JPH0962616A - 半導体回路及び半導体装置 - Google Patents

半導体回路及び半導体装置

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JPH0962616A
JPH0962616A JP21470995A JP21470995A JPH0962616A JP H0962616 A JPH0962616 A JP H0962616A JP 21470995 A JP21470995 A JP 21470995A JP 21470995 A JP21470995 A JP 21470995A JP H0962616 A JPH0962616 A JP H0962616A
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bus
signal
selection signal
block
selection
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JP21470995A
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Isao Fukushi
功 福士
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作速度を遅らせることなく信号の衝突を防
止する半導体集積回路の提供。 【解決手段】 半導体装置1aにおいて、制御信号が有
効状態である場合に内部データを出力し、制御信号が無
効状態である場合に出力を高抵抗状態とするバスドライ
バ4a00〜4a15と、他の半導体装置1b、1x等につ
いての各装置選択信号信号2b0 、2x0 等及び自らの
装置選択信号2a0 を入力し、他の半導体装置1b、1
x等についての各装置選択信号2b0 ,2x0 のいずれ
もが非選択状態かつ自らの装置選択信号2a0 が選択状
態である場合に有効状態となる制御信号を制御出力手段
2a2 に供給する選択状態検出手段6a及び7aと、を
備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通のデータバス
を介してデータの双方向通信を行う複数の半導体装置を
備えたシステムの障害防止に関する。
【0002】MPU(micro processor unit)やDSP
(digital signal processor)等の半導体装置におい
て、内外のバスにおいて生ずる各信号間の無視できない
遅延差から、同時に複数のバスドライバが出力状態とな
り、同一バスに出力されるべきでない出力信号が同時に
出力されてしまう、いわゆるバスのコンフリクト(衝
突)が生ずることがあった。これらコンフリクトは予想
外のハザードや誤動作を引き起こす危険性があるため、
半導体装置やコンピュータシステムの設計上問題となっ
ている。
【0003】
【従来の技術】図4に、従来の双方向データバスの接続
例を示す。図4において、符号1a、1b、…、1x
は、ALU(arithmetic and logicunit )、FPU(f
loating point unit )、RAM、ROM、I/O等の
独立した機能を有するブロック(以下これら半導体装置
を「機能ブロック」と呼ぶ)である。機能ブロックの個
数は任意であるが、図4では説明の便宜のため3個のみ
記載してある。符号8は、機能ブロック間でデータの送
受信を行うための双方向データバスである。バスは複数
の信号線(例えば、16本)からなるものとする。機能
ブロック1aの内部において、バスドライバを4aXX
示す(XXはバスの番号(0〜15)とする)。バスド
ライバの制御入力2aがLレベルのときバスドライバ4
XXがアクティブ状態となって、機能ブロック内の回路
からデータ1aXXを双方向データバス8へ出力する。制
御入力2aがHレベルのときはバスドライバ4aXXがイ
ンアクティブ状態となって、バスドライバ4aXXの出力
はハイインピーダンス状態となり、データ1aXXは双方
向データバス8から電気的に切り離される。ゲート5a
XXは、常時双方向データバス8のデータを機能ブロック
内部に取り込む。他の機能ブロックb〜xについても、
同様の構成を備える。
【0004】図5(A)に、図4のような従来の双方向
データバスの接続を行った場合の波形図を示す。図5に
おいて、時刻t0 〜t1 の間は機能ブロック1aが双方
向データバス8に対してアクティブとなるサイクル、時
刻t1 〜t2 の間は機能ブロック1bが双方向データバ
ス8に対してアクティブとなるサイクルである。時刻t
0 の後に機能ブロック1aの内部で出力すべきデータ1
XXが用意され、時刻t10において制御入力2aがLレ
ベルになるとバスドライバ4aXXがアクティブ状態とな
って双方向データバス8にデータが出力される。機能ブ
ロック1bについてのデータ1bXXが用意されると、時
刻t11において制御入力2aは再びHレベルに戻り、バ
スドライバ4aXXはハイインピーダンス状態(インアク
ティブ状態)となる。その代わりに、時刻t20におい
て、制御入力2bがLレベルとなってバスドライバ4b
XXがアクティブ状態となり、機能ブロック1bについて
の内部データ1bXXが双方向データバス8に出力され
る。
【0005】このように、各機能ブロックのバスドライ
バが交互にアクティブ状態となることによって、機能ブ
ロック毎に内部データが双方向データバスに出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回路の規模
が増大した場合に、二以上の機能ブロックについてのバ
スドライバが同時にアクティブ状態となり、双方向デー
タバス上で信号の衝突が生ずるという問題があった。こ
の現象を図4の回路を例にとって以下に説明する。
【0007】図5(B)は双方向データバス8上で信号
の衝突が生じる場合の波形図である。従来の回路におい
て、各機能ブロックについての制御入力は、互いに同時
にLレベルにならないように設計されているが、回路の
規模が大きくなり配線長が長くなると、各機能ブロック
の制御入力の信号に遅延が生じ、場合によっては複数の
機能ブロックで制御入力が同時にLレベルとなる場合が
ある。図5(B)では、機能ブロック1aのデータをイ
ンアクティブ状態とするために制御入力2aをHレベル
にする時刻t11が、機能ブロック1bのデータをアクテ
ィブ状態とするために制御入力2bをLレベルにする時
刻t20より遅れている。通常は、時刻t 11は時刻t20
り時間的に前に存在しなければならない。
【0008】複数の機能ブロック間でバスドライバが同
時にアクティブ状態となると、双方向データバス8のデ
ータの論理が不定になるばかりでなく、バスドライバが
ショートして大きな直流電流が流れて多大に電力を消費
することにもなる。
【0009】特開平5−189387号公報には、この
ような信号の衝突を防止するための発明が開示されてい
る。かかる発明は、NANDゲートと遅延素子を各機能
ブロック(CPUボード)に設け、いずれかの機能ブロ
ックにバス占有要求信号が発生したときは他の機能ブロ
ックのバス占有要求信号の発生を防止することにより、
バス占有要求が同時になされないように構成したもので
ある。
【0010】しかしながら、上記公知発明では他の機能
ブロックのバス占有要求信号を遅延させ、遅延させたバ
ス占有要求信号の変化を受けて自己のバス占有要求信号
を出力するため、大きな遅延が生ずるという問題があ
る。このため、高速動作を要求される半導体装置におい
ては、動作速度を犠牲にしなければならないという問題
がある。
【0011】上記問題に鑑み本願発明は、動作速度を遅
らせることなく信号の衝突を防止する半導体装置を提供
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
回路(ワンチップマイコン等)は、内部バスを介して接
続され個々に独立した機能を有する複数の機能ブロック
(チップ内部のALU、FPU、RAM、ROM、I/
O等)と、各機能ブロックについての内部データが出力
される内部バスと、各機能ブロックを選択するためのブ
ロック選択信号により構成される選択信号バスと、を備
えた半導体回路であって、各機能ブロックは、制御信号
が有効状態である場合に内部データを内部バスへ出力
し、制御信号が無効状態である場合に内部データの出力
を禁止するバスドライバと、選択信号バスより他の機能
ブロックについての各ブロック選択信号及び自らのブロ
ック選択信号を入力し、他の機能ブロックについての各
ブロック選択信号のいずれもが非選択状態かつ自らのブ
ロック選択信号が選択状態である場合に有効状態となる
制御信号をバスドライバに供給する選択状態検出部とを
備えて構成される。
【0013】請求項2に記載の半導体回路(CPU、R
OM、RAM、コントローラ、又は、1ボードマイコ
ン、1ボードメモリ等)は、制御信号が有効状態である
場合に内部データを出力し、制御信号が無効状態である
場合に内部データの出力を禁止するバスドライバと、他
の半導体回路についての各回路選択信号及び自らの回路
選択信号を入力し、他の半導体回路についての各回路選
択信号のいずれもが非選択状態かつ自らの回路選択信号
が選択状態である場合に有効状態となる制御信号をバス
ドライバに供給する選択状態検出部と、を備えたインタ
ーフェース手段を備えて構成される。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の半導体回路を複数備えた半導体装置(CPU、メモリ
等により構成されるコンピュータシステム、個々が独立
した機能を有する複数のボードで構成されるコンピュー
タシステム等)において、各半導体回路についてのバス
ドライバの内部データが出力される共通バスと、各半導
体回路についての回路選択信号が出力される選択信号バ
スと、を備え、各半導体回路についての選択状態検出部
の各々は、選択信号バスに出力される各半導体回路につ
いての回路選択信号に基づいて自らのバスドライバへ制
御信号を供給する。
【0015】請求項1に記載の発明によれば、各機能ブ
ロックの選択状態検出部は、他の機能ブロックの内部デ
ータの出力を要求するためのブロック選択信号と自らの
ブロック選択信号に基づいてデータを出力する。つま
り、各選択状態検出部は、自らが内部データを出力する
場合に、他の機能ブロックがデータを出力していないこ
と、すなわち、他の機能ブロックについてのブロック選
択信号が選択状態でないことを検出してバスドライバに
出力を許可する。
【0016】したがって、各ブロック選択信号を他の機
能ブロックに供給する選択信号バスにおける無視できな
い遅延の影響により、他のブロック選択信号が選択状態
から非選択状態に戻る前に自らを選択するブロック選択
信号が選択状態になる場合が生じても、他のブロック選
択信号が非選択状態に戻るまでは自らのバスドライバの
出力が禁止される。このため、内部バス上で複数の機能
ブロックのデータが同時に出力されるという信号の衝突
が回避される。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、各半導体
回路に備えたインターフェース手段において、選択状態
検出部は、他の半導体回路の内部データの出力を要求す
るための回路選択信号と自らを選択する回路選択信号に
基づいてデータを出力する。つまり、各選択状態検出部
は、自らが内部データを出力する場合に、他の半導体回
路がデータを出力していないこと、すなわち、他の半導
体回路についての回路選択信号が選択状態でないことを
検出して、バスドライバに出力を許可する。
【0018】したがって、請求項3に記載の発明のよう
に、共通バス上で各回路選択信号を他の半導体回路に供
給する選択信号バスにおける無視できない遅延の影響に
より、他の回路選択信号が選択状態から非選択状態に戻
る前に自らの回路選択信号が選択状態になる場合が生じ
ても、各半導体回路においては、他の回路選択信号が非
選択状態に戻るまでは自らのバスドライバの出力が禁止
される。このため、共通バス上で複数の半導体回路のデ
ータが同時に出力されるという信号の衝突が回避され
る。
【0019】なお、各半導体回路は、各々がCPU、R
AM、ROM等の独立した機能を有する半導体集積回路
であっても、複数の1ボードマイコンやメモリボードを
汎用バスで接続してなるコンピュータシステムにおける
各ボードのような独立した回路であってもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して説明する。第1形態 図1に、本第1形態における半導体集積回路の構成図を
示す。本形態における半導体集積回路100は、例え
ば、ワンチップマイクロコンピュータに代表されるよう
に、ALU、FPU、RAM、ROM等が独立した機能
ブロックとして一つのシリコンチップ上に配置された集
積回路に関する。
【0021】図1に示すように、本第1形態の半導体集
積回路100は、各機能ブロック1a〜1xを内部バス
8で相互に通信可能に接続して構成される。内部バス8
は、当該半導体集積回路が取扱い可能なデータのビット
幅により本数が異なる。例えば、当該回路が16ビット
マイクロコンピュータであれば16本の信号線で構成さ
れる。内部バス8に並行して選択信号バス2が設けられ
ている。選択信号バス2は、各機能ブロックについての
内部データの出力を要求するため各機能ブロックから出
力されるブロック選択信号により構成される。
【0022】各機能ブロック1aは、各々がALU、F
PU、RAM、ROM、I/O等のコンピュータシステ
ムを構成する個々のブロックに相当する。図1では各機
能ブロックの個々の構成は図示せず、全ての機能ブロッ
クに共通の回路要素のみを図示してある。各機能ブロッ
クについての共通の回路要素はいずれも同様の構成をし
ているので、以下、機能ブロック1aについて説明する
こととする。
【0023】バスドライバ4a00〜4a15は、機能ブロ
ック1aの内部データ1a00〜1a 15の各々を内部バス
8へ出力する。各バスドライバには制御入力信号2a2
が共通して入力されている。当該制御信号2a2 がLレ
ベルであるとき、出力は有効状態となって内部データ1
00〜1a15が内部バス8に出力される。当該制御信号
2a2 がHレベルであるとき出力が禁止され(例えば、
出力側がハイインピーダンス状態となる)、他の機能ブ
ロックからデータの出力が可能となる。
【0024】ブロック選択信号2a0 は当該機能ブロッ
ク1aを選択して内部データの出力を要求するための信
号であり、選択信号バス2の一部として他の機能ブロッ
クにも供給されている。
【0025】ゲート5a00〜5a15は内部バス8に出力
されているデータを当該機能ブロック1aに取り込む。
NANDゲート7aは選択状態検出手段として働き、選
択信号バス2から他の機能ブロック1b〜1xについて
のブロック選択信号2b0 〜2x0 を入力する。インバ
ータ6aは自らのブロック選択信号2a0 を入力し、N
ANDゲート7aに出力する。これらNANDゲート7
a及びインバータ6aにより、他の機能ブロックについ
てのブロック選択信号が非選択状態(例えば、Hレベ
ル)且つ自らのブロック選択信号が選択状態(例えば、
Lレベル)のとき、前記制御信号2a2 はLレベル(有
効状態)となる。また、他の機能ブロックのいずれかが
Hレベルのとき、制御信号2a2 はHレベル(無効状
態)となる。
【0026】上記したように、他の機能ブロック1b〜
1xについても構成はほぼ同様である。つまり、他の各
機能ブロック1b〜1xも、自らのブロック選択信号が
選択状態(Lレベル)且つ自分以外の機能ブロックのブ
ロック選択信号が非選択状態(Hレベル)であるとき、
自らの制御信号を有効状態(Lレベル)とし、内部デー
タを出力する。それ以外の状態のとき、バスドライバの
出力を禁止する。
【0027】なお、本半導体集積回路100における機
能ブロックの個数に制限はなく、必要な機能の種類に応
じた機能ブロックを選択して構成すればよい。集積回路
の用途も本形態のようにマイクロコンピュータに拘束さ
れることなく、バスコントローラ、メモリコントロー
ラ、各種のコントローラ等に適用可能である。
【0028】次に、本第1形態の動作を図2の波形図に
基づいて説明する。図2において、機能ブロック1aに
ついては、時刻t10からt11までの間はブロック選択信
号2a0 がLレベルとなり、機能ブロック1aについて
データの出力が要求される。機能ブロック1bについて
は、時刻20からt21までの間はブロック選択信号2b0
がLレベルになり、機能ブロック1bについてデータの
出力が要求される。このため、これらブロック選択信号
に基づいてそのまま各機能ブロックがデータを出力する
と、従来例で説明したように、時刻t20〜t11の期間中
にデータが内部バス8上で衝突する。
【0029】そこで、本形態では、インバータ6a、6
bの作用、NANDゲート7a、7bの作用により、互
いに同時に出力されることを禁止するための制御信号2
2及び2b2 を生成し、データの衝突を回避する。
【0030】すなわち、機能ブロック1aでは、インバ
ータ6aがブロック選択信号2a0の論理を反転し、N
ANDゲート7aに入力する。NANDゲート7aは入
力が全てHレベルのときのみ出力をLレベルにする。そ
のため自らのブロック選択信号2a0 が選択状態(Lレ
ベル)となっても機能ブロック1bからのブロック選択
信号2b0 が非選択状態(Hレベル)でない限り、制御
信号2a2 はLレベル(有効状態)とはならない。した
がって、期間t20〜t11のように、ブロック選択信号2
0 が選択状態から非選択状態に遷移する前にブロック
選択信号2b0が先に選択状態になった場合には、制御
信号2a2 は有効状態から無効状態に戻り、内部データ
1a00〜1a15は出力されない。
【0031】一方、機能ブロック1bにおいても、イン
バータ6bがブロック選択信号2b 0 の論理を反転し、
NANDゲート7bに入力する。NANDゲート7bは
入力が全てHレベルのときのみ出力をLレベルにする。
そのため自らのブロック選択信号2b0 が選択状態(L
レベル)となっても機能ブロック1aからのブロック選
択信号2a0 が非選択状態(Hレベル)でない限り、制
御信号2b2 はLレベル(有効状態)とはならない。し
たがって、期間t20〜t11のように、機能ブロック1a
のブロック選択信号2a0 が非選択状態に戻る前に機能
ブロック1bのブロック選択信号2b0 が選択状態とな
っても、NANDゲート7bから出力される制御信号2
2 は有効状態とならず、内部データ1b00〜1b15
出力されない。そして、機能ブロック1aからのブロッ
ク選択信号2a0 が非選択状態になった時に初めて制御
信号2b2 が有効状態となり、内部データ1b00〜1b
15が出力される。
【0032】以上の通り、本第1形態によれば、互いに
離れた機能ブロック間において信号の無視できない遅延
等が生じた場合でも、内部バス上で信号の衝突、いわゆ
るバスコンフリクトが発生しない。バスコンフリクトが
発生しないので、バスドライバの衝突による電力の浪費
が回避される。第2形態 図3に、本第2形態におけるコンピュータシステムの構
成図を示す。本形態におけるコンピュータシステム20
0は、例えば、CPU、RAM、ROM等の独立した半
導体回路としてのチップにより構成したコンピュータシ
ステム(半導体装置)に関する。
【0033】図3に示すように、本第2形態のコンピュ
ータシステム200は、複数のチップ10a〜10xを
共通バス8’で相互に通信可能に接続して構成される。
共通バス8’は、第1形態と同様に、当該各チップが取
扱い可能なデータのビット幅により本数が異なる(ここ
では16ビットバスとする。)。共通バス8’に並行し
て選択信号バス2’が設けられている。選択信号バス
2’は、各チップについての内部データの出力を要求す
る各チップからのブロック選択信号により構成される。
【0034】各チップ10a〜10xには、各々共通バ
ス8’及び選択信号バス2’と各チップとの間のデータ
等の入出力を行うインターフェース(I/O)部1a’
〜1x’を含む。各インターフェース部1a’〜1x’
は上記第1形態で説明した各機能ブロック1a〜1xと
同様の動作を行う。つまり、チップ10aを例にとれ
ば、図1を参照しても判るように、各チップから共通バ
ス8’に出力する内部データ1a00〜1a15がインター
フェース部1a’を介して共通バス8’に出力され、共
通バス8’に出力されているデータがインターフェース
部1a’を介してチップ10a内部に入力される。ま
た、当該チップ10aの出力を要求する場合のチップ選
択信号(第1形態のブロック選択信号に相当)2a0
インターフェース部1a’を介して選択信号バス2’に
出力される。
【0035】なお、本形態は、各チップをシリコンチ
ップとしシリコンチップ間をバスで結線したハイブリッ
ドIC、各チップをCPU、RAM、ROM等の独立
したデバイスとし各デバイス間をバスで接続したコンピ
ュータシステム、各チップとして1ボードマイクロコ
ンピュータやメモリボードを採用し各ボード間を汎用バ
スで接続したシステム等に適用が可能である。
【0036】具体的な動作は、第1形態における各機能
ブロック1aと内部バス8及び選択信号バス2との間に
おける動作と同様に行われる。信号の波形図も第1形態
の図2をそのまま適用できる。
【0037】以上の通り、本第2形態によれば、互いに
離れたチップ間において信号の無視できない遅延等が生
じた場合でも、内部バス上で信号の衝突、いわゆるバス
コンフリクトが発生しない。バスコンフリクトが発生し
ないので、各チップの電力消費が減少できる。
【0038】特に、本形態は全体の大きさが第1形態に
比べて大きく選択信号バスにおける信号の遅延も大きく
なるので、本形態のように本発明を適用した場合の効果
が大きい。その他の形態 本発明の上記形態に限らず種々の変形が可能である。
【0039】例えば、選択状態検出手段の形態は、上記
各形態のようにNANDゲートとインバータで構成する
他に、他の機能ブロック(チップ)についての装置選
択信号が非選択状態であること、及び、当該機能ブロ
ック(チップ)の装置選択信号が選択状態であること、
を検出して制御信号を有効状態とするものであれば、他
の形態であってもよい。
【0040】また、他の機能ブロック(チップ)の動作
状態を検出するための信号は、装置選択信号に限られる
ことはなく、他の機能ブロック(チップ)の動作を示す
信号であれば、他の信号であってもよい。
【0041】
【発明の効果】本願発明によれば、従来の発明のように
優先順位を規定するために遅延素子を用いることがない
ので、動作速度自体を遅らせることがない。また、他の
機能ブロック(チップ)の動作状態を検出するので、バ
ス上における信号の衝突を確実に防止する半導体回路及
び半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態の半導体集積回路における構
成図である。
【図2】本発明の第1形態の半導体集積回路における波
形図である。
【図3】本発明の第2形態のコンピュータシステムにお
ける構成図である。
【図4】従来例の半導体装置における構成図である。
【図5】従来例の半導体装置における波形図である。
【符号の説明】
1a、1b、1x…機能ブロック 1a’、1b’、1x’…インターフェース(I/O)
部 1a00〜1a15、1b00〜1b15、1x00〜1x15…内
部データ 2…選択信号バス 2a、2a1 、2a2 、2b、2b1 、2b2 、2x、
2x1 、2x2 …制御入力 3a00〜3a15、3b00〜3b15、3x00〜3x15…入
力データ 4a00〜4a15、4b00〜4b15、4x00〜4x15…バ
スドライバ 5a00〜5a15、5b00〜5b15、5x00〜5x15…ゲ
ート 6a、6b、6x…インバータ 7a、7b、7x…NANDゲート 8…内部バス 8’…共通バス 10a、10b、10x…チップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部バスを介して接続され個々に独立し
    た機能を有する複数の機能ブロックと、各前記機能ブロ
    ックについての内部データが出力される前記内部バス
    と、各前記機能ブロックを選択するためのブロック選択
    信号により構成される選択信号バスと、を備えた半導体
    回路であって、 各前記機能ブロックは、制御信号が有効状態である場合
    に前記内部データを前記内部バスへ出力し、前記制御信
    号が無効状態である場合に前記内部データの出力を禁止
    するバスドライバと、前記選択信号バスより他の前記機
    能ブロックについての各前記ブロック選択信号及び自ら
    のブロック選択信号を入力し、他の前記機能ブロックに
    ついての各ブロック選択信号のいずれもが非選択状態か
    つ前記自らのブロック選択信号が選択状態である場合に
    有効状態となる前記制御信号を前記バスドライバに供給
    する選択状態検出部とを備えたことを特徴とする半導体
    回路。
  2. 【請求項2】 制御信号が有効状態である場合に内部デ
    ータを出力し、前記制御信号が無効状態である場合に前
    記内部データの出力を禁止するバスドライバと、他の半
    導体回路についての各回路選択信号及び自らの回路選択
    信号を入力し、前記他の半導体回路についての各回路選
    択信号のいずれもが非選択状態かつ前記自らの回路選択
    信号が選択状態である場合に有効状態となる前記制御信
    号を前記バスドライバに供給する選択状態検出部と、を
    有するインターフェース手段を備えたことを特徴とする
    半導体回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体回路を複数備え
    た半導体装置において、 各前記半導体回路についての前記バスドライバの内部デ
    ータが出力される共通バスと、各前記半導体回路につい
    ての前記回路選択信号が出力される選択信号バスと、を
    備え、 各前記半導体回路についての前記選択状態検出部の各々
    は、前記選択信号バスに出力される各前記半導体回路に
    ついての前記回路選択信号に基づいて自らの前記バスド
    ライバへ前記制御信号を供給することを特徴とする半導
    体装置。
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JP (1) JPH0962616A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350783A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Seiko Epson Corp データ転送制御装置、電子機器及びデータ転送制御方法

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JP2006350783A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Seiko Epson Corp データ転送制御装置、電子機器及びデータ転送制御方法

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