
し、障害の修理を行なう(S19)。
【0031】次ぎに、光のインタフェースを有する加入
者線終端装置に本発明を適用した実施例を図5を用いて
説明する。この実施例の伝送系は、加入者線多重変換装
置40と、加入者線終端装置50と、加入者端末60
と、加入者線多重変換装置40と加入者線終端装置50
を接続する上りと下りの2回線からなる光ファイバーを
用いた伝送路1から構成される。加入者線多重変換装置
40は、光波長分波器41と、主信号光受信部42と、
主信号多重分離部43と、警報信号受信部44と、主信
号光送信部45とから構成され、端局局舎内に収容され
る。加入者線終端装置50は、加入者線を終端する主信
号多重分離部51と、主信号光送信部52と、光波長合
波器53と、警報転送部54と、主信号光受信部55と
から構成され、地気情報収集手段を有する屋外型の小型
筐体に収容することができる。
【0032】まず、主信号の流れについて説明する。端
局局舎に実装された多重端局終端装置で受信された信号
は、加入者線多重変換装置40の主信号多重分離部43
で主信号が分離され、主信号光送信部45から伝送路1
へ送信される。加入者線多重変換装置40から送信され
た光主信号は、伝送路光ファイバ1を経由して、加入者
線終端装置50の主信号光受信部55に伝送される。主
信号光受信部55で受信した主信号は、ここで光/電気
変換され、加入者線終端部として働く主信号多重分離部
51によって加入者端末60に接続される。
【0033】一方、加入者端末60からの信号は、加入
者線終端装置50の加入者線終端部として働く主信号多
重分離部51によって終端・多重され、主信号光送信部
52で電気/光変換された後、伝送路1へ送出される。
伝送路光ファイバ1を経由して、端局局舎に設置された
加入者線多重変換装置40の主信号光受信部42に伝送
された主信号は、ここで電気/光変換・終端され、主信
号多重分離部43において多重されて上位装置の多重端
局終端装置へ送信される。
【0034】次に、警報信号の流れについて説明する。
加入者線終端装置50に実装された警報転送部54によ
って、収集・多重・光変換された局舎警報(地気情報)
およびその他の情報を、光波長合波器53で主信号と光
波長合波し、伝送路光ファイバ1を経由して、端局局舎
に設置されている加入者線多重変換装置40の光波長分
波器41へ伝送する。光波長分波器41では、受信した
光信号から主信号と警報信号を波長分波し、警報信号は
警報受信部44で終端され、端局局舎に設置されている
図示を省略した警報収集装置に接続される。
【0035】この伝送系の仕様を説明する。主信号は、
波長が1.31μmの光を用い、光送信レベルを−3d
Bmとすると40Km伝送したとき光受信感度は−43
dBmが得られる。伝送速度は、2Mbpsとすること
ができる。一方、警報信号は、波長を1.55μmと
し、光送信レベルを−10dBmとしたときに光受信感
度は−30dBmとなり、64Kbpsの伝送速度を容
易に得ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、局舎警報(地気情報)
等の情報を直接収集し転送する機能を有していない、中
間中継装置や光のインタフェースを有する加入者線終端
装置においても、容易に局舎警報(地気情報)等の情報
を収集し転送することができ、しかも光波長合波器およ
び分波器を用いることによって、伝送用光ファイバを主
信号用のもののみを設置すれば良いので、よって、これ
まで不可能であった、中間中継装置を屋外型小型筐体へ
実装することが可能となり、システム全体のコストダウ
ンを図ることができ、さらにシステムの信頼性を向上
し、システムの柔軟な構築が可能となる効果を奏するこ
とができる。
【0037】さらに、本発明において、中間中継局10
の局舎警報等の情報を主信号に光波長多重して端局へ伝
送するにあたり、主信号を波長1.55μm、伝送速度
600Mbps、光送信レベル+14dBmで送信し、
警報信号を波長1.31μm、伝送速度64Kbps、
光送信レベル+6dBmで送信したので、従来のシステ
ムに比較して警報信号用レーザの特性のバラツキを許容
しても主信号と警報信号との間の波長を大きく取ること
ができるので、受信した光信号から主信号と警報信号を
確実に分離することができ、高価なレーザを必要としな
くなる。さらに、遠距離間(例えば100〜110K
m)の伝送においても主信号の光受信感度を−41dB
mに警報信号の光受信感度を−65dBmとすることが
でき、警報用光信号に主信号に比較して減衰の大きな波
長1.31μmの光を用いたにもかかわらず、警報信号
の伝送速度を極めて低くしたので、遠距離間の伝送にお
いても警報信号の伝送が可能となった。
【0038】また、本発明において、加入者終端装置5
0の局舎警報等の情報を主信号に光波長多重して端局へ
伝送するにあたり、主信号を波長1.31μm、伝送速
度2Mbps、光送信レベル−3dBmで送信し、警報
信号を波長1.55μm、伝送速度64Kbps、光送
信レベル−10dBmで送信したので、従来のシステム
に比較して警報信号用レーザの特性のバラツキを許容し
ても主信号と警報信号との間の波長を大きく取ることが
できるので、受信した光信号から主信号と警報信号を確
実に分離することができ、高価なレーザを必要としなく
なる。さらに、警報信号を主信号に光波長多重したの
で、新たな地気情報用の伝送路を設ける必要がなく、ま
た、主信号回線を使用することなく地気情報を伝送する
ことができるので、主信号の伝送効率を落さずにすむと
いう効果を奏する。
【0039】また、これまで光のインタフェースを有す
る加入者線終端装置を、屋外型小型筐体に実装した際に
配慮していなかった、筐体警報(地気情報)等情報に関
しても同等に収集し転送することができ、保守性および
信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバー伝送路の中間中継装
置に光アンプを使用した装置を屋外型小型筐体に実装し
たシステム構成図。
【図2】伝送路障害発生時の状態を示す概念図。
【図3】伝送路障害発生時の障害切分け処理のフローチ
ャート。
【図4】中継局に障害が発生したときの地気情報の転送
処理のフローチャート。
【図5】光のインタフェースを有する加入者線終端装置
に、本発明に係る警報転送を行った場合のシステム構成
図。
【図6】従来の光伝送路を用いた伝送系における中間中
継システムの構成図。
【図7】従来の光のインタフェースを有する加入者線終
端装置を有する伝送系のシステム構成図。
【符号の説明】
1 光伝送路(光ファイバー) 10 中間中継局 11 光アンプ(下り) 12 光アンプ(上り) 13 波長合波器 20 中心局側多重端局終端装置 21 主信号光送信手段 22 主信号受信手段 23 波長分波器 24 警報受信手段 30 多重端局終端装置 31 主信号受信手段 32 主信号光送信手段 40 端局側加入者線多重変換装置 41 波長分波器 42 主信号受信手段 43 多重分離手段 44 警報受信手段 45 主信号光送信手段 50 加入者線終端装置 51 多重分離手段 52 主信号光送信手段 53 波長合波器 54 警報転送手段 55 主信号受信手段 60 加入者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中津 博志 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの端局と該端局間に設置した光アン
    プを用いた中間中継局とを光ファイバーによって接続し
    た光伝送系において、前記中間中継局は、中継局舎と中
    間中継装置で発生する警報およびその他の情報からなる
    地気情報を検出する地気情報検出手段と、この地気情報
    を主信号と異なる波長に多重化して電気−光変換する警
    報転送手段と、主信号と警報信号を光波長多重する光波
    長合波器とを有し、中心局またはネットワークのセンタ
    側に位置する端局は、受信した光信号を主信号と警報信
    号とに光波長分波する光波長分波手段と、分波した警報
    信号から各種警報信号を取り出す警報受信手段とからな
    ることを特徴とする光伝送系。
  2. 【請求項2】 光波長分波手段が、光伝送路から来る
    光信号を警報信号と主信号に光波長分波し、その警報信
    号を光−電気変換して、各種警報信号およびその他の情
    報を終端分離する機能を持つ請求項1に記載の光伝送
    系。
  3. 【請求項3】 中間中継装置を、屋外型小型筐体に実装
    した請求項1または請求項2に記載の光伝送系。
  4. 【請求項4】 主信号と警報信号は同一の光ファイバー
    を伝送される請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の光伝送装置。
  5. 【請求項5】 主信号を波長1.55μm帯で伝送し、
    警報信号を波長1.31μm帯で伝送速度を低速(1.
    5Mbps以下)で伝送する請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載の光伝送系。
  6. 【請求項6】 中間中継装置を、屋外型小型筐体に実装
    するとともに、中間中継装置を現用系と予備系に分離し
    個別(遠距離)に設置するようにした請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の光伝送系。
  7. 【請求項7】 端局と光のインタフェースを有する加入
    者線終端装置間を光ファイバーで接続した光伝送系にお
    いて、前記加入者終端装置は、加入者局舎発生する警報
    およびその他の情報からなる地気情報を検出する地気情
    報検出手段と、この地気情報を主信号と異なる波長に多
    重化して電気−光変換する警報転送手段と、主信号と警
    報信号を光波長多重する光波長合波器とを有し、端局
    は、受信した光信号を主信号と警報信号とに光波長分波
    する光波長分波手段と、分波した警報信号から各種警報
    信号を取り出す警報受信手段とからなることを特徴とす
    る光伝送系。
  8. 【請求項8】 端局は、光伝送路から来る光信号を警報
    信号と主信号に光波長分波する光波長分波手段と、波長
    分波された警報信号を光−電気変換して、各種警報信号
    及びその他の情報を終端分離する警報受信手段とを有す
    る請求項7に記載の光伝送系。
  9. 【請求項9】 加入者線終端装置を、屋外型小型筐体に
    実装した請求項7または請求項8に記載の光伝送系。
  10. 【請求項10】 主信号と警報信号は同一の光ファイバ
    ーを伝送される請求項7ないし請求項9のいずれかに記
    載の光伝送装置。
  11. 【請求項11】 主信号を波長1.31μm帯で伝送
    し、警報信号を波長1.55μm帯で伝送速度を低速
    (1.5Mbps以下)で伝送する請求項7ないし請求
    項10のいずれかに記載の光伝送系。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369922B1 (en) 1997-11-17 2002-04-09 Nec Corporation Wavelength division multiplex optical transmission apparatus
JP2009005220A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Nakayo Telecommun Inc ローカル信号中継システム、ローカル信号中継装置、およびローカル信号中継方法
JP2018037947A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 日本電信電話株式会社 地気情報転送装置

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