JPH0963524A - 電子ビーム発生装置 - Google Patents
電子ビーム発生装置Info
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- JPH0963524A JPH0963524A JP21765795A JP21765795A JPH0963524A JP H0963524 A JPH0963524 A JP H0963524A JP 21765795 A JP21765795 A JP 21765795A JP 21765795 A JP21765795 A JP 21765795A JP H0963524 A JPH0963524 A JP H0963524A
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Abstract
レンズへの電圧設定コントロールにミスがあっても、エ
ミッターの破壊を引起こさない様にする。 【解決手段】 下方電極6に印加する電圧は、第2CW
C9´のゲートトランジスタGTbのゲートへの信号を
コントロールして電源Vbからの電圧を調整して設定す
る。該調整された電圧は該第2CWC9´のゲートトラ
ンジスタGTbの出力側に出て、励振トランスTRb及
び昇圧整流回路URbで適宜昇圧され、下方電極6に印
加される。又、前記調整された電圧は、上方電極5の第
1CWC8´のゲートトランジスタGTaのコレクタ電
圧ともなる。従って、上方電極5に印加する電圧は、該
ゲートトランジスタGTbのゲートへの信号をコントロ
ールして前記コレクタ電圧を調整する事により設定され
るので、該調整された電圧はこのコレクタ電圧を越える
事はない。
Description
銃を備えた電子ビーム発生装置に関する。
ビーム発生装置の一例を示したもので、エミッター1、
該エミッターから電子を引出す為の引出し電極2、該エ
ミッタから引出された電子ビームを絞る為のレンズ3、
該引出された電子ビームを加速する為の加速電極4から
構成されている。この様な電界放出型電子銃を備えた電
子ビーム発生装置で、静電レンズを使用するタイプのも
のがあるが、そのタイプのものにおいては、通常、2極
構成の静電レンズが使用されており、エミッター1の直
ぐ下の電極を上方電極、該上方電極の下に設けられた他
方の電極を下方電極と称し、前記上方電極が引出し電極
を兼ねている。
回路としてはコッククロフト・ウォルトン回路(Coc
kcroft・Walton Circuit 略して
CWC)が用いられており、これらのCWC出力は加速
電圧に重畳されている。即ち、図2に示す様に、加速電
源7からの加速電圧がエミッター1と加速電極4間に印
加され、加速電極4と上方電極5に第1CWC8からの
電圧が、加速電極と下方電極6の間に第2CWC9から
の電圧が夫々印加されている。図3は、前記上方電極
5,下方電極6に夫々電圧を印加する為の第1,第2C
WC8,9の詳細を示したもので、各CWCは、夫々電
源Va,Vb、ゲートトランジスタGTa,GTb、ス
イッチング用トランジスタSTa,STb、励振用トラ
ンスTRa,TRb、昇圧整流回路URa,URbから
成る。尚、前記両CWCは同一のものが使用されてい
る。
電子ビーム発生装置では、エミッターを放電により破壊
させないようにすることが大きな課題となっており、そ
の為に、前記上方電極5の電位が下方電極6の電位以上
にならないようにコントロールしている。この際、前記
した様に、前記各CWC出力は、通常数KV〜数100
KVの加速電圧(高電圧)に重畳されている事から、前
記コントロールは低電圧側において、例えば、光学信号
を使用し、高圧側でその光学信号を電気信号に変換して
行っている。即ち、前記各CWCのゲートトランジスタ
GTa,GTbの各ゲートを光電変換した信号でコント
ロールし、上方電極5の電位が下方電極6の電位以上に
ならないようにしている。
上方電極,下方電極への電位を夫々個別に設けられたC
WCをコントロールして設定していると、ちょっとした
ケアレスミス等の人為的ミスにより、上方電極5の電位
が下方電極6の電位以上になり、その為に、エミッター
1から引出された電子が逆戻りして上方電極5等に衝突
してガスが発生し、このガス発生が放電を引き起こし、
該エミッターの破壊に繋がってしまう事がある。
もので、新規な電子ビーム発生装置を提供するものであ
る。
く電子ビーム発生装置は、エミッターと加速電極の間
に、静電型の引出し電極と静電型の集束電極が設けられ
た電界放出型電子銃を備えた電子ビーム発生装置におい
て、前記集束電極に印加される電圧の範囲内で前記引出
し電極に印加される電圧がコントロールされるように成
した事を特徴としている。
置は、エミッターと加速電極の間に、静電型の引出し電
極と静電型の集束電極が設けられた電界放出型電子銃を
備え、前記引出し電極と集束電極夫々への電圧印加手段
としてコッククロフト・ウォルトン回路が使用された電
子ビーム発生装置において、前記集束電極用コッククロ
フト・ウォルトン回路の1次側電圧が前記引出し電極用
コッククロフト・ウォルトン回路の電源となるように成
した事を特徴としている。
実施の形態を詳細に説明する。図4は本発明の一例とし
て電子ビーム発生装置の主要部の概略を示している。図
中前記図3で使用されている符号と同一符号の付された
ものは同一構成要素を示す。
電極用の第1CWC8´の電源を削除し、下方電極用の
第2CWC9´のゲートトランジスタGTbの出力端
(エミッタ)と上方電極用の第1CWC8´のゲートト
ランジスタGTbの入力端(コレクタ)を電位的に共通
化したことである。
9´のゲートトランジスタGTbのゲートへの信号をコ
ントロールして電源Vbからの電圧を調整して設定す
る。該調整された電圧は該第2CWC9´のゲートトラ
ンジスタGTbの出力側に出て、励振トランスTRbの
一次電圧となり、該励振トランスTRb及び昇圧整流回
路URbで適宜昇圧され、下方電極6に印加される。
又、前記第2CWC9´のゲートトランジスタGTbの
出力側に出た電圧は、上方電極5の第1CWC8´のゲ
ートトランジスタGTaのコレクタ電圧ともなる。従っ
て、上方電極5に印加する電圧は、該ゲートトランジス
タGTbのゲートへの信号をコントロールして前記コレ
クタ電圧を調整する事により設定されるので、該調整さ
れた電圧はこのコレクタ電圧を越える事はない。この調
整された電圧は、該第1CWC8´のゲートトランジス
タGTaの出力側に出て、励振トランスTRaの一次電
圧となり、該励振トランスTRa及び昇圧整流回路UR
aで適宜昇圧され、上方電極5に印加される。尚、前記
したように前記励振トランスTRaとTRb、前記昇圧
整流回路URaとURbは同じものが使用されているの
で、前記各調整電圧に対応した電圧が夫々各上方,下方
電極5,6に印加され、上方電極5に印加される電圧が
下方電極6に印加される電圧を越える事はない。その為
に、放電によるエミッター1の破壊の心配がなくなる。
発生装置の一例を示したものである。
したものである。
のである。
要部の概略を示したものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 エミッターと加速電極の間に、静電型の
引出し電極と静電型の集束電極が設けられた電界放出型
電子銃を備えた電子ビーム発生装置において、前記集束
電極に印加される電圧の範囲内で前記引出し電極に印加
される電圧がコントロールされるように成した電子ビー
ム発生装置。 - 【請求項2】 エミッターと加速電極の間に、静電型の
引出し電極と静電型の集束電極が設けられた電界放出型
電子銃を備え、前記引出し電極と集束電極夫々への電圧
印加手段としてコッククロフト・ウォルトン回路が使用
された電子ビーム発生装置において、前記集束電極用コ
ッククロフト・ウォルトン回路の1次側電圧が前記引出
し電極用コッククロフト・ウォルトン回路の電源となる
ように成した電子ビーム発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21765795A JP3497291B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電子ビーム発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21765795A JP3497291B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電子ビーム発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963524A true JPH0963524A (ja) | 1997-03-07 |
JP3497291B2 JP3497291B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=16707685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21765795A Expired - Fee Related JP3497291B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電子ビーム発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3497291B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21765795A patent/JP3497291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3497291B2 (ja) | 2004-02-16 |
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