JPH0961224A - 移動体の油面検知装置 - Google Patents

移動体の油面検知装置

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JPH0961224A
JPH0961224A JP7243782A JP24378295A JPH0961224A JP H0961224 A JPH0961224 A JP H0961224A JP 7243782 A JP7243782 A JP 7243782A JP 24378295 A JP24378295 A JP 24378295A JP H0961224 A JPH0961224 A JP H0961224A
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oil
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JP7243782A
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Ikuji Hanao
育治 花尾
Koji Enami
宏治 榎並
Motoe Kondou
元恵 近藤
Yoshitaro Tsuji
吉太郎 辻
Hiroshi Yatabe
弘 谷田部
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道あるいは路面を走行する車両の油タンク
の油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知するこ
とができる省人省力的かつ経済的な車両の油面検知装置
を提供すること。 【解決手段】 走行車両1にそれぞれ搭載された潤滑油
タンクの油面検査窓3を撮像できるタイミング同期付き
のシャッターCCDカメラ16と、同油面検査窓3の油
の発光を促す高輝度発光紫外線ランプ15とを内蔵して
なる映像検出部4、同映像検出部4の出力信号により同
油面検査窓3の油面の映像を画像処理し、その油面高さ
に基づいて油量を演算する油面検出処理部6とを具えた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油面検査窓から見
える油面量及び油の汚れを画像処理にて自動的に検出
し、機器の耐環境対策と検出性向上及び機器の自動校正
を可能とする移動体の油面検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されている潤滑油タンクは従
来、図9に断面図に示すように、定期検査時ごとに静止
した状態において油面検査窓3にてその油量を目視で測
量し、また潤滑油27の汚れを観測している。その際、
油面検査窓3の表面に塵埃等付着物29があれば、係員
が洗浄清掃を行い、潤滑油27の交換時期及び油補充量
等を検査し、その検査台数は複数台の機械系駆動部2に
対し検査状況を個別にペーパー番号で管理し、記録保管
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の目視による油面検査では、個人差により、油
面量が定量的に測定しにくく、さらに潤滑油の汚れなど
定量化しにくい検査も含まれるから、検査員の作業は負
担度が増す。また検査の効率化に際しても、静止中の複
数車両の各検査窓を歩行検査することは、さらに検査員
の負担度が増すので、作業時間の効率化には不向きであ
る。そこで、油面検査作業を自動化して昼夜を問わず、
省人省力的に潤滑油面を検査する手段として、紫外線及
びカメラを利用する手段も考えられるのであるが、紫外
線ランプは、図10線図に示すように、点灯時間が長く
なると紫外線強度が低下し、例えば約1500Hrで照
射強度は初期強度の60%に低下する等の問題がある。
したがって、油面検査作業の機械化のためには、このよ
うな光源の問題をクリアすることが必要となる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、軌道あるいは路面を走行する車両等の油タン
クの油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知する
ことができる省人省力的かつ経済的な移動体の油面検知
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明は、軌道あるいは路面を走行する車両等の移動体に搭
載された潤滑油タンクの油面検査窓を撮像できるタイミ
ング同期付きのシャッターCCDカメラと同油面検査窓
の油の発光を促す高輝度発光紫外線ランプとを内蔵して
なる映像検出部と、同映像検出部の出力信号により同油
面検査窓の油面の映像を画像処理しその油面高さに基づ
いて残留油量を演算する油面検出処理部とを具えたこと
を特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、そ
の映像検出部を空冷するエアブロワと、同映像検出部へ
の風圧及び雨水の侵入防止構造と、同映像検出部への太
陽光等の外乱光を遮光する遮光板とを具えたことを特徴
とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1において、そ
の各油面検査窓の映像の高速移動状態を撮像するための
通過信号となる投受光器であって小径光源を有し外乱光
を受けにくくするレーザー光源等の投光器と、外乱光に
よる誤動作を防ぐ光学フィルターを前面に設け移動体が
通過したときのみ光信号を高精度で受光する受光器とを
具えたことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、走行車両にそれぞれ搭
載された潤滑油タンクの油面検査窓に対し離れた路面の
側方位置から同油面検査窓を撮像するタイミング同期付
きのシャッターCCDカメラと、同油面検査窓の油の発
光を促す高輝度発光紫外線ランプと、上記CCDカメラ
及び紫外線ランプの光学的制御を行う光学機器コントロ
ールユニットとからなる映像検出部の筐体において、そ
の前端開口を遠隔操作により所要の開度に跳ね上げ式に
開閉し、内面に紫外線蛍光発光板が貼着されている紫外
線ランプ校正を兼ねたフードを具え、同フードの全閉時
に同紫外線蛍光発光板により上記紫外線ランプからの紫
外線を反射して上記CCDカメラに入射し、同CCDカ
メラにより検出された受光レベルに基づいて同CCDカ
メラの受光感度を高めることにより、上記紫外線ランプ
の照射強度の経時的低下を補償するようにしたことを特
徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項2において、請
求項3を具えたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項2において、請
求項3及び4を具えたことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項2において、高
輝度発光紫外線ランプとCCDカメラの下部に防振材を
設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を車両に搭載された潤滑油
タンクの油面レベル検知に適用した実施例について説明
すると、図1はその第1実施例を示す軌道車両の全体斜
視図、図2は図1の油面検知装置の原理を示す説明図、
図3は図1の映像検出部の内部構造を示す斜視図、図4
は本発明の第2実施例を示す全体斜視図、図5は図4の
映像検出部及びエアブロワを示す拡大図、図6は本発明
の第3実施例を示す全体斜視図、図7は本発明の第4実
施例を示す全体斜視図、図8は図3の映像検出部の変形
例を示す斜視図である。
【0013】まず、図1において1はそれぞれ軌道ある
いは路面に沿って矢印方向に走行する車両で、各車両1
にはその機械系駆動部2と同一側にそれぞれ潤滑油面検
査窓3が付設されている。6は例えば、上記車両の路面
検査窓に対向する軌道あるいは路面に設置された測定室
9内に配置された油面検出処理部であり、映像検出部4
は信号ケーブル5により測定室9内の油面検出処理部6
に接続されている。このような配置において、走行車両
等の油面検査窓3の油面は映像検出部4で映像として撮
えられ、その映像信号を信号ケーブル5を経て測定室9
内にある油面検出処理部6にて、画像処理によって油面
検査窓3の状態が判定され、その結果を油面判定表示部
7が係員に警報表示する。その際の映像油面検出の原理
は、図2に示すように、映像検出部の内部にある高輝度
発光紫外線ランプ(以下紫外線ランプという)15から
照射された紫外線が映像検出部4の前面にある紫外線透
過用の強化ガラス窓18を透過し、その紫外線は油面検
査窓3に照射され、内部の潤滑油が紫外線の作用により
発光するので、この発光油面23の油面高さ24をタイ
ミング同期付きのシャッターCCDカメラ16で撮像す
ることで油面レベルを検知することに基づいている。
【0014】図3において、19は紫外線ランプ校正兼
用前面フード(以下フードという)であり、上端が横軸
ヒンジを介して映像検出部の偏平長方形筐体32の前端
開口の上端に前方へ跳ね上げ起倒式に枢着され、同前端
開口の左右端にはそれぞれ直角三角形の側板が竪ヒンジ
ピンを介して水平面内で矢印に示すように観音開き的に
回動可能に枢支されている。このフード19は、通常使
用時は、同筐体32の前端開口を図示のように開放し、
通過中の車両の油面検査窓3を紫外線ランプ15で照射
し、CCDカメラ16でその映像を撮像するのである
が、その際、映像撮像に不要な自然光を遮光するフード
として使用する。このフード19の跳ね上げ状態での下
面(閉じた状態では内面となる)には、紫外線を受ける
と蛍光し、強度に応じて輝度が変化する紫外線蛍光発光
板(以下蛍光発光板という)21が取り付けられてお
り、閉じることによって紫外線ランプ15とCCDカメ
ラ16とを蛍光発光板21による反射作用を介して光学
的に対向させ、蛍光発光板21の蛍光輝度をCCDカメ
ラ16にて撮り、このときのCCDカメラにおける受光
レベル信号により紫外線ランプの照射強度を検知し、紫
外線ランプの劣化で照射強度が初期より低下すると、C
CDカメラ側にて受光感度を上げて補正し、紫外線照射
強度をCCDカメラの受光感度に合わせてシステム感度
を常に一定になるようにする。つまり、紫外線ランプの
経時的な輝度低下によるCCDカメラの撮像能力の低下
を補償するのであり、このような紫外線ランプの能力低
下を補償するための作業を紫外線ランプの校正といって
いる。このような装置によれば、フード19とフードの
開閉駆動用機器と、紫外線蛍光発光板21と光学機器コ
ントロールユニット17とによる紫外線ランプの校正を
定期的に行うことにより、CCDカメラによる油面検出
窓の油面を紫外線ランプの経時的輝度低下にもかかわら
ず、一定の精度で検出することができる。
【0015】すなわち、図3に示すように、映像検出部
4では油面検査窓3を紫外線ランプ校正兼用前面フード
19にて外乱光の影響を防ぎ、また走行車両1などの影
響で発生する振動などを防振する防振材30を高輝度発
光紫外線ランプ15とタイミング同期付きのシャッター
CCDカメラ16の下部全面に設け、外乱光及び振動等
の影響を防ぎながら発光油面23を撮像する。そして、
その映像は高輝度発光紫外線ランプ15の通電と同時に
通電される光学機器コントロールユニット17に送ら
れ、外部の引出し線である信号ケーブル5から測定室9
内にある油面検出処理部6に送信される。この防振材3
0は、本発明装置の枢要部である高輝度紫外線ランプ1
5,タイミング同期付きCCDカメラ16が振動及び衝
撃に特に弱く、損傷を受けやすいので、これらの機器を
振動,衝撃に対して保護する重要な作用を行う。油面検
出処理部6では油面検査窓3の発光油面23の映像を濃
淡画像処理し、既知の油面検査窓3の寸法に基づいて発
光油面23の油面高さ24を定量的に求める。また、油
面検査窓の汚れに対しても、油面検査窓3の決まった形
状と異なる映像が検出された場合に、油面検査窓3に塵
埃等付着物29があることを、油面検出処理部6を通じ
て油面判定表示部7から結果を自動的に判定することで
係員に警報表示する。
【0016】次に、本発明の第2実施例について説明す
ると、図4に示すように、映像検出部4が屋外8に配置
された環境のもとにあり、日中は映像検出部4の内部は
高温になり機器の故障の原因ともなる。また、走行車両
等が映像検出部4の前を通過する際には、風圧により塵
埃が舞い上がり、映像検出部4の強化ガラス窓18に付
着する可能性が高く、また振動などが生じた場合には、
映像検出部4の映像検出部にブレ映像が生じ、正確な映
像が得られなくなる。さらに、雨天の場合などは雨水の
飛散が映像検出部4の前面に同じく水滴として付着し、
正確な映像が得られなくなるなどの問題がある。
【0017】そこで、図5に示すように、映像検出部4
の冷却及び保護はエアブロワ10から吐出したエアがブ
ロワダクト11を通り、映像検出部4の側面より入り、
映像検出部4の筐体内部の全周に行きわたり、映像検出
部4の強化ガラス窓18の周囲から矢印のエアの吹き出
し方向にエアが放出される。このエアの作用により映像
検出部4の内部は冷却され、映像検出部4の機器は健全
性が保たれるとともに、防振材の作用と相俟って振動及
び雨水の飛散が防護できる。また、電気ノイズ等の映像
検出部4に与える電気ノイズは映像検出部4の全体が金
属ケースで覆われていることで、シールド効果を奏し、
外乱ノイズは除去でき、さらに映像検出部4の後部に設
けた共通アースライン31により静電気なども除去でき
る構造となっている。検出性向上については、図6に示
すように、太陽光等の影響を防ぐために、走行車両1等
の走行方向に対し、平行に遮光板12を立設し、映像検
出部4の先端部が遮光板12に入る程度挿入し、また映
像検出部4と走行車両1の反対側に同じく遮光板12を
配置し、反対側から入る外乱光等の影響により映像が乱
れないような保護構造としている。
【0018】なお、図6には走行車両1等の油面検査窓
検出用の投受光器を走行車両1等の機械系駆動部2にあ
る各油面検査窓の映像を移動している状態で、高精度で
油面検査窓3の映像のみを捉えることができるタイミン
グ同期付きのシャッターCCDカメラ16の同期通過信
号として検出できる投受光器が設けられている。すなわ
ち、図7はその構造,機能を示し、走行車両1等の映像
検出部4の反対側に設置されたレーザー光源等の投光器
13は小径光源となるように、投光器先端にレンズ及び
スリット板を設け、高出力の投射光26として受光器1
4に入射させる。受光器14では、他の外乱光の影響を
受けないように、誤動作を防ぐ光学フィルターを前面に
設け、各走行車両1のみ通過したときの瞬間の光信号を
高精度にて受光し、その信号を映像検出部4の信号ケー
ブル5にある中継器25に送り、タイミング同期付きの
シャッターCCDカメラに油面検査窓3の映像のみを撮
像する同期信号を出す。
【0019】最後に、図8は映像検出部の校正器を示
す。すなわち、映像検出部4の校正器は高輝度発光紫外
線ランプの寿命,損傷等を検査し、またランプを交換す
る時期を知らせるためのもので、その作用は、映像検出
部4を定時ごとに映像検出部4の前面にある紫外線ラン
プ校正兼用前面フード19の内側の紫外線蛍光発光板2
1と映像検出部4の内部に設けられた紫外線校正兼前面
開閉駆動機器22で校正される。すなわち、通常の映像
検査を行っている場合は、紫外線ランプ校正兼用前面フ
ード19は、同図(A)に示すように、全開となってい
るが、校正時には、同図(B)に示すように、紫外線発
光板21を映像検出部4のCCDカメラと高輝度発光紫
外線ランプの前面に来るように、紫外線校正兼用前面開
閉駆動機器22で自動開閉操作の閉操作を行い、それと
同時にエアの吹き出しも停止するように光学機器コント
ロールユニット17にて映像検出部4と連動を採ってい
る。また、校正器で得た結果に対して発光量が低下する
と、CCDカメラの絞りを自動調整し、適切な光量とな
るようにフィードバック機能を持って健全性を確保する
ことができる。さらに紫外線ランプが切れている場合に
は、発光量が得られないことから、ランプ切れを検査係
員へ知らせる警報信号を出力することができる。
【0020】上記の各構造による作用効果を請求項ごと
に整理すると下記のようになる。 (1)請求項1においては、各走行車両に取り付けられ
た潤滑油タンクの油面検査窓に対し離れた位置から油面
検査窓の油面に対し高輝度発光紫外線ランプから照射さ
れた紫外線で潤滑油に発光作用を与え、油面検査窓の油
面発光面の明るく写った被写体をタイミング同期付きシ
ャッターCCDカメラで撮り、その映像を油面検出処理
部にて画像処理し、油面窓に写る油面高さから油量を定
量的に求める。さらに、その油面映像から油面検査窓の
汚れに対しても、油面の発光面の変形等の抽出映像から
油面検査窓の状態を屋内に設置された検出処理部で判定
し、油面判定表示部に警報表示する。したがって、請求
項1の発明によれば、軌道あるいは路面を走行する車両
等の油タンクの油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確
に検知することができる省人省力的かつ経済的な移動体
の油面検知装置であって、油面検査窓の汚れを検出処理
部で判定し油面判定表示部に警報表示することができ
る。
【0021】(2)請求項2においては、防護性及び検
出性向上の機能は映像検出部が屋外配置された環境のも
とにある関係上、防護面では映像検出部をエアで冷却
し、また風圧に関しては遮光板の風圧防止兼用作用によ
り遮風することができ、雨水の侵入は映像検出部にエア
ブロワから送り込まれるエアがブロワダクトを経て映像
検出部の前面より吐き出すことでこれを防止する。電気
ノイズなどは映像検出部全体を金属ケースのシールド材
で覆われた構造とし、筐体には、発生する静電気を除去
する共通アースライン構造が付設されている。検出性向
上については映像検出部を太陽光等の外乱光による影響
をなくするために、太陽光を遮光する遮光板を高速走行
車両の走行方向の左右に配置し、風圧防止を兼ねる構造
とし、油面検知装置の高機能化を行っている。したがっ
て、請求項2の発明によれば、軌道あるいは路面を走行
する車両等の油タンクの油面を1台ごとに遠隔的に迅速
かつ正確に検知することができる省人省力的かつ経済的
な車両の油面検知装置であって、映像検出部を空冷し、
また風圧は遮光板の風圧防止兼用作用により遮風し、雨
水の侵入は映像検出部にエアブロワから送り込まれるエ
アがブロワダクトを経て映像検出部の前面より吐き出す
ことで防止し、電気ノイズなどは映像検出部全体が金属
ケースのシールド材で覆った構造とし、筐体に発生する
静電気は共通アースラインで除去するとともに、検出性
を向上し、太陽光等の外乱光による影響を除去し、風圧
を低減して油面検知装置の高機能化を図ることができ
る。
【0022】(3)請求項3においては、軌道あるいは
路面を走行する車両等の機械系駆動部にある基準のポイ
ントを選定してターゲットとし、通過点が各油面検査窓
の映像と一致するよう調整し、車両の走行中の状態で油
面検査窓の映像を静止画として撮ることができる投受光
器を設け、投光器は外乱光に阻害されにくく、また小径
の光源にしたことにより走行車両の通過検出誤差のない
レーザー光源等の投光器として作用し、受光器は他の外
乱光による誤動作を防ぐ光学フィルターを前面に設け、
抽出する光源波長のみの光源を検出し、走行車両のみ通
過時の光信号を受光器にて受光する。したがって、請求
項3によれば、軌道あるいは路面を走行する車両等の油
タンクの油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知
することができる省人省力的かつ経済的な車両の油面検
知装置であって、走行車両等の機械系駆動部にある基準
のポイントを選定しターゲットとし、通過点が各油面検
査窓の映像と一致するよう調整し、車両の走行中の状態
で油面検査窓の映像を静止画として撮ることができる投
受光器により外乱光に阻害されにくく、受光器は他の外
乱光による誤動作を防ぎ抽出する光源波長のみの光源を
検出し、走行車両のみ通過時の光信号を受光器にて受光
することができる。
【0023】(4)請求項4においては、映像検出部の
前面にある紫外線ランプ校正兼用の前面フードの内面に
取り付けられた紫外線発光板が高輝度発光紫外線ランプ
から照射された紫外線光により発光し、その発光強度を
CCDカメラで撮り、その明るさに強度を画像処理し、
高輝度発光紫外線ランプの寿命及び損傷などを検査結果
として油面検出処理部が出力する。また、高輝度紫外線
ランプの校正間隔は定時ごとに行われ、紫外線ランプ校
正兼用前面フードを光学機器コントロールユニットで開
閉操作し、校正は紫外線ランプ校正兼用前面フードが閉
じているときに行われ、校正時にはエアブロワによる対
環境の防護処置は行わないようにする。したがって、請
求項4の発明によれば、上記紫外線ランプの照射強度の
経時的低下を補償するようにしたことにより、軌道ある
いは路面を走行する車両等の油タンクの油面を1台ごと
に遠隔的に迅速かつ正確に検知することができる省人省
力的かつ経済的な車両の油面検知装置であって、高輝度
発光紫外線ランプの寿命及び損傷などを検査結果として
出力し、高輝度紫外線ランプの校正を定時ごとに行い、
紫外線ランプ校正兼用前面フードを光学機器コントロー
ルユニットで開閉操作し、校正は紫外線ランプ校正兼用
前面フードが閉じているときに行って、校正時にはエア
ブロワによる対環境の防護処置は行わないようにするこ
とができる。
【0024】(5)請求項5においては、請求項2及び
3の協働作用及びその協働効果を奏する。
【0025】(6)請求項6においては、請求項2,3
及び4の協働作用及びその協働効果を奏する。
【0026】したがって、請求項7においては、高輝度
発光紫外線ランプ及びタイミング同期付きCCDカメラ
を振動及び衝撃に対して損傷しないように保護すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】要するに請求項1の発明によれば、軌道
あるいは路面を走行する車両等の移動体に搭載された潤
滑油タンクの油面検査窓を撮像できるタイミング同期付
きのシャッターCCDカメラと同油面検査窓の油の発光
を促す高輝度発光紫外線ランプとを内蔵してなる映像検
出部と、同映像検出部の出力信号により同油面検査窓の
油面の映像を画像処理しその油面高さに基づいて残留油
量を演算する油面検出処理部とを具えたことにより、軌
道あるいは路面を走行する車両等の油タンクの油面を1
台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知することができる
省人省力的かつ経済的な車両の油面検知装置であって、
油面検査窓の汚れを検出処理部で判定し油面判定表示部
に警報表示するから、本発明は産業上極めて有益なもの
である。
【0028】請求項2の発明によれば、請求項1におい
て、その映像検出部を空冷するエアブロワと、同映像検
出部への風圧及び雨水の侵入防止構造と、同映像検出部
への太陽光等の外乱光を遮光する遮光板とを具えたこと
により、軌道あるいは路面を走行する車両等の油タンク
の油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知するこ
とができる省人省力的かつ経済的な車両の油面検知装置
であって、映像検出部を空冷し、また風圧は遮光板の風
圧防止兼用作用により遮風し、雨水の侵入は映像検出部
にエアブロワから送り込まれるエアがブロワダクトを経
て映像検出部の前面より吐き出すことで防止し、電気ノ
イズなどは映像検出部全体が金属ケースのシールド材で
覆った構造とし、筐体に発生する静電気は共通アースラ
インで除去するとともに、検出性を向上し、太陽光等の
外乱光による影響を除去し、風圧を低減して油面検知装
置の高機能化を図ることができるので、本発明は産業上
極めて有益なものである。
【0029】請求項3によれば、請求項1において、そ
の各油面検査窓の映像の移動状態を撮像するための通過
信号となる投受光器であって小径光源を有し外乱光を受
けにくくするレーザー光源等の投光器と、外乱光による
誤動作を防ぐ光学フィルターを前面に設け移動体が通過
したときのみ光信号を高精度で受光する受光器とを具え
たことにより、軌道あるいは路面を走行する車両等の油
タンクの油面を1台ごとに遠隔的に迅速かつ正確に検知
することができる省人省力的かつ経済的な車両の油面検
知装置であって、走行車両等の機械系駆動部にある基準
のポイントを選定しターゲットとし、通過点が各油面検
査窓の映像と一致するよう調整し、車両の走行中の状態
で油面検査窓の映像を静止画として撮ることができる投
受光器により外乱光に阻害されにくく、受光器は他の外
乱光による誤動作を防ぎ抽出する光源波長のみの光源を
検出し、走行車両のみ通過時の光信号を受光器にて受光
するから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0030】請求項4によれば、軌道あるいは路面を走
行する車両等にそれぞれ搭載された潤滑油タンクの油面
検査窓を撮像するタイミング同期付きのシャッターCC
Dカメラと、同油面検査窓の油の発光を促す高輝度発光
紫外線ランプと、上記CCDカメラ及び紫外線ランプの
光学的制御を行う光学機器コントロールユニットとから
なる映像検出部の筐体において、その前端開口を遠隔操
作により所要の開度に跳ね上げ式に開閉し、内面に紫外
線蛍光発光板が貼着されている紫外線ランプ校正を兼ね
たフードを具え、同フードの全閉時に同紫外線蛍光発光
板により上記紫外線ランプからの紫外線を反射して上記
CCDカメラに入射し、同CCDカメラにより検出され
た受光レベルに基づいて同CCDカメラの受光感度を高
めることにより、上記紫外線ランプの照射強度の経時的
低下を補償するようにしたことにより、軌道あるいは路
面を走行する車両等の油タンクの油面を1台ごとに遠隔
的に迅速かつ正確に検知することができる省人省力的か
つ経済的な車両の油面検知装置であって、高輝度発光紫
外線ランプの寿命及び損傷などを検査結果として出力
し、高輝度紫外線ランプの校正を定時ごとに行い、紫外
線ランプ校正兼用前面フードを光学機器コントロールユ
ニットで開閉操作し、校正は紫外線ランプ校正兼用前面
フードが閉じているときに行って、校正時にはエアブロ
ワによる対環境の防護処置は行わないようにするから、
本発明は産業上極めて有益なものである。
【0031】請求項5によれば、請求項2において、請
求項3を具えたことにより、請求項2及び3の協働効果
を奏するから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【0032】請求項6によれば、請求項2において、請
求項3及び4を具えたことにより、請求項2,3及び4
の協働効果を奏するから、本発明は産業上極めて有益な
ものである。
【0033】請求項7によれば、請求項2において、高
輝度発光紫外線ランプとCCDカメラの下部に防振材を
設けたことにより、振動,衝撃に対して弱い高輝度発光
紫外線ランプ及びタイミング周期付きCCDカメラを損
傷しないように保護する移動体の油面検知装置を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す軌道車両の全体斜視
図である。
【図2】図1の油面検知装置の原理を示す説明図であ
る。
【図3】図1の映像検出部の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す全体斜視図である。
【図5】図4の映像検出部及びエアブロアを示す拡大図
である。
【図6】本発明の第3実施例を示す全体斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す全体斜視図である。
【図8】図3の映像検出部の変形例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の油面検出装置を示す縦断面図である。
【図10】従来の高輝度紫外線ランプの点灯時間による
紫外線強度の低下を示す線図である。
【符号の説明】
1 車両 2 機械系駆動部 3 油面検査窓 4 映像検出部 5 信号ケーブル 6 油面検出処理部 7 油面判定表示部 8 屋外 9 測定室 10 エアブロワ 11 ブロワダクト 12 遮光板 13 レーザ光源等の投光器 14 受光器 15 高輝度発光紫外線ランプ 16 タイミング同期付きのシャッターCCDカメラ 17 光学機器コントロールユニット 18 強化ガラス窓 19 紫外線ランプ校正兼用前面フード(フード) 20 エアの吹き出し方向 21 紫外線蛍光発光板(蛍光発光板) 22 紫外線ランプ校正兼前面フード開閉駆動機器 23 発光油面 24 油面高さ 25 中継器 26 投射光 27 潤滑油 28 目視 29 塵埃等付着物 30 防振材 31 共通アースライン 32 筐体 33 レール(軌道)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 吉太郎 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 谷田部 弘 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道あるいは路面を走行する車両等の移
    動体に搭載された潤滑油タンクの油面検査窓を撮像でき
    るタイミング同期付きのシャッターCCDカメラと同油
    面検査窓の油の発光を促す高輝度発光紫外線ランプとを
    内蔵してなる映像検出部と、同映像検出部の出力信号に
    より同油面検査窓の油面の映像を画像処理しその油面高
    さに基づいて残留油量を演算する油面検出処理部とを具
    えたことを特徴とする移動体の油面検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、その映像検出部を空
    冷するエアブロワと、同映像検出部への風圧及び雨水の
    侵入防止構造と、同映像検出部への太陽光等の外乱光を
    遮光する遮光板とを具えたことを特徴とする移動体の油
    面検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、その各油面検査窓の
    映像の高速移動状態を撮像するための通過信号となる投
    受光器であって小径光源を有し外乱光を受けにくくする
    レーザー光源等の投光器と、外乱光による誤動作を防ぐ
    光学フィルターを前面に設け移動体が通過したときのみ
    光信号を高精度で受光する受光器とを具えたことを特徴
    とする移動体の油面検知装置。
  4. 【請求項4】 走行車両にそれぞれ搭載された潤滑油タ
    ンクの油面検査窓に対し離れた路面の側方位置から同油
    面検査窓を撮像するタイミング同期付きのシャッターC
    CDカメラと、同油面検査窓の油の発光を促す高輝度発
    光紫外線ランプと、上記CCDカメラ及び紫外線ランプ
    の光学的制御を行う光学機器コントロールユニットとか
    らなる映像検出部の筐体において、その前端開口を遠隔
    操作により所要の開度に跳ね上げ式に開閉し、内面に紫
    外線蛍光発光板が貼着されている紫外線ランプ校正を兼
    ねたフードを具え、同フードの全閉時に同紫外線蛍光発
    光板により上記紫外線ランプからの紫外線を反射して上
    記CCDカメラに入射し、同CCDカメラにより検出さ
    れた受光レベルに基づいて同CCDカメラの受光感度を
    高めることにより、上記紫外線ランプの照射強度の経時
    的低下を補償するようにしたことを特徴とする移動体の
    油面検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、請求項3を具えたこ
    とを特徴とする移動体の油面検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、請求項3及び4を具
    えたことを特徴とする移動体の油面検知装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、高輝度発光紫外線ラ
    ンプとCCDカメラの下部に防振材を設けたことを特徴
    とする移動体の油面検知装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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