JPH0957607A - 遊戯機用被研磨物研磨材 - Google Patents

遊戯機用被研磨物研磨材

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JPH0957607A
JPH0957607A JP13269795A JP13269795A JPH0957607A JP H0957607 A JPH0957607 A JP H0957607A JP 13269795 A JP13269795 A JP 13269795A JP 13269795 A JP13269795 A JP 13269795A JP H0957607 A JPH0957607 A JP H0957607A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
resin
weight
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leather
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JP13269795A
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English (en)
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Masaru Higashiyama
勝 東山
Akira Nakamura
彰 中村
Kazuo Kagiyama
和男 鍵山
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IZUMI ENTERP KK
San & San kk
Osaka Gas Co Ltd
Osaka Gas Chemicals Co Ltd
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IZUMI ENTERP KK
San & San kk
Osaka Gas Co Ltd
Osaka Gas Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄効果、静電気除去効果および光沢賦与効
果のいずれをも兼ね備えた遊技機用被研磨物研磨材を提
供する。 【構成】 ポリアミド樹脂(宇部興産株式会社製)にピ
ッチ系炭素繊維を複合化した樹脂組成物に、ポリアミド
樹脂(宇部興産株式会社製)を混合し、更に、熱可塑性
樹脂に皮革を複合化した樹脂組成物を混合して遊技機用
被研磨物研磨材を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機用コイン、パチ
ンコ玉等の遊技機用被研磨物を研磨処理する遊技機用被
研磨物研磨材に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコの場合を例にして説明すれば、
約40台を一単位とした、いわゆる島ごととか玉場など
において、使用済みのパチンコ玉を集め、そこに樹脂研
磨材を混入して撹拌しながら移送し、パチンコ玉の表面
に付着した手の脂肪分や汚れ、煙草のやに、更には微小
なゴミを研磨によって除去し、しかる後に、パチンコ装
置や玉貸し機に戻すようにしている。そして、その樹脂
研磨材として、従来、パチンコ玉自体の表面を傷つけな
い程度の表面硬度(ロックウエルR118〜R120)
を有する、主にポリアミド系(ナイロン系)の熱可塑性
樹脂を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性樹脂は、洗浄効果には優れているが、上述した研磨処
理の際に、パチンコ玉や遊技機用コインと樹脂研磨材と
の接触に伴って3〜10キロボルトの静電気が発生し、
更に、パチンコ装置やコイン型遊技機や玉貸機への移送
の際に、パチンコ玉や遊技機用コインそれぞれどうしの
接触に伴っても静電気が発生し、そのようなパチンコ玉
や遊技機用コインを遊技者が触ったときに手との間で放
電を起こし、手に痛みを感じるなど、遊技者に不快感を
与える欠点があった。
【0004】また、静電気の発生に伴って、パチンコ玉
や遊技機用コインの静電気の帯電量が大きくなると、研
磨処理後における移送途中で浮遊している微小なゴミが
付着しやすくなり、研磨処理による再生効果が低減し、
付着したゴミをパチンコ装置やコイン型遊技機内に持ち
込み、動作不良を起こしやすくなる欠点があった。
【0005】また、近年の遊技機では、大半がマイクロ
コンピュータを取り付けており、発生した大きい静電気
に起因してマイクロコンピュータの誤動作を招く虞があ
るため、精度の高い電磁シールド対策が必要となって、
高価になる欠点があった。
【0006】そこで、熱可塑性樹脂及び熱可塑性樹脂に
炭素繊維等の導電性成分を複合化した樹脂組成物の混合
物が最近では用いられているが、このような混合物は、
洗浄効果および静電気除去効果には優れているが、研磨
処理によってパチンコ玉や遊技機用コインの光沢を出す
ことが不十分であり、改善が望まれている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、洗浄効果、静電気除去効果および光沢
賦与効果のいずれをも兼ね備えた遊技機用被研磨物研磨
材を提供できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の遊
技機用被研磨物研磨材は、熱可塑性樹脂に導電性成分を
複合化した樹脂組成物、熱可塑性樹脂に皮革を複合化し
た樹脂組成物、および、熱可塑性樹脂を混合して構成す
る。
【0009】ここで複合化するとは、各成分が物理的に
一体となって一個の粒子を形成させることを意味する。
本発明に用いる皮革としては、合成皮革、人工皮革、天
然皮革等いかなる物も用いることができる。
【0010】熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂組成
物は、上記皮革(合成皮革、人工皮革、天然皮革)およ
び熱可塑性樹脂を、押し出し機、ニーダー、カレンダー
ロール、バンバリーミキサー等を用いて混練し、ペレタ
イズすることによって得ることができる。
【0011】導電性成分としては、ピッチ系、ポリアク
リルニトリル(PAN)系、フェノール系およびセルロ
ース系等の炭素繊維、スチール、ステンレス、銅および
ニッケル等の金属繊維、酸化亜鉛、導電性チタン酸カリ
ウムおよび黒鉛等のウィスカーおよびカーボンブラック
等の粉体を用いることができる。熱可塑性樹脂に導電性
成分を複合化した樹脂組成物は、上記の導電性成分およ
び熱可塑性樹脂を押し出し機、ニーダー、カレンダーロ
ール、パンパリーミキサー等を用いて混練し、ペレタイ
ズすることによって得ることができる。
【0012】前記熱可塑性樹脂としては、ナイロン6、
ナイロン66、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアセ
タール、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフ
ェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
アリレート、ポリエーテルベンジレン、ポリエーテルケ
トン、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリア
ミノビスマレイミド、芳香族ポリアミド、エチレンプロ
ピレン共重合樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エ
チレンアクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル樹脂などいか
なるものも用いることができる。
【0013】熱可塑性樹脂の導電性成分を複合化した樹
脂組成物と熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂組成物
と熱可塑性樹脂との配合比率は、熱可塑性樹脂に皮革を
複合化した樹脂組成物が10重量部〜30重量部、熱可
塑性樹脂に導電性成分を複合化した樹脂組成物が30重
量部〜60重量部、熱可塑性樹脂が10重量部〜60重
量部の範囲が好ましい(請求項2)。
【0014】熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂組成
物が10重量部より少ないと光沢賦与効果が十分でな
く、30重量部をこえると洗浄効果および静電気除去効
果が十分でない。また、熱可塑性樹脂に導電性成分を複
合化した樹脂組成物が30重量部より少ないと静電気除
去効果が十分でなく、60重量部をこえると研磨性がは
なはだしくなって光沢が不十分となる。そして、熱可塑
性樹脂が10重量部より少ないと洗浄効果が十分でな
く、60重量部をこえると静電気除去効果、光沢が不十
分となる。
【0015】本発明は、遊技機用コインまたはパチンコ
玉などの遊技機用被研磨物に適用される(請求項3、請
求項4)。
【0016】本明細書で言う研磨とは、被研磨物の表面
の錆を除去するだけでなく、単に、被研磨物の表面に付
着した手垢等の汚れを除去する場合も含む。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明の遊技機用被研磨物研磨材
の構成によれば、熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂
組成物によって、その皮革が有効に作用してツヤを出せ
るという光沢賦与効果をもたらし、また、熱可塑性樹脂
に導電性成分を複合化した樹脂組成物によって静電気除
去効果を発揮させ、そして、熱可塑性樹脂によって洗浄
効果と静電気除去効果とを発揮させ、光沢賦与効果、洗
浄効果および静電気除去効果のいずれをも発揮させるこ
とができる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】先ず、本発明の遊技機用被研磨物研磨材を
用いる玉磨装置の一例について説明すれば、図1は玉磨
装置の全体斜視図であり、1は、遊技機用被研磨物とし
てのパチンコ玉P…を研磨処理する研磨機を示し、左右
の取り入れ口2,2から供給されるパチンコ玉P…を樹
脂研磨材(ペレット)と混入した状態で研磨処理するよ
うに構成されている。
【0020】研磨機1には、研磨処理後のパチンコ玉P
…を樹脂研磨材とともに揚送する研磨機リフト3と、投
入口4から投入される樹脂研磨材を供給する供給筒5と
が連通接続されている。
【0021】研磨機1上には、樹脂研磨材を清浄化する
清浄機6と集塵ボックス7とが設けられ、研磨機リフト
3上において研磨処理後のパチンコ玉P…と分離された
樹脂研磨材を落下供給し、研磨処理に伴って樹脂研磨材
に付着した手の脂肪分や汚れ、煙草のやに、ゴミを除去
し、樹脂研磨材を清浄化してから研磨機1に戻すように
構成されている。
【0022】図中8は、研磨処理後のパチンコ玉P…の
はき出し口を示している。また、図中9は集塵装置を示
し、この集塵装置9に、清浄機6および研磨機リフト3
の上部それぞれが集塵ホース10を介して連通接続され
るとともに、吸気ホース(図示せず)を介してコンプレ
ッサー11が連通接続され、一連の研磨処理に伴って浮
遊しているゴミを吸引除去するように構成されている。
【0023】研磨機1は、図2の要部の一部切欠側面
図、および、図3の一部切欠平面図それぞれに示すよう
に、ケーシング12内にスクリューコンベア13を設け
るとともに、そのスクリューコンベア13に電動モータ
14を連動連結して構成され、樹脂研磨材とパチンコ玉
P…とを混入した状態で攪拌しながら移送するに伴って
樹脂研磨材とパチンコ玉P…とを互いに接触させ、パチ
ンコ玉P…の表面に付着した手の脂肪分や汚れ、煙草の
やに、ゴミを除去するようになっている。
【0024】遊技機用コインの研磨装置における研磨機
部分についても前述玉磨装置の研磨機1とほぼ同様に構
成されている。
【0025】
【表1】
【0026】(実施例1)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にピッチ系炭
素繊維(ドナカーボ:株式会社ドナック製)15重量部を
複合化した直径が3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状の樹脂
組成物30重量部に、直径 3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状
のポリアミド樹脂(宇部興産株式会社製)40重量部を混
合し、更に、ポリエチレン樹脂(三菱油化株式会社製)
85重量部に皮革(天然皮革中のコラーゲン質を微粉化し
たもの)15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが
3.0mmの円柱状の樹脂組成物30重量部を混合して遊技機
用被研磨物研磨材を作製し、その遊技機用被研磨物研磨
材10kgを用い、中京遊技製玉磨装置において直径11mm±
0.2mmのパチンコ玉(鋼球)5000個を投入し、7時間研
磨処理を行い、その研磨処理中において集電式電位測定
装置(KS−525型:春日電機株式会社製)を用いて
静電気発生量を測定するとともに7時間研磨処理後にパ
チンコ玉(鋼球)を取り出し光沢の測定を行った。光沢
の測定はシコマックシステム20(住友化学株式会社
製)を用い、一定の光源を投射したときの反射率の測定
を行った。静電気発生量は、− 0.5キロボルトであり、
反射率は、短波長側( 400nm〜 500nm:光沢が顕著に表
れる領域)で58%であった。
【0027】(実施例2)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にPAN(ポ
リアクリルニトリル)系炭素繊維(トレカ:東レ株式会
社製)15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが 3.0
mmの円柱状の樹脂組成物30重量部に、直径3.0mmで長さ
が 3.0mmの円柱状のポリアミド樹脂(宇部興産株式会社
製)40重量部を混合し、更に、ポリエチレン樹脂(三菱
油化株式会社製)85重量部に皮革(天然皮革中のコラー
ゲン質を微粉化したもの)15重量部を複合化した直径が
3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状の樹脂組成物30重量部を
混合して遊技機用被研磨物研磨材を作製し、その遊技機
用被研磨物研磨材10kgを用い、実施例1と同様の試験お
よび測定を行った。静電気発生量は− 0.5キロボルトで
あり、反射率は59%であった。
【0028】(実施例3)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にピッチ系炭
素繊維15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが 3.0
mmの円柱状の樹脂組成物60重量部に、直径 3.0mmで長さ
が 3.0mmのポリアミド樹脂(宇部興産株式会社製)30重
量部を混合し、更に、ポリエチレン樹脂(三菱油化株式
会社製)85重量部に皮革(天然皮革中のコラーゲン質を
微粉化したもの)15重量部を複合化した直径が 3.0mmで
長さが 3.0mmの円柱状の樹脂組成物10重量部を混合して
遊技機用被研磨物研磨材を作製し、その遊技機用被研磨
物研磨材10kgを用い、実施例1と同様の試験および測定
を行った。静電気発生量は− 0.5キロボルトであり、反
射率は55%であった。
【0029】(実施例4)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にピッチ系炭
素繊維15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが 3.0
mmの円柱状の樹脂組成物40重量部に、直径 3.0mmで長さ
が 3.0mmの円柱状のポリアミド樹脂(宇部興産株式会社
製)40重量部混合し、更に、ポリエチレン樹脂(三菱油
化株式会社製)80重量部に皮革(天然皮革中のコラーゲ
ン質を微粉化したもの)20重量部を複合化した直径が
3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状の樹脂組成物30重量部を
混合して遊技機用被研磨物研磨材を作製し、その遊技機
用被研磨物研磨材10kgを用い、実施例1と同様の試験お
よび測定を行った。静電気発生量は− 0.7キロボルトで
あり、反射率は58%であった。
【0030】(比較例1)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にピッチ系炭
素繊維15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが 3.0
mmの円柱状の樹脂組成物50重量部に、直径 3.0mmで長さ
が 3.0mmの円柱状のポリアミド樹脂(宇部興産株式会社
製)50重量部を混合して遊技機用被研磨物研磨材を作製
し、その遊技機用被研磨物研磨材10kgを用い、実施例1
と同様の試験および測定を行った。静電気発生量は−
0.5キロボルトであり、反射率は30%であった。
【0031】(比較例2)表−1に示すように、直径
3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状のポリアミド樹脂(宇部
興産株式会社製)50重量部に、ポリエチレン樹脂(三菱
油化株式会社製)85重量部に皮革(天然皮革中のコラー
ゲン質を微粉化したもの)15重量部を複合化した直径が
3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状の樹脂組成物50重量部を
混合して遊技機用被研磨物研磨材を作製し、その遊技機
用被研磨物研磨材10kgを用い、実施例1と同様の試験お
よび測定を行った。静電気発生量は−7キロボルトであ
り、反射率は58%であった。
【0032】(比較例3)表−1に示すように、ポリア
ミド樹脂(宇部興産株式会社製)85重量部にピッチ系炭
素繊維15重量部を複合化した直径が 3.0mmで長さが 3.0
mmの円柱状の樹脂組成物50重量部に、ポリエチレン樹脂
(三菱油化株式会社製)85重量部に皮革(天然皮革中の
コラーゲン質を微粉化したもの)15重量部を複合化した
直径が 3.0mmで長さが 3.0mmの円柱状の樹脂組成物50重
量部を混合して遊技機用被研磨物研磨材を作製し、その
遊技機用被研磨物研磨材10kgを用い、実施例1と同様の
試験および測定を行った。静電気発生量は− 0.5キロボ
ルトであり、反射率は35%であった。
【0033】以上のことから、熱可塑性樹脂に皮革を複
合化した樹脂組成物を混合しないもの(比較例1)や、
熱可塑性樹脂を混合しないもの(比較例3)では、いず
れも静電気発生量は抑えることができるものの光沢賦与
効果が低く、また、熱可塑性樹脂に導電性成分を複合化
した樹脂組成物を混合しないもの(比較例2)では、光
沢賦与効果を発揮させることができるものの、静電気発
生量を抑えることができない。これに対して、本発明の
実施例によれば、いずれの実施例も、静電気発生量を抑
えるとともに光沢賦与効果を発揮できている。
【0034】このように、本発明によれば、パチンコ玉
や遊技機用コインの光沢を十分出すことができながら、
研磨処理に起因する静電気発生量を十分低減でき、パチ
ンコ装置やコイン型遊技機や玉貸機に移送する途中で、
パチンコ玉や遊技機用コイン相互の接触によって静電気
が発生したとしても、パチンコ装置やコイン型遊技機や
玉貸機に移送された状態でのパチンコ玉や遊技機用コイ
ンの静電気の帯電量を良好に低減できることが明らかで
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遊戯機用
被研磨物研磨材によれば、熱可塑性樹脂に皮革を複合化
した樹脂組成物を、熱可塑性樹脂に導電性成分を複合化
した樹脂組成物および熱可塑性樹脂に混合することによ
って、光沢賦与効果、洗浄効果および静電気除去効果の
いずれをも良好に発揮させることができるから、研磨処
理に起因するパチンコ玉や遊技機用コイン等の遊技機用
被研磨物の帯電を軽減でき、遊技者が不快感を生じるこ
となく光沢のある美麗なパチンコ玉や遊技機用コイン等
によって快適に遊技できるようになった。また、浮遊し
たゴミが遊技機用被研磨物に付着することが少なくな
り、パチンコ装置やコイン型遊技機や玉貸機へのゴミの
持ち込みが少なく、ゴミに起因するパチンコ装置やコイ
ン型遊技機の動作不良発生が低減され、保守点検が楽に
なる利点がある。更に、パチンコ玉や遊技機用コインそ
れぞれどうしの接触に伴う静電気の発生があっても、遊
技機用被研磨物の帯電量を小さくできるから、その放電
によってマイクロコンピュータに与える悪影響が少なく
なり、マイクロコンピュータに対する電磁シールドが簡
単になり、パチンコ装置やコイン型遊技機を安価に製作
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉磨装置の全体斜視図である。
【図2】要部の一部切欠側面図である。
【図3】一部切欠平面図である。
【符号の説明】
P…パチンコ玉
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】導電性成分としては、ピッチ系、ポリアク
リルニトリル(PAN)系、フェノール系およびセルロ
ース系等の炭素繊維、スチール、ステンレス、銅および
ニッケル等の金属繊維、酸化亜鉛、導電性チタン酸カリ
ウムおよび黒鉛等のウィスカーおよびカーボンブラック
等の粉体を用いることができる。熱可塑性樹脂に導電性
成分を複合化した樹脂組成物は、上記の導電性成分およ
び熱可塑性樹脂を押し出し機、ニーダー、カレンダーロ
ール、バンバリーミキサー等を用いて混練し、ペレタイ
ズすることによって得ることができる。
フロントページの続き (71)出願人 595083187 長竹 善弘 大阪市平野区加美東一丁目2番30号 (72)発明者 東山 勝 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 中村 彰 大阪市中央区備後町三丁目6番14号 大阪 ガスケミカル株式会社内 (72)発明者 鍵山 和男 大阪市東淀川区西淡路4丁目3番4号 泉 エンタープライズ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂組
    成物、熱可塑性樹脂に導電性成分を複合化した樹脂組成
    物、および、熱可塑性樹脂を混合した遊技機用被研磨物
    研磨材。
  2. 【請求項2】 請求項第1項に記載の熱可塑性樹脂の導
    電性成分を複合化した樹脂組成物と熱可塑性樹脂に皮革
    を複合化した樹脂組成物と熱可塑性樹脂との配合比率
    が、熱可塑性樹脂に皮革を複合化した樹脂組成物が10
    重量部〜30重量部、熱可塑性樹脂に導電性成分を複合
    化した樹脂組成物が30重量部〜60重量部、熱可塑性
    樹脂が10重量部〜60重量部である遊技機用被研磨物
    研磨材。
  3. 【請求項3】 請求項第1項または請求項第2項に記載
    の遊技機用被研磨物がパチンコ玉である遊技機用被研磨
    物研磨材。
  4. 【請求項4】 請求項第1項または請求項第2項に記載
    の遊技機用被研磨物が遊技機用コインである遊技機用被
    研磨物研磨材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103358217A (zh) * 2013-07-19 2013-10-23 中核(天津)机械有限公司 一种细长轴件的自动去毛刺机

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