JPH0963166A - ディスククランプ装置 - Google Patents
ディスククランプ装置Info
- Publication number
- JPH0963166A JPH0963166A JP7240697A JP24069795A JPH0963166A JP H0963166 A JPH0963166 A JP H0963166A JP 7240697 A JP7240697 A JP 7240697A JP 24069795 A JP24069795 A JP 24069795A JP H0963166 A JPH0963166 A JP H0963166A
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- JP
- Japan
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- turntable
- clamper
- engaging
- disc
- disk
- Prior art date
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- Pending
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクプレーヤ等のディスククランプ装置
においてターンテーブルとクランパとにより挟持される
ディスクの回転動作中におけるスリップ発生を防止する
こと。 【解決手段】 ターンテーブル(3)の中央部(3a)
とクランパ(4)の中央部(4a)間に係合部(15)
を設ける。この係合部はターンテーブルとクランプが回
転軸方向(X−X)については両者の自由な相対移動を
許容するが、クランプ位置においては両者の相対回転を
阻止し、一体に回転させる。これにより、モータ(2)
によるターンテーブル(3)の回転力は係合部を介して
クランパに直接伝達される。
においてターンテーブルとクランパとにより挟持される
ディスクの回転動作中におけるスリップ発生を防止する
こと。 【解決手段】 ターンテーブル(3)の中央部(3a)
とクランパ(4)の中央部(4a)間に係合部(15)
を設ける。この係合部はターンテーブルとクランプが回
転軸方向(X−X)については両者の自由な相対移動を
許容するが、クランプ位置においては両者の相対回転を
阻止し、一体に回転させる。これにより、モータ(2)
によるターンテーブル(3)の回転力は係合部を介して
クランパに直接伝達される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】モータにより回転駆動される
ターンテーブルと、このターンテーブルに対向して回転
軸方向に相対移動可能に配置され、クランプ位置におい
てターンテーブル上に載置されたディスクをターンテー
ブルとの間で挟持して一体回転させるクランパとを備え
たディスクプレーヤ等のディスククランプ装置に関す
る。
ターンテーブルと、このターンテーブルに対向して回転
軸方向に相対移動可能に配置され、クランプ位置におい
てターンテーブル上に載置されたディスクをターンテー
ブルとの間で挟持して一体回転させるクランパとを備え
たディスクプレーヤ等のディスククランプ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のディスククランプ装置にあって
は、通常、ターンテーブルはモータによって回転駆動さ
れ、この上にディスクを載置した状態でクランパが回転
軸方向に沿ってクランプ位置まで相対移動してディスク
を挟み込むことにより、ディスクを一体回転させる構成
である。このクランパの、クランプ位置においてディス
クを挟み込む力は、該クランパに作用する機械的なバネ
力あるいはクランパに組込まれた磁石による吸着力によ
って与えられる。従って、ディスクの回転は、専らター
ンテーブルとディスクとの摩擦接触によって行われ、更
にこのディスクの回転力によって、これと摩擦接触する
クランパが共に回転する。
は、通常、ターンテーブルはモータによって回転駆動さ
れ、この上にディスクを載置した状態でクランパが回転
軸方向に沿ってクランプ位置まで相対移動してディスク
を挟み込むことにより、ディスクを一体回転させる構成
である。このクランパの、クランプ位置においてディス
クを挟み込む力は、該クランパに作用する機械的なバネ
力あるいはクランパに組込まれた磁石による吸着力によ
って与えられる。従って、ディスクの回転は、専らター
ンテーブルとディスクとの摩擦接触によって行われ、更
にこのディスクの回転力によって、これと摩擦接触する
クランパが共に回転する。
【0003】このディスクに対するターンテーブル及び
クランパの接触面の摩擦係数をより大きくしてディスク
への回転伝達性を向上するために、これら接触面にゴム
コーティングを施す構成のものも公知である。
クランパの接触面の摩擦係数をより大きくしてディスク
への回転伝達性を向上するために、これら接触面にゴム
コーティングを施す構成のものも公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ディスククランプ装置では、ターンテーブルの回転駆動
力が摩擦接触によってディスクへ伝達され、次いで、デ
ィスクを介してクランパへ伝達されることにより、これ
らが一体に回転する構成であった。このため、ディスク
との接触面の状態が滑りやすくなっているとか、クラン
パに作用するバネ力あるいは磁石による吸着力が弱い場
合には、回転動作中に接触面でスリップを起こすおそれ
があり、この間で回転伝達損失を伴うと共にディスクの
回転ムラや再生動作不良を招く問題があった。
ディスククランプ装置では、ターンテーブルの回転駆動
力が摩擦接触によってディスクへ伝達され、次いで、デ
ィスクを介してクランパへ伝達されることにより、これ
らが一体に回転する構成であった。このため、ディスク
との接触面の状態が滑りやすくなっているとか、クラン
パに作用するバネ力あるいは磁石による吸着力が弱い場
合には、回転動作中に接触面でスリップを起こすおそれ
があり、この間で回転伝達損失を伴うと共にディスクの
回転ムラや再生動作不良を招く問題があった。
【0005】従って、上記スリップ防止のためには、ク
ランパに作用するバネ力あるいは磁石の吸着力を強くす
るとか、モータの駆動力、すなわち回転負荷を大きくす
るなどの改善索を講じなければならないが、これによっ
て、装置全体の大型化、コストアップを招くとともに軽
快なクランプ開閉動作が行われない等の別の問題が生じ
るのであった。又、スリップ防止の他の改善索として接
触面のゴムコーティングの強化も図られているが、いず
れの対策も十分とはいえなかった。
ランパに作用するバネ力あるいは磁石の吸着力を強くす
るとか、モータの駆動力、すなわち回転負荷を大きくす
るなどの改善索を講じなければならないが、これによっ
て、装置全体の大型化、コストアップを招くとともに軽
快なクランプ開閉動作が行われない等の別の問題が生じ
るのであった。又、スリップ防止の他の改善索として接
触面のゴムコーティングの強化も図られているが、いず
れの対策も十分とはいえなかった。
【0006】本発明は、上記従来の諸問題に鑑みなされ
たもので、その目的は、装置の大型化、コストアップを
招くことなくディスクのスリップ防止を、より確実に行
うことができ、モータの回転負荷を軽減して軽快なクラ
ンプ開閉動作を行い得るディスククランプ装置を提供す
るにある。
たもので、その目的は、装置の大型化、コストアップを
招くことなくディスクのスリップ防止を、より確実に行
うことができ、モータの回転負荷を軽減して軽快なクラ
ンプ開閉動作を行い得るディスククランプ装置を提供す
るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モータにより回転駆動されるターンテー
ブルと、このターンテーブルに対向して回転軸方向に相
対移動可能に配置され、クランプ位置において、該ター
ンテーブル上に載置されたディスクを該ターンテーブル
との間で挟持して一体回転させるクランパとを備えた構
成を前提として、前記ターンテーブルとクランパとの回
転軸方向における相対移動を許容するとともに、クラン
プ位置において該ターンテーブルとクランパとを一体回
転可能に係合させる係合部を該ターンテーブルとクラン
パとの間に設けた構成を特徴とするディスククランプ装
置を提案するものである。
に、本発明は、モータにより回転駆動されるターンテー
ブルと、このターンテーブルに対向して回転軸方向に相
対移動可能に配置され、クランプ位置において、該ター
ンテーブル上に載置されたディスクを該ターンテーブル
との間で挟持して一体回転させるクランパとを備えた構
成を前提として、前記ターンテーブルとクランパとの回
転軸方向における相対移動を許容するとともに、クラン
プ位置において該ターンテーブルとクランパとを一体回
転可能に係合させる係合部を該ターンテーブルとクラン
パとの間に設けた構成を特徴とするディスククランプ装
置を提案するものである。
【0008】又、本発明においては、ターンテーブルと
クランパの両中央部がクランプ位置においてディスクの
中心孔を挿通して相互に対応し、該係合部が該ターンテ
ーブル及びクランパの両中央部間に形成されてなる構
成、更には、前記係合部が、前記ターンテーブル及びク
ランパの両中央部の一方の中央部に形成され円環状に配
置された複数の係合歯と、他方の中央部に形成されクラ
ンプ位置において前記係合歯に噛合可能な係合爪とより
なる構成のディスククランプ装置を提案するものであ
る。
クランパの両中央部がクランプ位置においてディスクの
中心孔を挿通して相互に対応し、該係合部が該ターンテ
ーブル及びクランパの両中央部間に形成されてなる構
成、更には、前記係合部が、前記ターンテーブル及びク
ランパの両中央部の一方の中央部に形成され円環状に配
置された複数の係合歯と、他方の中央部に形成されクラ
ンプ位置において前記係合歯に噛合可能な係合爪とより
なる構成のディスククランプ装置を提案するものであ
る。
【0009】更に、本発明においては、前記ターンテー
ブルの中央部がディスクの心出しを行う環状の心出し突
起と該環状突起の内側にあってモータ軸を取着する軸支
持ボスとよりなり、前記円環状の複数の係合歯は該軸支
持ボスの外周面に一体に形成され、前記クランパの中央
部はクランプ位置において前記ターンテーブルの中央部
をなす環状の心出し突起と軸支持ボスとの間に位置する
環状突起よりなり、前記係合爪は該環状突起の内周面に
一体に形成されてなる構成のディスククランプ装置を提
案するものである。
ブルの中央部がディスクの心出しを行う環状の心出し突
起と該環状突起の内側にあってモータ軸を取着する軸支
持ボスとよりなり、前記円環状の複数の係合歯は該軸支
持ボスの外周面に一体に形成され、前記クランパの中央
部はクランプ位置において前記ターンテーブルの中央部
をなす環状の心出し突起と軸支持ボスとの間に位置する
環状突起よりなり、前記係合爪は該環状突起の内周面に
一体に形成されてなる構成のディスククランプ装置を提
案するものである。
【0010】又、更に、本発明のディスククランプ装置
においては、例えば、クランパはバネによりクランプ位
置においてターンテーブルに押圧されてなる構成となっ
ている。
においては、例えば、クランパはバネによりクランプ位
置においてターンテーブルに押圧されてなる構成となっ
ている。
【0011】上記本発明の提案構成のように、本発明に
おいては、ターンテーブルとクランパとをクランプ位置
において一体回転可能に係合させる係合部を両者間に設
けてあり、これによって、従来構造と異なり、ターンテ
ーブルの回転力が該係合部を介してクランパに直接伝達
される。従って、クランプ位置において、ターンテーブ
ルとクランパとの間の回転伝達損失がなく常に一体に回
転するので、これらの間に挟持されたディスクは比較的
弱い挟持力でもスリップを引起こすことがない。
おいては、ターンテーブルとクランパとをクランプ位置
において一体回転可能に係合させる係合部を両者間に設
けてあり、これによって、従来構造と異なり、ターンテ
ーブルの回転力が該係合部を介してクランパに直接伝達
される。従って、クランプ位置において、ターンテーブ
ルとクランパとの間の回転伝達損失がなく常に一体に回
転するので、これらの間に挟持されたディスクは比較的
弱い挟持力でもスリップを引起こすことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態を示すディスククランプ装置を説明す
る。図1において、1は装置本体のシャーシ、2はモー
タ、3はターンテーブル、4はクランパ、5はこれらタ
ーンテーブル3とクランパ4との間に挟持されたディス
クである。
ましい実施の形態を示すディスククランプ装置を説明す
る。図1において、1は装置本体のシャーシ、2はモー
タ、3はターンテーブル、4はクランパ、5はこれらタ
ーンテーブル3とクランパ4との間に挟持されたディス
クである。
【0013】図示を省略してあるが、モータ2はシャー
シ1に対してボルト等により固定されており、この固定
作業はターンテーブル3に形成した貫通孔6を介してボ
ルトのネジ込み等により行われる。モータ2の回転軸線
X−Xに沿うモータ軸7の上端部はターンテーブル3の
上面の中央部3aに固着され、この中央部3aはモータ
軸7を嵌合固着させた軸支持ボス8とそれを取囲む態様
で環状に形成された心出し突起9とよりなる。これらボ
ス8及び心出し突起9はターンテーブル3と一体に成型
される。この心出し突起9は外周上端面がテーパ面9a
に形成され、ディスク5を該ターンテーブル3上に載置
する際にディスク5の中心孔5aをスムーズに挿通案内
してディスク5の心出し作用を果す。このターンテーブ
ル3の形状の詳細は図2,5及び6にも示されている。
シ1に対してボルト等により固定されており、この固定
作業はターンテーブル3に形成した貫通孔6を介してボ
ルトのネジ込み等により行われる。モータ2の回転軸線
X−Xに沿うモータ軸7の上端部はターンテーブル3の
上面の中央部3aに固着され、この中央部3aはモータ
軸7を嵌合固着させた軸支持ボス8とそれを取囲む態様
で環状に形成された心出し突起9とよりなる。これらボ
ス8及び心出し突起9はターンテーブル3と一体に成型
される。この心出し突起9は外周上端面がテーパ面9a
に形成され、ディスク5を該ターンテーブル3上に載置
する際にディスク5の中心孔5aをスムーズに挿通案内
してディスク5の心出し作用を果す。このターンテーブ
ル3の形状の詳細は図2,5及び6にも示されている。
【0014】クランパ4は、図示を省略してあるが、装
置本体に回転軸線X−Xに沿って上下移動自在に支持さ
れ、ディスク5がターンテーブル3上に載置された際に
図1に示すようにクランプ位置に移動してターンテーブ
ル3と共働してディスク5を挟持する。このクランプ位
置にクランパ4は板バネ10のバネ力によって押圧付勢
されている。
置本体に回転軸線X−Xに沿って上下移動自在に支持さ
れ、ディスク5がターンテーブル3上に載置された際に
図1に示すようにクランプ位置に移動してターンテーブ
ル3と共働してディスク5を挟持する。このクランプ位
置にクランパ4は板バネ10のバネ力によって押圧付勢
されている。
【0015】ディスク5は図1に示すように、ターンテ
ーブル3及びクランパ4にそれぞれ環状の突縁で形成し
た接触面11,12において摩擦接触し、これらと一体
に回転する。
ーブル3及びクランパ4にそれぞれ環状の突縁で形成し
た接触面11,12において摩擦接触し、これらと一体
に回転する。
【0016】クランパ4の下面の中央部4aには、環状
突起13がクランパ4と一体成型により形成され、クラ
ンプ位置において図1に示すようにターンテーブル3の
心出し突起9と軸支持ボス8の間の環状空間14に嵌入
した状態となる。これにより、クランパ4も心出し状態
で正確なクランプ位置を占めることができる。このクラ
ンパ4の形状の詳細は図2,3,4にも示されている。
突起13がクランパ4と一体成型により形成され、クラ
ンプ位置において図1に示すようにターンテーブル3の
心出し突起9と軸支持ボス8の間の環状空間14に嵌入
した状態となる。これにより、クランパ4も心出し状態
で正確なクランプ位置を占めることができる。このクラ
ンパ4の形状の詳細は図2,3,4にも示されている。
【0017】上記構成のディスククランプ装置におい
て、ターンテーブル3とクランパ4とをクランプ位置に
おいて一体回転可能に係合させる係合部15が両者間に
形成されている。
て、ターンテーブル3とクランパ4とをクランプ位置に
おいて一体回転可能に係合させる係合部15が両者間に
形成されている。
【0018】すなわち、ターンテーブル3の中央部3a
の軸支持ボス8の外周面に円環状に配置された複数の係
合歯16が該ボス8と一体に形成されている。この係合
歯16の間には回転軸方向に沿う歯溝16aを形成され
るとともに各歯の上端16bは図2で示すように山型状
の傾斜縁となっている。
の軸支持ボス8の外周面に円環状に配置された複数の係
合歯16が該ボス8と一体に形成されている。この係合
歯16の間には回転軸方向に沿う歯溝16aを形成され
るとともに各歯の上端16bは図2で示すように山型状
の傾斜縁となっている。
【0019】他方、クランパ4の中央部4aの環状突起
13には、その内周面に回転軸方向に沿い、かつ直径方
向に対向して一対の係合爪17が該突起13と一体に形
成され、前記係合歯16と共働して係合部15を構成す
る。各係合爪17の下端17aは図2で示すように山型
状の傾斜縁となっている。
13には、その内周面に回転軸方向に沿い、かつ直径方
向に対向して一対の係合爪17が該突起13と一体に形
成され、前記係合歯16と共働して係合部15を構成す
る。各係合爪17の下端17aは図2で示すように山型
状の傾斜縁となっている。
【0020】クランパ4が回転軸X−Xに沿い下降して
ターンテーブル3に対向した図1のクランプ位置に移動
すると、係合歯16の歯溝16aに係合爪17が進入係
合する。この係合は、ターンテーブル3とクランパ4と
の回転軸方向X−Xにおける相対的移動は自由に許容す
る。しかし、回転方向においては、クランプ位置におい
て、ターンテーブル3とクランパ4とは相対回転不能に
一体化され、モータ2によるターンテーブル3の回転力
は、スリップなしに、又、回転伝達損失なしにクランパ
4に直接伝達される。なお、係合歯16及び係合爪17
の傾斜縁16b及び17aは相互の係合をスムーズに案
内する作用を果す。
ターンテーブル3に対向した図1のクランプ位置に移動
すると、係合歯16の歯溝16aに係合爪17が進入係
合する。この係合は、ターンテーブル3とクランパ4と
の回転軸方向X−Xにおける相対的移動は自由に許容す
る。しかし、回転方向においては、クランプ位置におい
て、ターンテーブル3とクランパ4とは相対回転不能に
一体化され、モータ2によるターンテーブル3の回転力
は、スリップなしに、又、回転伝達損失なしにクランパ
4に直接伝達される。なお、係合歯16及び係合爪17
の傾斜縁16b及び17aは相互の係合をスムーズに案
内する作用を果す。
【0021】従って、ディスク5よりクランパ4に対し
て回転力を伝達する必要がないので、ターンテーブル3
とクランパ4とによるディスク5の挟持力はディスク5
のみを一体回転可能に保持する力で足りる。従って、デ
ィスク5のスリップ発生は積極的に解消されクランパ4
を押圧する板バネ10のバネ力も弱いもので済む。な
お、この実施の形態ではクランパ4をクランプ位置に押
圧する手段として、機械的なバネを用いた例を示した
が、磁石を用いこの吸着力を利用する構成も勿論可能で
ある。
て回転力を伝達する必要がないので、ターンテーブル3
とクランパ4とによるディスク5の挟持力はディスク5
のみを一体回転可能に保持する力で足りる。従って、デ
ィスク5のスリップ発生は積極的に解消されクランパ4
を押圧する板バネ10のバネ力も弱いもので済む。な
お、この実施の形態ではクランパ4をクランプ位置に押
圧する手段として、機械的なバネを用いた例を示した
が、磁石を用いこの吸着力を利用する構成も勿論可能で
ある。
【0022】上述の係合部15はクランパ4がクランプ
位置より上昇してクランプ開放状態に移動すると、係合
爪17が係合歯16より離脱するので、係合解除とな
る。このように、該係合部15は回転軸方向X−Xには
ターンテーブル3とクランパ4との自由な相対移動を許
容するので、クランプの開閉動作に支障はない。
位置より上昇してクランプ開放状態に移動すると、係合
爪17が係合歯16より離脱するので、係合解除とな
る。このように、該係合部15は回転軸方向X−Xには
ターンテーブル3とクランパ4との自由な相対移動を許
容するので、クランプの開閉動作に支障はない。
【0023】又、係合部15はターンテーブル3及びク
ランパ4の各中央部3a,4aに形成したので、ディス
ク5と干渉することがなく、しかも該中央部3a,4a
は肉厚部分であるため、係合歯16及び係合爪17が相
互に係合する寸法を十分に取ることができる。更に、こ
れら係合部15はターンテーブル3及びクランパ4は通
常、合成樹脂で製作されるので、一体成型で容易に形成
できる。
ランパ4の各中央部3a,4aに形成したので、ディス
ク5と干渉することがなく、しかも該中央部3a,4a
は肉厚部分であるため、係合歯16及び係合爪17が相
互に係合する寸法を十分に取ることができる。更に、こ
れら係合部15はターンテーブル3及びクランパ4は通
常、合成樹脂で製作されるので、一体成型で容易に形成
できる。
【0024】なお、この実施の形態では、係合部15を
構成する係合歯16をターンテーブル3側に、又、係合
爪17をクランパ4側に設けたが、それぞれ反対側に設
ける構成も可能である。又、係合爪に代えて係合歯を両
側に設けて相互に噛み合わせる構成も可能である。更
に、この実施の形態では係合歯16を軸支持ボス8の外
周面に、又、係合爪17を環状突起13の内周面に形成
した態様を示したが、心出し突起9の内周面と環状突起
13の外周面との間に設ける構成も可能であり、係合部
15の形状ならびに形成位置は、この実施の形態に示す
構成に限定されるものではない。
構成する係合歯16をターンテーブル3側に、又、係合
爪17をクランパ4側に設けたが、それぞれ反対側に設
ける構成も可能である。又、係合爪に代えて係合歯を両
側に設けて相互に噛み合わせる構成も可能である。更
に、この実施の形態では係合歯16を軸支持ボス8の外
周面に、又、係合爪17を環状突起13の内周面に形成
した態様を示したが、心出し突起9の内周面と環状突起
13の外周面との間に設ける構成も可能であり、係合部
15の形状ならびに形成位置は、この実施の形態に示す
構成に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るディスクク
ランプ装置においては、クランプ位置においてターンテ
ーブルの回転力が係合部を介してクランパにスリップな
しに、又、回転伝達損失なしに伝達されて、両者の一体
回転が行われるので、ディスクとこれらターンテーブル
及びクランパとの摩擦接触部分の負担が軽減し、クラン
パをクランプ位置に押圧するバネ力等の力も、より軽い
もので済むとともにスリップ防止のための接触面のゴム
コーティングの処置も不要とし得、又、回転負荷も、よ
り小さいものでもディスクのスリップ発生を積極的に防
止できるので、クランプ動作を軽快かつ確実に行うこと
ができ、小型化設計ならびにコストダウンの容易なディ
スククランプ装置を提供できる。
ランプ装置においては、クランプ位置においてターンテ
ーブルの回転力が係合部を介してクランパにスリップな
しに、又、回転伝達損失なしに伝達されて、両者の一体
回転が行われるので、ディスクとこれらターンテーブル
及びクランパとの摩擦接触部分の負担が軽減し、クラン
パをクランプ位置に押圧するバネ力等の力も、より軽い
もので済むとともにスリップ防止のための接触面のゴム
コーティングの処置も不要とし得、又、回転負荷も、よ
り小さいものでもディスクのスリップ発生を積極的に防
止できるので、クランプ動作を軽快かつ確実に行うこと
ができ、小型化設計ならびにコストダウンの容易なディ
スククランプ装置を提供できる。
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示すディスクク
ランプ装置の要部縦断面図である。
ランプ装置の要部縦断面図である。
【図2】図1に示すディスククランプ装置のターンテー
ブル及びクランパを取り出して示す傾斜図である。
ブル及びクランパを取り出して示す傾斜図である。
【図3】図2に示すクランパの上面及び下面を左右可半
部分でそれぞれ示す平面図である。
部分でそれぞれ示す平面図である。
【図4】図3に示すクランパの横断面及び側面を左右可
半部分でそれぞれ示す図である。
半部分でそれぞれ示す図である。
【図5】図2に示すターンテーブルの上面及び下面を左
右可半部分でそれぞれ示す平面図である。
右可半部分でそれぞれ示す平面図である。
【図6】図5に示すターンテーブルの横断面及び側面を
左右可半部分でそれぞれ示す図である。
左右可半部分でそれぞれ示す図である。
2 モータ 3 ターンテーブル 4 クランパ 3a,4a 中央部 8 軸支持ボス 9 心出し突起 13 環状突起 15 係合部 16 係合歯 17 係合爪
Claims (5)
- 【請求項1】モータ(2)により回転駆動されるターン
テーブル(3)と、このターンテーブルに対向して回転
軸方向(X−X)に相対移動可能に配置され、クランプ
位置において、該ターンテーブル上に載置されたディス
ク(5)を該ターンテーブルとの間で挟持して一体回転
させるクランパ(4)とを備えたディスククランプ装置
において、前記ターンテーブルとクランパとの回転軸方
向における相対移動を許容するとともに、クランプ位置
において該ターンテーブルとクランパとを一体回転可能
に係合させる係合部(15)を該ターンテーブルとクラ
ンパとの間に設けたことを特徴とするディスククランプ
装置。 - 【請求項2】ターンテーブルとクランパの両中央部(3
a,4a)は、クランプ位置において、ディスクの中心
孔(5a)を挿通して相互に対応し、前記係合部(1
5)は該ターンテーブル及びクランパの両中央部間に形
成されてなる請求項1に記載のディスククランプ装置。 - 【請求項3】前記係合部(15)は、前記ターンテーブ
ル及びクランパの両中央部の一方の中央部に形成され円
環状に配置された複数の係合歯(16)と、他方の中央
部に形成されクランプ位置において前記係合歯に噛合可
能な係合爪(17)とよりなる請求項2に記載のディス
ククランプ装置。 - 【請求項4】前記ターンテーブルの中央部(3a)はデ
ィスクの心出しを行う環状の心出し突起(9)と該心出
し突起の内側にあってモータ軸(7)を取着する軸支持
ボス(8)とよりなり、前記円環状の複数の係合歯(1
6)は該軸支持ボスの外周面に一体に形成され、前記ク
ランパの中央部(4a)はクランプ位置において前記タ
ーンテーブルの中央部をなす環状の心出し突起と軸支持
ボスとの間に位置する環状突起(13)よりなり、前記
係合爪(17)は該環状突起の内周面に一体に形成され
てなる請求項3に記載のディスククランプ装置。 - 【請求項5】前記クランパはバネ(10)によりクラン
プ位置においてターンテーブルに押圧されてなる請求項
1ないし4のいずれか1に記載のディスククランプ装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7240697A JPH0963166A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ディスククランプ装置 |
CN 96109603 CN1149180A (zh) | 1995-08-25 | 1996-08-22 | 磁盘夹持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7240697A JPH0963166A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ディスククランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963166A true JPH0963166A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17063361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7240697A Pending JPH0963166A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ディスククランプ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0963166A (ja) |
CN (1) | CN1149180A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010225252A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Sony Corp | ディスク装着機構、ディスクドライブ装置 |
US8824099B2 (en) * | 2012-04-12 | 2014-09-02 | Intri-Plex Technologies, Inc. | Disk clamp having uniform clamping load and index mark |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP7240697A patent/JPH0963166A/ja active Pending
-
1996
- 1996-08-22 CN CN 96109603 patent/CN1149180A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1149180A (zh) | 1997-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000307 |