JPH0961645A - マルチコア光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents
マルチコア光ファイバ母材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0961645A JPH0961645A JP7217140A JP21714095A JPH0961645A JP H0961645 A JPH0961645 A JP H0961645A JP 7217140 A JP7217140 A JP 7217140A JP 21714095 A JP21714095 A JP 21714095A JP H0961645 A JPH0961645 A JP H0961645A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- optical fiber
- core members
- quartz tube
- quartz
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 コア部材の複数本を束ねたマルチコアと石英
管をジャケッティングするときに、コア部材と石英管の
傷つきを防止し、泡の発生を防止したマルチコア光ファ
イバの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるマルチコア光ファイバ母材
の製造方法は、石英を主原料とするコアとこのコアの外
側を被覆する、コアよりも屈折率が低いクラッド層とか
らなるコア部材の複数本を束ねて、この両端をガラス管
でコラップスして一体化させ、ついでこれを石英管内に
挿入し、この石英管を回転させながら加熱して複数本の
コア部材と石英管とをコラップスしジャケッティングす
ることを特徴とするものである。
管をジャケッティングするときに、コア部材と石英管の
傷つきを防止し、泡の発生を防止したマルチコア光ファ
イバの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるマルチコア光ファイバ母材
の製造方法は、石英を主原料とするコアとこのコアの外
側を被覆する、コアよりも屈折率が低いクラッド層とか
らなるコア部材の複数本を束ねて、この両端をガラス管
でコラップスして一体化させ、ついでこれを石英管内に
挿入し、この石英管を回転させながら加熱して複数本の
コア部材と石英管とをコラップスしジャケッティングす
ることを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチコア光ファイ
バ母材の製造方法、特には光通信の分野において利用さ
れる、マルチコア光ファイバ母材の製造方法に関するも
のである。
バ母材の製造方法、特には光通信の分野において利用さ
れる、マルチコア光ファイバ母材の製造方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来公知のマルチコア光ファイバ母材は
図４に示したように、石英を主原料とするコア12とこの
コア12の外側を被覆する、コアよりも屈折率の低いクラ
ッド層13とからなるコア部材11の複数本を石英管14の中
に挿入し、これを図５に示した装置で石英管を回転させ
ながらバーナー15で加熱してまずこの片端を封止し、つ
いで管内を減圧に保ち、バーナー15を移動させながら加
熱し複数本のコア部材と石英管とをコラップスし、ジャ
ケッティングするという方法で作られている。
図４に示したように、石英を主原料とするコア12とこの
コア12の外側を被覆する、コアよりも屈折率の低いクラ
ッド層13とからなるコア部材11の複数本を石英管14の中
に挿入し、これを図５に示した装置で石英管を回転させ
ながらバーナー15で加熱してまずこの片端を封止し、つ
いで管内を減圧に保ち、バーナー15を移動させながら加
熱し複数本のコア部材と石英管とをコラップスし、ジャ
ケッティングするという方法で作られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来公知のジャケッティング法では、複数本のコア部材と
石英管とを加熱してコラップスするときに、石英管が回
転しているためにコア部材が石英管内壁と接触したり、
コア部材同士が接触するためにお互いに傷がついたり、
これが原因でここに泡が発生し、したがって、この製造
歩留りが悪くなるという不利がある。
来公知のジャケッティング法では、複数本のコア部材と
石英管とを加熱してコラップスするときに、石英管が回
転しているためにコア部材が石英管内壁と接触したり、
コア部材同士が接触するためにお互いに傷がついたり、
これが原因でここに泡が発生し、したがって、この製造
歩留りが悪くなるという不利がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決したマルチコア光ファイバ母材の製造方法に関す
るものであり、これは石英を主原料とするコアとこのコ
アの外側を被覆するコアよりも屈折率の低いクラッド層
とからなるコア部材の複数本を束ね、この両端をガラス
管でコラップスし一体化させ、ついでこれを石英管内に
挿入し、この石英管を回転させながら加熱して複数本の
コア部材と石英管をコラップスし、ジャケッティングす
ることを特徴とするものである。
を解決したマルチコア光ファイバ母材の製造方法に関す
るものであり、これは石英を主原料とするコアとこのコ
アの外側を被覆するコアよりも屈折率の低いクラッド層
とからなるコア部材の複数本を束ね、この両端をガラス
管でコラップスし一体化させ、ついでこれを石英管内に
挿入し、この石英管を回転させながら加熱して複数本の
コア部材と石英管をコラップスし、ジャケッティングす
ることを特徴とするものである。
【０００５】本発明はマルチコア光ファイバ母材の製造
方法に関するものであり、これは上記したように公知の
方法で作られた複数本のコア部材を石英管に挿入するに
先立って、その両端をガラス管でコラップスし、ついで
これを石英管に挿入し、これを回転させながら加熱して
複数本のコア部材と石英管をコラップスし、ジャケッテ
ィングするものである。
方法に関するものであり、これは上記したように公知の
方法で作られた複数本のコア部材を石英管に挿入するに
先立って、その両端をガラス管でコラップスし、ついで
これを石英管に挿入し、これを回転させながら加熱して
複数本のコア部材と石英管をコラップスし、ジャケッテ
ィングするものである。
【０００６】すなわち、本発明のマルチコア光ファイバ
母材は図１に示したように、石英を主原料とするコア２
とこのコアの外側を被覆しているコアよりも屈折率が低
いクラッド層３とからなるコア部材１の複数本を束ね
て、この両端をガラス管でコラップスして一体化させ、
ついでこれを石英管５に挿入し、複数本のコア部材と石
英管とを図５に示した装置でコラップスし、ジャケッテ
ィングしたものである。
母材は図１に示したように、石英を主原料とするコア２
とこのコアの外側を被覆しているコアよりも屈折率が低
いクラッド層３とからなるコア部材１の複数本を束ね
て、この両端をガラス管でコラップスして一体化させ、
ついでこれを石英管５に挿入し、複数本のコア部材と石
英管とを図５に示した装置でコラップスし、ジャケッテ
ィングしたものである。
【０００７】このコア部材１は石英を主原料とし、これ
に光増幅のために希土類元素、例えばＥｒ、Ｎｄ、Ｐｒ
などおよびＡｌ及び／又はＰと、この屈折率を上昇させ
るための屈折率制御材、例えばＧｅをドープしてなるコ
ア２と、このコア２の外側を被覆するコア２よりも屈折
率の低いクラッド層３とからなるものとされているが、
これはその複数本、例えば、これを最密充填の配置とす
るためには［Σ６（ｎ−１）］＋１（本）＝３ｎ2 −３
ｎ＋１（本）（ただしｎは２以上の整数）とし、１例と
して図示したような７本を束ねるものとする。
に光増幅のために希土類元素、例えばＥｒ、Ｎｄ、Ｐｒ
などおよびＡｌ及び／又はＰと、この屈折率を上昇させ
るための屈折率制御材、例えばＧｅをドープしてなるコ
ア２と、このコア２の外側を被覆するコア２よりも屈折
率の低いクラッド層３とからなるものとされているが、
これはその複数本、例えば、これを最密充填の配置とす
るためには［Σ６（ｎ−１）］＋１（本）＝３ｎ2 −３
ｎ＋１（本）（ただしｎは２以上の整数）とし、１例と
して図示したような７本を束ねるものとする。
【０００８】本発明では図２に示したように、この束ね
たコア部材の両端がガラス管６によってコラップスし一
体化されており、このものが図３に示したように石英管
５に挿入される。そして、公知の方法でこの石英管を回
転させながらバーナーで加熱してこの束ねたコア部材と
石英管５をコラップスし、ジャケッティングすることに
よってマルチコア光ファイバ母材とされる。
たコア部材の両端がガラス管６によってコラップスし一
体化されており、このものが図３に示したように石英管
５に挿入される。そして、公知の方法でこの石英管を回
転させながらバーナーで加熱してこの束ねたコア部材と
石英管５をコラップスし、ジャケッティングすることに
よってマルチコア光ファイバ母材とされる。
【０００９】しかし、この場合には複数本のコア部材の
両端がガラス管６でコラップスされているので、石英管
が回転してもこのコア部材１同士がぶつかり合うことが
なくなるし、コア部材と石英管５との間には間隙７が形
成されていてコア部材と石英管５とがぶつかり合うこと
もなくなるので、これらが互いに傷つけ合うこともなく
なり、マルチコア光ファイバ母材の生産性が低下するこ
ともなくなるという有利性が与えられる。
両端がガラス管６でコラップスされているので、石英管
が回転してもこのコア部材１同士がぶつかり合うことが
なくなるし、コア部材と石英管５との間には間隙７が形
成されていてコア部材と石英管５とがぶつかり合うこと
もなくなるので、これらが互いに傷つけ合うこともなく
なり、マルチコア光ファイバ母材の生産性が低下するこ
ともなくなるという有利性が与えられる。
【００１０】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態を実施
例をあげて説明する。 実施例 合成石英ガラスに希土類元素としてのＥｒを400ppm、Ａ
ｌを 10,000ppm添加し、屈折率制御材としてのＧｅをド
ープした、純石英に対する最大屈折率差が 1.5％である
高屈折率で、外径が 1.2mmであるコアを、合成石英ガラ
スに屈折率制御材としてＦを30,000ppm ドープした、純
石英に対する最小屈折率差が−0.7 ％である低屈折率
で、厚さが 0.4mmである第１クラッドで被覆したコア部
材を外径２mm、長さ 300mmに加工し、この７本を束ね
た。
例をあげて説明する。 実施例 合成石英ガラスに希土類元素としてのＥｒを400ppm、Ａ
ｌを 10,000ppm添加し、屈折率制御材としてのＧｅをド
ープした、純石英に対する最大屈折率差が 1.5％である
高屈折率で、外径が 1.2mmであるコアを、合成石英ガラ
スに屈折率制御材としてＦを30,000ppm ドープした、純
石英に対する最小屈折率差が−0.7 ％である低屈折率
で、厚さが 0.4mmである第１クラッドで被覆したコア部
材を外径２mm、長さ 300mmに加工し、この７本を束ね
た。
【００１１】ついで、この束ねたコア部材の両端を内径
６mmのガラス管でとめ、この部分をバーナーで 2,000℃
に加熱し、溶融して７本を一体化させた。つぎに、この
マルチコアを内径８mmの無水合成石英管内に挿入し、石
英管を回転させ、石英管内を不活性ガスで十分に置換
し、バーナーを一端から他端に徐々に移動して管内を
2,000℃に加熱してマルチコアと石英管をコラップス
し、ジャケッティングさせたところ、コア部材同士の接
触、コア部材と石英管との接触による傷は発生せず、泡
の発生もみられなかったので、マルチコア光ファイバ母
材を高い収率で得ることができた。
６mmのガラス管でとめ、この部分をバーナーで 2,000℃
に加熱し、溶融して７本を一体化させた。つぎに、この
マルチコアを内径８mmの無水合成石英管内に挿入し、石
英管を回転させ、石英管内を不活性ガスで十分に置換
し、バーナーを一端から他端に徐々に移動して管内を
2,000℃に加熱してマルチコアと石英管をコラップス
し、ジャケッティングさせたところ、コア部材同士の接
触、コア部材と石英管との接触による傷は発生せず、泡
の発生もみられなかったので、マルチコア光ファイバ母
材を高い収率で得ることができた。
【００１２】
【発明の効果】本発明はマルチコア光ファイバ母材の製
造方法に関するものであり、これによれば、束ねた複数
本のコア部材の両端がガラス管でコラップスし一体化さ
れているので、これを石英管に挿入すると、石英管を回
転させてもコア部材と石英管との間に間隙が生じ、コア
部材と石英管壁とが接触せず、両者の傷の発生が防止さ
れ、発泡も抑制されるので、マルチコア光ファイバ母材
を有利に得ることができる。
造方法に関するものであり、これによれば、束ねた複数
本のコア部材の両端がガラス管でコラップスし一体化さ
れているので、これを石英管に挿入すると、石英管を回
転させてもコア部材と石英管との間に間隙が生じ、コア
部材と石英管壁とが接触せず、両者の傷の発生が防止さ
れ、発泡も抑制されるので、マルチコア光ファイバ母材
を有利に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明により得られるジャケッティング前のマ
ルチコア光ファイバ母材の横断面図を示したものであ
る。
ルチコア光ファイバ母材の横断面図を示したものであ
る。
【図２】本発明により束ねた複数本のコア部材の両端を
ガラス管でコラップスし一体化されたものの縦断面図を
示したものである。
ガラス管でコラップスし一体化されたものの縦断面図を
示したものである。
【図３】本発明により両端をガラス管でコラップスし一
体化された複数本のコア部材を石英管に挿入したものの
縦断面図を示したものである。
体化された複数本のコア部材を石英管に挿入したものの
縦断面図を示したものである。
【図４】従来公知のジャケッティング前のマルチコア光
ファイバ母材の横断面図を示したものである。
ファイバ母材の横断面図を示したものである。
【図５】石英管中にマルチコア光ファイバをジャケッテ
ィングする装置の縦断面図を示したものである。
ィングする装置の縦断面図を示したものである。
１，11…コア部材 ２，12…コア ３，13…クラッド層 ５，14…石英管 ６…ガラス管 ７…間隙 15…バーナー
Claims (3)
- 【請求項１】 石英を主原料とするコアとこのコアの外
側を被覆するコアよりも屈折率が低いクラッド層とから
なるコア部材の複数本を束ね、この両端をガラス管でコ
ラップスして一体化させ、ついでこれを石英管内に挿入
し、この石英管を回転させながら加熱して複数本のコア
部材と石英管とをコラップスしジャケッティングするこ
とを特徴とするマルチコア光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項２】 コア部材の複数本が３ｎ2 −３ｎ＋１
（ただしｎは２以上の整数）で示される本数である請求
項１に記載したマルチコア光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項３】 コアが希土類元素のドープされたもので
ある請求項１に記載したマルチコア光ファイバ母材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7217140A JPH0961645A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マルチコア光ファイバ母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7217140A JPH0961645A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マルチコア光ファイバ母材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961645A true JPH0961645A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16699489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7217140A Pending JPH0961645A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マルチコア光ファイバ母材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961645A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11385401B2 (en) | 2019-12-04 | 2022-07-12 | Alcon Inc. | Multi-core optical fiber with reduced bubble formation |
| CN115215539A (zh) * | 2022-08-03 | 2022-10-21 | 杭州金星通光纤科技有限公司 | 一种大尺寸高沉积速率低成本光纤预制棒的制造方法 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP7217140A patent/JPH0961645A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11385401B2 (en) | 2019-12-04 | 2022-07-12 | Alcon Inc. | Multi-core optical fiber with reduced bubble formation |
| CN115215539A (zh) * | 2022-08-03 | 2022-10-21 | 杭州金星通光纤科技有限公司 | 一种大尺寸高沉积速率低成本光纤预制棒的制造方法 |
| CN115215539B (zh) * | 2022-08-03 | 2023-04-07 | 杭州金星通光纤科技有限公司 | 一种大尺寸高沉积速率低成本光纤预制棒的制造方法 |
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