JPH0963428A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

パッファ形ガス遮断器

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JPH0963428A
JPH0963428A JP21897495A JP21897495A JPH0963428A JP H0963428 A JPH0963428 A JP H0963428A JP 21897495 A JP21897495 A JP 21897495A JP 21897495 A JP21897495 A JP 21897495A JP H0963428 A JPH0963428 A JP H0963428A
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JP
Japan
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arc
puffer
sectional area
movable
extinguishing
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Pending
Application number
JP21897495A
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English (en)
Inventor
Takashi Moriyama
貴旨 森山
Suenobu Hamano
末信 浜野
Kenji Kamei
健次 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、操作速度を上昇させることなく、
極間の耐電圧性能を向上させ、全体を安価に構成するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 絶縁ノズル11のスロート部11aと消
弧室6の出口部分との間に内径を絞って流路断面積を小
さくした第1及び第2の狭路部11b,11cを設ける
ことにより、極間の消弧性ガス流速を調節して、極間の
ガス圧及びガス密度を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パッファ形ガス
遮断器に関し、特にコンデンサバンクの開閉責務など、
主たる責務が進み電流遮断であるパッファ形ガス遮断器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開平2−301925号
公報に示されたものと同様の従来のパッファ形ガス遮断
器の構成と消弧性ガスの圧力分布及び流速分布とを示す
説明図である。図において、1は固定アークコンタク
ト、2は固定アークコンタクト1に接離する円筒状の可
動アークコンタクト、3は可動アークコンタクト2を囲
繞するように配置され、可動アークコンタクト2ととも
に移動するパッファシリンダであり、このパッファシリ
ンダ3は、可動主コンタクトを兼ねている。
【0003】4はパッファシリンダ3の先端部に取り付
けられている円筒状の絶縁ノズルであり、この絶縁ノズ
ル4には、その内径を小さくしたスロート部4aが設け
られている。5は可動アークコンタクト2とパッファシ
リンダ3との間に相対的に摺動可能に設けられているパ
ッファピストン、6は可動アークコンタクト2,パッフ
ァシリンダ3及びパッファピストン5により構成されて
いるパッファ室、7は固定及び可動アークコンタクト
1,2間に生じたアークである。
【0004】次に、動作について説明する。投入状態の
遮断器に遮断指令が送られると、可動アークコンタクト
2,パッファシリンダ3及び絶縁ノズル4等の消弧室可
動部は、操作機構(図示せず)により図の左方へ移動
し、固定及び可動アークコンタクト1,2の開離に先だ
って可動主コンタクトを兼ねるパッファシリンダ3が固
定主コンタクト(図示せず)から開離する。この後、消
弧室可動部の移動量が、遮断器投入状態における固定及
び可動アークコンタクト1,2の交差量を超えて両者が
開離すると、両者の間にアーク7が発生する。
【0005】上記の消弧室可動部の遮断動作にともな
い、パッファピストン2は固定されている。このため、
パッファ室6の容積は減少し、パッファ室6内の消弧性
ガスは圧縮される。圧縮された消弧性ガスは、絶縁ノズ
ル4内を通りアーク7に吹き付けられた後、タンク(図
示せず)中に放出される。
【0006】ここで、電流の流通がない場合の消弧室6
からタンクへの消弧性ガスの流れを考えると、消弧性ガ
スの速度は、流路最狭部であるスロート部4aの内側を
通る際に音速となり、その後絶縁ノズル4内では超音速
となる。さらに、絶縁ノズル4を抜けると、消弧性ガス
は、流路断面積と圧力との関係から超音速を維持できな
くなり、垂直衝撃波(図のs−d0の部分)を通して亜
音速へと推移する。このような消弧性ガスの流れの様子
は、短絡事故電流と比較して小さな電流の遮断において
は殆ど変わらないものと考えられる。
【0007】また、進み電流を遮断するときには、電流
値が小さいため開極後すぐに電流が遮断されるが、電流
遮断1/2サイクル後に、固定及び可動アークコンタク
ト1,2間(極間)に系統電圧振幅の2倍の電圧が出現
する。このとき、極間の耐電圧性能は、極間距離と極間
の消弧性ガスの密度とにそれぞれ比例する。また、消弧
性ガスの密度は、消弧性ガスの圧力にほぼ比例する。消
弧性ガスの圧力分布は、図のA−s−d0−dのように
なっており、極間のガス密度は充気時のものより低下し
ている。このため、極間の耐電圧性能を確保し、進み電
流遮断後の電圧による閃絡を防止するために、主に極間
の距離を長くする方法が採られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のパッファ形ガス遮断器においては、進み電流遮
断後の電圧による閃絡を防止するために、極間の距離を
長くしていたため、操作速度を上昇させる必要があり、
従って大きな出力の操作装置と、速度の上昇に伴い増大
する衝撃力に耐えるだけの構造とが必要になり、全体が
高価なものになってしまうという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、操作速度を上
昇させることなく、極間の耐電圧性能を向上させること
ができ、全体を安価に構成することができるパッファ形
ガス遮断器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るパ
ッファ形ガス遮断器は、固定アークコンタクトと、この
固定アークコンタクトに接離する可動アークコンタクト
と、この可動アークコンタクトを囲繞するように配置さ
れ、可動アークコンタクトとともに移動するパッファシ
リンダと、可動アークコンタクトが固定アークコンタク
トから開離する際に、可動アークコンタクトとパッファ
シリンダとの間に形成された消弧室内の消弧性ガスを圧
縮するパッファピストンと、パッファシリンダの消弧室
出口部分に接続されており、かつ消弧室で圧縮された消
弧性ガスを固定及び可動アークコンタクト間に生じるア
ークに導き吹き付けるために内径を絞って流路断面積を
小さくしたスロート部が設けられているとともに、消弧
室出口部分からスロート部までの間に内径を絞って流路
断面積を小さくした狭路部が設けられている絶縁ノズル
とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係るパッファ形ガス遮断
器は、狭路部を複数箇所に設けたものである。
【0012】請求項3の発明に係るパッファ形ガス遮断
器は、狭路部を2箇所に設け、絶縁ノズル内の消弧性ガ
スの流路断面積を2箇所の狭路部でともに最小とすると
ともに、スロート部における消弧性ガスの流路断面積を
2箇所の狭路部における流路断面積とほぼ等しくしたも
のである。
【0013】請求項4の発明に係るパッファ形ガス遮断
器は、狭路部を1箇所に設け、絶縁ノズル内の消弧性ガ
スの流路断面積を狭路部及びスロート部でともに最小と
したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるパ
ッファ形ガス遮断器の構成と消弧性ガスの圧力分布及び
流速分布とを示す説明図であり、図3と同一又は相当部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0015】図において、11はパッファシリンダ3の
消弧室6の出口部分に接続されている円筒状の絶縁ノズ
ルであり、この絶縁ノズル11には、消弧性ガスをアー
ク7に導き吹き付けるために内径を絞って流路断面積を
小さくしたスロート部11aが設けられている。また、
絶縁ノズル11の消弧室6とスロート部11aとの間の
部分には、内径を絞って流路断面積を小さくした第1及
び第2の狭路部11b,11cが軸方向に互いに間隔を
おいて形成されている。絶縁ノズル11内における消弧
性ガスの流路断面積は、第1及び第2の狭路部で最小と
なっている。
【0016】次に、動作について説明する。消弧室可動
部の動作は、図3に示した従来例と同様であるが、絶縁
ノズル11に第1及び第2の狭路部11b,11cを設
けたことにより、消弧性ガスの圧力分布及び流速分布が
従来例とは違ってくる。即ち、消弧室6から放出された
消弧性ガスは、第1の狭路部11bで音速に達する。こ
の後、消弧性ガスの流速は、第2の狭路部11cまで超
音速となり、第2の狭路部11cを過ぎると亜音速とな
る。
【0017】アーク7に吹き付けられる消弧性ガスの流
速は、スロート部4aにおける流路断面積に依存する
が、その断面積の大きさを狭路部11b,11cにおけ
る流路断面積とほぼ等しくすると、ほぼ音速に等しくな
る。また、極間における消弧性ガスの圧力、即ち消弧性
ガスの密度は、第3図の従来例よりも高くなっている。
従って、操作速度を上昇させることなく、極間の耐電圧
性能を向上させることができ、全体を安価に構成するこ
とができる。
【0018】また、短絡故障電流などの大電流を遮断す
る際に、アーク7に吹き付けられる消弧性ガスの質量と
流速とが等しければ同様な遮断性能が得られるとする
と、第1及び第2の狭路部(最狭部)11b,11cに
おける流路断面積を、図3のスロート部(従来例の最狭
部)4aにおける流路断面積と等しくし、かつスロート
部11aにおける流路断面積を第1及び第2の狭路部1
1b,11cにおける流路断面積とほぼ等しくすれば
(ここでは若干大きくなっている)、大電流に対する遮
断性能も従来例と同等にすることができる。
【0019】実施の形態2.次に、図2はこの発明の実
施の形態2によるパッファ形ガス遮断器の構成と消弧性
ガスの圧力分布及び流速分布とを示す説明図である。上
記実施の形態1では、スロート部11aの他に2箇所に
狭路部11b,11cが形成された絶縁ノズル11を用
いたが、この実施の形態2では、スロート部12aの他
に狭路部12bが1箇所のみ設けられている絶縁ノズル
12が用いられている。また、絶縁ノズル12内におけ
る消弧性ガスの流路断面積は、スロート部12a及び狭
路部12bでともに最小となっている。
【0020】このようなパッファ形ガス遮断器において
は、消弧室6から放出された消弧性ガスは、狭路部12
bで音速に達する。この後、消弧性ガスの流速は、スロ
ート部12aまでの間に超音速となり、スロート部12
aを過ぎると亜音速となる。また、極間における消弧性
ガスの圧力、即ち消弧性ガスの密度は、第3図の従来例
よりも平均的には高くなっている。従って、操作速度を
上昇させることなく、極間の耐電圧性能を向上させるこ
とができ、全体を安価に構成することができる。
【0021】また、短絡故障電流などの大電流を遮断す
る際に、アーク7に吹き付けられる消弧性ガスの質量と
流速とが等しければ同様な遮断性能が得られるとする
と、スロート部12aにおける消弧性ガスの流速は従来
例と等しく音速であるため、大電流に対する遮断性能も
従来例と同等にすることができる。
【0022】なお、上記各実施の形態では狭路部を1箇
所又は2箇所に設けたが、3箇所以上に設けることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるパッファ形ガ
ス遮断器の構成と消弧性ガスの圧力分布及び流速分布と
を示す説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるパッファ形ガ
ス遮断器の構成と消弧性ガスの圧力分布及び流速分布と
を示す説明図である。
【図3】 従来のパッファ形ガス遮断器の構成と消弧性
ガスの圧力分布及び流速分布とを示す説明図である。
【符号の説明】
1 固定アークコンタクト、2 可動アークコンタク
ト、3 パッファシリンダ、5 パッファピストン、6
消弧室、7 アーク、11,12 絶縁ノズル、11
a,12a スロート部、11b,11c,12b 狭
路部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定アークコンタクトと、 この固定アークコンタクトに接離する可動アークコンタ
    クトと、 この可動アークコンタクトを囲繞するように配置され、
    上記可動アークコンタクトとともに移動するパッファシ
    リンダと、 上記可動アークコンタクトが上記固定アークコンタクト
    から開離する際に、上記可動アークコンタクトと上記パ
    ッファシリンダとの間に形成された消弧室内の消弧性ガ
    スを圧縮するパッファピストンと、 上記パッファシリンダの上記消弧室出口部分に接続され
    ており、かつ上記消弧室で圧縮された消弧性ガスを上記
    固定及び可動アークコンタクト間に生じるアークに導き
    吹き付けるために内径を絞って流路断面積を小さくした
    スロート部が設けられているとともに、上記消弧室出口
    部分から上記スロート部までの間に内径を絞って流路断
    面積を小さくした狭路部が設けられている絶縁ノズルと
    を備えていることを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】 狭路部が複数箇所に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のパッファ形ガス遮断器。
  3. 【請求項3】 狭路部が2箇所に設けられており、絶縁
    ノズル内の消弧性ガスの流路断面積が上記2箇所の狭路
    部でともに最小となっているとともに、上記スロート部
    における消弧性ガスの流路断面積が上記2箇所の狭路部
    における流路断面積とほぼ等しくなっていることを特徴
    とする請求項2記載のパッファ形ガス遮断器。
  4. 【請求項4】 狭路部が1箇所に設けられており、絶縁
    ノズル内の消弧性ガスの流路断面積が上記狭路部及びス
    ロート部でともに最小となっていることを特徴とする請
    求項1記載のパッファ形ガス遮断器。
JP21897495A 1995-08-28 1995-08-28 パッファ形ガス遮断器 Pending JPH0963428A (ja)

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