JPH0958122A - レーザー光線による発色加工方法 - Google Patents
レーザー光線による発色加工方法Info
- Publication number
- JPH0958122A JPH0958122A JP7242294A JP24229495A JPH0958122A JP H0958122 A JPH0958122 A JP H0958122A JP 7242294 A JP7242294 A JP 7242294A JP 24229495 A JP24229495 A JP 24229495A JP H0958122 A JPH0958122 A JP H0958122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- printing
- color
- processing method
- forming processing
- Prior art date
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- Pending
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多色の塗装または印刷が一回にて済み、加工
時間の大幅な短縮が図れ、そして多色の重ね合わせによ
る膜厚分の段差が生じない、文字、図柄等の発色加工方
法。 【解決手段】 ２色以上の色素を混合したインキにて表
面塗装し、そのうちからレーザー光線にて文字、図柄等
の印字として不要な色素のみを選択的に焼却して希望す
る着色印字を発色加工する。
時間の大幅な短縮が図れ、そして多色の重ね合わせによ
る膜厚分の段差が生じない、文字、図柄等の発色加工方
法。 【解決手段】 ２色以上の色素を混合したインキにて表
面塗装し、そのうちからレーザー光線にて文字、図柄等
の印字として不要な色素のみを選択的に焼却して希望す
る着色印字を発色加工する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、木、合成樹
脂、コンクリーン、鉱物、高分子材料等の平面および歪
曲面をレーザー光線を使用して着色する方法である。
脂、コンクリーン、鉱物、高分子材料等の平面および歪
曲面をレーザー光線を使用して着色する方法である。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、平面および歪曲
面に塗装または印刷により、文字、図柄等の境界線を有
する２色以上の着色加工を行う際は、マスキング、版ま
たは転写媒体を使用し、色数と同回数の塗装または印刷
等を繰り返し行わなければならない。
面に塗装または印刷により、文字、図柄等の境界線を有
する２色以上の着色加工を行う際は、マスキング、版ま
たは転写媒体を使用し、色数と同回数の塗装または印刷
等を繰り返し行わなければならない。
【０００３】これは、前準備の手間や、繰り返し塗装ま
たは印刷、ならびに塗料の乾燥時間が掛かり、色数の増
加にともないより加工時間を要する。また、色数が多く
なる程、重ね合わせによる膜厚分の段差を、文字、図柄
等の表示部との間に生じてしまう。さらにまた、重ね合
わせによる色調の変化が生じ、表面状態が悪くなる。
たは印刷、ならびに塗料の乾燥時間が掛かり、色数の増
加にともないより加工時間を要する。また、色数が多く
なる程、重ね合わせによる膜厚分の段差を、文字、図柄
等の表示部との間に生じてしまう。さらにまた、重ね合
わせによる色調の変化が生じ、表面状態が悪くなる。
【０００４】レーザー光線を使用した文字、図柄等の表
示部の作成も行われている。例えば、レーザー光線によ
り反応（焼却等）させ、照射物を取り除き、下層の色を
露出させる方法があるが、これは下層に塗装または印刷
した色に限定される。
示部の作成も行われている。例えば、レーザー光線によ
り反応（焼却等）させ、照射物を取り除き、下層の色を
露出させる方法があるが、これは下層に塗装または印刷
した色に限定される。
【０００５】単一波長にて反応する反応物質を含んだ物
質に、レーザー光線を照射することにより反応物質を破
壊し、内部の着色剤にて着色する方法は、反応物質が高
価であり、さらに着色剤を反応物に閉じ込めるための高
度な技術が必要とされる。さらには、レーザー光線の照
射にて高温となった反応物質が、周辺物質を反応（発泡
等）させ着色させる方法があるが、これは希望する色に
着色できない欠点を有している。
質に、レーザー光線を照射することにより反応物質を破
壊し、内部の着色剤にて着色する方法は、反応物質が高
価であり、さらに着色剤を反応物に閉じ込めるための高
度な技術が必要とされる。さらには、レーザー光線の照
射にて高温となった反応物質が、周辺物質を反応（発泡
等）させ着色させる方法があるが、これは希望する色に
着色できない欠点を有している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、２色以上の色
素を混合して塗装または印刷し、その混合した色素か
ら、レーザー光線にて文字、図柄等の表示部において選
択的に不要な色素を焼却して、希望する色を残し発色さ
せるものである。
素を混合して塗装または印刷し、その混合した色素か
ら、レーザー光線にて文字、図柄等の表示部において選
択的に不要な色素を焼却して、希望する色を残し発色さ
せるものである。
【０００７】これによって、塗装または印刷は１回で済
み、塗装等の重ね合わせによる膜厚の増加による表示部
の段差の発生を防止し、良好な表面が得られるようにし
たものである。
み、塗装等の重ね合わせによる膜厚の増加による表示部
の段差の発生を防止し、良好な表面が得られるようにし
たものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、文字、図柄等の表示部
の着色として、希望する色素を入れて混合した塗料また
はインキにて、塗装または印刷して表面着色をし、その
後、レーザー光線にて希望する表示部の色素以外の色素
を選択的に焼却し、希望する色素のみを残し、希望する
着色の表示部を作成する。
の着色として、希望する色素を入れて混合した塗料また
はインキにて、塗装または印刷して表面着色をし、その
後、レーザー光線にて希望する表示部の色素以外の色素
を選択的に焼却し、希望する色素のみを残し、希望する
着色の表示部を作成する。
【０００９】このレーザー光線の照射にあたっては、電
流（Ａ）、マーキングスピード（ＳＰ）、周波数（Ｐ
Ｕ）を適当に調整し行う。
流（Ａ）、マーキングスピード（ＳＰ）、周波数（Ｐ
Ｕ）を適当に調整し行う。
【００１０】
【実施例】ポリカーボネート樹脂板１に、下地として白
色インキをシルク印刷にてベタ印刷しベース２とした。
色インキをシルク印刷にてベタ印刷しベース２とした。
【００１１】その上に、黒色インキ（縦線）１００重量
部に青色インキ（横線）０．１重量部を添加した混合イ
ンキを用いてシルク印刷した。
部に青色インキ（横線）０．１重量部を添加した混合イ
ンキを用いてシルク印刷した。
【００１２】乾燥後に、電流８．５Ａ、マーキングスピ
ード２００ｍｍ／ｓ、周波数１０ＫＨｚに設定したレー
ザー光線にて照射し、文字、図柄等の印字を行ったとこ
ろ、青色（横線）に着色された印字３を得た。
ード２００ｍｍ／ｓ、周波数１０ＫＨｚに設定したレー
ザー光線にて照射し、文字、図柄等の印字を行ったとこ
ろ、青色（横線）に着色された印字３を得た。
【００１３】次に、青色インキに代え赤色インキを、黒
色インキに同一割合で混合し、同様にレーザー印字を行
ったところ、赤色に着色された印字を得た。
色インキに同一割合で混合し、同様にレーザー印字を行
ったところ、赤色に着色された印字を得た。
【００１４】
【発明の効果】このようにして１回の塗装または印刷に
て行えるので、従来のように塗料調合、印刷、そして乾
燥といった工程の繰り返しがないので、加工時間の大幅
な短縮が図れ、また複数色の重ね合わせによる膜厚分の
段差が生じることもなく良好な表面状態が得られる。従
来のレーザー加工のように、反応物質、着色剤が不要な
ので廉価であり、そして製作後であっても、いつでもレ
ーザー印字あるいはその変更が可能であるので有利であ
る。
て行えるので、従来のように塗料調合、印刷、そして乾
燥といった工程の繰り返しがないので、加工時間の大幅
な短縮が図れ、また複数色の重ね合わせによる膜厚分の
段差が生じることもなく良好な表面状態が得られる。従
来のレーザー加工のように、反応物質、着色剤が不要な
ので廉価であり、そして製作後であっても、いつでもレ
ーザー印字あるいはその変更が可能であるので有利であ
る。
【図１】表示部平面図
１ 樹脂板 ２ ベース ３ 印字
Claims (2)
- 【請求項１】 ２色以上の色素を混合してなるインキに
て表面塗装または印刷して地色とし、その後にレーザー
光線にて印字として希望する色素以外の色素を選択的色
素焼却を行い、希望する色素を発色、着色させて文字、
図柄等の着色印字をするレーザー光線による発色加工方
法。 - 【請求項２】 白色塗料またはインキにてベース塗装ま
たは印刷したのちに、請求項１に記載の発色加工を行う
レーザー光線による発色加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7242294A JPH0958122A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | レーザー光線による発色加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7242294A JPH0958122A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | レーザー光線による発色加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0958122A true JPH0958122A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17087103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7242294A Pending JPH0958122A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | レーザー光線による発色加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0958122A (ja) |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP7242294A patent/JPH0958122A/ja active Pending
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